JP2009188296A - ウエーハの洗浄装置 - Google Patents

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伸太郎 松岡
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Abstract

【課題】加工されたウエーハを効率よく洗浄することができるウエーハの洗浄装置を提供する。
【解決手段】環状のフレームに装着された粘着テープの表面に貼着されたウエーハを洗浄するウエーハの洗浄装置であって、粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを収容する複数の載置棚を有するカセットが載置されるカセットテーブルを備えたカセット載置手段と、粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを洗浄する洗浄手段と、カセットテーブルと洗浄手段との間に配設され粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを仮置きする仮置手段と、カセット載置手段のカセットテーブル上に載置されたカセットに収容された粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを仮置手段および洗浄手段への搬送経路に沿って搬送する搬送手段を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削装置等の加工装置によって加工された半導体ウエーハ等のウエーハを洗浄するウエーハの洗浄装置に関する。
例えば、半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等の回路を形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切削装置等のダイシング装置によってダイシングすることにより個々の半導体チップを製造している。
切削装置によってダイシングされた半導体ウエーハは切削屑等を除去するために洗浄する必要がある。従って、切削装置には切削加工されたウエーハを洗浄するための洗浄手段が配設されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2003−229382号公報
而して、ウエーハをストリートに沿って切削する加工時間と加工されたウエーハを洗浄する洗浄時間が一致しないことから、長い方の時間によって仕上がり時間が決まるため、生産性の面で必ずしも満足し得るものではない。即ち、ウエーハをストリートに沿って切削する加工時間に対して加工されたウエーハを洗浄する洗浄時間が1/2である場合、洗浄手段は加工時間の1/2の待ち時間があり稼働率が悪い。従って、洗浄手段は実質的に2倍の設置面積を占有することになり、維持コストの高いクリーンルームを有効利用することができない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、加工されたウエーハを効率よく洗浄することができるウエーハの洗浄装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、環状のフレームに装着された粘着テープの表面に貼着されたウエーハを洗浄するウエーハの洗浄装置であって、
該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを収容する複数の載置棚を有するカセットが載置されるカセットテーブルを備えたカセット載置手段と、該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを洗浄する洗浄手段と、該カセットテーブルと該洗浄手段との間に配設され該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを仮置きする仮置手段と、該カセット載置手段の該カセットテーブル上に載置されたカセットに収容された該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを該仮置手段および該洗浄手段への搬送経路に沿って搬送する搬送手段を具備し、
該搬送手段は、該環状のフレームの端部を把持する把持手段と、該環状のフレームの上面を保持する保持手段と、該把持手段および該保持手段を支持する支持アームと、該支持アームを該搬送経路に沿って移動せしめる移動手段、とを具備している、
ことを特徴とするウエーハの洗浄装置が提供される。
