JP4752567B2 - 映像伝送システム - Google Patents

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本発明は、信号線を介して映像信号を送信する1乃至複数の端末装置と、端末装置から送信される映像信号を受信して映像を表示する主装置とを備える映像伝送システムに関するものである。
従来より、信号線に接続された端末装置から映像信号を送信し、同じく信号線に接続された主装置で映像信号を受信するとともに受信した映像を表示する映像伝送システムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−16263号公報
ところで、端末装置は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像デバイスを有し、撮像デバイスから出力する映像信号を変調して主装置に送信しているが、伝送速度等の条件によっては、撮像デバイスから出力する映像(映像信号)のフレームレート(1秒間に出力する1画面分の映像フレーム数)と、信号線を介して伝送する映像信号のフレームレートとが一致しなくなることがある。このように撮像系のフレームレートと伝送系のフレームレートが一致しない場合、端末装置から主装置に映像信号を正常に伝送することが困難になるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、撮像系と伝送系のフレームレートに差があっても映像信号が正常に伝送できる映像伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、信号線を介して映像信号を送信する1乃至複数の端末装置と、端末装置から送信される映像信号を受信して映像を表示する主装置とを備え、端末装置は、撮像手段と、撮像手段で撮像した映像を変調する変調手段と、変調手段で変調された映像信号を信号線を介して伝送する伝送手段と、主装置から信号線を介して伝送される伝送制御信号を受信する受信手段とを有し、主装置は、信号線を介して伝送される映像信号を受信する受信手段と、受信手段で受信した映像信号を復調する復調手段と、復調手段で復調された映像を表示する表示手段と、端末装置に対して映像信号の伝送条件を指示するための前記伝送制御信号を信号線を介して送信する送信手段とを有する映像伝送システムであって、端末装置は、受信手段で受信する伝送制御信号で指示された伝送条件に基づいて伝送手段による映像信号の伝送タイミングを調整する伝送タイミング調整手段を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、端末装置は、伝送タイミング調整手段として、撮像手段で撮像される映像を異なるフレーム毎に記憶するフレームメモリを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、端末装置は、出力する映像のフレームレートが可変である前記撮像手段を有するとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置から指示される伝送条件より伝送可能な映像のフレームレートを検出するフレームレート検出手段と、検出されたフレームレートに合わせて撮像手段が映像を出力するフレームレートを調整するフレームレート調整手段とを有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、端末装置は、出力する映像のフレームレートが一定である前記撮像手段を有するとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置から指示される伝送条件より伝送可能な映像のフレームレートを検出するフレームレート検出手段と、検出されたフレームレートに合わせて撮像手段が出力する映像を間引く間引き手段とを有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、端末装置は、出力する映像のフレームレートを撮像条件に合わせて最適値に制御する前記撮像手段を有するとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置から指示される伝送条件より伝送可能な映像のフレームレートを検出するフレームレート検出手段と、検出されたフレームレートに合わせて映像信号の送信禁止期間を計時する計時手段と、計時手段で計時された送信禁止期間において伝送手段による映像信号の伝送を停止させる送信禁止手段とを有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、端末装置は、主装置が伝送制御信号を送信しているか否かを検出する伝送制御信号検出手段と、伝送制御信号検出手段の検出結果に応じて、主装置が伝送制御信号を送信しているときは伝送タイミング調整手段が映像信号の伝送タイミング調整を行う動作モードとし、主装置が伝送制御信号を送信していないときは伝送タイミング調整手段が映像信号の伝送タイミング調整を行わない動作モードとする動作モード切換手段とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、端末装置の有する伝送タイミング調整手段が、受信手段で受信する伝送制御信号で指示された伝送条件に基づいて伝送手段による映像信号の伝送タイミングを調整するので、撮像系と伝送系のフレームレートに差があっても映像信号が乱れなく正常に伝送できる。
