JP2000305107A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000305107A
JP2000305107A JP11640599A JP11640599A JP2000305107A JP 2000305107 A JP2000305107 A JP 2000305107A JP 11640599 A JP11640599 A JP 11640599A JP 11640599 A JP11640599 A JP 11640599A JP 2000305107 A JP2000305107 A JP 2000305107A
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tantalum
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concentration
gate insulating
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Kiyobumi Kitawada
清文 北和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTと容量素子が同一基板上に形成された
半導体装置およびその製造方法において、ゲート電極の
剥離を防止するとともに、その生産性を高め、さらに、
不純物を導入した際に発生した容量素子の誘電体膜の欠
陥を修復することのできる構成を提供すること。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板(半導体装
置)の製造方法では、シリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜14、24、34および誘電体膜44の表面にタン
タル膜を形成した後、このタンタル膜を酸化させること
によりタンタル酸化膜からなる下地層151、251、
351、451を形成し、しかる後に下地層の表面にタ
ンタル電極層152、252、352、452を形成し
てTFTのゲート電極15、25、35および容量素子
の第2電極45を形成する。タンタル膜に対する酸化
は、高湿度雰囲気中での熱処理により行い、それより以
前にゲート絶縁膜および誘電体膜を介して半導体膜に不
純物を打ち込んだ際の欠陥を誘電体膜44から除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTという。)および容量素子を有する液晶
表示装置用あるいは電流駆動制御型表示装置用のアクテ
ィブマトリクス基板などといった半導体装置およびその
製造方法に関するものである。さらに詳しくは、半導体
装置に形成される電気素子の信頼性を向上するための技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の駆動回路内蔵型のアクテ
ィブマトリクス基板、あるいは電流駆動制御型表示装置
用のアクティブマトリクス基板において、画素スイッチ
ング素子、あるいは駆動回路を構成するスイッチング素
子としてはTFTが用いられている。このTFTは、ゲ
ート電極にゲート絶縁膜を介して対峙するチャネル領
域、および該チャネル領域に接続するソース・ドレイン
領域を備えている。また、アクティブマトリクス基板上
にはTFTとともに保持容量(容量素子)が形成されこ
ともある。このような容量素子はTFTの製造工程を最
大限、援用して形成される。すなわち、基板上に半導体
膜を形成した以降、TFTのソース・ドレイン電極、ゲ
ート絶縁膜およびゲート電極を、不純物をドープした半
導体領域、シリコン酸化膜およびタンタル膜として形成
していく各工程において、容量素子の第1の電極、誘電
体膜および第2の電極もそれぞれ、不純物をドープした
半導体領域、シリコン酸化膜およびタンタル膜として形
成していく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲート
電極を構成するタンタル膜は、スパッタ形成したままで
はシリコン酸化膜などとの密着性が悪いため、剥離など
に起因する不具合が発生することがある。
【0004】また、TFTの製造工程において、半導体
膜に不純物を導入してソース・ドレイン領域を形成する
際に、併せて容量素子の第1電極も形成するには、ゲー
ト絶縁膜と同時形成された誘電体膜を介して半導体膜に
不純物を打ち込むことになる。このため、不純物を導入
した際の欠陥が誘電体膜にそのまま残り、容量素子の第
1電極と第2電極との間で短絡が発生しやすいという問
題点がある。とりわけ、容量素子では、第1電極と第2
電極との対向面積がそのまま容量値に反映するため、大
きな容量値を得るには第1電極と第2電極との対向面積
を大にする必要があるので、短絡が発生しやすい。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
TFTと容量素子が同一基板上に形成された半導体装置
およびその製造方法において、ゲート電極の剥離を防止
するとともに、その生産性を高めることのできる構成を
提供することにある。
【0006】また、本発明の課題は、TFTと容量素子
が同一基板上に形成された半導体装置およびその製造方
法において、不純物を導入した際に発生した容量素子の
誘電体膜の欠陥を修復することのできる半導体装置およ
びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、基板上にTFTと、不純物が導入され
た半導体膜からなる第1電極、該第1電極を覆うように
形成された誘電体膜、および該誘電体膜を介して前記第
1電極に対向するように形成された第2電極を備える容
量素子とが形成された半導体装置において、前記TFT
のゲート電極および前記第2電極は、タンタル酸化膜か
らなる第一層と、該第一層の表面に形成されたタンタル
を主成分とする第二層とを備えていることを特徴とす
る。
【0008】本発明において、第二層は、タンタル酸化
膜からなる第一層を介してゲート絶縁膜の表面に形成さ
れているので、ゲート絶縁膜との密着性がよい。
【0009】本発明において、前記第二層は、窒素含有
のタンタル膜からなることが好ましい。
【0010】本発明において、前記ゲート絶縁膜および
前記誘電体膜は、たとえばシリコン酸化膜からなる。
【0011】本発明において、前記TFTは、ソース・
ドレイン領域が前記ゲート電極の端部に前記ゲート絶縁
膜を介して対峙する低濃度ソース・ドレイン領域、およ
び該低濃度ソース・ドレイン領域に隣接する高濃度ソー
ス・ドレイン領域を具備するLDD構造を備え、前記第
1電極が、前記低濃度ソース・ドレイン領域と同一の不
純物が同等の濃度でドープされた半導体膜から形成され
ていることがある。
【0012】また、本発明において、前記TFTは、ソ
ース・ドレイン領域が前記ゲート電極の端部に前記ゲー
ト絶縁膜を介して対峙する低濃度ソース・ドレイン領
域、および該低濃度ソース・ドレイン領域に隣接する高
濃度ソース・ドレイン領域を具備するLDD構造を備
え、前記第1電極が、前記高濃度ソース・ドレイン領域
と同一の不純物が同等の濃度でドープされた半導体膜か
ら形成される場合もある。
