JP2003163527A - アンテナ装置およびその製造方法 - Google Patents

アンテナ装置およびその製造方法

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JP2003163527A JP2001358401A JP2001358401A JP2003163527A JP 2003163527 A JP2003163527 A JP 2003163527A JP 2001358401 A JP2001358401 A JP 2001358401A JP 2001358401 A JP2001358401 A JP 2001358401A JP 2003163527 A JP2003163527 A JP 2003163527A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の目的とする共振周波数に対応したヘリ
カル型のアンテナ装置を同一の基体を用いて得ることが
可能で、製造工程および製造コストの低減を図ることが
可能なアンテナ装置を提供する。 【解決手段】 略直方体の誘電体または磁性体から成
り、相対向する一対の側面に上下面にわたる溝状の複数
の凹部2およびこの凹部2間に位置する凸部3が交互に
形成された基体1と、この基体1の上下面および凹部2
もしくは凸部3に形成され、全体として基体1をらせん
状に取り巻く線状の電極導体4とを具備して成り、電極
導体4は、凹部2もしくは凸部3の少なくとも1つを飛
ばして形成されているアンテナ装置である。同一の基体
1を用いて、種々の所望の共振周波数を有するヘリカル
型のアンテナ装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信機器やロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)用等に用いられる
ヘリカル型のアンテナ装置およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信機器等に用いられるアンテナ
装置としては、従来から種々の構成のものが提案され用
いられている。これらのアンテナ装置の内、基体にセラ
ミックスを用いたヘリカル型のアンテナ装置についても
種々のものが提案されており、これについては、特開20
00−312109号公報や特開2001−168624号公報に開示され
たものに代表されるように、低コストの製造の方法も提
案されている。
【0003】このアンテナ装置の製造方法は、例えばセ
ラミック基板上に多数個のアンテナ装置領域を区画する
スナップライン(分割線)とスルーホール(貫通孔)と
を形成し、基板の上下面への電極導体の印刷および側面
の電極導体となるスルーホール印刷を経て焼成した後、
セラミック基板をスナップラインに沿って分割し、セラ
ミック基体にヘリカル状の電極導体が形成された、多数
個のヘリカル型のアンテナ装置を製造するというもので
ある。
【0004】一方、アンテナ装置の共振周波数の調整方
法に関しては、特開平9−121111号公報や特開平9−93
033号公報に開示されたものに代表されるように、レー
ザ等により電極導体をトリミングすること等により共振
周波数を調整する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなアンテナ装置の方法では、共振周波数が電極導体
の長さに依存していることおよびセラミック基板のスル
ーホールの位置を容易には変更できないことにより、1
つのセラミック基板より製造できるアンテナ装置は、1
つの共振周波数を有するものしか製造することができな
いという問題点があった。
【0006】また、このアンテナ装置の電極導体をレー
ザトリミングすることにより所望の共振周波数へ調整す
ることができるが、レーザによるトリミングの工程が増
すことにより、製造工程や製造コストにかかる負担が大
きくなるという問題点もあった。
【0007】一方、近年の移動体通信機器は多数のメー
カーにより多種多様化されており、アンテナ装置の共振
周波数に関しても機種毎にその値を設定値に合わせる必
要がある。従って、異なった共振周波数を持つ複数のア
ンテナ装置を製造するためには、共振周波数の数の分だ
けスルーホールの位置を異ならせたセラミック基板を用
意するか、または、同じ電極導体を形成したものに対し
て種々のレーザトリミングを行なう必要があり、製造工
程や製造コスト上好ましくない。
【0008】また、アンテナ装置の共振周波数は、電極
導体が一定であれば、基体となるセラミック基板の誘電
