JP2003164155A - 整流器及び圧電トランスコンバータ - Google Patents

整流器及び圧電トランスコンバータ

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JP2003164155A JP2001363601A JP2001363601A JP2003164155A JP 2003164155 A JP2003164155 A JP 2003164155A JP 2001363601 A JP2001363601 A JP 2001363601A JP 2001363601 A JP2001363601 A JP 2001363601A JP 2003164155 A JP2003164155 A JP 2003164155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイオードで発生する損失が少なく、かつ電流
連続モードで動作する整流器及び圧電トランスコンバー
タを提供する。 【解決手段】圧電トランス1の一対の出力電極にそれぞ
れ接続される第1、第2入力端子A、Bと、負荷9に接
続される第1、第2出力端子C、Dと、第1、第2入力
端子A、B間に直列に接続される第1、第2インダクタ
3、4と、第1入力端子Aにアノードが、第1出力端子
Cにカソードがそれぞれ接続される第1ダイオード6
と、第2入力端子Bにアノードが、第1出力端子Cにカ
ソードがそれぞれ接続される第2ダイオード7と、一端
が第1、第2インダクタ間に接続され、他端が第2出力
端子Dに接続される第3インダクタ5と、第1出力端子
Cと第2出力端子Dの間に接続されたコンデンサ8とを
具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流器及び圧電ト
ランスコンバータに関し、特に、圧電トランスを用いた
スイッチング電源、さらには出力電圧を直流とするコン
バータの高効率化に適した低損失な整流器及び圧電トラ
ンスコンバータに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、地球環境への負荷軽減から、エネル
ギー変換効率の高い電源装置が求められている。また、
各種電子機器の小型化に対応して、家庭用電源から電子
機器(負荷)に電力供給するAC−DCコンバータや、
電子機器内のプリント回路基板上に配置されるDC−D
Cコンバータの小型化及び低背化が重要な問題となって
いる。
【0003】そのような問題を解決する技術として、ス
イッチング電源技術が用いられつつあり、最近では、ス
イッチング電源の変圧器として、高い電力密度を持ち、
小型化及び低背化が容易な圧電トランスを用いること
で、AC−DCコンバータやDC−DCコンバータの小
型化を図る試みが進められている。
【0004】圧電トランスは、電気信号を機械的な弾性
振動に変換して、その弾性振動を電気信号に変換するこ
とで、入力された電圧を降圧又は昇圧する電圧変換を行
うものであり、弾性振動の伝搬損失が小さな構造を見出
すことで、高い変換効率をもつ圧電トランスが得られ
る。
【0005】また、低背化に際しては、電磁トランスで
は小型化による損失の増大が起こるため、小型化しても
高い電力密度が得られる圧電トランスが有効な部品とし
て着目されている。
【0006】さらに、圧電トランスは固有振動数で共振
する弾性振動体のため、特定の周波数を持つ信号しか通
過させないという特徴を持つ。従って、圧電トランスを
用いたコンバータを内蔵した場合、コンバータがノイズ
発生源となりにくいといった利点がある。
【0007】圧電トランスを用いたコンバータの高効率
化には、電磁トランスを用いたコンバータと同様に、半
導体素子にて発生する損失を抑えることが重要となる。
スイッチング電源においては、スイッチにかかる電圧と
流れる電流の位相差をインダクタやコンデンサによって
制御するソフトスイッチング技術を導入するか、もしく
は低損失なスナバー回路を用いることで高効率化が実現
