JP2003163181A - 加工機 - Google Patents

加工機

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JP2003163181A
JP2003163181A JP2001362084A JP2001362084A JP2003163181A JP 2003163181 A JP2003163181 A JP 2003163181A JP 2001362084 A JP2001362084 A JP 2001362084A JP 2001362084 A JP2001362084 A JP 2001362084A JP 2003163181 A JP2003163181 A JP 2003163181A
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JP
Japan
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workpiece
cassette
pair
movable
area
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Application number
JP2001362084A
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English (en)
Inventor
Naoki Omiya
直樹 大宮
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工機における被加工物搬送手段(150)
の構成を改良し、加工機のコンパクト化及び製作コスト
の低減を可能にする。 【解決手段】 共通可動支持構造体(152)に被加工
物(46)を保持することができる第一の保持手段(1
78)と第二の保持手段(180)とを配設して構成し
た被加工物搬送手段(150)を加工機に装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームの装着開
口に装着テープを介して装着された半導体ウエーハを切
削するための、ダイサーとも称される切削加工機、の如
き加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者には周知の如く、半導体ウエーハ
をダイスする、即ちウエーハの表面に格子状に配列され
たストリートに沿って切削するための切削加工機とし
て、例えば特開2000−7058公報に開示されてい
る如く、カセット載置域に配置されたカセット支持手
段、チャッキング域に配設された仮支持手段、加工域に
配設された加工手段、チャッキング域と加工域とに選択
的に位置せしめられる可動チャック手段、及び洗浄域に
配置された洗浄手段に加えて、被加工物を搬送するため
の3個の被加工物搬送手段、即ち第一の被加工物搬送手
段、第二の被加工物搬送手段及び第三の被加工物搬送手
段を具備する切削加工機が実用に供されている。カセッ
ト支持手段上にはカセットが載置され、このカセット内
には被加工物、即ちフレームの中央に形成されている装
着開口に装着テープを介して装着された半導体ウエー
ハ、が上下方向に間隔をおいて複数個収容されている。
第一の被加工物搬送手段がカセット内の被加工物を1枚
毎搬出して仮支持手段上に搬送する。次いで、第二の被
加工物搬送手段が仮支持手段上の被加工物を、チャッキ
ング域に位置せしめられているチャック手段上に搬送す
る。被加工物をチャックしたチャック手段は加工域に移
動せしめられる。しかる後に、加工域において加工手段
が被加工物に作用して所要加工、即ち半導体ウエーハの
ダイスが遂行される。加工が終了すると、チャック手段
はチャッキング域に移動せしめられる。次いで、第三の
被加工物搬送手段がチャック手段上の被加工物を洗浄手
段に搬送する。洗浄手段は加工された被加工物を洗浄す
る。洗浄された被加工物は第二の被加工物搬送手段によ
って仮支持手段上に搬送される。しかる後に、第一の被
加工物搬送手段が仮支持手段上の被加工物をカセット支
持手段上に載置されているカセット内に搬入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述したとお
りの従来の加工機においては、3個の被加工物搬送手段
即ち第一の被加工物搬送手段、第二の被加工物搬送手段
及び第三の被加工物搬送手段が夫々別個独立に配設され
ており、これら3個の被加工物搬送手段の存在に起因し
てコンパクト化が制限され、そしてまた製作コストが高
価になる、という問題がある。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、第一の被加工物搬送手
段と第二の被加工物搬送手段との構成を部分的に共通化
して、加工機のコンパクト化及び製作コストの低減を可
能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明においては、従来の加工機にお
ける第一の被加工物搬送手段と第二の被加工物搬送手段
とを組み合わせた被加工物搬送手段、即ち共通可動支持
構造体に第一の保持手段と第二の保持手段を配設し、第
一の保持手段が従来の加工機における第一の被加工物搬
送手段として機能し、第二の保持手段が従来の加工機に
おける第二の被加工物搬送手段として機能するように構
成した被加工物搬送手段を加工機に装備する。
【0006】即ち、本発明によれば、上記主たる技術的
課題を達成する加工機として、カセット載置域に配設さ
れたカセット支持手段、チャッキッグ域に配設された仮