率によっても変化する。目的とする共振周波数を得るた
めには、セラミック基板の誘電率に応じて電極導体の長
さを変更する必要がある。
【0009】一方、基体となるセラミック基板の誘電率
は、次に代表される理由等によりばらつきが生じる。 (1)基体となるセラミック基板の原料の製造工程にお
ける混合ずれや、純度や粒径のばらつきに起因する誘電
率のばらつき。 (2)基体成型時の加圧圧力やバインダのばらつきに起
因する基体の密度ばらつきによる誘電率のばらつき。 (3)焼成工程における焼成温度や焼成時に基体に触れ
るセッター・トチ・トモコ・雰囲気等との化学反応に起
因する誘電率のばらつき。
【0010】従って、基体の誘電率のばらつきがあるに
も関わらず目的とする共振周波数を得るためには、前記
のようにレーザトリミングを行なうか、この基体となる
セラミック基板の誘電率のばらつきを軽減するために高
精度の管理を行なうか、例えば焼成炉の中の温度分布を
一定に保つためにセラミック基板を詰め込めるだけ詰め
込まない状態での焼成を行なうような、容量に余裕を持
たせた製造を行なうか、または、目的とする共振周波数
の以外のアンテナ装置は不良品として廃棄するか等の必
要があり、製造工程や製造コスト上および不良率の観点
より望ましくない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて案出されたもの
であり、その目的は、複数の目的とする共振周波数に対
応したヘリカル型のアンテナ装置を同一の基体を用いて
得ることが可能で、製造工程および製造コストの低減を
図ることが可能なアンテナ装置およびその製造方法に関
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、略直方体の誘電体または磁性体から成り、相対向す
る一対の側面に上下面にわたる溝状の複数の凹部および
この凹部間に位置する凸部が交互に形成された基体と、
この基体の前記上下面および前記凹部もしくは前記凸部
に形成され、全体として前記基体をらせん状に取り巻く
線状の電極導体とを具備して成り、前記電極導体は、前
記凹部もしくは前記凸部の少なくとも1つを飛ばして形
成されていることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明のアンテナ装置は、上記構成
において、複数の前記凹部および前記凸部は、一対の前
記側面間で対をなすように形成されており、前記電極導
体は、前記凹部もしくは前記凸部の少なくとも一対を飛
ばして形成されていることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明のアンテナ装置の製造方法
は、下記(A)〜(E)の各工程を順次行なうことによ
り、所望の共振周波数を有する上記本発明のアンテナ装
置を得ることを特徴とするものである。 (A)略直方体の誘電体または磁性体から成り、相対向
する一対の側面に上下面にわたる溝状の複数の凹部およ
びこの凹部間に位置する凸部が交互に形成された基体を
複数準備する。 (B)前記基体の前記上下面および前記凹部もしくは前
記凸部に、全体として前記基体をらせん状に取り巻く線
状の電極導体を形成して、前記凹部もしくは前記凸部を
飛ばさずに前記電極導体を形成したヘリカル型の基準ア
ンテナおよび前記凹部もしくは前記凸部の少なくとも1
つを飛ばし、その飛ばした位置を順次変更して前記電極
導体を形成したヘリカル型の複数の比較アンテナを作製
する。 (C)前記基準アンテナおよび複数の前記比較アンテナ
についてそれぞれ共振周波数を測定してその測定結果を
Yとし、前記基体の一方の端面側から数えた前記凹部も
しくは前記凸部の前記飛ばした位置をX番目としたとき
(ただし、前記基準アンテナについてはX=0とする)
のXと前記共振周波数との関係をXの6次式で近似した
関係式Y=aX6+bX5+cX4+dX3+eX2+fX
+g(ただし、a〜gは定数)を求める。 (D)(C)で求めた関係式により、所望の共振周波数
に最も近い前記共振周波数Yが得られる前記飛ばした位
置Xを決定する。 (E)前記基体の前記上下面および前記凹部もしくは前
記凸部に、全体として前記基体をらせん状に取り巻く線
状の電極導体を、(D)で決定したX番目の位置の前記
凹部もしくは前記凸部を飛ばして形成するとともに、前
記電極導体の線幅を調整して、所望の共振周波数を有す
る請求項1または請求項2のいずれかに記載のアンテナ
装置を得る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のアンテナ装置によれば、