されている。一方、交流信号を直流信号に変換する整流
回路では、整流素子での損失軽減も高効率なコンバータ
を実現する為の重要課題となる。
【0008】従来、一般的な整流器として、図11に示
すようなコンデンサ入力形のブリッジ整流器が知られて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すようなコ
ンデンサ入力形のブリッジ整流器は、整流用ダイオード
111、112、113、114と、平滑用コンデンサ
115を用いて構成されており、コンバータの出力電力
Poは、ブリッジ整流器の入力電圧V2、ダイオード順
方向電圧をVd、出力電流をId、出力電圧をVoとす
ると、 Po=VoId=(2・V2/π−2Vd)Id となる。2VdIdの項は整流器における損失である。
図11に示すブリッジ整流器では、圧電トランス110
からの電流は、A点が正となる半周期では、ダイオード
111、負荷116、ダイオード112を介して圧電ト
ランスに戻り、次のB点が正となる半周期にて、ダイオ
ード113、負荷116、ダイオード114を介して圧
電トランス110に戻り、半周期ごとにダイオードを2
個通る。一般的なダイオードの順方向降下電圧Vdは、
0.7Vである。
【0010】目標とするVoが小さい場合、ブリッジ整
流器での損失が大きくなり、コンバータの効率が低下し
てしまう。近年、機器の動作電圧が低下していることか
ら、降圧形コンバータにおける整流器での損失は重大な
問題となっており、これは、圧電トランスを用いたコン
バータにおいても例外でない。
【0011】このため、従来、圧電トランスコンバータ
の出力整流器として、半周期で電流がダイオードを1個
だけ通過する、図12に示すような、半波形の倍電圧整
流器が知られている。
【0012】この倍電圧整流器では、A点が正の半周期
にて、圧電トランス120からの電流は、ダイオード1
21、負荷124を介して圧電トランス120に戻り、
次のB点が正の半周期にて、ダイオード122を介して
圧電トランス120に戻り、半周期ごとにダイオードを
1個通る。
【0013】このような半波形の倍電圧整流器では、半
周期ごとに電流が通過するダイオードは1個であるた
め、整流器での損失は軽減されるが、ダイオード通過後
の電流が不連続モードとなるため、圧電トランスの効率
が低下してしまうという問題があった。
【0014】ここで、圧電トランスの整流器としては、
ダイオード通過後の電流が連続モードであることが望ま
しい。電流連続モードとは、流れる電流が1周期内で0
(零電流)になる期間がない動作モードであり、一方、
電流不連続モードは流れる電流が1周期内で0(零電
流)になる動作モードである。一般的にダイオード通過
後の電流が不連続モードの場合、非導通期間が生じてし
まう。変圧を行う圧電トランスの振動は連続振動であ
り、非導通期間の存在は圧電トランスの連続振動を抑制
してしまい、圧電トランス自身の効率低下を引き起こ
し、コンバータとしての効率が低下してしまうことにな
る。
【0015】本発明は、ダイオードで発生する損失が少
なく、かつ電流連続モードで動作する整流器及び圧電ト
ランスコンバータを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の整流器は、圧電
トランスの一対の出力電極にそれぞれ接続される第1、
第2入力端子と、負荷に接続される第1、第2出力端子
と、前記第1、第2入力端子間に直列に接続される第
1、第2インダクタと、前記第1入力端子にアノード
が、前記第1出力端子にカソードがそれぞれ接続される
第1ダイオードと、前記第2入力端子にアノードが、前
記第1出力端子にカソードがそれぞれ接続される第2ダ
イオードと、一端が前記第1、第2インダクタ間に接続
され、他端が前記第2出力端子に接続される第3インダ
クタと、前記第1出力端子と前記第2出力端子の間に接
続されたコンデンサとを具備してなるものである。
【0017】本発明の整流器では、半周期で通るダイオ
ードが1個であり、またインダクタを用いることで、ダ