本発明によるウエーハの洗浄装置は以上のように構成され、切削装置等の加工装置によって加工が施された複数のウエーハが収納されたカセットをカセット載置手段のカセットテーブル上に載置し、カセットに収納された複数のウエーハを搬送手段によって仮置手段に搬出し、更に洗浄手段に搬送して加工が施されたウエーハを洗浄する。そして、洗浄手段で洗浄されたウエーハは、搬送手段によって仮置手段に搬送され、更にカセット載置手段のカセットテーブル上に載置されたカセットに収納される。この洗浄作業をカセットに収納された複数のウエーハに対して順次実施するので、加工装置の加工手段による加工時間に左右されることなく加工されたウエーハを効率よく洗浄することができる。また、本発明による洗浄装置を用いることにより、加工装置にそれぞれ洗浄手段を配設する必要がないので加工装置の設置面積を小さくすることができ、維持コストの高いクリーンルームを有効利用することができる。
以下、本発明に従って構成されたウエーハの洗浄装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたウエーハの洗浄装置の要部斜視図が示されている。
図示の実施形態におけるウエーハの洗浄装置は、加工装置によって加工されたウエーハWを収容する複数の載置棚21を有するカセット2が載置されるカセットテーブル31を備えたカセット載置手段3と、ウエーハWを洗浄する洗浄手段4と、カセットテーブル31と洗浄手段3との間に配設された仮置手段5と、カセットテーブル31上に載置されたカセット2に収容されたウエーハWを仮置手段5および洗浄手段4への搬送経路に沿って搬送する搬送手段6を具備しており、これらは2点鎖線で示す直方体状の装置ハウジング1内に配置されている。なお、上記ウエーハWは、環状のフレームFに装着された粘着テープTの表面に貼着された状態で上記カセット2の載置棚21上に載置され収納される。
上記カセット載置手段3は、上記カセット2が載置されるカセットテーブル31と、該カセットテーブル31を上下方向に摺動可能に支持する一対の案内レール321、321を備えた案内手段32と、カセットテーブル31を案内レール321、321に沿って上下方向に移動させるための昇降手段33を具備している。カセットテーブル31は、上面に上記カセット2が載置される載置面311を備えているとともに、側部に上記一対の案内レール321、321に嵌合する被案内溝312、312が設けられている。上記案内手段32は、装置ハウジング1の後壁1aに沿って上下方向に配設されている。上記昇降手段33は、上記一対の案内レール321と321の間に案内レール321、321と平行に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド331と、該雄ねじロッド331を回転せしめる正転および逆転可能なパルスモータ332とを具備しており、雄ねじロッド331が上記カセットテーブル31に形成された雌ねじ穴313に螺合せしめられる。従って、パルスモータ332を一方向に回転駆動するとカセットテーブル31は雄ねじロッド331および一対の案内レール321、321に沿って上昇せしめられ、パルスモータ332を他方向に回転駆動するとカセットテーブル31は雄ねじロッド331および一対の案内レール321、321に沿って下降せしめられる。
次に、上記洗浄手段4について、図1乃至図3を参照して説明する。
図示の実施形態における洗浄手段4は、スピンナーテーブル機構41と、該スピンナーテーブル機構41を包囲して配設された洗浄水受け手段42を具備している。スピンナーテーブル機構41は、被加工物保持テーブルとしてのスピンナーテーブル411と、該スピンナーテーブル411を回転駆動する電動モータ412と、該電動モータ412を上下方向に移動可能に支持する支持機構413を具備している。スピンナーテーブル411は多孔性材料から形成された吸着チャック411aを具備しており、この吸着チャック411aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、スピンナーテーブル411は、吸着チャック411aに被加工物であるウエーハを載置し図示しない吸引手段により負圧を作用せしめることにより吸着チャック411上にウエーハを保持する。なお、スピンナーテーブル411には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ414が配設されている。電動モータ412は、その駆動軸412aの上端に上記スピンナーテーブル411を連結する。上記支持機構413は、複数本(図示の実施形態においては3本)の支持脚413aと、該支持脚413aをそれぞれ連結し電動モータ412に取り付けられた複数本(図示の実施形態においては3本)のエアシリンダ413bとからなっている。このように構成された支持機構413は、エアシリンダ413bを作動することにより、電動モータ412およびスピンナーテーブル411を図1に示す上方位置である被加工物搬入・搬出位置と、図3に示す下方位置である作業位置に位置付ける。