基体の上下面および凹部もしくは凸部に形成され、全体
として基体をらせん状に取り巻く線状の電極導体が、凹
部もしくは凸部の少なくとも1つを飛ばして形成されて
いることから、この凹部もしくは凸部を飛ばして形成さ
れた電極導体の部分により、アンテナ装置内にリアクタ
ンス素子部を設けることになる。ヘリカル型のアンテナ
装置の電極導体における電流分布は、正弦波のような形
をしており、これに対して凹部もしくは凸部の少なくと
も1つ以上を飛ばし、その飛ばした位置を変化させるこ
とにより、アンテナ装置の電極導体における電流分布の
節に近い位置より腹の位置までリアクタンス素子部の位
置を変化させることが可能となる。このリアクタンス素
子部は電流分布の強さに依存して機能することより、電
流分布が、腹の位置にて最大となり、節の位置にて最小
となるような働きをする。従って、リアクタンス素子部
の位置を変化させること、すなわち1つ以上の凹部もし
くは凸部の飛ばす位置を変化させることにより共振周波
数を変化させることができる。また、その変化量は、ヘ
リカル型のアンテナ装置の電極導体における電流分布が
一定であることや、リアクタンス素子部の値に関しては
飛ばす凹部もしくは凸部の数が一定であれば一定である
ことより、共振周波数は純粋に凹部もしくは凸部の飛ば
す位置に依存することとなる。
【0016】なお、凹部もしくは凸部の飛ばした位置が
基体の一対の側面間で対をなしていない場合には、その
製造段階において電極導体のパターンが凹部もしくは凸
部の飛ばした位置の前後で複雑になり、製造精度や製造
コスト上望ましくない場合がある。これに対して、凹部
もしくは凸部の飛ばした位置が一対の側面間で対を成す
ように形成されており、電極導体が凹部もしくは凸部の
少なくとも1対を飛ばして形成されている場合には、電
極導体のパターンを対をなす凹部もしくは凸部の飛ばし
た位置の部分のみ削除するようにして形成し、飛ばした
位置の前後の電極導体のパターンは変更しなくても良い
ため、製造の精度が安定するとともに、製造工程や製造
コスト上で有利となり安価に製造できるものとなる。
【0017】なお、理論的には凹部もしくは凸部の飛ば
す位置に応じて共振周波数が連続的に変化するのである
が、実際のアンテナ装置においては凹部もしくは凸部の
飛ばす位置は、基体の一対の側面に形成された凹部もし
くは凸部の位置、例えばセラミック基板に形成した貫通
孔の位置に依存するため、調整できる共振周波数の値
は、連続的な変化ではなく、とびとびの値の集合とな
る。これについては、とびとびの値の間の共振周波数に
ついても連続的に調整するために、電極導体の線幅を利
用した周波数調整を行なえばよい。電極導体の線幅を変
化させることにより、全体のインピーダンス成分を変化
させることができ、インピーダンス成分を変化させるこ
とで共振周波数を調整することが可能となる。
【0018】また、本発明のアンテナ装置の製造方法に
よれば、データ作成用の試料を数個作製することによっ
て、飛ばす位置Xに対する共振周波数Yを数式化するこ
とができる。数式化が可能な理由としては、前述の共振
周波数は純粋に凹部もしくは凸部の飛ばす位置に依存す
るためである。この数式を利用することにより、目的と
する共振周波数の値を大きく変化させることが容易に行
なえるようになり、試作・設計の回数が減少し所望の共
振周波数を有するアンテナ装置を得るまでのスピードア
ップの実現が可能となる。
【0019】以上により、本発明によれば、同一の基体
を用いて、種々の所望の共振周波数を有するヘリカル型
のアンテナ装置を得ることができる。
【0020】以下、本発明のアンテナ装置およびその製
造方法について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】図1は本発明のアンテナ装置の実施の形態
の一例を示す斜視図であり、図2および図3は本発明の
アンテナ装置の実施の形態の他の例を示す斜視図であ
る。これらの図において同様の箇所には同じ符号を付し
てあり、1は略直方体の誘電体または磁性体から成る基
体、2は基体1の相対向する一対の側面に上下面にわた
って溝状に形成された凹部、3は凹部2間に位置する凸
部である。これら凹部2および凸部3は複数、これらの
例では9つの凹部2およびその間に位置する8つの凸部
3が交互に形成されている。4は基体1の上下面および
凹部2もしくは凸部3に形成され、全体として基体1を
らせん状に取り巻く線状の電極導体であり、これらの例
では基体1の側面において電極導体4は凹部2に形成さ
れている。5は電極導体4への給電部となる端子電極で
