JP2002133576A - 救援物資輸送支援システム及びその方法 - Google Patents

救援物資輸送支援システム及びその方法

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JP2002133576A
JP2002133576A JP2000319589A JP2000319589A JP2002133576A JP 2002133576 A JP2002133576 A JP 2002133576A JP 2000319589 A JP2000319589 A JP 2000319589A JP 2000319589 A JP2000319589 A JP 2000319589A JP 2002133576 A JP2002133576 A JP 2002133576A
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Japan
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vehicle
route
management device
container
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Application number
JP2000319589A
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English (en)
Inventor
Shinji Yoshimoto
真二 吉本
Yoshiyuki Akiyama
欣之 秋山
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NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Software Chubu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害発生時に、備蓄地区から被災地区までの
救援物資輸送のための良好な経路を求めて、各輸送車両
に通知する。 【解決手段】 各車両は車載装置101を搭載する。各
車載装置は、GPS端末102により現在位置を検出し
て、管理装置201に送信する。管理装置は複数の車載
装置から受信した現在位置を基に通行可能な経路及び各
経路の通行難易度を道路の有無にかかわらず求めて、そ
れらを表示した地図を車載装置に送信する。各車載装置
は、その地図を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害発生時に、救
援物資を備蓄した備蓄地区から災害が発生した被災地区
に救援物資を輸送する際の備蓄地区から被災地区までの
良好な経路を救援物資を格納するコンテナ又はそのコン
テナを輸送する車両に搭載された車両装置からの位置情
報を基に算出して、その経路についての情報を各車両装
置に送信することにより救援物資の迅速な輸送を支援す
る救援物資輸送支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】災害発生時には、被災地に食料、医療
品、寝具、仮設トイレ等の救援物資を輸送する必要があ
る。救援物資の輸送手段としては、トラック、ヘリコプ
タ等が想定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヘリコプタによる輸送
は、備蓄地区から被災地までの地上の交通事情にかかわ
らず、迅速に行われるが、ヘリコプタの性能や台数に限
界があるため、ヘリコプタによる輸送能力には限界があ
る。
【0004】一方、地上での輸送は、トラック等の車両
により行われ、多数のトラックを集めれば大きな輸送容
量を用意できるが、災害発生時には、一部の道路が地割
れ、火災、土砂崩れ、建造物の崩壊等により通行不能と
なっており、道路地図又は通常のカーナビゲータが表示
する道路を通って備蓄地区から被災地まで救援物資の輸
送を行おうとすると、車両が突然に通行止めの地点に遭
遇することがあるため、効率的な救援物資の地上輸送が
行えないという問題があった。また、災害発生時には、
VICS(Vehicle Information and Communication Sy
stem)が機能停止に追い込まれることも想定される。ま
た、VICSが設置されているのは、一部の地域に限定
されている。従って、VICSにより上記の問題を解決
することは出来ない。
【0005】本発明は、上記の問題を解決することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による救援物資輸
送支援システムは、各々がコンテナ又は車両に搭載され
る複数の車載装置と管理装置を備える救援物資輸送支援
システムにおいて、各車載装置は、当該車載装置の位置
