JP2003157589A - 円盤のセンタリング装置及びセンタリング方法 - Google Patents

円盤のセンタリング装置及びセンタリング方法

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JP2003157589A JP2001352028A JP2001352028A JP2003157589A JP 2003157589 A JP2003157589 A JP 2003157589A JP 2001352028 A JP2001352028 A JP 2001352028A JP 2001352028 A JP2001352028 A JP 2001352028A JP 2003157589 A JP2003157589 A JP 2003157589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単且つ低価格の構成によりターンテーブル
を回転させることなく、迅速且つ高精度に芯出しが行な
われる得るようにした、円盤のセンタリング装置及びセ
ンタリング方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 円盤3を載置するターンテーブル1と、
このターンテーブル1の一側及び他側に夫々中間点を支
点29及び30として回動自在とし、両端に夫々パッド
27a,27b及び28a,28bを設けた第1及び第
2のアーム27及び28とを有し、この第1及び第2の
アーム27及び28の支点をこのターンテーブル1の中
心方向に移動し、この第1及び第2のアーム27及び2
8の夫々の両端に設けたパッド27a,27b及び28
a,28bがこのターンテーブル1の外周に倣うように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば光ディスク等
の原盤露光装置に使用して好適なディスク原盤等の円盤
のセンタリング装置及びセンタリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの原盤露光装置におい
て、光ディスクのマスターとなる原盤の中心が、ターン
テーブルの回転中心からずれていると、この原盤に対す
る回転記録中に、ダイナミックアンバランスによって振
動等が発生する。これにより、この原盤に記録されるト
ラックピッチ等の記録精度が低下してしまう。
【0003】このため、この原盤の中心に貫通したセン
ターホールを設けておき、このセンターホールをターン
テーブル上のセンターピンに嵌合させることにより、こ
の原盤の芯出しを行なう方法がある。然しながら、この
方法では、高精度の芯出しを得るためには、センターホ
ール及びこの原盤の外円周の円心度と、センターホール
の寸法精度を高精度に規定する必要がある。従ってこの
原盤が高価になってしまうという問題があった。
【0004】また、この原盤にセンターホールが設けら
れていると、この原盤にフォトレジストを均一にスピン
コートする際、及び露光後の現像処理等のウエットプロ
セスの際、そしてこの原盤のリサイクル時の再研磨の際
に薬液の残留、不連続面による面精度の劣化等に、この
センターホールに起因する問題が発生しやすく、むしろ
センターホールはない方がよい。
【0005】さらに、上述したセンターホールが設けら
れている場合には、センターホールに微細なクラック等
の欠陥があると、回転中に遠心力に基づいて、亀裂が発
生し、場合によっては、この原盤が破断し、飛散するお
それが多くなる。かくして、この原盤に設けられたセン
ターホールを利用する芯出しは、上述した種々の問題が
あるため、実際にはあまり利用されていない。
【0006】これに対し、この原盤の外円周を利用して
芯出しを行う方法がある。この場合ターンテーブル上に
てこの原盤の外円周を、リングにより全周で抑止し、ま
た少なくとも3ヶ所以上の位置にて案内駒により、この
原盤を抑止することにより、この原盤の芯出しが行なわ
れ得る。
【0007】然しながら、この技術においては、この原
盤より大きな回転部分が必要であることから、上述セン
ターホールの場合に比較して、芯出しのための機構が大
幅に大きくなり、高精度に加工するためには高価になっ
てしまう問題があった。またターンテーブルの外周に円
環状のリングを設けると、この原盤の取付け、取外しが
面倒であると共にこの原盤の記録面に傷等のダメージを
与える可能性が大きくなってしまうという問題があっ
た。
【0008】近年になって、光ディスク等の高密度化及
び高速アクセス化が進んできて、この原盤への記録時に
も、高速回転が要求されるようになってきている。この
原盤のダイナミックアンバランスにより発生する振動の
加速度は、回転数の二乗に比例する。
【0009】これにより、振動の加速度による影響が非
常に大きくなり、記録精度が著しく低下してしまうこと