上記洗浄水受け手段42は、洗浄水受け容器421と、該洗浄水受け容器421を支持する3本(図1には1本が示されている)の支持脚422と、上記電動モータ412の駆動軸412aに装着されたカバー部材423とを具備している。洗浄水受け容器421は、図2および図3に示すように円筒状の外側壁421aと底壁421bと内側壁421cとからなっている。底壁421bの中央部には上記電動モータ412の駆動軸412aが挿通する穴421dが設けられおり、この穴421dの周縁から上方に突出する内側壁421cが形成されている。また、図1に示すように底壁421bには排液口421eが設けられており、この排液口421eにドレンホース424が接続されている。上記カバー部材423は、円形状に形成されており、その外周縁から下方に突出するカバー部423aを備えておる。このように構成されたカバー部材423は、電動モータ412およびスピンナーテーブル411が図3に示す作業位置に位置付けられると、カバー部423aが上記洗浄水受け容器421を構成する内側壁421cの外側に隙間をもって重合するように位置付けられる。
図示の実施形態における洗浄手段4は、上記スピンナーテーブル411に保持された加工後のウエーハを洗浄するための洗浄水供給手段44およびエアー供給手段45を具備している。洗浄水供給手段44は、スピンナーテーブル411に保持された加工後のウエーハに向けて洗浄水を噴出する洗浄水ノズル441と、該洗浄水ノズル441を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ442を備えており、該洗浄水ノズル441が図示しない洗浄水供給源に接続されている。洗浄水ノズル441は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部441aと、該ノズル部441aの基端から下方に延びる支持部441bとからなっており、支持部441bが上記洗浄液回収容器421を構成する底壁421bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され図示しない洗浄水供給源に接続されている。なお、洗浄水ノズル441の支持部441bが挿通する図示しない挿通穴の周縁には、支持部441bとの間をシールするシール部材(図示せず)が装着されている。
上記エアー供給手段45は、スピンナーテーブル411に保持された洗浄後のウエーハに向けてエアーを噴出するエアーノズル451と、該エアーノズル451を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ452を備えており、該エアーノズル451が図示しないエアー供給源に接続されている。エアーノズル451は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部451aと、該ノズル部451aの基端から下方に延びる支持部451bとからなっており、支持部451bが上記洗浄液回収容器421を構成する底壁421bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され図示しないエアー供給源に接続されている。なお、エアーノズル451の支持部451bが挿通する図示しない挿通穴の周縁には、支持部451bとの間をシールするシール部材(図示せず)が装着されている。
次に、上記搬送手段6について図4を参照して説明する。
図4に示す搬送手段6は、支持アーム61と、該支持アーム61の一端に装着され上記環状のフレームFの端部を把持する把持手段62と、環状のフレームFの上面を吸引保持する保持手段63と、支持アーム62を上記仮置手段5および洗浄手段4への搬送経路に沿って移動せしめる移動手段64とからなっている。上記支持アーム61は、他端に移動手段64を構成する一対の案内レール641、641に嵌合する被案内溝611、611が設けられており、この被案内溝611、611を一対の案内レール641、641に嵌合することによりの案内レール641、641に沿って移動可能に支持される。このように支持アーム62を移動可能に支持する一対の案内レール641、641は、装置ハウジング1の後壁1aに沿って水平方向に配設されている(図1参照)。移動手段64は、上記一対の案内レール641と641の間に案内レール641、641と平行に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド642と、該雄ねじロッド642を回転せしめる正転および逆転可能なパルスモータ643とを具備しており、雄ねじロッド642が上記支持アーム61の他端に形成された雌ねじ穴612に螺合せしめられる。従って、パルスモータ643を一方向に回転駆動すると支持アーム61は雄ねじロッド642および一対の案内レール641、641に沿って矢印61aに示す方向に移動せしめられ、パルスモータ643を他方向に回転駆動すると支持アーム61は雄ねじロッド642および一対の案内レール641、641に沿って矢印61bに示す方向に移動せしめられる。
