JP2003163926A - 車内通信システム、データ処理装置、及び車載機器 - Google Patents
車内通信システム、データ処理装置、及び車載機器Info
- Publication number
- JP2003163926A JP2003163926A JP2001359623A JP2001359623A JP2003163926A JP 2003163926 A JP2003163926 A JP 2003163926A JP 2001359623 A JP2001359623 A JP 2001359623A JP 2001359623 A JP2001359623 A JP 2001359623A JP 2003163926 A JP2003163926 A JP 2003163926A
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- Japan
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- vehicle
- data
- communication
- data processing
- video
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビデオカメラ等の複数の車載機器と、該車載
機器から受信したデータを処理するデータ処理装置とを
通信可能に接続する際に、ケーブルの敷設空間の確保の
困難性を解消することができる車内通信システムの提
供。 【解決手段】 車両100内において、モニタ50,デ
ータ処理装置20a,20b,カメラ10a,10b,
10c,10dの順に、通信用の光ケーブルLを用いて
多段的に数珠繋ぎ(カスケード接続)され、車内LAN
が構築されている。また、該車内LANにおける通信で
は、IDB−1394を使用し、映像データ(画像デー
タ)をディジタルデータとして多重化して搬送する。
機器から受信したデータを処理するデータ処理装置とを
通信可能に接続する際に、ケーブルの敷設空間の確保の
困難性を解消することができる車内通信システムの提
供。 【解決手段】 車両100内において、モニタ50,デ
ータ処理装置20a,20b,カメラ10a,10b,
10c,10dの順に、通信用の光ケーブルLを用いて
多段的に数珠繋ぎ(カスケード接続)され、車内LAN
が構築されている。また、該車内LANにおける通信で
は、IDB−1394を使用し、映像データ(画像デー
タ)をディジタルデータとして多重化して搬送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の車載機器、
特に映像データを出力するビデオカメラ,アニメーショ
ンデータを出力するゲーム機器等、比較的容量が大きい
データ(総称して画像データという)を出力する車載機
器と、該車載機器から受信した画像データを処理するデ
ータ処理装置とを通信可能に接続する車内通信システ
ム、データ処理装置、及び車載機器に関するものであ
る。
特に映像データを出力するビデオカメラ,アニメーショ
ンデータを出力するゲーム機器等、比較的容量が大きい
データ(総称して画像データという)を出力する車載機
器と、該車載機器から受信した画像データを処理するデ
ータ処理装置とを通信可能に接続する車内通信システ
ム、データ処理装置、及び車載機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ユーザによる運転操作の支援をす
べく、車両には複数のビデオカメラが搭載されている。
搭載されるビデオカメラの例を揚げると、ブラインドコ
ーナーモニタ用のビデオカメラ、路面上の白線検知用の
ビデオカメラ、前方死角補助用のビデオカメラ、バック
モニタ用のビデオカメラ等、種々のものが存在する。こ
れらのビデオカメラにて撮影された映像データは、通信
回線を介して車内の映像処理装置へ送信され、選択され
た一の映像、又は複数の映像が、カーナビゲーションシ
ステムのモニタにて映し出される。このように、複数の
ビデオカメラ及び映像処理装置を通信回線により接続し
たシステムとしては、特開平11−220726,特開
平11−261998,特開2001−114048等
にて開示されている。
べく、車両には複数のビデオカメラが搭載されている。
搭載されるビデオカメラの例を揚げると、ブラインドコ
ーナーモニタ用のビデオカメラ、路面上の白線検知用の
ビデオカメラ、前方死角補助用のビデオカメラ、バック
モニタ用のビデオカメラ等、種々のものが存在する。こ
れらのビデオカメラにて撮影された映像データは、通信
回線を介して車内の映像処理装置へ送信され、選択され
た一の映像、又は複数の映像が、カーナビゲーションシ
ステムのモニタにて映し出される。このように、複数の
ビデオカメラ及び映像処理装置を通信回線により接続し
たシステムとしては、特開平11−220726,特開
平11−261998,特開2001−114048等
にて開示されている。
【0003】図3は、複数のビデオカメラ及び映像処理
装置を接続した従来のシステムの概略構成を示すブロッ
ク図である。複数のビデオカメラ(以下、カメラ)1,
1,…は、夫々がカメラ映像用アナログケーブルにより
映像処理装置2との間で接続されている。カメラ1,
1,…により撮影された映像データは、夫々映像処理装
置20へ送信され、ユーザが操作する映像切換用のスイ
ッチ3,3,…、又は、前方死角等の車両の存在を検知
する検知部4,4,…からの指示信号に基づき、制御部
2bが切換部2aを制御して映像データを選択し、モニ
タ5へ出力する。
装置を接続した従来のシステムの概略構成を示すブロッ
ク図である。複数のビデオカメラ(以下、カメラ)1,
1,…は、夫々がカメラ映像用アナログケーブルにより
映像処理装置2との間で接続されている。カメラ1,
1,…により撮影された映像データは、夫々映像処理装
置20へ送信され、ユーザが操作する映像切換用のスイ
ッチ3,3,…、又は、前方死角等の車両の存在を検知
する検知部4,4,…からの指示信号に基づき、制御部
2bが切換部2aを制御して映像データを選択し、モニ
タ5へ出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ステムの場合、複数備えられたカメラ1,1,…は、夫
々がカメラ映像用アナログケーブルを用いて映像処理装
置2に接続されている。しかしながら、映像処理装置2
は一般的に車両後方のトランクルームに設置される一
方、前述したブラインドコーナーモニタ用のビデオカメ