ある。また、図中に示したA,B,C,…およびa,
b,c,…は、それぞれ基体1の側面における凹部2も
しくは凸部3の位置を示す符号であり、これらの例では
基体1の側面に9つずつ形成された凹部2の位置を示し
ている。なお、これらの例では一対の側面間で凹部2お
よび凸部3がそれぞれ対をなすように形成されている。
【0022】そして、本発明のアンテナ装置は、電極導
体4が凹部2もしくは凸部3、これらの例では凹部2の
少なくとも1つを飛ばして形成されていることを特徴と
するものであり、図1に示す例においては凹部2のうち
Aおよびaを飛ばして電極導体4が形成されており、図
2に示す例では凹部2のうちBおよびbを飛ばして、図
3に示す例では凹部2のうちCおよびcを飛ばして形成
されている。なお、このように凹部2を飛ばす位置は、
所望の共振周波数が得られるように選定されるものであ
り、同様にEおよびe,Fおよびf,Gおよびg,…を
飛ばしてもよい。また、2つ以上の凹部2を飛ばしても
よく、その際には飛ばす凹部2の位置は連続してして
も、とびとびの位置であってもよい。また、電極導体4
が凸部3に形成されている場合には、その凸部3を同様
に飛ばして形成すればよい。
【0023】本発明のアンテナ装置において、基体1は
略直方体の誘電体または磁性体から成り、例えばガラス
エポキシやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等
の有機系樹脂材料・アルミナを主成分とする低温焼結材
料・Ni−Znを主成分とする低温焼結材料・コージラ
イト・ステアタイト・フェライト・YIG等から成るも
のである。また、電極導体4および端子電極5は、アル
ミニウム・銅・ニッケル・銀・パラジウム・白金・金等
の電気抵抗の低い導体で形成されている。
【0024】このような本発明のアンテナ装置は、例え
ば母基板を用いたいわゆる多数個取りの手法により作製
される。その作製方法の例を図5に示す平面図を参照し
つつ説明する。図5は、本発明のアンテナ装置を作製す
る方法の例における母基板10の例を示す平面図である。
【0025】まず、誘電体粉末または磁性体粉末に有機
バインダおよび溶剤を添加混合して成形されたグリーン
シートを準備する。次に、グリーンシートの上面または
下面の少なくとも一方に格子状の分割溝11を形成して複
数の矩形状のアンテナ領域12を配列形成するとともに、
アンテナ領域12の対向する2辺をなす分割溝11上にアン
テナ装置の基体1の側面に凹部2を形成するための貫通
孔13を形成する。これにより、略直方体の誘電体または
磁性体から成り、相対向する一対の側面に貫通孔13を分
割して得られる上下面にわたる溝状の複数の凹部2およ
びこの凹部2間に位置する分割溝11で分割された部分に
相当する凸部3が交互に形成された基体1が複数準備さ
れることとなる。
【0026】次に、導体ペーストにより、貫通孔13の内
面を被覆するとともに、アンテナ領域12の上下面に、端
部が貫通孔13の内面に接続された電極導体4となる導体
パターン(図示せず)および端子電極5となる導体パタ
ーン(図示せず)を形成する。このとき、電極導体4を
飛ばして形成される凹部2となる貫通孔13には導体ペー
ストを被覆しても、しなくてもよい。また、上下面の導
体パターンもその凹部2を飛ばして形成しておく。そし
て、これら導体パターンが形成されたグリーンシートを
焼成して、アンテナ領域12として複数の略直方体のアン
テナ装置が配列形成された誘電体または磁性体の母基板
10を得る。
【0027】これにより、図5に示すように、誘電体材
料または磁性体材料から成り、格子状の分割溝11により
任意のサイズに分割できるように略直方体のアンテナ装
置がアンテナ領域12として縦横の並びに配列形成され、
その上下面およびその対向する2辺をなす分割溝11上に
貫通孔13を分割してできる凹部2に、全体として基体1
をらせん状に取り巻く電極導体4が形成され、電極導体
4への給電部としての端子電極5が形成された母基板10
が得られる。そして、この母基板10を分割溝11に沿って
分割することにより、図1〜図3に示すアンテナ装置が
多数個得られる。
【0028】なお、基体1への電極導体4の形成は母基
板10を個々の基体1に分割した後に行なってもよい。ま
た、アンテナ装置の基体1の側面の凸部3に電極導体4
を形成するには、貫通孔13の内面へ導体ペーストを被覆
するのに代えて、分割後に貫通孔13による凹部2の間に
位置して形成される凸部3に導体ペーストを印刷するこ
とにより形成すればよい。
【0029】また、この母基板10への電極導体4および