【0013】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
前記ゲート絶縁膜および前記誘電体膜の表面に第1のタ
ンタル膜を形成した後、該第1のタンタル膜を酸化させ
ることによりタンタル酸化膜からなる前記第一層を形成
し、しかる後に当該第一層の表面に前記第二層を形成す
るための第2のタンタル膜を形成することが好ましい。
すなわち、タンタル酸化膜をスパッタ法で直接、形成し
ようにも、広く一般的に行われているDCスパッタ法で
は不可能であり、RFスパッタ法を用いなければらない
という制約があり、かつ、このような反応性スパッタ法
は成膜速度が著しく遅いという問題点がある。また、第
2のタンタル膜を後で形成することを考慮すると、ゲー
ト電極を形成するだけで2種類のターゲットが必要でか
つ、それぞれ別のチャンバー(反応室)が必要となると
いう問題点がある。しかるに、本発明では、ゲート絶縁
膜および誘電体膜の表面に第1のタンタル膜を形成した
後、この第1のタンタル膜を酸化させることによりタン
タル酸化膜からなる第一層を形成するので、DCスパッ
タ法で対応でき、かつ、反応性スパッタ法と違って成膜
速度が大である。それ故、生産性を高めることができ
る。また、タンタル膜を酸化させてタンタル酸化膜から
なる第一層を形成するので、ゲート電極を形成する際に
1種類のターゲット、および1つのチャンバー(反応
室)で済むという利点がある。
【0014】このような第1のタンタル膜に対する酸化
は、たとえば、高湿度雰囲気中での熱処理により行うこ
とが好ましい。すなわち、半導体膜に不純物を導入し
て、TFTのソース・ドレイン領域、および容量素子の
第1電極を同時に形成する工程において、ゲート絶縁膜
および誘電体膜を介して半導体膜に不純物を打ち込んだ
際の欠陥が誘電体膜に生成されても、第1のタンタル膜
に対する酸化を高湿度雰囲気中での熱処理により行った
場合には、ゲート絶縁膜および誘電体膜の欠陥も同時に
修復されるという利点がある。
【0015】本発明において、前記ゲート絶縁膜および
前記誘電体膜を形成し、かつ、前記TFTのソース・ド
レイン領域および前記第2電極を構成する半導体膜に対
して不純物を導入した後、前記ゲート絶縁膜および前記
誘電体膜の表面に前記第1のタンタル膜を形成し、しか
る後に、当該第1のタンタル膜を高湿度雰囲気中での熱
処理により酸化させることによりタンタル酸化膜からな
る前記第一層を形成することがある。
【0016】また、本発明においては、前記ゲート絶縁
膜および前記誘電体膜を形成し、かつ、前記ゲート絶縁
膜および前記誘電体膜の表面に前記第1のタンタル膜を
形成した後に、前記TFTのソース・ドレイン領域およ
び前記第2電極を構成する半導体膜に対して不純物を導
入し、しかる後に、当該第1のタンタル膜を高湿度雰囲
気中での熱処理により酸化させることによりタンタル酸
化膜からなる前記第一層を形成することもある。このよ
うに構成すると、不純物を導入する際に第1のタンタル
膜も障壁層になるので、半導体膜表面に不純物が集中す
ることを防止できる。それ故、ゲート電極の表面に層間
絶縁膜を形成した後、コンタクトホールを形成する際に
半導体膜表面(ソース・ドレイン領域)が多少、エッチ
ングされても、ソース・ドレイン電極とソース・ドレイ
ン領域とを小さな接続抵抗で接続することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0018】[アクティブマトリクス基板の全体構成]
図1は、液晶表示装置の構成を模式的に示すブロック
図、図2は、本例の液晶表示装置における駆動回路内蔵
型のアクティブマトリクス基板の構造を模式的に示す断
面図である。
【0019】図1に示すように、液晶表示装置用のアク
ティブマトリクス基板1(半導体装置)上には、データ
線90および走査線91が形成されている。走査線91
には各画素において画素電極(後述する。)に接続する
画素用TFT10のゲートが接続し、データ線90には
画素用TFT10のソースが接続している。各画素には
画素用TFT10を介して画像信号が入力される液晶セ
ル94が存在する。データ線90に対しては、シフトレ
ジスタ84、レベルシフタ85、ビデオライン87、ア
ナログスイッチ86を備えるデータ線駆動回路60がア
クティブマトリクス基板1上に形成されている。走査線
91に対しては、シフトレジスタ88およびレベルシフ
タ89を備える走査線駆動回路70がアクティブマトリ
クス基板1上に形成されている。
【0020】各画素には、容量線98との間に保持容量
40(容量素子)が形成され、保持容量40は、液晶セ
ル94での電荷の保持特性を高める機能を有している。
なお、保持容量40は前段の走査線91との間に形成さ
れることもある。
【0021】いずれの場合でも、図2に一部の画素を抜
き出して示すように、保持容量40は、画素用TFT1
0を形成するためのシリコン膜10a(半導体膜/図2
に斜線を付した領域)の延設部分に相当するシリコン膜
40aを導電化したものを第1電極41とし、この第1
電極41に対して容量線98が第2電極45として重な
った構造になっている。なお、前段の走査線91との間
に保持容量40を形成する場合には、走査線91からの
張り出し部分が第2電極45として第1電極41に重な
った構造になる。なお、図2において、画素用TFT1
0のゲート電極15は、走査線91のうちシリコン膜1
0aと重なる部分であり、ソース電極16はデータ線9
0の一部である。また、画素用TFT10のドレイン電
極17はITO膜からなる画素電極である。
【0022】[第1の実施形態] (アクティブマトリクス基板の概略構成)このようにし
て各画素に形成した画素用TFT10および保持容量4
0のA−A′線における断面を図3の右側領域に示す。
なお、液晶表示装置のアクティブマトリクス基板1に
は、同一の基板上に、駆動回路においてシレフトレジス
タなどを構成するP型の駆動回路用TFT30、および
N型の駆動回路用TFT20も形成されるので、これら
の駆動回路用TFT30、20については図3の左側領
域に示してある。
【0023】このようなN型の画素用TFT10、N型
の駆動回路用TFT20、およびP型の駆動回路用TF
T30は、いずれも、ソース・ドレイン領域11、1
2、21、22、31、32の間にチャネルを形成する
ためのチャネル領域13、23、33を有している。こ
れらのチャネル領域13、23、33は、低濃度のボロ
ンイオンによってチャネルドープしてある場合には、不
純物濃度が約1×1017cm-3の低濃度P型領域などと
して構成される。このようチャネルドープを行うと、N
型の駆動回路用TFT20およびP型の駆動回路用TF
T30のスレッショルド電圧(Vth)を所定の値に設定
できる。一般に、正孔の移動度は電子の移動度に比して
小さいため、P型の駆動回路用TFTのオン電流はN型
の駆動回路用TFTのオン電流に比して著しく小さい傾
向にあるが、かかる問題点は、チャネルドープによって
thを調整することにより、ほぼ解消できる。それ
故、本例のアクティブマトリクス基板1では、CMOS
回路を構成するTFT間におけるオン電流のバランスが
よい。
【0024】N型の画素用TFT10、N型の駆動回路
用TFT20、およびP型の駆動回路用TFT30は、
チャネル領域13、23、33の表面側に対して、ゲー
ト絶縁膜14、24、34(厚さが約300オングスト
ローム〜約2000オングストローム、好ましくは約1
000オングストロームのシリコン酸化膜)を介して対
峙するゲート電極15、25、35を有する。
【0025】ここで、各TFTのソース・ドレイン領域
は、ゲート電極15、25、35に対してセルフアライ
ン的、あるいはオフセットゲート構造に形成される場合
があるが、本形態ではLDD構造に構成されている。従
って、ソース・ドレイン領域11、12、21、22、
31、32は、ゲート電極15、25、35の端部に対
してゲート絶縁膜14、24、34を介して対峙する部
分に低濃度ソース・ドレイン領域111、121、21
1、221、311、321を有している。従って、い
ずれのTFTにおいてもドレイン端における電界強度が
緩和された状態にあるので、オフリーク電流が著しく小
さい。また、LDD構造のTFTは、セルフアライン構
造のTFTに比較して、ソース・ドレイン間の耐電圧が
高いので、チャネル長を短くすることができる。
【0026】なお、N型の画素用TFT10、N型の駆
動回路用TFT20、およびP型の駆動回路用TFT3
0のソース・ドレイン領域11、12、21、22、3
1、32のうち、低濃度ソース・ドレイン領域111、
121、211、221、311、321を除く領域
は、不純物濃度が約1×1020cm-3の高濃度ソース・
ドレイン領域112、122、212、222、31
2、322である。これらの高濃度領域に対して、走査
線、データ線や画素電極などのソース・ドレイン電極1
6、17、26、27、36、37がそれぞれ、下層側
層間絶縁膜401または上層側層間絶縁膜402からな
る層間絶縁膜4のコンタクトホール51、52、53、
54、54、55、56を介して電気的に接続してい
る。
【0027】また、保持容量40は、各TFTのソース
・ドレイン領域と同一の層間において低濃度ソース・ド
レイン領域111、121、211、221と同一の不
純物が同等の濃度で導入された半導体膜からなる第1電
極41、この第1電極41を覆うようにTFTのゲート
絶縁膜14、24、34と同一の層間に形成された誘電
体膜44、およびこの誘電体膜44を介して第1電極4
1に対向するようにTFTのゲート電極15、25、3
5と同一の層間に形成された第2電極45を備えてい
る。
【0028】このような構造のアクティブマトリクス基
板1において、いずれのTFT10、20、30におい
ても、ゲート電極15、25、35は、シリコン酸化膜
からなるゲート絶縁膜14、24、34の表面に膜厚が
1000オングストローム以下の薄いタンタル酸化膜と
して形成された第一層である下地層151、251、3
51と、これらの下地層151、251、351の表面
に膜厚が4000オングストローム位の厚いタンタル膜
として第二層であるタンタル電極層とを備えている。タ
ンタル電極層である第二層はタンタルを主成分とする材
料により形成されている。タンタル電極層は152、2
52、352を示す。また、保持容量40の第2電極4
5も、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜14、2
4、34の表面に膜厚が1000オングストローム以下
の薄いタンタル酸化膜として形成された第一層である下
地層451と、この下地層451の表面に膜厚が400
0オングストローム位の厚いタンタル膜として形成され
たタンタル電極層452とを備えている。
【0029】ここで、タンタル膜は、通常のスパッタ形
成を行っただけでは、比抵抗の高い低温相であるため、
本形態では、窒素を含有したタンタル膜をゲート電極1
5、25、35のタンタル電極層152、252、35
2、および第2電極45のタンタル電極層452として
用いている。このような窒素を含有したタンタル膜であ
れば、比抵抗が25μΩcmとかなり小さい。
【0030】このように、本形態では、ゲート電極1
5、25、35および第2電極45では、ゲート絶縁膜
14、24、34および誘電体膜44の表面に薄いタン
タル酸化膜(下地層151、251、351)を形成
し、その表面にタンタル電極層152、252、35
2、452を形成しているので、タンタル電極層15
2、252、352、452がシリコン酸化膜との密着
性が悪くても、ゲート絶縁膜14、24、34および誘
電体膜44の表面からタンタル電極層152、252、
352、452が剥げることはない。
【0031】なお、図1に示す走査線91や容量線98
も、ゲート電極15、25、35や第2電極45と同時
形成されるので、下地のシリコン酸化膜との密着性がよ
く、かつ、電気的抵抗が小さい。
【0032】(アクティブマトリクス基板の製造方法)
このような構造のアクティブマトリクス基板1は、たと
えば、以下の方法により製造できる。なお、以下の説明
において、不純物濃度はいずれも、活性化アニール後の
不純物濃度で表してある。
【0033】まず、図4(a)に示すように、石英基板
やガラス基板などの絶縁基板2の表面に、CVD法、プ
ラズマCVD法などを用いてアモルファスシリコン膜を
形成した後、レーザアニール法または急速加熱法により
結晶粒を成長させてポリシリコン膜とする。次に、ポリ
シリコン膜をフォトリソグラフィ法によってパターニン
グして、画素用TFT10、N型の駆動回路用TFT2
0、P型の駆動回路用TFT30、および保持容量40
の各形成領域にシリコン膜10a、20a、30a、4
0aを残す(シリコン膜形成工程)。
【0034】次に、TEOS−CVD法、100CVD
法、プラズマCVD法、熱酸化法などにより、シリコン
膜10a、20a、30a、40aの表面に厚さが約3
00オングストローム〜約2000オングストロームの
シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜14、24、3
4、および誘電体膜44を同時に形成する(ゲート絶縁
膜形成工程)。ここで、熱酸化法を利用してゲート絶縁
膜14、24、34、および誘電体膜44を形成する際
場合には、シリコン膜10a、20a、30a、40a
の結晶化も行うことができるので、これらのシリコン膜
をポリシリコン膜とすることができる。
【0035】チャネルドープを行う場合には、次に約1
×1012cm-2のドーズ量でボロンイオン(P型不純物
/第2導電型不純物)を打ち込む(チャネルドープ工程
/1回目の不純物注入工程)。その結果、シリコン膜1
0a、20a、30a、40aは、不純物濃度が約1×
1017cm-3の低濃度P型のシリコン膜となる。
【0036】次に、図4(b)に示すように、P型の駆
動回路用TFT30の形成領域を覆うとともに、ゲート
電極15、25の形成予定領域をわずか広めに覆うレジ
ストマスク101、あるいは金属マスクを形成する。
【0037】続いて、たとえば、リンイオン(N型不純
物/第1導電型不純物)を約3×1013cm-2のドーズ
量でイオン注入する(2回目の不純物注入工程/低濃度
第1導電型不純物注入工程)。
【0038】その結果、低濃度P型のシリコン膜10
a、20aのうち、リンイオンが打ち込まれた領域は、
導電型が反転して不純物濃度が約2.9×1018cm-3
の低濃度N型領域11a、12a、21a、22aとな
る。また、低濃度P型のシリコン膜40aは、導電型が
反転して不純物濃度が約2.9×1018cm-3の低濃度
N型の第1電極41となる。また、不純物が注入されな
かった部分がチャネル領域13、23となる。しかる後
に、レジストマスク101を除去する。
【0039】次に、図4(c)に示すように、ゲート絶
縁膜14、24、34および誘電体膜44の表面に、膜
厚が1000オングストローム以下の薄い第1のタンタ
ル膜8aをスパッタ形成する。
【0040】次に、図4(d)に示すように、水蒸気を
含む高湿度雰囲気中(たとえば、温度が約400℃)で
の熱処理により、第1のタンタル膜8a全体を酸化させ
ることにより、下地層151、251、351、451
(図4参照)を形成するためのタンタル酸化膜8bとす
る。その結果、第1のタンタル膜8a全体が酸化する過
程でその下層にあるゲート絶縁膜14、24、34およ
び誘電体膜44も、高湿度雰囲気中(たとえば、温度が
約400℃)での熱処理を受ける。
【0041】次に、図5(a)に示すように、下地層1
51、251、351、451(図4参照)を形成する
ためのタンタル酸化膜8bの表面にタンタル電極層15
2、252、352、452(図4参照)を形成するた
めの膜厚が4000オングストローム位の第2のタンタ
ル膜8cをスパッタ形成する。この際に、スパッタガス
中に窒素ガスを導入しておくことにより、第2のタンタ
ル膜8cについては窒素含有のタンタル膜として形成す
る。
【0042】次に、図5(b)に示すように、ゲート電
極15、25、35および第2電極45を形成すべき領
域をレジストマスク105で覆い、第2のタンタル膜8
cおよびタンタル酸化膜8bにエッチングを施す。
【0043】その結果、図5(c)に示すように、薄い
タンタル酸化膜(下地層151、251、351、45
1の表面に窒素含有の厚いタンタル膜からなるタンタル
電極層152、252、352、452が積層されたゲ
ート電極15、25、35および第2電極45が形成さ
れる(ゲート電極形成工程)。しかる後に、レジストマ
スク105を除去する。
【0044】次に、N型の画素用TFT10の形成領
域、N型の駆動回路用TFT20の形成領域、および保
持容量40を覆うレジストマスク102、あるいは金属
マスクを形成する。
【0045】続いて、ボロンイオンを約1×1013cm
-2のドーズ量でイオン注入する(3回目の不純物注入工
程/低濃度第2導電型不純物注入工程)。
【0046】その結果、低濃度P型のシリコン膜30a
には、ゲート電極35に対してセルフアライン的に不純
物濃度が約1.1×1018cm-3の低濃度P型領域31
a、32aが形成される。なお、不純物が注入されなか
った部分がチャネル領域33となる。しかる後に、レジ
ストマスク102を除去する。
【0047】次に、図5(d)に示すように、N型の画
素用TFT10の形成領域、N型の駆動回路用TFT2
0の形成領域、および保持容量40を覆うとともに、ゲ
ート電極35をやや広めに覆うレジストマスク103、
あるいは金属マスクを形成する(3回目のマスク形成工
程)。ここで、レジストマスク103の端部と、ゲート
電極35の端部との距離は、0.5μm〜2μm程度が
適している。
【0048】続いて、ボロンイオンを約1×1015cm
-2のドーズ量でイオン注入する(4回目の不純物注入工
程/高濃度第2導電型不純物注入工程)。
【0049】その結果、低濃度P型領域31a、32a
には、不純物濃度が1×1020cm-3の高濃度ソース・
ドレイン領域312、322が形成される。また、低濃
度P型領域31a、32aのうち、レジストマスク10
3で覆われていた部分は、そのまま不純物濃度が約1.
1×1018cm-3の低濃度ソース・ドレイン領域31
1、321となる。
【0050】このようにして、P型の駆動回路用TFT
30を形成する。しかる後に、レジストマスク103を
除去する。
【0051】次に、図5(e)に示すように、P型の駆
動回路用TFT30に加えて、ゲート電極15、25を
も広めに覆うレジストマスク104、あるいは金属マス
クを形成する(4回目のマスク形成工程)。ここで、レ
ジストマスク104の端部と、ゲート電極15、25の
端部との距離は、0.5μm〜2μm程度が適してい
る。
【0052】続いて、リンイオンを1.5×1015cm
-2のドーズ量でイオン注入する(5回目の不純物注入工
程/高濃度第1導電型不純物注入工程)。
【0053】その結果、低濃度N型領域11a、12
a、21a、22aには、不純物濃度が1.5×1020
cm-3の高濃度ソース・ドレイン領域112、122、
221、222が形成される。また、低濃度N型領域1
1a、12a、21a、22aのうち、レジストマスク
104で覆われていた部分は、そのまま不純物濃度が約
約2.9×1018cm-3の低濃度ソース・ドレイン領域
111、121、211、221となる。
【0054】このようにして、N型の画素用TFT1
0、およびN型の駆動回路用TFT20を形成する。し
かる後に、レジストマスク104を除去する。
【0055】以降、図3に示すように、層間絶縁膜4を
形成した後、活性化のためのアニールを行い、しかる後
に、コンタクトホール51、52、53、54、55、
56およびソース・ドレイン電極16、17、26、2
7、36、37を形成すれば、レジストマスク101〜
104を形成するための4回のマスク形成工程と、5回
の不純物注入工程によって、アクティブマトリクス基板
1を製造できる。
【0056】このように、本形態のアクティブマトリク
ス基板1の製造方法では、タンタル電極層152、25
2、352、452とシリコン酸化膜(ゲート絶縁膜1
4、24、34および誘電体膜44)との密着性が悪い
のを補うための薄いタンタル酸化膜からなる下地層15
1、251、351を形成するにあたって、第1のタン
タル膜8aを形成した後、この第1のタンタル膜8aを
酸化させることによりタンタル酸化膜8bを形成する。
従って、第1のタンタル膜8aをスパッタ形成すればよ
いので、RFスパッタ法を用いなくいても、DCスパッ
タ法で対応できる。また、タンタル膜を形成するのであ
れば、反応性スパッタ法によりタンタル酸化膜を直接、
形成するときの成膜速度に比してかなり大であるので、
生産性が向上するという利点がある。また、ゲート電極
15、25、35および第2電極45を形成する際に
は、1種類のターゲット、および1つのチャンバー(反
応室)で済むという利点がある。
【0057】しかも、タンタル酸化膜からなる下地層1
51、251、351、451であれば、ゲート電極
(第2電極)全体を窒素含有のタンタル膜にした場合や
窒素含有のタンタル膜を下地層とした場合と違って、加
熱した際に窒素含有のタンタル膜の内部応力に起因して
ゲート電極15、25、35や第2電極45がシリコン
酸化膜から剥げるおそれもない。
【0058】さらに、第1のタンタル膜8aに対する酸
化は、高湿度雰囲気中での熱処理により行うので、図4
(b)に示す工程において、ゲート絶縁膜14、24、
34および誘電体膜44を介して不純物を打ち込んだ際
の欠陥が誘電体膜44に生成されても、第1のタンタル
膜8aに対する酸化を高湿度雰囲気中での熱処理により
行った際に、誘電体膜44の欠陥も同時に修復されると
いう利点がある。それ故、耐電圧の高い誘電体膜44を
形成できるので、対向面積が広い第1電極41と第2電
極45との間で短絡が発生するのを確実に防止できる。
【0059】よって、ゲート電極15、25、35、お
よび第2電極45を形成する前に、低濃度ソース・ドレ
イン領域111、121、211、221を形成するた
めの低濃度第1導電型不純物注入工程を行い、この工程
を援用して、第1電極41を形成する方法を採用するこ
とにより、低濃度ソース・ドレイン領域111、12
1、211、221および第1電極41を別々の工程で
製造する場合に比較して不純物注入工程の数を1回減ら
しても、信頼性の高いアクティブマトリクス基板1を製
造することができる。
【0060】なお、図5(c)に示す低濃度第2導電型
不純物注入工程、図5(d)に示す高濃度第2導電型不
純物注入工程、および図5(e)に示す高濃度第1導電
型不純物注入工程の間でその順序を入れ換えるなど、ゲ
ート電極15、25、35、および第2電極45を形成
する前に第1電極41を形成するのであれば、いずれの
工程順序であってもよい。また、不純物濃度について
も、求めるTFT特性に応じて最適な条件に設定すれば
よい。
【0061】[第2の実施形態] (アクティブマトリクス基板の概略構成)図6は、本形
態の液晶表示装置における駆動回路内蔵型のアクティブ
マトリクス基板1の構造を模式的に示す断面図である。
なお、本例のアクティブマトリクス基板では、各TFT
の基本的な構造が、図3に示したアクティブマトリクス
基板1と略同じであるため、以下の説明において、対応
する機能を有する部分には、同じ符号を付してある。
【0062】図6において、本例の液晶表示装置の駆動
回路内蔵型のアクティブマトリクス基板1でも、P型の
駆動回路用TFT30、N型の駆動回路用TFT20、
N型の画素用TFT10、および保持容量402が同一
の絶縁基板2の上に形成されている。N型の画素用TF
T10、N型の駆動回路用TFT20、およびP型の駆
動回路用TFT30は、いずれもLDD構造を有し、い
ずれのTFTにおいても、チャネル領域13、23、3
3は、低濃度のボロンイオンによってチャネルドープし
てあるため、不純物濃度が約1×1017cm-3の低濃度
P型領域である。
【0063】このような構造のアクティブマトリクス基
板1において、ゲート電極15、25、35および第2
電極45は、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜1
4、24、34および誘電体膜44の表面に膜厚が10
00オングストローム以下の薄いタンタル酸化膜として
形成された下地層151、251、351、451と、
これらの下地層151、251、351の表面に膜厚が
4000オングストローム位の厚いタンタル膜として形
成されたタンタル電極層152、252、352、45
2とを備えている。従って、タンタル電極層152、2
52、352、452がシリコン酸化膜との密着性が悪
くても、ゲート絶縁膜14、24、34および誘電体膜
44の表面からタンタル電極層152、252、35
2、452が剥げることはない。
【0064】本形態でも、窒素を含有したタンタル膜を
ゲート電極15、25、35のタンタル電極層152、
252、352、および第2電極45のタンタル電極層
452として用いている。このため、ゲート電極15、
25、35のタンタル電極層152、252、352、
および第2電極45のタンタル電極層452は、比抵抗
が25μΩcmとかなり小さい。
【0065】なお、図1に示す走査線91や容量線98
も、ゲート電極15、25、35や第2電極45と同時
形成されるので、下地のシリコン酸化膜との密着性がよ
く、かつ、電気的抵抗が小さい。
【0066】本例では、保持容量40の第1電極41
は、N型の画素用TFT10、およびN型の駆動回路用
TFT20の高濃度ソース・ドレイン領域112、12
2、212、222と同時形成された不純物濃度が1×
1020cm-3の高濃度N型領域である。その他の構成
は、図3に示したアクティブマトリクス基板と同様なの
で、対向する部分には同一の符号を付して図示し、それ
らの説明を省略する。
【0067】(アクティブマトリクス基板の製造方法)
このような構造のアクティブマトリクス基板1は、たと
えば、以下の方法により製造できる。なお、以下の説明
において、不純物注入条件などについては図4を参照し
て説明した製造方法と同様であるので、共通する部分に
ついては詳細な説明を省略する。
【0068】まず、図7(a)に示すように、絶縁基板
2の表面にポリシリコン膜を形成した後、ポリシリコン
膜をフォトリソグラフィ法によってパターニングして、
それを島状のシリコン膜10a、20a、30a、40
aにする(シリコン膜形成工程)。
【0069】次に、島状のシリコン膜10a、20a、
30a、40aに対して厚さが約300オングストロー
ム〜約2000オングストロームのシリコン酸化膜から
なるゲート絶縁膜14、24、34、および誘電体膜4
4を同時に形成する(ゲート絶縁膜形成工程)。
【0070】チャネルドープを行う場合には、次に約1
×1012cm-2のドーズ量でボロンイオン(P型不純物
/第2導電型不純物)を打ち込む(チャネルドープ工程
/1回目の不純物注入工程)。
【0071】次に、図7(b)に示すように、ゲート絶
縁膜14、24、34および誘電体膜44の表面に、膜
厚が1000オングストローム以下の薄い第1のタンタ
ル膜8aをスパッタ形成する。
【0072】次に、図7(c)に示すように、P型の駆
動回路用TFT30の形成領域を覆うとともに、後に形
成するゲート電極15、25の形成予定領域を広めに覆
うレジストマスク501、あるいは金属マスクを形成す
る(1回目のマスク形成工程)。ここで、レジストマス
ク501の端部と、後に形成するゲート電極15、25
の端部との距離は、0.5μm〜2μm程度が適してい
る。
【0073】続いて、たとえば、リンイオン(N型不純
物/第1導電型不純物)を約1.5×1015cm-2のド
ーズ量でイオン注入する(2回目の不純物注入工程/高
濃度第1導電型不純物注入工程)。
【0074】その結果、低濃度P型のシリコン膜10
a、20aのうち、リンイオンが打ち込まれた領域は、
導電型が反転して不純物濃度が約1.5×1020cm-3
の高濃度ソース・ドレイン領域112、122、21
2、222となる。また、低濃度P型のシリコン膜40
aも、導電型が反転して不純物濃度が約1.5×1020
cm-3の高濃度N型の第1電極41となる。しかる後
に、レジストマスク501を除去する。
【0075】次に、図7(d)に示すように、水蒸気を
含む高湿度雰囲気中(たとえば、温度が約400℃)で
の熱処理により、第1のタンタル膜8a全体を酸化させ
ることにより、下地層151、251、351、451
(図6参照)を形成するためのタンタル酸化膜8bとす
る。その結果、第1のタンタル膜8a全体が酸化する過
程でその下層にあるゲート絶縁膜14、24、34およ
び誘電体膜44も、高湿度雰囲気中(たとえば、温度が
約400℃)での熱処理を受ける。
【0076】次に、図8(a)に示すように、下地層1
51、251、351、451(図6参照)を形成する
ためのタンタル酸化膜8bの表面にタンタル電極層15
2、252、352、452(図6参照)を形成するた
めの膜厚が4000オングストローム位の第2のタンタ
ル膜8cをスパッタ形成する。この際に、スパッタガス
中に窒素ガスを導入しておくことにより、第2のタンタ
ル膜8cについては窒素含有のタンタル膜として形成す
る。
【0077】次に、図8(b)に示すように、ゲート電
極15、25、35および第2電極45を形成すべき領
域をレジストマスク505で覆い、第2のタンタル膜8
cおよびタンタル酸化膜8bにエッチングを施す。
【0078】その結果、図8(c)に示すように、薄い
タンタル酸化膜(下地層151、251、351、45
1の表面に窒素含有の厚いタンタル膜からなるタンタル
電極層152、252、352、452が積層されたゲ
ート電極15、25、35および第2電極45が形成さ
れる(ゲート電極形成工程)。しかる後に、レジストマ
スク505を除去する。
【0079】次に、N型の画素用TFT10、N型の駆
動回路用TFT20、および保持容量40の形成領域を
覆うレジストマスク502、あるいは金属マスクを形成
する(2回目のマスク形成工程)。
【0080】続いて、ボロンイオンを約1×1013cm
-2のドーズ量でイオン注入する(3回目の不純物注入工
程/低濃度第2導電型不純物注入工程)。
【0081】その結果、低濃度P型のシリコン膜30a
には、ゲート電極35に対して自己整合的に不純物濃度
が約1.1×1018cm-3の低濃度P型領域31a、3
2aが形成される。なお、不純物が注入されなかった部
分がチャネル領域33となる。しかる後に、レジストマ
スク502を除去する。
【0082】次に、図8(d)に示すように、P型の駆
動回路用TFT30の形成領域を覆うレジストマスク5
03、あるいは金属マスクを形成する(3回目のマスク
形成工程)。
【0083】続いて、リンイオンを約3×1013cm-2
のドーズ量でイオン注入する(4回目の不純物注入工程
/低濃度第1導電型不純物注入工程)。
【0084】その結果、高濃度ソース・ドレイン領域1
12、122、212、222に挟まれた低濃度P型の
シリコン膜10a、20aには、ゲート電極15、25
に対して自己整合的に不純物濃度が約2.9×1018
-3の低濃度ソース・ドレイン領域211、221が形
成される。なお、不純物が注入されなかった部分がチャ
ネル領域13、23となる。このようにして、N型の画
素用TFT10、およびN型の駆動回路用TFT20を
形成する。しかる後に、レジストマスク503を除去す
る。
【0085】次に、図8(e)に示すように、N型の画
素用TFT10、N型の駆動回路用TFT20、および
保持容量40の形成領域を覆うとともに、ゲート電極3
5を広めに覆うレジストマスク504、あるいは金属マ
スクを形成する(4回目のマスク形成工程)。ここで、
レジストマスク504の端部と、ゲート電極35の端部
との距離は、0.5μm〜2μm程度が適している。
【0086】続いて、ボロンイオンを約1×1015cm
-2のドーズ量でイオン注入する(5回目の不純物注入工
程/高濃度第2導電型不純物注入工程)。
【0087】その結果、低濃度P型領域31a、32a
には、不純物濃度が1×1020cm-3の高濃度ソース・
ドレイン領域312、322が形成される。また、低濃
度P型領域31a、32aのうち、レジストマスク50
4で覆われていた部分は、そのまま不純物濃度が約1.
1×1018cm-3の低濃度ソース・ドレイン領域31
1、321となる。
【0088】このようにして、P型の駆動回路用TFT
30を形成する。しかる後に、レジストマスク504を
除去する。
【0089】以降、図6に示すように、層間絶縁膜4を
形成した後、活性化のためのアニールを行い、しかる後
に、コンタクトホール51、52、53、54、55、
56およびソース・ドレイン電極16、17、26、2
7、36、37を形成すれば、レジストマスク501〜
504を形成するための4回のマスク形成工程と、5回
の不純物注入工程によって、アクティブマトリクス基板
1を製造できる。
【0090】このように、本形態のアクティブマトリク
ス基板1の製造方法では、タンタル電極層152、25
2、352、452とシリコン酸化膜(ゲート絶縁膜1
4、24、34および誘電体膜44)との密着性が悪い
のを補うための薄いタンタル酸化膜からなる下地層15
1、251、351を形成するにあたって、第1のタン
タル膜8aを形成した後、この第1のタンタル膜8aを
酸化させることによりタンタル酸化膜8bを形成する。
従って、第1のタンタル膜8aをスパッタ形成すればよ
いので、RFスパッタ法を用いなくいても、DCスパッ
タ法で対応できる。また、タンタル膜を形成するのであ
れば、反応性スパッタ法によりタンタル酸化膜を直接、
形成するときの成膜速度に比してかなり大であるので、
生産性が向上するという利点がある。また、ゲート電極
15、25、35および第2電極45を形成する際に
は、1種類のターゲット、および1つのチャンバー(反
応室)で済むという利点があるなど、実施の形態1と同
様な効果を奏する。
【0091】よって、ゲート電極15、25、35、お
よび第2電極45を形成する前に、高濃度ソース・ドレ
イン領域112、122、212、222を形成するた
めの高濃度第1導電型不純物注入工程を行い、この工程
を援用して、第1電極41を形成する方法を採用するこ
とにより、高濃度ソース・ドレイン領域112、12
1、212、222および第1電極41を別々の工程で
製造する場合に比較して不純物注入工程の数を1回減ら
しても、信頼性の高いアクティブマトリクス基板1を製
造することができる。
【0092】さらにまた、本形態では、図7(c)に示
す工程において不純物を導入する際に、第1のタンタル
膜8aを形成した状態で行う。従って、第1のタンタル
膜8aも障壁層になるので、半導体膜(高濃度ソース・
ドレイン領域112、122、212、222、32
1、322)の表面に不純物が集中することを防止でき
る。それ故、ゲート電極15、25、35の表面に層間
絶縁膜4を形成した後、コンタクトホールを形成する際
に高濃度ソース・ドレイン領域112、122、21
2、222、321、322の表面が多少、エッチング
されても、ソース・ドレイン電極16、17、26、2
7、36、37と高濃度ソース・ドレイン領域112、
122、212、222、321、322とを小さな接
続抵抗で接続することができる。
【0093】なお、本形態でも、図8(c)に示す低濃
度第2導電型不純物注入工程、図8(d)に示す低濃度
第1導電型不純物注入工程、および図8(e)に示す高
濃度第2導電型不純物注入工程の間でその順序を入れ換
えるなど、ゲート電極15、25、35、および第2電
極45を形成する前に、第1電極41を形成するための
高濃度第1導電型不純物注入工程を行うのであればいず
れの工程順序であってもよい。また、不純物濃度につい
ても、求めるTFT特性に応じて最適な条件に設定すれ
ばよい。
【0094】[その他の実施形態]上記形態では、図5
(b)に示す工程、および図8(b)に示す工程におい
て、タンタル酸化膜8bとタンタル膜8cとを一括して
エッチングする構成であったが、タンタル酸化膜8bを
エッチングストッパとしてタンタル膜8cをエッチング
速度の高い条件でエッチングし、しかる後にタンタル酸
化膜8bを選択性の高い条件でエッチングを行い、ゲー
ト絶縁膜14、24、34が損傷するのを防止してもよ
い。
【0095】なお、本例では、第1導電型をN型とし、
第2導電型をP型としたが、逆にしてもよい。すなわ
ち、画素用TFTをP型で構成してもよい。また、ここ
では画素に注目して、保持容量について説明したが、本
発明の適用範囲は保持容量に限らず、たとえば駆動回路
において必要とされる容量素子を形成する場合や他の目
的で利用される容量素子を形成する場合にも本発明を適
用することができる。
【0096】[アクティブマトリクス基板の使用例]こ
のように構成したアクティブマトリクス基板1は、図9
および図10に示すようにして液晶パネルを構成する。
【0097】図9および図10はそれぞれ、液晶パネル
の平面図およびそのH−H′線における断面図である。
【0098】これらの図において、液晶パネル100
は、前記のアクティブマトリクス基板1と、石英基板や
高耐熱ガラス基板などの透明な絶縁基板200に対向電
極71およびマトリクス状に遮光膜7が形成された対向
基板2と、これらの基板間に封入、挟持されている液晶
9とから概略構成されている。アクティブマトリクス基
板1と対向基板2とはギャップ材含有のシール材を用い
たシール層80によって所定の間隙を介して貼り合わさ
れ、これらの基板間に液晶9が封入されている。シール
層80には、エポキシ樹脂や各種の紫外線硬化樹脂など
を用いることができる。また、ギャップ材としては、約
2μm〜約10μmの無機あるいは有機質のファイバ若
しくは球を用いることができる。対向基板2はアクティ
ブマトリクス基板1よりも小さく、アクティブマトリク
ス基板1の周辺部分は、対向基板2の外周縁よりはみ出
た状態に貼り合わされる。従って、アクティブマトリク
ス基板1の走査線駆動回路60およびデータ線駆動回路
70は、対向基板2の外側に位置している。また、アク
ティブマトリクス基板1の入出力端子81も対向基板2
の外側に位置しているので、入出力端子81にはフレキ
シブルプリント配線基板6を配線接続することができ
る。ここで、シール層80は部分的に途切れているの
で、この途切れ部分によって、液晶注入口83が構成さ
れている。このため、対向基板2とアクティブマトリク
ス基板1とを貼り合わせた後、シール層80の内側領域
を減圧状態にすれば、液晶注入口83から液晶9を減圧
注入でき、液晶9を封入した後、液晶注入口83を封止
剤82で塞げばよい。なお、対向基板2には、シール層
80の内側に表示領域を見切りするための遮光膜6も形
成されている。
【0099】[液晶パネルの使用例]図9および図10
に示す液晶パネルを透過型で構成した場合の電子機器へ
の使用例を、図11ないし図12を参照して説明する。
【0100】上記形態の液晶パネル100を用いて構成
される電子機器(液晶表示装置)は、図11のブロック
図に示すように、表示情報出力源1000、表示情報処
理回路1002、表示駆動装置1004、液晶パネル1
006(液晶パネル100)、クロック発生回路100
8、および電源回路1010を含んで構成される。表示
情報出力源1000は、ROM、R1などのメモリ、テ
レビ信号などを同調して出力する同調回路などを含んで
構成され、クロック発生回路1008からのクロックに
基づいて表示情報を処理して出力する。この表示情報出
力回路1002は、たとえば増幅・極性反転回路、相展
開回路。ローテーション回路、ガンマ補正回路、あるい
はクランプ回路等を含んで構成され、液晶パネル100
6を駆動する。電源回路1010は、上述の各回路に電
力を供給する。
【0101】このような構成の電子機器としては、図1
2を参照して後述する投写型液晶表示装置(液晶プロジ
ェクタ)、マルチメディア対応のパーソナルコンピュー
タ(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーシ
ョン(EWS)、ページャ、あるいは携帯電話、ワード
プロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ
直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計
算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパ
ネルなどを挙げることができる。
【0102】図12に示す投写型表示装置は、液晶パネ
ルをライトバルブとして用いた投写型プロジェクタであ
り、たとえば3枚プリズム方式の光学系を用いている。
図12において、液晶プロジェクタ1100では、白色
光源のランプユニット1102から出射された投写光が
ライトガイド1104の内部で、複数のミラー1106
および2枚のダイクロイックミラー1108によって、
R、G、Bの3原色に分離され(光分離手段)、それぞ
れの色の画像を表示する3枚の液晶パネル1110R、
1110G、1110Bに導かれる。そして、それぞれ
の液晶パネル1110R、1110G、1110Bによ
って変調された光は、ダイクロイックプリズム1112
(光合成手段)に3方向から入射される。ダイクロイッ
クプリズム1112では、レッドRおよびブルーBの光
が90°曲げられ、グリーンGの光は直進するので、各
色の光が合成され、投写レンズ1114を通してスクリ
ーンなどにカラー画像が投写される。
【0103】
【発明の効果】以上のとおり、本発明では、ゲート絶縁
膜および誘電体膜の表面に第1のタンタル膜を形成した
後、該第1のタンタル膜を酸化させることによりタンタ
ル酸化膜からなる下地層を形成し、しかる後に下地層の
表面にタンタル電極層を形成してTFTのゲート電極お
よび容量素子の第2電極を形成する。従って、DCスパ
ッタ法で対応でき、かつ、反応性スパッタ法と違って成
膜速度が大である。また、タンタル膜を酸化させてタン
タル酸化膜からなる下地層を形成するので、ゲート電極
を形成する際に1種類のターゲット、および1つのチャ
ンバー(反応室)で済むという利点がある。また、第1
のタンタル膜に対する酸化を高湿度雰囲気中での熱処理
により行うことにより、ゲート絶縁膜および誘電体膜を
介して半導体膜に不純物を打ち込んだ際の欠陥が誘電体
膜に生成されても、ゲート絶縁膜および誘電体膜の欠陥
も同時に修復できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した液晶表示装置用のアクティブ
マトリクス基板の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すアクティブマトリクス基板に形成し
た画素領域の一部を抜き出して示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るアクティブマトリ
クス基板の断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、図3に示すアクティブマト
リクス基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図5】(a)〜(e)は、図3に示すアクティブマト
リクス基板の製造方法において、図4に示す工程に続い
て行う工程を示す工程断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るアクティブマトリ
クス基板の断面図である。
【図7】(a)〜(d)は、図6に示すアクティブマト
リクス基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図8】(a)〜(e)は、図6に示すアクティブマト
リクス基板の製造方法において、図7に示す工程に続い
て行う工程を示す工程断面図である。
【図9】アクティブマトリクス基板の使用例を示す液晶
パネルの平面図である。
【図10】図9に示す液晶パネルのH−H′線における
断面図である。
【図11】図9に示す液晶パネルの使用例を示す液晶表
示装置の回路構成を示すブロック図である。
【図12】図9に示す液晶パネルの使用例を示す投写型
液晶表示装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板(半導体装置) 2 対向基板 4 層間絶縁膜 8a 第1のタンタル膜 8b タンタル酸化膜 8c 第2のタンタル膜 10 N型の画素用TFT 11、12、21、22、31、32 ソース・ドレ
イン領域 13、23、33 チャネル領域 14、24、34 ゲート絶縁膜 15、25、35 ゲート電極 20 N型の駆動回路用TFT 30 P型の駆動回路用TFT 40 保持容量(容量素子) 41 第1電極 44 誘電体膜 45 第2電極 51〜56 コンタクトホール 88 容量線 90 データ線 91 走査線 100 液晶パネル 101〜104、201〜204、501〜504、6
01〜604 レジストマスク 111、121、211、221、311、321 低
濃度ソース・ドレイン領域 151、251、351、451 下地層(第一層) 152、252、352、452 タンタル電極層
(第二層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 617M 617U Fターム(参考) 2H092 GA59 JA25 JA29 JA35 JA36 JA38 JA42 JA44 JB13 JB23 JB32 JB33 JB38 JB51 JB57 JB63 JB69 KA04 KA07 KA12 KA16 KA18 KB23 KB24 MA05 MA08 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA25 MA27 MA30 MA35 MA37 MA41 NA25 NA27 PA06 RA05 5C094 AA32 AA42 BA03 BA43 CA19 DA09 DA13 DA15 EA04 5F110 AA03 AA06 AA08 AA30 BB02 BB04 CC02 DD02 DD03 EE01 EE44 FF01 FF02 FF09 FF23 FF28 FF29 FF30 FF36 GG02 GG13 GG32 GG34 GG44 GG45 GG52 HJ01 HJ04 HJ13 HJ23 HM14 HM15 NN03 NN72 PP03 QQ11 5G435 AA17 BB12 EE37 HH16 KK05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に薄膜トランジスタと、不純物が
    導入された半導体膜からなる第1電極、該第1電極を覆
    うように形成された誘電体膜、および該誘電体膜を介し
    て前記第1電極に対向するように形成された第2電極を
    備える容量素子とが形成された半導体装置において、 前記薄膜トランジスタのゲート電極および前記第2電極
    は、タンタル酸化膜からなる第一層と、該第一層の表面
    に形成されたタンタルを主成分とする第二層とを備えて
    いることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第二層は、窒素
    含有のタンタル膜からなることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記薄膜ト
    ランジスタのゲート絶縁膜および前記誘電体膜は、いず
    れもシリコン酸化膜からなることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記薄膜トランジスタは、ソース・ドレイン領域が前記
    ゲート電極の端部にゲート絶縁膜を介して対峙する低濃
    度ソース・ドレイン領域、および該低濃度ソース・ドレ
    イン領域に隣接する高濃度ソース・ドレイン領域を具備
    するLDD構造を備え、 前記第1電極は、前記低濃度ソース・ドレイン領域と同
    一の不純物が同等の濃度でドープされた半導体膜から形
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記薄膜トランジスタは、ソース・ドレイン領域が前記
    ゲート電極の端部にゲート絶縁膜を介して対峙する低濃
    度ソース・ドレイン領域、および該低濃度ソース・ドレ
    イン領域に隣接する高濃度ソース・ドレイン領域を具備
    するLDD構造を備え、 前記第1電極は、前記高濃度ソース・ドレイン領域と同
    一の不純物が同等の濃度でドープされた半導体膜から形
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに規定する
    半導体装置の製造方法であって、ゲート絶縁膜および前
    記誘電体膜の表面に第1のタンタル膜を形成した後、該
    第1のタンタル膜を酸化させることによりタンタル酸化
    膜からなる前記第一層を形成し、しかる後に当該第一層
    の表面にタンタルを主成分とする前記第二層を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1のタンタル
    膜の酸化は、高湿度雰囲気中での熱処理により行うこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ゲート絶縁膜お
    よび前記誘電体膜を形成し、かつ、前記薄膜トランジス
    タのソース・ドレイン領域および前記第2電極を構成す
    る半導体膜に対して不純物を導入した後、前記ゲート絶
    縁膜および前記誘電体膜の表面に前記第1のタンタル膜
    を形成し、しかる後に、当該第1のタンタル膜を高湿度
    雰囲気中での熱処理により酸化させることによりタンタ
    ル酸化膜からなる前記第一層を形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記ゲート絶縁膜お
    よび前記誘電体膜を形成し、かつ、前記ゲート絶縁膜お
    よび前記誘電体膜の表面に前記第1のタンタル膜を形成
    した後に、前記薄膜トランジスタのソース・ドレイン領
    域および前記第2電極を構成する半導体膜に対して不純
    物を導入し、しかる後に、当該第1のタンタル膜を高湿
    度雰囲気中での熱処理により酸化させることによりタン
    タル酸化膜からなる前記第一層を形成することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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