JP2003161530A - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
うことができ、据付後には正常運転を安定して行うこと
ができる給湯装置を提供する。 【解決手段】 貯湯タンク3と、貯湯タンク3の下部と
上部とを連結する循環路12とを有し、循環路12に水
循環用ポンプ13と熱交換路14とを介設している給湯
装置である。熱交換路14を加熱源により加熱して、貯
湯タンク3の下部からの未加熱水を沸上げてこの貯湯タ
ンク3の上部に返流する沸上運転を行う。熱交換路14
からの出湯温度等を動作確認のための必要情報として、
試運転時に表示する。
Description
される温湯を貯める貯湯タンクを有する給湯装置に関す
るものである。
なヒートポンプ式給湯装置がある。このヒートポンプ式
給湯装置は、貯湯タンク50を有するタンクユニット5
1と、冷媒回路52を有するヒートポンプユニット53
とを備える。また、冷媒回路52は、圧縮機54と水熱
交換器55と膨張弁57と蒸発器58とを順に接続して
構成される。そして、タンクユニット51は、上記貯湯
タンク50と循環路59とを備え、この循環路59に
は、水循環用ポンプ60と熱交換路61とが介設されて
いる。この場合、熱交換路61は水熱交換器55の一部
にて構成される。
せると共に、ポンプ60を駆動(作動)させると、貯湯
タンク50の底部に設けた取水口から貯溜水(温湯)が
循環路59に流出し、これが熱交換路61を流通する。
そのときこの温湯は水熱交換器55によって加熱された
熱交換路61にて加熱され(沸上げられ)、湯入口から
貯湯タンク50の上部に返流される。これによって、貯
湯タンク50に高温の温湯を貯めるものである
運転を行って、動作確認を行う必要がある。ここで、試
運転とは、給湯装置を据付けた際の運転状況を確認する
ための運転であり、上記の沸上運転を行う。すなわち、
上記ヒートポンプ式給湯装置であれば、循環路59への
入水温度(熱交換路61の上流側の温度)や循環路59
から貯湯タンク50への出湯温度(熱交換路61の下流
側の温度)等を検出して、動作状況を把握して正常に動
作しているか否かを判断するのである。
の各種計測器を据付時に給湯装置に別途設置して、これ
らの計測器から計測したり、必要情報を得るための検出
手段を、給湯装置の制御部を構成するマイコン(マイク
ロコンピュータ)に具備させたりしていた。
測器を設置する方法では、その設置作業が面倒であると
共に、各種計測器の観察も困難であった。また、マイコ
ンが必要情報の検出手段を具備したものであっても、作
業現場においてはそのマイコン内の値(必要情報)を確
認することが困難であった。
めになされたものであって、その目的は、据付ける際の
試運転時の動作確認を簡単に行うことができ、据付後に
は正常運転を安定して行うことができる給湯装置を提供
することにある。
置は、加熱源にて加熱された温湯を貯める貯湯タンク3
を備えた給湯装置であって、試運転時に、上記加熱源に
て加熱される温湯の出湯温度等を動作確認のための必要
情報として表示する表示手段36を備えたことを特徴と
している。
の必要情報(加熱源にて加熱された温湯の出湯温度等)
を試運転時に表示する表示手段36を備えているので、
試運転時に、貯湯タンク3へ供給される温湯が正常に沸
上っているか判断することができる。これにより、この
運転動作が正常か否かを判断することができる。
この貯湯タンク3の下部と上部とを連結する循環路12
とを有し、この循環路12に水循環用ポンプ13と熱交
換路14とを介設し、この熱交換路14を加熱源により
加熱して、貯湯タンク3の下部からの未加熱水を沸上げ
てこの貯湯タンク3の上部に返流する沸上運転を可能と
した給湯装置であって、上記必要情報が、上記循環路1
2への入水温度と、上記熱交換路14からの出湯温度
と、上記水循環用ポンプ13のポンプ指令値とであるこ
とを特徴としている。
ンプ13を駆動させて、沸上運転を行うことによって、
貯湯タンク3に高温の温湯を貯めることができる。そし
て、試運転中に、上記循環路12への入水温度と、上記
熱交換路14からの出湯温度とを把握することができ、
循環路12内の温度を把握することができる。また、上
記水循環用ポンプ13のポンプ指令値からポンプ流量を
検出することができる。すなわち、この給湯装置の試運
転時の運転状況を把握することができる多くのデータを
入手することができ、これらのデータから精度よく動作
確認を行うことができる。
水温度との差を求め、この差にポンプ流量を乗じること