を取得して位置情報とする手段と、前記位置情報を前記
管理装置に送信する手段と、通行可能経路情報を受信す
る手段と、前記通行可能経路情報を表示する手段と、を
備え、前記管理装置は、前記位置情報を各車載装置から
受信する手段と、複数の車載装置から受信した前記位置
情報を基に通行可能な経路を推定して前記通行可能経路
情報を生成する手段と、前記通行可能経路情報を各車載
装置に送信する手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明による救援物資輸送支援シス
テムは、上記の救援物資輸送支援システムにおいて、前
記管理装置は、複数の車載装置から受信した前記位置情
報を基に各経路の通過の難易度を表す経路通過難易度情
報を生成して各車載装置に送信し、各車載装置は、前記
経路通過難易度情報を受信して表示することを特徴とす
る。
【0008】更に、本発明による救援物資輸送支援シス
テムは、上記の救援物資輸送支援システムにおいて、前
記管理装置は、前記位置情報を地図情報に合成して前記
地図情報と共に各車載装置に送信し、各車載装置は、前
記地図情報と共に前記地図情報に合成された通行可能経
路情報を受信して表示することを特徴とする。
【0009】更に、本発明による救援物資輸送支援シス
テムは、上記の救援物資輸送支援システムにおいて、前
記管理装置は、前記経路通過難易度情報を地図情報に合
成して前記地図情報と共に各車載装置に送信し、各車載
装置は、前記地図情報と共に前記地図情報に合成された
前記経路通過難易度情報を受信して表示することを特徴
とする。
【0010】更に、本発明による救援物資輸送支援シス
テムは、上記の救援物資輸送支援システムにおいて、前
記コンテナには救援物資が格納されており、前記管理装
置は、車載装置が搭載された前記コンテナと他の車載装
置が搭載された前記車両との対応関係をとる手段と、各
コンテナが格納する前記救援物資の種類に応じて各コン
テナに割り当てられた目的被災地を各コンテナに対応付
けられた車両の目的被災地として、当該車両に搭載され
た前記車載装置に前記目的被災地についての情報を送信
する手段と、を備え、前記車載装置は、前記目的被災地
についての情報を受信して表示する手段を備えることを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、緊急時において、GP
S(Global Positioning System)端末等の位置情報を取
得する装置を搭載した複数の車載装置(救援物資を格納
する輸送中のコンテナ又はそのコンテナを輸送する車両
等に搭載される。)から一定間隔の時間毎に位置情報等
を管理装置に送信する機能と、管理装置において、位置
情報等を基に最新の地図情報と経路通過難易度情報を作
成・更新する機能と、最新の地図情報等を各車載装置に
配付する機能を有し、また、救援物資を格納するコンテ
ナに搭載されているGPS端末との連携によって、適切
な救援物資を適切な輸送先に輸送するために、各車両に
目的被災地を通知する機能を有することを特徴とする。
【0012】図1は、本発明の実施形態による救援物資
輸送支援システムの構成を示すブロック図である。
【0013】図1を参照すると、本システムは、複数の
車載装置101と管理装置201を備える。各車載装置
101は、GPS端末102、状態センサ103、入出
力装置104、制御装置105、情報保持装置106、
通信装置107を備える。管理装置201は、通信装置
202、制御装置203、入出力装置204、地図情報
管理装置205、コンテナ・物資管理装置206を備え
る。制御装置105は、タイマ部108、制御部109
を備える。制御装置203は、制御部207、タイマ部
208、車載装置管理部209、車載装置指示部210
を備える。地図情報管理装置205は、位置情報追跡部
211、最新地図管理部212を備える。
【0014】次に、各部の機能について説明する。
【0015】GPS端末102は、車載装置101の現
在の位置情報を複数のGPS衛星から受信する電波に基
づいて取得する。
【0016】状態センサ103は、GPS端末102が
取得した位置情報を基に移動速度情報、移動方向情報を
検出し、また、温度情報等の情報を取得する。
【0017】入出力装置104は、GPS端末102及
び状態センサ103が取得した位置情報等並びに管理装
置201からの指示、合成地図情報(地図情報に通行可
能経路情報及び経路通過難易度情報を重畳した情報)及
び災害関連情報(災害に関連した一般情報及び各車両が
どこを救済目的地として走行するべきかの情報)等を表
示し、また、GPS端末102及び状態センサ103が
取得する情報以外の情報を入力する。また、入出力装置
104は、管理装置101に送信するための災害関連情
報及び道路情報を入力する。
【0018】ここでの情報の入力は、例えば次のような