端部電極5の形成は、導体ペーストのスクリーン印刷の
他にも、導体金属の蒸着・フォトスパッタ等の薄膜形成
法や金属箔の貼り合わせ法あるいはメッキ法等で行なっ
てもよい。
【0030】次に、本発明のアンテナ装置の製造方法に
ついて実施例に基づいて説明する。
【0031】本発明のアンテナ装置は、例えば前述のよ
うに、図5に示すような母基板10において、電極導体4
となる導体パターンのスクリーン印刷および貫通孔13へ
の印刷(スルーホール印刷)により、基体1の上下面お
よび側面の凹部2にかけて全体として基体1をらせん状
に取り巻くように電極導体4を形成して分割溝11に沿っ
て分割することによって作製される。
【0032】その際、図4に図1〜図3と同様の斜視図
で示すように、全体として基体1を取り巻く電極導体4
が凹部2もしくは凸部3を飛ばさずに形成されたヘリカ
ル型の基準アンテナを作製する。また、これとともに、
凹部2もしくは凸部3のうち少なくとも1つを飛ばして
電極導体4を形成し、その飛ばした位置を順次変更して
電極導体4を形成したヘリカル型の複数の比較アンテナ
を作製する。これらは、例えば凹部2の1つを飛ばした
ものであれば、図1に示すように凹部2のうちAおよび
aを飛ばしたもの、図2に示すように凹部2のうちBお
よびbを飛ばしたもの、図3に示すように凹部2のうち
Cおよびcを飛ばしたもの、同様にEおよびe,Fおよ
びf,Gおよびg,…を飛ばしたものを作製する。
【0033】次に、これらの基準アンテナおよび比較ア
ンテナについて、それぞれ図6に斜視図で示すような評
価基板の上に載せてネットワークアナライザを用いてRe
turnLoss(反射損失)を求めて、共振周波数を測定す
る。なお、図6において、20は評価基板の基板、21は基
板20の上面に配設された給電線、22は基板20の下面に給
電線21と対向させて形成された接地導体であり、23は基
板20の上面の給電線21の先端部に搭載されたアンテナ装
置である。
【0034】次に、基準アンテナおよび比較アンテナに
ついてそれぞれ測定した共振周波数き測定結果をYと
し、基体1の一方の端面側から数えた凹部2もしくは凸
部3の飛ばした位置をX番目として、すなわち基準アン
テナについてはX=0とし、AはX=1,BはX=2,
…として、そのXと共振周波数の測定結果Yとの関係を
Xの6次式で近似した関係式Y=aX6+bX5+cX4
+dX3+eX2+fX+g(ただし、a〜gは定数)を
求める。
【0035】このようにして求めた関係式を、横軸をX
(飛ばし位置)とし縦軸を共振周波数(単位:MHz)
としてプロットしたグラフの例を図7に示す。図7の例
では凹部2を一対ずつ飛ばした場合の結果を示している
が、これより、飛ばす凹部2の位置と共振周波数との間
には強い相関関係があることが理解できる。
【0036】また、本発明のアンテナ装置の実施の形態
の他の例として、同様に凹部2を2対ずつ飛ばした場合
および3対ずつ飛ばした場合の斜視図をそれぞれ図8お
よび図9に示し、それぞれの場合の共振周波数Yと飛ば
した位置Xとの関係式の結果の例を図10および図11に図
7と同様のグラフで示す。これらの場合についても、図
7と同様に強い相関関係が見出される。
【0037】そして、これを利用することにより、所望
の共振周波数に最も近い共振周波数Yが得られる飛ばし
た位置Xを決定し、そのX番目の凹部2を飛ばして電極
導体4を形成することにより、一つの形状の基体1より
複数の共振周波数にそれぞれ対応したアンテナ装置を製
造することが可能となる。ただし、母基板10において貫
通穴13の位置が決定している等、凹部2および凸部3の
位置が固定されている以上、凹部2もしくは凸部3を飛
ばして電極導体4を形成することにより得られるアンテ
ナ装置の共振周波数は、そのままでは連続的ではなくと
びとびの値でしかない。そこで、その場合には、電極導
体4の線幅を調整することにより、所望の共振周波数に
合わせることが可能となる。図12に、図1に示す例にお
いて電極導体4の線幅を変化させた場合の共振周波数の
変化について、横軸を線幅(単位:mm)とし、縦軸を
共振周波数(単位:MHz)としてプロットしたグラフ
の例を示す。図12より、電極導体4を凹部2もしくは凸
部3を飛ばして形成したときの様に大きな共振周波数の
変動はないが、共振周波数は電極導体4の線幅に対し連
続的に変化する強い相関関係があることが分かる。これ
により、1つの形状の基体を用いて、所望の異なった共
振周波数を持つ複数のアンテナ装置を得ることが可能と
なる。
【0038】(実施例1)本例においては、基体にはア