請求項2の発明によれば、撮像手段で撮像される映像を異なるフレーム毎にフレームメモリに記憶するので、伝送不可となった映像を破棄して伝送可能な映像のみを伝送することにより、簡易な構成で映像信号が乱れなく正常に伝送できる。
請求項3の発明によれば、伝送可能な映像のフレームレートに合わせて撮像手段が映像を出力するフレームレートをフレームレート調整手段で調整するので、撮像手段が出力する映像のフレームレートが可変である場合でも、簡易な構成で映像信号が乱れなく正常に伝送できる。
請求項4の発明によれば、伝送可能な映像のフレームレートに合わせて撮像手段が映像を出力するフレームレートを間引き手段で間引くので、撮像手段が出力する映像のフレームレートが一定である場合、簡易な構成で映像信号が乱れなく正常に伝送できる。
請求項5の発明によれば、伝送可能な映像のフレームレートに合わせて映像信号の送信禁止期間を計時手段で係止するとともに、送信禁止手段が、送信禁止期間において伝送手段による映像信号の伝送を停止させるので、撮像手段が出力する映像のフレームレートを撮像条件に合わせて最適値に制御する場合でも、簡易な構成で映像信号が乱れなく正常に伝送できる。
請求項6の発明によれば、伝送制御信号が不要であるシステム、すなわち、端末装置と主装置が一対一で映像信号を伝送するシステムとの間で端末装置が共用できる。
(実施形態1)
本実施形態の映像伝送システムは、図1に示すように信号線Lsを介して映像信号を送信する複数台の端末装置2と、伝送制御信号(同期信号)SYを送信するとともに端末装置2から時分割多重伝送される映像信号を信号線Lsを介して受信して映像を表示する主装置1と、端末装置2から時分割多重伝送される映像信号を主装置1経由で信号線Lsを介して受信して映像を表示する表示装置3とを備えている。ここで、信号線Lsにはペア線などの平衡線路を用いているが、同軸線のような不平衡線路であっても構わない。また、エンハンストカテゴリー5あるいはカテゴリー6のLANケーブルの1ペアやCPEVケーブルの1ペアを信号線Lsに利用しても構わない。
端末装置2は、図1に示すように個体撮像素子(CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなど)やレンズ等の光学系を有する撮像部20と、撮像部20の出力を増幅したりディジタル信号に変換する信号処理部21と、信号処理部21から出力されるディジタルの映像信号(映像データ)を一時的に記憶(バッファリング)するフレームメモリ22と、フレームメモリ22に記憶されている映像信号を読み出して変調するとともに同期信号SYを復調する変復調部23と、変復調部23で変調された映像信号を送信するとともに同期信号SYを受信するための送受信部24と、CPUを主構成要素とし各部を制御する制御部25と、主装置1との間で信号線Lsを介して制御信号を送受信する制御信号送受信部26と、送受信部24から出力する映像信号と制御信号送受信部26から出力する制御信号を周波数分割多重するとともに信号線Lsを介して主装置1から伝送される制御信号を周波数分離する多重分離部27とを具備する。ここで、フレームメモリ22は1フレーム(1画面)分の映像が記憶可能な2つの記憶領域を有しており、各々の記憶領域への映像データの書込と読出を並行して行うことができる。なお、フレームメモリ22として2つのアクセスポートを有するものを用いるか、あるいは、1つのアクセスポートしか有しないものであってもデータの書込と読出のタイミングをずらして時分割でアクセスすれば、各記憶領域への映像データの書込と読出を同時に行うことが可能である。
主装置1は、CPUを主構成要素とする制御部10と、同期信号SYの送信並びに映像信号の受信、制御信号の送受信を行う送受信部11と、信号処理部13から出力される同期信号SYを変調するとともに送受信部11で受信する映像信号を復調する変復調部12と、同期信号SYを生成するとともに変復調部12で復調された映像信号(映像データ)から元の映像を再構成する信号処理部13と、LCDパネルのような表示デバイスを有し信号処理部13で再構成された映像を表示する表示部14と、端末装置2並びに表示装置3との間で信号線Lsを介して制御信号を送受信する制御信号送受信部15と、送受信部11から出力される同期信号SYと制御信号送受信部15から出力する制御信号を周波数分割多重するとともに信号線Lsを介して端末装置2から伝送される映像信号及び制御信号を周波数分離し且つ映像信号を表示装置3が接続された信号線Lsに分岐する多重分離分岐部16とを具備する。なお、主装置1と各端末装置2並びに表示装置3との間では、制御信号によって動作状態の制御や通知が行われるが、このような制御信号による遠隔制御及び遠隔監視については従来周知の技術で実現可能であるから説明を省略する。