ケースを想定したものである。(1)地図上では通行可
能性の高い道の入口まできたが、現地での判断で到達可
能性の劣るルートを選択したような(通行できるがわざ
と通らない)場合の、判断理由などをキーボードなどか
ら入力、送信する。以降、この付近を通行する予定の車
両に対して、この付近で以前入力された災害関連情報を
管理装置201を経由して他の車載装置に転送し、運転
者の判断材料とする。(2)また、入口までいったら現
地で通行止めにされた(明示的に、道路が閉鎖された)場
合は、その通行止めの情報は道路情報に分類され、災害
関連情報と同様に管理装置201を経由して他の車載装
置に転送される。
【0019】情報保持装置106は、管理装置201か
らの指示及び最新の合成地図情報を一時的に保持する。
また、情報保持装置106は、位置情報、災害関連情報
等を一時的に保持する。
【0020】つまり、車載装置101と管理装置201
との通信が不可能になった場合には、制御部109の指
示に従って、情報保持装置106は、管理装置201か
ら受信した合成地図情報を保持する。保持された合成地
図情報は、入出力装置104に表示される。またその通
信が不可能になった場合には、制御部109による指示
に従って、情報保持装置106は、GPS端末102、
状態センサ103、入出力装置104が取得した位置情
報等を保存する。通信再開時に、位置情報等は、管理装
置201に送信される。
【0021】制御装置105においては、タイマ部10
8は、GPS端末105及び状態センサ103へ位置情
報等を取得するための指示を定期的に出し、制御部10
9がGPS端末105及び状態センサ103から位置情
報等を入力する。また、タイマ部108は、車載装置1
01が管理装置201と通信ができない場合には、定期
的に通信路のチェックを制御部109に指示する。
【0022】また、制御装置105においては、制御部
109は、通信装置107による通信を制御し、通信装
置107が受信した最新の合成地図情報、行き先である
目的被災地の指示及び災害関連情報を入出力装置104
又は情報保持装置106に出力し、入出力装置104に
対して最新地図情報及び目的被災地情報等の表示をさせ
るための指示を出す。また、制御部109は、GPS端
末102、状態センサ103、入出力装置104が取得
した位置情報等を通信装置107に出力し、通信装置1
07に送信させる。更に、制御部109は、管理装置2
01からの命令を解釈して、タイマ部108に計測間隔
の変更指令を送る。
【0023】通信装置107は、管理装置201へ情報
を送信し、また、管理装置201から指示、合成地図情
報、目的被災地情報を受信する。
【0024】通信装置202は、車載装置101に対す
る指示及び合成地図情報を車載装置101に送信し、車
載装置101から位置情報、移動速度情報、移動方向情
報、温度情報等の情報と入出力装置104が入力した情
報を車載装置101から受信する。
【0025】制御装置203は、車載装置101から受
信した位置情報等に基づいた位置情報の追跡指示、合成
地図情報の更新指示、外部からの情報入力に対する制御
及び車載装置101との通信の制御等を行う。
【0026】制御部207は、次の3つの機能を有す
る。(1)通信装置202を通して得られた位置情報等
を解析し、地図情報管理装置205に位置情報等を送
る。(2)合成地図情報の各車載装置101への送信を
車載装置指示部210に指示し、コンテナ及び救援物資
の配送指示を車載装置指示部210、通信装置202を
通して車載装置101に対して出す。このとき、定期的
な合成地図情報、災害関連情報の更新を行う場合は、タ
イマ部208にタイミングの計測・通知を依頼する。
(3)管理装置201が管理する車載装置101の追
加、削除、更新を入出力装置204から受け付けて、車
載装置管理部209に依頼する。
【0027】タイマ部208は、制御部207からの指
示に従って、合成地図情報及び災害関連情報等の車載装
置101への配送指示を車載装置指示部210に出す。
【0028】車載装置管理部209は、次の6つの機能
を有する。(1)管理の対象となる車載装置101を登
録されたもののみに制限する。(2)新たな位置情報等
を送信してきた車載装置101を自動的に登録する場合
には、制御部207からの登録指示を受けて、及び、車
載装置101を手動で登録する場合には、入出力装置2
04からの登録要求を受けて、位置情報等を送信してく
る車載装置101の管理を行う。(3)車載装置指示部
210から依頼があれば、合成地図情報等を管理装置2
01から送る必要がある車載装置101のリストを車載
装置指示部210に返す。(4)受信した位置情報等が
登録済みの車載装置101からのものであるか否かを認
証する。(5)各車載装置101への合成地図情報等の
送信の成否を記録する。(6)各車載装置101毎に配
付する合成地図情報の内容(地図の範囲等、付加情報
(通行可能経路情報、経路通過難易度情報)の種類)を
管理する。
【0029】なお、車載装置209は、ハードディスク
などの記録装置に保持された図2(a)に示す管理デー
タベース、図2(b)に示す通信ログを管理する。
【0030】車載装置指示部210は、制御部207か
らの指示や、タイマ部208からの指示に従って、合成
地図情報や災害関連情報等を、車載装置管理部209に
より登録・管理されている車載装置101に対して送信
する。また、送信の成否及び内容(送った情報のバージ
ョン、時刻等)を制御部207を介して入手し、車載装
置管理部209が有する通信ログ(図2(b))にその
成否及び内容を書き込む。
【0031】地図情報管理装置205は、複数の車載装
置101から受信した位置情報、状態情報及び経過時間
等を保持・追跡し、最新の通行可能経路情報、経路通過
難易度情報及びそれらを反映した合成地図情報の作成及
び更新を行う。また、車両とコンテナとの間の搭載関係
情報を生成して、コンテナ・物資管理装置206に出力
する。
【0032】なお、搭載関係情報は、コンテナ・物資管
理装置206に接続されたハードディスクなどの記録装
置に保持された図3に示すような2つのテーブルとそれ
らのリレーションを有するデータベースに記録される。
【0033】位置情報追跡部211は、次の3つの機能
を有する。(1)各車載装置101の位置情報を個別に
管理・記録し、その位置情報を基に最新地図管理部21
2が管理する合成地図情報を更新し、制御部207にそ
の位置情報を出力する。例えば、普段は道路でない経路
を車載装置101を搭載した車両又はコンテナが移動し
ている場合には、その経路を通行可能な道路であると推
定して、他方、道路であっても車載装置101を搭載し
た複数の車両又はコンテナが通行を避けている場合に
は、その道路が通行止めになっている(道路ではなくな
っている。)、又は、経路通過難易度が上がった通行可
能経路と推定して、合成地図上で、道路であると推定さ
れた経路を通行可能経路として描画し、道路ではないと
推定された道路を通行不能道路として描画する。通行可
能経路及び通行不能道路は例えば、色分け、パターン
(静的パターン及び動的パターンを含む。)分けにより
表す。(2)GPS端末102、状態センサ103及び
入出力装置104が取得した位置情報等を基に経路通過
難易度を算出して、最新地図管理部212が管理する合
成地図情報を更新する。例えば、車速などから各経路の
渋滞の軽重を判断し、その軽重に基づき各経路の経路通
過難易度をつけ、合成地図上で各経路の経路通過難易度
を色分け、パターン(静的パターン及び動的パターンを
含む。)分け等をして表す。また、各経路について、そ
こを既に通った車両と通れなかった車両のサイズに関す
る情報に基づいて、車両のサイズ別に経路通過難易度を
つける。1つの合成地図上で車両のサイズ別の経路通過
難易度を現しても良いし、車両のサイズ毎に合成地図を
用意して、各々の車両のサイズに対応した合成地図上
で、該当する車両のサイズに対する経路通過難易度を表
しても良い。後者の場合には、合成地図情報の送信先で
ある車載装置101を搭載している車両のサイズに応じ
て送信する合成地図を切り替える。(3)必要に応じ
て、複数の車載装置101の間の追跡を行い、車両とコ
ンテナのマッチングを行うことにより、車両とコンテナ
との間の搭載関係情報を生成して、コンテナ・物資管理
装置206に出力する。
【0034】最新地図管理部212は、位置情報追跡部
211により書き込まれた最新の合成地図情報を管理す
る。また、車載装置指示部210から地図要求を受けた
場合には、最新の合成地図情報を車載装置指示部210
に出力する。最新の合成地図情報は、広域のマスタの地
図に基づいて1つ以上の区分された地図に分割して管理
され、地図番号と地図の更新日付で区別される。車載装
置管理部209、車載装置指示部210からの指示に従
って、車載装置101毎に、送信する合成地図情報を変
更する。すなわち、車載装置101毎に、その車載装置
101が位置する地点を含む区分の合成地図情報を車載
装置指示部210に出力する。その様子を図4に示す。
図4を参照すると、車両Aに送信する合成地図情報は、
区分地図Aに関するものであり、車両Bに送信する合成
地図情報は区分地図Bに関するものである。更に、その
車載装置が搭載されている車両のサイズに応じて合成地
図情報を切り替えて車載装置指示部210に出力しても
良い。
【0035】なお、最新地図管理部212には、地図情
報及び合成地図情報を保持するためのハードディスクな
どの記録装置が接続されている。
【0036】コンテナ・物資管理装置206は、車載装
置101がコンテナを輸送する各車両のみならず各コン
テナにも搭載されていて、各コンテナが格納する救援物
資の種類及び数量等に関する救援物資情報が管理されて
いる場合には、コンテナ、救援物資情報及び配送履歴を