ルミナ系セラミックスを、電極導体には銀ペーストを用
いて、目標とする共振周波数f0=1520MHzのアンテ
ナ装置の作製を行なった。
【0039】まず、図5に示すようなアルミナ母基板を
用意した。アルミナ母基板は、次の基体が56個取れる大
きさのものを用意した。アンテナ装置の基体の大きさは
長辺が10mm,短辺が3mm,厚みが0.5mmであり、
側面の凹凸の数は、片側の側面で凹部の数が12個となる
ようにした。
【0040】このアルミナ母基板の上下面に銀ペースト
を用いて線幅が0.4mmで導体間の間隔が0.2mmの電極
導体パターンを印刷し、850℃にて焼き付けを行なっ
た。同様に、分割溝上の貫通孔にはスルーホール印刷を
用いて側面の電極導体を形成した。なお、凹部を飛ばす
位置としては、図7に示す結果を用いて、Cの位置(X
=3)を飛ばすようにした。
【0041】このようにして得られた本発明のアンテナ
装置5個について、図6に示す評価基板に搭載してネッ
トワークアナライザ用いてReturn Lossを求め、共振周
波数の測定を行なった。このときの結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1の結果によれば、本発明のアンテナ装
置の試料1〜5において共振周波数は1519〜1524MHz
の範囲であり、図7に示す結果では共振周波数Yと飛ば
す位置Xとの関係式はY=0.0001X6−0.0073X5+0.15
84X4−1.5673X3+6.8839X 2+1.9946X+1484.6であ
るので、これにX=3を代入したときの計算値であるY
=1521(MHz)とよく一致していた。
【0044】(実施例2)本例においては、基体にはア
ルミナ系セラミックスを、導体には銀ペーストを用い
て、目標とする共振周波数f0=1600MHzのアンテナ
装置の作製を行なった。アルミナ母基板には、実施例1
と同じものを用いた。このアルミナ母基板の上下面に銀
ペーストを用いて線幅が0.4mmで導体間の間隔が0.2m
mの電極導体パターンを印刷し、850℃にて焼き付けを
行なった。また同様に、分割溝上の貫通孔にはスルーホ
ール印刷を用いて側面の電極導体を形成した。なお、凹
部を飛ばす位置としては、図10に示す結果を用いて、D
の位置(X=4)を飛ばすようにした。
【0045】このようにして得られた本発明のアンテナ
装置5個について、図6に示す評価基板に搭載してネッ
トワークアナライザ用いてReturn Lossを求め、共振周
波数の測定を行なった。このときの結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2の結果によれば、本発明のアンテナ装
置の試料6〜10において共振周波数は1593〜1597MHz
の範囲であり、図10に示す結果では共振周波数Yと飛ば
す位置Xとの関係式はY=−0.0021X6+0.00692X5
0.89X4+5.2163X3−13.582X2+34.805X+1506.3で
あるので、これにX=4を代入したときの計算値である
Y=1596(MHz)とよく一致していた。
【0048】(実施例3)本例においては、基体にはア
ルミナ系セラミックスを、導体には銀ペーストを用い
て、目標とする共振周波数f0=1700MHzのアンテナ
装置の作製を行なった。アルミナ母基板には、実施例1
と同じものを用いた。このアルミナ母基板の上下面に銀
ペーストを用いて線幅が0.4mmで導体間の間隔が0.2m
mの電極導体パターンを印刷し、850℃にて焼き付けを
行なった。また同様に、分割溝上の貫通孔にはスルーホ
ール印刷を用いて側面の電極導体を形成した。なお、凹
部を飛ばす位置としては、図11に示す結果を用いて、E
の位置(X=5)を飛ばすようにした。
【0049】このようにして得られた本発明のアンテナ
装置5個について、図6に示す評価基板に搭載してネッ
トワークアナライザ用いてReturn Lossを求め、共振周
波数の測定を行なった。このときの結果を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3の結果によれば、本発明のアンテナ装
置の試料11〜15において共振周波数は1703〜1707MHz
の範囲であり、図11に示す結果では共振周波数Yと飛ば
す位置Xとの関係式はY=0.0074X6−0.2494X5+3.26
94X4−21.882X3+77.178X 2−94.996X+1606.5であ
るので、これにX=5を代入したときの計算値であるY
=1705(MHz)とよく一致していた。