ラ、路面上の白線検知用のビデオカメラ、前方死角補助
用のビデオカメラ等は、その用途から車両前方に取り付
けられる。
ステムの場合、複数備えられたカメラ1,1,…は、夫
々がカメラ映像用アナログケーブルを用いて映像処理装
置2に接続されている。しかしながら、映像処理装置2
は一般的に車両後方のトランクルームに設置される一
方、前述したブラインドコーナーモニタ用のビデオカメ
ラ、路面上の白線検知用のビデオカメラ、前方死角補助
用のビデオカメラ等は、その用途から車両前方に取り付
けられる。
【0005】従って、取り付けられるカメラ1の個数分
だけ車両を縦断してケーブルを敷設する必要があり、ま
た、カメラ映像用アナログケーブルは一般的にシールド
タイプの同軸ケーブルであってその断面積が比較的大き
いため、特に近年におけるカメラ1の設置個数の増加に
伴い、車両内部でのケーブルの敷設空間を確保すること
が困難となってきている。
だけ車両を縦断してケーブルを敷設する必要があり、ま
た、カメラ映像用アナログケーブルは一般的にシールド
タイプの同軸ケーブルであってその断面積が比較的大き
いため、特に近年におけるカメラ1の設置個数の増加に
伴い、車両内部でのケーブルの敷設空間を確保すること
が困難となってきている。
【0006】また、カメラ1のゲイン,レンズの絞り等
を映像処理装置2から制御する場合には、制御信号を伝
送するためのケーブルを、前記カメラ映像用アナログケ
ーブルとは別個に敷設する必要があり、前述したケーブ
ルの敷設空間の確保の問題に拍車をかける事態が生じ
る。
を映像処理装置2から制御する場合には、制御信号を伝
送するためのケーブルを、前記カメラ映像用アナログケ
ーブルとは別個に敷設する必要があり、前述したケーブ
ルの敷設空間の確保の問題に拍車をかける事態が生じ
る。
【0007】また、夫々のカメラ1,1,…から送信さ
れる映像データに基づいて道路形状の抽出,白線の検
知,障害物の検出等の複数の映像処理を行う場合には、
車両内に複数の映像処理装置2,2,…が備えられ、カ
メラ1,1,…に接続されるケーブルは途中で分岐して
夫々の映像処理装置2,2,…に接続される構成とな
り、ケーブルの敷設空間確保の困難性が深刻な問題とな
る。また、映像処理装置2,2,…同士は通信可能に接
続されていないため、一の映像処理装置2にて処理した
データを、他の一の映像処理装置2へ送信して利用する
ことができなかった。
れる映像データに基づいて道路形状の抽出,白線の検
知,障害物の検出等の複数の映像処理を行う場合には、
車両内に複数の映像処理装置2,2,…が備えられ、カ
メラ1,1,…に接続されるケーブルは途中で分岐して
夫々の映像処理装置2,2,…に接続される構成とな
り、ケーブルの敷設空間確保の困難性が深刻な問題とな
る。また、映像処理装置2,2,…同士は通信可能に接
続されていないため、一の映像処理装置2にて処理した
データを、他の一の映像処理装置2へ送信して利用する
ことができなかった。
【0008】更に、敷設するケーブルの増加に伴い車両
の重量が増加するため、燃費の悪化、及び排気ガスの増
加による環境の悪化へも影響を及ぼす虞がある。
の重量が増加するため、燃費の悪化、及び排気ガスの増
加による環境の悪化へも影響を及ぼす虞がある。
【0009】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、複数の車載機器(ビデオカメラ等)
とデータ処理装置(映像処理装置等)とを、例えばID
B−1394( ITS Data Bus-1394)に準拠した光ケー
ブル又はメタルケーブル等のケーブルを用いて接続し、
車載機器は、画像データを受信すると共に、送信すべき
画像データをディジタルデータとして多重化して送信す
ることにより、車両が複数の車載機器を備える場合であ
ってもデータ処理装置との間で通信可能に接続するため
のケーブルの数量を格段に削減でき、複数の車載機器か
ら送信される画像データの搬送を、実質的に1本のケー
ブルで行うことが可能である車内通信システム、データ
処理装置、及び車載機器を提供することを目的とする。
されたものであり、複数の車載機器(ビデオカメラ等)
とデータ処理装置(映像処理装置等)とを、例えばID
B−1394( ITS Data Bus-1394)に準拠した光ケー
ブル又はメタルケーブル等のケーブルを用いて接続し、
車載機器は、画像データを受信すると共に、送信すべき
画像データをディジタルデータとして多重化して送信す
ることにより、車両が複数の車載機器を備える場合であ
ってもデータ処理装置との間で通信可能に接続するため
のケーブルの数量を格段に削減でき、複数の車載機器か
ら送信される画像データの搬送を、実質的に1本のケー
ブルで行うことが可能である車内通信システム、データ
処理装置、及び車載機器を提供することを目的とする。
【0010】また、車両に複数のデータ処理装置を備え
る場合は、該データ処理装置間を接続し、接続されたデ
ータ処理装置間にて通信可能とすることにより、複数の
データ処理装置が夫々処理した画像データを互いに共有
することができると共に、一のデータ処理装置にて処理
した画像データを他の一のデータ処理装置にて更に処理
を施すことが可能であり、また、分散処理することによ
り処理時間の短縮を図ることができる車内通信システ
ム、データ処理装置、及び車載機器を提供することを目
的とする。
る場合は、該データ処理装置間を接続し、接続されたデ
ータ処理装置間にて通信可能とすることにより、複数の
データ処理装置が夫々処理した画像データを互いに共有
することができると共に、一のデータ処理装置にて処理
した画像データを他の一のデータ処理装置にて更に処理
を施すことが可能であり、また、分散処理することによ
り処理時間の短縮を図ることができる車内通信システ
ム、データ処理装置、及び車載機器を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る車内通信
システムは、車両が備える複数の車載機器と、該車載機
器から受信した画像データの処理を行うデータ処理装置
とが通信可能に接続されてなる車内通信システムにおい
て、複数の前記車載機器及びデータ処理装置は、通信回
線を介して接続され、前記車載機器は、前記通信回線を
介して接続された他の車載機器から画像データを受信す
る手段と、送信すべき画像データをディジタルデータと
して多重化する手段と、ディジタルデータとして多重化
された画像データを、通信回線により接続された更に他
の車載機器、又はデータ処理装置へ送信する手段とを備
えることを特徴とする。
