JP2003162797A - 新聞配送車両運行管理システム、新聞配送用位置検出装置、新聞配送用運行管理装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

新聞配送車両運行管理システム、新聞配送用位置検出装置、新聞配送用運行管理装置、コンピュータプログラム及び記録媒体

Info

Publication number
JP2003162797A
JP2003162797A JP2001358462A JP2001358462A JP2003162797A JP 2003162797 A JP2003162797 A JP 2003162797A JP 2001358462 A JP2001358462 A JP 2001358462A JP 2001358462 A JP2001358462 A JP 2001358462A JP 2003162797 A JP2003162797 A JP 2003162797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
area
vehicle
operation management
order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001358462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3677520B2 (ja
Inventor
Masahiko Taniguchi
雅彦 谷口
Eikun Kin
英勲 金
Takashi Honma
敬 本間
Yukio Makino
幸雄 牧野
Hidetoshi Matsuo
英俊 松尾
Makoto Otsuki
誠 大槻
Morihiro Maeda
守洋 前田
Tetsutsugu Takase
哲嗣 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANSAI MATSUSHITA SYSTEM KK
NTT Docomo Kansai Inc
Docomo Sentsu Inc
Original Assignee
KANSAI MATSUSHITA SYSTEM KK
NTT Docomo Kansai Inc
Docomo Sentsu Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANSAI MATSUSHITA SYSTEM KK, NTT Docomo Kansai Inc, Docomo Sentsu Inc filed Critical KANSAI MATSUSHITA SYSTEM KK
Priority to JP2001358462A priority Critical patent/JP3677520B2/ja
Publication of JP2003162797A publication Critical patent/JP2003162797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3677520B2 publication Critical patent/JP3677520B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新聞配送車両運行管理システムにおける通信
費用を大幅に削減すると共に、システムの利便性を向上
する。 【解決手段】 新聞配送用の車両2に搭載する位置検出
装置3と、運行管理装置5とを通信回線6を介して接続
する。運行管理装置5は、車両2が通過する区域、当該
区域を通過する順番、当該区域を通過する予定時刻等を
設定し、区域及び順番に係る情報を位置検出装置3へダ
ウンロードする。一方、位置検出装置3は、GPSに対
応して、人工衛星9から現在の位置情報及び時刻情報を
検出し、これら検出した情報と前記ダウンロードした情
報とを適宜比較し、車両2が設定した区域内に位置する
と判断した場合のみ、運行管理装置5へ現在位置等に係
る情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新聞配送用の車両
の運行管理に係るシステムにおける情報送受費用の低減
を図ると共に、運行管理性を確保してシステムの利便性
を向上させる新聞配送車両運行管理システム、新聞配送
用位置検出装置、新聞配送用運行管理装置、コンピュー
タプログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、新聞等の各種物品の配送等に係る
車両の運行状況を、一括的に管理するシステムとして種
々のものが稼働している。このようなシステムは、GP
S(Global Positioning Syst
em)に対応した位置検出装置を車両に搭載し、位置検
出装置が人工衛星から検出した位置等に係る情報を、中
央の運行管理装置へ通信回線を通じて常時出力すること
により、前記運行管理装置で前記情報を基に車両の現状
を確認するようにしているものが多い。
【0003】しかし、前記のようなシステムは、位置検
出装置から、常時、情報を出力しているため情報発信に
係る情報送受費用が過大になるという事態が生じてお
り、また、実際のシステム運営において必ずしも車両の
状況を常時監視する必要もない場合もある。これらの事
態に対応するものとして特開平10−149498号
「移動体の運行異常自動通信システム」、特開平11−
86198号「運行管理装置」が開示されている。
【0004】特開平10−149498号「移動体の運
行異常自動通信システム」は、車両の運行に異常が生じ
た場合のみ、位置検出装置から位置情報等を運行管理装
置へ出力し、情報送受費用を低減するようにしている。
また、特開平11−86198号「運行管理装置」は、
運行管理装置から情報出力の要求があった場合、又は、
所定の周期毎に、位置検出装置から運行の進捗状況に係
る情報と共に位置情報等を出力するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−1494
98号「移動体の運行異常自動通信システム」は、位置
情報等の出力は異常時のみに限定されるため、中央の運
行管理装置側から車両の現状を確認したい場合等に対応
できない問題がある。また、位置情報等は異常が発生し
てから出力されるため、運行管理装置が異常を把握する