同期信号(伝送制御信号)SYは、図2(a)に示すようにヘッダ部とデータ部で構成される。ヘッダ部は、プリアンブル、パケット種別、変調方式、タイムスロットの送信可否符号Ax,Bx,Cx,Dx、データ長、誤り訂正符号で構成される。ここで、送信可否符号Ax,Bx,Cx,Dxは、本システムで規定する4つのタイムスロットA,B,C,Dに対する映像信号の送信可否を主装置1から各端末装置2に通知するものである。一方、データ部は、各タイムスロットA,B,C,Dに対する端末装置2の割り当て情報Ay,By,Cy,Dyと誤り訂正符号とで構成される。割り当て情報Ay,By,Cy,Dyにはそれぞれ端末装置2の識別符号が主装置1によって格納され、割り当て情報Ay,By,Cy,Dyに格納された各識別符号の端末装置2が各タイムスロットA,B,C,Dを使用して映像信号を送信する。但し、割り当て情報Ay,By,Cy,Dyに識別符号が格納されていても、送信可否符号Ax,Bx,Cx,Dxで許可されているタイムスロットA,B,C,Dのみが使用可能であることは言うまでもない。
また、図2(b)に示すように映像信号もヘッダ部とデータ部で構成される。ヘッダ部は、プリアンブル、送信元の端末装置2を示す識別符号、パケット種別、変調方式、映像データライン番号、データ長、誤り訂正符号で構成される。一方、データ部は、映像データと誤り訂正符号とで構成される。ここで、映像データは、1フレームを構成する各ライン毎に分割して伝送され、各ライン毎の映像データをライン番号の順番に垂直方向へつなげることで1フレームの映像が再構成できるものである(所謂プログレッシブ方式を採用している)。
主装置1並びに端末装置2においては、図2(c)に示すように同期信号SYの立ち下がりから所定の待機時間が経過した時点を先頭のタイムスロットAの開始時点とし、次の同期信号SYが立ち上がるまでの期間(信号送信期間)内に4つのタイムスロットA,B,C,Dを配置している。ここで、本実施形態では信号送信期間内に4つのタイムスロットA,B,C,Dを配置しているから、最大4台の端末装置2が個別に映像信号を送信できる。なお、1つのタイムスロットに収容可能なデータ量が固定であるため、送信元の端末装置2に割り当てられるタイムスロットの個数によって伝送可能な映像信号のフレームレートが変化することになる。例えば、1台の端末装置2に1つのタイムスロットしか割り当てられていない場合に比較して、4つのタイムスロットが全て1台の端末装置2に割り当てられた場合は伝送系における映像のフレームレートが4倍になる。
次に、図3のタイムチャートを参照しながら、本実施形態における端末装置2から主装置1への映像信号伝送に関わる動作を説明する。なお、図3における「画像」とは1フレーム(1画面)分の映像データを表し、「撮像画像」とは撮像部20から信号処理部21を経てフレームメモリ22の2つの記憶領域に書き込まれる映像を表し、「伝送画像」とはフレームメモリ22から読み出されて変復調部23で変調されて主装置1に送信される映像を表している。また、「Aフレーム」、「Bフレーム」はそれぞれフレームメモリ22の2つの記憶領域を表している。また、撮像画像のフレームレートに対して伝送画像のフレームレートが遅く(低く)なっている。
まず、最初の画像1がAフレームへ書き込まれるのと並行してAフレームから伝送画像として画像1が読み出される。そして、画像1の書込が完了する前に、次の撮像画像である画像2が信号処理部21から出力されてBフレームに書き込まれ、画像1の読み出しが完了した後、書込と並行してBフレームから伝送画像として画像2が読み出される。以下、撮像画像たる画像3,画像4,…が順次Aフレーム又はBフレームに書き込まれると同時に伝送画像としてAフレーム並びにBフレームから交互に読み出されるのであるが、撮像画像のフレームレートに対して伝送画像のフレームレートが遅いため、次の撮像画像(例えば、画像5)の書込を開始すべき時点で前の伝送画像(図示例では画像3,画像4)の読出及び書込が完了していないという状況が生じ得る。このような状況が生じた場合、本実施形態の端末装置2では本来のタイミングで書込が開始できなかった撮像画像(図示例では画像5)が破棄されるとともに、その次の撮像画像(図示例では画像6)が、読出又は書込の完了したフレーム(図示例ではAフレーム)に再び本来のタイミングで書き込まれる。なお、伝送画像として読み出すべき画像が何れのフレームにも存在しない場合は撮像画像が書き込まれるまで伝送画像の読み出しを待機すればよい。
而して、伝送タイミング調整手段たるフレームメモリ22により、送受信部24で受信する伝送制御信号(同期信号SY)で指示された伝送条件(伝送許可されたタイムスロットの個数)に基づき、撮像画像を異なるフレーム毎にフレームメモリ22に記憶することで映像信号の伝送タイミングが調整されるので、撮像系(撮像画像)と伝送系(伝送画像)のフレームレートに差があっても映像信号が乱れなく正常に伝送できるものである。これに対して、上述のような伝送タイミング調整を行わず、フレームメモリ22をFIFOのような単なるバッファとしてのみ用いた場合には、フレームの一部(例えば、数ライン分の映像データ)が失われた映像が伝送されたり、前後のフレームで数ライン分の映像データが混在してしまう等の現象が発生し、主装置1で表示される映像が乱れてしまうことになる。