システムは、車両が備える複数の車載機器と、該車載機
器から受信した画像データの処理を行うデータ処理装置
とが通信可能に接続されてなる車内通信システムにおい
て、複数の前記車載機器及びデータ処理装置は、通信回
線を介して接続され、前記車載機器は、前記通信回線を
介して接続された他の車載機器から画像データを受信す
る手段と、送信すべき画像データをディジタルデータと
して多重化する手段と、ディジタルデータとして多重化
された画像データを、通信回線により接続された更に他
の車載機器、又はデータ処理装置へ送信する手段とを備
えることを特徴とする。
【0012】第2発明に係る車内通信システムは、前記
データ処理装置は複数備えられていることを特徴とす
る。
データ処理装置は複数備えられていることを特徴とす
る。
【0013】第3発明に係るデータ処理装置は、車両に
備えられ、受信した画像データの処理を行うデータ処理
装置において、他のデータ処理装置との間にて通信回線
を介して接続する手段と、前記通信回線を介して通信す
る手段とを備えることを特徴とする。
備えられ、受信した画像データの処理を行うデータ処理
装置において、他のデータ処理装置との間にて通信回線
を介して接続する手段と、前記通信回線を介して通信す
る手段とを備えることを特徴とする。
【0014】第4発明に係る車載機器は、車両に備えら
れ、通信回線を介して通信装置との間で接続される車載
機器において、一の通信装置及び他の一の通信装置との
間にて通信回線を介して夫々接続する手段と、前記一の
通信装置から画像データを受信する手段と、送信すべき
画像データをディジタルデータとして多重化する手段
と、ディジタルデータとして多重化された画像データを
通信回線を介して前記他の一の通信装置へ送信する手段
とを備えることを特徴とする。
れ、通信回線を介して通信装置との間で接続される車載
機器において、一の通信装置及び他の一の通信装置との
間にて通信回線を介して夫々接続する手段と、前記一の
通信装置から画像データを受信する手段と、送信すべき
画像データをディジタルデータとして多重化する手段
と、ディジタルデータとして多重化された画像データを
通信回線を介して前記他の一の通信装置へ送信する手段
とを備えることを特徴とする。
【0015】第1発明及び第4発明による場合は、複数
の車載機器(ビデオカメラ等)と、データ処理装置(映
像処理装置等)とを接続し、車載機器は、画像データを
受信し、送信すべき画像データをディジタルデータとし
て多重化して送信するため、車両が複数の車載機器を備
える場合であってもデータ処理装置との間で通信可能に
接続するためのケーブルの数量を格段に削減でき、実質
的に1本のケーブルで接続し、画像データの搬送を行う
ことが可能である車内通信システム及び車載機器を実現
することができる。
の車載機器(ビデオカメラ等)と、データ処理装置(映
像処理装置等)とを接続し、車載機器は、画像データを
受信し、送信すべき画像データをディジタルデータとし
て多重化して送信するため、車両が複数の車載機器を備
える場合であってもデータ処理装置との間で通信可能に
接続するためのケーブルの数量を格段に削減でき、実質
的に1本のケーブルで接続し、画像データの搬送を行う
ことが可能である車内通信システム及び車載機器を実現
することができる。
【0016】また、複数の車載機器及びデータ処理装置
の間を接続して車内LANを構築し、例えばIDB−1
394規格に従って通信を行うことにより、画像データ
の送信に加えてビデオカメラ等を制御するための制御信
号を伝送することが可能であり、制御信号を伝送するた
めのケーブルを別個に敷設することも不要となり、ケー
ブルの敷設に要する空間の確保がより容易となる。更に
これに加えて、敷設するケーブルの数量の削減により車
両重量を軽減することができ、燃費の向上を図ることが
でき、排気ガスの減少に基づき環境に配慮した車内通信
システム及び車載機器を実現することができる。
の間を接続して車内LANを構築し、例えばIDB−1
394規格に従って通信を行うことにより、画像データ
の送信に加えてビデオカメラ等を制御するための制御信
号を伝送することが可能であり、制御信号を伝送するた
めのケーブルを別個に敷設することも不要となり、ケー
ブルの敷設に要する空間の確保がより容易となる。更に
これに加えて、敷設するケーブルの数量の削減により車
両重量を軽減することができ、燃費の向上を図ることが
でき、排気ガスの減少に基づき環境に配慮した車内通信
システム及び車載機器を実現することができる。
【0017】第2発明及び第3発明による場合は、車両
に複数のデータ処理装置を備える場合に、該データ処理
装置間を通信可能に接続することにより、複数のデータ
処理装置が夫々処理した画像データを互いに共有するこ
とができると共に、一のデータ処理装置にて処理した画
像データを他の一のデータ処理装置にて更に処理を施す
ことが可能であり、また、分散処理することにより処理
時間の短縮を図ることができる車内通信システム、デー
タ処理装置、及び車載機器を実現することができる。
に複数のデータ処理装置を備える場合に、該データ処理
装置間を通信可能に接続することにより、複数のデータ
処理装置が夫々処理した画像データを互いに共有するこ
とができると共に、一のデータ処理装置にて処理した画
像データを他の一のデータ処理装置にて更に処理を施す
ことが可能であり、また、分散処理することにより処理
時間の短縮を図ることができる車内通信システム、デー
タ処理装置、及び車載機器を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は、車両に複数のビ
デオカメラ及びデータ処理装置を設置する際に、本発明
に係る車内通信システムを適用した場合の実施の形態を
示す模式図である。図中100は車両であり、該車両1
00は、前方部又は車内などに設置された複数のビデオ
カメラ(車載機器:以下、カメラ)10a〜10dと、
該カメラ10a〜10dにて撮影された映像データ(画
像データ)に基づいて路面上の白線検知,道路形状の抽
出,障害物の検出,交通標識の認識等の何れかを行うた
めに映像データを加工処理するデータ処理装置20a,
20bと、該データ処理装置20a,20bにて加工処
理されたデータ(以下、加工データ)をユーザに対して
表示出力するための液晶ディスプレイ等のモニタ50と
を備えている。なお、前記モニタ50としては、カーナ
ビゲーションシステム,エアコン,オーディオなどにて
様々の情報を表示するための液晶ディスプレイ等を併用
してもよい。