のも異常発生後となり、異常に対応する処置が後手にな
り、異常による不具合の影響を最小限に抑えることが困
難になる問題がある。このような問題は配送時刻の厳守
が要求される新聞の配送を行う車両管理で特に深刻とな
る。
【0006】また、特開平11−86198号「運行管
理装置」は、進捗状況に係る情報も出力するため、シス
テムの適用対象によっては進捗状況に係る情報は不要に
なることもあり、一律に進捗状況に係る情報を出力すれ
ば中央の運行管理装置で扱う情報量が多くなり、運行管
理装置の負担が大きくなる問題がある。さらに、所定の
周期毎に各種情報が出力される場合は、情報の出力時期
と情報を確認したい時期が一致しなければ、前記情報の
出力は無駄になるおそれもあり、また、周期を短くすれ
ば、情報の出力時期と情報を確認したい時期のズレを低
く抑えることができるが、通信に係る情報量が増加して
情報送受費用の低減が困難となる。なお、上記のような
問題は新聞配送用の車両運行管理にも同様に生じる。
【0007】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、新聞配送用の車両に対象を絞り、新聞配送用
の車両の運行管理に係る情報の出力の要件を、車両が通
過する運行ルート中に設定する区域と関連付けること
で、出力される情報量を削減すると共に、情報量が削減
されても管理に必要な情報は確保して適正な管理性を確
保できる新聞配送車両運行管理システム、新聞配送用位
置検出装置、新聞配送用運行管理装置、コンピュータプ
ログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】また、設定区域を通過する順番を設定する
ことで、管理精度の向上を図る新聞配送車両運行管理シ
ステム、新聞配送用位置検出装置、新聞配送用運行管理
装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供する
ことを目的とする。さらに、必要な場合は、いつでも運
行管理装置から車両の現状を確認できる新聞配送車両運
行管理システム及び新聞配送用位置検出装置を提供する
ことを目的とする。さらに、また、車両の原動機始動状
態を検知することでシステムの利便性を向上する新聞配
送車両運行管理システム及び新聞配送用位置検出装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る新聞配送
車両運行管理システムは、新聞配送用の車両に搭載され
て、位置を検出することが可能な位置検出装置と、該位
置検出装置と通信回線を通じて情報を送受することが可
能な運行管理装置とを備える新聞配送車両運行管理シス
テムにおいて、前記運行管理装置は、前記車両が通過す
る区域の設定をする区域設定手段と、前記設定された区
域に係る区域情報を前記位置検出装置へ出力する手段と
を備え、前記位置検出装置は、入力される前記区域情報
を記憶する手段と、前記記憶された区域情報と検出され
た位置との比較をする手段と、前記比較により前記車両
が前記区域内に位置する場合に、前記車両を識別する識
別情報及び前記車両の位置情報を前記運行管理装置へ出
力する手段とを備えることを特徴とする。
【0010】第1発明にあっては、システムの運行管理
装置に区域の設定手段等を設ける一方、位置検出装置は
設定区域と検出位置とを比較する手段等を設けて、位置
検出装置からの情報の出力は、新聞配送用の車両が設定
区域内に位置する場合と規定することで、出力される情
報量が従来の常時出力の場合に比べ大幅に削減され、そ
れに伴い情報送受費用も低減できる。また、前記設定す
る区域としては新聞の配送先である新聞販売店や新聞印
刷工場等を選択することで、新聞配送用の車両運行管理
に対して必要な情報を得ることができ、運行管理装置で
確実に車両運行を管理できる。
【0011】なお、各配送先の間隔が長い場合等は、前
後する区域の中間にも適宜区域を設定することで、配送
先間の途中の車両状況も確認できる。また、前記のよう
な区域設定により、配送先に到達する前の段階の区域
で、運行遅延等の不具合の発生をある程度予測できるた
め、不具合の影響が拡大する前に運行管理装置側で対処
手段を検討して事態を収拾しやすくできる。なお、設定
する区域の大きさは約50メートル平方の面積にするこ
とが好適である。
【0012】第2発明に係る新聞配送車両運行管理シス
テムは、前記区域設定手段は複数の区域を設定する一
方、前記運行管理装置は更に、前記設定された区域を前
記車両が通過する順番の設定をする手段と、前記設定さ
れた順番に係る順番情報を前記位置検出装置へ出力する
手段とを備え、前記位置検出装置は更に、入力される前
記順番情報を記憶する手段と、前記車両が前記設定した
区域を通過した順番を検知する手段と、前記記憶された
順番情報と前記検知された順番との比較をする手段と、
前記比較により前記順番情報と前記検知された順番とが
同一である場合に、前記車両を識別する識別情報及び前
記車両の位置情報を前記運行管理装置へ出力する手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】第2発明にあっては、設定区域が複数ある
場合、車両が各区域を辿る順番を設定することにより、
位置検出装置が設定区域を誤認することがなくなり、出
力される情報の信頼性を向上でき、情報の受け側となる
運行管理装置の混乱を防止できる。例えば、設定された
複数の区域が川の両岸に分布している場合で川幅が狭け
れば、車両が川の一方の岸側を運行している際に、対岸
側に設定された先の順番の区域内を通過する事態も生じ
る。しかし、このような場合は、前記設定により位置検
出装置が通過する順番と同一でないと判断して情報を出
力しないので、運行管理装置は正確な情報を受け取っ
て、混乱することなく各車両を管理できる。
【0014】第3発明に係る新聞配送車両運行管理シス
テムは、前記運行管理装置は更に、前記位置検出装置へ
問い合わせ情報を出力する手段を備え、前記位置検出装
置は更に、前記問い合わせ情報が入力された場合に、前
記車両を識別する識別情報及び前記車両の位置情報を前
記運行管理装置へ出力する手段とを備えることを特徴と
する。第3発明にあっては、運行管理装置が問い合わせ
情報を出力すると共に、位置検出装置は前記問い合わせ
情報に対して必要な情報を出力するので、車両が前記設
定された区域外に位置しても、運行管理装置側から、い
つでも車両の現状を確認できる。よって、事故や渋滞等