基に、各コンテナが到達するべき目的被災地を求め、各
コンテナを輸送する車両に、その車両が輸送するコンテ
ナの目的被災地をその車両の目的被災地として割当て、
その車両に積載されている車両装置101にその目的被
災地についての情報を車載装置210、通信装置202
を介して送信する。各車両に積載された車載装置101
は、受信した目的被災地についての情報を通信装置10
7で受信して、制御部109の制御により入出力装置1
04に表示する。また、コンテナ・物資管理装置206
は、車両とコンテナとの間のマッチングを位置情報追跡
部211とは別に独自に行っても良い。
【0037】入出力装置204は、制御部207を通し
て、合成地図情報や災害関連情報の表示、車載装置の登
録や災害関連情報の入力、合成地図情報の明示的な更新
依頼などを行う。
【0038】このようにして、本実施形態では、管理装
置201が、定期的に、車載装置101からの位置情
報、経路通過難易度情報を地図情報に反映させた合成地
図情報を生成し、その合成地図情報を各車載装置101
に配付し、また、車両あるいは搭載している救援物資が
把握されているコンテナ毎に最適な輸送先を指示するこ
とにより、緊急時における救援物資の最適な配付を可能
にする。
【0039】また、車載装置101の移動個所を追跡
し、地図上の移動個所を記録・追跡することによって、
本システムを、調査個所の網羅状況のチェックシステム
としても利用可能である。平面的な地形より、複雑な地
形では特に効果を発揮する。
【0040】更に、位置情報や道路状況の入力手段はG
PS端末には限定されず、また不定期な情報の入力や一
般的な通達手段(電話、無線など)と位置情報追跡部2
11とを連携させることによって、より多角的な情報に
よる地図情報、経路通過難易度の計算を行うことができ
るようになる。
【0041】更に、上記の実施形態では、通行可能道路
に関する通行可能経路情報及び経路通過難易度情報を地
図情報に合成して合成地図情報を管理装置201から各
車載装置101に送信するとしたが、本発明はこれに限
られず、例えば、通行可能経路情報及び経路通過難易度
情報を地図情報に合成しないで管理装置201から各車
載装置101に送信し、各車載装置101に地図情報を
用意しておき、各車載装置101において、地図情報に
通行可能経路情報及び経路通過難易度情報を合成するよ
うにしても良い。
【0042】更に、管理装置201の大部分を、CP
U、プログラムやデータを一時記憶するRAM等のメイ
ンメモリ、プログラムやデータが記録されるハードディ
スク等の記録媒体より成る外部記憶装置、入出力装置、
バス、インターフェースを備えるコンピュータにより実
現することが可能である。この場合、車載装置管理部2
09と接続されるデータベース及び最新地図管理部21
2と接続される地図情報、合成地図情報は、外部記憶装
置に記録され、入出力装置204は、入出力装置により
実現され、制御装置203、地図情報管理装置205の
機能は、コンピュータをこれらの手段として機能させる
ためのプログラムをコンピュータが外部記憶装置からメ
インメモリを介して読み込んで実行することにより実現
され、通信装置202は、インターフェースに接続され
た送受信機により実現される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果が奏される。
【0044】第1の効果は、災害発生時に、救援物資を
備蓄している地区から被災地まで救援物資を格納したコ
ンテナ又はそのコンテナを輸送する車両が実際に通った
経路を基に通過可能経路及び経路通過難易度を算出する
ので、その通過可能経路及び経路通過難易度は輸送用車
両にとって適したものとなり、信頼性が高いことであ
る。
【0045】第2の効果は、最新の合成地図情報を各経
路の経路通過難易度情報を含めてリアルタイムに作成す
ることにより、救援物資を格納したコンテナを輸送する
運転手に対して、適切な経路指示を与えることができる
ことである。
【0046】第3の効果は、必要なコンテナ・物資ある
いはそれらを搭載した車両を、適切な時に、適切な場所
に送る判断を自動化することができることである。
【0047】第4の効果は、通信を介して車載装置を制
御できるので、複数の車載装置を遠隔地で集中して管理
できることである。
【0048】第5の効果は、車載装置側の通信装置と管
理装置側の通信装置が、必要な場合にのみ効率的な通信
を行なうので、安い通信費用で必要な情報を管理装置に
収集できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による救援物資輸送支援シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、本発明の実施形態による車載装置が
管理するデータベースの構成を示し、(b)は、本発明