示す図面に基づいて詳述する。図1は、車両に複数のビ
デオカメラ及びデータ処理装置を設置する際に、本発明
に係る車内通信システムを適用した場合の実施の形態を
示す模式図である。図中100は車両であり、該車両1
00は、前方部又は車内などに設置された複数のビデオ
カメラ(車載機器:以下、カメラ)10a〜10dと、
該カメラ10a〜10dにて撮影された映像データ(画
像データ)に基づいて路面上の白線検知,道路形状の抽
出,障害物の検出,交通標識の認識等の何れかを行うた
めに映像データを加工処理するデータ処理装置20a,
20bと、該データ処理装置20a,20bにて加工処
理されたデータ(以下、加工データ)をユーザに対して
表示出力するための液晶ディスプレイ等のモニタ50と
を備えている。なお、前記モニタ50としては、カーナ
ビゲーションシステム,エアコン,オーディオなどにて
様々の情報を表示するための液晶ディスプレイ等を併用
してもよい。
【0019】前述した各機器は、モニタ50,データ処
理装置20a,20b,カメラ10a,10b,10
c,10dの順に、通信用の光ケーブルLを用いて多段
的に数珠繋ぎ(カスケード型に接続)され、車内LAN
が構築されている。
理装置20a,20b,カメラ10a,10b,10
c,10dの順に、通信用の光ケーブルLを用いて多段
的に数珠繋ぎ(カスケード型に接続)され、車内LAN
が構築されている。
【0020】なお、車内LANにおける通信には、例え
ばIDB−1394を使用することができる。これによ
り、フルレート(30fps)で約150Mbpsの帯
域を要する映像データを圧縮することなく送信すること
が可能である。従って、前記光ケーブルLはIDB−1
394に準拠しているものを用い、また、IDB−13
94に準拠したものであれば、光ケーブルLに代えてメ
タルケーブルを用いてもよい。
ばIDB−1394を使用することができる。これによ
り、フルレート(30fps)で約150Mbpsの帯
域を要する映像データを圧縮することなく送信すること
が可能である。従って、前記光ケーブルLはIDB−1
394に準拠しているものを用い、また、IDB−13
94に準拠したものであれば、光ケーブルLに代えてメ
タルケーブルを用いてもよい。
【0021】また、カメラ10a〜10d及びデータ処
理装置20a,20bの間での通信プロトコルとして
は、例えば、「IIDC Digital Camera Specification Ve
r.1.30」を使用することができる。該通信プロトコルを
使用することにより、データ処理装置20a,20bか
ら各カメラ10a〜10dに対し、映像データの送信開
始・終了、ゲイン及び絞り等、概ね全ての制御を行うこ
とが可能である。更に、各カメラ10a〜10dの解像
度(縦横の画素数)を設定することが可能であり、例え
ば、モニタ50に2つのカメラ10a,10bにて撮影
された映像を同時に並べて表示すべく、前記カメラ10
a,10bに対して通常の半分の画素数で映像データを
送信するように制御することができる。
理装置20a,20bの間での通信プロトコルとして
は、例えば、「IIDC Digital Camera Specification Ve
r.1.30」を使用することができる。該通信プロトコルを
使用することにより、データ処理装置20a,20bか
ら各カメラ10a〜10dに対し、映像データの送信開
始・終了、ゲイン及び絞り等、概ね全ての制御を行うこ
とが可能である。更に、各カメラ10a〜10dの解像
度(縦横の画素数)を設定することが可能であり、例え
ば、モニタ50に2つのカメラ10a,10bにて撮影
された映像を同時に並べて表示すべく、前記カメラ10
a,10bに対して通常の半分の画素数で映像データを
送信するように制御することができる。
【0022】図2は、前記カメラ10a〜10d、デー
タ処理装置20a,20b、及びモニタ50の構成を示
すブロック図である。カメラ10a〜10dは夫々同様
の構成をしており、撮像素子11、ASIC(Applicat
ion Specified IC)12、リンク層チップ13、物理層
チップ14、及び通信インタフェース(以下、I/F)
151,152を備えている。
タ処理装置20a,20b、及びモニタ50の構成を示
すブロック図である。カメラ10a〜10dは夫々同様
の構成をしており、撮像素子11、ASIC(Applicat
ion Specified IC)12、リンク層チップ13、物理層
チップ14、及び通信インタフェース(以下、I/F)
151,152を備えている。
【0023】前記撮像素子11は、CCD等を用いて成
る。また、ASIC12は、前記撮像素子11から取得
した映像データを示すアナログの電気信号を、ディジタ
ルデータとして車内LAN用の伝送フォーマットに変換
し、また、トランザクション層より上位層における処理
を行い、リンク層チップ13へ出力する。
る。また、ASIC12は、前記撮像素子11から取得
した映像データを示すアナログの電気信号を、ディジタ
ルデータとして車内LAN用の伝送フォーマットに変換
し、また、トランザクション層より上位層における処理
を行い、リンク層チップ13へ出力する。
【0024】リンク層チップ13は、車内LANにおい
てリンク層の処理を行うためのチップであり、処理後、
物理層チップ14へ信号を出力する。物理層チップ14
は、リンク層チップから入力された信号に対し、物理層
の処理を行うためのチップである。前記リンク層チップ
13及び物理層チップ14は、1394.bの規格に準
拠しているものであれば何れのものでもよい。また、I
/F151,152は、物理層チップ15に夫々接続さ
れており、電気信号及び光信号を互いに変換するための
インタフェースであり、IDB−1394に準拠したも
のを用いる。
てリンク層の処理を行うためのチップであり、処理後、
物理層チップ14へ信号を出力する。物理層チップ14
は、リンク層チップから入力された信号に対し、物理層
の処理を行うためのチップである。前記リンク層チップ
13及び物理層チップ14は、1394.bの規格に準
拠しているものであれば何れのものでもよい。また、I
/F151,152は、物理層チップ15に夫々接続さ
れており、電気信号及び光信号を互いに変換するための
インタフェースであり、IDB−1394に準拠したも
のを用いる。
【0025】データ処理装置20a,20bは共に同様
の構成をしており、I/F211,212、物理層チッ
プ22、リンク層チップ23、マイコン24、ASIC
25、及びメモリ26を備えている。