イオード通過後の電流を連続モードにすることができる
ことから、整流器での損失が小さく、回路を接続するこ
とによる圧電トランスの効率低下が小さい整流器が得ら
れる。
【0018】即ち、圧電トランスの一方の出力電極から
出力された交流電圧が、ダイオード、インダクタ及びコ
ンデンサを介することにより、整流、平滑化され、直流
の電流及び電圧にすることができる。このとき、圧電ト
ランスの出力側にそれぞれ設けたダイオードとインダク
タにより、圧電トランスには、一方の出力電極から他方
の出力電極に流れる電流と、他方の出力電極から一方の
出力電極に流れる電流とが交互に存在し、常時圧電トラ
ンスに連続した電流が流れ、圧電トランスの駆動を抑制
することがなく、これにより、圧電トランスの効率低下
を抑制することができる。
【0019】また、一方の出力電極から他方の出力電極
に流れる電流と、他方の出力電極から一方の出力電極に
流れる電流は、それぞれ一つのダイオードを交互に流れ
るため、従来のブリッジ整流器よりも電流が流れるダイ
オード数が少なく、このためダイオードでの損失を小さ
くできる。
【0020】また、本発明の整流器は、圧電トランスの
一対の出力電極にそれぞれ接続される第1、第2入力端
子と、負荷に接続される第1、第2出力端子と、前記第
1、第2入力端子間に直列に接続される第1、第2イン
ダクタと、前記第1入力端子にドレインが、前記第1出
力端子にソースが、前記第2入力端子にゲートがそれぞ
れ接続される第1FETと、前記第2入力端子にドレイ
ンが、前記第1出力端子にソースが、前記第1入力端子
にゲートがそれぞれ接続される第2FETと、一端が前
記第1、第2インダクタ間に接続され、他端が前記第2
出力端子に接続される第3インダクタと、前記第1出力
端子と前記第2出力端子の間に接続されるコンデンサと
を具備してなるものである。FETはダイオードと比べ
て十分低損失であることから、さらに効率向上を図るこ
とができる。
【0021】さらに本発明の整流器では、第1、第2イ
ンダクタは一つの共用インダクタで構成されており、該
共用インダクタと第3インダクタは、一つの磁性体上に
導線を巻回して構成されていることが望ましい。第1、
第2インダクタは一つの共用インダクタで構成し、この
共用インダクタと、第3インダクタを1つの磁性体上に
構成することができるため、整流器の小型化が図れ、圧
電トランスコンバータとしての小型化を実現できる。
【0022】また、本発明のDC−DC圧電トランスコ
ンバータは、直流電源電圧を高周波交流電圧に変換する
インバータ部と、該インバータ部からの高周波交流電圧
の電圧変換を行う圧電トランスと、該圧電トランスから
出力される高周波交流電圧を直流電圧に変換する上記し
た整流器と、該整流器からの出力電圧を検出する出力電
圧検出部と、出力電圧に基づいて前記インバータ部を制
御する制御部とを具備することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明のAC−DC圧電トランス
コンバータは、交流電源電圧を直流電圧に整流平滑化す
る1次整流器と、該1次整流器からの直流電圧を高周波
交流電圧に変換するインバータ部と、該インバータ部か
らの高周波交流電圧の電圧変換を行う圧電トランスと、
該圧電トランスから出力される高周波交流電圧を直流電
圧に変換する上記した整流器と、該整流器からの出力電
圧を検出する出力電圧検出部と、出力電圧に基づいて前
記インバータ部を制御する制御部とを具備することを特
徴とする。
【0024】本発明のDC−DC圧電トランスコンバー
タやAC−DC圧電トランスコンバータでは、整流器
が、上記したように、ダイオード等の整流素子で発生す
る損失は少なく、かつ電流連続モードで動作し、圧電ト
ランスの効率が大きいため、圧電トランスコンバータの
効率を向上することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】 図1に本発明の圧電トランスコ