の実施形態による車載装置が管理する通信ログの構成を
示す。
【図3】本発明の実施形態によるコンテナと車両の間の
搭載関係情報を保持するデータベースの構造を示す概念
図である。
【図4】本発明の実施形態による車両毎に管理装置から
車載装置に送信する合成地図情報の区分が相違すること
を説明するための概念図である。
【符号の説明】
101 車載装置 102 GPS端末 103 状態センサ 104 入出力装置 105 制御装置 106 情報保持装置 107 通信装置 108 タイマ部 109 制御部 201 管理装置 202 通信装置 203 制御装置 204 入出力装置 205 地図情報管理装置 206 コンテナ・物資管理装置 207 制御部 208 タイマ部 209 車載装置管理部 210 車載装置指示部 211 位置情報追跡部 212 最新地図管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04B 7/26 H Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC06 AC14 3F022 LL05 MM08 MM44 NN38 PP01 PP06 5H180 AA01 BB04 BB05 BB15 FF05 FF12 FF13 FF22 FF27 FF32 5K067 AA21 BB36 EE02 EE16 FF03 FF23 JJ52

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がコンテナ又は車両に搭載される複
    数の車載装置と管理装置を備える救援物資輸送支援シス
    テムにおいて、 各車載装置は、 当該車載装置の位置を取得して位置情報とする手段と、 前記位置情報を前記管理装置に送信する手段と、 通行可能経路情報を受信する手段と、 前記通行可能経路情報を表示する手段と、 を備え、 前記管理装置は、 前記位置情報を各車載装置から受信する手段と、 複数の車載装置から受信した前記位置情報を基に通行可
    能な経路を推定して前記通行可能経路情報を生成する手
    段と、 前記通行可能経路情報を各車載装置に送信する手段と、 を備えることを特徴とする救援物資輸送支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の救援物資輸送支援シス
    テムにおいて、 前記管理装置は、複数の車載装置から受信した前記位置
    情報を基に各経路の通過の難易度を表す経路通過難易度
    情報を生成して各車載装置に送信し、 各車載装置は、前記経路通過難易度情報を受信して表示
    することを特徴とする救援物資輸送支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の救援物資輸送支援シス
    テムにおいて、 前記管理装置は、前記位置情報を地図情報に合成して前
    記地図情報と共に各車載装置に送信し、 各車載装置は、前記地図情報と共に前記地図情報に合成
    された通行可能経路情報を受信して表示することを特徴
    とする救援物資輸送支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の救援物資輸送支援シス
    テムにおいて、 前記管理装置は、前記経路通過難易度情報を地図情報に
    合成して前記地図情報と共に各車載装置に送信し、 各車載装置は、前記地図情報と共に前記地図情報に合成
    された前記経路通過難易度情報を受信して表示すること
    を特徴とする救援物資輸送支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の救援物資輸送支援シス
    テムにおいて、 前記コンテナには救援物資が格納されており、 前記管理装置は、 車載装置が搭載された前記コンテナと他の車載装置が搭
    載された前記車両との対応関係をとる手段と、 各コンテナが格納する前記救援物資の種類に応じて各コ
    ンテナに割り当てられた目的被災地を各コンテナに対応
    付けられた車両の目的被災地として、当該車両に搭載さ
    れた前記車載装置に前記目的被災地についての情報を送
    信する手段と、 を備え、 前記車載装置は、前記目的被災地についての情報を受信
    して表示する手段を備えることを特徴とする救援物資輸
    送支援システム。
  6. 【請求項6】 各々がコンテナ又は車両に搭載される複
    数の車載装置と管理装置を備える救援物資輸送支援シス
    テムを用いた救援物資輸送支援方法において、 各車載装置が、当該車載装置の位置を取得して位置情報
    とするステップと、 各車載装置が、前記位置情報を前記管理装置に送信する
    ステップと、 前記管理装置が、前記位置情報を各車載装置から受信す
    るステップと、 前記管理装置が、複数の車載装置から受信した前記位置