支持手段、加工域に配設された加工手段、該チャッキン
グ域と該加工域とに選択的に位置せしめられる可動チャ
ック手段、及び被加工物搬送手段を具備し、該カセット
支持手段上には被加工物を収容したカセットが載置さ
れ、該被加工物搬送手段は該カセット支持手段上に載置
されているカセットから被加工物を搬出して該仮支持手
段上に搬送し、次いで該仮支持手段上から該チャッキン
グ域に位置せしめられている該チャック手段上に搬送
し、そして更に加工された後に該仮支持手段上に載置さ
れた被加工物を該カセット支持手段上に載置されている
カセット内に搬入する加工機において、該被加工物搬送
手段は、共通可動支持構造体と、該共通可動支持構造体
に配設され且つカセット内に進入せしめられてカセット
内の被加工物を開放自在に保持することができる第一の
保持手段と、該共通可動支持構造体に配設され且つ該仮
支持手段上に支持されている被加工物を開放自在に保持
することができる第二の保持手段とを含み、該カセット
支持手段上に載置されているカセットから被加工物を搬
出して該仮支持手段上に搬送する時及び加工された後に
該仮支持手段上に載置された被加工物を該カセット支持
手段上に載置されているカセット内に搬入する時には該
第一の保持手段が被加工物を保持し、該仮支持手段上か
ら該チャッキング域に位置せしめられている該チャック
手段上に被加工物を搬送する時には該第二の保持手段が
被加工物を保持する、ことを特徴とする加工機が提供さ
れる。
【0007】本発明は、洗浄手段とこれに関連する被加
工物搬送手段即ち従来の加工機における第三の被加工物
搬送手段が配設されていない加工機にも適用することが
できる。好適実施形態においては、被加工物は中央に装
着開口を有するフレームの該装着開口に装着テープを介
して装着された半導体ウエーハであり、カセット内には
上下方向に間隔をおいて複数個の被加工物が収容されて
いる。該共通可動支持構造体は、該カセット載置域と該
チャッキング域との離隔方向に平行に且つ実質上水平に
往復動自在に装着された水平移動部材と、該水平移動手
段に実質上鉛直な方向に昇降動自在に装着された昇降動
部材とを含み、該第一の保持手段と該第二の保持手段は
該昇降動部材に配設されているのが好適である。好まし
くは、該被加工物搬送手段の該第一の保持手段は、上下
方向に間隔をおいて突出し且つ少なくとも一方は他方に
対して近接及び離隔移動自在である一対の把持片から構
成されており、該一対の把持片がフレームの一側縁部を
把持し、該被加工物搬送手段の該第二の保持手段は、フ
レームの上面を真空吸着する複数個の吸着器から構成さ
れている。該被加工物搬送手段の該昇降動部材には下方
に垂下する作用位置と上方に延びる非作用位置とに選択
的に位置せしめられる可動部材が装着されており、該一
対の把持片は該可動部材に配設されており、該可動部材
が該作用位置に位置せしめられると該一対の把持片は該
可動部材から外方に突出するのが好適である。該可動部
材はその基端部が実質上水平に延びる旋回中心軸線を中
心として旋回自在に該昇降部材に装着することができ
る。好適実施形態においては、該仮支持手段は一対の支
持部材を含み、該一対の支持部材は両者間に跨がってフ
レームが載置される作用位置と両者間を通してフレーム
が昇降され得る非作用位置とに選択的に位置せしめら
れ、該チャック手段が該チャッキング域に位置せしめら
れると該チャック手段は該仮支持手段の該一対の支持部
材の下方に位置する。洗浄域に配設された洗浄手段を具
備する加工機においては、該チャッキング域に位置せし
められている該チャック手段上の加工された後の被加工
物を該チャック手段上から該洗浄手段に搬送するために
のみ使用される付加被加工物搬送手段を配設し、該被加
工物搬送手段は該洗浄手段から該仮支持手段上に被加工
物を搬送するためにも使用され、該洗浄手段から該仮支
持手段上に被加工物を搬送する時には該第二の保持手段
が被加工物を保持するようになすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
加工機の好適実施形態を図示している添付図面を参照し
て、更に詳細に説明する。
【0009】図1には、本発明に従って構成された加工
機の典型例である、半導体ウエーハをダイスするための
切削加工機の主要構成要素が、その外装ハウジングを省
略して図示されている。ハウジング内には、その前半部
にカセット載置域A、チャッキング域B及び洗浄域Cが
配設されている。チャッキング域Bは幅方向中央に配置
されており、カセット域Aはチャッキング域Bの片側
(前方から見て右側)に配置され、洗浄域Cはチャッキ
ング域Bの他側(前方から見て左側)に配置されてい
る。ハウジング内の後半部における幅方向中央には加工
域Dが配置されている。本明細書においては説明の便宜
上、前後方向をX軸方向と称し、幅方向をY軸方向と称
し、そして上下方向をZ軸方向と称する。洗浄域C、チ
ャッキング域B及びカセット載置域AはY軸方向に実質
上一直線上に配列されているのが好適である。また、チ
ャッキング域B及び加工域DはX軸方向に実質上一直線
上に配列されているのが好適である。
【0010】カセット載置域Aにはカセット支持手段3
4が配設されている。それ自体は周知の形態でよいカセ
ット支持手段34は昇降台40を具備している。実質上
鉛直に延びる2本の案内レール42が固定されており、
昇降台40には被案内溝(図示していない)が形成され
ており、昇降台40の被案内溝を案内レール42に滑動
自在に係合せしめることによって昇降台40が案内レー
ル42に沿って昇降自在に装着されている。更に、実質
上鉛直に延びる雄ねじ軸44が回転自在に装着されてお