になる。更に、振動の周波数も回転数に比例して高くな
るので、この原盤露光装置の各部の固有振動数とこの振
動の周波数とが一致してしまった場合、共振によって振
動が増大してしまう等の問題があった。
【0010】このため、従来に比較して、この原盤露光
装置の各部の剛性を高める等の対策が必要になるので、
この原盤露光装置自体が高価となってしまう問題があっ
た。また共振による振動を抑制するための他の方法とし
て、ターンテーブルを搭載する装置のベースを十分に重
く構成することにより、ダイナミックアンバランスに起
因する振動の加速度による変位をトラックピッチ等の記
録精度の悪化に寄与しない範囲に抑える方法もある。然
しながら重量の増大による設置場所が制限されたり、装
置の小型化が困難になる傾向があると共に材料費も高く
なってしまう等の問題があった。
【0011】かくして、近年、このターンテーブルの回
転中心に対して、この原盤の外円中心をできるだけ正確
に一致させるための外部からの芯出し作業が必要とな
り、以下述べる方法が採用されている。
【0012】第1の方法は、ターンテーブル上にこの原
盤を搭載装着する作業者が、ダイヤルゲージ又は電気マ
イクロメータ等の変位計をこの原盤の外周端面にセット
して、ターンテーブル上のこの原盤を回転させながら、
偏心量が最小または許容範囲内に収まるように、この原
盤の位置を微調整する方法である。
【0013】また、第2の方法は、ターンテーブル上に
原盤を搭載装着する際に、治具等を使用することによ
り、この原盤の偏心量が一定の許容範囲内に収まるよう
にして、ターンテーブルを所定の回転数で回転させ、ダ
イナミックアンバランスによる振動の大きさ及び方向を
検出する釣合試験機またはダイナミックバランサー等を
使用し、この原盤の不釣合を検出して釣合重りを付加
し、あるいはこの原盤の位置を調整する方法である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述2つの
方法は何れも、作業に時間がかかると共に、熟練した専
任の作業者が必要である。また人が介在することから、
人に起因する塵埃の発生によりこの原盤の記録面に塵埃
が付着して、この原盤の記録された記録信号に欠陥が生
ずることがあるという不都合があった。更に第2の方法
においては一般に加速度の検出は変位の検出より分解能
が劣るため、変位と同等の分解能を得るためには、高価
な検出器が必要になる不都合があった。このため、以下
のような方法が開示されている。
【0015】先ず、上述した第1の方法を自動化して、
人の介在を排除するようにしたものとしては、特開昭6
1−206956号公報、特開平1−210240号公
報及び特開平1−217760号公報等による方法があ
る。然しながら之等の方法は何れもターンテーブルを少
なくとも2回転以上、比較的低速度で回転させることに
よって、偏心量を補正し、且つ確認するものである。従
って芯出しに要する時間が比較的長く、また変位計測
部、駆動部、制御部が必要であることから、高精度の芯
出しを行なうためには、複雑で且つ高価な装置となって
しまう不都合があった。
【0016】このため、ターンテーブルを回転させず
に、少なくとも3方向から同時に、または順次にこの原
盤を位置決め移動する方法として、特開平4−3876
40号公報に開示された方法がある。然しながらこの方
法は、変位計測部、駆動部、制御部が必要であり、高精
度の芯出しを行なうためには、複雑で且つ高価な装置と
なってしまう等の不都合は依然として残っていると共に
更に演算によって、この原盤の位置決め移動を行なうた
め芯出しに時間がかかるという不都合があった。
【0017】これに対して、特開平5−28541号公
報において、工作機械の旋盤主軸台に被加工物を取り付
けたり、ボール盤にドリル刃を取り付ける際に使用され
るスクロール式3つ爪チャックに代表される機構を応用
する方法が開示されている。この方法は、ターンテーブ
ルを回転させなくても、少なくとも3方向から同時にこ
の原盤の位置を規制することにより、瞬時に芯出しが完
了する。更に変位計測部が必要ないことから前述した方
法に比較して、簡単に構成されることになる。
【0018】然しながら、このような方法において、高
精度の芯出しを行うためには、各部材の精度が偏心量と
1対1の対応関係にある。即ち、調整部材の回転中心と
駆動回転テーブルと案内駒との間の高い同心度が要求さ
れることになる。更に少なくとも3個以上設けられる調
整部材の夫々の案内溝にも同様の高い精度が要求される
ことになる。かくして装置全体では、精度を向上させる
ために、高価となってしまう不都合があった。
【0019】本発明は、斯る点に鑑み、簡単且つ低価格
の構成によりターンテーブルを回転させることなく、迅
速且つ高精度に芯出しが行なわれる得るようにした、円
盤のセンタリング装置及びセンタリング方法を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明円盤のセンタリン