【0052】(実施例4)本例においては、実施例1と
同様の試料を作製するに当たり、電極導体の線幅を0.2
5,0.30,0.35および0.40mmの4種類に変化させて印
刷し、850℃にて焼き付けを行なった。なお、導体間の
間隔は線幅の増加に応じて減らした。
【0053】このようにして得られた本発明のアンテナ
装置各5個について、図6に示す評価基板に搭載してネ
ットワークアナライザ用いてReturn Lossを求め、共振
周波数の測定を行なった。このときの結果を表4に示
す。
【0054】
【表4】
【0055】表4の結果より、実施例1から3に記載し
たものより共振周波数の調整の幅は小さいが、線幅によ
って周波数が調整されていることが分かる。そして、実
施例1から3に記載した凹部を飛ばす方法と本例の電極
導体の線幅を調整する方法とを組み合わせることによ
り、所望の共振周波数を有するアンテナ装置を得ること
ができることが分かる。
【0056】また、以上の実施例では電極導体を基体の
上下面および側面の凹部に形成したものについての例を
示したが、同じく電極導体を基体の上下面および側面の
凸部に形成したものについても、同様にして所望の共振
周波数を有するアンテナ装置を得ることができることを
確認した。
【0057】なお、本発明は以上の実施の形態の例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
であれば種々の変更を加えることは何ら差し支えない。
例えば、以上の実施の形態の例では基体の材料としてア
ルミナ系セラミックスを用いたが、他の誘電体・磁性体
またはその複合材料を用いてもよい。また、電極導体お
よび端子導体についても、以上の実施の形態の例では銀
ペーストを用いたが、アルミニウム・銅・ニッケル・銀
・パラジウム・白金・金またはこれらの合金等の電気抵
抗の低い導体を用いてもよい。また、以上の実施の形態
の例では、電極導体および端子導体は印刷により焼き付
けて形成したが、蒸着・メッキ・貼り付け・線状の導体
の巻き付け等により形成してもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明のアンテナ装置によれば、基体の
上下面および凹部もしくは凸部に形成され、全体として
基体をらせん状に取り巻く線状の電極導体が、凹部もし
くは凸部の少なくとも1つを飛ばして形成されているこ
とから、この凹部もしくは凸部を飛ばして形成された電
極導体の部分によりアンテナ装置内にリアクタンス素子
部を設けることになり、その飛ばした位置を変化させる
ことにより、アンテナ装置の電極導体における電流分布
の節に近い位置より腹の位置までリアクタンス素子部の
位置を変化させることが可能となるため、共振周波数を
変化させることができる。また、その共振周波数の変化
量は凹部もしくは凸部の飛ばす位置に依存するので、複
数の目的とする共振周波数に対応したヘリカル型のアン
テナ装置を同一の基体を用いて得ることが可能である。
【0059】また、本発明のアンテナ装置によれば、凹
部もしくは凸部の飛ばした位置が一対の側面間で対を成
すように形成されており、電極導体が凹部もしくは凸部
の少なくとも1対を飛ばして形成されている場合には、
電極導体のパターンを対をなす凹部もしくは凸部の飛ば
した位置の部分のみ削除するようにして形成し、飛ばし
た位置の前後の電極導体のパターンは変更しなくても良
いため、製造の精度が安定するとともに、製造工程や製
造コスト上で有利となり安価に製造できるものとなる。
【0060】また、本発明のアンテナ装置の製造方法に
よれば、データ作成用の試料を数個作製することによっ
て、飛ばす位置Xに対する共振周波数Yを数式化するこ
とができる。数式化が可能な理由としては、前述の共振
周波数は純粋に凹部もしくは凸部の飛ばす位置に依存す
るためである。この数式を利用することにより、目的と
する共振周波数の値を大きく変化させることが容易に行
なえるようになり、試作・設計の回数が減少し所望の共
振周波数を有するアンテナ装置を得るまでのスピードア
ップの実現が可能となる。
【0061】以上により、本発明によれば、同一の基体
を用いて、種々の所望の共振周波数を有するヘリカル型
のアンテナ装置を得ることができ、同一の基体より種々
の所望の共振周波数を有するヘリカル型のアンテナ装置
を得ることができる。これにより、製造工程および製造
コストの大幅な削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置の実施の形態の一例を示
す斜視図である。
【図2】本発明のアンテナ装置の実施の形態の他の例を
