JP2003158452A - 通信用半導体集積回路および無線通信システム - Google Patents

通信用半導体集積回路および無線通信システム

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JP2003158452A JP2002011048A JP2002011048A JP2003158452A JP 2003158452 A JP2003158452 A JP 2003158452A JP 2002011048 A JP2002011048 A JP 2002011048A JP 2002011048 A JP2002011048 A JP 2002011048A JP 2003158452 A JP2003158452 A JP 2003158452A
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良治 古屋
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文昭 松崎
Robert Astle Henshaw
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージロックを起こすことなく短時間にロ
ックアップすることができるとともに従来の設計資産を
活用することができる無線通信用の高周波LSIを提供
する。 【解決手段】 PLL回路に、フィルタ容量の電圧をロ
ックアップ電圧に引き込むための複数の引き込み動作モ
ードを設けるとともに、これら複数の引き込み動作モー
ドのうちいずれかを指定するためのレジスタ(CRG)
を設け、このレジスタの設定に従って引き込み動作を行
なうように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VCO(電圧制御
発振器)を備えたPLL(フェーズ・ロックド・ルー
プ)回路に適用して有効な技術に関し、例えば複数のバ
ンドの信号を送受信可能な携帯電話機などの移動体通信
装置において受信信号や送信信号と合成される所定の周
波数の発振信号を発生するPLL回路およびそれを備え
た高周波用半導体集積回路および無線通信システムに利
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機には、受信信号や送信信号と
合成される所定の周波数の発振信号を発生する局部発振
器としてPLL回路を備え、送信信号の変調や受信信号
の復調を行う高周波用半導体集積回路(以下、高周波L
SIと称する)が用いられている。従来、携帯電話機に
おいては、例えば880〜915MHz帯のGSM(Gl
obal System for Mobile Communication)と1710〜
1785MHz帯のDCS(Digital Cellular Syste
m)のような2つの周波数帯の信号を扱えるデュアルバ
ンド方式の携帯電話機がある。また、かかるデュアルバ
ンド方式の携帯電話機には、PLL回路の周波数を切り
替えることにより一つのPLL回路で2つのバンドに対
応することができるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯電話機
にあっては、待受け時にPLL回路の動作を停止させる
制御が行なわれている。また、デュアルバンド方式の携
帯電話機にあっては、それぞれのバンドに応じてPLL
回路の周波数を切り替える必要があり、この周波数切り
替え時にもPLL回路の動作を停止させる制御をする場
合がある。そして、停止させたPLL回路は、送信開始
時に再起動させる必要があるが、PLL回路を構成する
VCO(電圧制御発振器)の制御電圧Vcを徐々にロッ
クアップの電圧に近付ける従来の一般的な方式では、周
波数の高い方のバンドによる送受信時におけるPLL回
路のロックアップ時間の方が、周波数の低い方のバンド
による送受信時におけるロックアップ時間よりもどうし
ても長くなってしまう。
【0004】そこで、デュアルバンド方式ではVCO
(電圧制御発振器)の制御電圧Vcを発生するループフ
ィルタの容量を急速にチャージアップする電流源を設
け、周波数の高い方のバンド時には、図3(B)に示す
ように、PLL起動時に制御電圧Vcを一旦電源電圧V
ccで持って行きそこから徐々に下げることでロックア
ップさせる方式がある。しかし、この方式にあっては、
VCOの発振可能な周波数範囲が広い場合、図3(B)
に破線IMLで示すように、希望の周波数よりも高い周
波数でPLLがロックしてしまういわゆるイメージロッ
クが発生することがある。特に、GSMやDCSの他に
例えば1850〜1915MHz帯のPCS(Personal
Communication System)の信号を扱えるトリプルバン
ド方式の携帯電話機用の高周波LSIにあっては、GS
MとDCSのデュアルバンド方式よりもさらにVCOの
発振可能な周波数範囲を広くする設定することが必要に
なる。
【0005】また、携帯電話機用高周波LSIは今後さ
らに多くのバンドに対応できるものが要求されることが
考えられる。そのため、マルチバンド方式の高周波LS
IにおけるPLL回路には、上記方式に代わる高速ロッ
クアップ方式が必要となる。一方、高周波LSIの汎用
性を考えた場合、デュアルバンド方式の携帯電話機やト
リプルバンド方式の携帯電話機、シングルバンドの携帯
電話機のすべてに採用することができれば、携帯電話機
のメーカは従来のハードウェアやソフトウェアなどの設