グ装置は、円盤を載置するターンテーブルと、このター
ンテーブルの一側及び他側に夫々中間点を支点として回
動自在とし、両端に夫々パッドを設けた第1及び第2の
アームとを有し、この第1及び第2のアームの支点をこ
のターンテーブルの中心方向に移動し、この第1及び第
2のアームの夫々の両端に設けたパッドがこのターンテ
ーブルの外周に倣うようにしたものである。
【0021】本発明によれば、円盤と略同一外径のター
ンテーブルの一側及び他側より中間点を支点として回動
自在とし、第1及び第2のアームの両端に夫々設けた夫
々のパッドをこの第1及び第2のアームの支点をこのタ
ーンテーブルの中心方向に移動して、このターンテーブ
ルの外周に倣うようにしたので、この円盤をターンテー
ブルを回転させることなく、迅速且つ高精度に芯出しが
できると共にその構成が簡単で且つ低価格とできる。
【0022】また、本発明円盤のセンタリング方法はタ
ーンテーブル上にこのターンテーブルと略同一外径の円
盤を載置し、このターンテーブルの一側及び他側より夫
々中間点を支点として回動自在とし、両端に夫々パッド
を設けた第1及び第2のアームの支点を、このターンテ
ーブルの中心方向に移動し、この第1及び第2のアーム
の夫々の両端に設けたパッドがこのターンテーブルの外
周に倣うようにして、この円盤の中心をこのターンテー
ブルの中心に合わせるようにしたものである。
【0023】本発明によれば、円盤と略同一外径のター
ンテーブルの一側及び他側より中間点を支点として回動
自在とし、第1及び第2のアームの両端に夫々設けたパ
ッドを、この第1及び第2のアームの支点をこのターン
テーブルの中心方向に移動して、このターンテーブルの
外周に倣うようにしたので、この円盤をターンテーブル
を回転させることなく、迅速且つ高精度に芯出しができ
ると共にその構成が簡単で且つ低価格とできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明円盤の
センタリング装置及びセンタリング方法を光ディスクの
原盤露光装置に適用した例につき説明する。
【0025】図面において、1はターンテーブルを示
し、このターンテーブル1の中心は原盤露光時に回転駆
動できる如くスピンドルモータ2の回転軸に固定されて
おり、このターンテーブル1は自由に回転できる如くな
されている。この場合、このターンテーブル1の外径は
光ディスクの原盤3の外径と同寸あるいは若干大きく製
作する如くする。
【0026】このターンテーブル1はこのスピンドルモ
ータ2と共に図1の矢印aに示す一方向に移動できる如
くなされ、この図示する如きセンタリングポジションと
図示しない露光ポジションとを移動できる如くなされて
いる。また、このターンテーブル1は光ディスクの原盤
3を真空チャックできる如く構成する。
【0027】本例においては、このターンテーブル1の
センタリングポジションにおいて、このターンテーブル
1の一側及び他側のこの矢印a方向に直交する位置に対
称構成のセンタリング手段4及び5を設ける如くする。
このセンタリング手段4及び5は所定位置に固定された
ベース板4a及び5aを有する。
【0028】このベース板4a及び5aに夫々可動杆6
a及び7aが夫々矢印a方向に直交する方向に往復運動
する如く空圧シリンダー6及び7を夫々設け、この可動
杆6a及び7aにより駆動板8及び9を夫々矢印a方向
に直交する方向に往復運動できる如くする。
【0029】この駆動板8及び9上に夫々軸固定ブラケ
ット10a,10b及び11a,11bを夫々設けて、
軸12及び13を夫々この駆動板8及び9の駆動方向に
固定すると共に、この軸12及び13に夫々直交する一
辺14a及び15aが夫々駆動ロッド16及び17に固
定された駆動ブラケット14及び15の直交する他辺1
4b及び15bに形成した貫通孔を貫通する如くする。
【0030】この軸12及び13の軸固定ブラケット1
0a及び11a側に圧力調整ねじ18及び19を夫々設
けると共にこの軸12及び13の夫々の圧力調整ねじ1
8,19及び駆動ブラケット14,15の他辺14b,
15b間に夫々ばね押え20a,21a及び20b,2
1bを介して、この軸12及び13を夫々貫通する如く
コイルばね22及び23を設ける。この場合、圧力調整
ねじ18及び19を調整することによりコイルばね22
及び23の弾性力を調整することができる。
【0031】この夫々の駆動ロッド16及び17は夫々
ベース板4a及び5aに固定されたガイド固定ブラケッ
ト24及び25より構成されたクロスローラーテーブル
構成のガイド26によりターンテーブル1の中心方向に
案内される如くする。このガイドをクロスローラーテー
ブル構成としたときは、極めて小さな力で位置決め動作
を行うことができる。
【0032】この駆動ロッド16及び17のターンテー
