JP2003163223A - 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JP2003163223A JP2003163223A JP2002188614A JP2002188614A JP2003163223A JP 2003163223 A JP2003163223 A JP 2003163223A JP 2002188614 A JP2002188614 A JP 2002188614A JP 2002188614 A JP2002188614 A JP 2002188614A JP 2003163223 A JP2003163223 A JP 2003163223A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- insulating layer
- layer
- semiconductor
- semiconductor device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
できる半導体装置、この半導体装置をアクティブマトリ
クス基板として用いた電気光学装置、この電気光学装置
を用いた電子機器、および半導体装置の製造方法を提供
すること。 【解決手段】 半導体装置300Aに形成したTFT4
00において、絶縁層330は、温度が300℃〜40
0℃、圧力が0.5MPa〜2MPaの条件下でタンタ
ル膜を酸化してなるタンタル酸化膜331と、CVDな
どの方法により形成されたシリコン酸化膜332とから
構成されている。従って、絶縁層330は、高圧アニー
ル処理で生成したタンタル酸化膜331が含まれている
ので、耐圧が高い。
Description
l−Inslator−Semiconductor)
形半導体素子を備えた半導体装置、この半導体装置をア
クティブマトリクス基板として用いた電気光学装置、こ
の電気光学装置を用いた電子機器、および半導体装置の
製造方法に関するものである。さらに詳しくは、MIS
形半導体素子のMIS部に用いる絶縁層の形成技術に関
するものである。
オードや薄膜トランジスタは、金属層、絶縁層、および
半導体層からなるMIS部を備えており、絶縁層として
は、従来、半導体層としてのシリコン膜の表面を温度が
約1000℃〜約1300℃の条件下で熱酸化して得た
シリコン酸化膜が耐圧が高いとされている。
0℃を越えるような高温度で絶縁膜を形成する方法で
は、基板としてガラスなどといった安価な基板を使用す
ることができないという問題点がある。また、基板上に
アルミニウム配線などが形成されている場合、1000
℃を超えるような処理温度はアルミニウム配線の耐熱性
を超えてしまうので、このような高温での処理を行う場
合、アルミニウム配線を形成しておくことができないと
いう問題点もある。
比較的低い温度で耐圧の高いMIS部を形成することの
できる半導体装置、この半導体装置をアクティブマトリ
クス基板として用いた電気光学装置、この電気光学装置
を用いた電子機器、および半導体装置の製造方法を提供
することにある。
め、本発明では、金属層、絶縁層、および半導体層から
なるMIS部を備えたMIS形半導体素子が基板上に形
成された半導体装置において、前記絶縁層には、水蒸気
を含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニール
(High Pressure Anneal)処理に
より絶縁層形成用金属膜を酸化してなる酸化膜が含まれ
ていることを特徴とする。
び半導体層からなるMIS部を備えたMIS形半導体素
子が基板上に形成された半導体装置の製造方法におい
て、絶縁層形成用金属膜を形成した後、水蒸気を含む雰
囲気中で高圧下でアニールする高圧アニール処理により
前記絶縁層形成用金属膜を酸化して酸化膜を生成し、該
酸化膜を前記絶縁層の一部として用いることを特徴とす
る。
ば、温度が300℃〜400℃、圧力が0.5MPa〜
2MPaの条件で行う。
アニール処理で生成したタンタル酸化膜が含まれている
ので、絶縁層の耐圧が高い。しかも、高圧アニール処理
の温度は、300℃〜400℃で十分であるので、基板
としてガラス基板を用いた場合でも支障がない。また、
高圧アニール処理を行う際、アルミニウム配線が形成さ
れていても、このような温度条件であれば、アルミニウ
ム配線が基板表面で露出していない限り、アルミニウム
配線を劣化させることもない。
行った後、常圧下あるいは減圧下でのアニール処理を行
うことが好ましい。
ば、タンタル(Ta)あるいはタンタル合金である。
前記金属層側には前記絶縁層形成用金属膜から形成され
た酸化膜を備えるとともに、前記半導体層側には該半導
体層と同一組成の半導体材料から形成された絶縁膜を備
えている。すなわち、半導体層がシリコンからなる場
合、前記絶縁層は、前記半導体層側にシリコン酸化膜あ
るいはシリコン窒化膜などといた絶縁膜を備えている。
少なくとも前記絶縁層と接する側が前記絶縁層形成用金
属膜と同一の金属材料からなる構成、前記絶縁層形成用
金属膜と異なる金属材料からなる構成のいずれであって
もよい。
アニール処理において前記絶縁層形成用金属膜の表面の
みを酸化して前記酸化膜を生成し、該酸化膜を前記絶縁
層の一部として用い、残りの絶縁層形成用金属膜を前記
金属層あるいは前記金属層の一部として用いる方法、あ
るいは、前記高圧アニール処理において前記絶縁層形成
用金属膜全体を酸化して前記酸化膜を生成し、該酸化膜
を前記絶縁層の一部として用いる方法により製造するこ
とができる。
から上層側に向かって、前記金属層、前記絶縁層、およ
び前記半導体層がこの順に形成されている構成、あるい
は、下層側から上層側に向かって、前記半導体層、前記
絶縁層、および前記金属層がこの順に形成されている構
成のいずれの構成であってもよい。
前記絶縁層形成用金属膜の下層側に前記金属層を形成し
ておき、前記絶縁層形成用金属膜に対する前記高圧アニ
ール処理を行った後、前記絶縁層形成用金属膜の酸化膜
の上層側に、前記半導体層と同一の半導体材料から形成
された絶縁膜、および前記半導体層をこの順に形成して
いく方法、あるいは、前記絶縁層形成用金属膜の下層側
に前記半導体層、および該半導体層と同一の半導体材料
から形成された絶縁膜を形成しておき、前記絶縁層形成
用金属膜に対する前記高圧アニール処理を行った後、前
記絶縁層形成用金属膜の酸化膜の上層側に前記金属層を
形成する方法により製造することができる。
は、例えば、薄膜トランジスタである。
ば、前記MIS形半導体素子については、薄膜トランジ
スタに限らず、バルクタイプのMIS形トランジスタを
構成することもできる。すなわち、前記基板として半導
体基板を用い、該半導体基板の上面に該半導体基板と同
一の半導体材料から形成された絶縁膜を形成した後、前
記絶縁層形成用金属膜を形成し、該絶縁層形成用金属膜
に対する前記高圧アニール処理を行った後、前記絶縁層
形成用金属膜の酸化膜の上層側に前記金属層を形成す
る。
子として、MIS形ダイオードを構成することもでき
る。
とも前記絶縁層形成用金属膜の酸化膜と同層の酸化膜を
誘電体膜とし、前記金属層を一方の電極として用いたキ
ャパシタ素子を形成してもよい。
ィブマトリクス型の液晶装置などといった電気光学装置
に用いるアクティブマトリクス基板として構成すること
ができる。この場合、前記薄膜トランジスタは、前記基
板上に画素スイッチング用の非線形素子として用いられ
る。また、本発明では、前記アクティブマトリクス基板
上には、少なくとも前記絶縁層形成用金属膜の酸化膜と
同層の酸化膜を誘電体膜とし、前記金属層を一方の電極
として用いた蓄積容量を形成することが好ましい。
機、モバイルコンピュータなどといった電子機器の表示
部として用いることができる。また、本発明に係る電気
光学装置は、投射型表示装置(電子機器)のライトバル
ブとして用いることもできる。
形態を説明する。なお、以下の説明では、まず、本発明
を適用したMIS形半導体素子を備えた半導体装置とし
て、TFTおよびMIS形ダイオードの構成、およびそ
れらの製造方法を実施の形態1、2、3、4として説明
した後、本発明を液晶装置のアクティブマトリクス基板
に適用した例を説明する。
実施の形態1に係る半導体装置に構成されているMIS
形半導体素子の構成を模式的に示す断面図である。
半導体装置300Aでは、基板310上に、ゲート電極
としての金属層320からなるゲート電極、ゲート絶縁
層としての絶縁層330、および能動層としての真性の
シリコン膜からなる半導体層340がこの順に形成され
たMIS部を備えたTFT400と、金属層320、絶
縁層330、およびN型の不純物がドープされたシリコ
ン膜350からなる半導体層がこの順に形成されたMI
S部を備えたMIS形ダイオード500とが形成されて
いる。また、本形態の半導体装置300Aでは、基板3
10上に、金属層320からなる下電極、絶縁層33
0、およびN型の不純物がドープされたシリコン膜35
0からなる上電極がこの順に形成されたキャパシタ60
0も形成されている。
タンタル膜から構成され、絶縁層330はいずれも、こ
のタンタル膜の表面を酸化してなるタンタル酸化膜33
1と、CVDなどの方法により形成されたシリコン酸化
膜332とから構成されている。従って、絶縁層330
は、金属層320側にタンタル酸化膜331を備え、シ
リコン膜350側にシリコン酸化膜332を備えてい
る。
造するにあたっては、基板310上にタンタル膜(絶縁
層形成用金属膜)を形成した後、このタンタル膜の表面
に対して、水蒸気を含む雰囲気中で高圧下でアニールす
る高圧アニール処理を行う。ここで、高圧アニール処理
の条件は、例えば、温度が300℃〜400℃、圧力が
0.5MPa〜2MPaである。その結果、タンタル膜
の表面のみが酸化されてタンタル酸化膜331が形成さ
れるので、このタンタル酸化膜331を絶縁層330の
一部として用い、残りのタンタル膜を金属層320とし
て用いる。
膜331の表面側にシリコン酸化膜332を形成し、タ
ンタル酸化膜331とシリコン酸化膜332からなる絶
縁層330を形成する。
0の表面に真性のシリコン膜360を形成する。この
際、MIS形ダイオード500、およびキャパシタ60