計資産を利用することができ、新しい高周波LSIに応
じたシステムを再設計する必要がなく開発コストを抑え
ることができる。
【0006】本発明者らは、GSMとDCSとPCSの
3つの通信方式に準拠した高周波LSIを開発するにあ
たり、中間周波数の信号(以下、IF信号と称する)の
生成方式について検討を行なった。その結果、従来のG
SMとDCSの2つの方式に準拠した高周波LSIにお
いて行なわれていたIF信号の周波数を切り替える方式
の延長上で設計を行なうと、IF信号を生成するVCO
の発振可能な周波数範囲をさらに広げるかVCOを2つ
あるいは3つ設けて切り替える必要があるため、コスト
が大幅に上昇するという不具合がある。また、IF信号
の周波数が3つあるとそれぞれの高調波成分をカットす
るためハーモニックフィルタと呼ばれるフィルタも3つ
必要になる。そのため、回路面積が増加し、チップサイ
ズが増大するという不具合があることが明らかとなっ
た。
【0007】この発明の目的は、複数の引き込みモード
を有し、周波数帯に応じたモードで引き込み動作を行な
うことでイメージロックを起こすことなく短時間にロッ
クアップすることができるPLL回路を備えた通信用半
導体集積回路(高周波LSI)を提供することにある。
この発明の他の目的は、複数の引き込みモードを有
し、システムに適したモードを選択して引き込み動作を
行なうPLL回路を備えることで従来の設計資産を活用
することができる通信用半導体集積回路を提供すること
にある。
【0008】この発明のさらに他の目的は、例えばGS
MとDCSとPCSのような複数の通信方式による通信
が可能な高周波LSIに適した中間周波数信号の周波数
の設定方式を提供することにある。この発明の他の目的
は、例えばGSMとDCSとPCSのような複数の通信
方式による通信が可能な高周波LSIにおいて、中間周
波数信号を生成する発振回路の主要部分を半導体チップ
上に形成してワンチップ化を可能にするとともに、必要
なフィルタの数を減らし、回路面積を低減できるように
することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目
的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附
図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、本願の第1の発明は、PLL回
路に、フィルタ容量の電圧をロックアップ電圧に引き込
むための複数の引き込み動作モードを設けるとともに、
これら複数の引き込み動作モードのうちいずれかを指定
するためのレジスタを設け、このレジスタの設定に従っ
て引き込み動作を行なうように構成したものである。こ
こで、望ましくは、上記複数の引き込み動作モードのう
ち少なくとも1つは、上記ロックアップ電圧よりも低い
所定の初期電圧から引き込み動作を開始する動作モード
とする。さらに望ましくは、上記複数の引き込み動作モ
ードのうち少なくとも1つは、上記フィルタ容量の電圧
を上記ロックアップ電圧よりも高い所定の電圧に持ち上
げてから徐々に引き下げる動作モードとする。
【0010】上記した手段によれば、レジスタによって
複数の引き込み動作モードのうちいずれかを指定するこ
とができるため、イメージロックを起こすことなく短時
間にPLL回路をロックアップすることができるととも
に、従来と同じ引き込み動作モードを設けておくことに
より従来の設計資産を活用することができるようにな
る。さらに望ましくは、上記PLL回路は上記初期電圧
として複数のレベルのいずれかを選択可能な構成とし、
これら複数のレベルのうちいずれかを指定する第2のレ
ジスタを設ける。これによって、第2のレジスタの設定
により初期電圧を選択することができるため、使用する
システムや周波数帯に応じて最適の引き込み速度でロッ
クアップを行なうことができるようになる。
【0011】また、本願の第2の発明は、少なくとも9
00MHz帯のGSM方式を含む2以上の周波数帯を使
用した通信方式に従った送受信が可能に構成された無線
通信システムにおいて、送信データにより変調される中
間周波数信号の周波数が上記2以上の周波数帯において
同一となるように設定するようにしたものである。これ
により、中間周波数信号を発生する発振回路を1つにす
ることができるため、変調回路を含む通信用半導体集積
回路をワンチップ化することができるとともに、周波数
帯が変わっても中間周波数信号を発生する発振回路の発
振周波数を切り替える必要がないため周波数精度の高い
発振信号を発生することができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。図1には、本発明を適用した複数
の引き込みモードで引き込み動作が可能なPLL回路を
構成するチャージポンプの一実施例が示されている。図
において、10はチャージポンプ、20はループフィル
タであり、このループフィルタ20のチャージ電圧Vc
が図示しないVCO(電圧制御発振器)の制御電圧とし
て出力される。
【0013】図1に示されているように、この実施例の
チャージポンプ10は、図示しない位相検出回路から供
給されるアップ信号UPによりオン、オフ制御されるス
イッチSW1と、位相検出回路から供給されるダウン信
号DOWNによりオン、オフ制御されるスイッチSW2
と、これらのスイッチSW1,SW2と直列に接続され
た定電流源I1,I2と、充放電ノードN1と接地点と
の間に接続されたスイッチSW0とを備え、位相検出回
路からのアップ信号UPとダウン信号DOWNによりス
イッチSW1とSW2がオン、オフ制御されてループフ
ィルタ20の容量C1,C2をチャージアップしたり、
チャージダウンしたりすることで、PLL回路がロック
した状態では制御電圧Vcが一定になるように動作す
る。スイッチSW0は、PLL回路の動作停止時にルー
プフィルタ20の電圧Vcを0にリセットする。
【0014】この実施例のチャージポンプ10は、回路
の引き込み動作を速くするため、電源電圧Vccと充放
電ノードN1との間に直列に接続されたスイッチSW3
および定電流源I3と、スイッチSW4および定電流源
I4と、スイッチSW5および定電流源I5と、スイッ
チSW6および定電流源I6と、スイッチSW7および
定電流源I7と、充放電ノードN1と接地点との間に直
列に接続されたスイッチSW8および定電流源I8とが
設けられている。上記定電流源I3〜I8のうち、I3
は基準となる電流を流す電流源で、比較的低い周波数に
引き込みを行なう際に使用される。定電流源I4は充放
電ノードN1を電源電圧Vccにチャージアップする際
に使用される電流源で、I3よりもずっと大きいすなわ
ちI4>>I3である。定電流源I5はI3のa倍(a
>1)の電流aI3(I5<I4)を流す電流源、定電
流源I6はI1のa倍の電流aI1を流す電流源、定電
流源I7はI2のa倍の電流aI2を流す電流源であ
る。また、定電流源I8は、定電流源I4により充放電
ノードN1を一旦電源電圧Vccにチャージアップした
後、チャージダウンさせて目標の周波数に近付ける際に
使用される電流源で、例えば定電流源I3の電流値とほ
ぼ同じ電流値とされる。
【0015】この実施例のPLL回路においては、起動
時におけるスイッチSW3〜SW8の制御により、以下
の4つの引き込みモードが可能である。第1の引き込み
モードは、定電流源I3のみ用いた通常の引き込みモー
ドであり、図2(A)にそのときの等価回路が、また図
2(B)にはこのモードにおけるタイミングチャートが
示されている。このモードでは、起動信号TXONが立ち上
がるとスイッチSW0がオフされるとともに、制御信号
PPON3によりスイッチSW3がオンされて定電流源I3
の電流値とループフィルタ20の時定数によって決まる
傾きでノードN1の電圧Vcが上昇する。そして、PL
L制御が働く電圧まで達するとその後は、I1,I2に
よってループが制御され、電圧Vcがロック電圧に固定
される。PLL起動開始から電圧Vcが固定するまでの
所要時間t1がロックアップ時間である。
【0016】第2の引き込みモードは、定電流源I4と
I8を用いたダウンスウィープ引き込みモードであり、
図3(A)にそのときの等価回路が、また図3(B)に
はこのモードにおけるタイミングチャートが示されてい
る。このモードでは、先ず制御信号PPON4によりスイッ
チSW4がt2時間だけオンされて定電流源I4により
ループフィルタ20が一旦電源電圧Vccにチャージア
ップされた後、スイッチSW4がオフされ、制御信号PP
ON8によりスイッチSW8がオンされて定電流源I8に
よりノードN1がチャージダウンされてロックアップ電
圧に達する。
【0017】第3の引き込みモードは、定電流源I3と
I5を用いたアップスウィープ高速引き込みモードであ
り、図4(A)にそのときの等価回路が、また図4
(B)にはこのモードにおけるタイミングチャートが示
されている。このモードでは、先ず制御信号PPON3,PP
ON5によりスイッチSW3,SW5がt4時間だけオン
されて定電流源I5によりループフィルタ20が目標の
電圧の少し手前までチャージアップされた後、スイッチ
SW5がオフされ、制御信号PPON3によりスイッチSW
3がオンされて定電流源I3によりループフィルタ20
がゆっくりとチャージアップされてロックアップ電圧に
達する。これにより第1のモード(ノーマルモード)よ
りも高速で引き込みを行なうことができ、しかも第2の
モードで起き易いイメージロックを回避することができ
る。また、ロックした時点のPLLループ動作状態(閉
ループ帯域幅)はノーマルモードと同じである。
【0018】第4の引き込みモードは、定電流源I5と
I6とI7を用いたアップスウィープ超高速引き込みモ
ードであり、図5(A)にそのときの等価回路が、また
図5(B)にはこのモードにおけるタイミングチャート
が示されている。このモードでは、先ず制御信号PPON0
によりスイッチSW5がオンされて定電流源I3とI5
によりループフィルタ20が電源電圧Vccにチャージ
アップされる。また、このとき、定電流源I6,I7
は、I1,I2と同じ制御信号であるアップ信号UP,
ダウン信号DOWNと制御信号PPON0により制御され
る。
【0019】従って、実質的には、定電流源I3とI5
すなわち(a+1)I3の電流によりループフィルタ2
0がチャージアップされる。このようにノーマルモード
のI3よりも大きな(a+1)I3の電流でスウィープ
アップさせても、同時に前段の位相検出回路からの信号
により動作される定電流源I1,I2も(a+1)倍さ
れるため、PLLループの制御は正常に動作し、ロック
することができる。ここで、ロック時の閉ループ帯域幅
は、位相検出回路からの信号により動作される定電流源
I1,I2の電流値に比例するので、定電流源I1,I
2の電流値が大きいままであるとノイズを充分に除去す
ることができないが、この実施例のPLL回路の第4モ
ードでは、ロック後直ちに制御信号PPON0によりスイッ
チSW5と一緒にSW6,SW7をオフさせるようにし
ている。これにより、ロック後の閉ループ帯域幅は他の
モードの時と同じにすることができる。
【0020】図6(A),(B)に、本発明の他の実施
例に係るPLL回路を示す。この実施例は、前記実施例
のチャージポンプにおける電流源I4〜I8の代わり
に、起動時に充放電ノードN1のレベルを押し上げるプ
リチャージ回路VCPを設けたものである。プリチャー
ジ回路VCPは、例えば図6(A)のように、電源電圧
端子Vccと接地点との間に直列に接続されたスイッチ
SW9と定電流源I9とダイオードD1,D2と抵抗R
1と、電源電圧端子Vccとチャージポンプ10の充放
電ノードN1との間に直列に接続されたトランジスタQ
1とダイオードD3とからなり、定電流源I9とダイオ
ードD1との接続ノードN2の電位が上記トランジスタ
Q1のベースに印加されるように構成されている。
【0021】さらに、この実施例においては、抵抗R1
と並列に抵抗R2,R3が設けられており、これらの抵
抗R2,R3……にはそれぞれスイッチSW12,SW
13……が接続されている。この実施例のプリチャージ
回路VCPは、起動信号TXONによりスイッチSW9がオ
ンされて定電流源I9に電流が流れると、トランジスタ
Q1がオン状態にされることによって、チャージポンプ
10の充放電ノードN1の電位は速やかに押し上げられ
る。
【0022】ここで、トランジスタQ1のベース・エミ
ッタ間電圧はダイオードの順方向電圧と等しいとみなす
ことができる。すると、トランジスタQ1がオン状態に
されることによってチャージポンプ10の充放電ノード
N1の電位は、Q1のベース電位よりもダイオードの順
方向電圧2段分低い電位にされる。トランジスタQ1の
ベース電位は、抵抗R1とダイオードD2との接続ノー
ドN3の電位よりもダイオードの順方向電圧2段分高い
電位であるので、図6(B)のように、チャージポンプ
10の充放電ノードN1の電位は起動後速やかにプリチ
ャージ回路VCPの抵抗R1とダイオードD2との接続
ノードN3の電位まで押し上げられ、その後、定電流源
I3の電流によって上昇される。そのため、プリチャー
ジ回路VCPが定電流源I3の電流のみによってチャー
ジアップされる場合よりも早くロックアップ電圧に到達
するようになる。接続ノードN3の電位は、抵抗R1の
抵抗値と流れる電流の値によって決定される。
【0023】この実施例では、抵抗R1と並列に抵抗R
2,R3……が設けられ、スイッチSW12,SW13
……により電流が流れる抵抗を選択できるので、スイッ
チSW12,SW13……を制御することでノードN2
の電位すなわちチャージポンプ10の起動時の初期電圧
を任意に設定することができる。なお、トランジスタQ
1がオン状態にされることによりQ1のコレクタ電流に
よってループフィルタ20の容量が充電され、チャージ
ポンプ10の充放電ノードN1の電位がプリチャージ回
路VCPのノードN3の電位まで上昇するとトランジス
タQ1は自動的にオフ状態になるので、トランジスタQ
1のオン、オフ制御信号PPONのハイレベルの期間t6は
比較的短い時間で良い。
【0024】なお、図4の引き込みモードも最初の電流
源I3とaI3によるチャージアップが引き続き電流源
I3によって行なわれるチャージアップの初期電圧を与
えるとみることもできる。つまり図6のプリチャージ回
路VCPは、図4の実施例の変形例とみなすことができ
る。また、PLL起動時のチャージポンプ内に複数の初
期電圧の与える方法としては、図6(A)の抵抗R1,
R2,R3……の代わりに数が異なるダイオード列に置
き換える方法も考えられる。
【0025】次に、PLL回路を、マルチバンド方式の
移動体通信システムを構成する高周波LSIに適用した
場合について説明する。図7には本発明の他の実施例に
よる高周波LSIの詳細な構成例と通信機の全体の概略
構成が示されている。図7において、100は信号電波
の送受信用アンテナ、200は高周波LSI、110は
送受信切り替え用のスイッチ、120は送信信号を増幅
する高周波電力増幅回路、130は送信用発振器(TX
VCO)、140は送信側PLL回路を構成するループ
フィルタ、150は希望バンドに応じた周波数の発振信
号を生成する高周波発振器(RFVCO)、160は受
信信号から不要波を除去する高周波フィルタ、300は
送信データをI,Q信号に変換したり高周波LSI20
0を制御したりするベースバンド回路(LSI)であ
る。特に制限されないが、この実施例では、高周波発振
器(RFVCO)150は送信系回路と受信系回路で共
用されている。
【0026】高周波LSI200は、例えば320MH
zのような中間周波数Frfの発振信号φIFを生成する発
振回路(IFVCO)210と、該発振回路210で生
成された発振信号φIFを分周して80MHzのような搬
送波を生成する分周回路220と、分周回路220から
出力される搬送波をベースバンド回路300から供給さ
れるI信号とQ信号により直交変調をかける変調回路2
30と、高周波発振器150から供給される発振信号φ
RFを分周する分周回路250と、該分周回路250で分
周された信号φRF’と送信用発振器(TXVCO)13
0からフィードバックされる送信信号φTXとを合成して
2つの信号の周波数差に相当する周波数の信号φmixを
生成するミキサ260と、該ミキサ260から漏れる高
調波成分をカットするハーモニックフィルタ242と、
上記ミキサ260からの信号と上記変調回路230から
変調信号との位相差を検出する位相検出回路270と、
該位相検出回路270から出力される信号(UP,DO
WN)によって動作するチャージポンプ280と、モー
ド制御回路290などから送信系回路が構成されてい
る。
【0027】また、受信系回路として、受信信号を増幅
するロウノイズアンプ310、受信信号に高周波発振器
150の発振信号φRFが分周回路250で分周された信
号を合成することで復調を行なう復調回路320、復調
された信号を増幅してベースバンド回路300へ出力す
るプログラマブル・ゲイン・アンプ330等が設けられ
ている。
【0028】この実施例においては、上記チャージポン
プ280およびループフィルタ140として図1に示さ
れているような構成を有する回路が使用される。そし
て、このチャージポンプ280と上記位相検出回路27
0、ループフィルタ140、送信用発振器(TXVC
O)130およびミキサ260によって周波数変換を行
なう一般にオフセットPLLと呼ばれる送信用PLL回
路TxPLLが構成される。マルチバンド方式の移動体
通信システムでは、使用するバンドに応じて上記高周波
発振器150の発振周波数FRFが、例えばベースバンド
回路300からの指令によって切り替えられることで、
送信周波数の切り替えが行なわれる。
【0029】モード制御回路290には、コントロール
レジスタCRGが設けられ、このレジスタCRGにはベ
ースバンド回路300からの信号に基づいて設定が行な
われる。具体的には、ベースバンド回路300から高周
波用LSI200に対して同期用のクロック信号CLK
と、データ信号SDATAと、制御信号としてロードイ
ネーブル信号LENとが供給されており、モード制御回
路290は、ロードイネーブル信号LENが有効レベル
にアサートされると、ベースバンド回路300から伝送
されてくるデータ信号SDATAをクロック信号CLK
に同期して順次取り込んで、上記コントロールレジスタ
CRGにセットする。特に制限されるものでないが、デ
ータ信号SDATAはシリアルで伝送される。ベースバ
ンド回路300はマイクロプロセッサなどから構成され
る。
【0030】コントロールレジスタCRGは、特に制限
されるものでないが、この実施例では、2ビットのPL
L引込みモード選択ビットPP0,PP1と、図1のチ
ャージポンプ10内のスイッチSW3〜SW8をオン、
オフ制御する信号PPONのパルス幅すなわちスイッチのオ
ン時間を指定する3ビットのパルス幅指定ビットTP0
〜TP2を有する。次の表1には、上記コントロールレ
ジスタCRGのPLL引込みモード選択ビットPP0,
PP1と引き込みモードとの関係が、また表2には、パ
ルス幅指定ビットTP0〜TP2とスイッチSW3〜S
W8のオン、オフ制御信号との関係が示されている。モ
ード制御回路290はこれらのビットの状態に応じて、
チャージポンプの動作モードとパルス幅の制御を行な
う。
【0031】モード2を図4(A),(B)のような電
流源I3,aI3の切り替えにより行なう代わりに、図
8のような抵抗の切り替えにより行なうようにしても良
い。この場合、パルス幅指定ビットTP0〜TP2によ
って、抵抗R2,R3……の選択を行なうことで、PL
L起動時の初期電圧を切り替えるようにすることができ
る。また、実施例では、表1のような4つの引き込みモ
ードの中から一つを選択するように構成されているが、
これら4つのモードの他に例えば図8のような抵抗の切
り替えによる引き込みモード等を加えて、5種類以上の
モードの中から選択できるように構成しても良い。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】この実施例の高周波用LSIは、送信用P
LLに複数の引き込みモードを有するので、マルチバン
ドの無線通信システムでは使用するバンドに応じて引き
込みモードを切り替えたり、適用されるシステムに応じ
て引き込みモードを切り替えたりすることができる。こ
れによって、PLL起動後短時間にPLLをロック状態
にさせることができるようになる。また、モード1のダ
ウンスウィープ高速ロックアップを使用しないようにす
れば、不所望の周波数でロックしてしまうイメージロッ
クを確実に回避しつつ高速ロックアップを行なえるとと
もに、従来このようなダウンスウィープ高速ロックアッ
プを有する高周波用LSIを使用したシステム制御プロ
グラムなどの工夫によってイメージロックを回避するよ
うにしたシステムがあった場合に、そのシステムの高周
波用LSIとして本発明の高周波用LSIを使用する場
合には、モード1のダウンスウィープ高速ロックアップ
を選択すれば、従来の資産をそのまま活用しかつイメー
ジロックを回避できるシステムを構築することができ
る。
【0035】次に、本発明を、880〜915MHzの
周波数帯のGSM方式と、1710〜1785MHzの
周波数帯のDCS方式と、1850〜1910MHzの
周波数帯のPCS方式の3つの信号を扱えるトリプルバ
ンド方式の移動体通信システム用の高周波LSIに適用
した場合を例にとって、発振器特に中間周波数の発振信
号を発生する発振器の周波数の設定の仕方を、表3〜表
5および図8を用いて説明する。
【0036】
【表3】
【0037】表3は従来のGSMとDCSの2つのバン
ドに対応可能なデュアルバンド方式の高周波LSIにお
ける中間周波用発振器(IFVCO)210、送信用発
振器(TXVCO)130および高周波用発振器(RF
VCO)150の発振信号φIF,φTX,φRFの周波数の
設定例を示す。表3に示されているように、従来は、中
間周波用発振器(IFVCO)210の発振周波数はG
SMの場合360MHzに、またDCSの場合380M
Hzに設定され、これを分周回路220でGSMの場合
は1/8に分周して45MHzの搬送波TXIFを、ま
たDCSの場合は1/4に分周して95MHzの搬送波
TXIFを生成して変調をかける。一方、高周波用発振
器(RFVCO)150の発振周波数は、GSMの場合
3700〜3840MHzに、またDCSの場合361
0〜3760MHzに設定され、これを分周回路250
でGSMの場合は1/4に分周し、またDCSの場合は
1/2に分周してφRF’としてミキサ260に供給す
る。ミキサ260では、このφRF’と送信用発振回路1
30からの送信用発振信号φTXの周波数の差(FRF−F
TX)に相当する信号が出力され、この差信号と変調信号
の周波数FTXIFと一致するようにPLLが動作する。
【0038】表4は従来のデュアルバンド方式の高周波
LSIにおける中間周波用発振器(IFVCO)21
0、送信用発振器(TXVCO)130および高周波用
発振器(RFVCO)150の発振周波数φIF,φTX,
φRFの設定方式の延長上で、GSMとDCSとPCSの
3つの信号を扱えるトリプルバンド方式の高周波LSI
における各発振器の周波数を設定した場合の例を示す。
【0039】
【表4】
【0040】表4から分かるように、従来の延長上で各
発振器の周波数を設定した場合、PCSでは、中間周波
用発振器(IFVCO)210の発振周波数は320M
Hzに設定され、これを分周回路220で1/4に分周
して80MHzの搬送波TXIFを生成して変調をかけ
る。一方、高周波用発振器(RFVCO)150の発振
周波数は、PCSの場合3860〜3980MHzに設
定され、これが分周回路250で1/2に分周されてミ
キサ260に供給される。従って、中間周波用発振器
(IFVCO)210の発振周波数は、使用するバンド
に応じて320〜380MHzの範囲で発振させる必要
がある。つまり約15〜18%の変動幅があることにな
る。
【0041】従来、このような大きな変動幅を有しかつ
正確な発振周波数で発振する発振器を構成することは困
難であるため、各バンド用に3つの発振器を用意してそ
れらを切り替えて動作させていた。また、中間周波数信
号の周波数が3つあるとそれぞれの高調波成分をカット
するため、図7の変調回路230と位相検出回路270
との間やミキサ260と位相検出回路270との間にハ
ーモニックフィルタ241,242を設ける場合、それ
ぞれ3つのフィルタが必要になる。その結果、回路面積
が増加し、チップサイズが増大するため、トリプルバン
ド用の高周波LSIをワンチップ化することは困難であ
った。
【0042】表5は、本実施例のトリプルバンド用の高
周波LSIにおける中間周波用発振器(IFVCO)2
10、送信用発振器(TXVCO)130および高周波
用発振器(RFVCO)150の発振信号φIF,φTX,
φRFの周波数の設定例を示す。
【0043】
【表5】
【0044】表5に示されているように、本実施例で
は、中間周波用発振器(IFVCO)210の発振周波
数はGSM、DCS、PCSいずれの場合にも640M
Hzに、これが分周回路220で1/8に分周されて8
0MHzの搬送波TXIFが生成されて変調が行なわれ
る。一方、高周波用発振器(RFVCO)150の発振
周波数は、GSMの場合3840〜3980MHzに、
またDCSの場合3580〜3730MHzに、さらに
PCSの場合3860〜3980MHzに設定され、こ
れが分周回路250でGSMの場合は1/4に分周さ
れ、またDCSとPCSの場合は1/2に分周されてφ
RF’としてミキサ260に供給される。ミキサ260で
は、このφRF’と送信用発振回路130からの送信用発
振信号φTXの周波数の差(FRF−FTX)に相当する信号
が出力され、この差信号と変調信号の周波数FTXIFと一
致するように送信用PLL(TxPLL)が動作する。
【0045】表4と表5を比較すると分かるように、こ
の実施例の高周波LSIでは、中間周波用発振器(IF
VCO)210の発振周波数はGSM、DCS、PCS
いずれの場合にも640MHzであるため、従来方式の
延長で設計すると3つ必要であった発振器が一つで済む
ようになる。また、中間周波用発振器(IFVCO)2
10が1つであると、図8のように、変調回路230と
位相検出回路270との間やミキサ260と位相検出回
路270との間にハーモニックフィルタ241,242
を設ける場合、フィルタはそれぞれ1つで済むようにな
る。その結果、回路面積を従来方式に比べて大幅に低減
することができ、中間周波用発振器(IFVCO)21
0を構成する素子のうち容量素子を除いた部分(LC共
振回路を用いたコルピッツ型発振回路ではインダクタン
ス素子やバリキャップダイオードを含む)を、半導体チ
ップ上に形成して高周波LSIをワンチップ化すること
が可能になる。これにより、携帯電話機のような移動体
通信装置を構成する部品の点数を減らすことができ、装
置を小型化することが可能となる。
【0046】ここで、表4と表5を比較すると分かるよ
うに、本実施例においては、高周波用発振器(RFVC
O)150の発振周波数は、従来の最大変動範囲である
3610〜3840MHzから3580〜3980MH
zに増加することになる。従って、高周波用発振器(R
FVCO)150は、従来に比べて発振可能範囲を大き
くさせる必要がある。しかし、この変動幅は、増加した
としても約10%に過ぎないので、従来の方式を適用し
て中間周波用発振器(IFVCO)210の変動範囲を
大きくする場合(前述したように約15〜18%)に比
べると設計は容易である。
【0047】なお、この実施例では、中間周波用発振器
(IFVCO)210の発振周波数を640MHzと
し、搬送波TXIFの周波数を80MHzとしたが、こ
れに限定されるものでなく、それらの整数倍の周波数と
することも可能である。例えば、搬送波TXIFの周波
数を2倍の160MHzとしても回路は正常に動作する
が、80MHzの方が160MHzの場合よりも消費電
力が少なくて済むという利点がある。また、この実施例
では、GSMとDCSとPCSの3つの信号を扱えるト
リプルバンド方式の高周波LSIに適用したため、搬送
波TXIFの周波数を80MHzとしたが、他のバンド
の信号を扱う高周波LSIにおいては、それに適した周
波数に設定されることはいうまでもない。
【0048】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明はそれに限定さ
れるものでなく、例えば実施例では、GSMとDCSと
PCSの3つの信号を扱えるトリプルバンド方式の高周
波LSIに適用した場合を説明したが、GSMとDCS
とPCSのうちいずれか2つの信号を扱えるデュアルバ
ンド方式の高周波LSIにも適用することができる。以
上の説明では主として本発明者によってなされた発明を
その背景となった利用分野である携帯電話機のような無
線通信システムに用いられるPLL回路に適用した場合
について説明したが、本発明はそれに限定されるもので
なく、PLL回路を備えた半導体集積回路特にPLL回
路の動作を一時停止させる状態を有する半導体集積回路
一般に広く利用することができる。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、周波数帯
に応じたモードで引き込み動作を行なうことでイメージ
ロックを起こすことなく短時間にロックアップすること
ができるとともに、システムに適したモードを選択して
引き込み動作を行なうPLL回路を備えることで従来の
設計資産をそのまま活用することができるようになる。
また、例えばGSMとDCSとPCSのような複数の通
信方式による通信が可能な高周波LSIに最適な中間周
波数信号の周波数設定方式を実現することができ、これ
によって、中間周波数信号を生成する発振回路の主要部
分を半導体チップ上に形成してワンチップ化が可能にな
るとともに、必要なフィルタの数が少なくて済み回路面
積を低減することができるようになるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したPLL回路を構成するチャー
ジポンプの一実施例を示す回路図である。
【図2】実施例のPLL回路における第1の引き込みモ
ード(通常の引き込みモード)でのチャージポンプの等
価回路およびこのモードにおけるタイミングチャートで
ある。
【図3】実施例のPLL回路における第2の引き込みモ
ード(ダウンスウィープ引き込みモード)でのチャージ
ポンプの等価回路およびこのモードにおけるタイミング
チャートである。
【図4】実施例のPLL回路における第3の引き込みモ
ード(アップスウィープ高速引き込みモード)でのチャ
ージポンプの等価回路およびこのモードにおけるタイミ
ングチャートである。
【図5】実施例のPLL回路における第4の引き込みモ
ード(アップスウィープ超高速引き込みモード)でのチ
ャージポンプの等価回路およびこのモードにおけるタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明を適用したPLL回路を構成するチャー
ジポンプの他の実施例を示す回路図およびタイミングチ
ャートである。
【図7】本発明に係る無線通信システムの一例としての
携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明を適用した無線通信システムの一例とし
ての携帯電話機の送信部の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 チャージポンプ 20 ループフィルタ 100 送受信用アンテナ 110 送受信切り替え用のスイッチ 120 高周波電力増幅器 130 送信用発振器(TXVCO) 140 ループフィルタ 150 高周波発振器(RFVCO) 160 高周波フィルタ 200 高周波LSI 210 発振回路 220 分周回路 230 変調回路 250 分周回路 260 ミキサ 270 位相検出回路 280 チャージポンプ 290 モード制御回路 300 ベースバンドシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500385980 ティーティーピー コム リミテッド イギリス国、ハートフォードシャー エス ジー8 6イーイー、ロイストン、メルボ ルン、ケンブリッジ ロード、メルボルン サイエンス パーク (番地なし) (72)発明者 矢萩 孝一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 古屋 良治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 松崎 文昭 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 ロバート・アストル・ヘンシャウ イギリス国、ハートフォードシャー エス ジー8 6イーイー、ロイストン、メルボ ルン、ケンブリッジ ロード、メルボルン サイエンス パーク、ティーティーピー コム リミテッド内 Fターム(参考) 5J106 AA04 BB01 BB10 CC01 CC24 CC41 CC53 CC55 DD32 DD33 DD38 GG07 HH10 JJ08 KK03 KK30 LL04 5K011 DA03 DA06 DA07 DA13 EA01 JA01 KA13 KA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数の信号と帰還信号の位相差
    を検出する位相検出回路と、該位相検出回路で検出され
    た位相差に応答して電圧を発生するチャージポンプおよ
    びフィルタ容量と、該フィルタ容量の電圧に基づいて発
    振動作する発振回路とを備えたPLL回路を有する通信
    用半導体集積回路であって、 上記PLL回路は、上記フィルタ容量の電圧をロックア
    ップ電圧に引き込むための複数の引き込み動作モードを
    有し、これら複数の引き込み動作モードのうちいずれか
    を指定するための第1レジスタの設定に従って引き込み
    動作を行なうように構成されていることを特徴とする通
    信用半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記複数の引き込み動作モードのうち少
    なくとも1つは、上記ロックアップ電圧よりも低い所定
    の初期電圧から引き込み動作を開始する動作モードであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の通信用半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】 上記複数の引き込み動作モードのうち少
    なくとも1つは、上記フィルタ容量の電圧を上記ロック
    アップ電圧よりも高い所定の電圧に持ち上げてから徐々
    に引き下げる動作モードであることを特徴とする請求項
    2に記載の通信用半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記PLL回路は上記初期電圧として複
    数のレベルのいずれかを選択可能であって、これら複数
    のレベルのうちいずれかを指定する第2レジスタを備え
    ていることを特徴とする請求項2に記載の通信用半導体
    集積回路。
  5. 【請求項5】 起動時に上記フィルタ容量の電圧をチャ
    ージアップさせる第1電流源と、該第1電流源の電流値
    よりも大きな電流値を有し上記フィルタ容量の電圧をチ
    ャージアップさせる第2電流源とを備え、上記第2レジ
    スタの設定値により上記第2電流源が上記フィルタ容量
    の電圧をチャージアップさせる時間が変化されるように
    構成されていることを特徴とする請求項4に記載の通信
    用半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 上記所定の周波数の信号は送信データに
    より第1の周波数の信号を変調させた変調信号であり、
    上記帰還信号は上記発振回路の発振信号と上記第1の周
    波数の信号よりも高い第2の周波数の信号とを合成する
    ミキサから出力される上記発振信号の周波数と上記第2
    の周波数の信号の周波数との差に等しい周波数を有する
    信号であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の通信用半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 少なくとも900MHz帯のGSM方式
    を含む2以上の周波数帯を使用した通信方式に従った送
    受信が可能に構成された無線通信システムであって、送
    信データにより変調される中間周波数信号の周波数が上
    記2以上の周波数帯において同一となるように設定され
    ていることを特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 上記2以上の周波数帯を使用した通信方
    式は、900MHz帯のGSM方式と、1800MHz
    帯のDCS方式と、1900MHz帯のPCS方式であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の無線通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記中間周波数信号の周波数は80MH
    zであることを特徴とする請求項7に記載の無線通信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 上記中間周波数信号を生成する発振回
    路はLC共振回路を用いたコルピッツ型発振回路であ
    り、該発振回路の構成素子のうちLC共振回路を構成す
    る容量素子以外の素子が、上記中間周波数信号を送信デ
    ータにより変調させる変調回路と同一の半導体チップ上
    に形成されていることを特徴とする請求項7〜9のいず
    れかに記載の無線通信システム。
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