示す斜視図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の実施の形態の他の例を
示す斜視図である。
【図4】基準アンテナの例を示す斜視図である。
【図5】アンテナ装置を作製する方法における母基板の
例を示す平面図である。
【図6】アンテナ装置の共振周波数を測定するための評
価基板の例を示す斜視図である。
【図7】飛ばし位置Xと共振周波数Yとの関係の例を示
すグラフである。
【図8】本発明のアンテナ装置の実施の形態の他の例を
示す斜視図である。
【図9】本発明のアンテナ装置の実施の形態の他の例を
示す斜視図である。
【図10】飛ばし位置Xと共振周波数Yとの関係の例を
示すグラフである。
【図11】飛ばし位置Xと共振周波数Yとの関係の例を
示すグラフである。
【図12】電極導体の線幅と共振周波数との関係の例を
示すグラフである。
【符号の説明】
1・・・基体 2・・・凹部 3・・・凸部 4・・・電極導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昭典 京都府相楽郡精華町光台3丁目5番地3号 京セラ株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 5J046 AA19 AB06 AB12 PA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体の誘電体または磁性体から成
    り、相対向する一対の側面に上下面にわたる溝状の複数
    の凹部および該凹部間に位置する凸部が交互に形成され
    た基体と、該基体の前記上下面および前記凹部もしくは
    前記凸部に形成され、全体として前記基体をらせん状に
    取り巻く線状の電極導体とを具備して成り、前記電極導
    体は、前記凹部もしくは前記凸部の少なくとも1つを飛
    ばして形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記凹部および前記凸部は、一対
    の前記側面間で対をなすように形成されており、前記電
    極導体は、前記凹部もしくは前記凸部の少なくとも一対
    を飛ばして形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 下記(A)〜(E)の各工程を順次行な
    うことにより、所望の共振周波数を有する請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載のアンテナ装置を得ること
    を特徴とするアンテナ装置の製造方法。 (A)略直方体の誘電体または磁性体から成り、相対向
    する一対の側面に上下面にわたる溝状の複数の凹部およ
    び該凹部間に位置する凸部が交互に形成された基体を複
    数準備する。 (B)前記基体の前記上下面および前記凹部もしくは前
    記凸部に、全体として前記基体をらせん状に取り巻く線
    状の電極導体を形成して、前記凹部もしくは前記凸部を
    飛ばさずに前記電極導体を形成したヘリカル型の基準ア
    ンテナおよび前記凹部もしくは前記凸部の少なくとも1
    つを飛ばし、その飛ばした位置を順次変更して前記電極
    導体を形成したヘリカル型の複数の比較アンテナを作製
    する。 (C)前記基準アンテナおよび複数の前記比較アンテナ
    についてそれぞれ共振周波数を測定してその測定結果を
    Yとし、前記基体の一方の端面側から数えた前記凹部も
    しくは前記凸部の前記飛ばした位置をX番目としたとき
    (ただし、前記基準アンテナについてはX=0とする)
    のXと前記共振周波数との関係をXの6次式で近似した
    関係式Y=aX6+bX5+cX4+dX3+eX2+fX
    +g(ただし、a〜gは定数)を求める。 (D)(C)で求めた関係式により、所望の共振周波数
    に最も近い前記共振周波数Yが得られる前記飛ばした位
    置Xを決定する。 (E)前記基体の前記上下面および前記凹部もしくは前
    記凸部に、全体として前記基体をらせん状に取り巻く線
    状の電極導体を、(D)で決定したX番目の位置の前記
    凹部もしくは前記凸部を飛ばして形成するとともに、前
    記電極導体の線幅を調整して、所望の共振周波数を有す
    る請求項1または請求項2のいずれかに記載のアンテナ
    装置を得る。
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