により沸上能力を算出し、この沸上能力に基づいて試運
転時の動作の正常・異常を判断することを特徴としてい
る。
ら沸上能力を算出して、試運転時の動作の正常・異常を
判断するものであるので、動作の正常・異常の判断を確
実に行うことができる。すなわち、(出湯温度−入水温
度)×ポンプ流量でもって、沸上能力を算出することが
でき、正常・異常の判断(判定)の信頼性を向上させる
ことができる。
的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明
する。図1は給湯装置(この場合ヒートポンプ式給湯装
置)の簡略図を示し、この給湯装置は、タンクユニット
1とヒートポンプユニット(熱源ユニット)2を備え、
タンクユニット1の水(温湯)をヒートポンプユニット
2にて加熱するものである。
この貯湯タンク3に貯湯された温湯が図示省略の浴槽等
に供給される。すなわち、貯湯タンク3には、その底壁
に給水口5が設けられると共に、その上壁に出湯口6が
設けられている。そして、給水口5から貯湯タンク3に
市水が供給され、出湯口6から高温の温湯が出湯され
る。また、貯湯タンク3には、その底壁に取水口10が
開設されると共に、側壁(周壁)の上部に湯入口11が
開設され、取水口10と湯入口11とが循環路12にて
連結されている。そして、この循環路12に水循環用ポ
ンプ13と熱交換路14とが介設されている。
所定ピッチで5個の残湯量検出器18a、18b、18
c、18d、18eが設けられている。上記各残湯量検
出器18a、18b、18c、18d、18eは、例え
ば、それぞれサーミスタからなる。また、上記循環路1
2には、熱交換路14の上流側に入水サーミスタ20が
設けられると共に、熱交換路14の下流側に出湯サーミ
スタ21が設けられている。
ト)2は冷媒回路を備え、この冷媒回路は、圧縮機25
と、熱交換路14を構成する水熱交換器26と、電動膨
張弁(減圧機構)27と、空気熱交換器(蒸発器)28
とを順に接続して構成される。すなわち、圧縮機25の
吐出管29を水熱交換器26に接続し、水熱交換器26
と電動膨張弁27とを冷媒通路30にて接続し、電動膨
張弁27と蒸発器28とを冷媒通路31にて接続し、蒸
発器28と圧縮機25とをアキュームレータ32が介設
された冷媒通路33にて接続している。これにより、圧
縮機25が駆動すると、水熱交換器26が凝縮器として
機能して、後述するように、熱交換路14を流れる水を
加熱することができる。
制御部は、図2に示すように、入水サーミスタ20にて
検出された入水温度(循環路12への入水温度)と、出
湯サーミスタ21にて検出された出湯温度(熱交換路1
4から出湯温度)等とが入力されるコントローラ(制御
手段)35を備える。また、この制御手段35には水循
環用ポンプ13のポンプ指令値が入力されている。そし
て、この制御手段35の制御にてこの装置が運転され
る。なお、制御手段35は例えばマイクロコンピュータ
を用いて構成することができる。
5を駆動させると共に、水循環用ポンプ13を駆動(作
動)させる。これによって、貯湯タンク3の底部に設け
た取水口10から貯溜水(温湯)が流出し、これが循環
路12の熱交換路14を流通する。そのときこの熱交換
路14は加熱源(この場合、ヒートポンプユニット2の
水熱交換器26)にて加熱され、この温湯はこの熱交換
路14を通過することによって加熱され(沸上げら
れ)、湯入口11から貯湯タンク3の上部に返流され
る。この際、上記残湯量検出器18a、18b、18
c、18d、18e、入水サーミスタ20、出湯サーミ
スタ21からのデータ等に基づいて上記制御手段35に
て制御される沸上運転が行われ、貯湯タンク3に高温の
温湯を所定量だけ貯湯することができる。
に、試運転時の動作確認のための必要情報を表示する表
示手段36を備えている。ここで、試運転とは、給湯装
置を据付けた際の運転状況を確認するための運転であ
り、上記の沸上運転を行う。また、必要情報、つまり、
この表示手段36による表示内容は、上記入水サーミス
タ20の「入水温度」と、出湯サーミスタ21の「出湯
温度」と、上記制御手段に入力されている「ポンプ指令
値」とである。
に、この装置の各種の運転操作を行うためのリモコン3
7に設けられている。すなわち、リモコン37に表示手
段36の表示部38(例えば液晶画面等からなる)が設
けられ、試運転が行われれば、この表示部38に上記入
水温度と出湯温度とポンプ指令値とが表示される。な
お、試運転は、リモコン37等に試運転スイッチ(ボタ
ン)を設け、この試運転スイッチを操作することによっ