の不具合発生時に対して運行管理装置側で迅速な判断、
処理が可能となり、配送時刻に厳格な新聞配送にも対応
し得る。
【0015】第4発明に係る新聞配送車両運行管理シス
テムは、前記位置検出装置は更に、車両の原動機始動状
態を検知する手段と、前記原動機始動状態が検知された
場合に、検知に係る原動機始動情報を前記運行管理装置
へ出力する手段とを備えることを特徴とする。第4発明
にあっては、位置検出装置が車両のエンジン等の原動機
始動状態を検知して、この検知に係る信号を出力するの
で、中央の運行管理装置は、前記信号をトリガー信号と
してシステムの各種利便性の向上に利用できる。
【0016】第5発明に係る新聞配送車両運行管理シス
テムは、前記運行管理装置は更に、前記原動機始動情報
が入力された場合に、前記設定された区域に係る区域情
報、又は、前記設定された区域に係る区域情報及び前記
設定された順番に係る順番情報を出力することを特徴と
する。第5発明にあっては、前記原動機始動情報を、設
定区域や順番に係る情報を出力する際の要件にすること
で、位置検出装置側で何ら特別な操作をすることなく、
必要な情報を運行管理装置から自動でダウンロードで
き、システム稼働に係る手間や負担を低減できる。
【0017】第6発明に係る新聞配送車両運行管理シス
テムは、前記運行管理装置が更に、時刻情報を受け付け
る手段を備えることを特徴とする。第6発明にあって
は、運行管理装置が時刻情報を受け付けているので、位
置検出装置からの位置情報と関連させることで、その時
刻における車両の位置を運行管理装置で確認できる。こ
のようにすることで運行管理装置で、時刻情報と予定配
送時刻等との比較をすれば、配送状態が通常通りか、遅
延しているか等を判断できる。なお、運行管理装置が受
け付ける時刻情報は、GPSに係る人工衛星から位置検
出装置が検出して運行管理装置へ位置情報等と共に出力
するようにしてもよく、また、位置検出装置自体が有す
る内部クロック等から時刻情報を得て、この時刻情報を
運行管理装置へ出力するようにしてもよい。さらに、運
行管理装置自体の内部クロック等を利用して、運行管理
装置が内部クロック等から時刻情報を得るようにしても
よい。
【0018】第7発明に係る新聞配送用位置検出装置
は、新聞配送車両への搭載用であり、位置の検出及び情
報の入出力をすることが可能な新聞配送用位置検出装置
において、情報を記憶する手段と、前記記憶される情報
が区域に係る情報の場合に、前記記憶される情報と検出
される位置との比較をする手段と、前記比較により前記
記憶される情報に含まれる区域内に前記検出される位置
が位置する場合に、自己を識別する識別情報及び検出さ
れる位置に係る位置情報を出力する手段とを備えること
を特徴とする。第7発明にあっては、システムの端末装
置に該当する新聞配送用位置検出装置が、情報の記憶手
段、比較手段等を有するので、本装置の位置と関係する
区域内容が記憶される情報に含まれる場合、記憶された
情報と検出した位置とを適宜比較して情報送受を行うた
め、情報送受費用の低減を図れる。即ち、原則として、
該比較により前記区域内に本装置が位置すると判断され
た場合に所要情報を出力し、それ以外の場合は、所要情
報を出力しないので、情報送受に係る費用を低減でき
る。
【0019】第8発明に係る新聞配送用位置検出装置
は、外部から問い合わせに係る情報が入力された場合
に、自己を識別する識別情報及び検出される位置に係る
位置情報を出力する手段を更に備えることを特徴とす
る。第9発明に係る新聞配送用位置検出装置は、搭載さ
れる車両の状態変化の検知をする手段と、前記状態変化
の検知がされた場合に、前記検知に係る情報を出力する
手段とを更に備えることを特徴とする。第8発明及び第
9発明にあっては、新聞配送用位置検出装置が、外部か
らの要求に応じて各種情報を出力し、また、搭載される
車両がエンジンを始動する等の状態変化も検知するの
で、本装置を車両管理システムに適用すれば利便性の高
いシステムの構築に貢献できる。
【0020】第10発明に係る新聞配送用運行管理装置
は、情報を入出力することが可能で、新聞配送用の車両
の運行を管理する新聞配送用運行管理装置において、車
両が通過する区域、又は、車両が通過する区域及び該区
域を車両が通過する順番を設定する手段と、前記設定さ
れた区域に係る区域情報、又は、前記設定された区域に
係る区域情報及び設定された順番に係る順番情報を出力
する手段とを備えることを特徴とする。第10発明にあ
っては、システムの中央で車両を一括管理する新聞配送
用運行管理装置が、車両管理に係る種々の要件を設定す
ると共に、設定した内容を情報として出力するので、情
報送受費用を低減するシステムの構築に貢献できる。
【0021】第11発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに新聞配送用の車両の運行管理を行わ
せるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュ
ータを、車両が通過する区域、又は、車両が通過する区
域及び該区域を車両が通過する順番を設定する手段と、
前記設定された区域に係る区域情報、又は、前記設定さ
れた区域に係る区域情報及び設定された順番に係る順番
情報を出力する手段として機能させることを特徴とす
る。第11発明にあっては、汎用のコンピュータに前記
コンピュータプログラムを導入することで、前記コンピ
ュータをシステムの新聞配送用の運行管理装置として容
易に活用できる。
【0022】第12発明に係る記録媒体は、コンピュー
タに新聞配送用の車両の運行管理を行わせるためのコン
ピュータプログラムが記録されている、コンピュータで
の読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータ
を、車両が通過する区域、又は、車両が通過する区域及
び該区域を車両が通過する順番を設定する手段と、前記
設定された区域に係る区域情報、又は、前記設定された
区域に係る区域情報及び設定された順番に係る順番情報
を出力する手段として機能させるコンピュータプログラ
ムが記録してあることを特徴とする。第12発明にあっ
ては、記録媒体が情報送受費用削減に対応し得る新聞配
送車両の運行管理に係るコンピュータプログラムを記録
しているので、前記記録媒体を介在させることで汎用の
コンピュータに前記コンピュータプログラムを容易に読
