JP2001036087A - アクティブマトリクス基板、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

アクティブマトリクス基板、電気光学装置及び電子機器

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JP2001036087A
JP2001036087A JP20190199A JP20190199A JP2001036087A JP 2001036087 A JP2001036087 A JP 2001036087A JP 20190199 A JP20190199 A JP 20190199A JP 20190199 A JP20190199 A JP 20190199A JP 2001036087 A JP2001036087 A JP 2001036087A
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JP20190199A
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Takashi Noguchi
崇 野口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口率等を向上させたアクティブマトリクス
基板、電気光学装置等を提供する。 【解決手段】 デュアルゲートの薄膜トランジスタが形
成されたアクティブマトリクス基板又は電気光学装置に
おいて、例えば、チャネルポリシリコンの領域と、画素
電極とが平面的に重なるように配置する。また、画素電
極と重なるチャネルポリシリコンの領域に遮光膜を形成
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス基板、電気光学装置及び電子機器等に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film
Transisitor)が形成された半導体装置及び電気光学装
置の一例として液晶装置がある。例えば、TFT駆動に
よるアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置において
は、縦横に夫々配列された多数の走査線及びデータ線並
びにこれらの各交点に対応してTFTが形成されたアク
ティブマトリクス基板が用いられている。各TFTは、
走査線にゲート電極が接続され、データ線にソース電極
が接続され、画素電極にドレイン電極が接続されてい
る。そして、TFTのゲート電極に走査線を介して走査
信号が供給されると、TFTはオン状態とされ、TFT
のソース電極(或いはドレイン電極)にデータ線を介し
て供給される画像信号が当該TFTのソース−ドレイン
間を介して画素電極に供給される。
【0003】他方、この種の電気光学装置においては、
アクティブマトリクス基板上に形成された半導体層(通
常ポリシリコン層)から、画素スイッチング用のTFT
のソース電極及びドレイン電極並びにこれらの間にある
チャネル領域が構成される。画素電極は、積層構造をな
す走査線、容量線、データ線等の配線及びこれらを相互
に電気的絶縁するための複数の層間絶縁膜を介して、半
導体層のドレイン電極(或いはソース電極)と接続され
ている。
【0004】画素スイッチング用TFTのゲート電極を
ソース領域とドレイン領域との間に1個だけ配置したシ
ングルゲート構造が一般的であるが、ソース領域とドレ
イン領域との間に2個以上のゲート電極を配置すること
がある。この際、各々のゲート電極には同一の信号が印
加されるようにする。このようにデュアルゲート或いは
トリプルゲート以上でTFTを構成すれば、チャネルと
ソース−ドレイン領域接合部のリーク電流を防止でき、
オフ時の電流を低減することができる。
【0005】また、図7に示すように、デュアルゲート
構造(ゲート1、ゲート2)を構成するためには、チャ
ネルポリシリコンからなる配線を画素電極と重なる領域
にゲート間を結ぶように引き回す必要がある(したがっ
て、チャネルポリシリコンの領域が画素電極領域にはみ
出す)。そして、このはみ出したチャネルポリシリコン
の領域(図8における左下がりの斜線を引いた部分を含
む領域)に、対向基板側から入射光が侵入するのを防ぐ
ために、この部分に遮光膜を形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、画素電極と重なるチャネルポリシリコンの領域に遮
光膜を形成していたので、その分だけ開口率を犠牲にし
ていた。
【0007】特に、この種の電気光学装置においては、
表示画像の高品位化という一般的な要請が強く、このた
めには、画像表示領域の高精細化或いは画素ピッチ(即
ち、走査線ピッチ及びデータ線ピッチ)の微細化及び高
画素開口率化(即ち、各画素において、表示光が透過し
ない非画素開口領域に対する、表示光が透過する画素開
口領域の比率を高めること)が極めて重要となる。しか
しながら、画素ピッチの微細化が進むと、電極サイズや
配線幅、更にコンタクトホール径などには製造技術によ
り本質的な微細化の限界があるため、相対的にこれらの
配線や電極等が画像表示領域を占有する比率が高まるた
め、画素開口率が低くなってしまうという問題点があ
る。このように高精細化しようとすると開口率が減少す
るので、開口率向上の工夫が必要である。
【0008】本発明は上述した背景の下になされたもの