    情報を基に通行可能な経路を推定して前記通行可能経路
    情報を生成するステップと、 前記管理装置が、前記通行可能経路情報を各車載装置に
    送信するステップと、 各車載装置が、通行可能経路情報を受信するステップ
    と、 各車載装置が、前記通行可能経路情報を表示するステッ
    プと、 を有することを特徴とする救援物資輸送支援方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の救援物資輸送支援方法
    において、 前記管理装置が、複数の車載装置から受信した前記位置
    情報を基に各経路の通過の難易度を表す経路通過難易度
    情報を生成して各車載装置に送信するステップと、 各車載装置が、前記経路通過難易度情報を受信して表示
    するステップと、 を有することを特徴とする救援物資輸送支援方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の救援物資輸送支援方法
    において、 前記管理装置は、前記位置情報を地図情報に合成して前
    記地図情報と共に各車載装置に送信し、 各車載装置は、前記地図情報と共に前記地図情報に合成
    された通行可能経路情報を受信して表示することを特徴
    とする救援物資輸送支援方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の救援物資輸送支援方法
    において、 前記管理装置は、前記経路通過難易度情報を地図情報に
    合成して前記地図情報と共に各車載装置に送信し、 各車載装置は、前記地図情報と共に前記地図情報に合成
    された前記経路通過難易度情報を受信して表示すること
    を特徴とする救援物資輸送支援方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の救援物資輸送支援方
    法において、 前記コンテナには救援物資が格納されており、 前記管理装置が、車載装置が搭載された前記コンテナと
    他の車載装置が搭載された前記車両との対応関係をとる
    ステップと、 前記管理装置が、各コンテナが格納する前記救援物資の
    種類に応じて各コンテナに割り当てられた目的被災地を
    各コンテナに対応付けられた車両の目的被災地として、
    当該車両に搭載された前記車載装置に前記目的被災地に
    ついての情報を送信するステップと、 前記車載装置が、前記目的被災地についての情報を受信
    して表示するステップと、 を有することを特徴とする救援物資輸送支援方法。
  11. 【請求項11】 管理装置としてコンピュータを機能さ
    せるためのコンピュータプログラムにおいて、 前記管理装置は、 各車載装置の位置についての位置情報を当該車載装置か
    ら受信する手段と、 複数の車載装置から受信した前記位置情報を基に通行可
    能な経路を推定して通行可能経路情報を生成する手段
    と、 を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のコンピュータプロ
    グラムにおいて、 前記管理装置は、複数の車載装置から受信した前記位置
    情報を基に各経路の通過の難易度を表す経路通過難易度
    情報を生成する手段を備えることを特徴とするコンピュ
    ータプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のコンピュータプロ
    グラムにおいて、 前記管理装置は、前記位置情報を地図情報に合成する手
    段を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のコンピュータプロ
    グラムにおいて、 前記管理装置は、前記経路通過難易度情報を地図情報に
    合成する手段を備えることを特徴とするコンピュータプ
    ログラム。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載のコンピュータプロ
    グラムにおいて、 前記管理装置は、 車載装置が搭載されたコンテナと他の車載装置が搭載さ
    れた車両との対応関係をとる手段と、 各コンテナが格納する救援物資の種類に応じて各コンテ
    ナに割り当てられた目的被災地を各コンテナに対応付け
    られた車両の目的被災地とする手段と、 を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至16のいずれか1項に
    記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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