なお、本実施形態では伝送制御信号(同期信号SY)並びに映像信号の多重化方式として時分割多重方式を用いているが、周波数分割多重(FDMA)や符号分割多重(CDMA)などの多重化方式を用いるか、若しくはこれらの方式を組み合わせて用いても構わない。
(実施形態2)
本実施形態は端末装置2の構成に特徴があり、その他の主装置1の構成や端末装置2の基本構成については実施形態1と共通である。したがって、実施形態1と共通の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における端末装置2は、撮像部20の出力する映像(撮像画像)のフレームレート(以下、「撮像フレームレート」と呼ぶ。」)が可変であるとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置1から指示される伝送条件より伝送可能な映像(伝送画像)のフレームレート(以下、「伝送フレームレート」と呼ぶ。)を検出する伝送フレームレート検出部25aと、検出されたフレームレートに合わせて撮像部20の出力するフレームレートを調整する撮像フレームレート調整部25bとを制御部25に有している。
伝送フレームレート検出部25aは、同期信号SYにより主装置1から伝送許可されたタイムスロットの個数に基づいて伝送フレームレートを検出し、検出した伝送フレームレートを撮像フレームレート調整部25bに伝える。撮像フレームレート調整部25bは、撮像部20を制御することで伝送フレームレート検出部25aから伝えられた伝送フレームレートに撮像フレームレートを一致させる。
而して、撮像部20から信号処理部21で信号処理された映像信号(撮像画像)を、実施形態1のようにフレームメモリ等のバッファを用いて速度調整せずに、変復調部23から送受信部24へと送られる映像信号(伝送画像)として直接用いても、乱れのない映像を伝送することができる。例えば、図5に示すように主装置1によって画像4の伝送フレームレートが変更されて遅くなった場合、伝送フレームレート検出部25aが同期信号SYから伝送フレームレートの変更を検出し、その検出結果に基づいて撮像フレームレート調整部25bが撮像部20を制御して撮像フレームレートを遅くして変更後の伝送フレームレートに一致させ、また、主装置1によって画像4の伝送フレームレートが変更されて速くなった場合も、同様に伝送フレームレート検出部25aが同期信号SYから伝送フレームレートの変更を検出し、その検出結果に基づいて撮像フレームレート調整部25bが撮像部20を制御して撮像フレームレートを速くして変更後の伝送フレームレートに一致させることができる。
(実施形態3)
本実施形態は端末装置2の構成に特徴があり、その他の主装置1の構成や端末装置2の基本構成については実施形態1又は2と共通である。したがって、実施形態1又は2と共通の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における端末装置2は、撮像部20における撮像フレームレートが一定であるとともに、伝送タイミング調整手段として、伝送フレームレートを検出する伝送フレームレート検出部25aを制御部25に有するとともに、検出されたフレームレートに合わせて撮像部20が出力する映像(撮像映像)を間引く間引き処理部28を具備している。
伝送フレームレート検出部25aは、実施形態2と同じく同期信号SYにより主装置1から伝送許可されたタイムスロットの個数に基づいて伝送フレームレートを検出し、検出した伝送フレームレートを間引き処理部28に伝える。間引き処理部28は、信号処理部21から出力される撮像画像を一時的に記憶(バッファリング)するとともに、伝送フレームレート検出部25aから伝えられた伝送フレームレートと撮像部20における撮像フレームレートとの比(フレームレート比)を演算し、フレームレート比に応じて間引き処理が必要な撮像画像のフレーム数を決定して間引き処理を行う。例えば、図7に示すように画像1については撮像フレームレートと伝送フレームレートが同じであったが、主装置1により伝送フレームレートが変更されて撮像フレームレートの3分の2になったとすると、間引き処理部28が2フレーム毎に1フレームを間引く間引き処理を行うことで画像3が間引かれ、画像2の次に画像4が伝送されることになる。さらに、主装置1により伝送フレームレートが変更されて撮像フレームレートの5分の2になったとすると、間引き処理部28が3フレーム毎に2フレームを間引く間引き処理を行うことで画像6〜8のうちで画像7,8が間引かれ、画像6の次に画像9(図示せず)が伝送されることになる。
而して、間引き処理部28による間引き処理の結果、変復調部23から送受信部24へと送られる映像信号(伝送画像)のフレームレートが適切に調整されて乱れのない映像を伝送することができる。
(実施形態4)
本実施形態は端末装置2の構成に特徴があり、その他の主装置1の構成や端末装置2の基本構成については実施形態1又は2と共通である。したがって、実施形態1又は2と共通の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における端末装置2は、撮像部20における撮像フレームレートが撮像条件に合わせて最適値に制御されるとともに、伝送タイミング調整手段として、伝送フレームレートを検出するフレームレート検出部25aと、検出された伝送フレームレートに合わせて映像信号の送信禁止期間を計時する計時手段たるカウンタ制御部25cとを制御部25に有するとともに、カウンタ制御部25cで計時された送信禁止期間において映像信号の伝送を停止させる送信禁止処理部29を具備している。
撮像部20においては、例えば、周囲が暗いときに露光時間を長くするとともに撮像フレームレートを遅くして最適値に制御する。また、伝送フレームレート検出部25aは、実施形態2と同じく同期信号SYにより主装置1から伝送許可されたタイムスロットの個数に基づいて伝送フレームレートを検出し、検出した伝送フレームレートをカウンタ制御部25cに伝える。カウンタ制御部25cは、伝送フレームレート検出部25aから伝えられた伝送フレームレートに基づいて送信禁止期間(送受信部24から信号線Lsを介して伝送画像が送信されている期間)を計時して送信禁止処理部29に通知する。送信禁止処理部29は、信号処理部21から出力される撮像画像を一時的に記憶(バッファリング)するとともに、送信禁止期間に信号処理部21から入力された撮像画像を1フレーム毎に破棄する。例えば、図9に示すように画像1,2については撮像フレームレートと伝送フレームレートが同じであったが、主装置1により伝送フレームレートが変更されて撮像フレームレートよりも遅くなったとすると、変更後の最初の伝送画像(画像3)に対応する送信禁止期間に次の撮像画像(画像4)が信号処理部21から送信禁止処理部29に入力されるから、1フレーム分の画像4が送信禁止処理部29によって変復調部23に出力されずに破棄され、さらに、撮像部20が撮像画像(画像5)の撮像フレームレートを速くしたとすると、変更後の最初の伝送画像(画像5)に対応する送信禁止期間に次の撮像画像(画像6,7)が信号処理部21から送信禁止処理部29に入力されるから、2フレーム分の画像6,7が送信禁止処理部29によって変復調部23に出力されずに破棄される。
而して、送信禁止処理部29によって撮像画像が破棄される送信禁止期間は、カウンタ制御部25cによって伝送フレームレートに合わせて適切に調整されるため、撮像部20における撮像フレームレートが自動的に変更されても常に乱れのない映像を伝送することができる。
(実施形態5)
本実施形態は端末装置2の構成に特徴があり、その他の主装置1の構成や端末装置2の基本構成については実施形態1と共通である。したがって、実施形態1と共通の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態1では1台の主装置1に信号線Lsを介して複数台の端末装置2が接続されており、主装置1から信号線Lsに送出する伝送制御信号(同期信号SY)によって各端末装置2における映像信号の伝送タイミングが決定されている。一方、1台の主装置と1台の端末装置2が一対一で映像信号を伝送するシステム構成の場合、実施形態1における主装置1のように同期信号SYを送出して伝送制御を行う必要はなく、端末装置2が自ら伝送タイミングを決定して映像信号を伝送すればよい。
そこで本実施形態では、主装置が伝送制御信号(同期信号SY)を送信しているか否かを検出する伝送制御信号検出部25dを制御部25に設け、伝送制御信号検出部25dの検出結果に応じて、制御部25が、主装置1が同期信号SYを送信しているときは伝送タイミング調整手段(フレームメモリ22)が映像信号の伝送タイミング調整を行う動作モードに切り換えるとともに、主装置が同期信号SYを送信していないときは伝送タイミング調整手段が映像信号の伝送タイミング調整を行わない動作モードに切り換えている。
而して、本実施形態によれば、伝送制御信号が不要であるシステム、すなわち、端末装置2と主装置が一対一で映像信号を伝送するシステムとの間で端末装置2が共用できるという利点がある。但し、一対一用と一対多用とで必ずしも専用の主装置1を用意する必要はなく、伝送制御信号(同期信号SY)の送信に関わる機能を停止することで主装置1も端末装置2と同様に共用可能である。
ここで、図11に示すようにゲート装置103の接続口に対して機能モジュール108のコネクタを接続するだけで機能モジュール108の電力路と、情報路とを同時に確保でき、しかも機能モジュール108をどのゲート装置103にも接続できるレイアウトフリーで施工性に優れた配線システムがある。かかる配線システムは、建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス102を設け、各スイッチボックス102間に壁面内に先行配線した電力線110と、情報線111とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス102に対しては配線盤101内に引き込まれ主幹ブレーカMBと、分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれて電力線110を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイ120(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線111を導入してある。そして、このような配線システムに本発明に係る映像伝送システムを組み込むことも可能である。より具体的には、主装置1、端末装置2、表示装置3を、機能モジュール108としてゲート装置103に接続すればよい。
本発明の実施形態1を示すシステム構成図である。 (a)は同期信号並びにタイムスロットのタイムチャート、(b)は同上における同期信号の説明図、(c)は同上における映像信号の説明図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 本発明の実施形態2を示すシステム構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 本発明の実施形態3を示すシステム構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 本発明の実施形態4を示すシステム構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 本発明の実施形態5を示すシステム構成図である。 同上を組み込む配線システムのシステム構成図である。
符号の説明
1 主装置
2 端末装置
20 撮像部
21 信号処理部
22 フレームメモリ
23 変復調部
24 送受信部
25 制御部
27 多重分離部

Claims (6)

  1. 信号線を介して映像信号を送信する1乃至複数の端末装置と、端末装置から送信される映像信号を受信して映像を表示する主装置とを備え、
    端末装置は、撮像手段と、撮像手段で撮像した映像を変調する変調手段と、変調手段で変調された映像信号を信号線を介して伝送する伝送手段と、主装置から信号線を介して伝送される伝送制御信号を受信する受信手段とを有し、
    主装置は、信号線を介して伝送される映像信号を受信する受信手段と、受信手段で受信した映像信号を復調する復調手段と、復調手段で復調された映像を表示する表示手段と、端末装置に対して映像信号の伝送条件を指示するための前記伝送制御信号を信号線を介して送信する送信手段とを有する映像伝送システムであって、
    端末装置は、受信手段で受信する伝送制御信号で指示された伝送条件に基づいて伝送手段による映像信号の伝送タイミングを調整する伝送タイミング調整手段を有することを特徴とする映像伝送システム。
  2. 端末装置は、伝送タイミング調整手段として、撮像手段で撮像される映像を異なるフレーム毎に記憶するフレームメモリを有することを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  3. 端末装置は、出力する映像のフレームレートが可変である前記撮像手段を有するとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置から指示される伝送条件より伝送可能な映像のフレームレートを検出するフレームレート検出手段と、検出されたフレームレートに合わせて撮像手段が映像を出力するフレームレートを調整するフレームレート調整手段とを有することを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  4. 端末装置は、出力する映像のフレームレートが一定である前記撮像手段を有するとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置から指示される伝送条件より伝送可能な映像のフレームレートを検出するフレームレート検出手段と、検出されたフレームレートに合わせて撮像手段が出力する映像を間引く間引き手段とを有することを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  5. 端末装置は、出力する映像のフレームレートを撮像条件に合わせて最適値に制御する前記撮像手段を有するとともに、伝送タイミング調整手段として、主装置から指示される伝送条件より伝送可能な映像のフレームレートを検出するフレームレート検出手段と、検出されたフレームレートに合わせて映像信号の送信禁止期間を計時する計時手段と、計時手段で計時された送信禁止期間において伝送手段による映像信号の伝送を停止させる送信禁止手段とを有することを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  6. 端末装置は、主装置が伝送制御信号を送信しているか否かを検出する伝送制御信号検出手段と、伝送制御信号検出手段の検出結果に応じて、主装置が伝送制御信号を送信しているときは伝送タイミング調整手段が映像信号の伝送タイミング調整を行う動作モードとし、主装置が伝送制御信号を送信していないときは伝送タイミング調整手段が映像信号の伝送タイミング調整を行わない動作モードとする動作モード切換手段とを有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の映像伝送システム。
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