み取らせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形
態に係る新聞配送車両運行管理システム1の全体構成図
である。新聞配送車両運行管理システム1は、新聞配送
用の車両2に搭載される位置検出装置3と、建物4内の
本システムにおける中央の運行管理装置5とを、通信回
線6を介して各種情報の送受可能に接続している。
【0024】新聞配送用の運行管理装置5は、車両2の
運行を適宜管理するものである。本実施形態では、運行
管理装置5に演算処理手段としてCPUや記憶手段とし
てハードディスク等を具備するサーバ・コンピュータを
適用しており、運行管理装置5を通信回線6へネットワ
ーク的に接続するため、ネットワーク機器の接続装置で
あるスイッチング・ハブ7とネットワークへの接続装置
であるルータ8を介在させて前記接続を行っている。
【0025】運行管理装置5は、車両2が複数の売店に
新聞を順次配送していく運行ルートを設定しており、こ
の運行ルートと共に車両2の運行を確認する箇所となる
区域を設定する。本実施形態では、新聞配送先となる売
店を中心に50メートル平方の面積を確認対象の区域と
して各売店毎に設定すると共に、新聞を積み込んで出発
起点となる新聞積込基地も確認対象として区域を設定し
ている。さらに、売店間が離反している場合は、売店間
の途中の箇所にも区域を設定している。
【0026】また、運行管理装置5は、設定した区域を
運行ルートに従って車両が通過する順番を区域毎に設定
すると共に、各区域の通過予定時刻も設定し、前記設定
した区域に係る区域情報を記憶手段に記憶にすると共
に、設定した区域毎の順番に係る順番情報も記憶手段に
記憶している。さらに、運行管理装置5は、これら記憶
した区域情報及び順番情報を、該当する車両2に搭載さ
れる位置検出装置3へ出力する手段も有しており、この
出力は、運行管理装置5からスイッチング・ハブ7、ル
ータ8を経由して通信回線6へ送り出されている。
【0027】なお、前記区域情報及び順番情報の出力
は、後述する位置検出装置3からの車両2の原動機始動
情報が、運行管理装置5へ入力された場合に行われるよ
うにしている。また、前記のように運行管理装置5から
出力される情報は、前記区域情報及び順番情報以外に、
特定の車両2の現在位置と現在時刻を確認する問い合わ
せ情報があり、この問い合わせ情報はシステムの進行状
況に関係なく適宜出力できるようにしている。
【0028】また、運行管理装置5は、複数の位置検出
装置3毎に前記各種情報の設定等が可能であると共に、
位置検出装置3からの情報の入力も位置検出装置3毎に
区別できるので、同時に複数の車両の運行管理を可能に
している。さらに、運行管理装置5は、位置検出装置3
から各種情報が入力されると、入力された情報を運行管
理装置5の表示画面で表示可能にしている。この表示に
より運行管理装置5側では、車両の運行を管理でき、運
行の現状を観察してスムーズな運行を維持できるように
すると共に、事故や渋滞等の不具合が生じた場合は、表
示画面から現状を判断して不具合の影響を最小限に抑え
るように各車両へ指示を出すようにしている。
【0029】なお、本実施形態では、運行管理装置5に
おける上述した前記区域情報及び順番情報の設定、前記
情報の出力等に係る処理は、コンピュータプログラムと
してプログラミングされており、前記コンピュータプロ
グラムを実行することで、前記設定や出力等を運行管理
装置5で実行できるようにしている。さらに、前記コン
ピュータプログラムはCD−ROM等の記録媒体に記録
されると共に、当該記録媒体から前記コンピュータプロ
グラムをサーバ・コンピュータで読み取らせることで、
当該サーバ・コンピュータを運行管理装置5として利用
できるようにしている。
【0030】一方、位置検出装置3は、図1に示すよう
に、本体部3aと通信部3bより構成されている。本体
部3aはGPSに対応しており、人工衛星9から発せら
れる自己の位置及び時刻を、GPSアンテナ3cを介し
て常時検出し、車両2の位置及び時刻を把握できるよう
にしている。また、通信部3bは外部アンテナ3dを介
して通信回線6と無線で各種情報の送受を可能にするも
のであり、本体部3aと接続されている。
【0031】本体部3aは、各種情報の記憶手段として
内部メモリ3e、各種情報と検出内容とを比較すると共
に各種情報の出力等を制御する演算手段としてCPU3
f等を内蔵している。また、本体部3aは位置検出装置
3が搭載される車両2を識別する固有の識別情報を設定
することが可能であり、設定された識別情報は内部メモ
リ3eに記憶される一方、記憶された識別情報を、前記
検出される位置に係る位置情報及び時刻に係る時刻情報
と共に、通信部3bを経由して運行管理装置5へ、後述
する場合に出力できるようにしている。
【0032】さらに、本体部3aには、車両2のエンジ
ンである原動機を始動する際、イグニッション部3gに
おけるイグニッション信号がオフからオンに変化する状
態、即ち、原動機始動状態を検知する手段も備えてい
る。本体部3aのCPU3fは、前記原動機始動状態を
検知した場合、車両2による新聞配送に係る業務が開始
されたと判断し、原動機始動情報を運行管理装置5へ出
力するように制御している。
【0033】また、前記のように出力された原動機始動
情報が運行管理装置5へ入力された場合、前述したよう
に運行管理装置5は前記区域情報及び順番情報を出力す
るので、本体部3aは出力された前記区域情報及び順番
情報をダウンロードして内部メモリ3eに記憶するよう
にしている。
【0034】CPU3fは、ダウンロード後、前記区域
情報及び順番情報と、人工衛星9から検出する位置を比
較しており、区域情報に係る区域内に検出された位置が
含まれると判断した場合、即ち、設定区域内に車両2が
位置すると判断した場合に、原則として、上述した識別
情報、位置情報及び時刻情報の出力を行うように制御す
る。
【0035】但し、前記出力は、車両が区域の通過して
いく順番をCPU3fが検知し、この検知に係る順番と
前記順番情報とを比較した結果が同一である場合に行わ
れるものである。よって、該比較の結果が相異する場合
は、設定区域内に車両2が位置すると判断した場合でも
前記出力は行わないように、CPU3fは制御してい
る。なお、通過する順番の検知では、区域を通過する毎
に、通過した区域が順番情報に係る最終の順番であるか
否かの判断を行い、同一でなければ、運行の途中と判断
して、次区域内に入った際の検知にかかる順番を「1」