て、開始するように設定することができる。また、必要
情報の表示方法には、入水温度と出湯温度とポンプ指令
値を1種類ずつ順に所定時間(例えば、数秒)毎に表示
する方法、又は入水温度と出湯温度とポンプ指令値を一
度に表示する方法等を採用することができる。さらに、
この必要情報は、上記試運転スイッチを操作して試運転
が開始されれば自動的に表示するものであっても、試運
転スイッチと別の操作スイッチ(ボタン)をリモコン3
7に設け、この操作スイッチを操作することによって、
初めて表示するものであってもよい。また、操作スイッ
チ(ボタン)を設けた場合、この操作スイッチを操作す
る(押す)たびに表示される内容(入水温度、出湯温
度、ポンプ指令値)が順次変更されて行くものであって
もよい。なお、この試運転スイッチや操作スイッチの配
置位置としてはリモコン37に限るものではなく、装置
本体(タンクユニット1やヒートポンプユニット2)側
に設けてもよい。
情報から試運転時の動作状況を確認することができる。
すなわち、出湯温度等を確認することによって、この出
湯温度が所定温度の沸上っていなければ、正常に動作し
ていないと判断できる。これによって、異常と判断すれ
ば、この異常状態での運転を回避することができ、圧縮
機25の周波数や冷媒回路の冷媒循環量等を変更して正
常状態で運転できるように修正できる。
上能力を算出することができる。すなわち、この試運転
中は、入水サーミスタ20にて入水温度が検出されると
共に、出湯サーミスタ21にて出湯温度が検出され、こ
れによって、(出湯温度−入水温度)を算出することが
できる。また、循環路12内の温水を循環させるための
水循環用ポンプ13はポンプ指令値によって駆動してお
り、これから、ポンプ流量を検出することができる。こ
のポンプ流量が検出されれば、(出湯温度−入水温度)
×ポンプ流量を算出することによって、沸上能力を求め
ることができる。
の試運転中の動作が正常か否かを判断することができ
る。すなわち、圧縮機の周波数が正常値でなかったり、
冷媒回路の循環冷媒量が正常量でなかったりすれば、通
常の能力が出力されないので、この沸上能力にて、正常
状態運転か異常状態運転かを判断することができる。こ
のため、通常の沸上能力が出力されない異常状態運転で
あれば、この異常点を修正して、正常状態とする作業を
行うことができる。これによって、安定した据付作業を
行うことができ、工事の信頼性が向上し、据付後は、正
常状態での運転が可能な給湯装置となる。また、必要情
報がリモコン37に設けられる表示手段36の表示部3
8に表示されるので、作業者は試運転時の状況を即時に
把握することができる。これによって、異常状態での運
転を直ちに停止することができ、給湯装置の故障を防止
することができる。
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば、表示手段36にて表示される必要
情報として、出湯温度のみであってもよく、この出湯温
度のみであっても正常に動作しているか否かを判断でき
る。また、入水温度や出湯温度としては、実施の形態の
ように入水サーミスタ20や出湯サーミスタ21にて検
出すれば、高精度のものを得ることができるが、残湯量
検出器18eにて検出される温度を入水温度としたり、
残湯量検出器18aにて検出される温度を出湯温度とし
たりすることもできる。さらに、温度表示手段36とし
ては、リモコン37に設けることなく、この給湯装置の
他の種々の部位に設けることもでき、さらには、この給
湯装置の装置本体(タンクユニット1やヒートポンプユ
ニット2等)に接続される汎用のパソコン(パーソナル
・コンピュータ)にて構成することができる。そして、
必要情報の表示方法としては、各データを数値(数字)
でもって表示してもよく、また、各温度や指令値の範囲
を設定し、その範囲毎に相違する色を設定して、各値が
その範囲に入っているときにその色を表示するようにし
てもよい、さらには、音声で表示するものであってもよ
い。また、表示部38に、必要情報にて演算される沸上
能力を表示したり、その沸上能力から判断される結果
(正常か異常かの結果)を表示したりするようにしても
よく、異常であれば、警告音を発生させるようにしても
よい。なお、給湯装置としては、電気式給湯装置やガス
式給湯装置であってもよい。
等から試運転時の動作確認を行うことができるので、異
常であれば、その運転を停止して正常運転を行えるよう
に修正することができる。これにより、安定した据付作
業を行うことができ、工事(施工)の信頼性が向上す