であり、開口率を向上させた半導体装置、電気光学装置
等の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板は、マトリクス状に形成されてなる複数の画
素電極と、前記画素電極に接続してなる薄膜トランジス
タと、前記薄膜トランジスタに接続してなる複数の走査
線及びデータ線が形成されてなるアクティブマトリクス
基板において、前記薄膜トランジスタを形成する半導体
層の少なくとも一部と前記画素電極とが平面的に重なる
ように配置されてなることを特徴とする。
【0010】本発明のこのような構成によれば、薄膜ト
ランジスタを形成する半導体層の少なくとも一部と画素
電極とが平面的に重なるようなレイアウト(配置)にな
っている。つまり、半導体層と画素電極とが重なる部分
は光を遮光しなくても良い領域であり、この部分に遮光
膜を形成する必要がなく開口率を高くできる。
【0011】本発明の一態様では、前記薄膜トランジス
タはデュアルゲート構造を有することを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、デュアルゲート
構造を有する薄膜トランジスタにおける例えばゲート間
を結ぶチャネルポリシリコンの領域(半導体層)と画素
電極とが平面的に重なるような配置(レイアウト)をと
ることができるので、例えば開口率を高くできる。
【0013】本発明の一態様では、前記薄膜トランジス
タはトリプルゲート構造を有することを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、トリプルゲート
構造を有する薄膜トランジスタにおける例えばゲート間
を結ぶチャネルポリシリコンの領域(半導体層)と画素
電極とが平面的に重なるような配置(レイアウト)をと
ることができるので、例えば開口率を高くできる。
【0015】本発明の電気光学装置は、上述した本発明
のアクティブマトリクス基板と、対向基板との間に電気
光学物質が挟持されてなることを特徴とする。
【0016】本発明のこのような構成によれば、開口率
を高くした電気光学装置(例えば液晶装置など)が得ら
れる。
【0017】本発明の電気光学装置の一態様では、アク
ティブマトリクス基板における半導体層の少なくとも一
部と前記画素電極とが平面的に重なる領域には遮光膜が
形成されていないことを特徴とする。
【0018】本発明のこのような構成によれば、例え
ば、ゲート間を結ぶチャネルポリシリコンの領域であっ
て画素電極と重なるチャネルポリシリコンの領域に遮光
膜を形成していないので、その分だけ開口率を高くでき
る。
【0019】本発明の電子機器は、上記電気光学装置を
備えたことを特徴とする。
【0020】本発明のこのような構成によれば、優れた
電気光学装置を備えた電子機器が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本形態に係る電
気光学装置を対向基板の側からみた平面図である。図2
は、図1のH−H′線で切断したときの電気光学装置の
断面図である。
【0023】図1および図2に示すように、電気光学装
置300は、石英ガラスや耐熱ガラスなどの絶縁基板1
0の表面に画素電極9aがマトリクス状に形成されたア
クティブマトリクス基板100と、同じく石英ガラスや
耐熱ガラスなどの絶縁基板41の表面に対向電極32が
形成された対向基板200と、これらの基板間に電気光
学物質として封入、挟持されている液晶39とから概略
構成されている。アクティブマトリクス基板100と対
向基板200とは、対向基板200の外周縁に沿って形
成されたギャップ材含有のシール材59によって所定の
間隙(セルギャップ)を介して貼り合わされている。ま
た、アクティブマトリクス基板100と対向基板200
との間には、ギャップ材含有のシール材59によって液
晶封入領域40が区画形成され、この液晶封入領域40
内に液晶39が封入されている。
【0024】対向基板200はアクティブマトリクス基
板100よりも小さく、アクティブマトリクス基板10
0の周辺部分は、対向基板200の外周縁よりはみ出た
状態に貼り合わされる。従って、アクティブマトリクス
基板100上に形成されている駆動回路(走査線駆動回
路70やデータ線駆動回路60)や入出力端子45は対
向基板200から露出した状態にある。ここで、シール
材59は部分的に途切れているので、この途切れ部分に
よって、液晶注入口241が構成されている。このた
め、対向基板200とアクティブマトリクス基板100
とを貼り合わせた後、シール材59の内側領域を減圧状
態にすれば、液晶注入口241から液晶39を減圧注入
でき、液晶39を封入した後、液晶注入口241を封止
材242で塞げばよい。なお、アクティブマトリクス基
板100には、シール材59の形成領域の内側におい
て、画面表示領域11を見切りするための遮光膜55が
形成されている。また、対向基板200には、アクティ
ブマトリクス基板100の各画素電極9aの境界領域に
対応する領域に遮光膜57が形成されている。
【0025】また、対向基板200およびアクティブマ
トリクス基板100の光入射側の面あるいは光出射側に
は、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモード
の別に応じて、偏光板、光学的異方体(図示せず)など
が偏光軸、光学軸を所定の向きに合わせて配置される。
【0026】このように構成した電気光学装置300に
おいて、アクティブマトリクス基板100では、データ
線(図示せず)および後述する画素スイッチング用のT
FT50を介して画素電極9aに印加した画像信号によ
って、画素電極9aと対向電極32との間において液晶
39の配向状態を画素毎に制御し、画像信号に対応した
所定の画像を表示する。従って、アクティブマトリクス
基板100では、データ線および画素TFT50を介し
て画素電極9aに画像信号を供給するとともに、対向電
極32にも所定の電位を印加する必要がある。そこで、
電気光学装置300では、アクティブマトリクス基板1
00の表面のうち、対向基板200の各コーナー部に対
向する部分には、データ線などの形成プロセスを援用し
てアルミニウム膜などからなる上下導通用の第1の電極
47が形成されている。一方、対向基板200の各コー
ナー部には、対向電極32の形成プロセスを援用してI
TO(Indium Tin Oxide)膜などからなる上下導通用の
第2の電極48が形成されている。さらに、これらの上
下導通用の第1の電極47と第2の電極48とは、エポ
キシ樹脂系の接着剤成分に銀粉や金めっきファイバーな
どの導電粒子が配合された導通材56によって電気的に
導通している。それ故、電気光学装置300では、アク
ティブマトリクス基板100および対向基板200のそ
れぞれにフレキシブル配線基板などを接続しなくても、
アクティブマトリクス基板100のみにフレキシブル配
線基板99を接続するだけで、アクティブマトリクス基
板100および対向基板200の双方に所定の信号を入
力することができる。
【0027】(アクティブマトリクス基板の全体構成)
図3は、電気光学装置300に用いたアクティブマトリ
クス基板の構成を模式的に示すブロック図である。
【0028】図3に示すように、本形態の駆動回路内蔵
型のアクティブマトリクス基板では、絶縁基板(図示せ
ず)上に、互いに交差する複数の走査線20と複数のデ
ータ線30とに接続するスイッチング素子(TFT)5
0と、スイッチング素子50に接続する画素電極9aが
マトリクス状に構成されている。走査線20はタンタル
膜、アルミニウム膜、アルミニウムの合金膜、銅膜など
で構成され、データ線30はアルミニウム膜あるいはア
ルミニウム合金膜、銅膜などで構成され、それぞれ単層
もしくは例えばチタンやチタンナイトライド等の金属バ
リア膜を含む膜で積層されている。これらの画素電極9
aが形成されている領域が画素部11(画面表示領域)
である。
【0029】絶縁基板上における画素部11の外側領域
(周辺部分)には、複数のデータ線30のそれぞれに画
像信号を供給するデータ線駆動回路60が構成されてい
る。また、走査線20の両端部のそれぞれには、各々の
走査線20に画素選択用の走査信号を供給する走査線駆
動回路70が構成されている。
【0030】データ線駆動回路60には、X側シフトレ
ジスタ回路、X側シフトレジスタ回路から出力された信
号に基づいて動作するアナログスイッチとしてのTFT
651を備えるサンプルホールド回路、6相に展開され
た各画像信号に対応する6本の画像信号線671などが
構成されている。本例において、データ線駆動回路60
は、前記のX側シフトレジスタ回路が4相で構成されて
おり、入出力端子を介して外部からスタート信号、クロ
ック信号、およびその反転クロック信号がX側シフトレ
ジスタ回路に供給され、これらの信号によってデータ線
駆動回路60が駆動される。従って、サンプルホールド
回路は、前記のX側シフトレジスタ回路から出力された
信号に基づいて各TFT651が動作し、画像信号線6
71を介して供給される画像信号を所定のタイミングで
データ線30に取り込み、各画素電極9aに供給するこ
とが可能である。一方、走査線駆動回路70には、端子
を介して外部からスタート信号、クロック信号、および
その反転クロック信号が供給され、これらの信号によっ
て走査線駆動回路70が駆動される。
【0031】(画素およびTFTの構造)図4は、図3
に示すアクティブマトリクス基板の画素部のコーナー部
分を拡大して示す平面図である。図5は、図3に示すア
クティブマトリクス基板の画素の等価回路図である。図
6は、図4の画素TFT部のA−A′線における断面図
断面図である。
【0032】図4および図5からわかるように、画素電
極9aには、走査線20およびデータ線30に接続する
画素スイッチング用のTFT50が形成されている。ま
た、各画素電極9aに向けては容量線3bも形成されて
いる。
【0033】次に図6の断面図に示すように、電気光学
装置は、透明な一方の基板の一例を構成するアクティブ
マトリクス基板100と、これに対向配置される透明な
他方の基板の一例を構成する対向基板200とを備えて
いる。アクティブマトリクス基板100は、例えば石英
基板からなり、対向基板200は、例えばガラス基板や
石英基板からなる。アクティブマトリクス基板100に
は、画素電極9aが設けられており、その上側には、ラ
ビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜16が
設けられている。画素電極9aは例えば、ITO膜(In
dium Tin Oxide膜)などの透明導電性薄膜からなる。ま
た配向膜16は例えば、ポリイミド薄膜などの有機薄膜
からなる。
【0034】他方、対向基板200には、その全面に渡
って対向電極(共通電極)32が設けられており、その
下側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された
配向膜23が設けられている。対向電極32は例えば、
ITO膜などの透明導電性薄膜からなる。また配向膜2
3は、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。
【0035】アクティブマトリクス基板100には、図
3に示すように、各画素電極9aに隣接する位置に、各
画素電極9aをスイッチング制御する画素スイッチング
用TFT50が設けられている。
【0036】対向基板200には、更に図6に示すよう
に、各画素の開口領域(即ち、画像表示領域内において
実際に入射光が透過して表示に有効に寄与する領域)以
外の領域に、ブラックマスク或いはブラックマトリクス
と称される第2遮光膜22が設けられている。このた
め、対向基板200の側から入射光が画素スイッチング
用TFT50の半導体層1aのチャネル領域1a’やL
DD(Lightly Doped Drain)領域1b及び1cに侵入
することはない。更に、第2遮光膜22は、コントラス
トの向上、色材の混色防止などの機能を有する。
【0037】このように構成され、画素電極9aと対向
電極32とが対面するように配置されたアクティブマト
リクス基板100と対向基板200との間には、前述の
シール材(図1及び図2参照)により囲まれた空間に電
気光学物質が封入され、電気光学物質層39が形成され
る。電気光学物質層39は、画素電極9aからの電界が
印加されていない状態で配向膜16及び23により所定
の配向状態をとる。電気光学物質層39は、例えば一種
又は数種類のネマティック電気光学物質を混合した電気
光学物質からなる。シール材は、二つの基板100及び
200をそれらの周辺で貼り合わせるための、例えば光
硬化性樹脂や熱硬化性樹脂からなる接着剤であり、両基
板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー或い
はガラスビーズ等のスペーサが混入されている。
【0038】図6に示すように、アクティブマトリクス
基板100と複数の画素スイッチング用TFT50との
間には、絶縁膜12が設けられている。絶縁膜12は、
アクティブマトリクス基板100の全面に形成されるこ
とにより、画素スイッチング用TFT50のための下地
膜としての機能をも有する。即ち、アクティブマトリク
ス基板100の表面の研磨時における荒れや、洗浄後に
残る汚れ等で画素スイッチング用TFT50の特性の劣
化を防止する機能を有する。絶縁膜12は、例えば、酸
化シリコン膜、窒化シリコン膜等からなる。
【0039】図6において、画素スイッチング用TFT
50は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有して
おり、走査線の一部であるゲート電極3a、当該ゲート
電極3aからの電界によりチャネルが形成される半導体
層1aのチャネル領域1a’、ゲート電極3aと半導体
層1aとを絶縁するゲート絶縁膜2、データ線の一部で
あるソース電極6a、半導体層1aの低濃度ソース領域
(ソース側LDD領域)1b並びに低濃度ドレイン領域
(ドレイン側LDD領域)1c、半導体層1aの高濃度
ソース領域1d並びに高濃度ドレイン領域1eを備えて
いる。高濃度ドレイン領域1eには、複数の画素電極9
aのうちの対応する一つが接続されている。ソース領域
1b及び1d並びにドレイン領域1c及び1eは後述の
ように、半導体層1aに対し、n型又はp型のチャネル
を形成するかに応じて所定濃度のn型用又はp型用のド
ーパントをドープすることにより形成されている。n型
チャネルのTFTは、動作速度が速いという利点があ
り、画素のスイッチング素子である画素スイッチング用
TFT50として用いられることが多い。
【0040】図6に示すように、TFT50は、走査線
20と同時形成されたゲート電極3aと、データ線30
の一部としてのソース電極6aが第1の層間絶縁膜4の
第1のコンタクトホール4aを介して電気的に接続する
ソース領域1dと、データ線30と同時形成されたアル
ミニウム膜などから構成されたドレイン電極6bが第1
の層間絶縁膜4の第2のコンタクトホール4bを介して
電気的に接続するドレイン領域1eとを有している。ま
た、第1の層間絶縁膜4の上層側には第2の層間絶縁膜
7が形成されており、この第2の層間絶縁膜7に形成さ
れた第3のコンタクトホール8aを介して、画素電極9
aがドレイン電極6bに対して電気的に接続している。
【0041】尚、図6では、画素スイッチング用TFT
50のゲート電極3aをソース−ドレイン領域1d及び
1e間に2個のゲート電極を配置したデュアルゲート構
造の場合を挙げて説明したが、本実施の形態では、これ
らの間に3個以上のゲート電極を配置したトリプルゲー
ト構造(図6においてゲート電極3aが3つ並んだ構
造)以上としてもよい。この際、各々のゲート電極には
同一の信号が印加されるようにする。このようにデュア
ルゲート或いはトリプルゲート以上でTFTを構成すれ
ば、チャネルとソース−ドレイン領域接合部のリーク電
流を防止でき、オフ時の電流を低減することができる。
【0042】(本実施の形態の特徴部分)本実施の形態
では、図7に示すように、デュアルゲート構造(ゲート
1、ゲート2)の薄膜トランジスタが形成された液晶装
置において、画素電極と重なるチャネルポリシリコンの
領域(図8における左下がりの斜線を引いた領域)に遮
光膜を形成していないので、その分だけ開口率を高くで
きる。
【0043】この部分に遮光膜を形成しないようにする
ためには、対向基板上の遮光膜、容量線(金属)、デー
タ線(アルミなど)、中継遮光膜などで、遮光膜を形成
する工程でこの部分には遮光膜を形成しないようにすれ
ばよい。
【0044】(アクティブマトリクス基板AMの製造方
法)このような構成のアクティブマトリクス基板AMを
製造する方法を、図9ないし図13を参照して説明す
る。これらの図は、本形態のアクティブマトリクス基板
AMの製造方法を示す工程断面図であり、いずれの図に
おいても、図4のA−A′線における断面に相当する。
但し、ここでは画素用TFT50の製造方法のみについ
て説明することし、保持容量72、各種の配線、走査線
駆動回路70、およびデータ線駆動回路60などの製造
方法の説明および図示を省略する。また、これらの図面
に示す工程においては、図6に示したようにゲート電極
3aが2つ並んで配置されたデュアルゲート構造のもの
を作製したが、説明を簡略化するためこれらの図面にお
いて一方のゲート電極の図示は省略した。 まず、図9
(A)に示すように、ガラス基板、たとえば無アリカリ
ガラスや石英などからなる透明な絶縁基板10の表面に
直接、あるいは絶縁基板10の表面に形成した下地保護
膜(図示せず)の表面全体に、減圧CVD法またはプラ
ズマCVD方などにより厚さが約200オングストロー
ム〜約2000オングストロームで形成し、次に約30
0オングストローム〜約1000オングストロームのポ
リシリコン膜からなる半導体膜1を形成した後、フォト
リソグラフィ技術を用いてレジストマスクRM1を形成
する。この半導体膜1の形成は、アモルファスシリコン
膜を堆積した後、500℃〜700℃の温度で1時間〜
72時間、好ましくは4時間〜6時間の熱アニールを施
してポリシリコン膜を形成したり、ポリシリコン膜を堆
積した後、シリコンを打ち込み、非晶質化した後、熱ア
ニールにより再結晶化してポリシリコン膜を形成する方
法やアモルファスシリコン膜にエキシマレーザーを照射
し、レーザーアニールにより結晶化して、ポリシリコン
膜を形成する方法を用いてもよい。
【0045】次に、図9(B)に示すように、レジスト
マスクRMlを介して半導体膜1をパターニングし、側
に島状の半導体膜1a(能動層)を形成する。
【0046】次に、島状にパターニングした半導体膜1
aの表面に残るレジストマスクRMlに対し、図9
(C)に示すように、レジストマスクRMlを除去す
る。
【0047】次に、図9(D)に示すように、CVD法
などにより半導体膜1aの表面に厚さが約500オング
ストローム〜約1500オングストロームのシリコン酸
化膜からなるゲート酸化膜2を形成する。あるいは、熱
酸化膜を約50オングストローム〜約1000オングス
トローム、好ましくは300オングストローム形成した
後、全面にCVD法などによりシリコン酸化膜を約10
0オングストローム〜約1000オングストローム、好
ましくは500オングストローム堆積し、それらにより
ゲート絶縁膜2を形成してもよい。また、ゲート絶縁膜
2としてシリコン窒化膜を用いてもよい。
【0048】次に、図9(E)に示すように、ゲート電
極などを形成するためのタンタル膜3を絶縁基板10全
面に形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてレジ
ストマスクRM2を形成する。
【0049】次に、図9(F)に示すように、レジスト
マスクRM2を介してタンタル膜3をパターニングし、
ゲート電極3aを形成する。
【0050】次に、ゲート電極3aの形成に用いたレジ
ストマスクRM2に対し、図10(A)に示すように、
レジストマスクRM2除去する。
【0051】次に、図10(B)に示すように、画素T
FT部および駆動回路のNチヤネルTFT部の側には、
ゲート電極3aをマスクとして、約0.1×1013
cm〜約10×1013/cmのドーズ量で低濃度
の不純物イオン(リンイオン)の打ち込みを行い、画素
TFT部の側には、ゲート電極3aに対して自己整合的
に低濃度のソース領域1b、および低濃度のドレイン領
域1cを形成する。ここで、ゲート電極3aの真下に位
置しているため、不純物イオンが導入されなかった部分
は半導体膜1aのままのチャネル領域となる。
【0052】次に、図10(C)に示すように、画素T
FT部では、ゲート電極3aよりの幅の広いレジストマ
スクRM3を形成して高濃度の不純物イオン(リンイオ
ン)を約0.1×1015/cm〜約10×1015
/cmのドーズ量で打ち込み、高濃度のソース領域1
dおよびドレイン領域1eを形成する。
【0053】これらの不純物導入工程に代えて、低濃度
の不純物の打ち込みを行わずにゲート電極3aより幅の
広いレジストマスクRM3を形成した状態で高濃度の不
純物(リンイオン)を打ち込み、オフセット構造のソー
ス領域およびドレイン領域を形成してもよい。また、ゲ
ート電極3aの上に高濃度の不純物(リンイオン)を打
ち込んで、セルフアライン構造のソース領域およびドレ
イン領域を形成してもとよいことは勿論である。
【0054】また、図示を省略するが、周辺駆動回路の
PチヤネルTFT部を形成するために、前記画素部およ
びNチヤネルTFT部をレジストで被覆保護して、ゲー
ト電極をマスクとして、約0.1×1015/cm
約10×1015/cmのドーズ量でボロンイオンを
打ち込むことにより、自己整合的にPチヤネルのソース
・ドレイン領域を形成する。なお、NチヤネルTFT部
の形成時と同様に、ゲート電極をマスクとして、約0.
1×1013/cm〜約10×1013/cmのド
ーズ量で低濃度の不純物(ボロンイオン)を導入して、
ポリシリコン膜に低濃度領域を形成した後、ゲート電極
よりの幅の広いマスクを形成して高濃度の不純物(ボロ
ンイオン)を約0.1×1015/cm〜約10×1
15/cmのドーズ量で打ち込み、LDD構造(ラ
イトリー・ドープト・ドレイン構造)のソース領域およ
びドレイン領域を形成してもよい。また、低濃度の不純
物の打ち込みを行わずに、ゲート電極より幅の広いマス
クを形成した状態で高濃度の不純物(リンイオン)を打
ち込み、オフセット構造のソース領域およびドレイン領
域を形成してもよい。これらのイオン打ち込み工程によ
って、CMOS化が可能になり、周辺駆動回路の同一基
板内への内蔵化が可能となる。
【0055】次に、不純物の導入に用いたレジストマス
クRM3に対し、大気圧下でのプラズマ照射、および水
あるいは水系洗浄液での洗浄処理を行い、図10(D)
に示すように、レジストマスクRM3を除去する。尚、
不純物の導入に用いたレジストマスクRM3は変質して
いて、硫酸による処理では短時間のうちの除去はできな
かったが、プラズマ照射など本工程で示すレジスト除去
方法であれば、短時間のうちに処理できる。
【0056】次に、図10(E)に示すように、ゲート
電極3aの表面側にCVD法などにより、酸化シリコン
膜やNSG膜(ボロンやリンを含まないシリケートガラ
ス膜)などからなる第1の層間絶縁膜4を3000オン
グストローム〜15000オングストローム程度の膜厚
で形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて、第1
の層間絶縁膜4にコンタクトホールや切断用孔を形成す
るためのレジストマスクRM4を形成する。
【0057】次に、図11(A)に示すように、レジス
トマスクRM4を介して第1の層間絶縁膜4にエッチン
グを行い、第1の層間絶縁膜4のうち、ソース領域1d
およびドレイン領域1eに対応する部分にコンタクトホ
ール4a、4dをそれぞれ形成する。
【0058】次に、コンタクトホール4a、4dの形成
に用いたレジストマスクRM4に対し、図11(B)に
示すように、レジストマスクRM4を除去する。
【0059】次に、図11(C)に示すように、第1の
層間絶縁膜4の表面側に、ソース電極などを構成するた
めのアルミニウム膜6をスパッタ法などで形成した後、
フォトリソグラフィ技術を用いて、レジストマスクRM
5を形成する。
【0060】次に、レジストマスクRM5を介してアル
ミニウム膜6にエッチングを行い、図11(D)に示す
ように、ソース領域1dに第1のコンタクトホール4a
を介して電気的に接続するアルミニウム膜からなるソー
ス電極6a(データ線の一部)と、ドレイン領域1eに
第2のコンタクトホール4dを介して電気的に接続する
ドレイン電極6dとを形成する。
【0061】本実施の形態では、アルミニウム膜6にエ
ッチングを行い、データ線及びデータ線の一部であるソ
ース電極6aを形成する際に、前述した図7に示すよう
に、隙間部においてデータ線を拡幅すると同時に、前述
した段差部においてデータ線を拡幅した。
【0062】次に、ソース電極6aおよびドレイン電極
6dの形成に用いたレジストマスクRM5に対し、図1
1(E)に示すように、レジストマスクRM5を除去す
る。
【0063】次に、図12(A)に示すように、ソース
電極6aおよびドレイン電極6dの表面側に、ペルヒド
ロポリシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成
した絶縁膜7aを形成する。さらに、この絶縁膜7aの
表面に、TEOSを用いたCVD法によりたとえば40
0℃程度の温度条件下で厚さが約500オングストロー
ム〜約15000オングストロームのシリコン酸化膜か
らなる絶縁膜7bを形成する。これらの絶縁膜7a、7
bによって、第2の層間絶縁膜7が形成される。
【0064】ここで、ペルヒドロポリシラザンとは無機
ポリシラザンの一種であり、大気中で焼成することによ
ってシリコン酸化膜に転化する塗布型コーティング材料
である。たとえば、東燃(株)製のポリシラザンは、−
(SiHNH)−を単位とする無機ポリマーであり、
キシレンなどの有機溶剤に可溶である。従って、この無
機ポリマーの有機溶媒溶液(たとえば、20%キシレン
溶液)を塗布液としてスピンコート法(たとえば、20
00rpm、20秒間)で塗布した後、450℃の温度
で大気中で焼成すると、水分や酸素と反応し、CVD法
で成膜したシリコン酸化膜と同等以上の緻密なシリコン
酸化膜を得ることができる。従って、この方法で成膜し
た絶縁膜7a(シリコン酸化膜)は、層間絶縁膜として
用いることができるとともに、ドレイン電極6dに起因
する凹凸などを平坦化してくれる。それ故、液晶の配向
状態が凹凸に起因して乱れることを防止できる。
【0065】次に、フォトリソグラフイ技術を用いて、
第2の層間絶縁膜7にコンタクトホールを形成するため
のレジストマスクRM6を形成する。
【0066】次に、レジストマスクRM6を介して第2
の層間絶縁膜7にエッチングを行い、図12(B)に示
すように、ドレイン電極6dに対応する部分にコンタク
トホール7c、7dからなる第3のコンタクトホール8
aを形成する。
【0067】次に、第3のコンタクトホール8aの形成
に用いたレジストマスクRM6に対し、図12(C)に
示すように、レジストマスクRM6を除去する。
【0068】次に、図12(D)に示すように、第2の
層間絶縁膜7の表面側に、ドレイン電極を構成するため
の厚さが約400オングストローム〜約2000オング
ストロームのITO膜9(Indium Tin Oxide)をスパッ
タ法などで形成した後、フォトリソグラフィ技術を用い
て、ITO膜9をパターニングするためのレジストマス
クRM7を形成する。
【0069】次に、レジストマスクRM7を介してIT
O膜9にエッチングを行って、図13(A)に示すよう
に、第3のコンタクトホール8aを介してドレイン電極
6dに電気的に接続する画素電極9aを形成する。
【0070】しかる後に、画素電極9aの形成に用いた
レジストマスクRM7に対し、図13(B)に示すよう
に、レジストマスクRM7を除去する。
【0071】(他の実施の態様)以上図1から図13を
参照して説明した各実施の形態では、データ線駆動回路
60及び走査線駆動回路70をアクティブマトリクス基
板100の上に設ける代わりに、例えばTAB(テープ
オートメイテッドボンディング基板)上に実装された駆
動用LSIに、アクティブマトリクス基板100の周辺
部に設けられた異方性導電フィルムを介して電気的及び
機械的に接続するようにしてもよい。また、対向基板2
00の投射光が入射する側及びアクティブマトリクス基
板100の出射光が出射する側には各々偏向フィルム、
位相差フィルム(光学的異方体)などが配置される。な
おTN(ツイステッドネマティック)モード、STN
(スーパーTN)モード、D−STN(ダブル−ST
N)モード等の動作モードや、ノーマリーホワイトモー
ド/ノーマリーブラックモードに応じて光学軸が所定の
方向に設定され配置される。
【0072】以上説明した各実施の形態における液晶装
置は、例えば、カラー液晶プロジェクタに適用されるた
め、3枚の液晶装置がRGB用のライトバルブとして各
々用いられ、各パネルには各々RGB色分解用のダイク
ロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光と
して各々入射されることになる。従って、各実施の形態
では、対向基板200に、カラーフィルタは設けられて
いない。しかしながら、第2遮光膜22の形成されてい
ない画素電極9aに対向する所定領域にRGBのカラー
フィルタをその保護膜と共に、対向基板200上に形成
してもよい。このようにすれば、液晶プロジェクタ以外
の直視型や反射型のカラー液晶テレビなどのカラー液晶
装置に各実施の形態における液晶装置を適用できる。更
に、対向基板200上に1画素1個対応するようにマイ
クロレンズを形成してもよい。このようにすれば、入射
光の集光効率を向上することで、明るい液晶装置が実現
できる。更にまた、対向基板200上に、何層もの屈折
率の相違する干渉層を堆積することで、光の干渉を利用
して、RGB色を作り出すダイクロイックフィルタを形
成してもよい。このダイクロイックフィルタ付き対向基
板によれば、より明るいカラー液晶装置が実現できる。
【0073】また、各画素に設けられるスイッチング素
子としては、正スタガ型又はコプラナー型のポリシリコ
ンTFTであるとして説明したが、逆スタガ型のTFT
やアモルファスシリコンTFT等の他の形式のTFTに
対しても、各実施の形態は有効である。
【0074】(電子機器)次に、以上詳細に説明した電
気光学装置(液晶装置など)300を備えた電子機器の
実施の形態について図14から図16を参照して説明す
る。
【0075】先ず図14に、このように液晶装置300
を備えた電子機器の概略構成を示す。
【0076】図14において、電子機器は、表示情報出
力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1
004、液晶装置300、クロック発生回路1008並
びに電源回路1010を備えて構成されている。表示情
報出力源1000は、ROM(Read Only Memory)、R
AM(Random Access Memory)、光ディスク装置などの
メモリ、画像信号を同調して出力する同調回路等を含
み、クロック発生回路1008からのクロック信号に基
づいて、所定フォーマットの画像信号などの表示情報を
表示情報処理回路1002に出力する。表示情報処理回
路1002は、増幅・極性反転回路、シリアル−パラレ
ル変換回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、ク
ランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成されて
おり、クロック信号に基づいて入力された表示情報から
デジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKと共に駆
動回路1004に出力する。駆動回路1004は、液晶
装置100を駆動する。電源回路1010は、上述の各
回路に所定電源を供給する。尚、液晶装置300を構成
するアクティブマトリクス基板の上に、駆動回路100
4を搭載してもよく、これに加えて表示情報処理回路1
002を搭載してもよい。
【0077】次に図15から図16に、このように構成
された電子機器の具体例を各々示す。
【0078】図15において、電子機器の一例たる液晶
プロジェクタ1100は、上述した駆動回路1004が
アクティブマトリクス基板上に搭載された液晶装置30
0を含む液晶表示モジュールを3個用意し、各々RGB
用のライトバルブ100R、100G及び100Bとし
て用いたプロジェクタとして構成されている。液晶プロ
ジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白色
光源のランプユニット1102から投射光が発せられる
と、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミ
ラー1108によって、RGBの3原色に対応する光成
分R、G、Bに分けられ、各色に対応するライトバルブ
100R、100G及び100Bに各々導かれる。この
際特にB光は、長い光路による光損失を防ぐために、入
射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レン
ズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導
かれる。そして、ライトバルブ100R、100G及び
100Bにより各々変調された3原色に対応する光成分
は、ダイクロイックプリズム1112により再度合成さ
れた後、投射レンズ1114を介してスクリーン112
0にカラー画像として投射される。
【0079】図16において、電子機器の他の例たるマ
ルチメディア対応のラップトップ型のパーソナルコンピ
ュータ(PC)1200は、上述した液晶装置300が
トップカバーケース内に設けられており、更にCPU、
メモリ、モデム等を収容すると共にキーボード1202
が組み込まれた本体1204を備えている。
【0080】以上図14から図16を参照して説明した
電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又
はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、デジタルカメ
ラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワード
プロセッサ、エンジニアリング・ワークステーション
(EWS)、携帯電話、テレビ電話、POS端末、タッ
チパネルを備えた装置等などが電子機器の例として挙げ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態におけるアクティブマトリクス基板
をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側か
ら見た平面図である。
【図2】 図1のH−H’断面図である。
【図3】 アクティブマトリクス基板の構成を模式的に
示すブロック図である。
【図4】 図3に示すアクティブマトリクス基板の画素
部のコーナー部分を拡大して示す平面図である。
【図5】 図3に示すアクティブマトリクス基板の画素
の等価回路図である。
【図6】 図4の画素TFT部のA−A′線における断
面図断面図である。
【図7】 デュアルゲート構造を説明するための平面図
である。
【図8】 デュアルゲート部分の部分拡大図である。
【図9】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す工
程図(その1)である。
【図10】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その2)である。
【図11】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その3)である。
【図12】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その4)である。
【図13】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その5)である。
【図14】本発明による電子機器の実施の形態の概略構
成を示すブロック図である。
【図15】電子機器の一例として液晶プロジェクタを示
す断面図である。
【図16】電子機器の他の例としてパーソナルコンピュ
ータを示す正面図である。
【符号の説明】
1a…半導体層 1a’…チャネル領域 1b…低濃度ソース領域(ソース側LDD領域) 1c…低濃度ドレイン領域(ドレイン側LDD領域) 1d…高濃度ソース領域 1e…高濃度ドレイン領域 1f…第1蓄積容量電極 2…ゲート絶縁膜 3a…ゲート電極 3b…容量線(第2蓄積容量電極) 4…第1層間絶縁膜 4a…第1コンタクトホール 4b…第2コンタクトホール 6a…ソース電極 7…第2層間絶縁膜 8a…第3コンタクトホール 9a…画素電極 10…絶縁基板 11…画素部(画面表示領域) 12…絶縁膜 16…配向膜 20…走査線 22…第2遮光膜 23…配向膜 30…データ線 32…対向電極 39…液晶層(電気光学物質層) 41…絶縁膜 50…画素スイッチング用TFT 59…シール材 71…蓄積容量 60…データ線駆動回路 70…走査線駆動回路 100…アクティブマトリクス基板 200…対向基板 300…電気光学装置(液晶装置)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA29 GA50 GA51 JA24 JA34 JA37 JA46 JB22 JB31 JB51 JB67 KA04 KB15 KB25 MA05 MA07 MA13 MA17 MA29 MA30 MA41 NA07 NA26 PA02 PA03 PA06 PA08 QA07 QA10 RA05 5C094 AA10 AA25 AA43 AA48 BA03 BA43 CA19 DA13 DB04 EA04 EA05 EB02 FA01 FA02 FB12 FB14 FB15 5F110 AA06 AA18 BB02 BB04 CC02 CC06 CC08 DD02 DD03 EE04 EE28 FF02 FF03 FF23 FF29 GG02 GG13 GG24 GG25 GG35 GG45 GG47 HJ01 HJ04 HJ13 HL03 HM14 HM15 HM18 NN03 NN22 NN23 NN35 NN36 NN44 NN72 PP01 PP03 PP10 QQ11 QQ19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に形成されてなる複数の画
    素電極と、前記画素電極に接続してなる薄膜トランジス
    タと、前記薄膜トランジスタに接続してなる複数の走査
    線及びデータ線が形成されてなるアクティブマトリクス
    基板において、 前記薄膜トランジスタを形成する半導体層の少なくとも
    一部と前記画素電極とが平面的に重なるように配置され
    てなることを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 前記薄膜トランジスタはデュアルゲート
    構造を有することを特徴とする請求項1記載のアクティ
    ブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 前記薄膜トランジスタはトリプルゲート
    構造を有することを特徴とする請求項1記載のアクティ
    ブマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のアク
    ティブマトリクス基板と対向基板との間に電気光学物質
    が挟持されてなることを特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体層の少なくとも一部と前記画
    素電極とが平面的に重なる領域には遮光膜が形成されて
    いないことを特徴とする請求項4に記載の電気光学装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4乃至5のいずれかに記載の電気
    光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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