上記支持アーム61の一端には、上記把持手段62および保持手段63を装着するための昇降部材65が取付けられている。この昇降部材65は、支持アーム61の一端に配設された昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66の下端に取付けられている。従って、エアシリンダ機構が作動しピストンロッド66が上下方向に作動することにより、昇降部材65は上昇および下降せしめられる。昇降部材65に装着され上記環状のフレームFの端部を把持する把持手段62は、昇降部材65の先端に形成された二股形状部に装着された可動部材621を含んでいる。この可動部材621は、昇降部材65の先端に形成された二股形状部に支持ピン622によって揺動可能に支持されており、支持ピン622に連結された作動手段としてのエアモータ623によって、図4において実線で示す作用位置と2点鎖線で示す非作用位置に位置付けられるようになっている。可動部材621には、一対の把持片624が配設されている。この一対の把持片624は、可動部材621内に内蔵されているソレノイド機構から構成される作動手段(図示していない)によって、相互に近接または離反する方向に適宜移動せしめられる。従って、一対の把持片624を作動することにより、上記環状のフレームFの端部を把持することができる。
上記昇降部材65に装着され上記環状のフレームFの上面を吸引保持する保持手段63は、昇降部材65の下面に適宜の固定手段によって取付けらた全体としてH字形状の支持板631を含んでいる。実質上水平に配設された支持板631の4個の先端部の各々には、下方に垂下する吸引パッド632が装着されている。上記昇降部材65の基部内にはバキューム分配器633が配設されており、吸引パッド632の各々はフレキシブルパイプ634を介してバキューム分配器633に接続されている。また、バキューム分配器633はフレキシブルパイプ635を介して図示しない吸引手段に接続されている。従って、図示しない吸引手段が作動すると、フレキシブルパイプ635、バキューム分配器633およびフレキシブルパイプ634を介して吸引パッド632の各々に負圧が作用せしめられ、上記環状のフレームFの上面を吸引保持することができる。
図1に戻って説明を続けると、上記カセットテーブル31と洗浄手段4との間に配設された仮置手段5は、所定高さを有する支持台50上に配設されている。この仮置手段5は、環状のフレームFに装着された粘着テープTの表面に貼着されたウエーハWが載置される載置板51と、該載置板51上に互いに対向して配設された一対の移動調整板52、52を具備している。載置板51には一対の移動調整板52、52と直交する方向に案内溝511、511が形成されており、この案内溝511、511に一対の移動調整板52、52の下面に配設された被案内ピン(図示していない)が挿通されている。従って、一対の移動調整板52、52は、案内溝511、511に沿って移動可能に構成される。また、仮置手段5は、載置板51に下側に配設され一対の移動調整板52、52を案内溝511、511に沿って相互に近接または離反する方向に移動する図示しない作動手段を備えている。
図示の実施形態におけるウエーハの洗浄装置は以上のように構成されており、以下その作用について、主に図1を参照して説明する。
上記環状のフレームFに装着された粘着テープTの表面に貼着されたウエーハWは、図示しない切削装置等の加工装置によって所定の加工が施された後にカセット2の複数の載置棚21にそれぞれ収納される。複数のウエーハWを収納したカセット2は、カセット載置手段3のカセットテーブル31上に載置される。このようにしてカセット載置手段3のカセットテーブル31上に複数のウエーハWを収納したカセット2を載置することにより、ウエーハの洗浄準備が完了する。
上述したようにウエーハの洗浄準備が完了したならば、図示しない洗浄開始スイッチが投入されると、カセット載置手段3の昇降手段33が作動してカセットテーブル31を下降させ、カセットテーブル31上に載置されたカセット2の例えば最上位の載置棚21を作用位置に位置付けられている把持手段62の一対の把持片624の高さ位置と一致する位置に位置付ける。次に、搬送手段6の移動手段64を作動して支持アーム61を矢印61aに示す方向に作動し、支持アーム61に装着された把持手段62をカセット2の最上位の載置棚21の位置に移動し、図示しない作動手段を作動して一対の把持片624によってカセット2の最上位の載置棚21に収納されているウエーハWを粘着テープTを介して支持している環状のフレームFの端部を把持する。そして、搬送手段6の移動手段64を作動して支持アーム61を矢印61bに示す方向に作動し、一対の把持片624によって把持された環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWをカセット2から搬出して仮置手段5の載置板51上に搬送する。次に、一対の移動調整板52、52を互いに近接する方向に作動して位置合わせが行われる。
