JP3148747B1 - 地図情報入力装置及び該装置を用いた物流支援装置並びにこれらの制御プログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

地図情報入力装置及び該装置を用いた物流支援装置並びにこれらの制御プログラムを記録した記憶媒体

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JP3148747B1 JP25762099A JP25762099A JP3148747B1 JP 3148747 B1 JP3148747 B1 JP 3148747B1 JP 25762099 A JP25762099 A JP 25762099A JP 25762099 A JP25762099 A JP 25762099A JP 3148747 B1 JP3148747 B1 JP 3148747B1
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Abstract

【要約】 【課題】 デジタルマップ上に現れていない通行可能な
道路を新たな道路情報として簡単に取り込むことがで
き、道路状況の変化に迅速に対応でき実用的な地図情報
が得られること。また、この地図情報入力装置により作
成された地図情報を用い、道路状況の変化に対応した荷
物の配送計画を作成できること。 【解決手段】 車載端末2が搭載された車両が所望する
分岐点に到達すると仮想ノード用入力キー31bが押下
される。このときの車両位置はGPS衛星3a等の位置
検出手段3で検出され、現位置変換手段11でX−Y座
標に変換された後、位置設定手段13は、この位置を地
図データベース6上での新たな仮想ノードとして更新格
納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図上での道路状
況を刻時更新でき最新の道路状況を作成できる地図情報
入力装置と、地図情報に基づき荷物配送のルート等を案
内支援する物流支援装置並びにこれらの制御プログラム
を記録した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】地図情報装置を用い、行き先の目的地を
X−Y座標で予め記憶させておくことにより、目的地の
名称等の入力で地図上の位置を容易に検索することがで
き、予め道路が記載された地図上にこの配送先をポイン
トで指定することができる。この地図情報装置は、目的
地がX−Y座標で記憶されることにより、地図全体をイ
メージ化する従来のものと比して最小限のデータを扱い
つつ小規模システムで検索を確実かつ高速に行える特徴
を有している。従来の地図情報装置は、市販等されてい
るデジタルマップを地図情報の基礎として用い、このデ
ジタルマップ上での目的地の位置を目的地情報として記
憶させる構成である。
【0003】この地図情報装置としては、本出願人によ
る特許第2888757号のものがある。また、このよ
うな地図情報装置の地図情報は、本出願人による特許第
2816294号のダイナミック型物流自動ナビゲーシ
ョン装置でも利用されている。このナビゲーション装置
は、物品を物流センターから配送先に配送する配送ルー
トを作成する装置であり、この配送ルートの作成時に配
送先の地図情報を地図情報装置からX−Y座標で得るも
のである。尚、このナビゲーション装置は、道路状況等
のダイナミックな変化に対応して各配送先をつなぐ最短
の配送ルートをシミュレーションする装置であり、配送
効率の向上と短時間化を達成できる等、種々の効果を有
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
地図情報装置は、デジタルマップ上での目的地を格納で
きるだけであり、道路状況の変化に対応することができ
なかった。例えば、新たに追加した目的地はこのデジタ
ルマップに記載された道路を通ることが前提である。し
たがって、郊外や農村部等でデジタルマップに登録され
ていない道路を通って目的地に到達するということがで
きなかった。また、雨や積雪によりデジタルマップ上に
現れている道路が封鎖されると目的地に到達できなかっ
た。
【0005】ここで、問題となるのは、デジタルマップ
には現れていない私道や農道など、実際には車両が通行
できる道路が多数存在しているということである。即
ち、デジタルマップ上には全ての通行可能な道路を記載
することは到底不可能である。このため、デジタルマッ
プが表した道路を通ることなく運転者が記憶している道
路を通った方が短時間で目的地に到達できるということ
が頻繁に生じる。特に主要道路が混雑していたり、通行
止めとなっている場合には、運転者が記憶している細道
を通って迂回する方法が採られ、このときにはデジタル
マップの機能が利用できなかった。
【0006】勿論、デジタルマップによって得られる最
終的な目的地情報は、この迂回時にも有効である。しか
し、このデジタルマップの地図情報を基とする前記ナビ
ゲーション装置が物流配送のために複数の配送先を巡回
するルートを作成した場合に、上記点により農村部等で
はこの作成したルートに基づいた配送の有効性が低い問
題があった。物流の自動化及び全体の配送効率を向上さ
せる上で、このような問題は早急に解決しなければなら
ない。
【0007】また、上述した物流業務以外においても、
デジタルマップ上に現れていないが実際に通行可能な道
路を検索できることが望まれている。さらに、新設工事
中の道路や廃止された道路を任意の時期に追加、削除等
で修正できる点も同様に望まれる。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、デジタルマップ上に現れていない通行
可能な道路を新たな道路情報として簡単に取り込むこと
ができ、道路状況の変化に迅速に対応でき実用的な地図
情報が得られる地図情報入力装置の提供を目的としてい
る。また、この地図情報入力装置により作成された地図
情報を用い、道路状況の変化に対応した荷物の配送計画
を作成できる物流支援装置、並びにこれらの制御プログ
ラムを記録した記憶媒体の提供を目的としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の地図情報入力装置は、請求項1に記載のよ
うに、目的地に移動自在な車両に搭載され、目的地到達
毎に操作される目的地用の入力キー(31a)と、該目
的地に到達するための道路上の所望の分岐点に到達した
際に操作される仮想ノード生成用の入力キー(31b)
を有する車載端末(2)と、前記各入力キーの操作時に
おける前記車載端末の位置を緯度及び経度で検出する位
置検出手段(3)と、前記車両が移動している所定範囲
の地図情報が格納された地図データベース(6)と、前
記車載端末の仮想ノード生成用入力キーが操作された際
に前記地図情報上で仮想ノードを生成して前記地図デー
タベースに再格納させ、前記車載端末の目的地用入力キ
ーが操作された際に前記仮想ノード操作時から目的地に
至るまでの経路をリンクとして生成して前記地図データ
ベースに格納させる位置設定手段(13)と、を具備す
ることを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載のように、前記位置検
出手段(3)で検出された車載端末の緯度及び経度に基