り、昇降台40には雄ねじ軸44に螺合せしめられてい
る雌ねじ部材(図示していない)が固定されている。雄
ねじ軸44には電動モータ(図示していない)が連結さ
れており、電動モータによって雄ねじ軸44を正転及び
逆転することによって昇降台40が昇降せしめられる。
【0011】上記カセット支持手段34の昇降台40上
には、複数個の被加工物46を収容したカセット48が
載置される。図示の実施形態における被加工物46は、
図2に図示する如く、中央に装着開口51が形成されて
いるフレーム50に装着テープ52を介して装着されて
いる半導体ウエーハ54である。装着テープ52はフレ
ーム50の装着開口51を跨がって延在せしめられ、フ
レーム50の裏面に貼着されており、フレーム50の装
着開口51内に位置せしめられてる半導体ウエーハ54
はその裏面が装着テープ52に貼着されている。半導体
ウエーハ54の表面には格子状に配列された切断ライン
即ちストリート56が形成されており、ストリート56
によって区画された矩形領域58の各々には電子回路が
形成されている。上記カセット48は一対の側壁60を
有し、かかる側壁60の内面には上下方向に所定間隔を
おいて水平に延びる複数個の収納溝が形成されている。
被加工物46はフレーム50の両側縁部を一対の側壁6
0の対をなす収納溝に挿入することによって、上下方向
に所定間隔をおいて実質上水平に延在する状態で収納さ
れる。カセット48の前面即ちハウジングの前面から見
て左側面は開放されている。昇降台40の昇降により、
カセット48の収納溝の各対が所定高さに位置せしめら
れ、後に更に言及する如く、所定高さに位置せしめられ
ている収納溝の各対から切断すべき被加工物46が搬出
され、そしてまた加工即ち切削され、洗浄された被加工
物46が所定高さに位置せしめられている収納溝の対に
搬入される。
【0012】図1を参照して説明を続けると、チャッキ
ング域Bには仮支持手段64が配設されている。この仮
支持手段64はX軸方向に間隔をおいて配設された一対
の支持部材66を含んでいる。一対の支持部材66はX
軸方向に移動自在に装着されており、図1に実線で示す
非作用位置と二点鎖線で示す作用位置とに選択的に位置
付けられる。後に更に言及するとおり、一対の支持部材
66が作用位置に位置付けられている時には、カセット
48から搬出された被加工物46が一対の支持部材66
に跨がって載置され(換言すれば被加工物46における
フレーム50の両側縁部が一対の支持部材66に支持さ
れ)、一対の支持部材66が非作用位置に移動せしめら
れて相互に離隔されると、一対の支持部材66間を通し
て被加工部46を昇降せしめることが可能になる。
【0013】チャッキング域Bと切断域Dとの間をX軸
方向に実質上水平に移動自在にチャック手段68が配設
されている。詳述すると、実質上水平に延在する静止支
持基台70が配設されており、この支持基台70上には
X軸方向に間隔をおいて一対の支持ブロック72(その
一方のみを図2に図示している)が固定されている。一
対の支持ブロック72間にはY軸方向に間隔をおいてX
軸方向に延びる一対の案内レール74が固定されてい
る。そして、一対の案内レール74には滑動ブロック7
6が装着されている。滑動ブロック76の下面にはX軸
方向に延びる一対の被案内溝が形成されており、かかる
一対の被案内溝を一対の案内レール74に係合せしめる
ことによって、滑動ブロック76は案内レール74に沿
ってX軸方向に移動自在に装着されている。一対の支持
ブロック72間には、更に、X軸方向に延びる雄ねじ軸
78が回転自在に装着されている。一方、滑動ブロック
76の下面には雌ねじ部材(図示していない)が固定さ
れており、かかる雌ねじ部材が雄ねじ軸78に螺合せし
められている。雄ねじ軸78には電動モータ(図示して
いない)が連結されており、電動モータの正転及び逆転
により滑動ブロック76が案内レール74に沿ってX軸
方向に移動せしめられる。滑動ブロック76には円筒状
支持部材80が固定されており、支持部材80にはチャ
ック部材82が実質上鉛直に延びる中心軸線を中心とし
て回転自在に装着されている。支持部材80内には、チ
ャック部材82を回転せしめるための電動モータでよい
回転駆動源(図示していない)が配設されている。円板
形状であるチャック部材82は多孔性セラミックの如き
多孔性材料から形成されている。チャック部材82には
X軸方向に突出せしめられている一対の把持機構84が
付設されている。かかる把持機構84の各々は可動把持
片86を含んでおり、可動把持片86は空気圧作動器の
如き作動手段(図示していない)によって図1に図示す
る非把持位置とかかる非把持位置から内側に旋回せしめ
られた把持位置とに選択的に位置せしめられる。チャッ
ク手段68が図1に図示する如くチャッキング域Bに位
置せしめられている時には、チャック部材82はX軸方
向において上記仮支持手段64の一対の支持部材66間
に、Z軸方向において上記仮支持手段64の一対の支持
部材66の下方に位置する。上記滑動ブロック76に
は、滑動ブロック76の移動に応じて図1に実線で示す
状態と二点鎖線で示す状態の間を適宜に変形せしめられ
る中空保護ダクト88が付設されている。多孔性材料か
ら形成されているチャック部材82は支持部材80、滑
動ブロック76及び中空保護ダクト88内に配設されて
いる吸引路(図示していない)を介して適宜の吸引源
(図示していない)に選択的に連通せしめられる。上記
把持機構84の可動把持片86を移動せしめる作動手段
のための電気配線も、支持部材80、滑動ブロック76
及び中空保護ダクト88内を延在せしめられている。