繰り上げる処理を行い、一方、前記判断が同一であれ
ば、配送が完了したという認識を行う。
【0036】また、前記区域内に車両が位置するか否か
の要件や車両の通過順番と順番情報が一致するか否かの
要件に関係なく、位置検出装置3に運行管理装置5から
の問い合わせ情報が入力された場合は、CPU3fは識
別情報、位置情報及び時刻情報を出力するように制御し
ている。
【0037】以下、本発明に係る新聞配送車両運行管理
システム1を、計9箇所の配送先への新聞配送業務に適
用した場合の処理を、図2のシステム運用概略図と共に
図3のフローチャートに従って説明する。先ず、中央の
管理センターとなる建物4内の運行管理装置5で各車両
2毎に新聞を配送する運行ルート、車両が通過する区
域、該区域を車両が通過する順番等を設定する(S
1)。具体的には、運行ルートは、図2にも示すように
新聞を車両に積み込む新聞積込基地K1を主発起点とし
て、新聞を配送する計9箇所の配送先である各売店B
1、B2・・・B9を順次繋ぐように決定される。
【0038】また、新聞積込基地K1、売店B1〜B9
毎に、車両2の位置及び通過を確認する区域A1、A2
・・・を順次設定する。これら区域は、売店B1〜B9
に対しては売店B1〜B9を中心に50メートル平方の
面積で設定し、さらに、図2にも示すように、売店B1
と売店B2との距離が開いている場合は、売店が存在し
なくても途中に区域A3を設定している。よって、本実
施形態では、運行管理装置5により計11箇所の区域A
1〜A11を設定している。また、運行管理装置5は、
区域A1〜A11を車両2が通過する順番を設定すると
共に、各区域A1〜A11毎に、車両2が区域内に位置
する予定時刻を設定する。なお、本実施形態では、区域
A1〜A11を通過する順番は、区域に付された順番と
同順としており、区域A1が1番目で区域A11が最終
の11番目である。
【0039】前記のように設定された運行ルートに係る
ルート情報、区域A1〜A11に係る区域情報、区域A
1〜A11を通過する順番に係る順番情報、区域A1〜
A11毎の予定時刻に係る予定時刻情報は、運行管理装
置5のハードディスクに夫々記憶される。
【0040】一方、車両2は、業務を開始するために、
イグニッション部3g(図1参照)にキーを差し込んで
オフからオンへ操作してエンジンを始動することで、運
行管理装置5へ原動機始動情報を位置検出装置3から出
力する(S2)。運行管理装置5は、位置検出装置3か
らの原動機始動情報が入力されると、ハードディスク内
に記憶している情報のうち区域情報及び通過情報を位置
検出装置3へ出力する(S3)。
【0041】運行管理装置5から出力された区域情報及
び通過情報は、通信回線6を通じて位置検出装置3へ入
力されて内部メモリ3e(図1参照)に自動的にダウン
ロードされる。よって、車両2の運転者には、区域情報
及び通過情報の入手のために特別な操作は要求されず、
運転者の負担を軽減してシステムの起動に係る利便性を
向上している。
【0042】車両2は、新聞積込基地K1で配送する新
聞を積み込み、所定の時刻になると出発して最初の売店
B1へ向かう。また、位置検出装置3は、起動後は、常
時、人工衛星9から位置及び時刻を検出しており、検出
した位置とダウンロードした区域情報を比較し、検出し
た位置に係る経度、緯度等の現在位置が区域情報に係る
区域内に含まれるかを判断する(S4)。例えば、エン
ジンを始動して新聞積込基地K1を出発しようとする状
態であれば、まだ、車両2は区域A1内に位置するので
位置検出装置3は、現在位置は区域A1内に含まれると
判断する。
【0043】また、位置検出装置3は、現在位置が区域
内に含まれると判断した場合、次に、現在位置の区域と
順番情報とを比較して、現在位置の区域が設定された順
番通りであるかを判断する(S5)。例えば、エンジン
を始動して新聞積込基地K1を出発しようとする状態で
あれば、新聞積込基地K1に対する区域A1を、車両2
は1番目に通過するので1番目という順番を検知し、一
方、区域A1の順番情報は1番目に設定されていること
から、位置検出装置3は、現実の通過順番と設定された
順番情報が同一と判断する。
【0044】位置検出装置3は、前記順番比較で順番通
りと判断した場合は、車両2を識別する識別情報、人工
衛星9から検出した現在の車両2の位置となる位置情報
及び現在時刻に係る時刻情報を運行管理装置5へ出力す
る(S6)。運行管理装置5は、出力された識別情報、
位置情報及び時刻情報を基に、ハードディスク内に記憶
されたルート情報、予定時刻情報等とも比較して車両の
運行を管理する(S7)。
【0045】さらに、位置検出装置3は、その時点で位
置する区域の順番が、順番情報における最終の順番か否
かを比較する(S8)。最終の順番でなければ、位置検
出装置3は、現在の位置の区域の順番を順番情報と比較
する段階において(S5)、検知にかかる次区域の順番
の数値を、現在の区域を抜け出た時点で「1」繰り上げ
(S9)、現在位置が区域内で有るかを否かを比較する
段階(S4)へ戻る処理を行う。以降、段階S4から段
階S9までの処理を、車両2が最後の区域A11へ到着
するまで繰り返すことになる。
【0046】なお、段階S8、S9の内容を、具体的に
新聞積込基地K1の区域A1を車両2が抜け出た状態で
説明すると、区域A1は1番目なので、最終の区域A1
1の11番目と相異すると判断され(S8)、順番を比
較する段階(S5)における次の区域A2に入った場合
の検知に係る順番の数値を1番目から「1」繰り上げて
2番目に設定し(S9)、区域A2内に位置するか否か
の比較段階(S4)へ戻っている。
【0047】また、車両2は、区域A1から区域A2へ
向かう途中では、区域内に位置しないため、区域に係る
比較段階(S4)で、区域内に位置しないと判断され続
け、ループ状態に陥る。この状態では識別情報、位置情
報及び時刻情報が出力されないため、情報送受費用が低
減されている。車両2が進行して区域A2の内部に入る
と、区域に係る比較段階(S4)でループ状態から抜け
出て、順番に係る比較段階(S5)へ進み、以降、上述
した区域A1と同様の処理を経て、識別情報、位置情報
及び時刻情報が運行管理装置5へ出力される(S6)。
【0048】また、図4に示すような運行ルートにおい
て、川Rの両岸に売店B7、B8がある場合、車両2は
一方の岸側の売店B7を先に回ってから、橋Bを渡って
対岸側の売店B8へ向かうことになる。しかし、図4の
