JP2003161075A - 紙幣専用金庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 事務所や店舗の売上代金の内高額紙幣を従業
員の不正行為や盗難から安全に保管する紙幣専用金庫を
提供する。 【解決手段】 耐衝撃性のあるステンレススチールやチ
タン合金などの特殊金属で作られた紙幣専用金庫は前面
に紙幣投入口２が付いていてそれに送り装置４と始動停
止センサー３が連動している。投入された紙幣は送り装
置により中へ送られて偽造紙幣判別装置５を通過後、積
算センサー６により紙幣の枚数を積算したあと、金庫内
に保管される機構が内臓されたことを特徴とする紙幣専
用金庫。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、事務所や店舗の
会計場近くに設置して高額紙幣を主に保管したり偽造紙
幣を判別する装置が組込まれた紙幣専用金庫に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、金庫に紙幣を保管する場合いちい
ち扉を開閉しなけれはならない。その為店舗の責任者が
不在の場合は、従業員が保管するかもしくはキャシャー
に高額紙幣を入れたままになる。

【０００３】

【解決しようとする課題】これは次のような欠点があっ
た。 １． キャッシャーの中に入っている高額紙幣は、従
業員の不正行為の対象になる。 ２． キャシャーが盗難に合った場合、中に高額紙幣
が入っているので損害額が大きくなる。 ３． 高額紙幣に偽造紙幣が混っていてもすぐに発見
出来ない。 ４． 高額紙幣を金庫に保管する場合、店の売上が多
かったら１日に何回も金庫を開閉するので安全面に問題
がある。 本考案は、これらの次点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【問題を解決するための手段】耐衝撃性のあるステンレ
ススチールやチタン合金などの特殊金属で作られた紙幣
専用金庫は前面に紙幣投入口が付いていてそれに送り装
置と始動停止センサーが連動している。投入された紙幣
は送り装置により中へ送られて偽造紙幣判別装置を通過
後、積算センサーにより紙幣の枚数を積算したあと、金
庫内に保管される機構が内臓されている。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 １． 紙幣専用金庫（１）の紙幣投入口（２）に紙幣を
投入すると始動停止センサー（３）が感知して送り装置
（４）が始動する。紙幣は送り装置で金庫内部へ搬入さ
れる。 ２． 送り装置と組合わさっている紙幣判別装置（５）
により紙幣の金種と真偽が確認される。偽造紙幣や損傷
の大きい紙幣の場合、送り装置により投入口に戻され
る。金種は、組込まれているメモリーＩＣが記憶する。 ３． 送り装置により搬入された紙幣が積算センサー
（６）を通過して枚数が積算されて、金種との合計金額
と枚数が金庫の前面に設置されているＬＤＣの積算カン
ター（７）に表示される。 ４． その後紙幣は、紙幣ガイド（８）を通って紙幣保
管箱（９）に収納される。 ５． 紙幣取出し用扉（１０）の錠は、特定の人しか開
閉出来ない用に暗証番号とか音声認識システムにする。 ６． 扉を開けると自動的に積算された枚数と金額が伝
票に印字されプリンター（１１）より発行される。扉を
閉めると自動的に積算カウンターはゼロにリセットされ
る。

【０００６】

【発明の効果】本案は以上のような構造で事務所や店舗
の売上金の内高額紙幣を中心に保管する。これは次のよ
うな利点がある。 １． 従業員の不正行為や盗難から売上代金の内、高額
紙幣を守る。 ２． 耐衝撃性の材料で作られているので破壊されにく
い。 ３． キャッシャーの近くに設置するので高額紙幣を移
動するときの危険が少ない。 ４． 床、壁、柱にアンカーボルトで固定するので金庫
を持ち去られる心配がない。 ５． 警報装置（１２）が内臓されており無理やり動か
そうとしたり電源コードを引抜くと警報装置が作動して
警報音を出したり警察に自動的に通知する。 ６． 金庫に保管されている金額や枚数が前面のＬＣＤ
に表示されるので金庫を開閉しなくても判る。 ７． 金庫の扉は、特定の人だけが開けられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の斜視図である。

【図２】 本発明の左側面の断面図である。

【符号の説明】

（１）．紙幣専用金庫 （２）．紙幣投入口 （３）．
始動停止センサー （４）．送り装置 （５）．紙幣判
別装置 （６）．積算センサー （７）．ＬＣＤ積算カウンター （８）．紙幣ガイド
（９）．紙幣保管箱 （１０）．紙幣取出し扉 （１１）．印字プリンター
（１２）．警報装置 （１３）．電源装置

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 耐衝撃性のあるステンレススチールやチ
   タン合金などの特殊金属で作られた紙幣専用金庫は、前
   面に紙幣投入口が付いていてそれに送り装置と始動停止
   センサーが連動して、投入された紙幣は送り装置により
   中へ送られて紙幣判別装置と偽造紙幣判別装置を通過
   後、積算センサーにより紙幣の枚数を積算したあと、紙
   幣別に金庫内に保管される機構が内臓された紙幣専用金
   庫。
2. 【請求項２】 金庫内に収納されている紙幣別の金額と
   合計の金額が金庫の外側に設けられた表示装置に表示さ
   れる請求項１記載の紙幣専用金庫。
3. 【請求項３】 店舗、飲食店、事務所で使用されている
   レジスターと連動出来て、レジスターに異常が発生した
   り又は破壊された時、自動的に機能が停止する装置が設
   けられている請求項１記載の紙幣専用金庫。
4. 【請求項４】 金庫内に自動発信装置が設けられており
   常時発振しているので仮に盗難に遭って持運びされても
   その場所の位置が特定できるシステムが設けてある請求
   項１記載の紙幣専用金庫。
5. 【請求項５】 金庫をある一定の角度にした場合とか強
   い衝撃を与えた時とか又は、安全装置を解除しないで移
   動した時に警報装置が作動する請求項１記載の紙幣専用
   金庫。
6. 【請求項６】 インターフェースを介してコンピュータ
   ーと連動するシステムを設けた請求項１記載の紙幣専用
   金庫。