ブル1側の先端に夫々このターンテーブル1を抱く如き
形状のアーム27及び28の中間点を支点とするアーム
軸受け29及び30を介して回動自在に設ける如くす
る。
【0033】また本例においては、このアーム27及び
28の夫々の両端に夫々図6に示す如くパッド軸受け3
1及びパッドカラー32を介してゴム等の軟質材33が
設けられたパッド27a,27b及び28a,28bを
設ける。
【0034】本例は上述の如く構成されているので、光
ディスクの原盤3のセンタリングを行うときには、先ず
ターンテーブル1を矢印a方向に移動し、センタリング
ポジションまで移動すると共にこのターンテーブル1上
に光ディスクの原盤3を載置する。
【0035】次に空圧シリンダー6及び7の出側にエア
ーを供給し、この空圧シリンダー6及び7の夫々の可動
杆6a及び7aをターンテーブル1側に移動する。この
ときはこの可動杆6a及び7aに取り付けられた駆動板
8及び9に設けた図2、図3、図5に示す如きコイルば
ね22及び23が同期して動作し、コイルばね22及び
23の夫々の右側及び左側が駆動ブラケット14及び1
5を押し、図4に示す如く、ガイド26に取付けた駆動
ロッド16及び17がターンテーブル1の中心方向に移
動する。
【0036】この駆動ロッド16及び17のターンテー
ブル1側の先端にアーム軸受け29及び30を介して設
けたアーム27及び28の夫々の両端に設けたパッド2
7a,27b及び28a,28bが、この駆動ロッド1
6及び17に同期して動き、やがて、このアーム27及
び28の夫々のパッド27a,27b及び28a,28
bの片側がターンテーブル1の外周に接触する。
【0037】その後、アーム27及び28が夫々アーム
軸受け29及び30を中心にもう一方のパッドが接触す
るまで回動する。更に駆動ロッド16及び17が夫々右
側及び左側によりターンテーブル1の中心方向に動きパ
ッド27a,27b及び28a,28bは図6に示す如
くゴム等の軟質材33が変形する。
【0038】このパッド27a,27b及び28a,2
8bが変形することを利用して、この原盤3の外径寸法
が公差内で、ばらついていてもこの原盤の中心とターン
テーブル1の回転中心を精度良く合わせることができ
る。
【0039】この場合、パッド27a,27b及び28
a,28bの押圧力は押圧調整ねじ18及び19を調整
することにより調整することができる。またパッド27
a,27b,28a,28bの押付け力とゴム等の軟質
材33の硬度を設定することによりセンタリング精度を
向上することができる。
【0040】また本例によれば、アーム軸受け(摩擦抵
抗小)29及び30によりアーム27及び28をある角
度範囲にて自由に回動することにより、このターンテー
ブル1の外周にパッド27a,27b,28a,28b
が倣うため、図1に示すターンテーブル移動方向矢印a
について、このターンテーブル1の位置精度は、それ程
必要がない。
【0041】その後、この原盤3をターンテーブル1に
真空吸引して固定し、空圧シリンダー6,7に戻り側に
エアーを供給し、図1に示す如くパッド27a,27
b,28a,28bを退避させ、このセンタリング動作
を完了する。
【0042】以上述べた如く、本例によれば、光ディス
クの原盤3と略同一外径のターンテーブル1の一側及び
他側より中間点を支点(アーム軸受け29及び30)と
して回動自在とし、アーム27及び28の両端に夫々設
けた夫々のパッド27a,27b及び28a,28bを
このアーム27及び28の支点29及び30をこのター
ンテーブル1の中心方向に移動して、このターンテーブ
ル1の外周に倣うようにしたので、この原盤3をターン
テーブル1を回転させることなく迅速且つ高精度に芯出
しができると共にその構成が簡単で且つ低価格とでき
る。
【0043】また、本例によればターンテーブルの位置
精度に依存することなく、高精度なセンタリング精度を
実現することができる。
【0044】また本例によればパッド27a,27b,
28a及び28bのゴム等の軟質材33の硬度とセンタ
リング時のパッド押付け力を最適化することによって、
原盤3の外径ばらつきに依存することなく高精度なセン
タリングを実現することができる。
【0045】また本例によれば、ターンテーブル1の一
側及び他側よりターンテーブル1の外周にパッド27
a,27b,28a,28bが倣うようにした簡単な構
成なので、安価、軽量に構成できる。
【0046】また、本例においてはターンテーブル1に
与える外力を小さくすることができ、原盤露光装置にお
けるこのターンテーブル移動機構に高精度送り機構を実
現するボイスコイルモータを使用することができる。
【0047】また本例によれば、このセンタリング手段
4及び5を磁気シールドカバーにて覆うと共にアーム軸
受け29,30を含めて非磁性材を使用することによ
り、僅かな磁気でも嫌う電子ビームを用いた原盤露光装
置に適用することができる。