ような道路配置状態では、車両2は売店B7へ到達する
前に売店B8の区域A10の区域内を通過することにな
る。
【0049】上記のような場合、図3のフローチャート
では、位置検出装置3は、現在位置が区域A10内に位
置すると判断するが(S4)、車両2が、まだ区域A9
を通過していないため、検知する順番と区域A10にか
かる順番情報が相異すると判断し(S5)、現在位置が
区域内であるか否かを比較する段階(S4)へ戻る処理
となる。よって、位置検出装置3は、実際に売店B8へ
向かっていないのに売店B8の近辺へ到着したような誤
情報を運行管理装置5へ出力せず、運行管理装置5が混
乱するような事態も防止している。
【0050】さらに、車両2が最終の売店B9に係る区
域A11内に入ると、図3のフローチャートにおいて区
域A11における位置情報、時刻情報等を運行管理装置
5へ出力し(S6)、運行管理装置5では車両2の配送
が全て終了したことを確認できる。また、位置検出装置
3は、区域A11は11番目であるため最終番号と同一
と判断し(S8)、処理を終了している。
【0051】なお、図3のフローチャートの処理とは別
に、運行管理装置5は、所要の操作をすることで位置検
出装置3へ問い合わせ情報を適宜出力することもある。
出力された問い合わせ情報は、位置検出装置3へ入力さ
れ、位置検出装置3のCPU3fは、入力された問い合
わせ情報を優先的に扱い、図3のフローチャートの処理
段階に関係なく、割り込み処理を実行して、即座に、識
別情報、位置情報及び時刻情報を運行管理装置5へ出力
する。よって、本システムでは運行管理装置5は、車両
の現在状況を確認したい場合は即時に確認でき、事故や
渋滞等が発生しても車両2の現状を即座に把握して臨機
応変な対応を可能にし、システムの利便性を向上してい
る。
【0052】なお、本発明に係る新聞配送車両運行管理
システム1は、上記形態に限定されるものではなく、例
えば、設定される運行ルートの設定区域に、図4に示す
ような位置関係が生じない時などは、順番情報等に係る
内容を省略して、システムに係る処理の簡易化を図るよ
うにしてもよい。また、位置検出装置3が人工衛星9か
ら時刻情報を検出するのではなく、位置検出装置3又は
運行管理装置5の内部クロック等に係る時刻より時刻情
報を得て運行管理装置5へ入力されるようにしてもよ
い。また、本発明に係る新聞配送車両運行管理システム
1は、新聞配送に係る車両の運行業務以外にも、各種物
品の配送に係る車両の管理にも適用でき、特に、配送先
が複数あるルート配送業務を行う車両の運行管理に好適
である。
【0053】
【発明の効果】以上に詳述した如く、第1発明にあって
は、原則として、新聞配送用の車両が設定区域内に位置
する場合に所要の情報を運行管理装置へ出力するため、
情報送受費用を従来の車両運行管理に係るシステムに比
べて大幅に削減できる。また、情報を出力する箇所とな
る区域は適宜設定できるので、当該区域を新聞の配送先
や途中経路のチェックポイント等に設定することで、管
理上必要な情報は漏れなく確認でき、新聞配送に適した
所要の管理性を確保できる。
【0054】第2発明にあっては、設定した区域を車両
が通過する順番も設定するため、位置検出装置から出力
される情報の信頼性を確保でき、車両の運行を正確に管
理できる。第3発明にあっては、運行管理装置から、問
い合わせ情報を出力すると共に、位置検出装置は、前記
問い合わせ情報に対して所要の情報を出力するため、車
両が区域内に位置しなくても必要に応じて車両の現状を
確認できるため、事故や渋滞等の不具合が生じた場合で
も、不具合による悪影響の広がりを未然に防止できる可
能性を高めることができる。
【0055】第4発明及び第5発明にあっては、位置検
出装置が車両の原動機始動状態を検知して、検知に係る
情報を出力するので、車両側では特別な操作等は要求さ
れず、車両の運転者の負担を解消して利便性の高いシス
テムを構築できる。第6発明にあっては、運行管理装置
が時刻情報を受け付けるので、位置検出装置からの位置
情報と関連させることで、車両の配送状況を時刻及び位
置の観点から管理することができる。
【0056】第7発明、第8発明及び第9発明にあって
は、新聞配送用位置検出装置が現状の位置等を検出でき
ると共に、各種情報を適宜比較して、比較の結果に応じ
て車両運行に必要な各種情報を出力するので、各種運行
管理システムの構築に対して本装置を好適に利用でき
る。
【0057】第10発明にあっては、新聞配送用運行管
理装置が、運行ルート中に車両が通過する区域を設定す
る手段等を有するため、車両の運行管理システムの情報
送受費用の削減に役立てることができる。第11発明及
び第12発明にあっては、サーバ・コンピュータ等の各
種汎用のコンピュータに新聞配送用の車両の運行管理に
係るコンピュータプログラムを読み取らせることで、コ
ンピュータを、情報送受費用の削減が可能な運行管理シ
ステムにおける運行管理装置として容易に利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステム構成図であ
る。
【図2】実施形態に係るシステム運用概略図である。
【図3】実施形態に係るフローチャートである。
【図4】実施形態における車両の運行ルートの一部を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 新聞配送車両運行管理システム 2 車両 3 位置検出装置 4 建物 5 運行管理装置 6 通信回線 7 スイッチング・ハブ 8 ルータ 9 人工衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 雅彦 大阪府大阪市北区天神橋1丁目5番7号 関西松下システム株式会社内 (72)発明者 金 英勲 大阪府大阪市北区天神橋1丁目5番7号 関西松下システム株式会社内 (72)発明者 本間 敬 大阪府大阪市北区天神橋1丁目5番7号 関西松下システム株式会社内 (72)発明者 牧野 幸雄 東京都港区海岸1−9−15 ドコモ・セン ツウ株式会社内 (72)発明者 松尾 英俊 大阪府大阪市港区弁天3丁目1番28号 ド コモ・センツウ株式会社内 (72)発明者 大槻 誠 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西内 (72)発明者 前田 守洋 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西内 (72)発明者 高瀬 哲嗣 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西内 Fターム(参考) 5H180 AA15 BB13 BB15 CC12 EE02 FF05 FF13 FF22 FF27 5J062 BB01 CC07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新聞配送用の車両に搭載されて、位置を