ンバータ用の整流器を示す。本発明の整流器は、圧電ト
ランス1の一対の出力電極にそれぞれ接続される第1入
力端子A及び第2入力端子Bと、負荷9に接続される第
1出力端子C及び第2出力端子Dと、第1入力端子Aと
第2入力端子Bの間に直列に配置される第1インダクタ
3、第2インダクタ4とを有している。第1インダクタ
3と第2インダクタ4は、後述するように、共用インダ
クタ2により構成されていることが望ましい。
【0026】第1インダクタ3と第2インダクタ4の間
を中点Oとすると、これらのインダクタ3、4の合計イ
ンダクタンスをL1とすると、A−O間の第1インダク
タ3でL1/2のインダクタンスを、B−O間の第2イ
ンダクタ4でL1/2のインダクタンスを有している。
なお、負荷9は一般に電子機器である。
【0027】第1ダイオード6のアノードは第1入力端
子Aに、第2ダイオード7のアノードは第2入力端子B
に接続し、第1ダイオード6のカソード及び第2ダイオ
ード7のカソードが第1出力端子Cに接続され、中点O
には第3インダクタ5の一端を接続し、第2インダクタ
5の他端を第2出力端子Dに接続し、第1出力端子Cと
第2出力端子Dの間にコンデンサ8を接続している。直
列に接続したインダクタ3、4の両端は、第1入力端子
Aと第1ダイオード6との間、第2入力端子Bと第2ダ
イオード7との間に接続されている。
【0028】このような圧電トランスコンバータ用の整
流器では、第1入力端子Aが正、第2入力端子Bが負の
とき、A−O間の第1インダクタ3で入力端子A側が正
で中点O側が負となる。またB−O間の第2インダクタ
4で第2入力端子B側が負で中点O側が正となる。この
場合、出力電流は、第1入力端子A、第1ダイオード
6、第1出力端子C、負荷9、第2出力端子D、第2イ
ンダクタ5、中点O、B−O間の第2インダクタ4の順
に通過して第2入力端子Bに帰還する。
【0029】一方、第1入力端子Aが負、第2入力端子
Bが正のとき、B−O間の第2インダクタ4で、第2入
力端子B側が正、中点O側が負となる。また、A−O間
の第1インダクタ3で、第1入力端子A側が負、中点O
側が正となる。この場合、出力電流は、第2入力端子
B、第2ダイオード7、第1出力端子C、負荷9、第2
出力端子D、第2インダクタ5、中点O、A−O間の第
1インダクタ3を通過して第1入力端子Aに帰還する。
【0030】A―O間の第1インダクタ3を通過する電
流波形を図2にIaとして記載する。一方、B―O間の
第2インダクタ4を通過する電流波形を図2にIbとし
て記載する。
【0031】圧電トランスの出力電極と、本発明の整流
回路の入力端子A、Bを接続した場合、半周期でダイオ
ード6又は7を1個しか通らないため、従来のブリッジ
整流回路と比べて、損失がVdId(ダイオード順方向
降下電圧×出力電流)だけ軽減されることから、コンバ
ータの効率が向上する。
【0032】また、インダクタ3、4及び第3インダク
タ5を入れることで、ダイオード通過後の電流が連続モ
ードになり、圧電トランスの連続振動が維持されること
から、高い効率が維持される。即ち、図2に示すよう
に、第1入力端子A−中点O間の第1インダクタ3に流
れる電流Iaと、第2入力端子B−中点O間の第2イン
ダクタ4に流れる電流Ibをみると、それぞれは不連続
で電流が流れているが、圧電トランスからみると、電流
波形Iaと電流波形Ibを合成した電流が流れており、
圧電トランスからみると連続して電流が流れ、これによ
り圧電トランスの連続駆動を妨げることがなく、高い効
率を得ることができる。
【0033】図3は、本発明の同期整流器を示すもの
で、整流素子として第1ダイオードと第2ダイオードの
代わりに、N型MOSFET15とN型MOSFET1
6を用いている。FETとして、N型MOSFETを用
いたが、P形MOSFETを用いた回路構成でもかまわ
ない。FETは導通時の電圧降下がダイオードよりも小
さいため、ダイオ−ドを用いた整流器である図1よりも
さらに損失が小さくなる。図3をもとに詳細に説明する
と、N型MOSFET15のゲートは第2入力端子B