【0014】上記洗浄域Cには洗浄手段90が配設され
ている。それ自体は周知の形態でよい洗浄手段90は、
静止支持板92上に固定された円筒形状の隔壁94と、
この隔壁94内に回転自在に配設されているチャッキン
グ機構96とを含んでいる。チャッキング機構96は図
1に図示する上昇位置とかかる上昇位置から所定量だけ
下降せしめられた下降位置との間を昇降動せしめられる
昇降台98を含んでいる。昇降台98は実質上鉛直に配
置された空気圧シリンダ機構100のピストンに連結さ
れており、空気圧シリンダ機構100の作用によって昇
降動せしめられる。昇降台98の上端には円板形状であ
るチャック部材102が実質上鉛直に延びる中心軸線を
中心として回転自在に配設されている。チャック部材1
02は多孔性セラミックの如き多孔性材料から形成され
ており、昇降台98内に配設されている吸引路(図示し
ていない)を介して適宜の吸引源(図示していない)に
選択的に連通せしめられる。チャック部材102の周囲
には4個の把持機構104も配設されている。把持機構
104の各々は可動把持片106を含んでおり、可動把
持片106は電磁ソレノイドの如き作動手段(図示して
いない)によって図1に図示する非把持位置とかかる非
把持位置から内側に旋回せしめられた把持位置とに選択
的に位置せしめられる。昇降台98内にはチャック部材
102及びこれに付設された把持機構104を回転せし
めるための電動モータ(図示していない)が配設されて
いる。洗浄手段90は、更に、純水でよい洗浄液体を噴
射するための噴射ノズル(図示していない)を含んでい
る。後に更に言及する如く、洗浄の際には、被加工物4
6を保持したチャック部材102及び把持機構104が
高速で回転せしめられると共に、噴射ノズルからチャッ
ク部材102上の被加工物46に向けて洗浄液が噴射さ
れる。
【0015】図1を参照して説明を続けると、上記支持
基台70上にはY軸方向に延びる直立支持基板108が
固定されている。この支持基板108の中央部には、チ
ャック部材82を受け入れるための比較的大きな切欠1
10が形成されている。支持基板108には加工手段を
構成する一対の切削手段、即ち第一の切削手段112a
と第二の切削手段112bとが装着されている。更に詳
述すると、支持基板108の前面には上下方向に間隔を
おいてY軸方向に延びる一対の案内レール114が配設
されている。第一の切削手段112a及び第二の切削手
段112bは夫々滑動ブロック116a及び116bを
含んでおり、これらの滑動ブロック116a及び116
bとの後面には、Y軸方向に延びる一対の被案内溝(図
示していない)が形成されており、かかる一対の被案内
溝を一対の案内レール114に係合せしめることによっ
て、滑動ブロック116aと滑動ブロック116bとが
一対の案内レール114にY軸方向に滑動自在に装着さ
れている。支持基板108の前面には、更に、Y軸方向
に延びる雄ねじ軸118a及び118bが軸受部材12
0a及び120bを介して回転自在に装着されている。
雄ねじ軸118a及び118bは一直線上に配置されて
いる。一方、滑動ブロック116a及び116bの後面
には雌ねじ部材(図示していない)が固定されており、
かかる雌ねじ部材が夫々雄ねじ軸118a及び118b
に螺合せしめられている。雄ねじ軸118a及び118
bには電動モータ122a及び122bが接続されてお
り、電動モータ122a及び122bによって雄ねじ軸
118a及び118bを回転せしめると、滑動ブロック
116a及び116bが一対の案内レール114に沿っ
てY軸方向に移動せしめられる。滑動ブロック116a
及び116bには夫々昇降ブロック126a及び126
bが装着されている。滑動ブロック116a及び116
bの各々の前面には、Y軸方向に間隔をおいて実質上鉛
直に即ちZ軸方向に延びる一対の案内レール124a及
び124bが配設されている。昇降ブロック126a及
び126bの後面にはZ軸方向に延びる一対の被案内溝
が形成されており、かかる一対の被案内溝を一対の案内
レール124a及び124bに係合せしめることによっ
て、昇降ブロック126a及び126bが滑動ブロック
116a及び116bにZ軸方向に昇降動自在に装着さ
れている。滑動ブロック116a及び116bには、更
に、Z軸方向に延びる雄ねじ軸130a及び130bが
回転自在に装着されている。一方、昇降ブロック126
a及び126bの後面には雌ねじ部材(図示していな
い)が固定されており、かかる雌ねじ部材が夫々雄ねじ
軸130a及び130bに螺合せしめられている。雄ね
じ軸130a及び130bには電動モータ132a及び
132bが接続されており、電動モータ132a及び1
32bによって雄ねじ軸130a及び130bを回転せ
しめると、昇降ブロック126a及び126bが一対の
案内レール124a及び124bに沿って昇降動せしめ
られる。
【0016】昇降ブロック126a及び126bの各々
には、連結ブラケット134a及び134bを介して切
削ユニット136a及び136bが装着されている。切
削ユニット112a及び112bの各々は、略直方体形
状のケース138a及び138bを含んでいる。ケース
138a及び138bには、Y軸方向に延びる回転軸
(ケース138bに装着された回転軸140bのみを図
2に図示している)が回転自在に装着されている。かか
る回転軸は幅方向に一直線状に延びている。回転軸の幅
方向内側端、即ち相互に対面する端には切削ブレード
(回転軸140bに固定されている切削ブレード142
bのみを図2に図示している)が固定されている。切削
ブレードはダイヤモンド砥粒を含有した薄い円板から構