【0048】尚、上述例は本発明を光ディスクの原盤3
のセンタリングに適用した例につき述べたが本発明はそ
の他の円盤のセンタリングにも適用できることは勿論で
ある。
【0049】また本発明は上述例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得
ることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば円盤と略同一外径のター
ンテーブルの一側及び他側より中間点を支点として回動
自在とし、第1及び第2のアームの両端に夫々設けた夫
々のパッドをこの第1及び第2のアームの支点をこのタ
ーンテーブルの中心方向に移動して、このターンテーブ
ルの外周に倣うようにしたので、この円盤をターンテー
ブルを回転させることなく迅速且つ高精度に芯出しがで
きると共にその構成が簡単で且つ低価格とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明円盤のセンタリング装置の実施の形態の
例を示す平面図である。
【図2】図1のセンタリング状態を示す平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の一部切欠左側面図である。
【図5】図1の要部の例を示す一部拡大図である。
【図6】図1の要部の例を示す切欠拡大断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ターンテーブル、3‥‥原盤、4,5‥‥ベース
板、6,7‥‥空圧シリンダー、8,9‥‥駆動板、1
2,13‥‥軸、14,15‥‥駆動ブラケット、1
6,17‥‥駆動ロッド、18,19‥‥押圧調整ね
じ、22,23‥‥コイルばね、27,28‥‥アー
ム、27a,27b,28a,28b‥‥パッド、2
9,30‥‥アーム軸受け

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤を載置するターンテーブルと、 該ターンテーブルの一側及び他側に夫々中間点を支点と
    して回動自在とし、両端に夫々パッドを設けた第1及び
    第2のアームとを有し、 前記第1及び第2のアームの支点を前記ターンテーブル
    の中心方向に移動し、前記第1及び第2のアームの夫々
    の両端に設けたパッドが前記ターンテーブルの外周に倣
    うようにしたことを特徴とする円盤のセンタリング装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の円盤のセンタリング装置
    において、 前記パッドの外周部を軟質材で構成したことを特徴とす
    る円盤のセンタリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の円盤のセンタリング装置
    において、 前記第1及び第2のアームの支点を弾性部材を介して前
    記ターンテーブルの中心方向に移動するようにしたこと
    を特徴とする円盤のセンタリング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の円盤のセンタリング装置
    において、 前記第1及び第2のアームの支点を前記ターンテーブル
    の中心方向に移動するガイドとして、クロスローラテー
    ブルを用いたことを特徴とする円盤のセンタリング装
    置。
  5. 【請求項5】 ターンテーブル上に該ターンテーブルと
    略同一外径の円盤を載置し、 前記ターンテーブルの一側及び他側より夫々中間点を支
    点として回動自在とし、両端に夫々パッドを設けた第1
    及び第2のアームの支点を前記ターンテーブルの中心方
    向に移動し、 前記第1及び第2のアームの夫々の両端に設けたパッド
    が前記ターンテーブルの外周に倣うようにして、前記円
    盤の中心を前記ターンテーブルの中心に合わせるように
    したことを特徴とする円盤のセンタリング方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の円盤のセンタリング方法
    において、 前記パッドの外周部を軟質材で構成し、前記パッドが前
    記ターンテーブルの外周部に当接後、前記パッドが変形
    することにより、前記円盤の外円周を押すようにしたこ
    とを特徴とする円盤のセンタリング方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007245241A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Nippon Thompson Co Ltd ワーク芯出し方法及びその芯出し装置
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