づき、前記目的地及び分岐点の位置をX−Y座標軸形式
のキャラクターに変換する現位置変換手段(11)を設
け、前記地図データベース(6)は、前記仮想ノードと
目的地を含む前記地図情報をX−Y座標軸形式のキャラ
クターで格納する構成としてもよい。
【0014】また、請求項3記載のように、前記位置検
出手段(3)は、GPS衛星(3a)の電波を受信して
車載端末(2)の位置を緯度及び経度で検出するGPS
受信手段(3c)で構成してもよい。
【0015】
【0016】また、本発明の物流支援装置は、請求項4
記載のように、複数の荷主からの荷物の配送要求を受
け、当該荷物を倉庫等の物流拠点を起点として届先に配
送する車両を配車し、車両に対し所定の配車計画に従っ
た配送業務を遂行させるための物流支援装置であって、
前記車両に搭載され、道路上の所望の分岐点に到達した
際に操作される仮想ノード生成用の入力キー(31b)
を有する車載端末(2)と、前記入力キーの操作時にお
ける前記車載端末の位置を緯度及び経度で検出する位置
検出手段(3)と、予め格納保持された道路地図及び届
先の位置を示す地図情報から、前記出荷指示ファイルに
作成された各複数の届先が記載された範囲の地図情報を
抽出する手段と、該抽出された地図情報内における道路
が分岐点をノードとする複数リンクの集合の等価ルート
に変換する手段と、前記等価ルートに、予め設定された
距離情報等の静的な制約条件を附加して任意の2つの届
先同士間の最短ルートを検索する手段と、該得られた2
点間の最短ルートを参照して全届先が1つの配送ルート
で結ばれかつ該配送の移動時間が最小となるようリンク
のつなぎ替えを行って配送ルートをシミュレートする手
段と、前記車載端末の入力キーが操作された際に前記等
価ルート上で仮想ノードを生成して新たな等価ルートに
する手段と、をそれぞれ有する配送計画編集手段(10
9,159)と、を備え、前記配送計画編集手段は、前
記仮想ノードの生成時に前記各内部手段の処理を順次再
度実行して最短の配送ルートを再度シミュレートするこ
とを特徴とする。
【0017】本発明の物流支援プログラムを記録した記
憶媒体は、請求項5記載のように、コンピュータによっ
て複数の荷主からの荷物の配送要求を受け、当該荷物を
倉庫等の物流拠点を起点として届先に配送する車両の配
車計画を作成する物流支援プログラムを記録した記憶媒
体であって、該プログラムはコンピュータに、予め格納
保持された道路地図及び届先の位置を示す地図情報か
ら、前記出荷指示ファイルに作成された各複数の届先が
記載された範囲の地図情報を抽出させ、抽出された地図
情報内における道路が分岐点をノードとする複数リンク
の集合の等価ルートに変換させ、前記等価ルートに、予
め設定された距離情報等の静的な制約条件を附加して任
意の2つの届先同士間の最短ルートを検索させ、上記得
られた2点間の最短ルートを参照して全届先が1つの配
送ルートで結ばれかつ該配送の移動時間が最小となるよ
うリンクのつなぎ替えを行って配送ルートをシミュレー
トさせ、新たな分岐点を生成する要求発生時には、前記
等価ルート上に該分岐点を仮想ノードとして加えた状態
での配送ルートを再度シミュレートさせることを特徴と
することを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、車載端末2が搭載され
た車両が所望の分岐点に到達した際に、仮想ノード用入
力キー31bを操作することにより、車両の現在位置が
検出される。検出された位置が等価ルート上での新たな
ノードとして更新される。この仮想ノードの追加によ
り、元来地図情報上に現れていない分岐点を登録でき、
地図情報を更新できる。また、この更新された地図情報
に基づき配送ルートをシミュレーションして効率的な配
送業務を遂行できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の地図入力装置の全体構成を示すブロック図である。本
装置は、大別して物流拠点である物流センター等に設け
られた中央制御部1と、配送を行う移動車両に設けられ
た車載端末2で構成され、車載端末2の位置は衛星位置
検出手段3で得ることができる。
【0020】この衛星位置検出手段3は、GPS衛星3
a(GPS;Global Positioning Syetem)からの電波を受信
して緯度、経度を確認できるGPS受信手段3b,3c
からなる。尚、GPS衛星3aは図示の如く上空の複数
箇所に設けられ、GPS受信手段3b,3cではこれら
複数同士の電波の受信時間差で位置を得ることができる
ものである。
【0021】中央制御部1は、届け先への配送情報を格
納する配送情報部5aと、地図情報を記憶する地図情報
部5bと、地図情報(後述する基本図50)がデジタル
マップで格納された地図データベース(DB)6と、後
述するデータ処理を行う制御手段12を有する。配送情
報部5aには、届け先の配送情報として図2に示す如く
各届け先別の入力情報Nが格納されるようになってい
る。入力情報Nは、届け先別のコード番号、氏名、住
所、配送品目、数量等からなり、新たに発生した届け先
から伝えられる情報であり、入力手段20から入力され
る。
【0022】地図情報部5bには、図2に示すように前
記配送情報部5aの入力情報Nに対応する目的地情報W
が記憶される(後述する出力図60作成用)。この地図
情報部5bは、地図DB6から目的地情報Wに対応する
地域の基本図50を読み出し制御手段12に転送する機
能を有する。
【0023】デジタルマップ6には、主要な幹線道路に
ついて、道路をリンク、交差点(分岐点)をノードとし
て、ノード−ノード間の距離、時間、平均速度等が予め
格納されている。
【0024】通信手段10を介して現位置変換手段11
は、入力される端末2の緯度、経度の情報を地図上での
X−Y座標軸形式に変換する。この現位置は、後述する
如く目的地情報Wとされる。
【0025】制御手段12は、配送情報部5aから届け
先の入力情報Nを読み出すとともに、現位置変換手段1
1から端末2の目的地情報Wが入力されると、位置設定
手段13によりこの目的地情報Wを地図情報部5bに再
格納する。ここで、目的地情報Wは、届け先に対応した
目的地がX−Y座標形式で記憶されるものであるが、入
力手段20から届け先の入力情報Nが入力されたのみの
段階では空白状態である。
【0026】そして、移動端末位置補正手段14は、衛
星位置検出手段3が有する緯度、経度の出力誤差を補正
する。中央制御部1に設けられたGPS受信手段3bで
得られるこの中央制御部1の緯度、経度は、実際の地図
上での緯度、経度に対し誤差が生じやすい。したがっ
て、移動端末位置補正手段14には、地図上で予め測定
しておいたこの中央制御部1の緯度、経度を設定してお
き、この設定値と中央制御部1のGPS受信手段3bで
得られた緯度、経度との差分を求め中央制御部1の位置
誤差を補正する。この演算は、所定時間毎、即ちGPS
受信手段3bで緯度、経度を得る毎に行われるものであ
り、緯度と経度は、個別に差分が演算され、常に更新さ
れる。
【0027】そして、この差分は、後述する端末2の特
定要求時の該端末2の位置を補正するために用いられ
る。即ち、移動端末位置補正手段14では、下記式移動
局現位置=移動局GPS緯度経度−(固定局地図緯度経
度−固定局GPS緯度経度)に基づき端末2の位置誤差
を補正する。尚、上記式で緯度と経度は1つの式中に記