に、N型MOSFET16のゲートは第1入力端子Aに
接続されている。また、N型MOSFET15のドレイ
ンは第1入力端子A、ソースは第1出力端子Cに接続し
ており、一方、N型MOSFET16のドレインは第2
入力端子B、ソースは第1出力端子Cに接続している。
【0034】入力端子Aが正、入力端子Bが負のとき、
A−O間では、第1入力端子Aが正で中点Oが負とな
り、B−O間では、中点Oが正で第2入力端子Bが負と
なる。入力端子Aが正の時、N型MOSFET16のゲ
ート電圧が正であるため、N型MOSFET16が導通
する。N型MOSFET15のゲート電圧は負であるた
め、N型MOSFET15は導通しない。このとき電流
は、第1入力端子A、A−O間の第1インダクタ12、
中点O、第3インダクタ14、第2出力端子D、負荷1
8、第1出力端子C、N型MOSFET16を通って、
第2入力端子Bに戻る。一方、第2入力端子Bが正、第
1入力端子Aが負のとき、A−O間では、第1入力端子
Aが負で中点Oが正となり、B−O間では、中点Oが負
で第2入力端子Bが正となる。第2入力端子Bが正の
時、N型MOSFET15のゲート電圧が正であるた
め、N型MOSFET15が導通する。N型MOSFE
T16のゲート電圧は負であるため、N型MOSFET
16は導通しない。このとき電流は、第2入力端子B、
B−O間の第2インダクタ13、中点O、第3インダク
タ14、第2出力端子D、負荷18、第1出力端子C、
N型MOSFET15を通って、第1入力端子Aに戻
る。
【0035】図3の整流器においても、インダクタ1
2、13及び第3インダクタ14を入れることで、FE
T15、16通過後の電流が連続モードになり、圧電ト
ランスの連続振動が維持されることから、高い効率が維
持される。
【0036】図1の第1インダクタ3と第2インダクタ
4、及び図3の第1インダクタ12と第2インダクタ1
3は、一つの共用インダクタ2、11を共用して回路的
には2つのインダクタンス成分を形成することが望まし
い。尚、図1、図3には、共用インダクタ2、11の符
号も記載した。
【0037】この共用インダクタ2と第3インダクタ
5、及び図3の共用インダクタ11と第3インダクタ1
4は、図4に示すように、例えば、Eの形をした磁性体
20とIの形をした磁性体21を用いた、一つのEI形
の磁性体上に、2本の導線22と23を巻回することで
構成できる。このとき、直流磁路は、図5に示すように
E形磁性体20の中央部から両端方向へ向い、I形磁性
体21を通ってE形磁性体30の中央部に戻る、もしく
はその反対方向となるように発生する。一方、交流磁路
は、図6に示すようにE形磁性体20の端から中央部を
通らずもう一端へ向い、I形磁性体21を通って端へ戻
るように発生する。E形磁性体20の中央部にエアギャ
ップEを設けているのは、直流磁路の飽和によって流れ
る電流の上限値が小さくなることを防ぐためであり、飽
和しないならばエアギャップを設けなくても良い。
【0038】尚、磁性体を共用した第1インダクタ3、
12、第2インダクタ4、13は、上記図4に示したも
のに限定されるものではない。
【0039】このような整流器では、磁性体20と21
を共用することにより、整流器の小型化、さらにはコン
バータの小型化を実現できる。
【0040】図7は、本発明の整流器を用いたDC−D
C圧電トランスコンバータを示している。
【0041】このDC−DC圧電トランスコンバータ
は、直流電源電圧50を高周波交流信号に変換するイン
バータ部51と、インバータ部51から出力される高周
波交流電圧を昇圧降圧する圧電トランス1と、圧電トラ
ンス1から出力される高周波交流電圧を直流電圧に変換
する、上記した図1の整流器と、負荷9への出力電圧を
検出する出力電圧検出部61と、出力電圧に基づいてイ
ンバータ部51を制御する制御部62とを具備して構成
されている。
【0042】制御部62は、負荷に出力される出力電圧
を一定にする為に、インバータ部51のスイッチング周
波数もしくはスイッチのパルス幅を変更する。