成することができる。回転軸140a及び140bの外
側端には電動モータ144a及び144bが接続されて
いる。ケース138a及び138bには、更に、顕微鏡
を含む撮像手段146a及び146bも付設されてい
る。
【0017】本発明に従って構成された加工機において
は、全体を番号150で示す被加工物搬送手段が配設さ
れていることが重要である。図1においては、図面が徒
に複雑化するのを回避するために、被加工物搬送手段1
50はその概略を二点鎖線で図示している。図3を参照
して説明すると、被加工物搬送手段150は共通可動支
持構造体152を備えており、この共通可動支持構造体
152は水平移動部材154と昇降動部材156とを含
んでいる。更に詳述すると、加工機のハウジング内の所
定位置には幅方向に実質上水平に延びる一対の案内レー
ル157が適宜の支持ブラケット(図示していない)を
介して固定されている。また、一対の案内レール157
間には幅方向に実質上に延びる雄ねじ軸158が適宜の
軸支部材(図示していない)を介して回転自在に装着さ
れている。雄ねじ軸158は所定位置に固定された電動
モータ160の出力軸に接続されている。一対の案内レ
ール157には上記水平移動部材154が幅方向即ちY
軸方向に滑動自在に装着されている。更に詳述すると、
水平移動部材154は基部162を有し、かかる基部1
62には実質上水平に延びる一対の被案内溝164が形
成されており、かかる一対の被案内溝164を上記一対
の案内レール157に係合せしめることによって水平移
動部材154が一対の案内レール157に沿って移動自
在に装着されている。水平移動部材154の基部162
には一対の被案内溝164間において実質上水平に延在
する貫通雌ねじ166が形成されており、かかる貫通雌
ねじ166が上記雄ねじ軸158に螺合せしめられてい
る。従って、電動モータ160を正転せしめて雄ねじ軸
158を所定方向に回転せしめると水平移動部材154
がY軸方向片端に移動せしめられ、電動モータ160を
逆転せしめて雄ねじ軸158を逆方向に回転せしめると
水平移動部材154がY軸方向他側に移動せしめられ
る。水平移動部材154は連結アーム部172によって
基部162に接続されている支持部174を有し、かか
る支持部174には一対の空気圧シリンダ機構が装着さ
れており、かかる一対の空気圧シリンダ機構のピストン
176は支持部174から実質上鉛直に下方に突出せし
められている(図3には一対の空気圧シリンダ機構のピ
ストン176のみを図示している)。そして、ピストン
176の下端に上記昇降動部材156が固定されてい
る。一対の空気圧シリンダ機構が作動せしめられてピス
トン176が伸張及び収縮せしめられると、昇降動部材
156が下降及び上昇(即ちZ軸方向に移動)せしめら
れる。昇降動部材156には第一の保持手段178と第
二の保持手段180とが配設されている。
【0018】第一の保持手段178は、昇降動部材15
6の先端に形成された二股形状部に装着された可動部材
182を含んでいる。第一の保持手段178の可動部材
182は装着ピン184を介して図3に実線で示す作用
位置、即ち昇降動部材156の先端から下方に垂下する
作用位置と、図3に二点鎖線で示す非作用位置、即ち昇
降動部材156の先端から上方に延びる非作用位置との
間を旋回自在に装着されている。装着ピン184は実質
上水平に配設されており、従って可動部材182は実質
上水平に延びる旋回中心軸線を中心として旋回自在であ
る。装着ピン184にはエアモータでよい作動手段18
6が付設されており、かかる作用手段186によって可
動部材182が上記作用位置と上記非作用位置とに選択
的に位置せしめられる。可動部材182には一対の把持
片188が装着されている。一対の把持片188の少な
くとも一方、好ましくは双方は、可動部材182内に内
蔵されているソレノイドから構成することができる作動
手段(図示していない)によって、相互の接近及び離隔
する方向に適宜に移動せしめられ、図3に二点鎖線で示
す如く被加工物46、更に詳しくは半導体ウエーハ54
が装着されているフレーム50の片側縁部を解除自在に
把持することができる。一対の把持片188は充分に小
型であり、後に更に詳述する如く、第一の保持手段17
8によって被加工物46を保持してカセット48(図
1)から被加工物46を搬出する或いはカセット48に
搬入する際には、一対の把持片188がカセット48内
に進入して被加工物46を把持する或いは被加工物46
を保持した状態でカセット48内に進入せしめられ得
る。
【0019】第二の保持手段180は、上記昇降動部材
156の基部下面に固定された全体としてH字形状の支
持板190を含んでいる。実質上水平に延在する支持板
190の4個の先端部の各々には、下方に垂下する吸着
器192が装着されている。昇降動部材156の基部内
には吸引マニホルド(図示していない)が配設されてお
り、吸着器192の各々は導管194によって吸引マニ
ホルドに接続され、そして吸引マニホスド194は導管
196を介して真空源(図示していない)に選択的に連
通せしめられる。かような第二の保持手段180は、図
3に二点鎖線で示す如く、吸着器192がフレーム50
の上面を吸着し、被加工物46、即ちフレーム50に装
着された半導体ウエーハ54を保持する。
【0020】再び図1を参照して説明すると、図示の加
工機においては、更に、付加被加工物搬送手段196も
配設されている。ハウジング内の前端部には幅方向に間
隔をおいて一対の支持板198が配設されており、かか
る支持板198間には幅方向に実質上水平に延びる案内
ロッド200が固定され、そしてまた同様に幅方向に実
質上水平に延びる雄ねじ軸202が回転自在に装着され
ている。雄ねじ軸202には電動モータ204が接続さ
れている。付加被加工物搬送手段196は滑動ブロック
206を有し、この滑動ブロック206には上記案内ロ
ッド200が挿通せしめられている被案内孔と上記雄ね
じ軸202が螺合せしめられている雌ねじ孔が形成され
ている。滑動ブロック206には実質上鉛直に上方に延
出するピストン208を有する空気圧シリンダ機構が配
設されており、ピストン208の先端には略L字形状の
アーム210が固定されている。そして、アーム210
の前後方向に延びる部分の下面には一対の支持片212
が固定され、かかる支持片212の各々の下面には吸着
器214が装着されている。吸着器214の各々は適宜
の吸引路(図示していない)を介して吸引源(図示して
いない)に選択的に連通せしめられ、被加工物46にお
けるフレーム50を吸着することができる。電動モータ
204が付勢されると、滑動ブロック206が幅方向即
ちY軸方向に移動せしめられ、従って吸着器214がY
軸方向に移動せしめられ、空気圧シリンダ機構のピスト
ン208が伸縮せしられると、吸着器214が鉛直方向
即ちZ軸方向に昇降せしめられる。後に更に言及する如
く、付加被加工物搬送手段196は、チャック手段68
のチャック部材82上の被加工物46を洗浄手段90の
チャック部材102上に搬送するためにのみ使用され
る。
【0021】上述したとおりの加工機の作用を要約して
説明すると、次のとおりである。カセット支持手段34
の昇降台40が所要高さに上昇(又は下降)せしめら
れ、昇降台40上に載置されているカセット48内に収
容されている複数個の被加工物46の特定の1個が所定
高さに位置せしめられる。かかる状態において、被加工
物搬送手段150が作動せしめられ、図3に実線で示す
作用位置に位置せしめられている第一の保持手段178
の一対の把持片188がカセット48内に進入せしめら
れ上記特定の1枚の被加工物46におけるフレーム50
を把持して、被加工物46をカセット載置域Aからチャ
ッキング域Bまで搬送し、チャッキング域Bにおいて仮
支持手段64上に被加工物46を位置せしめる。次い
で、第一の保持手段178の一対の把持片188が被加
工物46から離脱せしめられ、そして第一の保持手段1
78が図3に図示する非作用位置に旋回せしめられる。
しかる後に、被加工物搬送手段150における第二の保
持手段180が仮支持手段64上に位置せしめられてい
る被加工物46の上方に位置せしめられ、次いで下降せ
しめられて第二の保持手段180の吸着器192が被加
工物46のフレーム50に密接せしめられる。そして、
吸着器192が吸引源に連通せしめられ、吸着器192
に被加工物46が吸着される。しかる後に、仮支持手段
64の一対の支持部材66が実線で示す非作用位置に移
動せしめられて、被加工物46の下方から後退せしめら
れる。次いで、第二の保持手段180が下降され、吸着
器192に吸着されている被加工物46がチャック手段
68のチャック部材82上に位置せしめられる。そし
て、チャック部材82が吸引源に連通され、これによっ
てチャック部材82上に被加工物46における半導体ウ
エーハ54が吸着される。また、チャック部材82に付
設されている一対の把持機構84の可動把持片86が把
持位置にせしめられフレーム50を把持する。第二の保
持手段180の吸着器192は、吸引源から切り離され
て被加工物46を離脱せしめた後に上昇せしめられる。
【0022】次に、チャック手段68が所要距離に渡っ
て後方に移動せしめられ、第一の切削手段112a及び
第二の切削手段112bに付設されている撮像手段14
6a及び146bの顕微鏡がチャック部材82上の半導
体ウエーハ54の表面に臨む位置に位置せしめられ、半
導体ウエーハ54の表面の像が撮像され、これに基いて
第一の切削手段112aの切削ブレード(図示していな
い)及び第二の切削手段112bの切削ブレード142
bに対してチャック部材82上の半導体ウエーハ54が
充分精密に位置合わせせしめられる。かかる位置合わせ
の際には、チャック部材82が必要に応じてX軸方向に
移動せしめられ、そしてまた中心軸線を中心として回転
せしめられる。しかる後に、チャック手段68が更に後
方に移動せしめられて切削域Dに位置せしめられ、チャ
ック部材82上に吸着されている半導体ウエーハ54の
切削即ちダイシングが遂行される。かかるダイシングの
際には、チャック部材82はX軸方向に移動せしめら
れ、第一の切削手段112aの切削ブレードと第二の切
削手段112bの切断ブレード142bとが同時に或い
は幾分かの時間差を伴って半導体ウエーハ54に作用し
てX軸方向に延びるストリート56に沿って切削する。
第一の切削手段112aの切削ユニット136a及び第
二の切削手段112bの切削ユニット136bは所要高
さに位置せしめられると共に、Y軸方向に周期的に割出
移動せしめられる。X軸方向に延びるストリート56に
沿った切削が終了すると、チャック部材82が90度回
転せしめられ、そして新たにY軸方向に延びる状態に位
置せしめられたストリート56に沿った切削が開始され
る。かくして、チャック部材82上の半導体ウエーハ5
4が格子状に配列されたストリート56に沿って切削さ
れる。フレーム50と半導体ウエーハ54との間に介在
せしめられている装着テープ52が切削されることはな
く、従って半導体ウエーハ54の切削後もフレーム5
0、装着テープ52及びダイスされた半導体ウエーハ5
4は一体に維持される。
【0023】次いで、チャック手段68がチャッキング
域Bに戻される。そして、付加被加工物搬送手段196
の吸着器214がチャック部材82上に保持されている
被加工物46の上方に位置せしめられ、次いで下降され
被加工物46のフレーム50に密接せしめられる。そし
て、吸着器214が吸引源に連通せしめられて被加工物
46が吸着器214に吸着されると共に、チャック部材
82が吸引源から切り離されてチャック部材82への半
導体ウエーハ54の吸着が解除される。また、チャック
部材82に付設されている一対の把持機構84の可動把
持片86が非把持位置に戻されてフレーム50の把持が
解除される。しかる後に、付加被加工物搬送手段196
の吸着器214が幾分上昇せしめられ、次いでY軸方向
に移動されて洗浄域Cまで被加工物46を移動せしめ
る。そして、付加被加工物搬送手段196の吸着器21
4が下降せしめられ、吸着器214に吸着されている被
加工物46が洗浄手段90のチャック部材102上に載
置される。そして、チャック部材102が吸引源に連通
せしめられて被加工物46がチャック部材102上に吸
着されると共に、付加被加工物搬送手段196の吸着器
214が吸引源から切り離され、被加工物46が吸着器
214から離脱せしめられる。一方、洗浄域Cにおいて
は、被加工物46を吸着したチャック部材102が吸引
源に連通せしめられ、チャック部材102上に半導体ウ
エーハ54が吸着される。また、チャック部材102に
付設されている把持機構104の可動把持片106が把
持位置にせしめられてフレーム50が把持される。次い
で、昇降台98が下降せしめられて、被加工物46を吸
着したチャック部材102が所要位置まで下降される。
そして、噴射ノズル(図示していない)から被加工物4
6に向けて純水でよい洗浄液が噴射され、そしてまたチ
ャック部材102が600r.p.m.程度の速度で回
転せしめられ、切削によって生成された切削屑が付着し
ている被加工物46が洗浄される。次いで、噴射ノズル
からの洗浄液の噴射を停止して、チャック部材102を
3000r.p.m.程度の速度で回転せしめ、被加工
物46をスピン乾燥する。
【0024】洗浄が終了すると、昇降台98上昇せしめ
られてチャック部材102が上昇される。そして、チャ
ック部材102が吸引源から切り離されて半導体ウエー
ハ54の吸着が解除され、そしてまた把持機構104の
可動把持片106が非把持位置に戻されてフレーム50
の把持が解除される。次いで、被加工物搬送手段150
における第二の保持手段180がチャック部材102上
の被加工物46の上方に位置せしめられ、その吸着器1
92がフレーム50に密着される。第二の保持手段18
0の吸着器192は吸引源に連通せしめられ、吸着器2
14に被加工物46が吸着される。しかる後に、第二の
保持手段180の吸着器192は所要高さまで上昇さ
れ、そしてY軸方向にチャッキング域Bまで移動せしめ
られる。次いで、第二の保持手段180が幾分下降せし
められ、被加工物46は図1に二点鎖線で示す作用位置
に位置せしめられている仮支持手段64の一対の支持部
材66上に跨がって載置される。しかる後に吸着器19
2が吸引源から切り離され、吸着器192から被加工物
46が離脱せしめられる。
【0025】上述したとおりにして切削され、洗浄され
た被加工物46が仮支持手段64上に載置されると、被
加工物搬送手段150における第一の保持手段178の
可動部材182が図3に実線で示す作用位置に旋回せし
められると共に、可動部材182に装備されている一対
の把持片188が被加工物46に対して所要位置、即ち
フレーム50の幅方向左側縁部を把持する位置に位置せ
しめられる。そして、第一の保持手段178の一対の把
持片188が作動せしめられて、仮支持手段64上の被
加工物46におけるフレーム50を把持する。次いで、
被加工物搬送手段150がカセット載置域Aに向けて移
動せしめられ、これによって被加工物46がカセット4
8内に挿入される。しかる後に、第一の保持手段178
の一対の把持片188が被加工物46から離脱せしめら
れ、被加工物搬送手段150が所定待機位置に戻され
る。
【0026】カセット48内に収容されている次の切断
すべき被加工物46を、先の被加工物46が洗浄域Cに
おいて洗浄されている間に、カセット48から仮支持手
段64上に搬出し、次いでチャック手段68のチャック
部材82上にチャックし、そして所要位置合わせの後に
切断域Dに搬送し、第一の切削手段112a及び第二の
切削手段112bによる切断を開始することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の加工機においては、共通の水平
移動部材及び昇降動部材に第一の保持手段と第二の保持
手段とを装備したので、加工機をコンパクト化するこが
でき、そしてまた製作コストを低減をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された加工機の好適実施形
態を、外装ハウジングを省略して示す斜面図。
【図2】図1の加工機によって加工される被加工物(装
着テープを介してフレームに装着された半導体ウエー
ハ)を示す斜面図。
【図3】図1の加工機に配設されている被加工物搬送手
段を示す斜面図。
【符号の説明】
34:カセット支持手段 46:被加工物 50:フレーム 52:装着テープ 54:半導体ウエーハ 64:仮支持手段 68:チャッキング手段 90:洗浄手段 112a:第一の切削手段(加工手段) 112b:第二の切削手段(加工手段) 150:被加工物搬送手段 152:共通可動支持構造体 154:水平移動部材 156:昇降動部材 178:第一の保持手段 180:第二の保持手段 182:可動部材 188:把持片 192:吸着器 196:付加被加工物搬送手段 214:吸着器 A:カセット載置域 B:チャッキング域 C:洗浄域 D:加工域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 S 21/78 N Fターム(参考) 3C033 BB04 DD04 HH26 MM02 5F031 CA02 FA01 FA03 FA07 FA11 FA12 FA15 GA08 GA10 GA16 GA24 GA25 GA40 GA42 GA47 GA48 GA49 GA60 HA02 HA13 HA27 HA53 HA57 HA58 HA59 HA60 JA04 JA33 KA05 LA12 LA15 MA03 MA13 MA23 MA34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット載置域に配設されたカセット支
    持手段、チャッキッグ域に配設された仮支持手段、加工
    域に配設された加工手段、該チャッキング域と該加工域
    とに選択的に位置せしめられる可動チャック手段、及び
    被加工物搬送手段を具備し、該カセット支持手段上には
    被加工物を収容したカセットが載置され、該被加工物搬
    送手段は該カセット支持手段上に載置されているカセッ
    トから被加工物を搬出して該仮支持手段上に搬送し、次
    いで該仮支持手段上から該チャッキング域に位置せしめ
    られている該チャック手段上に搬送し、そして更に加工
    された後に該仮支持手段上に載置された被加工物を該カ
    セット支持手段上に載置されているカセット内に搬入す
    る加工機において、 該被加工物搬送手段は、共通可動支持構造体と、該共通
    可動支持構造体に配設され且つカセット内に進入せしめ
    られてカセット内の被加工物を開放自在に保持すること
    ができる第一の保持手段と、該共通可動支持構造体に配
    設され且つ該仮支持手段上に支持されている被加工物を
    開放自在に保持することができる第二の保持手段とを含
    み、該カセット支持手段上に載置されているカセットか
    ら被加工物を搬出して該仮支持手段上に搬送する時及び
    加工された後に該仮支持手段上に載置された被加工物を
    該カセット支持手段上に載置されているカセット内に搬
    入する時には該第一の保持手段が被加工物を保持し、該
    仮支持手段上から該チャッキング域に位置せしめられて
    いる該チャック手段上に被加工物を搬送する時には該第
    二の保持手段が被加工物を保持する、ことを特徴とする
    加工機。
  2. 【請求項2】 被加工物は中央に装着開口を有するフレ
    ームの該装着開口に装着テープを介して装着された半導
    体ウエーハであり、カセット内には上下方向に間隔をお
    いて複数個の被加工物が収容されている、請求項1記載
    の加工機。
  3. 【請求項3】 該共通可動支持構造体は、該カセット載
    置域と該チャッキング域との離隔方向に平行に且つ実質
    上水平に往復動自在に装着された水平移動部材と、該水
    平移動手段に実質上鉛直な方向に昇降動自在に装着され
    た昇降動部材とを含み、該第一の保持手段と該第二の保
    持手段は該昇降動部材に配設されている、請求項2記載
    の加工機
  4. 【請求項4】 該被加工物搬送手段の該第一の保持手段
    は、上下方向に間隔をおいて突出し且つ少なくとも一方
    は他方に対して近接及び離隔移動自在である一対の把持
    片から構成されており、該一対の把持片がフレームの一
    側縁部を把持し、該被加工物搬送手段の該第二の保持手
    段は、フレームの上面を真空吸着する複数個の吸着器か
    ら構成されている、請求項3記載の加工機。
  5. 【請求項5】 該共通可動支持構造体の該昇降動部材に
    は下方に垂下する作用位置と上方に延びる非作用位置と
    に選択的に位置せしめられる可動部材が装着されてお
    り、該一対の把持片は該可動部材に配設されており、該
    可動部材が該作用位置に位置せしめられると該一対の把
    持片は該可動部材から外方に突出する、請求項4記載の
    加工機。
  6. 【請求項6】 該可動部材はその基端部が実質上水平に
    延びる旋回中心軸線を中心として旋回自在に該昇降部材
    に装着されている、請求項5記載の加工機。
  7. 【請求項7】 該仮支持手段は一対の支持部材を含み、
    該一対の支持部材は両者間に跨がってフレームが載置さ
    れる作用位置と両者間を通してフレームが昇降され得る
    非作用位置とに選択的に位置せしめられ、該チャック手
    段が該チャッキング域に位置せしめられると該チャック
    手段は該仮支持手段の該一対の支持部材の下方に位置す
    る、請求項2から6までのいずれかに記載の加工機。
  8. 【請求項8】 洗浄域に配設された洗浄手段と、該チャ
    ッキング域に位置せしめられている該チャック手段上の
    加工された後の被加工物を該チャック手段上から該洗浄
    手段に搬送するためにのみ使用される付加被加工物搬送
    手段とを具備し、該被加工物搬送手段は該洗浄手段から
    該仮支持手段上に被加工物を搬送するためにも使用さ
    れ、該洗浄手段から該仮支持手段上に被加工物を搬送す
    る時には該第二の保持手段が被加工物を保持する、請求
    項1から7までのいずれかに記載の加工機。
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