の構成をしており、I/F211,212、物理層チッ
プ22、リンク層チップ23、マイコン24、ASIC
25、及びメモリ26を備えている。
【0026】マイコン24はCPUを備え、車内LAN
におけるトランザクション層より上位層の処理、及びI
/F211,212を介して受信した光信号が示す映像
データ等の処理を行う。マイコン24は、リンク層チッ
プ23及び物理層チップ22を介してI/F211,2
12に接続され、また、ASIC25及びメモリ26に
別個に接続されている。メモリ26は、DRAM,SR
AM,PROM等から成り、前記マイコン24にて処理
が施された映像データ等を記憶する。なお、I/F21
1,212、物理層チップ22、リンク層チップ23、
及びASIC25は、カメラ10a〜10dが備えるI
/F151,152、物理層チップ14、リンク層チッ
プ13、ASIC12と同様の機能を有するものであ
り、説明は省略する。
におけるトランザクション層より上位層の処理、及びI
/F211,212を介して受信した光信号が示す映像
データ等の処理を行う。マイコン24は、リンク層チッ
プ23及び物理層チップ22を介してI/F211,2
12に接続され、また、ASIC25及びメモリ26に
別個に接続されている。メモリ26は、DRAM,SR
AM,PROM等から成り、前記マイコン24にて処理
が施された映像データ等を記憶する。なお、I/F21
1,212、物理層チップ22、リンク層チップ23、
及びASIC25は、カメラ10a〜10dが備えるI
/F151,152、物理層チップ14、リンク層チッ
プ13、ASIC12と同様の機能を有するものであ
り、説明は省略する。
【0027】モニタ50は、I/F511,512、物
理層チップ52、リンク層チップ53、マイコン54、
ASIC55、メモリ56、及び表示部57を備えてい
る。前記表示部57はTFT等を用いた液晶ディスプレ
イである。なお、I/F511,512、物理層チップ
52、リンク層チップ53、マイコン54、ASIC5
5、メモリ56、及び表示部57は、カメラ10a〜1
0dが備えるI/F151,152、物理層チップ1
4、リンク層チップ13、ASIC12と同様の機能を
有するものであり、また、これらが接続された構成はデ
ータ処理装置20a,20bと同様であるため、説明は
省略する。
理層チップ52、リンク層チップ53、マイコン54、
ASIC55、メモリ56、及び表示部57を備えてい
る。前記表示部57はTFT等を用いた液晶ディスプレ
イである。なお、I/F511,512、物理層チップ
52、リンク層チップ53、マイコン54、ASIC5
5、メモリ56、及び表示部57は、カメラ10a〜1
0dが備えるI/F151,152、物理層チップ1
4、リンク層チップ13、ASIC12と同様の機能を
有するものであり、また、これらが接続された構成はデ
ータ処理装置20a,20bと同様であるため、説明は
省略する。
【0028】ところで、本実施の形態に係る車内通信シ
ステムの場合、IDB−1394の規格に則った通信を
行うため、全ての光ケーブルL上の物理信号が物理層チ
ップレベルで他のI/Fへ転送される。従って、光ケー
ブルLにより接続されている全てのカメラ10a〜10
d、データ処理装置20a,20b、及びモニタ50
が、1つのバスを共有する形態となり、一対一,又は一
対複数の機器間で時分割形式により制御信号の送受信及
び映像データの送受信等の通信(多重通信)を行うこと
が可能である。
ステムの場合、IDB−1394の規格に則った通信を
行うため、全ての光ケーブルL上の物理信号が物理層チ
ップレベルで他のI/Fへ転送される。従って、光ケー
ブルLにより接続されている全てのカメラ10a〜10
d、データ処理装置20a,20b、及びモニタ50
が、1つのバスを共有する形態となり、一対一,又は一
対複数の機器間で時分割形式により制御信号の送受信及
び映像データの送受信等の通信(多重通信)を行うこと
が可能である。
【0029】映像データの送受信、即ち、映像を示す光
信号の伝送に際しては、一定の伝送ルートが確保され、
比較的容量が大きいデータを伝送するのに有利なアイソ
クロナス伝送を使用することが考えられる。従って、例
えばサイクルマスタによって125μs毎に送信される
複数のサイクルパケットのうち、夫々のカメラ10a〜
10dは、アイソクロナスリソースマネージャにより予
め決定されたチャネルのサイクルパケットを使用して映
像の伝送を行う。これにより、決定されたチャネルは他
のカメラにより使用されないため、リアルタイムにて映
像データを送受信することができる。なお、サイクルマ
スタ及びアイソクロナスリソースマネージャは、バスリ
セット時に決定された機器が担当することとすればよ
い。
信号の伝送に際しては、一定の伝送ルートが確保され、
比較的容量が大きいデータを伝送するのに有利なアイソ
クロナス伝送を使用することが考えられる。従って、例
えばサイクルマスタによって125μs毎に送信される
複数のサイクルパケットのうち、夫々のカメラ10a〜
10dは、アイソクロナスリソースマネージャにより予
め決定されたチャネルのサイクルパケットを使用して映
像の伝送を行う。これにより、決定されたチャネルは他
のカメラにより使用されないため、リアルタイムにて映
像データを送受信することができる。なお、サイクルマ
スタ及びアイソクロナスリソースマネージャは、バスリ
セット時に決定された機器が担当することとすればよ
い。
【0030】また、データ処理装置20a,20bか
ら、夫々のカメラ10a〜10dを制御するに際して
は、制御内容を示すコマンドを、アシンクロナス伝送に
より夫々のカメラ10a〜10dへ送信することにより
行うことができる。夫々のカメラ10a〜10dは、I
EEE1212の規格に準拠したアドレス空間を有し、
アシンクロナス伝送を使用して伝送されてきたコマンド
を、前記アドレス空間上のレジスタにてリード/ライト
する。なお、アシンクロナス伝送は、前記アイソクロナ
ス伝送の空き時間を利用してデータの伝送を行うため、
リアルタイム性を保障することはできないが、帯域の有
無に関わらず確実に伝送することができる。
ら、夫々のカメラ10a〜10dを制御するに際して
は、制御内容を示すコマンドを、アシンクロナス伝送に
より夫々のカメラ10a〜10dへ送信することにより
行うことができる。夫々のカメラ10a〜10dは、I
EEE1212の規格に準拠したアドレス空間を有し、
アシンクロナス伝送を使用して伝送されてきたコマンド
を、前記アドレス空間上のレジスタにてリード/ライト