仮置手段5の載置板51上に搬送された環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWの位置合わせが行われたならば、搬送手段6の把持手段62を図4において2点鎖線で示す非作用位置け、移動手段64を作動して保持手段63を環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWの直上に位置付けるとともに、昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66を下降させて保持手段63の吸引パッド632を環状のフレームFの表面に接触させる。そして、図示しない吸引手段を作動して吸引パッド632に負圧を作用することにより、吸引パッド632によって環状のフレームFの表面を吸引保持する。次に、搬送手段6の昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66を上昇させ保持手段63を上昇させるとともに、移動手段64を作動して支持アーム61を矢印61b示す方向に作動し、保持手段63を洗浄手段4のスピンナーテーブル411の直上に位置付ける。そして、昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66を下降させ保持手段63の吸引パッド632によって吸引保持されている環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWをスピンナーテーブル411の吸着チャック411a上に載置する。次に、吸引パッド632による環状のフレームFの吸引保持が解除されるとともに、図示しない吸引手段が作動して吸着チャック411a上にウエーハWを吸引保持する。また、環状のフレームFはクランプ414によって固定される。このとき、スピンナーテーブル411は図2に示す被加工物搬入・搬出位置に位置付けられており、洗浄水ノズル441およびエアーノズル451は図1および図2に示すようにスピンナーテーブル411の上方から離隔した待機位置に位置付けられている。
上述したように環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWが洗浄手段4のスピンナーテーブル411上に保持されたならば、スピンナーテーブル411を図3に示すように作業位置に位置付けるとともに、洗浄水供給手段44の電動モータ442を駆動して洗浄水供給ノズル441のノズル部441aの噴出口をスピンナーテーブル411上に保持された半導体ウエーハ10の中心部上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル411を例えば800rpmの回転速度で回転しつつノズル部441aの噴出口から純水とエアーとからなる洗浄水を噴出する。なお、ノズル部441aは所謂2流体ノズルで構成され0.2MPa程度の純水が供給されるとともに、0.3〜0.5MPa程度のエアーが供給され、純水がエアーの圧力で噴出してウエーハWを洗浄する(洗浄工程)。このとき、電動モータ442を駆動して洗浄水供給ノズル441のノズル部441aの噴出口から噴出された洗浄水をスピンナーテーブル411に保持されたウエーハWの中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめる。
上述した洗浄工程が終了したら、洗浄水供給ノズル441を待機位置に位置付け、スピンナーテーブル411を例えば3000rpmの回転速度で15秒程度回転せしめるとともに、エアー供給手段45のエアーノズル451からエアーをウエーハWの表面に噴出する。このとき、電動モータ452を駆動してエアー供給手段45のエアーノズル451の噴出口から噴出されたエアーがスピンナーテーブル411に保持されたウエーハWの中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめる。この結果、ウエーハWは乾燥せしめられる(乾燥工程)。
上述したように洗浄工程および乾燥工程が終了したら、スピンナーテーブル411の回転を停止するとともに、エアー供給手段45のエアーノズル451を待機位置に位置付ける。そして、スピンナーテーブル411を図2に示す被加工物搬入・搬出位置に位置付け、スピンナーテーブル411に保持されているウエーハWの吸引保持を解除するとともに、環状のフレームFのクランプ414による固定を解除する。次に、搬送手段6の移動手段64を作動して保持手段63を環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWの直上に位置付けるとともに、昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66を下降させ保持手段63の吸引パッド632を環状のフレームFの表面に接触させる。