載されているが、実際は緯度と経度を分離演算する。ま
た、固定局は中央制御部1に相当し、地図緯度経度は地
図上で実測した緯度及び経度を示す真の固定値であり、
また、GPS緯度経度は、GPS受信手段3b,3cで
受信した緯度及び経度を示す位置誤差を含む変動値であ
る。
【0028】また、中央制御部1には、表示出力手段1
5が設けられ、配送情報及び地図情報を出力する。表示
出力手段15は、CRT,等の画像表示機や、プリンタ
等の印刷器で構成される。
【0029】端末2は、通信手段30,10間の無線通
信手段25を介して中央制御部1に接続されている。そ
して、端末2の目的地用入力キー31aの押下により、
この端末2側から現位置変換手段11に対し現位置(目
的地情報W)の生成要求を出す。この目的地用入力キー
31aは、届け先のコード等入力情報Nを送信する。同
時に、端末2のGPS受信手段3cによる該端末2の緯
度、経度を送信する。
【0030】そして、端末2と中央制御部1との間の無
線通信は、相互にデータが送受自在な構成にもでき、こ
の場合、端末2側にも表示出力手段32を設け、中央制
御部1側から配送情報及び地図情報を送信してこれら情
報を表示出力手段32で表示出力することもできる。
尚、端末2にはこの端末2を制御する端末制御手段33
が設けられる。
【0031】次に、上記構成による届け先の入力につい
て説明する。この入力例としては、中央制御部1側に
は、予め複数の届け先の入力情報Nが入力されているも
のとし、端末2は、この複数の届け先を結ぶ所定の配送
ルートに沿って順次移動していくものとする。そして、
中央制御部1側では、移動端末位置補正手段14に、地
図上の緯度経度とGPS受信手段3bで得られた緯度経
度との差分が設定される(前記式中カッコ内部分の演算
設定)。
【0032】端末2が移動すると、端末2に搭載された
GPS受信手段3cにより、該端末2の緯度、経度が得
られる。そして、端末2が届け先の箇所に移動した時点
で目的地用入力キー31aを押下(このとき該当する届
け先に対応するコード番号を入力してもよい)すると、
この端末2からは、無線通信手段25を介して緯度及び
経度が送信され、現位置(X−Y座標)が現位置変換手
段11で作成される。
【0033】このとき、移動端末位置補正手段14で
は、前記式により差分が得られ、GPS装置が有する端
末2の位置誤差を補正している。ここで、中央制御部1
側では、所定時間毎に該中央制御部1の位置誤差を補正
していることにより、結果として前記式の如く、移動局
の現位置(端末2の位置)を所定時間毎に補正し正確化
できることになる。これは、GPS衛星3aからみて中
央制御部1で生じる位置誤差と端末2で生じる位置誤差
がほぼ等しいことに基づく。制御手段12は、このコー
ド番号に対応する届け先の入力情報Nを読み出す。この
後、制御手段12は、地図情報部5bの入力情報Nに対
応する空白の目的地情報W部分にX−Y座標軸形式でキ
ャラクタ化された目的地情報Wを再格納する。
【0034】これにより入力情報Nに対し目的地情報W
を対で記憶することができ、以降、中央制御部1では、
届け先のコード番号あるいは氏名等を入力するのみで、
この届け先の位置を地図上で検索することができるよう
になる。
【0035】また、地図検索時には、中央制御部1の表
示出力手段15から地図情報を出力することができる。
すなわち、CRT等の画面上には、目的地情報Wの地域
が含まれた出力図60と、この出力図60に一致する地
域の基本図50(地図DB6からの読み出し)とが重畳
して表示出力される。図3に示す基本図50は、前述し
たデジタルマップの情報から、所定の縮尺比で区域内の
道路、区画線、町名、及び目標物名等の地図情報S1が
線や枠、及び文字に変換された状態で表示される。
【0036】図4は、地図検索時の表示画像を示す図で
ある。出力図60上には、基本図50と同一縮尺比で入
力情報Nに対応した目的地情報Wの位置情報S2が出力
される。届け先A,B,C…の箇所部分に位置情報S2
が表示されるようになっている。また、各届け先A,
B,C…には、前記入力情報Nのコード番号あるいは配
送順を示す情報S3が表示される。そして、図示のよう
に、表示出力手段15の画面上で出力図60上に基本図
50を重畳表示させることにより、届け先A,B,C…
の位置を地図上で知ることができる。
【0037】ここで、地図情報部5bに格納される目的
地情報Wは、届け先の位置をX−Y座標形式のキャラク
ターで記憶するものであり、かつ市販の地図帳に記載さ
れた情報を全て(例えばイメージで)記憶するものでは
ないため、制御手段12を構成するCPUに対し負担を
掛けることがなく、また処理速度を高速化できる。同時
に地図情報部5bのメモリ容量を少なくできる。
【0038】尚、変形例として基本図50及び、出力図
60をいずれも重畳した画像を印刷出力したり、基本図
50で汎用されている地図帳等を用い、この上に透明な
出力図60を重ねることによっても届け先の位置情報S
2を得ることができる。
【0039】次に、仮想ノードの生成について説明す
る。上記の届け先は、あくまで基本図50に登録されて
いる道路を使用して到達するものであり、基本図50に
登録されていない道路を通って届け先に到達することは
できない。本発明の装置は、基本図50に登録されてい
ない新たな道路を追加(仮想ノードの生成)する機能を
有している。
【0040】図5に示すのは、郊外、農村部、山間部等
の基本図50を示す図である。図示のように、地図DB
6は、郊外では主要な幹線道路70しか格納されていな
いことが多い。このため、ある届け先Fへ到達するため
に、この幹線道路70a〜70cだけを通行しようとす
ると、図中点線Dで示す如く、走行距離が長く非効率的
な経路となってしまう。したがって、本発明では、地図
DB6に登録されていない道路(農道や、私道等、実際
には車両が通行できる道路を新たに登録して、届け先F
に効率的な経路で到達できるよう構成されている。
【0041】ここで、届け先Fには、幹線道路70aか
ら直接車両が進入できる農道71があったとする。この
場合に、この農道71に至る経路を新たに登録する。
【0042】上記処理を実行するための構成として車載
端末2には、図1に示す如く仮想ノード生成用入力キー
31bを備え、運転者によって操作可能に構成される。
運転者は、この農道71への分岐点fに到着したとき
に、仮想ノード生成用入力キー31bを操作する。一
方、中央制御部1側では、仮想ノード生成用入力キー3
1bの操作時には、無線通信手段25を介して現位置変
換手段11に伝えられ、この際、衛星通信手段3を用い
て車両の現位置(X−Y座標)が得られる。位置設定手
段13は、この現位置(仮想ノードf)を地図DB6上
の対応する座標位置に追加格納する。
【0043】なお、上述したように、届け先Fに到着時
には、目的地用入力キー31aを操作して目的地情報W
を地図情報部5bに格納する。この際、制御手段12
は、仮想ノードfから届け先に到着するまでの距離、時
間を算出し地図DB6の対応するリンクの情報として格
納する。これらリンクに関する距離、時間等は、前述の
如く、車載端末2側の距離測定手段35、計時手段36
や、中央制御部1側で衛星位置検出手段3等により得ら
れた車両位置の変化状態を計時処理する等して得られ
る。
【0044】上記構成により、地図DB6に登録されて
いない新たな道路を追加することができるようになり、
以降、この届け先Fに対して農道71を使用する経路G
を選択できるようになる。
【0045】上記説明では、仮想ノード生成用入力キー
31bが新たなノードfを追加するために設けられた構
成であるが、これに限らず、既存のノードを削除するた
めに用いることもできる。この場合、車載端末2には、
他の機能キーとの組合わせ、あるいはノード消去用キー
を設ける。これにより、積雪や大雨で通行不可能となっ
た道路に分岐するノードを一時的に消去することがで
き、中央制御部1にアクセスした他の車両等の検索時に
適切な地図情報(迂回路の案内等)を提供できるように
なる。
【0046】なお、上記届け先Fに至る仮想ノードfの
設定は、他の配送車両等により異なる幹線道路からの経
路も考えられる。したがって、中央制御部1では、入力
される仮想ノードfと、リンクの情報を蓄積していくこ
とにより、地図DB6の地図情報の信頼性を向上させて
いくことができる。なお、この蓄積に関しては当初、仮
登録状態に保持しておき、所定の統計処理を施して所定
の信頼性が得られたもののみを地図DB6に登録する構
成としてもよい。例えば、農道では気象状態によって、
山間部の道路では気象状態、高度等によって通行不可が
生じやすく、季節別の統計をとることが有効となる。こ
の場合、仮想ノードfの有効性が季節等の統計情報を用
いてで判断するよう構成する。
【0047】〔第2実施形態〕第2実施形態は、上述し
た仮想ノードの生成を車両の配送計画に利用する構成に
ついて説明する。図6は、本発明の物流支援装置の大略
構成を示すブロック図である。この装置は、前述の物流
センター、および配送する車両に各々設置されるもので
ある。各部を説明すると、まず、物流センターに設置さ
れ、中央部を構成する配送計
【0048】画作成手段100(図1にも記載)は、C
PU,メモリ等のマイクロコンピュータにより構成さ
れ、大別して静的情報を処理する静的情報処理手段10
3と、動的情報を処理する動的情報処理手段105と、
実際の運行状況を監視する運行監視手段107を有す
る。また、車両側の車載端末2には、前記配送計画作成
手段100とほぼ同様の配送計画変更手段155が設置
され、割り込み情報処理手段157,配送計画再編集手
段159等を有している。
【0049】まず、物流センター側の構成から説明す
る。複数箇所の各荷主からの配送依頼は、オンラインを
介し所定のデータ形式で荷物情報入力手段110に入力
され、静的情報処理手段103に出力される。静的情報
入力手段103には、在庫管理装置120(特願平4−
41320号)が接続され、在庫情報が得られる。
【0050】この静的情報処理手段103の出力は、配
送計画編集手段109に出力され、配送計画が編集され
る。また、配送計画編集手段109には第1実施形態で
説明した地図情報入力装置125が接続され、届先の地
図情報が得られる。なお、この地図情報入力装置125
には上記地図DB6が設けられているものとする。配送
計画編集手段109の出力は、CRTあるいはプリンタ
等の表示出力手段15に出力される。
【0051】また、変化情報入力手段112には、道路
状況、運行ダイヤ等の刻時変化する変化情報がオンライ
ンあるいは操作入力され、このデータが入力される都
度、動的情報処理手段105に出力される。動的情報処
理手段105は、この情報の種類および変化の度合いに
従い、前記配送計画編集手段109で編集された配送計
画に対して変更要求を出力する。
【0052】上記配送計画作成手段100で作成された
配送計画に従って配送業務が実際に運行されることにな
るが、この運行状況は、衛星位置検出手段3により該車
両の位置が常に運行情報として運行情報入力手段114
に入力されている。したがって、運行監視手段107で
は、上記配送計画編集手段109で作成された配送計画
に対する実際の運行状況を監視し、前記表示出力手段1
5に出力するようになっている。
【0053】次に、上記各構成部の詳細を説明する。荷
主からの配送依頼として荷物情報入力手段110に入力
されるデータは、荷主コード、荷物の品目コード、届先
コード等を有している。静的情報処理手段103は、図
7に示すように荷主、品目、届先の各マスターファイル
を有しており、同図(a)の荷主コードにより荷主ファ
イルから荷主名、電話番号、住所等を得ることができ
る。また同図(b)の品目コードにより品目ファイルか
ら品目名称、体積、容量、単価、荷姿等の情報を得られ
る。同様に、同図(c)の届先コードにより地区コー
ド、届先名、住所、指定時間、注意事項等の情報を得る
ことができる。
【0054】同様のマスターファイルとしては、図示し
ないが、配送距離−運送料金のファイルや、運送会社、
車両、ドライバーに関するファイルがある。これら各情
報は、業務上の各要求がある(後述する在庫管理、運賃
計算、時間管理、配送順計算等)都度利用されるように
なっている。尚、これら各コードと各マスターファイル
は、新規の荷主、届先や品目に対して逐次更新される。
【0055】静的情報処理手段3では、品目コードに基
づき、前記在庫管理装置120に対し対応する品目の物
品をピックアップする旨の出荷指示を出力する。同時
に、在庫管理装置120では在庫情報の更新を行う。
尚、ピックアップされた物品は、配送計画編集手段10
9で作成された配送計画に基づき指定された車両に送ら
れるようになっている。
【0056】静的情報処理手段103での前記出荷指示
は、図8に示す如く、更新可能なデータファイルとして
の出荷指示ファイル上に作成される。この出荷指示ファ
イルは、同図(a)の親ファイルである届先データと同
図(b)の子ファイルとしての品目データで構成され
る。届先データは、出荷日、荷主コード、届先コード、
指定時間、運送会社、注意事項等で構成される。品目デ
ータは、出荷日、荷主コード、届先コード、品目コー
ド、荷姿区分、数量等で構成されている。これら届先デ
ータと、品目データは、同図(c)に示す如く、対応す
る階層構造とされており、必要とする項目内容の確認、
照合、読み出し等の各作業に対する利便性が得られてい
る。
【0057】次に、前記変化情報入力手段112には、
図9に示す以下の各変化情報が刻時入力される。定期便
トラック等の車両情報、および船、航空機の発車時刻等
のダイヤの変更があった場合、この変更データはダイヤ
情報入力手段112aに入力される。また、都市内に於
ける道路交通の混雑度を示す信号機の情報、および警察
で使用される信号機切換タイミング(ビーコン)の情報
は、信号機情報入力手段112bに入力される。さら
に、高速道路で使用される建設省の道路情報は路車間情
報入力手段112cに入力される。これら各情報は、入
力される度に切換出力手段112dを介して前記動的情
報処理手段105に出力される。
【0058】前記動的情報処理手段105では、前記変
化情報入力手段112から刻時出力される変化情報を統
合し、各情報の変化の度合いに応じた優先順を付与して
前記配送計画編集手段に対し変更要求を出力する。
【0059】そして、前記静的情報処理手段103によ
り各荷主の品目を各届先に対してデータ処理された後、
この処理されたデータは配送計画編集手段109に出力
される。同様に前記動的情報処理手段105による変化
情報もこの配送計画編集手段109に出力される。
【0060】配送計画編集手段109は、各荷主の品目
を各届先に対し効率的に配車するための配送計画を作成
する。このため、配送計画編集手段109では、まず地
区マスターファイルで予め定められた地区別に前記届先
を編集処理する。地区ファイルは、図10に示す如く、
地区コード、地区名称、地区座標X−Y、地区迄移動標
準時間(物流センターから地区に入るまでの標準時
間)、地区内平均移動速度、地区基本運送料等で構成さ
れ、予め作成されている。
【0061】尚、この地区ファイルのうち届先を示す地
区座標X−Yの構成は、第1実施形態で説明した如く、
配送箇所を地図上でのX−Y座標点とし、各地区別のの
地図番号および地図番号内のX−Y点で構成したもので
あり、地図情報全てをイメージデータで記憶しておくも
のではなく、X−Y点のデータで得るために計算処理に
係る負担を軽減できるものである。
【0062】この地区ファイルの情報は、データファイ
ルである出荷指示仕分けファイル上で処理される。出荷
指示仕分けファイルは、図11(a)の親ファイルとし
てのコースデータと、同図(b)の届先データ、同図
(c)の品目データの階層構造である。コースデータ
は、コース番号、このコース番号のルート順と立ち寄り
届先数と推定総距離、このコースの出発時刻と終着時
刻、総重量、積載率、金額、車両番号、車両所属コー
ド、ドライバーコード等で構成されている。届先データ
は、出荷日、荷主コード、コース番号、各届先別のコー
ス内順と地区とコース内地区順と地区内順、届先コー
ド、届先別のの合計運送量と合計重量、予定到着時刻、
指定時間、運送会社指定、ドライバー指定等で構成され
る。品目データは、各品目別のコース番号、荷主コー
ド、届先コード、品目コード、品目名称、荷姿区分、荷
姿、数量、重量、体積重量等で構成される。
【0063】この出荷仕分けファイルの作成にあたり、
各コース番号は、前記地図情報入力装置で予め定められ
た地区別に割当てられるものであり、以下、この予め定
められた地区範囲内での配送計画を作成するため、ファ
イル作成の処理を高速化できる。まず、コースデータ作
成には、各コース番号でこの地区に該当する複数の届先
を静的情報処理手段3から集めた後、配送するための車
両に積載可能な数量の物品が選択されて届先データ、品
目データが作成される。
【0064】次に、複数の届先は、前記所定の地区内を
計算範囲とする順路の計算処理により各々が1つの順路
で結ばれる。順路作成は、数値演算プロセッサを用いて
一般計算とニューラル技術、モンテカルロ法によりシミ
ュレートされる。具体的に地図上で計算を表現すると、
図12に示す如く、各届先A,B,Cを連結する最短経
路の道路上での距離から届先のコース内の配送順路がシ
ミュレートされ、同時に予定到着時間が付される。そし
て、配送順路予定到着時刻は、動的情報の変化により後
述する如く変更される。
【0065】コースデータ、届先データ、品目データが
作成されると、図13に示す如く各ファイルは互いに階
層構造が形成される。また、図12に示す地図情報は、
CRT等の表示出力手段15上に画面表示される。な
お、第2実施形態では、各届先間のルートが結ばれてい
る点が第1実施形態と相違する。尚、表示に際して地図
上の道路に対しルートを別色、あるいは線の太さを変え
る等で視認の容易化が図られている。
【0066】このコースデータがシミュレートされる
と、表示出力手段15の画面上には、この出荷仕分けフ
ァイル内容である図14〜図16に示す配車状況表を適
宜選択的に表示可能である。図14に示す配車状況表
は、各コース別の配車状況を示す一覧表(トップ画面)
であり、図示の如くコース番号101〜109までの各
コース別に車両番号、各々車両のトン数、届先数、積載
率が枠表示されている。
【0067】また、図15,図16は前記図14の下位
画面であり、図15の画面では、各コース別の詳細内容
(配達先、予定着時間等)が表示され、図16では、届
先別の配送内容が表示される。尚、図14の各コース枠
内をマウスで指定すると、図15,図16の各画面に切
換自在であるとともに、画面右側に設けられる常設のフ
ァンクションエリアをマウスで指定することによりこの
自動配車装置自体の各機能の表示切換や各情報の入出力
等操作が行える。
【0068】上述したように、配送計画作成手段100
により荷主からの荷物について届先に所定の順路でシミ
ュレートされるが、この処理は、荷主からの荷物情報に
基づき判断処理され、各コース別の車両に自動的に配車
され、シミュレートされた配車状況は表示出力手段15
上でで即座に変更自在である一方、各コースを担当する
ドライバーに対しては、車載端末2側にこれらのデータ
を転送したり、図15相当の配車状況表がプリンタで印
字出力されたものを手渡すことのみで配送作業を遂行す
ることができる。
【0069】以下、動的情報の変化時の処理動作を説明
する。変化情報入力手段112に動的情報の変化が入力
されると、動的情報処理手段105は、前記シミュレー
トされた配送計画に対する変更要求を出力する。具体的
には、前記各種ダイヤの変更があった場合には、使用す
る予定であった船、飛行機の遅延、欠航があるため、代
替えの輸送手段が検索される。また、信号機情報、およ
び路車間情報の変化に基づき道路の混雑状況を判断すし
ている。
【0070】これに伴い図11の出荷指示仕分けファイ
ルの各内容が変更される。例えば、同図(a)のコース
データ中、ルート順、出発時刻、終着時刻の変更や、同
図(b)の届先データ中、コース内順、地区順、地区内
順が変更される。具体的には、図12に示す届先順が当
初、A,B,Cとされていたが、AからBに移動する途
中の道が混んでいる情報(信号機情報)があると、この
混んである道路を避けるか、あるいは、ルート順を変更
(例えばA,C,B)とする処理がなされる。同様に、
通過する高速道路が混雑していると、この混雑区間を避
ける等、ルート変更を行う。但し、この変更時、届先の
要求である配送の指定時間が設定されている場合には、
この項目が優先処理されるようになっている。
【0071】この変更により、配送にかかる全体時間が
変化するため、前記配車状況表どおりに配送できないた
め、この変化の重要度に基づいて配送計画編集手段10
9は、新たな配送計画をシミュレートし配車状況表を更
新するか否かを決定する。また、変更する際、新たな問
題点が発生する場合には、図14の画面下部の問題点表
示エリアMに該発生した問題点を表示するようになって
いる。
【0072】上述した中央側としての物流センターに設
置される配送計画作成手段100の構成は、図6記載の
車載端末2側にも、ほぼ同様の構成で配送計画変更手段
155として設けられる。これら物流センターと、車両
との間は、前記通信手段10,30を介して配送計画が
双方向に通信自在な構成とされ、物流センター側の配送
計画編集手段109で作成された配送計画は通信手段1
0,30を介して車両に搭載された配送計画変更手段1
55の配送計画再編集手段159に転送でき、車載端末
2の表示出力手段32で同様の配車状況表を読み出すこ
とができる。また、地図情報入力装置125と同様の地
図情報入力装置126を設ける構成にできる。この場
合、これら地図情報入力装置125,126同士は、通
信手段10,30を介して互いの地図情報を逐次更新可
能に構成する。また、地図情報入力装置125を物流セ
ンター側にのみ配置する場合には、車載端末2側では、
通信手段10,30を介して必要な地域の地図情報を取
込むこともできる。
【0073】そして、この車載端末2には、配送途中で
集荷依頼等、割り込みの荷物があった場合の割り込み情
報が入力される割り込み情報入力手段151、および道
路状況の変化等が入力される変化情報入力手段153が
設けられ、これらの割り込み情報は、割り込み情報処理
手段157に入力される。これら割り込み情報入力手段
151、変化情報入力手段153は、物流センターに設
けられた荷物情報入力手段110、変化情報入力手段1
12と同一の構成でいずれも荷物情報、変化情報が入力
される。
【0074】前記割り込み情報入力手段151に入力さ
れる情報は、集荷する荷物の荷主コード、品目コード、
届先コード等であり、バーコード、および該バーコード
をバーコードスキャナにより固定データを容易に入力で
きるようになっており、詳細等はファンクションキー、
テンキー等で補足するようになっている。また、配送時
および集荷時において車両内には、該当するコースのエ
リアが記載された地図が設けられ、この地図上で予め定
められた複数の各地区枠にはそれぞれ入力しようとする
該当住所の丁目等大略した内容の住所情報を示すバーコ
ードが設けられている。このバーコードをスキャナで読
み取るだけにより、車両内で前記地図情報入力装置12
6に対する地図情報入力を格段に容易化できる。
【0075】この割り込み情報により割り込み情報処理
手段157は、前記配車状況表に割り込みをかける旨の
割り込み信号を配送計画再編集手段159に出力する。
配送計画再編集手段159は、前記配車状況表をこの割
り込みによって再編集し、再編集後の配車状況表を車両
に搭載された表示出力手段32に出力する。上記配送計
画変更手段155は、入力条件である割り込み情報、お
よび変化情報に基づき車両側で新たな配送計画を作成す
る点が異なるのみであり、他の構成、および配車状況表
作成のための具体的処理は前述した物流センターに設置
される配送計画作成手段100と同様である。
【0076】上記構成によれば、あるコース番号の車両
が所定の地区で荷物を配送途中に、この車両に対し直
接、配送経路近辺の荷主から集荷依頼があった場合に
は、この集荷依頼が車両に設けられた割り込み情報入力
手段151に入力され、これに従い車両の配送計画変更
手段155は荷物情報、ルート順等の前記出荷指示仕分
けファイルの各内容を変更して配車状況表を再編集する
ため、物流センターの処理を会さずに車両側だけでこの
割り込み要求を受け入れることができる。
【0077】また、新たな配車状況表上でのルート順
は、該車両にも搭載されている地図情報入力装置126
により得られ、運転車はこの地図情報に基づき届先の場
所およびルート順を容易に確認することができ、新たな
配送計画に従った確実な配送業務を遂行することができ
る。尚、車両側で再編集された新たな配車状況表は、中
央の物流センターに対し前記通信手段10,30を介し
て伝えることができ、中央でもこの割り込み情報の内容
を得ることができる。
【0078】また、以上説明した物流支援装置は、配送
中の車両の配送状態を監視している。すなわち、配送中
の各車両は、衛星通信により現在位置が確認できるもの
であり、当該位置が運行情報入力手段114を介して、
運行監視装置107に入力されると、この運行監視装置
107は、前記作成された配車状況表と実際の配送の進
捗具合を照合して、図15に示す配車状況表の着時刻通
りに配送業務が遂行されているか否かを確認できる。同
時に、地図検索装置125による図12に示す表示出力
手段15の表示画面上では、予定ルートの表示色と、車
両の現在位置までのルート部分の色を変更させ表示する
ことにより、地図上で配送の進捗状況を確認することが
できる。また、車両側では車載端末2の表示出力手段3
2上に表示出力される。
【0079】このため、各種動的情報の変化や割り込み
情報により配車状況表が更新された後であっても、この
動的情報に含むことができない不測の要因は実際の運行
状況に現れることになる。したがって、更新された配車
状況表通りに配送できない場合においても、上記運行を
監視する構成により、この実際の運行に際して生じた問
題点の抽出を容易に行えることになる。
【0080】次に、上記配送計画編集手段109におけ
る順路計算の具体的手法を説明する。配送計画編集手段
109は、複数の届先を、前記所定の地区内を計算範囲
とする順路の計算処理を行い各々を1つの順路で結ぶ。
具体的には、図17に示す地図上の各届先について、図
18に如く、各届先と道路のみをイメージに変換する。
このイメージ化された情報は、地図情報入力装置125
により得られ、図17に記載された地図情報(例えば番
地情報、各種記号、建物外形、道路等)全てをイメージ
化するのではない。すなわち、各届先(例えば届先が図
18に示すA〜Eまでの5件であり図17の各建物に一
致している)と道路のみが抽出されるため、不要な情報
が削除され、地図処理にCPUの負担がかからない。
【0081】次に、このイメージ化された届先と道路は
配送計画編集手段109により図19に示す等価ルート
に置き換えられる。この等価ルートは、各届先の地図情
報を地図情報入力装置125からX−Y座標軸で得た
後、各届先A〜Eをつなぐ道路の交差点をノードとして
ノードとノード間を直線的に接続(リンク)して得る。
例えば図18中太線(図17の地図上でも同様な太線部
分)で示す道路がこれに該当し、この道路について等価
ルートが図19に示すように作成される。この等価ルー
トにより各届先の道路が数値化され、後述の演算を容易
化できる。
【0082】この等価ルート上の各リンクの情報は、地
図情報入力装置125に格納されている(参考までに図
19に示す各リンク部分に各々Km単位の距離情報を図
示してある)。各リンクの平均速度(道路交通の速度情
報として公知;単位Km/h)は、刻時変化情報として
変化情報入力手段112に入力される。この平均速度
は、前記信号機情報および路車間情報である。
【0083】したがって、配送計画編集手段109で
は、入力される各リンク部分の距離情報(Km)と平均
速度(Km/h)に基づきこの各リンク部分に費やされ
る消費時間(Min)を演算する。この後、配送計画編
集手段109では、各ノードとノード間を結合して配送
にかかる全体の所要時間を得る。このときの条件として
は1.複数の届先を1つのルートで全てつなぐ条件と、
2.配送にかかる全体の消費時間)を最短にする条件が
あり、これの演算をモンテカルロ法を用いて行う。
【0084】モンテカルロ法では、前記条件1.2.に
必要な情報(図18に示すイメージ化された情報)を地
図情報入力装置125から得て乱数を発生させることに
より、任意のノードとノードとを結んでまず仮のルート
をシミュレートする。この後、次第にリンクの時間が短
い所を結び、また全体の所要時間が長ければ別のノード
同士の結びかえを繰り返してシミュレートする。(図2
0には各リンク部分にこのリンクでの消費時間Minを
図示した。)例えば図21に示すように配送の全ての届
先が結合された配送ルートHとして順次シミュレートさ
れる。このシミュレート時ノード間のつなぎ変えにより
例えば一部が点線の如くつなぎ替えされる。最終的に
は、最短時間で結ばれた配送ルートHが得られる。この
ときの配送ルートHは、等価ルートによる数値演算であ
るため、配送計画編集手段109での演算負担が少ない
とともに、演算自体も短時間で行うことができる。
【0085】そして、この等価ルートによる配送経路作
成時には、図22に示すように、通過しようとするルー
ト上の道路条件が各々参照される。この道路条件は、予
め静的情報処理手段103に入力される固定されたもの
であり、一方通行情報及び、交差点情報、及び通過制限
情報がそれぞれ識別子(具体的にはビット情報)形式で
記憶されたものである。
【0086】詳細を具体的に説明すると、図22(a)
に示す一方通行のリンク部分では前記シミュレート時に
通過できる方向であるか否かが参照される。例えば通行
可はビット1,通行不可はビット0とされ、前記配送ル
ートH作成の過程で、通過したい方向が侵入禁止であれ
ばビット0の参照でこのリンク部分が等価ルート上から
削除され、通行可であるビット1の場合のみこの部分の
リンクが設けられ、配送ルートHに使用できるか否かが
定められる。例えば、図21においてノードPが配送ル
ートHの通過方向に対して一方通行不可である場合、こ
のノードPが削除され、よって配送ルートHは他の短時
間部分にノード(図21中点線部分)を通過して届先C
に到達する。
【0087】同様に、図22(b)に示す通過制限情報
としては、通過しようとするリンクが工事中であり、通
行可であるか否かの状態がある他、図22(c)に示す
車種による通過制限がある。例えば、あるノードにおけ
る通過可能な車両が2t車迄である場合、使用する車両
が4tの場合この通過を不可としている。これらの通過
制限情報も、前記同様ビット情報として配送ルートHの
作成過程で参照される。
【0088】また、図22(d)に示す交差点情報は各
ノード部分の図式化であるが、図22(e)に示す如く
この各ノードは、行列式の形式でビット記憶されてい
る。図22(d)はノード(交差点)が3差路である場
合を示しているが、図22(e)に示すように各方向か
ら進入した場合、進行できる方向が行列形式でビット記
憶されていて、この図ではビット0に相当する方向K1
から方向K3への右折のみ禁止されていることを示して
いる。この交差点情報も前記配送ルートH作成過程で通
過する各ノード部分でビット参照されるようになってお
り、配送ルートHの進行方向上から進入禁止方向のリン
クが削除され、他の配送ルートHが使用されるようにな
る。
【0089】以上説明したように、配送ルートHを作成
するにあたり、通過しようとする道路条件がビットの参
照のみの簡単な方法により使用可、不可として処理され
るので、配送ルートHの作成をCPU負担が少なく短時
間で行え、また極めて実際の配送業務に即して作成でき
ることになる。尚、この道路条件のビット処理は、道路
に限らず、空路における航空機の発着条件、および海上
路における船の発着条件に対しても同様に処理されるも
のであり、所謂、刻時変化する動的(ダイナミック)情
報に対する配送ルートの自動作成において有効利用され
ている。
【0090】シミュレートされたルートは、図18に示
すような道路と各届先のみの簡略化された地図上に再び
展開される。例えば、図12に示す如く、各届先A〜E
を連結する最短経路の道路上での距離から届先のコース
内の配送順路がシミュレートされ、同時に予定到着時間
が付されるようになっている。また、表示出力手段15
からは図15に示す配車状況表として出力される。
【0091】また、各届先に到着した後から再び出発す
るまでの停車している時間(庭先時間)は、各届先毎に
異なり、これら各庭先時間は、静的情報(静的な制約条
件)として図11(b)に示す届先データとして予め作
成されており、前記シミュレートされたルートにかかる
全体の消費時間(所要時間)に付加される。また、静的
な制約条件としては、他に図11(a),(b)に示す
もののうち、届先数、総距離、配送時間(出発時刻から
終着時刻までの時間)、配達指定時間、届先での庭先時
間、配送車両の道路条件、交差点情報等があり、これら
に基づき動的変化を除く(静的情報のみによる)配送ル
ートが作成されている。また、配送順路予定到着時刻
は、動的情報の変化により変更される。この配送順路予
定到着時刻は、動的変化があったときの動的情報の入力
で変更されるが、この動的情報(動的な制約条件)とし
ては、配達指定時間、届先順の変更の有無、道路条件、
交差点条件等があり、この動的な制約条件を附加して再
度配送ルートが再作成される。
【0092】そして、上記構成の物流支援システムに
は、第1実施形態で説明したと同様に仮想ノードの追加
機能がある。即ち、地図情報入力装置125(126)
では、図1に示す車載端末2に設けられた仮想ノード生
成用入力キー31bの押下により新たな仮想ノードを追
加する。
【0093】これに基づき、配送計画編集手段109で
は、新たに追加されたノードを含めて配送ルートHを作
成することができる。なお、車載端末2側の配送計画再
編集手段159においても同様に配送ルートを作成でき
ることは言うまでもない。これにより、地図DB6に登
録されていない道路を使用した配送ルートHを作成で
き、より実際的な配送ルートを作成できるようになる。
【0094】また、車載端末2側に、上述同様のノード
消去用キーを設けるなど、ノード消去の機能を持たせる
ことにより、積雪や大雨で通行不可能となった道路に分
岐するノードを一時的に消去することができ、刻時変化
する動的変化に対応した配送ルートをシミュレートでき
るようになる。このノード消去により、配送ルート作成
時にはノード部分でのビットに特定のビット(例えば
0)を登録しておけば、配送ルートHの進行方向上から
進入禁止方向のリンクが削除され、他の配送ルートHへ
の迂回が生成できる。例えば、積雪や大雨で一時的に通
行不可な場合に有効である。
【0095】上記各実施形態では、配送業務への適用例
を説明したが、本発明はこれに限らず有効利用できる。
上記構成による地図情報の逐次更新機能を用いて、除雪
地域を検索することができる。また、造成中の道路に対
しても上記仮想ノードの追加により新たな地図情報を作
成でき、また、配送計画も効率化できるようになる。こ
れにより、新興住宅地など道路整備の進んでいない地域
の地図情報の更新、及び物流業務の効率化を図れるよう
になる。
【0096】
【発明の効果】本発明の地図情報入力装置によれば、車
載端末が搭載された車両が所望の分岐点に到達した際
に、仮想ノード用入力キーを操作することにより、車両
の現在位置が検出され、検出された位置が等価ルート上
での新たなノードとして地図情報を更新することができ
る。仮想ノードの追加により、農道や、私道等地図情報
上に現れていない分岐点を登録でき、地図情報を更新で
きるようになり、地図情報上での新たな道路の追加、修
正も行えるため、地図情報の信頼性を向上することがで
きるようになる。また、上記の地図情報を利用する物流
支援装置は、新たな仮想ノードの追加に基づき、配送ル
ートをより実際的な経路でシミュレーションできるよう
になり、物流の効率化を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地図情報入力装置の実施の形態を示す
ブロック図。
【図2】入力情報及び目的地情報の記憶フォーマット。
【図3】基本図を示す図。
【図4】基本図及び出力図の表示出力状態を示す図。
【図5】郊外の基本図を示す図。
【図6】本発明の物流支援装置の実施の形態を示すブロ
ック図。
【図7】配送する荷物のマスターファイルを示す図。
【図8】配送処理上作成される出荷指示ファイルを示す
図。
【図9】変化情報入力手段の構成を示すブロック図。
【図10】地区ファイルを示す図。
【図11】配送処理上作成される出荷指示仕分けファイ
ルを示す図。
【図12】配送経路を示す図。
【図13】出荷指示仕分けファイル同士の構造を示す
図。
【図14】配車状況一覧表を示す図。
【図15】各コース別の配車状況表の詳細を示す図。
【図16】各配送先の配送内容の詳細を示す図。
【図17】地図上での各配送先を示す図。
【図18】地図上での各配送先をイメージ化した図。
【図19】各配送先を結ぶ等価ルートを示す図。
【図20】等価ルート上での各リンクの消費時間を示す
図。
【図21】各配送先を最短時間で結んだ図。
【図22】道路条件に関する識別情報を示す図。
【符号の説明】
1…中央制御部、2…車載端末、3…衛星位置検出手
段、5a…配送情報部、5b…地図情報部、11…現位
置変換手段、12…位置設定手段、13…位置設定手
段、14…移動端末位置補正手段、31a…目的地用入
力キー、31b仮想ノード生成用入力キー、35…距離
測定手段、36…計時手段、37…メモリ、100…配
送計画作成手段、103…静的情報処理手段、105…
動的情報処理手段、107…運行監視手段、109…配
送計画編集手段、110…荷物情報入力手段、112…
変化情報入力手段、114…運行情報入力手段、120
…在庫管理装置、125,126…地図情報入力装置、
15,32…表示出力手段、10,30…通信手段、1
51…割り込み情報入力手段、155…配送計画変更手
段、157…割り込み情報処理手段、159…配送計画
再編集手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−49993(JP,A) 特開 平10−89975(JP,A) 特開 平9−243391(JP,A) 特開 平9−113291(JP,A) 特開 平7−294274(JP,A) 特開 平8−101039(JP,A) 特開 平9−119841(JP,A) 特開 平11−31294(JP,A) 特開 平11−3496(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/0962 - 1/137 G01C 21/00 G09B 29/00 - 29/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地に移動自在な車両に搭載され、
    的地到達毎に操作される目的地用の入力キー(31a)
    と、該目的地に到達するための道路上の所望の分岐点に
    到達した際に操作される仮想ノード生成用の入力キー
    (31b)を有する車載端末(2)と、 前記各入力キーの操作時における前記車載端末の位置を
    緯度及び経度で検出する位置検出手段(3)と、 前記車両が移動している所定範囲の地図情報が格納され
    た地図データベース(6)と、前記車載端末の仮想ノード生成用入力キーが操作された
    際に前記地図情報上で仮想ノードを生成して前記地図デ
    ータベースに再格納させ、 前記車載端末の目的地用入力キーが操作された際に前記
    仮想ノード操作時から目的地に至るまでの経路をリンク
    として生成して前記地図データベースに格納させる位置
    設定手段(13)と、 を具備することを特徴とする地図情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段(3)で検出された車
    載端末の緯度及び経度に基づき、前記目的地及び分岐点
    の位置をX−Y座標軸形式のキャラクターに変換する現
    位置変換手段(11)を設け、 前記地図データベース(6)は、前記仮想ノードと目的
    地を含む前記地図情報をX−Y座標軸形式のキャラクタ
    ーで格納する構成とされた請求項1記載の地図情報入力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段(3)は、GPS衛星
    (3a)の電波を受信して車載端末(2)の位置を緯度
    及び経度で検出するGPS受信手段(3c)で構成され
    た請求項1記載の地図情報入力装置。
  4. 【請求項4】 複数の荷主からの荷物の配送要求を受
    け、当該荷物を倉庫等の物流拠点を起点として届先に配
    送する車両を配車し、車両に対し所定の配車計画に従っ
    た配送業務を遂行させるための物流支援装置であって、 前記車両に搭載され、道路上の所望の分岐点に到達した
    際に操作される仮想ノード生成用の入力キー(31b)
    を有する車載端末(2)と、 前記入力キーの操作時における前記車載端末の位置を緯
    度及び経度で検出する位置検出手段(3)と、 予め格納保持された道路地図及び届先の位置を示す地図
    情報から、前記出荷指示ファイルに作成された各複数の
    届先が記載された範囲の地図情報を抽出する手段と、該
    抽出された地図情報内における道路が分岐点をノードと
    する複数リンクの集合の等価ルートに変換する手段と、
    前記等価ルートに、予め設定された距離情報等の静的な
    制約条件を附加して任意の2つの届先同士間の最短ルー
    トを検索する手段と、該得られた2点間の最短ルートを
    参照して全届先が1つの配送ルートで結ばれかつ該配送
    の移動時間が最小となるようリンクのつなぎ替えを行っ
    て配送ルートをシミュレートする手段と、前記車載端末
    の入力キーが操作された際に前記等価ルート上で仮想ノ
    ードを生成して新たな等価ルートにする手段と、をそれ
    ぞれ有する配送計画編集手段(109,159)と、 を備え、 前記配送計画編集手段は、前記仮想ノードの生成時に前
    記各内部手段の処理を順次再度実行して最短の配送ルー
    トを再度シミュレートすることを特徴とする物流支援装
    置。
  5. 【請求項5】 コンピュータによって複数の荷主からの
    荷物の配送要求を受け、当該荷物を倉庫等の物流拠点を
    起点として届先に配送する車両の配車計画を作成する物
    流支援プログラムを記録した記憶媒体であって、 該プログラムはコンピュータに、予め格納保持された道
    路地図及び届先の位置を示す地図情報から、前記出荷指
    示ファイルに作成された各複数の届先が記載された範囲
    の地図情報を抽出させ、 抽出された地図情報内における道路が分岐点をノードと
    する複数リンクの集合の等価ルートに変換させ、 前記等価ルートに、予め設定された距離情報等の静的な
    制約条件を附加して任意の2つの届先同士間の最短ルー
    トを検索させ、 上記得られた2点間の最短ルートを参照して全届先が1
    つの配送ルートで結ばれかつ該配送の移動時間が最小と
    なるようリンクのつなぎ替えを行って配送ルートをシミ
    ュレートさせ、 新たな分岐点を生成する要求発生時には、前記等価ルー
    ト上に該分岐点を仮想ノードとして加えた状態での配送
    ルートを再度シミュレートさせることを特徴とすること
    を特徴とする物流支援プログラムを記録した記憶媒体。
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