する。なお、アシンクロナス伝送は、前記アイソクロナ
ス伝送の空き時間を利用してデータの伝送を行うため、
リアルタイム性を保障することはできないが、帯域の有
無に関わらず確実に伝送することができる。
【0031】なお、本実施の形態では、車載機器として
カメラを用い、データ処理装置として専らビデオカメラ
から得られる映像データの処理を行うものを用いる場合
について説明しているが、これに限られず、例えば、車
載機器として車両に後付可能なゲーム機器を用いてアニ
メーションデータ等の画像データを送受信し、また、デ
ータ処理装置としてカーナビゲーションシステムなどに
て使用される情報処理装置を用いてもよく、更に他の車
載機器,データ処理装置を用いてもよい。
カメラを用い、データ処理装置として専らビデオカメラ
から得られる映像データの処理を行うものを用いる場合
について説明しているが、これに限られず、例えば、車
載機器として車両に後付可能なゲーム機器を用いてアニ
メーションデータ等の画像データを送受信し、また、デ
ータ処理装置としてカーナビゲーションシステムなどに
て使用される情報処理装置を用いてもよく、更に他の車
載機器,データ処理装置を用いてもよい。
【0032】また、より大容量のデータを同時に送信可
能とし、併せて、一部の光ケーブルLが損傷することに
より通信が不能となることを回避すべく、各機器間を接
続する光ケーブルLを2本以上の複数本としてもよい。
また、車両の衝突による光ケーブルLの損傷を防ぐべ
く、車両底部に光ケーブルLを敷設することも有効な手
段となる。
能とし、併せて、一部の光ケーブルLが損傷することに
より通信が不能となることを回避すべく、各機器間を接
続する光ケーブルLを2本以上の複数本としてもよい。
また、車両の衝突による光ケーブルLの損傷を防ぐべ
く、車両底部に光ケーブルLを敷設することも有効な手
段となる。
【0033】更に、本発明は各車載機器及びデータ処理
装置の間を通信回線を介してカスケード接続するものと
している。これは、大容量データを伝送可能な通信規格
であるIEEE1394が、バス型LAN及びリング型
LAN等を前提としていないためである。従って、将来
的にバス型LAN及びリング型LAN等に適し、大容量
データを伝送可能な通信規格が提案された場合には、各
車載機器及びデータ処理装置の間の接続はカスケード型
の接続形態に限られず、バス型又はリング型等、様々の
形態により接続することもできる。この様に、バス型及
びリング型等の接続形態であっても、本発明と同様にケ
ーブル本数の削減等の効果を奏することが可能である。
装置の間を通信回線を介してカスケード接続するものと
している。これは、大容量データを伝送可能な通信規格
であるIEEE1394が、バス型LAN及びリング型
LAN等を前提としていないためである。従って、将来
的にバス型LAN及びリング型LAN等に適し、大容量
データを伝送可能な通信規格が提案された場合には、各
車載機器及びデータ処理装置の間の接続はカスケード型
の接続形態に限られず、バス型又はリング型等、様々の
形態により接続することもできる。この様に、バス型及
びリング型等の接続形態であっても、本発明と同様にケ
ーブル本数の削減等の効果を奏することが可能である。
【0034】上述した如くの本実施の形態に係る車内通
信システムによれば、カメラ10a〜10d、データ処
理装置20a,20b、及びモニタ50が、夫々1本の
光ケーブルLを用いて接続され、更に搬送する映像デー
タ(画像データ)をディジタルデータとして多重化して
いるため、複数のカメラ及び映像処理装置を車両に備え
る場合であっても、ケーブルの敷設空間に苦慮すること
がなく、車両重量の増加を回避でき、燃費の向上を図る
ことが可能である。
信システムによれば、カメラ10a〜10d、データ処
理装置20a,20b、及びモニタ50が、夫々1本の
光ケーブルLを用いて接続され、更に搬送する映像デー
タ(画像データ)をディジタルデータとして多重化して
いるため、複数のカメラ及び映像処理装置を車両に備え
る場合であっても、ケーブルの敷設空間に苦慮すること
がなく、車両重量の増加を回避でき、燃費の向上を図る
ことが可能である。
【0035】また、データ処理装置20aにて映像デー
タに加工処理を施した加工データをデータ処理装置20
bへ送信することが可能であり、加工データを受信した
データ処理装置20bは、該加工データに対して更に加
工処理を施すことができ、映像データ等の共有化を図る
ことができる。例えば、データ処理装置20aが白線検
知を行い、データ処理装置20bが道路形状の抽出を行
うものである場合、データ処理装置20aにて検知され
た路面上の白線に関するデータを用い、データ処理装置
20bにて抽出された道路形状に関するデータに上書き
することができる。
タに加工処理を施した加工データをデータ処理装置20
bへ送信することが可能であり、加工データを受信した
データ処理装置20bは、該加工データに対して更に加
工処理を施すことができ、映像データ等の共有化を図る
ことができる。例えば、データ処理装置20aが白線検
知を行い、データ処理装置20bが道路形状の抽出を行
うものである場合、データ処理装置20aにて検知され
た路面上の白線に関するデータを用い、データ処理装置
20bにて抽出された道路形状に関するデータに上書き
することができる。
【0036】また、例えば、カメラ10aにて撮影した
映像データを、加工処理を施していない実映像としてモ
ニタ50にて表示させる際に、カーナビゲーションシス
テムにおける情報処理装置からの指示に従ってユーザを
誘導するための矢印形状のアニメーションを前記実映像
に重ねて表示することも可能である。この場合、実映像
を用いるため、従来に比してより正確にユーザを誘導す
ることができる。
映像データを、加工処理を施していない実映像としてモ
ニタ50にて表示させる際に、カーナビゲーションシス
テムにおける情報処理装置からの指示に従ってユーザを
誘導するための矢印形状のアニメーションを前記実映像
に重ねて表示することも可能である。この場合、実映像
を用いるため、従来に比してより正確にユーザを誘導す
ることができる。
【0037】また、前述の如く、夫々のデータ処理装置
20a,20bにて加工処理が施された加工データを共
有可能であるため、比較的時間を要する処理を多数のデ
ータ処理装置にて分散処理させることができ、処理に係
る時間の短縮を図ることが可能である。
20a,20bにて加工処理が施された加工データを共
有可能であるため、比較的時間を要する処理を多数のデ
ータ処理装置にて分散処理させることができ、処理に係
る時間の短縮を図ることが可能である。
【0038】更には、データ処理装置20a,20bが
メモリ26を備えるため、映像データ又は加工データを
所定期間だけ記憶することができ、例えば車両事故発生
時にドライブレコーダへ記録するためのデータとしても
利用することができる。
メモリ26を備えるため、映像データ又は加工データを
所定期間だけ記憶することができ、例えば車両事故発生
時にドライブレコーダへ記録するためのデータとしても
利用することができる。
【0039】
【発明の効果】第1発明及び第4発明によれば、車両が
複数の車載機器を備える場合であってもデータ処理装置
との間で通信可能に接続するためのケーブルの数量を格
段に削減でき、実質的に1本のケーブルで接続し、画像
データの搬送を行うことが可能であり、また、画像デー
タの送信に加えてビデオカメラ等を制御するための制御
信号を伝送することが可能であり、制御信号を伝送する
ためのケーブルを別個に敷設することも不要となり、ケ
ーブルの敷設に要する空間の確保がより容易となる。更
にこれに加えて、敷設するケーブルの数量の削減により
車両重量を軽減することができ、燃費の向上を図ること
ができ、排気ガスの減少に基づき環境に配慮した車内通
信システム及び車載機器を実現することができる。
複数の車載機器を備える場合であってもデータ処理装置
との間で通信可能に接続するためのケーブルの数量を格
段に削減でき、実質的に1本のケーブルで接続し、画像
データの搬送を行うことが可能であり、また、画像デー
タの送信に加えてビデオカメラ等を制御するための制御
信号を伝送することが可能であり、制御信号を伝送する
ためのケーブルを別個に敷設することも不要となり、ケ
ーブルの敷設に要する空間の確保がより容易となる。更
にこれに加えて、敷設するケーブルの数量の削減により
車両重量を軽減することができ、燃費の向上を図ること
ができ、排気ガスの減少に基づき環境に配慮した車内通
信システム及び車載機器を実現することができる。
【0040】第2発明及び第3発明によれば、複数のデ
ータ処理装置が夫々処理した画像データを互いに共有す
ることができると共に、一のデータ処理装置にて処理し
た画像データを他の一のデータ処理装置にて更に処理を
施すことが可能であり、また、分散処理することにより
処理時間の短縮を図ることができる車内通信システム、
データ処理装置、及び車載機器を実現することができ
る。
ータ処理装置が夫々処理した画像データを互いに共有す
ることができると共に、一のデータ処理装置にて処理し
た画像データを他の一のデータ処理装置にて更に処理を
施すことが可能であり、また、分散処理することにより
処理時間の短縮を図ることができる車内通信システム、
データ処理装置、及び車載機器を実現することができ
る。
【図1】車両に複数のビデオカメラ及びデータ処理装置
を設置する際に、本発明に係る車内通信システムを適用
した場合の実施の形態を示す模式図である。
を設置する際に、本発明に係る車内通信システムを適用
した場合の実施の形態を示す模式図である。
【図2】カメラ、データ処理装置、及びモニタの構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】複数のビデオカメラ及び映像処理装置を接続し
た従来のシステムの概略構成を示すブロック図である。
た従来のシステムの概略構成を示すブロック図である。
10a,10b,10c,10d カメラ(ビデオカメ
ラ:車載機器) 20a,20b データ処理装置 12,25 ASIC 13,23 リンク層チップ 14,22 物理層チップ 24 マイコン 26 メモリ 151,152,211,212 I/F(通信インタ
フェース) L 光ケーブル
ラ:車載機器) 20a,20b データ処理装置 12,25 ASIC 13,23 リンク層チップ 14,22 物理層チップ 24 マイコン 26 メモリ 151,152,211,212 I/F(通信インタ
フェース) L 光ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5C022 AA04 AB61 AC75
5C054 AA01 CA04 DA08 EA01 EA03
EA05 EB05 ED07 EG02 HA30
5K033 AA04 BA06 BA08 BA15 DB17
Claims (4)
- 【請求項1】 車両が備える複数の車載機器と、該車載
機器から受信した画像データの処理を行うデータ処理装
置とが通信可能に接続されてなる車内通信システムにお
いて、 複数の前記車載機器及びデータ処理装置は、通信回線を
介して接続され、 前記車載機器は、前記通信回線を介して接続された他の
車載機器から画像データを受信する手段と、送信すべき
画像データをディジタルデータとして多重化する手段
と、ディジタルデータとして多重化された画像データ
を、通信回線により接続された更に他の車載機器、又は
データ処理装置へ送信する手段とを備えることを特徴と
する車内通信システム。 - 【請求項2】 前記データ処理装置は複数備えられてい
ることを特徴とする請求項1に記載の車内通信システ
ム。 - 【請求項3】 車両に備えられ、受信した画像データの
処理を行うデータ処理装置において、 他のデータ処理装置との間にて通信回線を介して接続す
る手段と、前記通信回線を介して通信する手段とを備え
ることを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項4】 車両に備えられ、通信回線を介して通信
装置との間で接続される車載機器において、 一の通信装置及び他の一の通信装置との間にて通信回線
を介して夫々接続する手段と、前記一の通信装置から画
像データを受信する手段と、送信すべき画像データをデ
ィジタルデータとして多重化する手段と、ディジタルデ
ータとして多重化された画像データを通信回線を介して
前記他の一の通信装置へ送信する手段とを備えることを
特徴とする車載機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001359623A JP2003163926A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 車内通信システム、データ処理装置、及び車載機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001359623A JP2003163926A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 車内通信システム、データ処理装置、及び車載機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003163926A true JP2003163926A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19170592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001359623A Pending JP2003163926A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 車内通信システム、データ処理装置、及び車載機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003163926A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1544834A2 (de) * | 2003-12-17 | 2005-06-22 | KJ GmbH Installationen | Anzeigetafel und Verfahren zur Anzeige |
JP2006148327A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Olympus Corp | 画像生成装置 |
US7061405B2 (en) | 2004-10-15 | 2006-06-13 | Yazaki North America, Inc. | Device and method for interfacing video devices over a fiber optic link |
JP2007036957A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 通信システム |
WO2008099918A1 (ja) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Autonetworks Technologies, Ltd. | 車載映像通信システム及び車載撮像システム |
JP2009038464A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車載光通信システム |
JP2009118473A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車載光lanシステム |
JP2013123265A (ja) * | 2013-02-12 | 2013-06-20 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 受信装置及びパケット通信方法 |
JP2017022780A (ja) * | 2016-10-06 | 2017-01-26 | 京セラ株式会社 | 統合画像処理システム |
JP2018078519A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | 株式会社デンソー | 撮像装置 |
-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001359623A patent/JP2003163926A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1544834A3 (de) * | 2003-12-17 | 2006-12-20 | KJ GmbH Installationen | Anzeigetafel und Verfahren zur Anzeige |
EP1544834A2 (de) * | 2003-12-17 | 2005-06-22 | KJ GmbH Installationen | Anzeigetafel und Verfahren zur Anzeige |
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JP4647975B2 (ja) * | 2004-11-17 | 2011-03-09 | オリンパス株式会社 | 画像生成装置 |
JP2006148327A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Olympus Corp | 画像生成装置 |
JP2007036957A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 通信システム |
US8350886B2 (en) | 2007-02-16 | 2013-01-08 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Vehicle-mounted video communication system and vehicle-mounted image pickup system |
WO2008099918A1 (ja) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Autonetworks Technologies, Ltd. | 車載映像通信システム及び車載撮像システム |
JP2009038464A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車載光通信システム |
JP2009118473A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車載光lanシステム |
JP2013123265A (ja) * | 2013-02-12 | 2013-06-20 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 受信装置及びパケット通信方法 |
JP2017022780A (ja) * | 2016-10-06 | 2017-01-26 | 京セラ株式会社 | 統合画像処理システム |
JP2018078519A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | 株式会社デンソー | 撮像装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |