JP2003338628A - 薄膜半導体装置、電気光学装置、電子機器、薄膜半導体装置の製造方法、電気光学装置の製造方法 - Google Patents

薄膜半導体装置、電気光学装置、電子機器、薄膜半導体装置の製造方法、電気光学装置の製造方法

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JP2003338628A
JP2003338628A JP2002145159A JP2002145159A JP2003338628A JP 2003338628 A JP2003338628 A JP 2003338628A JP 2002145159 A JP2002145159 A JP 2002145159A JP 2002145159 A JP2002145159 A JP 2002145159A JP 2003338628 A JP2003338628 A JP 2003338628A
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gate electrode
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tft
electrode
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Satoshi Takenaka
敏 竹中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない工程数でボトム・トップゲート型のT
FTを製造することのできる薄膜半導体装置、電気光学
装置、電子機器、薄膜半導体装置の製造方法、電気光学
装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 TFTアレイ基板において、TFT30
gは、ボトムゲート構造、およびトップゲート構造の双
方を兼ね備えている。第1のゲート電極8dには、第2
のゲート電極3dと平面的に重ならない張り出し部分8
eが形成され、層間絶縁膜4の上層に形成された接続用
導電膜6fは、コンタクトホール4m、4nを介して第
1のゲート電極8d、および第2のゲート電極3dに電
気的に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の薄膜トラン
ジスタ(以下、TFTという)が基板上に形成された薄
膜半導体装置、この薄膜半導体装置をTFTアレイ基板
として用いた電気光学装置、およびこの電気光学装置を
用いた電子機器、薄膜半導体装置の製造方法、薄膜半導
体装置をTFTアレイ基板として用いた電気光学装置の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶装置や、有
機エレクトロルミネッセンス装置などの電気光学装置で
は、画素スイッチング用のアクティブ素子として複数の
TFTが形成された基板や、複数のTFTによって駆動
回路が形成された基板が用いられている。
【0003】例えば、アクティブマトリクス型の液晶装
置に用いられるTFTアレイ基板では、従来一般的に
は、図19に示すように、透明基板10bの表面に下地
保護膜12が形成されているとともに、この下地保護膜
12の表面に形成された半導体膜1aを用いて画素スイ
ッチング用のTFT30がトップゲート構造で形成され
ている。ここで、画素スイッチング用のTFT30は、
セルフアライン構造では、オフリーク電流が大きいの
で、フリッカなどが発生する。このため、TFT30
は、走査線3a(ゲート電極)の端部にゲート絶縁膜2
を介して対向する低濃度ソース領域1bおよび低濃度ド
レイン領域1cと、高濃度ソース領域1dおよび高濃度
ドレイン領域1eとを備えるLDD構造に形成されてい
る。なお、TFT30の高濃度ソース領域1dcにはデ
ータ線6aが電気的に接続し、高濃度ドレイン領域1e
には画素電極9aが電気的に接続している。
【0004】また、TFTアレイ基板10には、図20
に示すように、Nチャネル型のTFT90と、Pチャネ
ル型のTFT80とからなる相補回路62を備えた駆動
回路も形成されている。ここに示す相補回路62におい
て、Nチャネル型のTFT90、およびPチャネル型の
TFT80は、従来一般的には、同一構造を有している
ものが形成されており、図20に示す例において、Nチ
ャネル型のTFT90、およびPチャネル型のTFT8
0はいずれも、ゲート電極65b、65cの端部に対向
する低濃度ソース領域83、93、および低濃度ドレイ
ン領域84、94と、高濃度ソース領域82、92、お
よび高濃度ドレイン領域85、95とを備えたLDD構
造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶装
置において、通常のLDD構造の画素スイッチング用の
TFT30ではオン電流が小さすぎて、画像信号を高速
に書き込めないという問題点がある。かといって、セル
フアライン構造の画素スイッチング用のTFTでは、前
記したように、オフリーク電流が大きいという問題点が
ある。
【0006】また、電子と正孔とを比較すると、正孔の
方が易動度が低いため、Nチャネル型のTFT90に比
較してPチャネル型のTFT90のオン電流レベルが低
い。このため、従来の相補回路62では、Nチャネル型
のTFT90と、Pチャネル型のTFT80でオン電流
レベルのバランスが悪いことに起因して動作マージンが
狭く、誤動作が発生しやすいなどの問題点がある。
【0007】そこで、従来も、Nチャネル型のTFT9
0をLDD構造とする一方、Pチャネル型のTFT80
についてはセルフアライン構造にした構成、Nチャネル
型のTFT90とPチャネル型のTFT80でチャネル
長を異ならせた構成を採用するなどの対策が行われてい
るが、このような対策では、Pチャネル型のTFTのオ
ン電流レベルを増大するという効果が得られず、上記の
問題点を完全に解消することができないなど、従来構造
のままでは各種の問題を解決できない。
【0008】そこで、従来のTFT構造に代えて、図2
1(A)、(B)、(C)に平面図、A0−A0′断面
図、およびB0−B0′断面図を示すボトム・トップゲ
ート型TFTを用いることが考えられている。ここに示
すTFT30fは、チャネル形成領域1c′を構成する
半導体膜1cの下層側でチャネル形成領域1c′に対し
て第1のゲート絶縁膜2aを介して対向する第1のゲー
ト電極8dと、半導体膜1cの上層側でチャネル形成領
域1c′に対して第2のゲート絶縁膜2bを介して対向
する第2のゲート電極3dとを備えている。また、TF
T30fの高濃度ソース領域1j、および高濃度ドレイ
ン領域1kには、第2のゲート絶縁膜2b、および層間
絶縁膜4に形成されたコンタクトホール4d、4eを介
してソース電極6d、およびドレイン電極6eが電気的
に接続している。
【0009】ここで、第1のゲート電極8d、および第
2のゲート電極8aには同一の信号を同一のタイミング
で印加する必要があるので、これらのゲート電極8d、
3dについては電気的に接続しておく必要がある。この
ため、図21に示すTFT30fでは、第1のゲート絶
縁膜2a、および第2のゲート絶縁膜2bにコンタクト
ホール2gを形成し、このコンタクト2gを介して第2
のゲート電極3dを第1のゲート電極8dに電気的に接
続している。
【0010】このような構造のボトム・トップゲート型
のTFT30gであれば、用途に応じて、1つのTFT
30gにおいて、第1のゲート電極8d、および第2の
ゲート電極8aのゲート長を変えるなど、設計の自由度
を高まることができるので、各TFTの電気的特性を最
適化できる。
【0011】しかしながら、TFT30fにおいて、第
2のゲート電極3dは、通常、下層側への電気的な接続
が行われないため、ボトム・トップゲート型のTFT3
0gを製造するには、以下に説明するように、第1のゲ
ート電極8dを形成する工程を追加するだけでなく、第
2のゲート電極3dを第1のゲート電極8dに電気的に
接続するためのコンタクトホール2gを形成するフォト
リソグラフイ工程も追加しなけばならない。
【0012】すなわち、TFT30fを製造するには、
図22(A)に示すように、第1のゲート電極8d、第
1のゲート絶縁膜2a、半導体膜1c、および第2のゲ
ート絶縁膜2bをこの順に形成した後、図22(B)に
示すように、第1のゲート絶縁膜2a、および第2のゲ
ート絶縁膜2bに対して、フォトリソグラフィ技術を用
いてコンタクトホール2gを形成し、次に、図22
(C)に示すように、第2のゲート絶縁膜2bの上層に
第2のゲート電極3dを形成する。その結果、第2のゲ
ート電極3dは、コンタクトホール2gを介して第1の
ゲート電極8dに電気的に接続する。そして、図22
(D)に示すように、層間絶縁膜4を形成した後、図2
1(B)に示すように、層間絶縁膜4にコンタクトホー
ル4d、4eを形成し、しかる後に、ソース電極6d、
およびドレイン電極6eを形成する。その際、図22
(D)に示すように、層間絶縁膜4には、コンタクトホ
ール4gをコンタクトホール4d、4eと同時形成し、
しかる後に、図22(E)に示すように、配線6kをソ
ース電極6d、およびドレイン電極6eと同時形成す
る。
【0013】このように、従来は、ボトム・トップゲー
ト型のTFT30fは、製造工程数が増加する分、生産
性が低下し、製造コストが増大するという問題点があ
る。なお、ボトム・トップゲート型のTFTの例として
は、例えば、特開昭58−115850号公報に記載さ
れた技術がある。
【0014】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
少ない工程数でボトム・トップゲート型のTFTを製造
することのできる薄膜半導体装置、電気光学装置、電子
機器、薄膜半導体装置の製造方法、電気光学装置の製造
方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、チャネル形成領域に隣接するソース・
ドレイン領域を有する半導体薄膜を備え、前記チャネル
形成領域の下層側に当該チャネル形成領域に対して第1
のゲート絶縁膜を介して対向する第1のゲート電極と、
当該チャネル形成領域の上層側に当該チャネル形成領域
に対して第2のゲート絶縁膜を介して対向する第2のゲ
ート電極とを備えるボトム・トップゲート型薄膜トラン
ジシスタが基板上に形成されてなる薄膜半導体装置にお
いて、前記第1のゲート電極には、前記第2のゲート電
極と平面的に重ならない張り出し部分が形成されている
とともに、これらのゲート電極の上層側には、前記第1
のゲート電極の前記張り出し部分、および前記第2のゲ
ート電極の各々に到達するコンタクトホールを備える層
間絶縁膜が形成され、当該層間絶縁膜の上層には、前記
コンタクトホールを介して前記第1のゲート電極および
前記第2のゲート電極に電気的に接続する導電膜が形成
されていることを特徴とする。
【0016】また、本発明では、複数のTFTが基板上
に形成された薄膜半導体装置の製造方法において、前記
複数のTFTに含まれる薄膜トランジシタとして、チャ
ネル形成領域の下層側に当該チャネル形成領域に対して
第1のゲート絶縁膜を介して対向する第1のゲート電極
と、当該チャネル形成領域の上層側に当該チャネル形成
領域に対して第2のゲート絶縁膜を介して対向する第2
のゲート電極とを備える複数のボトム・トップゲート型
薄膜トランジシスタを形成する際、前記第1のゲート電
極には、前記第2のゲート電極と平面的に重ならない張
り出し部分を形成しておき、これらのゲート電極の上層
側に形成された層間絶縁膜に対して、前記第1のゲート
電極の前記張り出し部分、および前記第2のゲート電極
の各々に到達するコンタクトホールを形成し、しかる後
に、前記層間絶縁膜の上層には、前記コンタクトホール
を介して前記第1のゲート電極および前記第2のゲート
電極に電気的に接続する導電膜を形成することを特徴と
する。
【0017】このように本発明では、第1のゲート電極
と第2のゲート電極を直接、電気的に接続するのではな
く、これらのゲート電極の上層側に形成される層間絶縁
膜にコンタクトホールを形成した後、この層間絶縁膜の
上層に形成した接続用導電膜を介して第1のゲート電極
と第2のゲート電極とを電気的に接続する。ここで、第
2のゲート電極の上層側には、ソース電極やドレイン電
極、さらには各種の配線が形成され、かつ、これらの電
極や配線は、TFTのソース・ドレインなどといった下
層側とコンタクトホールを介して電気的に接続される。
従って、このコンンタクトを形成する工程を利用して、
第1のゲート電極と第2のゲート電極とを電気的に接続
するためのコンタクトホールを形成し、ソース電極、ド
レイン電極、あるいはその他の配線を形成する工程を利
用して、第1のゲート電極と第2のゲート電極とを電気
的に接続するための接続用導電膜を形成すれば、第1の
ゲート電極と第2のゲート電極とを電気的に接続するた
めの工程を新たな追加する必要がないので、少ない工程
数でボトム・トップゲート型のTFTを製造することが
できる。
【0018】本発明において、前記接続用導電膜は、例
えば、前記TFTのソースあるいはドレインに電気的に
接続するソース電極あるいはドレイン電極と同層の導電
膜である。すなわち、前記接続用導電膜を形成する工程
は、前記TFTのソースあるいはドレインに電気的に接
続するソース電極あるいはドレイン電極を形成する工程
と同時に行う。このような場合、前記層間絶縁膜に前記
コンタクトホールを形成する工程は、前記TFTのソー
スあるいはドレインにソース電極あるいはドレイン電極
を電気的に接続するコンタクトホールを前記層間絶縁膜
を形成する工程と同時に行うことが好ましい。
【0019】本発明において、前記複数のボトム・トッ
プゲート型TFTには、前記チャネル形成領域に隣接す
る低濃度ソース・ドレイン領域、および該低濃度ソース
・ドレイン領域に接続する高濃度ソース・ドレイン領域
を備えるLDD構造のボトム・トップゲート型TFTが
含まれている。LDD構造のボトム・トップゲート型T
FTは、ボトムゲート構造、およびトップゲート構造の
双方を兼ね備えており、チャネル形成領域の上層側およ
び下層側の双方にチャネルが形成される。このため、一
方のゲート構造のみを備えたLDD構造のTFTと比較
してオン電流レベルが高い。また、トップゲート型のT
FTとしてみた場合にLDD構造のTFTとして機能す
るので、オフリーク電流レベルが低い。従って、LDD
構造のボトム・トップゲート型TFTを画素スイッチン
グ用のTFTとして用いれば、オン電流が大きいので、
画像信号を高速に書き込むことができ、かつ、オフリー
ク電流が小さいため、フリッカなどが発生しない。ま
た、LDD構造のボトム・トップゲート型TFTは、一
方のゲート構造のみを備えたLDD構造のTFTと比較
してオン電流レベルが高いので、他の構造のTFTと組
み合わせて相補回路を構成したとき、導電型の異なるT
FTの間のオン電流レベルのバランスを最適化できるの
で、動作マージンを広くすることができ、相補回路の誤
動作を防止することができる。
【0020】本発明において、前記LDD構造のボトム
・トップゲート型TFTの低濃度ソース・ドレイン領域
は、前記第2のゲート電極に対してセルフアライン的に
形成されていることにより当該第2のゲート電極の端部
に対して前記第2のゲート絶縁膜を介して対向している
構成を採用することができる。このように構成すると、
第2のゲート電極をマスクとして利用しながら半導体膜
の所定領域に低濃度の不純物を導入することができる。
【0021】本発明において、前記LDD構造のボトム
・トップゲート型TFTの低濃度ソース・ドレイン領域
は、前記第2のゲート電極の端部に対してチャネル長方
向の外側にずれた位置に形成されていることにより、前
記低濃度ソース・ドレイン領域とチャネル形成領域との
間にオフセット領域を有する構成を採用することもでき
る。このような構成すると、オフセット構造のボトム・
トップゲート型TFTは、トップゲート型としてみた場
合に、LDD構造およびオフセットゲート構造の双方を
有するので、オフリーク電流レベルをさらに低く抑える
ことができる。また、耐圧の向上にも大きな効果があ
る。
【0022】このような場合、前記LDD構造のボトム
・トップゲート型TFTは、前記第1のゲート電極が前
記第2のゲート電極と比較してチャネル長方向において
長い構成を採用することができる。
【0023】本発明において、前記複数のLDD構造の
ボトム・トップゲート型TFTには、前記第1のゲート
電極の端部が前記第1のゲート絶縁膜を介して前記低濃
度ソース・ドレイン領域の一部と対向する一方、前記高
濃度ソース・ドレイン領域には対向しない第1タイプの
LDD構造のボトム・トップゲート型TFTが含まれて
いる構成を採用することができる。このように構成した
第1タイプのLDD構造のボトム・トップゲート型TF
Tは、トップゲート型としてみた場合にLDD構造、さ
らにはオフセットゲート構造を有する一方、ボトムゲー
ト型としてみた場合にLDD構造を有する。それ故、高
いオン電流レベルを達成することができるとともに、オ
フリーク電流レベルを著しく低く抑えることができる。
【0024】また、前記複数のLDD構造のボトム・ト
ップゲート型TFTには、前記第1のゲート電極の端部
が前記第1のゲート絶縁膜を介して前記高濃度ソース・
ドレイン領域の一部に対向する第2タイプのLDD構造
のボトム・トップゲート型TFTが含まれている構成を
採用することができる。このように構成した第2タイプ
のLDD構造のボトム・トップゲート型TFTは、トッ
プゲート型としてみた場合にLDD構造、さらにはオフ
セットゲート構造を有するとともに、ボトムゲート型と
してみた場合はセルフアライン構造に近い構造を有す
る。それ故、高いオン電流レベルを達成することができ
るとともに、オフリーク電流レベルを著しく低く抑える
ことができる。
【0025】本発明に係る薄膜半導体装置は、例えば、
電気光学物質を保持するTFTアレイ基板として用いら
れ、当該TFTアレイ基板では、画素スイッチング用T
FTおよび画素電極を備えた画素がマトリクス状に形成
された画像表示領域と、画像表示領域の外周側に駆動回
路用TFTを備えた周辺回路とが形成されているととも
に、前記画素スイッチング用TFTあるいは前記駆動回
路用TFTの一部に前記LDD構造のボトム・トップゲ
ート型TFTが用いられている。
【0026】本発明において、前記電気光学物質は、例
えば、液晶である。この場合、TFTアレイ基板と対向
基板との間に電気光学物質としての液晶を保持させた構
造となる。
【0027】本発明において、前記電気光学物質は、エ
レクトロルミネッセンス材料であってもよい。この場
合、TFTアレイ基板上には前記電気光学物質としての
有機エレクトロルミネッセンス材料層を形成した構造と
なる。
【0028】本発明を適用した電気光学装置は、モバイ
ルコンピュータや携帯電話機などといった電子機器に用
いることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。なお、各図においては、各層や各部材
を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や
各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0030】[本発明の基本構成]図1(A)、
(B)、(C)は、本発明を適用したボトム・トップゲ
ート型TFTの平面図、A−A′断面図、およびB−
B′断面図である。図2(A)〜(D)は、図1に示す
ボトム・トップゲート型TFTの製造方法を示す工程断
面図である。
【0031】図1(A)、(B)、(C)において、本
発明を適用したTFT30gは、チャネル形成領域1
c′を構成する半導体膜1cの下層側でチャネル形成領
域1c′に対して第1のゲート絶縁膜2aを介して対向
する第1のゲート電極8dと、半導体膜1cの上層側で
チャネル形成領域1c′に対して第2のゲート絶縁膜2
bを介して対向する第2のゲート電極3dとを備えたボ
トム・トップゲート型TFTである。このTFT30g
において、高濃度ソース領域1j、および高濃度ドレイ
ン領域1kには、第2のゲート絶縁膜2b、および層間
絶縁膜4に形成されたコンタクトホール4d、4eを介
してソース電極6d、およびドレイン電極6eが電気的
に接続している。
【0032】第1のゲート電極8d、および第2のゲー
ト電極8aには同一の信号を同一のタイミングで印加す
る必要があるので、これらのゲート電極8d、8aにつ
いては電気的に接続しておく必要がある。このため、図
1に示すTFT30gでは、まず、第1のゲート電極8
dには、第2のゲート電極3dと平面的に重ならない張
り出し部分8eが形成されている。また、第1のゲート
絶縁膜2a、第2のゲート絶縁膜2b、および層間絶縁
膜4には、コンタクトホール4m、4nが形成され、こ
れらのコンタクトホール4m、4nは各々、第1のゲー
ト電極8dの張り出し部分8e、および第2のゲート電
極3dの端部に届いている。さらに、層間絶縁膜4の上
層には接続用導電膜6fが形成されている。このため、
接続用導電膜6fは、コンタクトホール4m、4nを介
して第1のゲート電極8d、および第2のゲート電極3
dの双方に電気的に接続し、その結果、第1のゲート電
極8dと第2のゲート電極3dとは、接続用導電膜6f
によってコンタクトホール4m、4nを介して電気的に
接続している。
【0033】ここで、接続用導電膜6fは、図2を参照
して説明するように、ソース電極6d、およびドレイン
電極6eと同時形成された導電膜であり、これらの電極
6d、6eと同一の層間にある。また、コンタクトホー
ル4m、4nは、コンタクトホール4d、4eと同時形
成されたものである。
【0034】このような構成のTFT30gを製造する
には、まず、図2(A)に示すように、第1のゲート電
極8d、第1のゲート絶縁膜2a、半導体膜1c、およ
び第2のゲート絶縁膜2bをこの順に形成した後、図2
(B)に示すように、第2のゲート絶縁膜2bの上層に
第2のゲート電極3dを形成する。次に、図2(C)に
示すように、層間絶縁膜4を形成した後、図1(B)に
示すように、層間絶縁膜4にコンタクトホール4d、4
eを形成し、しかる後に、ソース電極6d、およびドレ
イン電極6eを形成する。その際、図2(C)に示すよ
うに、第1のゲート絶縁膜2a、第2のゲート絶縁膜2
b、および層間絶縁膜4にコンタクトホール4m、4n
をコンタクトホール4d、4eと同時形成し、しかる後
に、接続用導電膜6fをソース電極6d、およびドレイ
ン電極6eと同時形成する。
【0035】従って、本発明によれば、第1のゲート電
極8dと第2のゲート電極3dとを電気的に接続するた
めの工程を新たな追加することができるので、少ない工
程数でボトム・トップゲート型のTFTを製造すること
ができる。
【0036】また、ボトム・トップゲート型TFTは、
図3を参照して説明するように、用途に合わせて構造を
変えて電気的特性を最適化できるので、例えば、液晶装
置やエレクトロルミネッセンス表示装置に用いられる駆
動回路内蔵型のTFTアレイ基板のように、用途の異な
る複数種類のTFTが形成された薄膜半導体装置を構成
するのに適用している。
【0037】[ボトム・トップゲート型のTFTの構成
例]図3(A)、(B)、(C)、(D)を参照して、
本発明が適用されるボトム・トップゲート型のTFTの
一例を説明する。
【0038】(第1タイプのLDD構造のボトム・トッ
プゲート型TFT)図3(A)に示す薄膜半導体装置に
おいては、基板10d上に形成された多数のTFTのう
ち、図示したTFT30aは、チャネル形成領域1c′
を構成する半導体膜1cの下層側でチャネル形成領域1
c′に対して第1のゲート絶縁膜2aを介して対向する
第1のゲート電極8dと、半導体膜1cの上層側でチャ
ネル形成領域1c′に対して第2のゲート絶縁膜2bを
介して対向する第2のゲート電極3dとを備えるボトム
・トップゲート型薄膜トランジシスタである。また、T
FT30aは、チャネル形成領域1c′に隣接する低濃
度ソース・ドレイン領域1h、1i、およびこれらの低
濃度ソース・ドレイン領域1h、1iに接続する高濃度
ソース・ドレイン領域1j、1kを備えるLDD構造の
ボトム・トップゲート型TFTとして構成されている。
【0039】ここで、低濃度ソース・ドレイン領域1
h、1iは、第2のゲート電極3dに対してセルフアラ
イン的に形成されていることにより第2のゲート電極3
dの端部に対して第2のゲート絶縁膜2bを介して対向
している。これに対して、高濃度ソース・ドレイン領域
1j、1kには、第2のゲート電極3dを覆う層間絶縁
膜4のコンタクトホール4d、4eを介してソース・ド
レイン電極6d、6eが電気的に接続し、かつ、コンタ
クトホール4d、4eの開口領域と高濃度ソース・ドレ
イン領域1j、1kとは、平面的に概ね重なっている。
【0040】また、TFT30aは、第1のゲート電極
8dが第2のゲート電極3dと比較してチャネル長方向
において長いが、第1のゲート電極8dの端部が、第1
のゲート絶縁膜8aを介して低濃度ソース・ドレイン領
域1h、1iに対向する一方、高濃度ソース・ドレイン
領域1j、1kには対向しない第1タイプのLDD構造
のボトム・トップゲート型TFTとして構成されてい
る。
【0041】このように構成したLDD構造のボトム・
トップゲート型のTFT30aは、ボトムゲート構造、
およびトップゲート構造の双方を兼ね備えており、チャ
ネル形成領域1c′の上層側および下層側の双方にチャ
ネルが形成される。このため、一方のゲート構造のみを
備えたLDD構造のTFTと比較してオン電流レベルが
高い。また、トップゲート型のTFTとしてみた場合、
およびボトムゲート型のTFTとしてみた場合のいずれ
においても、LDD構造のTFTとして機能するので、
オフリーク電流レベルが低い。
【0042】(第2タイプのLDD構造のボトム・トッ
プゲート型TFT)図3(B)に示す薄膜半導体装置に
おいても、TFT30bは、チャネル形成領域1c′を
構成する半導体膜1cの下層側でチャネル形成領域1
c′に対して第1のゲート絶縁膜2aを介して対向する
第1のゲート電極8dと、半導体膜1cの上層側でチャ
ネル形成領域1c′に対して第2のゲート絶縁膜2bを
介して対向する第2のゲート電極3dとを備えるボトム
・トップゲート型薄膜トランジシスタである。また、T
FT30aは、チャネル形成領域1c′に隣接する低濃
度ソース・ドレイン領域1h、1i、およびこれらの低
濃度ソース・ドレイン領域1h、1iに接続する高濃度
ソース・ドレイン領域1j、1kを備えるLDD構造の
ボトム・トップゲート型TFTとして構成されている。
【0043】ここで、低濃度ソース・ドレイン領域1
h、1iは、第2のゲート電極3dに対してセルフアラ
イン的に形成されていることにより第2のゲート電極3
dの端部に対して第2のゲート絶縁膜2bを介して対向
している。これに対して、高濃度ソース・ドレイン領域
1j、1kには、第2のゲート電極3dを覆う層間絶縁
膜4のコンタクトホール4d、4eを介してソース・ド
レイン電極6d、6eが電気的に接続し、かつ、コンタ
クトホール4d、4eの開口領域と高濃度ソース・ドレ
イン領域1j、1kとは、平面的に概ね重なっている。
【0044】また、TFT30は、第1のゲート電極8
dが第2のゲート電極3dと比較してチャネル長方向に
おいて長く、第1のゲート電極8dの端部が第1のゲー
ト絶縁膜8aを介して高濃度ソース・ドレイン領域1
j、1kに対向する第2タイプのLDD構造のボトム・
トップゲート型TFTとして構成されている。
【0045】このように構成したLDD構造のボトム・
トップゲート型のTFT30bは、ボトムゲート構造、
およびトップゲート構造の双方を兼ね備えており、チャ
ネル形成領域1c′の上層側および下層側の双方にチャ
ネルが形成される。このため、一方のゲート構造のみを
備えたLDD構造のTFTと比較してオン電流レベルが
高い。また、トップゲート型のTFTとしてみた場合に
はLDD構造のTFTとして機能するので、オフリーク
電流レベルが低く、かつ、ボトムゲート型のTFTとし
てみた場合にはセルフアライン構造構造のTFTとして
機能するので、オフリーク電流レベルが低いわりにはオ
ン電流レベルが高い。
【0046】(別の第1タイプのLDD構造のボトム・
トップゲート型TFT)図3(C)に示す薄膜半導体装
置に形成されているTFT30cも、図3(A)を参照
して説明したTFT30aと同様、半導体膜1cの下層
側、および上層側に第1のゲート電極8d、および第2
のゲート電極3dを備え、かつ、第1のゲート電極8d
の端部が、第1のゲート絶縁膜8aを介して低濃度ソー
ス・ドレイン領域1h、1iに対向する第1タイプのL
DD構造のボトム・トップゲート型TFTとして構成さ
れている。
【0047】但し、TFT30cにおいて、低濃度ソー
ス・ドレイン領域1h、1iは、第2のゲート電極3d
の端部に対してチャネル長方向の外側にずれた位置に形
成されているため、第2のゲート絶縁膜2bを介して第
2のゲート電極3dの端部と重なっておらず、第2のゲ
ート絶縁膜2bを介して第2のゲート電極3dの端部に
対向しているのはオフセット領域1s、1tである。
【0048】その他の構成は、図3(A)を参照して説
明したTFT30aと同様であるため、共通する機能を
有する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説
明を省略する。
【0049】このように構成したLDD構造のボトム・
トップゲート型のTFT30aは、ボトムゲート構造、
およびトップゲート構造の双方を兼ね備えており、チャ
ネル形成領域1c′の上層側および下層側の双方にチャ
ネルが形成される。このため、一方のゲート構造のみを
備えたLDD構造のTFTと比較してオン電流レベルが
高い。また、トップゲート型のTFTとしてみた場合に
はオフセットゲート構造およびLDD構造の双方を備え
たTFTとして機能し、かつ、ボトムゲート型のTFT
としてみた場合にはLDD構造のTFTとして機能す
る。このため、図3(A)を参照して説明したTFT3
0aと比較してオフリーク電流レベルが低く、かつ、耐
電圧が高い。
【0050】(別の第2タイプのLDD構造のボトム・
トップゲート型TFT)図3(D)に示すTFT30d
も、図3(B)を参照して説明したTFT30bと同
様、半導体膜1cの下層側、および上層側に第1のゲー
ト電極8d、および第2のゲート電極3dを備え、か
つ、第1のゲート電極8dの端部が、第1のゲート絶縁
膜8aを介して高濃度ソース・ドレイン領域1j、1k
に対向する第2タイプのLDD構造のボトム・トップゲ
ート型TFTとして構成されている。
【0051】但し、TFT30dにおいて、低濃度ソー
ス・ドレイン領域1h、1iは、第2のゲート電極3d
の端部に対してチャネル長方向の外側にずれた位置に形
成されているため、第2のゲート絶縁膜2bを介して第
2のゲート電極3dの端部と重なっておらず、第2のゲ
ート絶縁膜2bを介して第2のゲート電極3dの端部に
対向しているのはオフセット領域1s、1tである。
【0052】その他の構成は、図3(B)を参照して説
明したTFT30bと同様であるため、共通する機能を
有する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説
明を省略する。
【0053】このように構成したLDD構造のボトム・
トップゲート型のTFT30dは、ボトムゲート構造、
およびトップゲート構造の双方を兼ね備えており、チャ
ネル形成領域1c′の上層側および下層側の双方にチャ
ネルが形成される。このため、一方のゲート構造のみを
備えたLDD構造のTFTと比較してオン電流レベルが
高い。また、トップゲート型のTFTとしてみた場合に
はオフセットゲート構造およびLDD構造の双方を備え
たTFTとして機能し、かつ、ボトムゲート型のTFT
としてみた場合にはセルフアライン構造のTFTとして
機能する。このため、図3(B)を参照して説明したT
FT30bと比較してオフリーク電流レベルが低く、か
つ、耐電圧が高い。
【0054】[本発明を適用した液晶装置(電気光学装
置)]次に、本発明を適用した薄膜半導体装置として、
各種構造のTFTを電気光学装置のTFTアレイ基板上
に形成した例を説明する。ここに形成する複数のTFT
としては、図3(A)、(B)、(C)、(D)に示す
各種の構造のものを用いることができるが、以下の説明
では、画素スイッチング用のTFTとして図3(A)を
参照して説明したTFTを用い、Nチャネル型の駆動回
路用のTFTとして図3(B)を参照して説明したTF
Tを用いた例を説明する。なお、本発明を適用したTF
Tなどは、基本的な構成が図19、図20、および図2
1を参照したものと共通するので、共通する機能を有す
る部分には同一の符号を付して説明する。
【0055】(液晶装置の全体構成)図4(A)、
(B)はそれぞれ、本発明を適用した液晶装置(電気光
学装置)をその上に形成された各構成要素と共に対向基
板の側から見た平面図、および図4(A)のH−H′断
面図である。
【0056】図4(A)において、液晶装置100のT
FTアレイ基板10(薄膜半導体装置)の上には、シー
ル材107が対向基板20の縁に沿うように設けられて
いる。シール材107の外側の領域には、データ線駆動
回路101および実装端子102がTFTアレイ基板1
0の一辺に沿って設けられており、走査線駆動回路10
4が、この一辺に隣接する2辺に沿って形成されてい
る。
【0057】走査線に供給される走査信号の遅延が問題
にならないのならば、走査線駆動回路104は片側だけ
でも良いことは言うまでもない。また、データ線駆動回
路101を画像表示領域10aの辺に沿って両側に配列
しても良い。例えば、奇数列のデータ線は画像表示領域
10aの一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路
から画像信号を供給し、偶数列のデータ線は画像表示領
域10aの反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動
回路から画像信号を供給するようにしても良い。この様
にデータ線を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線
駆動回路101の形成面積を拡張することが出来るた
め、複雑な回路を構成することが可能となる。
【0058】更にTFTアレイ基板10の残る一辺に
は、画像表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動
回路104間をつなぐための複数の配線105が設けら
れており、更に、額縁108の下などを利用して、プリ
チャージ回路や検査回路が設けられることもある。ま
た、対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所にお
いては、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で
電気的導通をとるための上下導通材106が形成されて
いる。
【0059】そして、図4(B)に示すように、図4
(A)に示したシール材107とほぼ同じ輪郭をもつ対
向基板20がこのシール材107によりTFTアレイ基
板10に固着され、シール材107で区画された領域内
に電気光学物質としての液晶50が封入、保持されてい
る。シール材107は、TFTアレイ基板10と対向基
板20とをそれらの周辺で貼り合わせるための光硬化樹
脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間
の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるい
はガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。
【0060】詳しくは後述するが、TFTアレイ基板1
0には、画素電極9aがマトリクス状に形成されてい
る。これに対して、対向基板20には、シール材107
の内側領域に遮光性材料からなる額縁108が形成され
ている。さらに、対向基板20には、TFTアレイ基板
10に形成されている画素電極9aの縦横の境界領域と
対向する領域にブラックマトリクス、あるいはブラック
ストライプなどと称せられる遮光膜23が形成され、そ
の上層側には、ITO膜からなる対向電極21が形成さ
れている。
【0061】このように形成した液晶装置100は、投
射型表示装置(液晶プロジェクタ)に使用される場合に
は、3枚の液晶装置100がRGB用のライトバルブと
して各々使用され、各液晶装置100の各々には、RG
B色分解用のダイクロイックミラーを介して分解された
各色の光が投射光として各々入射されることになる。従
って、前記した各形態の液晶装置100にはカラーフィ
ルタが形成されていない。但し、対向基板20において
各画素電極9aに対向する領域にRGBのカラーフィル
タをその保護膜とともに形成することにより、後述する
モバイルコンピュータ、携帯電話機、液晶テレビなどと
いった電子機器のカラー表示装置として用いることがで
きる。
【0062】なお、対向基板20およびTFTアレイ基
板10の光入射側の面あるいは光出射側には、使用する
液晶50の種類、すなわち、TN(ツイステッドネマテ
ィック)モード、STN(スーパーTN)モード等々の
動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラ
ックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィル
ム、偏光板などが所定の向きに配置される。
【0063】(液晶装置100の一般的な構成および動
作)図5は、液晶装置100の画像表示領域10aを構
成するためにマトリクス状に形成された複数の画素にお
ける各種素子、配線などの等価回路図である。
【0064】図5において、液晶装置100の画像表示
領域10a(図4を参照)において、マトリクス状に形
成された複数の画素の各々には、画素電極9a、および
画素電極9aを制御するための画素スイッチング用のT
FT30が形成されており、画素信号を供給するデータ
線6aが当該TFT30のソースに電気的に接続されて
いる。データ線6aに書き込む画素信号S1、S2・・
・Snは、この順に線順次に供給する。また、TFT3
0のゲートには走査線3aが電気的に接続されており、
所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号
G1、G2・・・Gmを、この順に線順次で印加するよ
うに構成されている。画素電極9aは、TFT30のド
レインに電気的に接続されており、スイッチング素子で
あるTFT30を一定期間だけそのオン状態とすること
により、データ線6aから供給される画素信号S1、S
2・・・Snを各画素に所定のタイミングで書き込む。
このようにして画素電極9aを介して液晶に書き込まれ
た所定レベルの画素信号S1、S2、・・・Snは、後
述する対向基板に形成された対向電極との間で一定期間
保持される。
【0065】ここで、保持された画素信号がリークする
のを防ぐことを目的に、画素電極9aと対向電極との間
に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70(キャパシ
タ)を付加することがある。この蓄積容量70によっ
て、画素電極9aの電圧は、例えば、ソース電圧が印加
された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これ
により、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の
高い表示を行うことのできる液晶装置が実現できる。な
お、蓄積容量70を形成する方法としては、容量を形成
するための配線である容量線3bとの間に形成する場
合、あるいは前段の走査線3aとの間に形成する場合も
いずれであってもよい。
【0066】(画素等の構成)図6は、データ線、走査
線、画素電極などが形成されたTFTアレイ基板におい
て相隣接する画素の平面図である。図7は、図6のA−
A′線に相当する位置で液晶装置を切断したときの断面
図である。
【0067】図6において、液晶装置100のTFTア
レイ基板10上には、マトリクス状に複数の透明な画素
電極9a(点線で囲まれた領域)が各画素毎に形成さ
れ、画素電極9aの縦横の境界領域に沿ってデータ線6
a(一点鎖線で示す)、走査線3a(実線で示す)、お
よび容量線3b(実線で示す)が形成されている。
【0068】図7において、TFTアレイ基板10の基
体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明基板10b
からなり、対向基板20の基体は、石英基板や耐熱性ガ
ラス板などの透明基板20bからなる。TFTアレイ基
板10には画素電極9aが形成されており、その上側に
は、ラビング処理等の所定の配向処理が施されたポリイ
ミド膜などからなる配向膜16が形成されている。画素
電極9aは、たとえばITO(Indium Tin
Oxide)膜等の透明な導電性膜からなる。また、配
向膜16は、たとえばポリイミド膜などの有機膜に対し
てラビング処理を行うことにより形成される。なお、対
向基板20において、対向電極21の上層側にも、ポリ
イミド膜からなる配向膜22が形成され、この配向膜2
2も、ポリイミド膜に対してラビング処理が施された膜
である。
【0069】TFTアレイ基板10には、透明基板10
bの表面に下地保護膜12が形成されているとともに、
その表面側において、画像表示領域10aには、各画素
電極9aに隣接する位置に、各画素電極9aをスイッチ
ング制御する画素スイッチング用のTFT30が形成さ
れている。
【0070】画素スイッチング用のTFT30について
はNチャネル型およびPチャネル型のいずれを用いても
よいが、本形態では、Nチャネル型のTFTが用いられ
ている。
【0071】ここに示す画素スイッチング用のTFT3
0は、以下に説明するように、ボトムゲート構造および
トップゲート構造の双方を備えたボトム・トップゲート
構造のTFTであり、かつ、ボトムゲート構造、および
トップゲート構造のいずれの構造としてみた場合もLD
D構造を備える第1タイプのボトム・トップゲート構造
のTFTである。
【0072】本形態において、画素スイッチング用のT
FT30は、下地保護膜12の表面に第1のゲート電極
8aを備えているとともに、その表面には第1のゲート
絶縁膜2aが形成されている。第1のゲート絶縁膜2a
の表面には、半導体膜1aが形成され、この半導体膜1
aには、第1のゲート電極8a、および走査線3a(第
2のゲート電極)からの電界によりチャネルが形成され
るチャネル形成領域1a′、低濃度ソース領域1b、低
濃度ドレイン領域1c、高濃度ソース領域1d、並びに
高濃度ドレイン領域1eが形成されている。また、半導
体膜1aの上層側には、この半導体膜1aと走査線3a
とを絶縁する第2のゲート絶縁膜2bが形成され、走査
線3aと第1のゲート電極3aとは、ゲート絶縁膜2
a、2bに形成されたコンタクトホール(図示せず)を
介して電気的に接続している。このため、第1のゲート
電極3aには、走査線3aと同様、走査線駆動回路10
4(図4を参照)から走査信号が供給される。
【0073】ここで、低濃度ソース領域1b、および低
濃度ドレイン領域1cはいずれも、走査線3aに対して
セルフアライン的に形成されており、走査線3aの端部
に対して第2のゲート絶縁膜2bを介して対向してい
る。
【0074】これに対して、第1のゲート電極8aは、
走査線3aと比較してチャネル長方向における寸法が長
いが、それでも、第1のゲート電極8aの端部は、第1
のゲート絶縁膜2aを介して、低濃度ソース領域1b、
および低濃度ドレイン領域1cに対向している。
【0075】また、TFT30の表面側には、シリコン
酸化膜からなる層間絶縁膜4、7が形成されている。層
間絶縁膜4の表面にはデータ線6aが形成され、このデ
ータ線6aは、層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホ
ール4cを介して高濃度ソース領域1dに電気的に接続
している。層間絶縁膜7の表面にはITO膜からなる画
素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶
縁膜4、7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタク
トホール7cを介して高濃度ドレイン領域1eに電気的
に接続している。この画素電極9aの表面側にはポリイ
ミド膜からなる配向膜16が形成されている。
【0076】本形態では、コンタクトホール4cの開口
領域と完全に重なる領域に高濃度ソース領域1dが形成
され、コンタクトホール7cの開口領域と完全に重なる
領域に高濃度ドレイン領域1eが形成されている。
【0077】また、高濃度ドレイン領域1eからの延設
部分1f(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2aと同
時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3a
と同層の容量線3bが上電極として対向することによ
り、蓄積容量70が構成されている。
【0078】このような構成のTFTアレイ基板10と
対向基板20とは、画素電極9aと対向電極21とが対
面するように配置され、かつ、これらの基板間には、前
記のシール材107(図4および図5を参照)により囲
まれた空間内に電気光学物質としての液晶50が封入さ
れ、挟持されている。液晶50は、画素電極9aからの
電界が印加されていない状態で配向膜により所定の配向
状態をとる。液晶50は、例えば一種または数種のネマ
ティック液晶を混合したものなどからなる。
【0079】このように構成したTFTアレイ基板10
において、本形態では、画素スイッチング用のTFT3
0が、ボトムゲート構造、およびトップゲート構造の双
方を兼ね備えており、チャネル形成領域1a′の上層側
および下層側の双方にチャネルが形成される。このた
め、一方のゲート構造のみを備えたLDD構造のTFT
と比較してオン電流レベルが高い。
【0080】また、画素スイッチング用のTFT30
は、走査線3a(第2のゲート電極)の端部に対して第
2のゲート絶縁膜2bを介して対向する位置に低濃度ソ
ース領域1b、および低濃度ドレイン領域1cを備えて
いるため、トップゲート型のTFTとしてみた場合にL
DD構造を備えている。また、画素スイッチング用のT
FT30は、第1のゲート電極8aの端部も、第1のゲ
ート絶縁膜2aを介して、低濃度ソース領域1b、およ
び低濃度ドレイン領域1cに対向しており、ボトムゲー
ト型のTFTとしてみた場合もLDD構造を備えてい
る。従って、画素スイッチング用のTFT30は、オン
電流が大きいので、画像信号を高速に書き込むことがで
き、かつ、オフリーク電流が小さいため、フリッカなど
が発生しない。
【0081】(相補回路の構成)再び図4において、本
形態の液晶装置100では、TFTアレイ基板10の表
面側のうち、画像表示領域10aの周辺領域を利用して
データ線駆動回路101および走査線駆動回路104が
形成されている。このようなデータ線駆動回路101お
よび走査線駆動回路104は、基本的には、図8および
図9(A)に示すNチャネル型のTFTとPチャネル型
のTFTとによって構成されている。
【0082】図8は、走査線駆動回路104およびデー
タ線駆動回路101等の周辺回路を構成する相補回路の
平面図である。図9(A)、(B)は、この相補回路を
構成するTFTを図8のC−C′線で切断したときの断
面図、およびD−D′線で切断したときの断面図であ
る。図10は、本形態のTFTアレイ基板に形成した相
補回路を構成するNチャネル型およびPチャネル型のT
FTのソース・ドレイン電流−ゲート電圧特性を示すグ
ラフである。
【0083】図8および図9(A)において、相補回路
62は、Nチャネル型(第1導電型)のTFT90と、
Pチャネル型(第2導電型)のTFT80とから構成さ
れている。これらの駆動回路用のTFT80、90を構
成する半導体膜60、61(輪郭を点線で示す)は、透
明基板10b上に島状に形成されている。
【0084】TFT80、90には、高電位線71と低
電位線72がコンタクトホール63、64を介して、T
FT80、90を構成する半導体膜61、60のソース
領域に電気的にそれぞれ接続されている。また、入力配
線66は、後述するゲート電極にそれぞれ接続されてお
り、出力配線67は、コンタクトホール68、69を介
して、TFT80、90を構成する半導体膜61、60
のドレイン領域に電気的にそれぞれ接続されている。
【0085】このような相補回路62を構成するNチャ
ネル型のTFT90、およびPチャネル型のTFT80
も、画像表示領域10aと同様なプロセスを経て形成さ
れるため、周辺回路領域にも、層間絶縁膜4、7および
第2のゲート絶縁膜2bが形成されているなど、基本的
な構成が略共通している。
【0086】まず、Nチャネル型の駆動回路用のTFT
90は、下地保護膜12の表面のうち、チャネル形成領
域91を構成する半導体膜60の下層側に第1のゲート
電極8bが形成され、第1のゲート電極8baの表面に
は第1のゲート絶縁膜2aが形成されている。また、半
導体膜60の表面には第2のゲート絶縁膜2bが形成さ
れ、第2のゲート絶縁膜2bの表面には第2のゲート電
極65bが形成されている。
【0087】Nチャネル型の駆動回路用のTFT90に
おいて、半導体膜60には、第2のゲート電極65bに
対してセルフアライン的に低濃度ソース領域93、およ
び低濃度ドレイン領域95が形成され、第2のゲート電
極65bの端部は、第2のゲート絶縁膜2bを介して低
濃度ソース領域93、および低濃度ドレイン領域95a
に対向している。
【0088】これに対して、第1のゲート電極8bは、
第2のゲート電極65bよりもチャネル長方向における
寸法が長く、第1のゲート電極8bの端部は、第1のゲ
ート絶縁膜2aを介して、高濃度ソース領域92、およ
び高濃度ドレイン領域94に対向している。
【0089】従って、Nチャネル型の駆動回路用のTF
T90は、ボトムゲート構造およびトップゲート構造の
双方を備えたボトム・トップゲート構造のTFTであ
り、かつ、トップゲート構造としてみた場合にLDD構
造を備える一方、ボトムゲート構造としてみた場合にセ
ルフアライン構造を備える第2タイプのLDD構造のボ
トム・トップゲート構造のTFTである。
【0090】このように構成したN型の駆動回路用のT
FT90に対して、低電位線72、および出力配線67
は、層間絶縁膜4のコンタクトホール64、69を介し
てTFT90の高濃度ソース領域92、および高濃度ド
レイン領域94に電気的に接続しており、本形態では、
コンタクトホール64の開口領域と概ね重なる領域に高
濃度ソース領域92が形成され、コンタクトホール69
の開口領域と概ね重なる領域に高濃度ドレイン領域94
が形成されている。
【0091】一方、Pチャネル型の駆動回路用のTFT
80は、下地保護膜12の表面のうち、チャネル形成領
域81を構成する半導体膜61の下層側に第1のゲート
電極8cが形成され、第1のゲート電極8cの表面には
第1のゲート絶縁膜2aが形成されている。また、半導
体膜61の表面には第2のゲート絶縁膜2bが形成さ
れ、第2のゲート絶縁膜2bの表面には第2のゲート電
極65cが形成されている。
【0092】Pチャネル型の駆動回路用のTFT80に
おいて、半導体膜61には、第2のゲート電極65cに
対してセルフアライン的に高濃度ソース領域82、およ
び高濃度ドレイン領域84が形成されている。また、第
1のゲート電極8cは、第2のゲート電極65cよりも
チャネル長方向における寸法が長く、第1のゲート電極
8cの端部は、第1のゲート絶縁膜2aを介して、高濃
度ソース領域82、および高濃度ドレイン領域84に対
向している。
【0093】従って、Pチャネル型の駆動回路用のTF
T80は、ボトムゲート構造およびトップゲート構造の
双方を備えたボトム・トップゲート構造のTFTであ
り、かつ、トップゲート構造およびボトムゲート構造の
いずれの構造としてみた場合もセルフアライン構造を備
えている。
【0094】このように構成した相補回路62におい
て、本形態では、Nチャネル型の駆動回路用のTFT9
0、およびPチャネル型の駆動回路用のTFT80は、
いずれもボトムゲート構造、およびトップゲート構造の
双方を兼ね備えているため、チャネル形成領域81、9
1の上層側および下層側にチャネルが形成されるので、
オン電流レベルが全体的に高い。
【0095】また、Nチャネル型の駆動回路用のTFT
90では、ボトムゲート構造としてみた場合にセルフア
ライン構造の電気的特性を示すが、トップゲート構造と
してみた場合にLDD構造構造の電気的特性を示す。こ
れに対して、Pチャネル型の駆動回路用のTFT80で
は、トップゲート構造およびボトムゲート構造のいずれ
の構造としてみた場合でもセルフアライン構造の電気的
特性を示す。このため、Pチャネル型の駆動回路用のT
FT80のオン電流レベルをNチャネル型の駆動回路用
のTFT90のオン電流レベルにまで高めることができ
る。それ故、正孔が電子よりも易動度が低くても、図1
0に実線L9で示すNチャネル型の駆動回路用のTFT
90のオン電流レベルと、図10に一点鎖線L8で示す
Pチャネル型の駆動回路用のTFT80のオン電流レベ
ルとを比較すればわかるよように、TFT80、90の
オン電流レベルが等しい。よって、Nチャネル型の駆動
回路用のTFT90のオン電流レベルと、Pチャネル型
の駆動回路用のTFT80のオン電流レベルのバランス
がとれているので、相補回路62では誤動作が発生しに
くい。
【0096】(第1のゲート電極と第2のゲート電極と
の電気的な接続構造)このように構成した駆動回路用の
TFT80、90において、図8および図9(A)に示
した第1のゲート電極8b、8cと第2のゲート電極6
5b、65cとは各々、電気的に接続しておく必要があ
る。このため、本形態では、図8および図9(B)に示
すように、まず、第1のゲート電極8b、8cには、第
2のゲート電極65b、65cと平面的に重ならない張
り出し部分8eが形成されている。また、第1のゲート
絶縁膜2a、第2のゲート絶縁膜2b、および層間絶縁
膜4には、コンタクトホール4m、4nが形成され、こ
れらのコンタクトホール4m、4nは各々、第1のゲー
ト電極8b、8cの張り出し部分8e、および第2のゲ
ート電極65b、65cの端部に届いている。さらに、
層間絶縁膜4の上層には接続用導電膜6fが形成されて
いる。このため、接続用導電膜6fは、コンタクトホー
ル4m、4nを介して第1のゲート電極8b、8c、お
よび第2のゲート電極65b、65cに電気的に接続し
ている。従って、第1のゲート電極8bと第2のゲート
電極65bは、接続用導電膜6fによってコンタクトホ
ール4m、4nを介して電気的に接続し、第1のゲート
電極8cと第2のゲート電極65cも、接続用導電膜6
fによってコンタクトホール4m、4nを介して電気的
に接続している。
【0097】ここで、接続用導電膜6fは、後述するよ
うに、高電位線71、低電位線72、入力配線66、お
よび出力配線67と同時形成された導電膜であり、これ
らの配線や電極と同一の層間にある。また、コンタクト
ホール4m、4nは、コンタクトホール63、64、6
8、69と同時形成されたものである。
【0098】なお、本形態では、図7などを参照して説
明したように、画素スイッチング用のTFT30にも、
ボトム・トップゲート構造のTFTを用いているため、
第1のゲート電極8aと、第2のゲート電極としての走
査線3aとを電気的に接続しておく必要がある。このよ
うな電気的な接続を行うにあたっては、第1のゲート電
極8aを走査線3aに重ねて延設し、いずれかの位置
で、駆動回路用のTFT80、90と同様な構造で第1
のゲート電極8aと走査線3aとを電気的に接続すれば
よいので、その説明を省略する。
【0099】また、図示を省略するが、下層側の第1の
ゲート電極8aを走査線として形成し、それに各TFT
毎の第2のゲート電極が電気的に接続している構成であ
ってもよい。
【0100】(TFTアレイ基板の製造方法)図11〜
図14はいずれも、本形態のTFTアレイ基板10の製
造方法を示す工程断面図である。
【0101】本形態では、まず、図11(A)に示すよ
うに、超音波洗浄等により清浄化したガラス製等の透明
基板10bを準備した後、基板温度が150℃〜450
℃の温度条件下で、透明基板10bの全面に、下地保護
膜12を形成するためのシリコン酸化膜からなる絶縁膜
をプラズマCVD法により300nm〜500nmの厚
さに形成する。このときの原料ガスとしては、たとえば
モノシランと笑気ガスとの混合ガスやTEOSと酸素、
あるいはジシランとアンモニアを用いることができる。
【0102】次に、図11(B)に示すように、基板1
0bの表面全体に、第1のゲート電極8a、8b、8c
を形成するためのアルミニウム、タングステン、モリブ
デン、タンタルなどの導電膜8を形成した後、フォトリ
ソグラフィ技術を用いて導電膜8の表面にレジストマス
ク401を形成する。次に、レンジストマスク401の
開口部から導電膜8をエッチングして、図11(C)に
示すように、第1のゲート電極8a、8b、8cを形成
した後、レジストマスク401を除去する。
【0103】次に、図11(D)に示すように、CVD
法などを用いて、第1のゲート電極8a、8b、8cの
表面側にシリコン酸化膜からなる第1のゲート絶縁膜2
aを形成する。
【0104】次に、図12(E)に示すように、基板温
度が150℃〜450℃の温度条件下で、透明基板10
bの全面に、非晶質シリコン膜からなる半導体膜1をプ
ラズマCVD法により30nm〜100nmの厚さに形
成する。このときの原料ガスとしては、たとえばジシラ
ンやモノシランを用いることができる。次に、半導体膜
1に対してレーザ光を照射してレーザアニールを施す。
その結果、アモルファスの半導体膜1は、一度溶融し、
冷却固化過程を経て結晶化する。この際には、各領域へ
のレーザ光の照射時間が非常に短時間であり、かつ、照
射領域も基板全体に対して局所的であるため、基板全体
が同時に高温に熱せられることがない。それ故、透明基
板10としてガラス基板などを用いても熱による変形や
割れ等が生じない。
【0105】次に、図12(F)に示すように、フォト
リソグラフィ技術を用いて半導体膜1の表面にレジスト
マスク402を形成する。次に、レジストマスク402
の開口部から半導体膜1をエッチングして、図12
(G)に示すように、画素スイッチング用のTFT30
を構成する半導体膜1aと、駆動回路用のTFT80、
90を構成する半導体膜61、60とを島状に形成した
後、レジストマスク402を除去する。
【0106】次に、図12(H)に示すように、CVD
法などを用いて、半導体膜1a、60、61の表面にシ
リコン酸化膜からなる第2のゲート絶縁膜2bを形成す
る。なお、図示を省略するが、この工程の後、半導体膜
1aの延設部分1fに不純物イオンを打ち込んで、容量
線3bとの間に蓄積容量70を構成するための下電極を
形成する。
【0107】次に、図13(I)に示すように、透明基
板10bの表面全体に、走査線3a、容量線3b、およ
び第2のゲート電極65b、65cを形成するためのア
ルミニウム、タングステン、モリブデン、タンタルなど
の導電膜3を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用
いて導電膜3の表面にレジストマスク403を形成す
る。
【0108】次に、レジストマスク403の開口部から
導電膜3をエッチングして、図13(J)に示すよう
に、走査線3a、容量線3b、および第2のゲート電極
65b、65cを形成した後、レジストマスク403を
除去する。その結果、蓄積容量70が形成される。
【0109】ここで、第2のゲート電極65b、65c
については、図8および図9(B)を参照して説明した
ように、第1のゲート電極8b、8cの端部が張り出し
領域8eとして、第2のゲート電極65b、65cから
はみ出るように形成する。
【0110】次に、図13(K)に示すように、Nチャ
ネル型のTFT30、90を形成するための半導体膜1
a、60を覆うレジストマスク413を形成し、この状
態で、Pチャネル型の駆動回路用のTFT80を構成す
る半導体膜61に対して、高濃度P型の不純物イオン
(ボロンイオン)を約0.1×1015/cm2〜約10
×1015/cm2のドーズ量で打ち込み、高濃度ソース
領域82、および高濃度ドレイン領域84を形成した
後、レジストマスク413を除去する。
【0111】ここで、Pチャネル型の駆動回路用のTF
T80では、ゲート電極65cをマスクとして不純物が
導入されるので、高濃度ソース領域82、および高濃度
ドレイン領域84は、第2のゲート電極65cに対して
セルフアライン的に形成される。また、ゲート電極65
cの真下に位置しているため、不純物イオンが導入され
なかった部分は半導体膜61のままのチャネル形成領域
81となる。
【0112】次に、図13(L)に示すように、Pチャ
ネル型の駆動回路用のTFT80を形成するための半導
体膜61を覆うレジストマスク414を形成し、この状
態で、Nチャネル型のTFT30、90を形成するため
の半導体膜1a、60に対して、走査線3aおよび第2
のゲート電極65bをマスクとして、約0.1×10 13
/cm2〜約10×1013/cm2のドーズ量で低濃度N
型の不純物イオン(リンイオン)を打ち込んで、走査線
3aおよび第2のゲート電極65bに対してセルフアラ
イン的に不純物濃度が約1×1019/cm3以下の低濃
度ソース領域1b、93、および低濃度ドレイン領域1
c、95を形成した後、レジストマスク414を除去す
る。
【0113】ここで、走査線3aおよび第2のゲート電
極65bの真下に位置しているため、不純物イオンが導
入されなかった部分は半導体膜1a、60のままのチャ
ネル形成領域1a′、91となる。
【0114】ここに示す例では、走査線3aおよび第2
のゲート電極65bをマスクにして不純物を導入した
が、走査線3a、および第2のゲート電極65bを広め
に覆うマスクを形成し、このマスクの開口部から不純物
を導入すれば、図1(C)、(D)を参照して説明した
オフセットゲート構造のTFT30c、30dのよう
に、走査線3a、および第2のゲート電極65bの端部
に対してチャネル長方向の外側にずれた位置に低濃度ソ
ース領域1b、93、および低濃度ドレイン領域1c、
95を形成することができる。
【0115】次に、図13(M)に示すように、透明基
板10bの表面全体に、シリコン酸化膜などからなる層
間絶縁膜4を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用
いて層間絶縁膜4の表面にレジストマスクを形成し、こ
のレジストマスクの開口部から層間絶縁膜4をエッチン
グして、コンタクトホール4c、7c、63、64、6
8、69をそれぞれ形成した後、レジストマスクを除去
する。
【0116】その際、層間絶縁膜4には、第1のゲート
電極8b、8cの張り出し領域8e、および第2のゲー
ト電極65b、65cに届くコンタクトホール4m、4
nも同時形成する。
【0117】次に、図14(N)に示すように、Pチャ
ネル型の駆動回路用のTFT80を形成するための半導
体膜61を覆うレジストマスク415を形成し、この状
態で、Nチャネル型のTFT30、90を形成するため
の半導体膜1a、60に対して、コンタクトホール4
c、7c、64、69から約0.1×1015/cm2
約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純
物イオン(リンイオン)を打ち込んで、高濃度ソース領
域1d、92、および高濃度ドレイン領域1e、94を
形成した後、レジストマスク415を除去する。
【0118】次に、図14(O)に示すように、透明基
板10bの表面全体に、データ線6a(ソース電極)な
どを構成するためのアルミニウム膜などを500nm〜
1000nmの厚さに形成した後、フォトリソグラフィ
技術を用いてアルミニウム膜の表面にレジストマスクを
形成し、このレジストマスクの開口部からアルミニウム
膜をエッチングして、データ線6a、高電位線71、低
電位線72、入力配線66(図7を参照)、出力配線6
7を形成した後、レジストマスクを除去する。その結
果、周辺回路領域では、Pチャネル型およびNチャネル
型のTFT80、90が完成する。
【0119】その際、層間絶縁膜4の上には、コンタク
トホール4m、4nを介して第1のゲート電極8b、8
cの張り出し領域8e、および第2のゲート電極65
b、65cに電気的に接続する接続用導電膜6fも同時
形成する。従って、第1のゲート電極8b、8cと第2
のゲート電極65b、65cとは、接続用導電膜6fに
よってコンタクトホール4m、4nを介して電気的に接
続する。
【0120】次に、図14(P)に示すように、シリコ
ン酸化膜などからなる層間絶縁膜7を形成した後、フォ
トリソグラフィ技術を用いて層間絶縁膜7の表面にレジ
ストマスクを形成し、このレジストマスクの開口部から
層間絶縁膜7をエッチングして、コンタクトホール7c
を貫通させた後、レジストマスクを除去する。
【0121】次に、図14(Q)に示すように、透明基
板10bの表面全体に、ITO膜9などの透明導電膜を
形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてITO膜
9の表面にレジストマスク417を形成する。次に、レ
ジストマスク417の開口部からITO膜9をエッチン
グして、図7に示すように、画素電極9aを形成した
後、レジストマスク417を除去する。その結果、画素
スイッチング用のTFT30が完成する。
【0122】しかる後に、図7に示すように、配向膜1
6を形成する。その結果、TFTアレイ基板10が完成
する。そして、図4に示すように、TFTアレイ基板1
0と対向基板20とを貼り合わせた後、基板間に液晶5
0を保持させる。
【0123】このように本形態の製造方法では、コンタ
クトホール4c、7c、63、64、68、69を形成
する工程を利用して、第1のゲート電極8b、8cと第
2のゲート電極65b、65cとを電気的に接続するた
めのコンタクトホール4m、4nを形成し、データ線6
a、ドレイン電極6b、高電位線71、低電位線72、
入力配線66、および出力配線67を形成するための工
程を利用して、第1のゲート電極8b、8cと第2のゲ
ート電極65b、65cとを電気的に接続するための接
続用導電膜6fを形成する。それ故、第1のゲート電極
8b、8cと第2のゲート電極65b、65cとを電気
的に接続するための工程を新たな追加する必要がないの
で、少ない工程数でボトム・トップゲート型のTFT8
0、90を製造することができる。
【0124】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、TFTアレイ基板10に対して、図3(A)に示す
第1タイプのLDD構造のボトム・トップゲート型TF
Tを画素スイッチング用のTFT30として形成し、第
2タイプのLDD構造のボトム・トップゲート型TFT
をNチャネル型の駆動回路用のTFT90として形成
し、セルフアライン構造のTFTをPチャネル型の駆動
回路用のTFT80として形成したが、このような組み
合わせに限らず、図3(A)、(B)、(C)、(D)
に示すLDD構造、さらにはオフセットゲート構造のボ
トム・トップゲート型TFTを種々の組み合わせて用い
てもよい。
【0125】また、LDD構造、さらにはオフセット構
造のボトム・トップゲート型TFTを形成する際、上記
形態では、層間絶縁膜のコンタクトホールから高濃度の
不純物を導入して高濃度ソース・ドレイン領域を形成し
たが、レジストマスクの開口部から高濃度不純物を導入
して高濃度ソース・ドレイン領域を形成してもよい。
【0126】また、上記形態では、薄膜半導体装置とし
て、アクティブマトリクス型の液晶装置に用いるTFT
アレイ基板を例に説明したが、液晶以外の電気光学物質
を用いた電気光学装置、例えば、図15および図16を
参照して以下に説明する有機エレクトロルミネッセンス
表示装置に用いるTFTアレイ基板、あるいは電気光学
装置以外の薄膜半導体装置の製造などに本発明を適用し
てもよい。
【0127】図15は、電荷注入型の有機薄膜エレクト
ロルミネセンス素子を用いたアクティブマトリクス型表
示装置のブロック図である。図16(A)、(B)はそ
れぞれ、第15図に示す表示装置に形成した画素領域を
拡大して示す平面図、およびその断面図である。
【0128】図15に示す表示装置は、有機半導体膜に
駆動電流が流れることによって発光するEL(エレクト
ロルミネッセンス)素子、またはLED(発光ダイオー
ド)素子などの発光素子をTFTで駆動制御するアクテ
ィブマトリクス型の表示装置であり、このタイプの表示
装置に用いられる発光素子はいずれも自己発光するた
め、バックライトを必要とせず、また、視野角依存性が
少ないなどの利点がある。
【0129】ここに示す表示装置100pでは、TFT
アレイ基板10p上に、複数の走査線3pと、該走査線
3pの延設方向に対して交差する方向に延設された複数
のデータ線6pと、これらのデータ線6pに並列する複
数の共通給電線23pと、データ線6pと走査線3pと
の交差点に対応する画素領域15pとが構成されてい
る。データ線6pに対しては、シフトレジスタ、レベル
シフタ、ビデオライン、アナログスイッチを備えるデー
タ側駆動回路101pが構成されている。走査線3pに
対しては、シフトレジスタおよびレベルシフタを備える
走査側駆動回路104pが構成されている。
【0130】また、画素領域15pの各々には、走査線
3pを介して走査信号がゲート電極に供給される第1の
TFT31pと、この第1のTFT31pを介してデー
タ線6pから供給される画像信号を保持する保持容量3
3pと、この保持容量33pによって保持された画像信
号がゲート電極に供給される第2のTFT32pと、第
2のTFT32pを介して共通給電線23pに電気的に
接続したときに共通給電線23pから駆動電流が流れ込
む発光素子40pとが構成されている。
【0131】本形態では、図16(A)、(B)に示す
ように、いずれの画素領域15pにおいても、島状の2
つの半導体膜を利用して第1のTFT31pおよび第2
のTFT32pが透明基板11p上に形成され、これら
のTFT31p、32pのいずれにおいても、ボトム・
トップゲート型のTFTを用いることができる。また、
データ側駆動回路101p、および走査側駆動回路10
4pに用いる駆動回路用のTFTにも、ボトム・トップ
ゲート型のTFTを用いることができ、これらのボトム
・トップゲート型のTFTにおいて、チャネル形成領域
に対して第1のゲート絶縁膜を介して対向する第1のゲ
ート電極61p、72pと、チャネル形成領域の上層側
に対して第2のゲート絶縁膜を介して対向する第2のゲ
ート電極62p、72pとを電気的に接続するのに本発
明を適用することができる。
【0132】なお、ここに示す表示装置100pにおい
て、第2のTFT32pのソース・ドレイン領域の一方
には、中継電極35pが電気的に接続し、この中継電極
35pには画素電極41pが電気的に接続している。こ
の画素電極41pの上層側には、正孔注入層42p、有
機エレクトロルミネッセンス材料層としての有機半導体
膜43p、リチウム含有アルミニウム、カルシウムなど
の金属膜からなる対向電極20pが積層されている。こ
こで、対向電極20pは、データ線6pなどを跨いで複
数の画素領域15pにわたって形成されている。
【0133】第2のTFT32pのソース・ドレイン領
域のもう一方には、コンタクトホールを介して共通給電
線23pが電気的に接続している。これに対して、第1
のTFT31pでは、そのソース・ドレイン領域の一方
に電気的に接続する電位保持電極35pは、第2のゲー
ト電極72pの延設部分720pに電気的に接続してい
る。この延設部分720pに対しては、その下層側にお
いて第2のゲート絶縁膜50pを介して半導体膜400
pが対向し、この半導体膜400pは、それに導入され
た不純物によって導電化されているので、延設部分72
0pおよび第2のゲート絶縁膜50pとともに保持容量
35pを構成している。ここで、半導体膜400pに対
しては第1の層間絶縁膜51pのコンタクトホールを介
して共通給電線23pが電気的に接続している。
【0134】従って、保持容量35pは、第1のTFT
31pを介してデータ線6pから供給される画像信号を
保持するので、第1のTFT31pがオフになっても、
第2のTFT32pのゲート電極31pは画像信号に相
当する電位に保持される。それ故、発光素子40pには
共通給電線23pから駆動電流が流れ続けるので、発光
素子40pは発光し続け、画像を表示する。
【0135】[電子機器への適用]次に、本発明を適用
した液晶装置100や表示装置100p(電気光学装
置)を備えた電子機器の一例を、図17、図18
(A)、(B)を参照して説明する。
【0136】図17は、上記の電気光学装置と同様に構
成された液晶装置100を備えた電子機器の構成をブロ
ック図である。図18(A)、(B)はそれぞれ、本発
明に係る液晶装置を用いた電子機器の一例としてのモバ
イル型のパーソナルコンピュータの説明図、および携帯
電話機の説明図である。
【0137】図17において、電子機器は、表示情報出
力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1
004、液晶装置100、クロック発生回路1008、
および電源回路1010を含んで構成される。表示情報
出力源1000は、ROM(Read Only Me
mory)、RAM(Randam AccessMe
mory)、光ディスクなどのメモリ、テレビ信号の画
信号を同調して出力する同調回路などを含んで構成さ
れ、クロック発生回路1008からのクロックに基づい
て、所定フォーマットの画像信号を処理して表示情報処
理回路1002に出力する。この表示情報出力回路10
02は、たとえば増幅・極性反転回路、相展開回路、ロ
ーテーション回路、ガンマ補正回路、あるいはクランプ
回路等の周知の各種処理回路を含んで構成され、クロッ
ク信号に基づいて入力された表示情報からデジタル信号
を順次生成し、クロック信号CLKとともに駆動回路1
004に出力する。駆動回路1004は、液晶装置10
0を駆動する。電源回路1010は、上述の各回路に所
定の電源を供給する。なお、液晶装置100を構成する
TFTアレイ基板の上に駆動回路1004を形成しても
よく、それに加えて、表示情報処理回路1002もTF
Tアレイ基板の上に形成してもよい。
【0138】このような構成の電子機器としては、投射
型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)、マルチメディア
対応のパーソナルコンピュータ(PC)、およびエンジ
ニアリング・ワークステーション(EWS)、ページ
ャ、あるいは携帯電話、ワードプロセッサ、テレビ、ビ
ューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレ
コーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーショ
ン装置、POS端末、タッチパネルなどを挙げることが
できる。
【0139】すなわち、図18(A)に示すように、パ
ーソナルコンピュータ180は、キーボード181を備
えた本体部182と、液晶表示ユニット183とを有す
る。液晶表示ユニット183は、前述した液晶装置10
0を含んで構成される。
【0140】また、図18(B)に示すように、携帯電
話機190は、複数の操作ボタン191と、前述した液
晶装置100からなる表示部とを有している。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ボト
ム・トップゲート型TFTの第1のゲート電極と第2の
ゲート電極を直接、電気的に接続するのではなく、これ
らのゲート電極の上層側に形成される層間絶縁膜にコン
タクトホールを形成した後、この層間絶縁膜の上層に形
成した接続用導電膜を介して第1のゲート電極と第2の
ゲート電極とを電気的に接続する。ここで、第2のゲー
ト電極の上層側には、ソース電極やドレイン電極、さら
には各種の配線が形成され、かつ、これらの電極や配線
は、TFTのソース・ドレインなどといった下層側とコ
ンタクトホールを介して電気的に接続される。従って、
このコンンタクトを形成する工程を利用して、第1のゲ
ート電極と第2のゲート電極とを電気的に接続するため
のコンタクトホールを形成し、ソース電極、ドレイン電
極、あるいはその他の配線を形成する工程を利用して、
第1のゲート電極と第2のゲート電極とを電気的に接続
するための接続用導電膜を形成すれば、第1のゲート電
極と第2のゲート電極とを電気的に接続するための工程
を新たな追加する必要がないので、少ない工程数でボト
ム・トップゲート型のTFTを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)は、本発明を適用した
ボトム・トップゲート型TFTの平面図、A−A′断面
図、およびB−B′断面図である。
【図2】(A)〜(D)は、図1に示すボトム・トップ
ゲート型TFTの製造方法を示す工程断面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、
本発明を適用した薄膜半導体装置のTFTの構造を示す
断面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した
液晶装置をその上に形成された各構成要素と共に対向基
板の側から見た平面図、および図4(A)のH−H′断
面図である。
【図5】図4に示すTFTアレイ基板に形成された複数
の画素の等価回路図である
【図6】図4に示すTFTアレイ基板に形成された各画
素の構成を示す平面図である。
【図7】図4に示す液晶装置を図6のE−E′線に相当
する位置で切断したときの断面図である。
【図8】図4に示す駆動回路に形成した相補回路の平面
図である。
【図9】(A)、(B)はそれぞれ、図8に示すC−
C′線に相当する位置で相補回路を切断したときの断面
図、およびD−D′線に相当する位置で相補回路を切断
したときの断面図である。
【図10】本発明を適用したTFTアレイ基板に形成し
た相補回路を構成するNチャネル型およびPチャネル型
のTFTのソース・ドレイン電流−ゲート電圧特性を示
すグラフである。
【図11】(A)ないし(D)は、本発明に係るTFT
アレイ基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図12】(E)ないし(H)は、本発明に係るTFT
アレイ基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図13】(I)ないし(M)は、本発明に係るTFT
アレイ基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図14】(N)ないし(Q)は、本発明に係るTFT
アレイ基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図15】電荷注入型の有機薄膜エレクトロルミネセン
ス素子を用いたアクティブマトリクス型表示装置のブロ
ック図である。
【図16】(A)、(B)はそれぞれ、図15に示す表
示装置に形成した画素領域を拡大して示す平面図、およ
びその断面図である。
【図17】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の回
路構成を示すブロック図である。
【図18】(A)、(B)はそれぞれ、本発明に係る液
晶装置を用いた電子機器の一例としてのモバイル型のパ
ーソナルコンピュータの説明図、および携帯電話機の説
明図である。
【図19】従来のTFTアレイ基板に形成した画素スイ
ッチング用TFTの構成を示す断面図である。
【図20】従来のTFTアレイ基板に形成した相補回路
の断面図である。
【図21】(A)、(B)、(C)は、参考例に係るボ
トム・トップゲート型TFTの平面図、A0−A0′断
面図、およびB0−B0′断面図である。
【図22】(A)〜(E)は、図21に示すボトム・ト
ップゲート型TFTの製造方法を示す工程断面図であ
る。
【符号の説明】
1a、60、61 半導体膜 1a′、1c、81、91 チャネル形成領域 1b、95 低濃度ソース領域 1c、93 低濃度ドレイン領域 1d、82、92 高濃度ソース領域 1e、84、94 高濃度ドレイン領域 1h、1i 低濃度ソース・ドレイン領域 1j、1k 高濃度ソース・ドレイン領域 2a 第1のゲート絶縁膜 2b 第2のゲート絶縁膜 3a 走査線(第2のゲート電極) 3d、62p、72p 第2のゲート電極 4 層間絶縁膜 4m、4n コンタクトホール 6d ソース電極 6e ドレイン電極 6f 接続用導電膜 8e 第1のゲート電極の張り出し部分 8a、8b、8c、8d、61p、71p 第1のゲー
ト電極 10、10p TFTアレイ基板(薄膜半導体装置) 65b、65c、65d 第2のゲート電極 30、30a〜d、30g、31p、32p、80、9
0 TFT 100 液晶装置(電気光学装置) 100p エレクトロルミネッセンス型の表示装置(電
気光学装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA25 JA26 JA36 JA40 KA02 KA07 KA12 MA08 MA13 MA30 MA41 NA22 3K007 AB05 BA06 BB07 DB03 GA04 5F110 AA16 BB02 BB04 CC10 DD02 DD13 EE03 EE04 EE24 EE30 EE36 EE38 FF02 FF29 GG02 GG13 GG25 GG45 HJ01 HJ04 HJ13 HL03 HM14 HM15 HM19 NN03 NN23 NN72 NN73 PP03 QQ11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネル形成領域に隣接するソース・ド
    レイン領域を有する半導体薄膜を備え、前記チャネル形
    成領域の下層側に当該チャネル形成領域に対して第1の
    ゲート絶縁膜を介して対向する第1のゲート電極と、当
    該チャネル形成領域の上層側に当該チャネル形成領域に
    対して第2のゲート絶縁膜を介して対向する第2のゲー
    ト電極とを備えるボトム・トップゲート型薄膜トランジ
    シスタが基板上に形成されてなる薄膜半導体装置におい
    て、 前記第1のゲート電極には、前記第2のゲート電極と平
    面的に重ならない張り出し部分が形成されているととも
    に、これらのゲート電極の上層側には、前記第1のゲー
    ト電極の前記張り出し部分、および前記第2のゲート電
    極の各々に到達するコンタクトホールを備える層間絶縁
    膜が形成され、 当該層間絶縁膜の上層には、前記コンタクトホールを介
    して前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極
    に電気的に接続する導電膜が形成されていることを特徴
    とする薄膜半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記導電膜は、前記
    薄膜トランジスタのソース領域あるいはドレイン領域に
    電気的に接続するソース電極あるいはドレイン電極と同
    層の導電膜であることを特徴とする薄膜半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ボトム
    ・トップゲート型薄膜トランジスタには、前記チャネル
    形成領域に隣接する低濃度ソース・ドレイン領域、およ
    び該低濃度ソース・ドレイン領域に接続する高濃度ソー
    ス・ドレイン領域を備えるLDD構造のボトム・トップ
    ゲート型薄膜トランジスタが含まれていることを特徴と
    する薄膜半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記LDD構造のボ
    トム・トップゲート型薄膜トランジスタの低濃度ソース
    ・ドレイン領域は、前記第2のゲート電極に対してセル
    フアライン的に形成されていることを特徴とする薄膜半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記LDD構造のボ
    トム・トップゲート型薄膜トランジスタの低濃度ソース
    ・ドレイン領域は、前記第2のゲート電極の端部に対し
    てチャネル長方向の外側にずれた位置に形成されている
    ことにより、前記低濃度ソース・ドレイン領域とチャネ
    ル形成領域との間にオフセット領域を有することを特徴
    とする薄膜半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
    前記LDD構造のボトム・トップゲート型薄膜トランジ
    スタは、前記第1のゲート電極が前記第2のゲート電極
    と比較してチャネル長方向において長いことを特徴とす
    る薄膜半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1のゲート電
    極の端部が前記第1のゲート絶縁膜を介して前記低濃度
    ソース・ドレイン領域の一部と対向し、前記第1のゲー
    ト電極の端部が前記第1のゲート絶縁膜を介して、前記
    高濃度ソース・ドレイン領域には対向しない第1タイプ
    のLDD構造のボトム・トップゲート型薄膜トランジス
    タが含まれていることを特徴とする薄膜半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記第1の
    ゲート電極の端部が前記第1のゲート絶縁膜を介して前
    記高濃度ソース・ドレイン領域の一部に対向する第2タ
    イプのLDD構造のボトム・トップゲート型薄膜トラン
    ジスタが含まれていることを特徴とする薄膜半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれかに規定する
    薄膜半導体装置が、電気光学物質を保持するTFTアレ
    イ基板として用いられ、 当該TFTアレイ基板では、画素スイッチング用薄膜ト
    ランジスタおよび画素電極を備えた画素がマトリクス状
    に形成された画像表示領域と、画像表示領域の外周側に
    駆動回路用薄膜トランジスタを含む周辺回路とが形成さ
    れているとともに、前記画素スイッチング用薄膜トラン
    ジスタあるいは前記駆動回路用薄膜トランジスタの一部
    に前記ボトム・トップゲート型薄膜トランジスタが用い
    られていることを特徴とする電気光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記電気光学物質
    は、液晶であることを特徴とする電気光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記電気光学物質
    は、エレクトロルミネッセンス材料であることを特徴と
    する電気光学装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に規定する電気
    光学装置を用いたことを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】 複数の薄膜トランジスタが基板上に形
    成された薄膜半導体装置の製造方法において、 前記複数の薄膜トランジスタに含まれる薄膜トランジシ
    タとして、チャネル形成領域の下層側に当該チャネル形
    成領域に対して第1のゲート絶縁膜を介して対向する第
    1のゲート電極と、当該チャネル形成領域の上層側に当
    該チャネル形成領域に対して第2のゲート絶縁膜を介し
    て対向する第2のゲート電極とを備えるボトム・トップ
    ゲート型薄膜トランジシスタを形成する際、前記第1の
    ゲート電極には、前記第2のゲート電極と平面的に重な
    らない張り出し部分を形成しておき、 これらのゲート電極の上層側に形成された層間絶縁膜に
    対して、前記第1のゲート電極の前記張り出し部分、お
    よび前記第2のゲート電極の各々に到達するコンタクト
    ホールを形成した後、 前記層間絶縁膜の上層に、前記コンタクトホールを介し
    て前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極に
    電気的に接続する導電膜を形成することを特徴とする薄
    膜半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記層間絶縁膜
    に前記コンタクトホールを形成する工程は、前記薄膜ト
    ランジスタのソースあるいはドレインにソース電極ある
    いはドレイン電極を電気的に接続するコンタクトホール
    を前記層間絶縁膜に形成する工程と同時に行うことを特
    徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13または14において、前記
    導電膜を形成する工程は、前記薄膜トランジスタのソー
    スあるいはドレインに電気的に接続するソース電極ある
    いはドレイン電極を形成する工程と同時に行うことを特
    徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項13ないし15のいずれかに規
    定する薄膜半導体装置を、電気光学物質を保持するTF
    Tアレイ基板として形成した後、当該TFTアレイ基板
    と対向基板との間に前記電気光学物質としての液晶を保
    持させることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項13ないし15のいずれかに規
    定する薄膜半導体装置を、電気光学物質を保持するTF
    Tアレイ基板として形成するとともに、当該TFTアレ
    イ基板上には前記電気光学物質としてのエレクトロルミ
    ネッセンス材料層を形成することを特徴とする電気光学
    装置の製造方法。
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