【0043】このような圧電トランスコンバータでは、
整流器において、電流が半周期でダイオードを1個しか
通らないため、損失を低減できるとともに、圧電トラン
スの連続駆動を妨げることがなく、高い効率を得ること
ができ、コンバータの効率を向上できる。また、図3に
示す同期整流器を用いることで、さらに高効率化を図る
ことが出来る。また、図1もしくは図3の整流器を用い
たDC−DCコンバータにおいて、図4に示すように一
つの磁性体上に第1インダクタ3、12、第2インダク
タ4、13、第3インダクタ5、14を構成すること
で、整流器の小型化、さらにはコンバータの小型化が実
現できる。
【0044】図8は、本発明の整流器を用いたAC−D
C圧電トランスコンバータを示すもので、交流電源電圧
70を直流電圧に平滑化する1次整流器71と、この1
次整流器71からの直流電圧を高周波交流電圧に変換す
るインバータ部72と、このインバータ部72からの高
周波交流電圧の電圧変換を行う圧電トランス1と、圧電
トランス1から出力される高周波交流電圧を直流電圧に
変換する図1の整流器と、負荷9の出力電圧を検出する
出力電圧検出部82と、出力電圧に基づいてインバータ
部72を制御する制御部83とを具備して構成されてい
る。
【0045】制御部83は、負荷9に出力される出力電
圧を一定にする為に、インバータ部72のスイッチング
周波数もしくはスイッチング周波数のパルス幅を変更す
る。
【0046】このような圧電トランスコンバータでは、
整流器において、電流が半周期でダイオードを1個しか
通らないため、損失が低減できるとともに、圧電トラン
スの連続駆動を妨げることがなく、高い効率を得ること
ができ、コンバータの効率を向上できる。また、図3に
示す同期整流器を用いることで、さらに高効率化を図る
ことが出来る。
【0047】
【実施例】整流器を変えた場合の、測定回路の効率と、
整流器の損失と、圧電トランスの効率を比較すること
で、本発明の整流器の優位性を確認した。図9は測定回
路を示すものである。実験回路入力条件を同じにする為
に圧電トランスへの入力電圧は、圧電トランス駆動源と
すべく交流電源90から振幅70.7Vの正弦波を発生
させたものに、直流電源91から70.7Vのオフセッ
ト電圧を加えたものとした。
【0048】ここでは、本発明の図1の整流器、本
発明の図3の整流器、図11のコンデンサ入力形ブリ
ッジ整流器、図12の半波形の倍電圧整流器、の4つ
の整流器を比較した。平滑コンデンサ8、17、11
5、123の静電容量は、4つの整流器とも10μFと
した。また、本発明の整流器では、第1インダクタ3、
12、第2インダクタ4、13、第3インダクタ5、1
4のインダクタンスをそれぞれ100μHとした。
【0049】また、実施例に使用した圧電トランス10
0は、圧電材料としてPZT系を用い、長方形の圧電基
板の長さ方向に、第1電圧入力部101、電圧出力部1
02、第2電圧入力部103を交互に形成した図10に
示すものを用いた。圧電トランスの変圧比(V2/V
1)は、電圧入力部の静電容量をC1、電圧出力部の静
電容量をC2とすると、 V2/V1=(C1/C2)1/2 となることから、圧電トランスで降圧トランスを得るに
は、電圧出力部の静電容量を大きくすれば良い。ここで
は、圧電トランスの出力層を積層することで、降圧形の
トランスを得た。
【0050】ここで使用した圧電トランスは、130k
Hz近傍で大きな出力電流が得られる。また、圧電トラ
ンス単体の効率は、出力30Wにおいて94%であっ
た。圧電トランスは高周波で駆動することから、整流用
ダイオードは逆回復時間が短いファストリカバリータイ
プのものを用いた。順方向の導通電圧は0.7Vであっ
た。負荷は、固定抵抗8.3Ωを接続した。
【0051】整流器を比較するために、出力電力が等し
い場合の整流器の回路効率と、整流素子での損失を求め
た。ここで出力電力は、負荷での消費電力とする。ま
た、効率=(出力電力)/(電源からの入力電力)と定
義する。入力電力は、入力が正弦波であるため、入力電
圧の交流成分及び入力電流の振幅とその位相差から求め
た。一方、出力電圧は、出力が直流であるため、出力電
圧と出力電流の積で求まる。
【0052】整流素子の損失は、半周期で通る整流素子
の個数nと、整流素子を通過する電流をId、整流素子
順方向での導通電圧Vdとすると、n・Vd・Idとな
る。加えて、整流器を接続した場合の圧電トランスの効
率を求めた。圧電トランス効率=(回路の出力電力+整
流器の損失)/入力電力、と定義した。表1に、目標出
力電力を30Wとした場合の結果を示す。
【0053】
【表1】
【0054】この表1から、従来の倍電圧整流回路で
は、ダイオードでの損失を1.33Wと低く抑えること
ができるが、圧電トランス効率は54.75%と低いた
め、回路効率は52%程度となる。さらに、従来のコン
デンサ入力形ブリッジ整流回路の場合、圧電トランスの
効率は約76%と比較的高いが、ダイオードでの損失が
2.66Wと高いため、回路効率は70%程度に留ま
る。
【0055】一方、図1の本発明の整流器によると、圧
電トランスの効率は約89%であり、ダイオードでの損
失も1.33Wと低いことから、測定回路効率は85%
と高いことが判る。さらに図3の本発明の整流器による
と、圧電トランスの効率は約89%であり、FETでの
損失が0.34Wと小さいことから、測定回路効率は8
8.16%とさらに高くなることが判る。
【0056】
【発明の効果】本発明の整流器によれば、圧電トランス
の一方の出力電極から出力された交流電圧が、ダイオー
ド、インダクタ及びコンデンサを介することにより、整
流、平滑化され、直流の電流及び電圧にすることがで
き、圧電トランスの出力側にそれぞれ設けたダイオード
とインダクタにより、圧電トランスには、一方の出力電
極から他方の出力電極に流れる電流と、他方の出力電極
から一方の出力電極に流れる電流とが交互に存在し、常
時圧電トランスに連続した電流が流れ、圧電トランスの
駆動を抑制することがなく、これにより、圧電トランス
の効率低下を抑制することができる。
【0057】また、一方の出力電極から他方の出力電極
に流れる電流と、他方の出力電極から一方の出力電極に
流れる電流は、それぞれ一つのダイオードを交互に流れ
るため、従来のブリッジ整流器よりも電流が流れるダイ
オード数が少なく、このためダイオードでの損失を小さ
くできる。さらに、ダイオードの代わりに低損失なFE
Tを用いることが出来るため、整流素子での損失をさら
に抑えることが出来る。
【0058】さらに、インダクタを一つの磁性体上に構
成するため、整流器の小型化が図れ、コンバータの小型
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の整流器を示す回路図である。
【図2】本発明の整流器に流れる電流波形を示す図であ
る。
【図3】本発明のFETを用いた整流器を示す回路図で
ある。
【図4】本発明の整流器で用いられるインダクタを示す
説明図である。
【図5】図4のインダクタにおける直流磁路の流れを説
明する説明図である。
【図6】図4のインダクタにおける交流磁路の流れを説
明する説明図である。
【図7】本発明のDC−DC圧電トランスコンバータを
示す回路図である。
【図8】本発明のAC−DC圧電トランスコンバータを
示す回路図である。
【図9】実施例で用いられる測定回路図である。
【図10】本発明の測定に用いた圧電トランスの構造を
示す斜視図である。
【図11】従来のコンデンサ入力ブリッジ整流回路を示
す回路図である。
【図12】従来の半波形倍電圧整流回路を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