そして、図示しない吸引手段を作動して吸引パッド632に負圧を作用することにより、吸引パッド632によって環状のフレームFの表面を吸引保持する。次に、搬送手段6の昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66を上昇させ保持手段63を上昇させるとともに、移動手段64を作動して支持アーム61を矢印61aで示す方向に作動し、保持手段63を仮置手段5の直上に位置付ける。そして、昇降手段としてのエアシリンダ機構のピストンロッド66を下降させ保持手段63の吸引パッド632によって吸引保持されている環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWを仮置手段5の載置板51上に載置する。次に、吸引パッド632による環状のフレームFの吸引保持が解除される。
次に、搬送手段6の把持手段62を作用位置に位置付けるとともに、移動手段64を作動して把持手段62の一対の把持片624を環状のフレームFの端部に位置付け、一対の把持片624によって環状のフレームFの端部を把持する。そして、搬送手段6の移動手段64を作動して支持アーム61を矢印61aに示す方向に作動し、一対の把持片624によって把持された環状のフレームFに粘着テープTを介して支持されたウエーハWをカセット載置手段3のカセットテーブル31上に載置されたカセット2の最上位の載置棚21に収納する。
以後、カセット2の複数の載置棚21に収納されたウエーハWに対して順次上述した洗浄作業を実施する。そして、カセット2の複数の載置棚21に収納されたウエーハWに対して上述した洗浄作業を実施したならば、洗浄されたウエーハWを収容したカセット2は、カセット載置手段3のカセットテーブル31上から搬出される。
以上のように図示の実施形態におけるウエーハの洗浄装置は、切削装置等の加工装置によって加工が施された複数のウエーハWが収納されたカセット2をカセット載置手段3のカセットテーブル31上に載置し、カセット2に収納された複数のウエーハWを順次洗浄するので、加工装置の加工手段による加工時間に左右されることなく加工されたウエーハを効率よく洗浄することができる。また、上記洗浄装置を用いることにより、加工装置にそれぞれ洗浄手段を配設する必要がないので加工装置の設置面積を小さくすることができ、維持コストの高いクリーンルームを有効利用することができる。
本発明に従って構成されたウエーハの洗浄装置の斜視図。 図1に示すウエーハの洗浄装置を構成する洗浄手段のスピンナーテーブルを被加工物搬入・搬出位置に位置付けた状態を示す説明図。 図1に示すウエーハの洗浄装置を構成する洗浄手段のスピンナーテーブルを作業位置に位置付けた状態を示す説明図。 図1に示すウエーハの洗浄装置を構成する把持手段および保持手段を装備した搬送手段の斜視図。
符号の説明
2:カセット
3:カセット載置手段
31:カセットテーブル
32:案内手段
33:昇降手段
4:洗浄手段
41:スピンナーテーブル機構
411:スピンナーテーブル
42:洗浄水受け手段
421:洗浄水受け容器
44:洗浄水供給手段
441:洗浄水ノズル
45:エアー供給手段
451:エアーノズル
5:仮置手段
51:載置板
52:移動調整板
6:搬送手段
61:支持アーム
62:把持手段
621:可動部材
624:一対の把持片
63:保持手段
631:H字形状の支持板
632:吸引パッド
64:移動手段

Claims (1)

  1. 環状のフレームに装着された粘着テープの表面に貼着されたウエーハを洗浄するウエーハの洗浄装置であって、
    該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを収容する複数の載置棚を有するカセットが載置されるカセットテーブルを備えたカセット載置手段と、該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを洗浄する洗浄手段と、該カセットテーブルと該洗浄手段との間に配設され該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを仮置きする仮置手段と、該カセット載置手段の該カセットテーブル上に載置されたカセットに収容された該粘着テープを介して環状のフレームに支持されたウエーハを該仮置手段および該洗浄手段への搬送経路に沿って搬送する搬送手段を具備し、
    該搬送手段は、該環状のフレームの端部を把持する把持手段と、該環状のフレームの上面を保持する保持手段と、該把持手段および該保持手段を支持する支持アームと、該支持アームを該搬送経路に沿って移動せしめる移動手段、とを具備している、
    ことを特徴とするウエーハの洗浄装置。
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