0の側には真性のシリコン膜を形成しない。
500、およびキャパシタ600の側に対して、N型の
不純物がドープされたシリコン膜350をそれぞれ形成
すれば、MIS形ダイオード500、およびキャパシタ
600が完成する。
キャパシタ600にはシリコン酸化膜332が形成され
ていなくてもよい。
物がドープされたシリコン膜350に各々接続するソー
ス電極360、およびドレイン電極370を形成すれ
ば、TFT400が完成する。
いて、絶縁層330には、高圧アニール処理で生成した
タンタル酸化膜331が含まれているので、絶縁層33
0の耐圧が高い。しかも、高圧アニール処理の温度は、
300℃〜400℃であるので、例えば、基板310と
してガラス基板を用いた場合でも支障がない。また、高
圧アニール処理を行う際、アルミニウム配線が形成され
ていても、このような温度条件であれば、アルミニウム
配線が基板表面で露出していない限り、アルミニウム配
線を劣化させることもない。
下あるいは減圧下で、温度が200℃〜500℃のアニ
ール処理を行えば、タンタル酸化膜331から水分が除
去されるので、タンタル酸化膜331の耐圧がさらに向
上する。
実施の形態2に係る半導体装置に構成されているMIS
形半導体素子の構成を模式的に示す断面図である。
半導体装置300Bでも、実施の形態1と同様に、基板
310上に、ゲート電極としての金属層320からなる
ゲート電極、ゲート絶縁層としての絶縁層330、およ
び能動層としての真性のシリコン膜からなる半導体層3
40がこの順に形成されたMIS部を備えたTFT40
0と、金属層320、絶縁層330、およびN型の不純
物がドープされたシリコン膜350からなる半導体層が
この順に形成されたMIS部を備えたMIS形ダイオー
ド500とが形成されている。また、本形態の半導体装
置300Bでも、基板310上に、金属層320からな
る下電極、絶縁層330、およびN型の不純物がドープ
されたシリコン膜350からなる上電極がこの順に形成
されたキャパシタ600も形成されている。
がタンタル以外の金属膜、例えば、アルミニウム膜32
1と。このアルミニウム膜321を覆うように形成され
たタンタル膜322とから構成されている。
膜322の表面を酸化してなるタンタル酸化膜331
と、CVDなどの方法により形成されたシリコン酸化膜
332とから構成されている。
造するにあたっては、基板310上にアルミニウム膜3
21およびタンタル膜(絶縁層形成用金属膜)をこの順
に形成した後、このタンタル膜の表面に対して、水蒸気
を含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニール処
理を行う。ここで、高圧アニール処理の条件は、例え
ば、温度が300℃〜400℃、圧力が0.5MPa〜
2MPaである。その結果、タンタル膜の表面のみが酸
化されてタンタル酸化膜331が形成されるので、この
タンタル酸化膜331を絶縁層330の一部として用
い、残りのタンタル膜322を金属層320の上層側に
用いる。
め、詳細な説明を省略するが、タンタル酸化膜331の
表面側にシリコン酸化膜332を形成し、タンタル酸化
膜331とシリコン酸化膜332からなる絶縁層330
を形成する。次に、TFT400の側には、絶縁層33
0の表面に真性のシリコン膜360を形成した後、TF
T400、MIS形ダイオード500、およびキャパシ
タ600の側に対して、例えば、N型の不純物がドープ
されたシリコン膜350をそれぞれ形成すれば、MIS
形ダイオード500、およびキャパシタ600が完成す
る。また、TFT300の側には、シリコン膜350に
各々接続するソース電極360、およびドレイン電極3
70を形成すれば、TFT300が完成する。
も、絶縁層330には、高圧アニール処理で生成したタ
ンタル酸化膜331が含まれているので、絶縁層330
の耐圧が高いなど、実施の形態1と同様な効果を奏す
る。また、本形態において、金属層320は、電気的抵
抗の小さなアルミニウム膜321と、タンタル膜322
の2層構造になっているため、金属層320の電気的抵
抗が小さい。しかも、耐圧の高い絶縁層330を形成す
るための高圧アニール処理の温度は、300℃〜400
℃であるので、例えば、基板310としてガラス基板を
用いた場合でも支障がない。また、高圧アニール処理を
行う際、アルミニウム膜321が形成されていても、こ
のような温度条件であれば、アルミニウム膜321が基
板表面で露出していない限り、アルミニウム膜321を
劣化させることもない。
った後、常圧下あるいは減圧下で、温度が200℃〜5
00℃のアニール処理を行えば、タンタル酸化膜331
から水分が除去されるので、タンタル酸化膜331の耐
圧がさらに向上する。
実施の形態3に係る半導体装置に構成されているMIS
形半導体素子の構成を模式的に示す断面図である。
半導体装置300Cでも、実施の形態1と同様に、基板
310上に、ゲート電極としての金属層320からなる
ゲート電極、ゲート絶縁層としての絶縁層330、およ
び能動層としての真性のシリコン膜からなる半導体層3
40がこの順に形成されたMIS部を備えたTFT40
0と、金属層320、絶縁層330、およびN型の不純
物がドープされたシリコン膜350からなる半導体層が
この順に形成されたMIS部を備えたMIS形ダイオー
ド500とが形成されている。また、本形態の半導体装
置300Cでも、基板310上に、金属層320からな
る下電極、絶縁層330、およびN型の不純物がドープ
されたシリコン膜350からなる上電極がこの順に形成
されたキャパシタ600も形成されている。
ンタル膜332の表面を酸化してなるタンタル酸化膜3
31と、CVDなどの方法により形成されたシリコン酸
化膜332とから構成されている。
違って、いずれもアルミニウム膜から構成されている。
造するにあたっては、基板310上にアルミニウム膜か
らなる金属層320を形成した後、タンタル膜(絶縁層
形成用金属膜)を形成する。
気中で高圧下でアニールする高圧アニール処理を行う。
ここで、高圧アニール処理の条件は、例えば、温度が3
00℃〜400℃、圧力が0.5MPa〜2MPaであ
る。その結果、タンタル膜全体が酸化されてタンタル酸
化膜331が形成されるので、このタンタル酸化膜33
1を絶縁層330の一部として用いる。
め、詳細な説明を省略するが、タンタル酸化膜331の
表面側にシリコン酸化膜332を形成し、タンタル酸化
膜331とシリコン酸化膜332からなる絶縁層330
を形成する。次に、TFT400の側には、絶縁層33
0の表面に真性のシリコン膜360を形成した後、TF
T400、MIS形ダイオード500、およびキャパシ
タ600の側に対して、例えば、N型の不純物がドープ
されたシリコン膜350をそれぞれ形成すれば、MIS
形ダイオード500、およびキャパシタ600が完成す
る。また、TFT300の側には、シリコン膜350に
各々接続するソース電極360、およびドレイン電極3
70を形成すれば、TFT300が完成する。
も、絶縁層330には、高圧アニール処理で生成したタ
ンタル酸化膜331が含まれているので、絶縁層330
の耐圧が高いなど、実施の形態1と同様な効果を奏す
る。また、本形態において、金属層320は、電気的抵
抗の小さなアルミニウム膜から構成されているので、金
属層320の電気的抵抗が小さい。しかも、耐圧の高い
絶縁層330を形成するための高圧アニール処理の温度
は、300℃〜400℃であるので、例えば、基板31
0としてガラス基板を用いた場合でも支障がない。ま
た、高圧アニール処理を行う際、アルミニウム膜からな
る金属層320が形成されていても、このような温度条
件であり、かつ、アルミニウム膜からなる金属層320
がタンタル膜に覆われて基板表面に露出していないた
め、金属層320が水蒸気によって劣化することもな
い。
った後、常圧下あるいは減圧下で、温度が200℃〜5
00℃のアニール処理を行えば、タンタル酸化膜331
から水分が除去されるので、タンタル酸化膜331の耐
圧がさらに向上する。
実施の形態4に係る半導体装置に構成されているMIS
形半導体素子の構成を模式的に示す断面図である。
ト電極が能動層の下層側に位置する逆スタガ型であった
が、以下に説明するように、能動層の上層側にゲート電
極が位置する正スタガ型のTFTを備える半導体装置に
本発明を適用してもよい。
半導体装置300Dでは、基板310上に、能動層とし
ての真性のシリコン膜からなる半導体層340、ゲート
絶縁層としての絶縁層330、およびゲート電極として
の金属層320がこの順に形成されたMIS部を備えた
TFT400と、N型の不純物がドープされたシリコン
膜からなる半導体層380、絶縁層330、および金属
層320がこの順に形成されたMIS部を備えたMIS
形ダイオード500とが形成されている。また、本形態
の半導体装置300Dでは、基板310上に、N型の不
純物がドープされたシリコン膜からなる下電極(半導体
層380)、絶縁層330、および金属層320からな
る上電極がこの順に形成されたキャパシタ600も形成
されている。
タンタル膜、クロム膜、アルミニウム膜など各種の金属
から構成され、絶縁層330はいずれも、後述するよう
にタンタル膜を酸化してなるタンタル酸化膜331と、
CVDなどの方法により形成されたシリコン酸化膜33
2とから構成されている。
導体層340では、ゲート電極としての金属層320に
絶縁層330を介して対峙する部分が真性のシリコン膜
からなるチャネル形成領域343になっており、その両
側が金属層320(ゲート電極)に対してセルフアライ
ン的にN型の不純物がドープされたソース領域341、
およびドレイン領域342になっている。また、ソース
領域341およびドレイン領域342に対しては、層間
絶縁膜390のコンタクトホールを介してソース電極3
60およびドレイン電極360がそれぞれ電気的に接続
している。
造するにあたっては、基板310上に、真性のシリコン
膜からなる半導体膜340、およびシリコン膜380を
島状に形成した後、その表面側にタンタル膜(絶縁層形
成用金属膜)を形成する。
含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニール処理
を行う。ここで、高圧アニール処理の条件は、例えば、
温度が300℃〜400℃、圧力が0.5MPa〜2M
Paである。その結果、タンタル膜全体が酸化されてタ
ンタル酸化膜331が形成される。次に、CVD法など
によってタンタル酸化膜331の表面側にシリコン酸化
膜332を形成し、タンタル酸化膜331とシリコン酸
化膜332からなる絶縁層330を形成する。
80に対してN型の不純物をドープする。但し、TFT
400側の半導体層340には不純物を導入しない。
を形成すれば、MIS形ダイオード500、およびキャ
パシタ600が完成する。
としての金属層320をマスクとして半導体層340に
N型の不純物をドープする。その結果、不純物が導入さ
れた領域がソース領域341、およびドレイン領域34
2となり、不純物が導入されなかった領域がチャネル形
成領域343となる。
側にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜390を形成し
た後、この層間絶縁膜390にコンタクトホールを形成
し、しかる後にソース電極360、およびドレイン電極
370を形成すれば、TFT300が完成する。
いて、絶縁層330には、高圧アニール処理で生成した
タンタル酸化膜331が含まれているので、絶縁層33
0の耐圧が高い。しかも、高圧アニール処理の温度は、
300℃〜400℃であるので、例えば、基板310と
してガラス基板を用いた場合でも支障がない。また、高
圧アニール処理を行う際、アルミニウム配線が形成され
ていても、このような温度条件であれば、アルミニウム
配線が基板表面で露出していない限り、アルミニウム配
線が劣化することもない。
下あるいは減圧下で、温度が200℃〜500℃のアニ
ール処理を行えば、タンタル酸化膜331から水分が除
去されるので、タンタル酸化膜331の耐圧がさらに向
上する。
電気光学装置の一例として、アクティブマトリクス型の
液晶装置に用いるアクティブマトリクス基板に対して、
本発明を適用した例を説明する。
マトリクス型の液晶装置(電気光学装置)の構成および
動作について、図2、図3、および図4を参照して説明
する。図2は、液晶装置の画像表示領域を構成するため
にマトリクス状に形成された複数の画素における各種素
子、および配線などの等価回路図である。図3は、デー
タ線、走査線、画素電極などが形成されたアクティブマ
トリクス基板において相隣接する画素の平面図である。
図4は、図3のA−A′線に相当する位置での断面、お
よびアクティブマトリクス基板と対向基板との間に電気
光学物質としての液晶を封入した状態の断面を示す説明
図である。なお、これらの図においては、各層や各部材
を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や
各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
おいて、マトリクス状に形成された複数の画素の各々に
は、画素電極9a、および画素電極9aを制御するため
の画素スイッチング用のTFT30が形成されており、
画素信号を供給するデータ線6aが当該TFT30のソ
ースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込
む画素信号S1、S2・・・Snは、この順に線順次に
供給する。また、TFT30のゲートには走査線3aが
電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線
3aにパルス的に走査信号G1、G2・・・Gmを、こ
の順に線順次で印加するように構成されている。画素電
極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されて
おり、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だ
けそのオン状態とすることにより、データ線6aから供
給される画素信号S1、S2・・・Snを各画素に所定
のタイミングで書き込む。このようにして画素電極9a
を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号S
1、S2、・・・Snは、後述する対向基板に形成され
た対向電極との間で一定期間保持される。
のを防ぐことを目的に、画素電極9aと対向電極との間
に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70を付加する
ことがある。この蓄積容量70によって、画素電極9a
の電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも
3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保
持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うこ
とのできる液晶装置が実現できる。なお、蓄積容量70
を形成する方法としては、容量を形成するための配線で
ある容量線3bとの間に形成する場合、あるいは前段の
走査線3aとの間に形成する場合もいずれであってもよ
い。
リクス基板10上には、マトリクス状に複数の透明な画
素電極9a(二点鎖線で囲まれた領域)が画素毎に形成
され、画素電極9aの縦横の境界領域に沿ってデータ線
6a(一点鎖線で示す)、走査線3a(実線で示す)、
および容量線3b(実線で示す)が形成されている。こ
こで、半導体層1aのうち、後述のチャネル形成用領域
に対向するように走査線3aからはゲート電極3cが突
き出ている。
クティブマトリクス基板10と、これに対向配置される
対向基板20とを備えている。アクティブマトリクス基
板10の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明
基板10bからなり、対向基板20の基体もまた、石英
基板や耐熱性ガラス板などの透明基板20bからなる。
アクティブマトリクス基板10には画素電極9aが形成
されており、その上側には、ラビング処理等の所定の配
向処理が施された配向膜64が形成されている。画素電
極9aは、たとえばITO(Indium Tin O
xide)膜等の透明な導電性薄膜からなる。また、配
向膜64は、たとえばポリイミド薄膜などの有機薄膜か
らなる。
素電極9aに隣接する位置に、各画素電極9aをスイッ
チング制御する画素スイッチング用のTFT30(MI
S形半導体素子)が形成されている。ここに示すTFT
30は、逆スタガ型であり、ゲート電極3c(金属
層)、ゲート絶縁層2(絶縁層)、真性のシリコン膜1
a(半導体層)が下層側から上層側に向かってこの順に
形成されたMIS部を備えている。シリコン膜1aの上
層側には、シリコン酸化膜などからなるチャネルストッ
パ8が形成され、このチャネルストッパ8に端部が重な
るように、N型の不純物がドープされたシリコン膜から
なるソース領域1g、およびドレイン領域1hが形成さ
れている。また、ソース領域1gの上層側にはデータ線
6aが形成され、ドレイン領域1hの上層側には画素電
極9aが形成されている。さらに、画素電極9aの上層
側には、保護膜66および配向膜64がこの順に形成さ
れている。
縁層2と同層の絶縁層を誘電体膜として用いた蓄積容量
70(キャパシタ素子)が形成されている。この蓄積容
量70では、容量線3b、ゲート絶縁層2、およびドレ
イン電極6bが下層側から上層に向かってこの順に形成
されている。
て対向電極21が形成され、その表面には、ラビング処
理等の所定の配向処理が施された配向膜65が形成され
ている。対向電極21も、たとえば、ITO膜などの透
明導電性薄膜からなる。また、対向基板20の配向膜6
5も、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。対向基
板20には、各画素の開口領域以外の領域に対向基板側
遮光膜23がマトリクス状に形成されている。このた
め、対向基板20の側からの入射光はTFT30の半導
体層1aのチャネル形成領域1a′に届くことはない。
さらに、対向基板20側の遮光膜23は、コントラスト
の向上などの機能を有する。
基板10と対向基板20とは、画素電極9aと対向電極
21とが対面するように配置され、かつ、これらの基板
間には、後述するシール材により囲まれた空間内に電気
光学物質としての液晶50が封入され、挟持される。液
晶50は、画素電極9aからの電界が印加されていない
状態で配向膜により所定の配向状態をとる。液晶50
は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合し
たものなどからなる。なお、シール材は、アクティブマ
トリクス基板10と対向基板20とをそれらの周辺で貼
り合わせるための光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからな
る接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするための
グラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ
材が配合されている。
晶装置100において、アクティブマトリクス基板10
において、TFT30のMIS部は、以下に説明するよ
うに構成されている。
ト電極3cはいずれも、タンタル膜から構成され、この
タンタル膜の表面を酸化してなるタンタル酸化膜201
がゲート絶縁層2の一部として用いられている。すなわ
ち、ゲート絶縁層2は、走査線3aおよびゲート電極3
cに用いたタンタル膜の表面を酸化してなるタンタル酸
化膜201と、このタンタル酸化膜201の表面に対し
てCVDなどの方法により形成されたシリコン酸化膜2
02とから構成されている。
る容量線3bもタンタル膜から構成され、このタンタル
膜の表面を酸化してなるタンタル酸化膜201は、誘電
体層(ゲート絶縁層2)の一部を構成している。すなわ
ち、蓄積容量70を構成する誘電体層は、ゲート絶縁層
2と同様、容量線3bに用いたタンタル膜の表面を酸化
してなるタンタル酸化膜201と、このタンタル酸化膜
201の表面に対してCVDなどの方法により形成され
たシリコン酸化膜202とから構成されている。
化膜201を形成するにあたっては、タンタル膜を絶縁
層形成用金属膜として形成した後、このタンタル膜の表
面に対して、水蒸気を含む雰囲気中で高圧下でアニール
する高圧アニール処理を行う。ここで、高圧アニール処
理の条件は、例えば、温度が300℃〜400℃、圧力
が0.5MPa〜2MPaである。その結果、タンタル
膜の表面のみが酸化されてタンタル酸化膜201が形成
されるので、このタンタル酸化膜201をゲート絶縁層
2の一部として用い、残りのタンタル膜を走査線3a、
ゲート電極3c、および容量線3bとして用いる。
ス基板10では、ゲート絶縁層2には、高圧アニール処
理で生成したタンタル酸化膜201が含まれているの
で、ゲート絶縁層201の耐圧が高い。しかも、高圧ア
ニール処理の温度は、300℃〜400℃であるので、
例えば、透明基板10bには高価な石英基板を用いなく
ても、耐熱性ガラス板などを用いることができる。高圧
アニール処理によってゲート絶縁層2のタンタル酸化膜
201を形成する際、その処理温度が低いので、この処
理を行う際、透明基板10bにアルミニウム配線などが
形成されていても、アルミニウム配線が基板表面で露出
していない限り、劣化することもない。
極3cにおいてタンタル膜の下に、アルミニウム電極な
どといった他の電極層が存在していてもよい。
法)このように構成した液晶表示装置用のアクティブマ
トリクス基板10の製造方法を、図5および図6を参照
して説明する。
ティブマトリクス基板10の製造方法を示す工程断面図
であり、図3のA−A′線で切断した断面に相当する。
ブマトリクス基板10の基体たる透明基板10aを用意
した後、透明基板10aの全面にタンタル膜3(絶縁層
形成用金属膜)をスパッタ法などで形成し、このタンタ
ル膜3をフォトリソグラフィ技術を用いて走査線3a、
ゲート電極3c、および容量線3bの形成パターンに沿
ってパターニングする。
気を含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニール
処理を行う。ここで、高圧アニール処理の条件は、例え
ば、温度が300℃〜400℃、圧力が0.5MPa〜
2MPaである。その結果、図3(B)に示すように、
タンタル膜3の表面のみが酸化されてタンタル酸化膜2
01が形成されるので、このタンタル酸化膜201をゲ
ート絶縁層2の一部として用い、残りのタンタル膜を走
査線3a、ゲート電極3c、および容量線3bとして用
いる。
下あるいは減圧下で、温度が200℃〜500℃のアニ
ール処理を行えば、タンタル酸化膜201から水分が除
去され、結晶性が向上するので、タンタル酸化膜201
の膜質が向上する。
(テトラ・エチル・オルソ・シリケート)ガス、TEB
(テトラ・エチル・ボートレート)ガス、TMOP(テ
トラ・メチル・オキシ・フォスレート)ガスなどを用い
て常圧または減圧CVD法などにより、シリコン酸化膜
202を形成する。その結果、タンタル酸化膜201と
シリコン酸化膜202からなるゲート絶縁層2が形成さ
れる。
は約500℃の比較的低温環境中で、流量約400cc
/min〜約600cc/minのモノシランガス、ジ
シランガス等を用いた減圧CVD法により、アモルファ
スのシリコン膜を透明基板10bの表面全体に形成した
後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、
図5(D)に示すように、ゲート絶縁層2の上層側に島
状のシリコン膜1aを形成する。この際、例えば、約6
00℃にて約1時間〜約10時間のアニール処理を窒素
雰囲気中で行うことにより、アモルファスのシリコン膜
1をポリシリコン膜に固相成長させてもよい。
明基板10bの表面全体にシリコン酸化膜などを形成し
た後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニング
し、図6(A)に示すように、半導体膜1aの上層側に
エッチングストッパ8を形成する。
の表面全体に、N型の不純物がドープされたシリコン膜
を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパター
ニングし、図6(B)に示すように、チャネルストッパ
8に端部が重なるソース領域1g、およびドレイン領域
1hを形成する。
域1hの上層側に対してスパッタ法などにより透明基板
10bの表面全体にアルミニウム膜などの導電膜を形成
した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニング
し、図6(C)に示すように、ソース領域1g、および
ドレイン領域1hの各々に重なるデータ線6a、および
ドレイン電極6bを形成する。この際、ドレイン電極6
bについてはその一部が容量線3bに重なるように形成
する。その結果、TFT30、および蓄積容量70が形
成される。
bの表面全体にITO膜を形成した後、フォトリソグラ
フィ技術を用いてパターニングし、図6(D)に示すよ
うに、画素電極9aを形成する。
極3cにおいてタンタル膜の下に、アルミニウム電極な
どといった他の電極層が存在していてもよい。
を参照して、本発明の実施の形態6に係る半導体装置と
して、液晶装置用のアクティブマトリクス基板を説明す
る。なお、本形態のアクティブマトリクス基板、および
それを用いた液晶装置は、基本的な構成が実施の形態5
と同様であるため、共通する機能を有する部分には同一
の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
液晶を図3のA−A′線に相当する位置で切断したとき
の断面図である。図8(A)〜(D)、および図9
(A)〜(D)はそれぞれ、図7に示すアクティブマト
リクス基板の製造方法を示す工程断面図である。
0も、アクティブマトリクス基板10と、これに対向配
置される対向基板20とを備えている。アクティブマト
リクス基板10には、各画素電極9aに隣接する位置に
画素スイッチング用のTFT30が形成され、このTF
T30は、ゲート電極3c、ゲート絶縁層2、真性のシ
リコン膜1aが下層側から上層側に向かってこの順に形
成されたMIS部を備えている。また、本形態のアクテ
ィブマトリクス基板10には、TFT30のゲート絶縁
層2と同層の絶縁層を誘電体膜として用いた蓄積容量7
0が形成されている。この蓄積容量70では、容量線3
b、ゲート絶縁層2、およびドレイン電極6bが下層側
から上層に向かってこの順に形成されている。なお、対
向基板20には、その全面に渡って対向電極21が形成
され、その表面には、ラビング処理等の所定の配向処理
が施された配向膜65が形成されている。
て、本形態では、走査線3a、ゲート電極3c、および
容量線3bはいずれも、タンタル膜に限らず、各種の金
属膜、例えば、アルミニウム膜によって構成されてい
る。また、走査線3a、ゲート電極3c、および容量線
3bの上層側には、透明基板10bの全面にタンタル酸
化膜201が形成され、このタンタル酸化膜201は、
ゲート絶縁層2の一部として用いられている。すなわ
ち、ゲート絶縁層2は、タンタル酸化膜201と、この
タンタル酸化膜201の表面に対してCVDなどの方法
により形成されたシリコン酸化膜202とから構成され
ている。
るにあたって、本形態では、後述するように、透明基板
10bの表面全体に絶縁層形成用金属膜としてのタンタ
ル膜を形成した後、このタンタル膜全体に対して、水蒸
気を含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニール
処理を行ってタンタル膜を酸化させる。ここで行う高圧
アニール処理の条件は、例えば、温度が300℃〜40
0℃、圧力が0.5MPa〜2MPaである。
ス基板10では、ゲート絶縁層2には、高圧アニール処
理で生成したタンタル酸化膜201が含まれているの
で、ゲート絶縁層201の耐圧が高いなど、実施の形態
5と同様な効果を奏する。
あたって、透明基板10bの表面全体に形成したタンタ
ル膜全体を高圧アニール処理によって酸化させてタンタ
ル膜とし、これをゲート絶縁層2の一部として用いる。
従って、実施の形態5と違って、ゲート電極3cをタン
タル膜以外の金属で構成できる。従って、走査線3aな
どにアルミニウム配線を用いることができるので、走査
線3aの電気的抵抗を低減できる。
ティブマトリクス基板10を製造するにあたっては、ま
ず、図8(A)に示すように、アクティブマトリクス基
板10の基体たる透明基板10aを用意した後、透明基
板10aの全面にアルミニウム膜をスパッタ法などで形
成し、このアルミニウム膜をフォトリソグラフィ技術を
用いてパターニングして、走査線3a、ゲート電極3
c、および容量線3bを形成する。
び容量線3bの上層側に対して、スパッタ法などにより
透明基板10aの表面全体にタンタル膜205(絶縁層
形成用金属膜)を形成する。
蒸気を含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニー
ル処理を行う。ここで、高圧アニール処理の条件は、例
えば、温度が300℃〜400℃、圧力が0.5MPa
〜2MPaである。その結果、タンタル膜205の全体
が酸化されて、図8(B)に示すように、タンタル酸化
膜201が形成される。
下あるいは減圧下で、温度が200℃〜500℃のアニ
ール処理を行えば、タンタル酸化膜201から水分が除
去され、結晶性が向上するので、タンタル酸化膜201
の膜質が向上する。
10bの表面全体にシリコン酸化膜202を形成する。
その結果、タンタル酸化膜201とシリコン酸化膜20
2からなるゲート絶縁層2が形成される。
透明基板10bの表面全体にアモルファスのシリコン膜
を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパター
ニングし、図8(D)に示すように、ゲート絶縁層2の
上層側に島状のシリコン膜1aを形成する。次に、透明
基板10bの表面全体にシリコン酸化膜などを形成した
後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、
図9(A)に示すように、半導体膜1aの上層側にエッ
チングストッパ8を形成する。次に、CVD法などによ
り透明基板10bの表面全体に、N型の不純物がドープ
されたシリコン膜を形成した後、フォトリソグラフィ技
術を用いてパターニングし、図9(B)に示すように、
ソース領域1g、およびドレイン領域1hを形成する。
bの表面全体にアルミニウム膜などの導電膜を形成した
後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、
図9(C)に示すように、データ線6a、およびドレイ
ン電極6bを形成する。この際、ドレイン電極6bにつ
いてはその一部が容量線3bに重なるように形成する。
その結果、TFT30、および蓄積容量70が形成され
る。次に、スパッタ法などにより透明基板10bの表面
全体にITO膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術
を用いてパターニングし、図9(D)に示すように、画
素電極9aを形成する。しかる後に、図7に示すよう
に、画素電極9aの上層側に保護膜66および配向膜6
4を形成すればアクティブマトリクス基板10が完成す
る。
画素スイッチング用の非線形素子として逆スタガ型のT
FTを形成したが、本形態のように、正スタガ型のTF
Tを画素スイッチング用の非線形素子として用いたアク
ティブマトリクス基板に本発明を適用してもよい。な
お、本形態のアクティブマトリクス基板、およびそれを
用いた液晶装置は、基本的な構成が実施の形態5と同様
であるため、共通する機能を有する部分には同一の符号
を付してそれらの詳細な説明を省略する。
0は、データ線、走査線、画素電極などが形成されたア
クティブマトリクス基板において相隣接する画素の平面
図である。図11は、図10のB−B′線断に相当する
位置での断面、およびアクティブマトリクス基板と対向
基板との間に電気光学物質としての液晶を封入した状態
の断面を示す説明図である。なお、これらの図において
は、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさと
するため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
ィブマトリクス基板10上には、マトリクス状に複数の
透明な画素電極9a(二点鎖線で囲んだ領域)が各画素
毎に形成され、画素電極9aの縦横の境界領域に沿って
データ線6a(一点鎖線で示す)、走査線3a(金属層
/実線で示す)、および容量線3b(金属層/実線で示
す)が形成されている。データ線6aは、コンタクトホ
ール56を介してポリシリコン膜からなる半導体層1a
のうち、後述のソース領域に電気的に接続されており、
画素電極9aは、コンタクトホール57を介して半導体
層1aのうち、後述のドレイン領域に電気的に接続され
ている。また、半導体層1aのうち、後述のチャネル形
成用領域に対向するように走査線3aが通っている。
アクティブマトリクス基板10と、これに対向配置され
る対向基板20とを備えている。アクティブマトリクス
基板10の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透
明基板10bからなり、対向基板20の基体もまた、石
英基板や耐熱性ガラス板などの透明基板20bからな
る。アクティブマトリクス基板10には画素電極9aが
形成されており、その上側には、ラビング処理等の所定
の配向処理が施された配向膜64が形成されている。画
素電極9aは、たとえばITO膜等の透明な導電性薄膜
からなる。また、配向膜64は、たとえばポリイミド薄
膜などの有機薄膜からなる。
素電極9aに隣接する位置に、各画素電極9aをスイッ
チング制御する画素スイッチング用のTFT30が形成
されている。ここに示すTFT30は、LDD(Lig
htly Doped Drain)構造を有してお
り、走査線3a、走査線3aから供給される走査信号の
電界によりチャネルが形成される半導体膜1aのチャネ
ル形成用領域1a′(半導体層)、走査線3aと半導体
層1aとを絶縁するゲート絶縁層2(絶縁層)、データ
線6a、半導体層1aの低濃度ソース領域1b並びに低
濃度ドレイン領域1c、および半導体層1aの高濃度ソ
ース領域1d並びに高濃度ドレイン領域1eを備えてい
る。
成され、この層間絶縁膜4の上層にデータ線6aが形成
されている。従って、データ線6aは、層間絶縁膜4に
形成されたコンタクトホール56を介して高濃度ソース
領域1dに電気的に接続している。また、データ線6a
の上層側には層間絶縁膜7が形成され、この層間絶縁膜
7の上層側に画素電極9aが形成されている。従って、
画素電極9aは、層間絶縁膜4、7、およびゲート絶縁
層2に形成されたコンタクトホール57を介して高濃度
ドレイン領域1eに接続されている。
ようにLDD構造をもつが、低濃度ソース領域1bおよ
び低濃度ドレイン領域1cに相当する領域に不純物イオ
ンの打ち込みを行わないオフセット構造を有していても
よい。また、TFT30は、ゲート電極3aをマスクと
して高濃度で不純物イオンを打ち込み、自己整合的に高
濃度ソースおよびドレイン領域を形成したセルフアライ
ン型のTFTであってもよい。
をゲート電極3aに対向する位置から延設して誘電体膜
として用いるとともに、半導体膜1aを延設して下電極
1fとし、さらにこれらに対向する容量線3bの一部を
上電極とすることにより、蓄積容量70が構成されてい
る。すなわち、半導体1aの高濃度ドレイン領域1e
は、容量線3bにゲート絶縁層2を介して対向配置する
ように構成されて、蓄積容量70の下電極1fとされて
いる。
て対向電極21が形成され、その表面には、ラビング処
理等の所定の配向処理が施された配向膜65が形成され
ている。対向電極21も、たとえば、ITO膜などの透
明導電性薄膜からなる。また、対向基板20の配向膜6
5も、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。対向基
板20には、各画素の開口領域以外の領域に対向基板側
遮光膜23がマトリクス状に形成されている。
て、ゲート絶縁層2は、半導体膜1aの上層側にCVD
法などの方法により形成されたシリコン酸化膜202
と、このシリコン酸化膜202の上層側に形成したタン
タル膜を酸化してなるタンタル酸化膜201とから構成
されている。
るにあたって、本形態では、後述するように、シリコン
酸化膜202の上層側に対して透明基板10bの表面全
体に絶縁層形成用金属膜としてのタンタル膜を形成した
後、このタンタル膜全体に対して、水蒸気を含む雰囲気
中で高圧下でアニールする高圧アニール処理を行ってタ
ンタル膜を酸化させる。ここで行う高圧アニール処理の
条件は、例えば、温度が300℃〜400℃、圧力が
0.5MPa〜2MPaである。
板10では、ゲート絶縁層2には、高圧アニール処理で
生成したタンタル酸化膜201が含まれているので、ゲ
ート絶縁層201の耐圧が高いなど、実施の形態1と同
様な効果を奏する。
あたって、透明基板10bの表面全体に形成したタンタ
ル膜全体を高圧アニール処理によって酸化させてタンタ
ル膜とし、これをゲート絶縁層2の一部として用いる。
すなわち、タンタル酸化膜201は、タンタル膜の表面
のみを酸化させたものではない。従って、タンタル酸化
膜201を形成した後にはタンタル膜が残らないので、
正スタガ型のTFT30においても、ゲート絶縁層2に
タンタル酸化膜201を含ませることができる。また、
走査線3aについてもタンタル膜に限らず、任意の金属
膜を用いることができるので、アルミニウム膜などとい
った電気的抵抗の低い金属膜を用いることができる。
このように構成した液晶表示装置用のアクティブマトリ
クス基板10の製造方法を図12、図13、および図1
4を参照して説明する。
アクティブマトリクス基板10の製造方法を示す工程断
面図であり、図10のB−B′線で切断したときの断面
に相当する。
ィブマトリクス基板10の基体たる透明基板10bの表
面全体に下地保護膜(図示せず)を形成した後、この下地
保護膜の上層側に、約450℃〜約550℃の温度条件
下で、モノシランガス、ジシランガス等を用いた減圧C
VD法などにより、アモルファスシリコン膜を形成す
る。次に、約600℃にて約1時間〜約10時間のアニ
ール処理を窒素雰囲気中で施することにより、ポリシリ
コン膜を固相成長させた後、フォトリソグラフィ技術を
用いてパターニングし、島状のシリコン膜1aを形成す
る。
法などにより透明基板10bの表面全体にシリコン酸化
膜202を形成する。次に、シリコン膜1aのうち、蓄
積容量70N下電極1fとなる延設部分に、例えば、P
イオンをドーズ量約3×10 12/cm2 でドープして低
抵抗化させておく。
ン酸化膜202の上層側に対して、スパッタ法などによ
り透明基板10bの表面全体にタンタル膜205(絶縁
膜形成用金属膜)を形成する。
蒸気を含む雰囲気中で高圧下でアニールする高圧アニー
ル処理を行う。ここで、高圧アニール処理の条件は、例
えば、温度が300℃〜400℃、圧力が0.5MPa
〜2MPaである。その結果、タンタル膜205の全体
が酸化されて、図12(D)に示すように、タンタル酸
化膜201が形成され、シリコン酸化膜202とタンタ
ル酸化膜201からなるゲート絶縁層2が形成される。
下あるいは減圧下で、温度が200℃〜500℃のアニ
ール処理を行えば、タンタル酸化膜201から水分が除
去され、結晶性が向上するので、タンタル酸化膜201
の膜質が向上する。
スパッタ法などにより透明基板10bの表面全体にアル
ミニウム膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を利
用してパターニングし、図13(A)に示すように、走
査線3a、および容量線3bを形成する。
ャネル型のTFTとする場合、半導体層1aに、まず低
濃度ソース領域1bおよび低濃度ドレイン領域1cを形
成するために、走査線3aを拡散マスクとして、Pなど
のV族元素のドーパント200を低濃度で(例えば、P
イオンを1×1013/cm2 〜3×1013/cm2 のド
ーズ量にて)ドープする。これにより走査線3a下の半
導体層1aは、チャネル形成領域1a′となる。
30の高濃度ソース領域1dおよび高濃度ドレイン領域
1eを形成するために、走査線3aよりも幅の広いマス
クでレジストマスク202を走査線3a上に形成した
後、同じくPなどのV族元素のドーパンド201を高濃
度でドープする。なお、低濃度のドープを行わずに、オ
フセット構造のTFTとしても良く、走査線3a(ゲー
ト電極)をマスクとして、Pイオン、Bイオン等を用い
たイオン注入技術によりセルフアライン型のTFTとし
ても良い。
3a、および容量線3を覆うように、シリコン酸化膜か
らなる層間絶縁膜4を形成する。次に、反応性イオンエ
ッチング、反応性イオンビームエッチング等のドライエ
ッチング、あるいはウエットエッチングにより、層間絶
縁膜4にコンタクトホール56を形成する。
基板10bの表面全体にアルミニウム膜を形成した後、
フォトリソグラフィ技術を利用してパターニングし、図
13(D)に示すように、データ6aを形成する。
線6aを覆うようにシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜
7を形成する。次に、反応性イオンエッチング、反応性
イオンビームエッチング等のドライエッチング、あるい
はウエットエッチングにより、層間絶縁膜7、4、およ
びゲート絶縁層2にコンタクトホール57を形成する。
パッタ法などにより透明基板10bの表面全体にITO
膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を利用してパ
ターニングし、図14(B)に示すように、画素電極9
aを形成する。
極9aの上層側にポリイミド系の配向膜の塗布液を塗布
した後、所定のプレティルト角を持つように且つ所定方
向でラビング処理を施すことにより配向膜64が形成さ
れ、アクティブマトリクス基板10が完成する。
縁層形成用金属膜としてタンタル(Ta)を用いたが、
タンタル合金を用いてもよい。また、高圧アニール処理
によって酸化膜を形成可能であれば、絶縁層形成用金属
としては、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、チタ
ン(Ti)、あるいはそれらの合金などといった他の金
属を用いてもよい。
層される絶縁膜としてシリコン酸化膜を用いたが、シリ
コン窒化膜を用いてもよい。
ば、MIS形半導体素子としては、薄膜トランジスタに
限らず、バルクタイプのMIS形トランジスタを構成す
ることもできる。すなわち、基板として半導体基板を用
い、この半導体基板の上面に半導体基板と同一の半導体
材料から形成された絶縁膜を形成した後、絶縁層形成用
金属膜を形成し、この絶縁層形成用金属膜に対して高圧
アニール処理を行った後、絶縁層形成用金属膜の酸化膜
の上層側に金属層を形成すれば、バルクタイプのMIS
形トランジスタを形成することができる。
用の非線形素子としてTFT素子を用いたアクティブマ
トリクス方式の液晶装置を例に説明したがこれに限ら
ず、その他の半導体装置において、種々の回路を構成す
るMIS形ダイオードやトランジスタを形成する場合に
本発明を適用してもよいなど、請求の範囲に記載した発
明の範囲内で種々に改変できる。この発明の範囲には、
スイッチング用の非線形素子としてTFD素子を用いた
アクティブマトリクス方式の液晶装置ももちろん含まれ
る。さらに、本発明は、エレクトロルミネッセンス(E
L)、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、或
いは、プラズマ発光や電子放出による蛍光等を用いた様
々な電気光学素子を用いた電気光学装置に対しても適用
可能であることは言うまでもない。
により製造したアクティブマトリクス基板10を用いた
液晶装置100の全体構成を、図15および図16を参
照して説明する。なお、図15は、液晶装置100をそ
の上に形成された各構成要素と共に対向基板20の側か
ら見た平面図であり、図16は、対向基板20を含めて
示す図15のH−H′断面図である。
ィブマトリクス基板10の上には、シール材52がその
縁に沿って設けられており、その内側領域には、遮光性
材料からなる額縁53が形成されている。シール材52
の外側の領域には、データ線駆動回路101および実装
端子102がアクティブマトリクス基板10の一辺に沿
って設けられており、走査線駆動回路104が、この一
辺に隣接する2辺に沿って形成されている。走査線に供
給される走査信号の遅延が問題にならないのならば、走
査線駆動回路104は片側だけでも良いことは言うまで
もない。また、データ線駆動回路101を画像表示領域
10aの辺に沿って両側に配列しても良い。例えば、奇
数列のデータ線は画像表示領域10aの一方の辺に沿っ
て配設されたデータ線駆動回路から画像信号を供給し、
偶数列のデータ線は画像表示領域10aの反対側の辺に
沿って配設されたデータ線駆動回路から画像信号を供給
するようにしても良い。この様にデータ線を櫛歯状に駆
動するようにすれば、データ線駆動回路101の形成面
積を拡張することが出来るため、複雑な回路を構成する
ことが可能となる。更にアクティブマトリクス基板10
の残る一辺には、画像表示領域10aの両側に設けられ
た走査線駆動回路104間をつなぐための複数の配線1
05が設けられており、更に、額縁53の下などを利用
して、プリチャージ回路や検査回路が設けられることも
ある。また、対向基板20のコーナー部の少なくとも1
箇所においては、アクティブマトリクス基板10と対向
基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材1
06が形成されている。
したシール材52とほぼ同じ輪郭をもつ対向基板20が
当該シール材52によりアクティブマトリクス基板10
に固着されている。この対向基板20では、アクティブ
マトリクス基板10に形成されている画素電極9aの縦
横の境界領域と対向する領域にブラックマトリクス、あ
るいはブラックストライプなどと称せられる遮光膜23
が形成され、その上層側には、ITO膜からなる対向電
極21が形成されている。また、対向電極21の上層側
には、ポリイミド膜からなる配向膜(図示せず)が形成
され、この配向膜は、ポリイミド膜に対してラビング処
理が施された膜である。
線駆動回路104をアクティブマトリクス基板10の上
に形成する代わりに、たとえば、駆動用LSIが実装さ
れたTAB(テープ オートメイテッド、ボンディン
グ)基板をアクティブマトリクス基板10の周辺部に形
成された端子群に対して異方性導電膜を介して電気的お
よび機械的に接続するようにしてもよい。また、対向基
板20およびアクティブマトリクス基板10の光入射側
の面あるいは光出射側には、使用する液晶50の種類、
すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、
STN(スーパーTN)モード等々の動作モードや、ノ
ーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に
応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが
所定の向きに配置される。
えば、後述する投射型液晶表示装置(液晶プロジェク
タ)において使用される。この場合、3枚の液晶装置1
00がRGB用のライトバルブとして各々使用され、各
液晶装置100の各々には、RGB色分解用のダイクロ
イックミラーを介して分解された各色の光が投射光とし
て各々入射されることになる。従って、前記した各形態
の液晶装置100にはカラーフィルタが形成されていな
い。
aに対向する領域にRGBのカラーフィルタをその保護
膜とともに形成することにより、投射型液晶表示装置以
外にも、後述するモバイルコンピュータ、携帯電話機、
液晶テレビなどといった電子機器のカラー液晶表示装置
として用いることができる。
対応するようにマイクロレンズを形成することにより、
入射光の画素電極9aに対する集光効率を高めることが
できるので、明るい表示を行うことができる。さらにま
た、対向基板20に何層もの屈折率の異なる干渉層を積
層することにより、光の干渉作用を利用して、RGB色
をつくり出すダイクロイックフィルタを形成してもよ
い。このダイクロイックフィルタ付きの対向基板によれ
ば、より明るいカラー表示を行うことができる。
を備えた電子機器の一例を、図17、図18、図19、
および図20を参照して説明する。
気光学装置と同様に構成された液晶装置100を備えた
電子機器の構成をブロック図で示してある。
力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1
004、液晶装置100、クロック発生回路1008、
および電源回路1010を含んで構成される。表示情報
出力源1000は、ROM(Read Only Me
mory)、RAM(Randam AccessMe
mory)、光ディスクなどのメモリ、テレビ信号の画
信号を同調して出力する同調回路などを含んで構成さ
れ、クロック発生回路1008からのクロックに基づい
て、所定フォーマットの画像信号を処理して表示情報処
理回路1002に出力する。この表示情報出力回路10
02は、たとえば増幅・極性反転回路、相展開回路、ロ
ーテーション回路、ガンマ補正回路、あるいはクランプ
回路等の周知の各種処理回路を含んで構成され、クロッ
ク信号に基づいて入力された表示情報からデジタル信号
を順次生成し、クロック信号CLKとともに駆動回路1
004に出力する。駆動回路1004は、液晶装置10
0を駆動する。電源回路1010は、上述の各回路に所
定の電源を供給する。なお、液晶装置100を構成する
アクティブマトリクス基板の上に駆動回路1004を形
成してもよく、それに加えて、表示情報処理回路100
2もアクティブマトリクス基板の上に形成してもよい。
8を参照して後述する投射型液晶表示装置(液晶プロジ
ェクタ)、マルチメディア対応のパーソナルコンピュー
タ(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーシ
ョン(EWS)、ページャ、あるいは携帯電話、ワード
プロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ
直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計
算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパ
ネルなどを挙げることができる。また、本発明は、エレ
クトロルミネッセンス(EL)、デジタルマイクロミラ
ーデバイス(DMD)、或いは、プラズマ発光や電子放
出による蛍光等を用いた様々な電気光学素子を用いた電
気光学装置を備えた電子機器に対しても適用可能である
ことは言うまでもない。
は、前記の駆動回路1004がアクティブマトリクス基
板上に搭載された液晶装置100を含む液晶モジュール
を3個準備し、各々RGB用のライトバルブ100R、
100G、100Bとして用いたプロジェクタとして構
成されている。この液晶プロジェクタ1100では、メ
タルハライドランプなどの白色光源のランプユニット1
102から光が出射されると、3枚のミラー1106お
よび2枚のダイクロイックミラー1108によって、
R、G、Bの3原色に対応する光成分R、G、Bに分離
され(光分離手段)、対応するライトバルブ100R、
100G、100B(液晶装置100/液晶ライトバル
ブ)に各々導かれる。この際に、光成分Bは、光路が長
いので、光損失を防ぐために入射レンズ1122、リレ
ーレンズ1123、および出射レンズ1124からなる
リレーレンズ系1121を介して導かれる。そして、ラ
イトバルブ100R、100G、100Bによって各々
変調された3原色に対応する光成分R、G、Bは、ダイ
クロイックプリズム1112(光合成手段)に3方向か
ら入射され、再度合成された後、投射レンズ1114を
介してスクリーン1120などにカラー画像として投射
される。
形態であるモバイル型のパーソナルコンピュータを示し
ている。ここに示すパーソナルコンピュータは、キーボ
ード81を備えた本体部82と、液晶表示ユニット83
とを有する。液晶表示ユニット83は、前述した液晶装
置100を含んで構成される。
施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯
電話機90は、複数の操作ボタン91と液晶装置100
を有している。
では、絶縁層に高圧アニール処理で生成したタンタル酸
化膜が含まれているので、絶縁層の耐圧が高い。しか
も、高圧アニール処理の温度は、300℃〜400℃で
あるので、基板としてガラス基板を用いた場合でも支障
がない。また、高圧アニール処理を行う際、アルミニウ
ム配線が形成されていても、このような温度条件であれ
ば、アルミニウム配線が基板表面で露出していない限
り、アルミニウム配線を劣化させることもない。
形態1ないし4に係る半導体装置の構成を模式的に示す
断面図である。
において、マトリクス状に配置された複数の画素に形成
された各種素子、配線などの等価回路図である。
の形態5に係るアクティブマトリクス基板に形成された
各画素の構成を示す平面図である。
当する位置で切断したときの断面図である。
に示すアクティブマトリクス基板の製造方法を示す工程
断面図である。
に示すアクティブマトリクス基板の製造工程のうち、図
5に示す工程に続いて行う工程の工程断面図である。
のA−A′線に相当する位置で切断したときの断面図で
ある。
ティブマトリクス基板の製造方法を示す工程断面図であ
る。
ティブマトリクス基板の製造工程のうち、図8に示す工
程に続いて行う工程の工程断面図である。
いたアクティブマトリクス基板に形成された各画素の構
成を示す平面図である。
10のB−B′線に相当する位置で切断したときの断面
図である。
図11に示すアクティブマトリクス基板の製造方法を示
す工程断面図である。
図11に示すアクティブマトリクス基板の製造工程のう
ち、図12に示す工程に続いて行う工程の工程断面図で
ある。
アクティブマトリクス基板の製造工程のうち、図13に
示す工程に続いて行う工程の工程断面図である。
面図である。
る。
た電子機器の回路構成を示すブロック図である。
一例としての投射型電気光学装置の光学系の構成を示す
断面図である。
一実施形態としてのモバイル型のパーソナルコンピュー
タを示す説明図である。
一実施形態としての携帯電話機の説明図である。
Claims (27)
- 【請求項1】 金属層、絶縁層、および半導体層からな
るMIS部を備えたMIS形半導体素子が基板上に形成
された半導体装置において、 前記絶縁層には、水蒸気を含む雰囲気中で高圧下でアニ
ールする高圧アニール処理により絶縁層形成用金属膜を
酸化してなる酸化膜が含まれていることを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁層形成用金
属膜は、タンタル膜あるいはタンタル合金膜であること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記絶縁層
は、前記金属層側には前記絶縁層形成用金属膜から形成
された酸化膜を備えるとともに、前記半導体層側には該
半導体層と同一の半導体材料から形成された絶縁膜を備
えていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記金属層は、少なくとも前記絶縁層と接する側が前記
絶縁層形成用金属膜と同一の金属材料からなることを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記金属層は、前記絶縁層形成用金属膜と異なる金属材
料からなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記基板上では、下層側から上層側に向かって、前記金
属層、前記絶縁層、および前記半導体層がこの順に形成
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記基板上では、下層側から上層側に向かって、前記半
導体層、前記絶縁層、および前記金属層がこの順に形成
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
前記MIS形半導体素子は、薄膜トランジスタであるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項9】 請求項7において、前記MIS形半導体
素子は、MIS形トランジスタであることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし7のいずれかにおい
て、前記MIS形半導体素子は、MIS形ダイオードで
あることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかにおい
て、前記基板上には、少なくとも前記絶縁層形成用金属
膜の酸化膜と同層の酸化膜を誘電体膜とし、前記金属層
を一方の電極として用いたキャパシタ素子が形成されて
いることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項12】 請求項8に規定する半導体装置をアク
ティブマトリクス基板として用いた電気光学装置であっ
て、前記薄膜トランジスタは、前記基板上に画素スイッ
チング用の非線形素子として用いられていることを特徴
とする電気光学装置。 - 【請求項13】 請求項12において、前記アクティブ
マトリクス基板上には、少なくとも前記絶縁層形成用金
属膜の酸化膜と同層の酸化膜を誘電体膜とし、前記金属
層を一方の電極として用いた蓄積容量が形成されている
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項14】 請求項12または13に規定する電気
光学装置を用いたことを特徴とする電子機器。 - 【請求項15】 金属層、絶縁層、および半導体層から
なるMIS部を備えたMIS形半導体素子が基板上に形
成された半導体装置の製造方法において、 絶縁層形成用金属膜を形成した後、水蒸気を含む雰囲気
中で高圧下でアニールする高圧アニール処理により前記
絶縁層形成用金属膜を酸化して酸化膜を生成し、該酸化
膜を前記絶縁層の一部として用いることを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項16】 請求項15において、前記絶縁層形成
用金属膜は、タンタル膜あるいはタンタル合金膜である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 請求項15または16において、前記
高圧アニール処理では前記絶縁層形成用金属膜の表面の
みを酸化して前記酸化膜を生成し、該酸化膜を前記絶縁
層の一部として用い、残りの絶縁層形成用金属膜を前記
金属層あるいは前記金属層の一部として用いることを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項18】 請求項15または16において、前記
高圧アニール処理では前記絶縁層形成用金属膜全体を酸
化して前記酸化膜を生成し、該酸化膜を前記絶縁層の一
部として用いることを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項19】 請求項18において、前記絶縁層形成
用金属膜の下層側に前記金属層を形成しておき、 前記絶縁層形成用金属膜に対する前記高圧アニール処理
を行った後、前記絶縁層形成用金属膜の酸化膜の上層側
に、前記半導体層と同一の半導体材料から形成された絶
縁膜、および前記半導体層をこの順に形成していくこと
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項20】 請求項18において、前記絶縁層形成
用金属膜の下層側に前記半導体層、および該半導体層と
同一の半導体材料から形成された絶縁膜を形成してお
き、 前記絶縁層形成用金属膜に対する前記高圧アニール処理
を行った後、前記絶縁層形成用金属膜の酸化膜の上層側
に前記金属層を形成することを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項21】 請求項20において、前記基板として
半導体基板を用い、該半導体基板の上面に該半導体基板
と同一の半導体材料から形成された絶縁膜を形成した
後、前記絶縁層形成用金属膜を形成し、該絶縁層形成用
金属膜に対する前記高圧アニール処理を行った後、前記
絶縁層形成用金属膜の酸化膜の上層側に前記金属層を形
成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項22】 請求項15ないし20のいずれかにお
いて、前記MIS部を備えるMIS形半導体素子として
薄膜トランジスタを製造することを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項23】 請求項21において、前記MIS部を
備えるMIS形半導体素子としてMIS形トランジスタ
を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項24】 請求項15ないし21のいずれかにお
いて、前記MIS部を備えるMIS形半導体素子として
MIS形ダイオードを製造することを特徴とする半導体
装置の製造方法。 - 【請求項25】 請求項15ないし24のいずれかにお
いて、前記基板上には、少なくとも前記絶縁層形成用金
属膜の酸化膜と同時形成された酸化膜を誘電体層あるい
は誘電体層の一部として用い、前記金属層と同時形成さ
れた金属層を一方の電極として用いてキャパシタ素子を
形成することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項26】 請求項15ないし25のいずれかにお
いて、前記高圧アニール処理は、温度が300℃〜40
0℃、圧力が0.5MPa〜2MPaの条件で行うこと
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項27】 請求項15ないし26のいずれかにお
いて、前記高圧アニール処理を行った後、常圧下あるい
は減圧下でのアニール処理を行うことを特徴とする半導
体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002188614A JP2003163223A (ja) | 2001-09-13 | 2002-06-27 | 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-278776 | 2001-09-13 | ||
JP2001278776 | 2001-09-13 | ||
JP2002188614A JP2003163223A (ja) | 2001-09-13 | 2002-06-27 | 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003163223A true JP2003163223A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=26622180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002188614A Withdrawn JP2003163223A (ja) | 2001-09-13 | 2002-06-27 | 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003163223A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232651A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-10-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
WO2012020525A1 (ja) * | 2010-08-07 | 2012-02-16 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置 |
-
2002
- 2002-06-27 JP JP2002188614A patent/JP2003163223A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232651A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-10-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
US11233132B2 (en) | 2009-03-05 | 2022-01-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
US11961894B2 (en) | 2009-03-05 | 2024-04-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
WO2012020525A1 (ja) * | 2010-08-07 | 2012-02-16 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置 |
JPWO2012020525A1 (ja) * | 2010-08-07 | 2013-10-28 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置 |
JP5330603B2 (ja) * | 2010-08-07 | 2013-10-30 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置 |
US9069219B2 (en) | 2010-08-07 | 2015-06-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Thin film transistor substrate and liquid crystal display device provided with same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5663904B2 (ja) | 電気光学装置及びその製造方法、並びに電子機器 | |
JP2001257350A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
KR20010083207A (ko) | 반도체장치 및 그의 제작방법 | |
US20070087534A1 (en) | Electro-optical device, method of manufacturing the same, electronic apparatus, and semiconductor device | |
KR100471954B1 (ko) | 캐패시터, 반도체 장치, 전기 광학 장치, 캐패시터의 제조방법, 반도체 장치의 제조 방법, 전자 기기 | |
JPH11218781A (ja) | 液晶装置及びその製造方法並びに電子機器 | |
JP2000081636A (ja) | 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器 | |
JP2001036087A (ja) | アクティブマトリクス基板、電気光学装置及び電子機器 | |
JP3829478B2 (ja) | 液晶パネル、それを用いた投射型液晶表示装置並びに電子機器、および液晶パネルの製造方法 | |
JP2003045966A (ja) | 薄膜半導体装置、電気光学装置、それを用いた投射型液晶表示装置並びに電子機器 | |
JP2002236460A (ja) | 電気光学装置及びその製造方法並びに投射型表示装置 | |
JP3690119B2 (ja) | 液晶装置及び投射型表示装置 | |
JPH10111520A (ja) | 液晶表示パネル及びそれを用いた電子機器 | |
JP2003243658A (ja) | 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法、電気光学装置の製造方法 | |
JP2003163223A (ja) | 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法 | |
JP2000305107A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2003163276A (ja) | 半導体装置、電気光学装置、電子機器、半導体装置の製造方法 | |
JP2011203288A (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP3697964B2 (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 | |
JP4411825B2 (ja) | 電気光学装置の製造方法 | |
JP3642326B2 (ja) | 液晶パネル、電子機器、及びtftアレイ基板 | |
JP3428321B2 (ja) | 液晶表示パネル及びそれを用いた電子機器 | |
JPH11183934A (ja) | 液晶パネル及びその製造方法並びに電子機器 | |
JP3835068B2 (ja) | アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器 | |
JP3855976B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050701 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050808 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060412 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060620 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060825 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080729 |