A、B・・・整流回路の第1、第2入力端子 C、D・・・整流回路の第1、第2出力端子 O 第1インダクタの中点 1、10・・・圧電トランス 2、11・・・第1インダクタ 3、12・・・第1インダクタのA−O間のインダクタ 4、13・・・第1インダクタのB−O間のインダクタ 5、14・・・第2インダクタ 6・・・第1ダイオード 7・・・第2ダイオード 8、17・・・コンデンサ 9、18・・・負荷 15・・・第1FET 16・・・第2FET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 修一 鹿児島県国分市山下町1番4号 京セラ株 式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5H006 AA00 CA02 CA07 CB04 CB07 HA09 5H730 AA14 AS01 BB21 CC01 EE06 EE07 EE13 EE59 FD01 FG01 ZZ16 ZZ19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電トランスの一対の出力電極にそれぞれ
    接続される第1、第2入力端子と、負荷に接続される第
    1、第2出力端子と、前記第1、第2入力端子間に直列
    に接続される第1、第2インダクタと、前記第1入力端
    子にアノードが、前記第1出力端子にカソードがそれぞ
    れ接続される第1ダイオードと、前記第2入力端子にア
    ノードが、前記第1出力端子にカソードがそれぞれ接続
    される第2ダイオードと、一端が前記第1、第2インダ
    クタ間に接続され、他端が前記第2出力端子に接続され
    る第3インダクタと、前記第1出力端子と前記第2出力
    端子の間に接続されたコンデンサとを具備してなること
    を特徴とする整流器。
  2. 【請求項2】圧電トランスの一対の出力電極にそれぞれ
    接続される第1、第2入力端子と、負荷に接続される第
    1、第2出力端子と、前記第1、第2入力端子間に直列
    に接続される第1、第2インダクタと、前記第1入力端
    子にドレインが、前記第1出力端子にソースが、前記第
    2入力端子にゲートがそれぞれ接続される第1FET
    と、前記第2入力端子にドレインが、前記第1出力端子
    にソースが、前記第1入力端子にゲートがそれぞれ接続
    される第2FETと、一端が前記第1、第2インダクタ
    間に接続され、他端が前記第2出力端子に接続される第
    3インダクタと、前記第1出力端子と前記第2出力端子
    の間に接続されるコンデンサとを具備してなることを特
    徴とする整流器。
  3. 【請求項3】第1、第2インダクタは一つの共用インダ
    クタで構成されており、該共用インダクタと第3インダ
    クタは、一つの磁性体上に導線を巻回して構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の整流器。
  4. 【請求項4】直流電源電圧を高周波交流電圧に変換する
    インバータ部と、該インバータ部からの高周波交流電圧
    の電圧変換を行う圧電トランスと、該圧電トランスから
    出力される高周波交流電圧を直流電圧に変換する請求項
    1乃至3のうちいずれかに記載の整流器と、該整流器か
    らの出力電圧を検出する出力電圧検出部と、出力電圧に
    基づいて前記インバータ部を制御する制御部とを具備す
    ることを特徴とする圧電トランスコンバータ。
  5. 【請求項5】交流電源電圧を直流電圧に整流平滑化する
    1次整流器と、該1次整流器からの直流電圧を高周波交
    流電圧に変換するインバータ部と、該インバータ部から
    の高周波交流電圧の電圧変換を行う圧電トランスと、該
    圧電トランスから出力される高周波交流電圧を直流電圧
    に変換する請求項1乃至3のうちいずれかに記載の整流
    器と、該整流器からの出力電圧を検出する出力電圧検出
    部と、出力電圧に基づいて前記インバータ部を制御する
    制御部とを具備することを特徴とする圧電トランスコン
    バータ。
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