    検出することが可能な位置検出装置と、該位置検出装置
    と通信回線を通じて情報を送受することが可能な運行管
    理装置とを備える新聞配送車両運行管理システムにおい
    て、 前記運行管理装置は、 前記車両が通過する区域の設定をする区域設定手段と、 前記設定された区域に係る区域情報を前記位置検出装置
    へ出力する手段とを備え、 前記位置検出装置は、 入力される前記区域情報を記憶する手段と、 前記記憶された区域情報と検出された位置との比較をす
    る手段と、 前記比較により前記車両が前記区域内に位置する場合
    に、前記車両を識別する識別情報及び前記車両の位置情
    報を前記運行管理装置へ出力する手段とを備えることを
    特徴とする新聞配送車両運行管理システム。
  2. 【請求項2】 前記区域設定手段は複数の区域を設定す
    る一方、 前記運行管理装置は更に、 前記設定された区域を前記車両が通過する順番の設定を
    する手段と、 前記設定された順番に係る順番情報を前記位置検出装置
    へ出力する手段とを備え、 前記位置検出装置は更に、 入力される前記順番情報を記憶する手段と、 前記車両が前記設定した区域を通過した順番を検知する
    手段と、 前記記憶された順番情報と前記検知された順番との比較
    をする手段と、 前記比較により前記順番情報と前記検知された順番とが
    同一である場合に、前記車両を識別する識別情報及び前
    記車両の位置情報を前記運行管理装置へ出力する手段と
    を備える請求項1に記載の新聞配送車両運行管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記運行管理装置は更に、 前記位置検出装置へ問い合わせ情報を出力する手段を備
    え、 前記位置検出装置は更に、 前記問い合わせ情報が入力された場合に、前記車両を識
    別する識別情報及び前記車両の位置情報を前記運行管理
    装置へ出力する手段とを備える請求項1又は請求項2に
    記載の新聞配送車両運行管理システム。
  4. 【請求項4】 前記位置検出装置は更に、 車両の原動機始動状態を検知する手段と、 前記原動機始動状態が検知された場合に、検知に係る原
    動機始動情報を前記運行管理装置へ出力する手段とを備
    える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の新聞配送
    車両運行管理システム。
  5. 【請求項5】 前記運行管理装置は更に、 前記原動機始動情報が入力された場合に、前記設定され
    た区域に係る区域情報、又は、前記設定された区域に係
    る区域情報及び前記設定された順番に係る順番情報を出
    力することを特徴とする請求項4に記載の新聞配送車両
    運行管理システム。
  6. 【請求項6】 前記運行管理装置は更に、時刻情報を受
    け付ける手段を備える請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載の新聞配送車両運行管理システム。
  7. 【請求項7】 新聞配送車両への搭載用であり、位置の
    検出及び情報の入出力をすることが可能な新聞配送用位
    置検出装置において、 情報を記憶する手段と、 前記記憶される情報が区域に係る情報の場合に、前記記
    憶される情報と検出される位置との比較をする手段と、 前記比較により前記記憶される情報に含まれる区域内に
    前記検出される位置が位置する場合に、自己を識別する
    識別情報及び検出される位置に係る位置情報を出力する
    手段とを備えることを特徴とする新聞配送用位置検出装
    置。
  8. 【請求項8】 外部から問い合わせに係る情報が入力さ
    れた場合に、自己を識別する識別情報及び検出される位
    置に係る位置情報を出力する手段を更に備える請求項7
    に記載の新聞配送用位置検出装置。
  9. 【請求項9】 搭載される車両の状態変化の検知をする
    手段と、 前記状態変化の検知がされた場合に、前記検知に係る情
    報を出力する手段とを更に備える請求項7又は請求項8
    に記載の新聞配送用位置検出装置。
  10. 【請求項10】 情報を入出力することが可能で、新聞
    配送用の車両の運行を管理する新聞配送用運行管理装置
    において、 車両が通過する区域、又は、車両が通過する区域及び該
    区域を車両が通過する順番を設定する手段と、 前記設定された区域に係る区域情報、又は、前記設定さ
    れた区域に係る区域情報及び設定された順番に係る順番
    情報を出力する手段とを備えることを特徴とする新聞配
    送用運行管理装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータに新聞配送用の車両の運
    行管理を行わせるためのコンピュータプログラムにおい
    て、 コンピュータを、車両が通過する区域、又は、車両が通
    過する区域及び該区域を車両が通過する順番を設定する
    手段と、前記設定された区域に係る区域情報、又は、前
    記設定された区域に係る区域情報及び設定された順番に
    係る順番情報を出力する手段として機能させることを特
    徴とするコンピュータプログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに新聞配送用の車両の運
    行管理を行わせるためのコンピュータプログラムが記録
    されている、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒
    体において、 コンピュータを、車両が通過する区域、又は、車両が通
    過する区域及び該区域を車両が通過する順番を設定する