る。また、異常状態での運転を回避することができるの
で、異常状態での運転による故障を防止することができ
る。
運転状況を多くのデータから精度よく検出することがで
き、据付の作業性が向上する。
・異常の判断を確実に行うことができる。これにより、
据付作業をより安定して行うことができる。しかも、据
付(設置)後の給湯装置は正常能力を安定して発揮する
ことができ、信頼性の高い製品(給湯装置)となる。
である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 加熱源にて加熱される温湯を貯める貯湯
タンク(3)を備えた給湯装置であって、試運転時に、
上記加熱源にて加熱された温湯の出湯温度等を動作確認
のための必要情報として表示する表示手段(36)を備
えたことを特徴とする給湯装置。 - 【請求項2】 貯湯タンク(3)と、この貯湯タンク
(3)の下部と上部とを連結する循環路(12)とを有
し、この循環路(12)に水循環用ポンプ(13)と熱
交換路(14)とを介設し、この熱交換路(14)を加
熱源により加熱して、貯湯タンク(3)の下部からの未
加熱水を沸上げてこの貯湯タンク(3)の上部に返流す
る沸上運転を可能とした給湯装置であって、上記必要情
報が、上記循環路(12)への入水温度と、上記熱交換
路(14)からの出湯温度と、上記水循環用ポンプ(1
3)のポンプ指令値とであることを特徴とする請求項1
の給湯装置。 - 【請求項3】 上記出湯温度と入水温度との差を求め、
この差にポンプ流量を乗じることにより沸上能力を算出
し、この沸上能力に基づいて試運転時の動作の正常・異
常を判断することを特徴とする請求項2の給湯装置。
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Publications (2)
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---|---|---|---|
JP2001362883A Expired - Fee Related JP3876697B2 (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 給湯装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3876697B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250505A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2006250507A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2007010242A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Toshiba Kyaria Kk | ヒートポンプ式給湯装置 |
JP2009192160A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ給湯装置 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001362883A patent/JP3876697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006250507A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2007010242A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Toshiba Kyaria Kk | ヒートポンプ式給湯装置 |
JP4549241B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2010-09-22 | 東芝キヤリア株式会社 | ヒートポンプ式給湯装置 |
JP2009192160A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ給湯装置 |
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JP3876697B2 (ja) | 2007-02-07 |
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