    手段と、前記設定された区域に係る区域情報、又は、前
    記設定された区域に係る区域情報及び設定された順番に
    係る順番情報を出力する手段として機能させるコンピュ
    ータプログラムが記録してあることを特徴とするコンピ
    ュータでの読み取りが可能である記録媒体。
JP2001358462A 2001-11-22 2001-11-22 新聞配送車両運行管理システム、及び新聞配送用位置検出装置 Expired - Fee Related JP3677520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001358462A JP3677520B2 (ja) 2001-11-22 2001-11-22 新聞配送車両運行管理システム、及び新聞配送用位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001358462A JP3677520B2 (ja) 2001-11-22 2001-11-22 新聞配送車両運行管理システム、及び新聞配送用位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003162797A true JP2003162797A (ja) 2003-06-06
JP3677520B2 JP3677520B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=19169636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001358462A Expired - Fee Related JP3677520B2 (ja) 2001-11-22 2001-11-22 新聞配送車両運行管理システム、及び新聞配送用位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3677520B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970538B2 (en) 2009-03-16 2011-06-28 Masaaki Miyagi Accurate global positioning system for deliveries

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970538B2 (en) 2009-03-16 2011-06-28 Masaaki Miyagi Accurate global positioning system for deliveries

Also Published As

Publication number Publication date
JP3677520B2 (ja) 2005-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210076181A1 (en) Method and system for integratedly managing vehicle operation state
US6484091B2 (en) On-vehicle vehicle guide apparatus, communication server system, and substitute vehicle guide system
US20120191341A1 (en) Web bulletin board system, travel planning assist method and center server
JP2002022464A (ja) 移動体用情報処理装置、移動体用情報処理方法、及び移動体用情報処理プログラムが記憶された記憶媒体
WO2017098817A1 (ja) 情報引継ぎシステム、車載端末および情報引継ぎ方法
JP2006107421A (ja) 情報連携サービスシステム、電子機器、携帯端末、認証装置及び通信方法
US7054728B2 (en) Rewrite control apparatus for onboard program
JP2009541773A (ja) リアルタイム交通情報に応ずる走行情報提供方法、装置及びその方法を記録した記録媒体
JP2006227975A (ja) 運行状況通知システム
JP2869583B2 (ja) 車両からの予約システム
KR20040034116A (ko) 차량 장착 단말기 및 차량 종합 관리 서버와, 이 차량장착 단말기를 사용한 차량 종합 관리 시스템
JP6189115B2 (ja) 走行制御システム及び走行制御装置
JP4925836B2 (ja) 情報提供システム、情報提供装置および情報提供システムの情報提供方法
JP2002197593A (ja) 輸送車管理システム
JP3767110B2 (ja) 車両用電子メール装置及び車両用電子メール送信方法並びに電子メール送信プログラムを記録した媒体
JP2003162797A (ja) 新聞配送車両運行管理システム、新聞配送用位置検出装置、新聞配送用運行管理装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP7156834B2 (ja) 運行管理システム
JP2004020304A (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法、車載端末及び携帯端末
CN112601929A (zh) 路线评价装置
JPH1131294A (ja) 集配管理システムおよび集配管理端末装置
JP2001273591A (ja) 通信システム、車載機、通信装置及び通信方法並びに通信用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP2002133576A (ja) 救援物資輸送支援システム及びその方法
JP2000285382A (ja) ナビゲーション装置及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP2010146354A (ja) 車両用運賃通知装置及び運行管理装置並びに運行管理システム
JPH10149498A (ja) 移動体の運行異常自動通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees