JP2003157464A - 硬貨処理機 - Google Patents

硬貨処理機

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JP2003157464A JP2001353542A JP2001353542A JP2003157464A JP 2003157464 A JP2003157464 A JP 2003157464A JP 2001353542 A JP2001353542 A JP 2001353542A JP 2001353542 A JP2001353542 A JP 2001353542A JP 2003157464 A JP2003157464 A JP 2003157464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬貨処理機の使用の態様に応じてより柔軟な
硬貨の分類処理を実施することが可能な硬貨処理機を提
供すること。 【解決手段】 本発明の硬貨処理機103は、硬貨の金
種または性状を識別して当該硬貨を複数の類のいずれか
に分類する分類部と、前記分類部により分類された各硬
貨を搬送する搬送部20と、を備えている。搬送部20
には、少なくとも2つの類に対応して硬貨を落下させる
選別孔25が設けられている。案内シュート29aは、
入口側が前記選別孔25aに接続され、出口側が少なく
とも第1案内路Fと第2案内路Sとに分かれている。案
内シュート29aの内部には、硬貨の送り先を第1案内
路Fと第2案内路Sとのいずれかに振り分け可能な切替
え片82が設けられる。設定部90cが、切替え扉82
の待機位置を、硬貨の送り先を第1案内路Fに振り分け
る第1位置P1と第2案内路Sに振り分ける第2位置P
2とのいずれかに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金融機関な
どの出納業務に利用され、各硬貨の金種または性状に基
づいて硬貨を複数の類に分類可能な硬貨処理機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金融機関等の出納業務に利用され、各硬
貨の金種または性状に基づいて硬貨を複数の類に分類可
能な硬貨処理機は、すでに幾つかのタイプのものが開発
されている。例えば、特開2001−6015号公報に
開示された硬貨処理機は、硬貨を複数の類に分類して、
硬貨の入金処理と出金処理との両方を実施可能である。
【0003】当該公報に記載された従来の硬貨処理機
は、入金硬貨を受け入れて一枚ずつ繰り出す硬貨受入繰
出部と、硬貨受入繰出部から繰り出された硬貨を搬送す
る搬送部と、搬送部により搬送される硬貨を金種別に分
類する分類部と、分類部により金種別に分類された硬貨
を金種毎に一時保留させる一時保留部と、一時保留部に
一時保留させられた硬貨を受け入れて金種別に収納する
と共に当該硬貨を出金硬貨として繰出可能な繰出し機構
を備えた金種別収納繰出部と、金種別収納繰出部から繰
出した硬貨を識別する出金識別部と、識別の結果正常な
硬貨を出金口へ搬送する出金搬送部と、を備えている。
【0004】上記の硬貨処理機において、分類部におい
て分類された硬貨は、各類毎に対応して設けられた選別
孔を介して、金種毎の一時保留部に落下するようになっ
ている。選別孔は、一般に、正規の硬貨種に対しては1
対1に設けられるが、汚損硬貨(汚損レベルが所定レベ
ルを越えた硬貨)とリジェクト(受け入れ不能)硬貨
(偽造硬貨や外国硬貨など)とについては、共通の選別
孔とされる。汚損硬貨とリジェクト硬貨とは、共通の選
別孔にて落下選別された後、他の選別機構によって選別
される。
【0005】同一の排除孔(選択孔)から2つの硬貨種
を落下させる場合の従来構造の詳細は、例えば特開平8
−315208号公報に開示されている。
【0006】当該公報に記載された硬貨処理機では、同
一の選別孔から落下される汚損硬貨とリジェクト硬貨と
について、それぞれ対応する回収通路が分岐形成されて
いる。そして、当該分岐部に設けられたゲート片が揺動
することによって、硬貨の判別結果に対応する回収通路
のみが、選択的に排除孔と連通されるようになってい
る。
【0007】例えば、ゲート片によって汚損硬貨の回収
通路が排除孔と連通されている場合において、次なる硬
貨がリジェクト硬貨と判別されると、当該硬貨はゲート
片の切り替えの終了後に当該ゲートに到達する必要があ
る。このため、場合によって適宜のストッパ手段によっ
て当該硬貨の搬送が中断され得る。これは、超高速の硬
貨分類処理においては、必須の構造となり得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来構造
において、分岐部に設けられたゲート片の待機位置は、
汚損硬貨の回収通路が排除孔と連通する状態となってい
る。これは、常時においては、リジェクト硬貨の判別頻
度よりも汚損硬貨の判別頻度の方が大きいためである。
【0009】このような待機状態に設定しておけば、汚
損硬貨の選別を迅速に行うことができる。一方、リジェ
クト硬貨が判別された希な場合にのみ、ゲート片が揺動
され、必要な場合には硬貨の搬送が中断される。
【0010】しかしながら、硬貨処理機の使用の態様に
よっては、汚損硬貨として判別された硬貨をリジェクト
硬貨として処理することが好適な場合がある。
【0011】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、硬貨処理機の使用の態様に応じてより柔
軟な硬貨の分類処理を実施することが可能な硬貨処理機
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬貨の金種ま
たは性状を識別して当該硬貨を複数の類のいずれかに分
類する分類部と、前記分類部により分類された各硬貨を
搬送する搬送部と、前記搬送部に設けられ、少なくとも
2つの類に対応して硬貨を落下させる選別孔と、入口側
が前記選別孔に接続されると共に、出口側が少なくとも
第1案内路と第2案内路とに分かれている案内シュート
と、前記案内シュートの内部に設けられ、硬貨の送り先
を第1案内路と第2案内路とのいずれかに振り分け可能
な切替え片と、前記切替え片の待機位置を、硬貨の送り
先を第1案内路に振り分ける第1位置と硬貨の送り先を
第2案内路に振り分ける第2位置とのいずれかに設定す
る設定部と、を備えたことを特徴とする硬貨処理機であ
る。
【0013】本発明によれば、例えば硬貨処理機の設置
状況等に応じて、切替え片の待機位置を設定可能であ
る。これにより、例えば第1案内路の使用頻度と第2案
内路の使用頻度とを考慮して、より効率良い切替え片の
待機位置を選択利用することができる。
【0014】また、前期2つの類を分類しないで処理す
る場合において、硬貨の送り先を第1案内路と第2案内
路とのいずれに設定することも可能である。
【0015】好ましくは、前記設定部には、前記待機位
置の設定を手動設定により変更するための操作部が接続
されている。これにより、硬貨処理機のオペレータまた
はメンテナンス員が手動操作により、状況に応じてより
好適となるように、待機位置の設定を変更することが可
能である。
【0016】一般に、前記分類部による分類結果に基づ
いて、ある硬貨が前記選別孔から落下される場合におい
て、当該硬貨の送り先を第1案内路とすべきであるにも
関わらず前記切替え片の待機位置が第2位置に設定され
ている際に、当該硬貨が第1案内路に送られるように前
記切替え片の位置を第1位置に切替えると共に、当該硬
貨の送り先を第2案内路とすべきであるにも関わらず前
記切替え片の待機位置が第1位置に設定されている際
に、当該硬貨が第2案内路に送られるように前記切替え
片の位置を第2位置に切替える切替制御部が更に設けら
れている。
【0017】また、超高速に硬貨分類処理を行うために
は、前記選別孔に対して前記搬送部の搬送方向上流側に
設けられ、前記選別孔に到達する前の硬貨を一時的に停
止させることが可能なストッパと、ある硬貨の送り先を
第1案内路とすべきであるにも関わらず前記切替え片の
待機位置が第2位置に設定されている際に、前記切替制
御部による切替え動作と協調して当該硬貨を確実に第1
案内路に送るように当該硬貨を一時的に停止させるよう
前記ストッパを作動させると共に、ある硬貨の送り先を
第2案内路とすべきであるにも関わらず前記切替え片の
待機位置が第1位置に設定されている際に、前記切替制
御部による切替え動作と協調して当該硬貨を確実に第2
案内路に送るように当該硬貨を一時的に停止させるよう
前記ストッパを作動させるストッパ制御部と、が更に設
けられる。
【0018】なお、例えば、前記選別孔から落下させら
れる硬貨の類は、汚損硬貨とリジェクト硬貨であり、前
記第1案内路は、汚損硬貨を汚損箱に案内するための案
内路であり、前記第2案内路は、リジェクト硬貨をリジ
ェクト部に案内するための案内路である。
【0019】この場合、前記分類部が、汚損硬貨を判別
しない汚損判別停止モードに設定され得るなら、前記設
定部は、前記分類部が当該汚損判別停止モードに設定さ
れている場合、前記切替え片の待機位置を第2位置に設
定するようになっていることが好ましい。
【0020】また、前記硬貨処理機が、硬貨を補充する
補充モードに設定され得るなら、前記設定部は、当該補
充モードが設定されている場合、前記切替え片の待機位
置を第2位置に設定するようになっていることが好まし
い。
【0021】また、前記硬貨処理機が、硬貨を回収する
回収モードに設定され得るなら、前記設定部は、当該回
収モードが設定されている場合、前記切替え片の待機位
置を第1位置に設定するようになっていることが好まし
い。
【0022】また、前記硬貨処理機が、硬貨を精査する
精査モードに設定され得るなら、前記設定部は、当該精
査モードが設定されている場合、前記切替え片の待機位
置を第1位置に設定するようになっていることが好まし
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施の形態の硬貨処理
機を含む出納システムの概略斜視図である。図1に示す
ように、本実施の形態の硬貨処理機は、バラ硬貨処理装
置103として構成されており、紙幣処理装置100、
新券紙幣出金装置102、包装硬貨出金装置104、現
金以外の有価証券類を投入する現外ポスト108等と組
み合わされて出納システムを形成している。
【0025】図1の出納システムは、当該システムを構
成する各装置100〜104に共有される端末部10
5、キーボード式操作部106及び外部プリンタ107
を備えている。また、端末部105には、表示画面10
5a及びIDカードリーダ105bが設けられている。
【0026】紙幣処理装置100は、束紙幣を処理する
ための束紙幣処理部P1と、バラ紙幣を処理するための
バラ紙幣処理部P2とが、左右に連結された構造になっ
ている。
【0027】図1に示すように、バラ硬貨処理装置10
3は、上方側に開口され得る硬貨入金口110、左上方
に配置され前面側に摺動移動可能なバラ硬貨出金ボック
ス120、中央下方に配置され前面側に摺動移動可能な
返却ボックス130、及び、右中央の前面側に開口され
たリジェクト口140、を備えている。
【0028】硬貨入金口110は、入金硬貨を受け入れ
易いようにトレー状に形成されると共に、上部に開閉自
在のシャッタ部(図示せず)を有している。シャッタ部
は、通常時は閉鎖されており、操作部106からの入金
処理の選択に応じて所定時間だけ開放されるようになっ
ている。なお、シャッタ部は省略することができる。
【0029】バラ硬貨処理装置103の内部において、
シャッタ部の下方には、硬貨受入繰出部15が設けられ
ている。図2は、バラ硬貨処理装置103の内部構成を
示す概略平面図である。
【0030】図2に示す硬貨受入繰出部15は、上方か
ら落下して来る硬貨を受容して遠心力によって硬貨を繰
り出す補給円板15aと、補給円板15aから繰り出さ
れる硬貨を受容して、やはり遠心力によって硬貨を繰り
出す繰出円板15bと、を有している。
【0031】2つの円板15a、15bは、互いに水平
方向に平行に、鉛直方向に微小距離だけずらされて、鉛
直方向に見て周縁端において少しだけ重なるように配置
されている。そして、鉛直方向に見て2つの円板が重な
る部分を除いて、各円板の周縁端に沿って上方に延びる
ガイド15cが設けられている。また、2つの円板15
a、15bは、図2に矢印で示すように、互いに逆向き
に回転するようになっている。
【0032】これにより、補給円板15aから繰り出さ
れる硬貨は、ガイド15cが設けられていない2つの円
板が重なる部分を介して、繰出円板15bに繰り出され
るようになっている。
【0033】繰出円板15bは、更に遠心力によって硬
貨を1枚ずつ整列させ、硬貨1枚分の厚みでガイド15
cに設けられた連通口を介して、搬送部20に硬貨を1
枚ずつ繰り出すようになっている。
【0034】搬送部20は、図2に示すように、装置の
右側へと左右方向に硬貨を搬送する第1搬送ベルト21
と、装置の奥側へと前後方向に硬貨を搬送する第2搬送
ベルト22と、を有している、各ベルト21、22は、
駆動プーリ及び従動プーリによって駆動されるようにな
っている。
【0035】第1搬送ベルト21によって形成される第
1搬送路において、当該搬送路を通過する硬貨の性状を
検出するために、磁気センサ23及びイメージセンサ2
4が設けられている。これらのセンサは、硬貨を金種別
に識別する識別部として機能する。この場合、各硬貨
は、500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円
硬貨、5円硬貨、1円硬貨、汚損硬貨、及び、その他硬
貨(外国硬貨または偽造硬貨等)に分類して識別され
る。
【0036】次に、第2搬送ベルト22によって形成さ
れる第2搬送路において、搬送方向に順に、汚損硬貨及
びその他硬貨(リジェクト硬貨)を排除するための排除
孔25a、新硬貨創設時や多量の硬貨種のために利用さ
れ得る任意金種選別孔25b、1円硬貨用孔25c、5
0円硬貨用孔25d、5円硬貨用孔25e、100円硬
貨用孔25f、10円硬貨用孔25g、500円硬貨用
孔25h、が設けられている。
【0037】排除孔25aは、汚損硬貨及びその他硬貨
を搬送路下方に落下させるための孔である。任意金種選
別孔25bは、適宜に設定される種類の硬貨を、搬送路
下方に落下させるための孔である。
【0038】排除孔25a及び任意金種選別孔25bの
構造の詳細は、本件出願人による特願2000−346
332号の明細書に記載されている。ここでは、当該出
願を引用することによって、詳細な説明を省略する。当
該出願の明細書に記載された内容は、本明細書の内容の
一部として理解される。
【0039】1円硬貨用孔25cから500円硬貨用孔
25hまでは、直径の小さい順に硬貨を搬送路下方に落
下させるための孔である。各硬貨用孔25c乃至25h
は、それぞれ対応する硬貨(及び当該硬貨より小さい硬
貨)を落下させるような形状に形成されている。
【0040】その他、図2において、26及び27はガ
イドであり、28はフリー回転ローラである。
【0041】図3は、バラ硬貨処理装置103の内部構
成を示す概略側方縦断面図である。また、図4は、バラ
硬貨処理装置103の内部構成を示す概略前方縦断面図
である。図3及び図4に示すように、各孔25a乃至2
5hの下方には、各硬貨種(金種)毎に、案内シュート
29a〜29hを介して、一時保留用筒40a〜40h
が配置されている。各一時保留用筒40a〜40hの底
部には、各一時保留用筒40a〜40hとは独立に形成
された摺動底41a〜41hが配置されている。摺動底
41a〜41hは、図3及び図4に示す通常時において
は、各一時保留用筒40a〜40hの直下に位置してお
り、各一時保留用筒40a〜40hと共にそれぞれ硬貨
を一時保留させる一時保留部を構成している。
【0042】本実施の形態においては、後述する駆動系
を簡易に構成するために、排除孔25a及び任意金種選
別孔25bに対応する一時保留用筒40a〜40bを一
体部品である第1一時保留筒部40Aとして構成し、各
硬貨用孔25c〜25hに対応する残りの各一時保留用
筒40c〜40hを一体部品である第2一時保留筒部4
0Bとして構成し、更に、各摺動底41a〜41hを一
体部品である摺動底部41として構成している。
【0043】摺動底部41は、バラ硬貨処理装置103
の筐体に固定された水平左右方向に延びる一対のガイド
レール45a、45bに対して、前後(図3における左
右)の鉛直板47a、47bを介して摺動可能に支持さ
れている。そして、鉛直板47a、47bを支持すると
共に水平左右方向に配置された駆動ベルト46a、46
bが、前記筐体に固定されたプーリを介して駆動される
ことによって、摺動底部41は、水平左右方向に摺動移
動可能になっている。
【0044】第1一時保留筒部40Aは、摺動底部41
と一体に移動する前後の鉛直板47a、47bに対し
て、水平左右方向に延びる一対のガイドレール43a、
43bによって摺動可能に支持されている。そして、第
1一時保留筒部40Aを支持すると共に水平左右方向に
配置された駆動ベルト44aが鉛直板47aに固定され
たプーリを介して駆動されることによって、第1一時保
留筒部40Aは、水平左右方向に摺動移動可能になって
いる。
【0045】同様に、第2一時保留筒部40Bは、摺動
底部41と一体に移動する前後の鉛直板47a、47b
に対して、水平左右方向に延びる一対のガイドレール4
3c、43dによって摺動可能に支持されている。そし
て、第2一時保留筒部40Bを支持すると共に水平左右
方向に配置された駆動ベルト44bが鉛直板47bに固
定されたプーリを介して駆動されることによって、第2
一時保留筒部40Bは、水平左右方向に摺動移動可能に
なっている。
【0046】以上から明らかなように、第1一時保留筒
部40Aの摺動移動と第2一時保留筒部40Bの摺動移
動と摺動底部41の摺動移動とは、互いに独立に実施可
能である。また、それぞれ摺動移動するこれら各要素
が、一時保留部に一時保留された硬貨の送り先を、後述
する収納庫52a〜52h、返却ボックス130及び後
述する収納投出部61c〜61hのいずれかに振り分け
可能な振分手段を形成している。
【0047】図4に示すように、本実施の形態の各摺動
底41a〜41hには、それぞれの左方側に、上面を各
摺動底41a〜41hの上面と面一にし、かつ、内面を
漏斗状に形成されたシュート板51a〜51hが連続に
形成されている。各シュート板51a〜51hは、一体
部品であるシュート部51として構成され、摺動底部4
1と一体になっている。
【0048】通常時における各シュート板51a〜51
hの直下には、各硬貨種(金種)毎に、一時保留部にて
一時保留させられた硬貨を受け入れて収納可能な収納庫
52a〜52hが配置されている。各収納庫52a〜5
2hの内、汚損硬貨のための収納庫52aのみ底浅に形
成されている。
【0049】摺動底部41は、前記通常時における第1
位置(図4及び図5(a)参照)の他に、少なくともシ
ュート部51の幅だけ左方に移動した第2位置(図5
(b)参照)と、第2位置から更に少なくともシュート
部51の幅だけ左方に移動した第3位置(図5(d)参
照)とに位置決め可能となっている。
【0050】そして、第2位置に配置される各シュート
板51a〜51hの直下に、一時保留部にて一時保留さ
せられた硬貨を受け入れて返却可能な返却ボックス13
0が配置されている。
【0051】また、図4に示すように、バラ硬貨処理装
置103の左方には、鉛直方向に移動可能な一体の出金
ユニット60が設けられている。図2に示すように、出
金ユニット60には、6種類の金種毎に、出金用硬貨を
収納可能であってかつ収納した硬貨を高位置において一
枚ずつ投出可能な収納投出部61c〜61hが設けられ
ている。
【0052】各収納投出部61c〜61hは、図4に示
すように、漏斗状の投入開口部62と、回転板63と、
当該回転板63にて整列される硬貨を1枚ずつ投出する
投出部と、を有している。
【0053】そして出金ユニット60が高位置にある場
合、各収納投出部61c〜61hの投出部から投出され
る硬貨は、収納投出部61c〜61hを貫いて前後水平
方向に設けられた投出ベルト65によって、バラ硬貨出
金ボックス120内に案内されるようになっている。
【0054】また、投出ベルト65により形成される投
出用搬送路のバラ硬貨出金ボックス120側の端部付近
に、投出ベルト65上に投出された硬貨を硬貨受入繰出
部15の繰出円板15b上に案内するような位置に突出
可能な切替えレバー66が設けられている。その他、図
3において、67は投出ベルト65上を搬送されてくる
硬貨を一層状態にする逆転ローラであり、68は一層状
態にされた硬貨の形状等を判別する簡易型の出金識別部
である。
【0055】出金ユニット60は、バラ硬貨処理装置1
03の筐体に対して、鉛直方向に延びる一対のスライド
ガイド70a、70bによって摺動可能に支持されてい
る。そして、出金ユニット60を支持すると共に鉛直方
向に配置された昇降用タイミングベルト71a、71b
がプーリを介して駆動されることによって、出金ユニッ
ト60は、鉛直方向に摺動移動可能になっている。
【0056】そして出金ユニット60は、各収納投出部
61c〜61hの投入開口部62が第3位置に配置され
る各シュート板51c〜51h(図5(d)参照)の直
下に位置するレベル(低位置)まで降下され得て、当該
低位置にて位置決めされ得るようになっている。
【0057】第1一時保留筒部40Aは、前記通常時に
おける第1A位置(図4及び図5(a)参照)の他に、
第1位置にあるシュート部51の直上に移動した第1B
位置(図5(a)破線参照)と、第2位置にある摺動底
部41の直上に移動した第2A位置(図5(b)破線参
照)と、第2位置にあるシュート部51の直上に移動し
た第2B位置(図5(b)参照)と、第3位置にある摺
動底部41の直上に移動した第3A位置(図5(d)参
照)とに位置決め可能となっている。
【0058】第2一時保留筒部40Bは、前記通常時に
おける第1A位置(図4及び図5(a)参照)の他に、
第1位置にあるシュート部51の直上に移動した第1B
位置(図5(a)破線参照)と、第2位置にある摺動底
部41の直上に移動した第2A位置(図5(b)破線参
照)と、第2位置にあるシュート部51の直上に移動し
た第2B位置(図5(b)参照)と、第3位置にある摺
動底部41の直上に移動した第3A位置(図5(d)参
照)と、第3位置にあるシュート部51の直上に移動し
た第3B位置(図5(d)参照)とに位置決め可能とな
っている。
【0059】なお、図3及び図4に示すように、本実施
の形態において、排除孔25aから通常時(第1A位
置)の一時保留用筒40aまで硬貨を案内する案内シュ
ート29aの途中に、排除孔25aにて排除された硬貨
の内で汚損硬貨以外の硬貨をリジェクト口140に案内
するために、リジェクト孔80が形成されている。そし
て、リジェクト孔80とリジェクト口140とが、リジ
ェクトシュート81によって接続され、リジェクト孔8
0の開閉を切替える切替え扉82が、案内シュート29
a内に配置されている。リジェクト孔80を開放する位
置に切り替えられた切替え扉82は、案内シュート29
aを通過する硬貨をリジェクトシュート81へと導くよ
うになっている。切替え扉82についての更なる詳細
は、後述される。
【0060】各駆動ベルト44a、44b、46a、4
6b及び各昇降用タイミングベルト71a、71bを駆
動する駆動プーリは、制御部90に接続されている(図
4参照)。制御部90は、制御回路等によって構成さ
れ、前記駆動プーリを制御することによって、各一時保
留筒部40A、40Bの位置、摺動底部41の位置、及
び、出金ユニット60の位置を制御するようになってい
る。
【0061】制御部90は、具体的には、収納投出部6
1c〜61hへの硬貨の補充指令に基づいて、まず収納
投出部61c〜61hを前記低位置に移動させ(図5
(c)参照)、次に、一時保留部に一時保留された硬貨
の送り先を低位置に移動された収納投出部61c〜61
hに振り分けるべく、摺動底部41(及びシュート部5
1)が第3位置に至るまで一体に摺動底部41、第1一
時保留筒部40A及び第2一時保留筒部40Bを摺動さ
せ、その後、第2一時保留筒部40Bのみをその第3B
位置まで摺動させるようになっている(図5(d)参
照)。
【0062】これにより、一時保留部に一時保留させら
れた硬貨を、低位置に移動された収納投出部61c〜6
1hに補充することが可能である。
【0063】本実施の形態の制御部90は、出金ユニッ
ト60の位置(収納投出部61c〜61hの位置)を、
前記補充指令が存在する時にのみ前記低位置に配置さ
せ、前記補充指令が存在しない時には、常に前記高位置
に配置させるようになっている。
【0064】制御部90は、更に、硬貨受入繰出部15
へ投入された硬貨について入金取引処理を行わないで、
低位置に移動された前記収納投出部61c〜61hへ補
充硬貨として補充できるようになっている。
【0065】また、本実施の形態の制御部90は、入金
硬貨の少なくとも一部が収納投出部61c〜61hに補
充されることを許容するリサイクル補充モードと、入金
硬貨が収納投出部61c〜61hに補充されることを許
容しないノンリサイクルモードと、のいずれかを設定す
るモード設定部90aを有している。
【0066】そして、モード設定部90aによってリサ
イクル補充モードが設定された場合にのみ、一時保留部
に一時保留された入金硬貨が低位置に移動された収納投
出部61c〜61hに補充されるようになっている。
【0067】モード設定部90aによる設定は、バラ硬
貨処理装置103の出荷時または設置時になされて以後
の変更を不可能としてもよいし、操作部106を介して
のオペレータの操作によって変更可能としてもよい。
【0068】また、本実施の形態の制御部90は、入金
硬貨の少なくとも一部が収納投出部61c〜61hに補
充されることを許容するか否かの確認入力をオペレータ
に求める補充確認部90bを更に有している。具体的に
は、表示画面105aに当該確認入力を促すようなメッ
セージが表示されるようになっている。
【0069】そして、オペレータによって入金硬貨の補
充を許容する旨の確認入力が操作部106を介してなさ
れた場合にのみ、一時保留部に一時保留された入金硬貨
が低位置に移動された収納投出部61c〜61hに補充
されるようになっている。
【0070】ここで、図6及び図7を用いて、排除孔2
5a及び切替え扉82の詳細について説明する。
【0071】図6(a)は、排除孔25a(選別孔)上
を硬貨が通過する場合の、当該排除孔25a周辺の平面
図であり、図6(b)は、図6(a)に対応する概略断
面図である。図6(c)は、排除孔25aから硬貨を落
下させる場合の、当該排除孔25a周辺の平面図であ
り、図6(d)は、図6(c)に対応する概略断面図で
ある。
【0072】図6(b)及び図6(d)で図式的に示さ
れる案内シュート29aは、入口側が排除孔25aに接
続されている。そして、案内シュート29aの出口側
は、一時保留用筒40aまで硬貨を案内する第1案内路
Fと、リジェクト孔80を介してリジェクト口140に
硬貨を案内する第2案内路Sと、に分岐されている。
【0073】案内シュート29a内に配置された切替え
扉82(切替え片)は、硬貨の送り先を第1案内路Fと
第2案内路Sとのいずれかに振り分け可能である。具体
的には、図6(d)に示すように、切替え扉82は、硬
貨の送り先を第1案内路Fに振り分ける第1位置P1
(リジェクト孔80を閉鎖する位置)と、硬貨の送り先
を第2案内路Sに振り分ける第2位置P2(リジェクト
孔80を開放し、かつ、硬貨をリジェクト孔80に導く
位置)とに位置決め可能となっている。
【0074】また、切替え扉82の待機位置は、制御部
90内に設けられた設定部90cによって(図4参
照)、第1位置P1と第2位置P2とのいずれかに設定
されるようになっている。
【0075】設定部90cには、前記待機位置の設定を
オペレータが変更できるように、操作部106が接続さ
れている。
【0076】また、制御部90内には、ある硬貨(汚損
硬貨またはリジェクト硬貨)が排除孔25aから落下さ
れる場合において、当該硬貨の送り先を第1案内路Fと
すべきである(当該硬貨が汚損硬貨であると分類され
た)にも関わらず切替え扉82の待機位置が第2位置P
2に設定されている際に、当該硬貨が第1案内路Fに送
られるように切替え扉82の位置を第1位置P1に切替
える切替制御部90dが設けられている(図4参照)。
【0077】この切替制御部90dは、また、ある硬貨
(汚損硬貨またはリジェクト硬貨)が排除孔25aから
落下される場合において、当該硬貨の送り先を第2案内
路Sとすべきである(当該硬貨がリジェクト硬貨である
と分類された)にも関わらず切替え扉82の待機位置が
第1位置P1に設定されている際に、当該硬貨が第2案
内路Sに送られるように切替え扉82の位置を第2位置
P2に切替えるようになっている。
【0078】更に、図6(a)及び図6(c)に示すよ
うに、排除孔25aに対して搬送路の搬送方向上流側
に、排除孔25aに到達する直前の硬貨を一時的に停止
させることが可能なストッパ85が設けられている。具
体的には、ストッパ85は、搬送路下方に沈降して収納
される沈降位置と、硬貨を一時的に停止させる上昇位置
と、の間で昇降可能となっている。
【0079】ストッパ85は、より確実に硬貨を一時停
止させるべく、対をなして設けられている。
【0080】また、ストッパ85は、ある硬貨(汚損硬
貨またはリジェクト硬貨)の送り先を第1案内路Fとす
べきである(当該硬貨が汚損硬貨であると分類された)
にも関わらず切替え扉82の待機位置が第2位置P2に
設定されている際に、切替制御部90dによる切替え動
作と協調して、当該硬貨を確実に第1案内路Fに送るよ
うに当該硬貨を一時的に停止させるようストッパ85を
作動させるストッパ制御部90eに接続されている。
【0081】ストッパ制御部90eは、例えば、制御部
90内に設けられ得る。
【0082】ストッパ制御部90eは、該当硬貨をスト
ッパ85で一時停止した後に、切替え扉82の切替えが
完了したことを確認した後に、ストッパ85を一瞬だけ
沈降位置に位置させて該当硬貨のみを通過させて排除孔
25aから排除させる。そして、該当硬貨が所定箇所へ
排除されて切替え扉82が待機状態に戻された後にスト
ッパ85を沈降位置に位置させる。
【0083】また、ストッパ制御部90eは、ある硬貨
(汚損硬貨またはリジェクト硬貨)の送り先を第2案内
路Sとすべきである(当該硬貨がリジェクト硬貨である
と分類された)にも関わらず切替え扉82の待機位置が
第1位置P1に設定されている際に、切替制御部90d
による切替え動作と協調して、当該硬貨を確実に第2案
内路Sに送るように当該硬貨を一時的に停止させるよう
ストッパ85を作動させるようになっている。
【0084】図6(a)乃至図6(d)において、87
は各硬貨の通過を検出する通過センサであり、88a及
び88bは、一体に昇降移動して所望の硬貨のみを落下
させるエキセントリックローラである。エキセントリッ
クローラについての詳細も、本件出願人による特願20
00−346332号の明細書に記載されている。
【0085】また、磁気センサ23及びイメージセンサ
24(分類部)は、汚損硬貨を判別しない汚損判別停止
モードに設定され得るようになっている。このようなモ
ードでは、汚損硬貨はリジェクト硬貨と同様に扱われ
る。汚損判別停止モードが設定されている場合には、設
定部90cは、切替え扉82の待機位置を第2位置P2
に設定するようになっている。
【0086】汚損判別停止モードの設定は、オペレータ
によって、操作部106を介してなされ得る。
【0087】また、本実施の形態のバラ硬貨処理装置1
03は、硬貨を補充する補充モードに設定され得るよう
になっている。このようなモードでは、汚損硬貨はリジ
ェクト硬貨と同様に扱えば良い。従って、補充モードが
設定されている場合には、設定部90cは、切替え扉8
2の待機位置を第2位置P2に設定するようになってい
る。
【0088】補充モードの設定は、オペレータによっ
て、操作部106を介してなされ得る。
【0089】また、本実施の形態のバラ硬貨処理装置1
03は、硬貨を回収する回収モードに設定され得るよう
になっている。このようなモードでは、リジェクト硬貨
は汚損硬貨と同様に扱えば良い。従って、回収モードが
設定されている場合には、設定部90cは、切替え扉8
2の待機位置を第1位置P1に設定するようになってい
る。
【0090】回収モードの設定は、オペレータによっ
て、操作部106を介してなされ得る。
【0091】また、本実施の形態のバラ硬貨処理装置1
03は、硬貨を精査する精査モードに設定され得るよう
になっている。このようなモードでは、リジェクト硬貨
は汚損硬貨と同様に扱えば良い。従って、精査モードが
設定されている場合には、設定部90cは、切替え扉8
2の待機位置を第1位置P1に設定するようになってい
る。
【0092】精査モードの設定は、オペレータによっ
て、操作部106を介してなされ得る。
【0093】本実施の形態にて実施可能な処理(の一
部)と、汚損硬貨及びリジェクト硬貨の送り先と、の対
応について、図7にまとめて示す。
【0094】なお、制御部90の内、各駆動プーリを駆
動するための制御部分は、バラ硬貨処理装置103の内
部に設けられ得る。一方、モード設定部90a、補充確
認部90b、設定部90c、切替制御部90d及びスト
ッパ制御部90eは、図4に示すように、バラ硬貨処理
装置103の外部の端末部105に設けられることが一
般的である。
【0095】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0096】まず、制御部90のモード設定部90aに
よってノンリサイクルモードが設定されている場合につ
いて説明する。
【0097】オペレータがバラ硬貨の入金処理を実施す
る場合、当該オペレータが表示画面105aと操作部1
06の操作により入金処理を選択すると硬貨入金口11
0のシャッタ部が開放され、トレー状の硬貨入金口11
0に投入された入金硬貨が硬貨受入繰出部15に受け入
れられる。
【0098】硬貨受入繰出部15では、まず補給円板1
5aが、上方から落下して来る硬貨を受容して遠心力に
よって繰り出し、次に繰出円板15bが、補給円板15
aから繰り出される硬貨を受容して、やはり遠心力によ
って硬貨を整列させ連通口を介して1枚ずつ搬送路20
へ繰り出す(図2参照)。
【0099】このように、遠心力によって硬貨を整列さ
せる円板を2段式にしたことにより、硬貨を整列させて
搬送部20に繰り出すことが、より確実になる。
【0100】搬送部20に繰り出された硬貨は、第1搬
送ベルト21によって形成される第1搬送路を通過する
際に、磁気センサ23及びイメージセンサ24によって
その性状を検出される。そして、各硬貨は、500円硬
貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬
貨、1円硬貨、汚損硬貨、及び、その他硬貨(外国硬貨
または偽造硬貨等のリジェクト硬貨)に分類される。こ
の時、分類された硬貨の数についてもカウントされ、入
金処理のデータ管理に用いられる。
【0101】次に、各硬貨は、第2搬送ベルト22によ
って形成される第2搬送路において、各硬貨に対応する
いずれかの孔25a〜25hから、各案内シュート29
a〜29hを介して、各硬貨に対応する一時保留筒40
a〜40hへと落下する(図2及び図3参照)。但し、
詳細は後述するが、排除孔25aにて排除される硬貨の
内で汚損硬貨以外の硬貨は、リジェクト孔80を開放す
る位置に切り替えられた切替え扉82とリジェクトシュ
ート81とによって、リジェクト口140に案内され得
る(図4参照)。
【0102】この時、一時保留筒40a〜40h(第1
一時保留筒部40A及び第2一時保留筒部40B)は、
第1A位置に位置決めされており、摺動底部41は、第
1位置に位置決めされている(図5(a)参照)。従っ
て、落下した各硬貨は、各一時保留筒40a〜40hと
各摺動底41a〜41hとによって形成される一時保留
部にて、一時的に保留される。
【0103】この時点で、本実施の形態の制御部90
は、入金処理の実施確認入力をオペレータに求めるよう
になっている。具体的には、表示画面105aに当該確
認入力を促すようなメッセージが表示される。
【0104】そして、オペレータによって入金処理の実
施をする旨の確認入力が操作部106を介してなされた
場合、制御部90によって各駆動ベルト43a〜43d
のためのプーリが駆動され、各一時保留筒部40A及び
40Bが第1B位置に摺動移動する。これにより、一時
保留部に一時保留された各種の入金硬貨は、各シュート
板51a〜51hを通って落下して、対応する収納庫5
2a〜52hに金種毎に収納される。
【0105】その後、次の入金処理に備えて、制御部9
0によって各駆動ベルト43a〜43dが駆動され、各
一時保留筒部40A及び40Bが第1A位置に摺動移動
して戻る。
【0106】オペレータによって入金処理の実施をする
旨の確認入力がなされない場合、すなわち、入金処理の
実施を中止する場合には、制御部90によって各駆動ベ
ルト43a〜44bが駆動され、摺動底部41が第2位
置に至るまで各一時保留筒部40A、40B及び摺動底
部41が一体となって摺動移動し、その後、各一時保留
筒部40A及び40Bがそれらの第2B位置にまで摺動
移動する(図5(b)参照)。これにより、一時保留部
に一時保留された各種の入金硬貨は、各シュート板51
a〜51hを通って落下して返却ボックス130に送ら
れ、返却される。
【0107】その後、次の入金処理に備えて、制御部9
0によって各駆動ベルト43a〜44bが駆動され、各
一時保留筒部40A及び40Bが第1A位置に摺動移動
して戻ると共に、摺動底部41がその第1位置に摺動移
動して戻る。
【0108】ここで、切替え扉82の動作について、図
8を用いて詳細に説明する。
【0109】図8(a)は、切替え扉82の待機位置が
第1位置P1とされて、硬貨が第1案内路Fに案内され
る状態を示す概略断面図である。例えば回収モードや精
査モードが設定されている場合、図8(a)に示す状態
となる。この場合、ストッパ85が硬貨の搬送を停止さ
せることが無く、硬貨処理を迅速に実施できる。
【0110】図8(b)は、切替え扉82の待機位置が
第1位置P2とされて、硬貨が第2案内路Sに案内され
る状態を示す概略断面図である。例えば汚損判別停止モ
ードや補充モードが設定されている場合、図8(b)に
示す状態となる。この場合もストッパ85が硬貨の搬送
を停止させることが無く、硬貨処理を迅速に実施でき
る。
【0111】図8(c)は、切替え扉82が第1位置P
1から第2位置P2に切り替えられる作業を待つため
に、硬貨がストッパ85によって一時停止されている状
態を示す概略断面図である。図8(d)は、切替え扉8
2が第1位置P1から第2位置P2に切り替えられた後
で、硬貨が第2案内路Sに案内される状態を示す概略断
面図である。
【0112】図8(c)及び図8(d)に示すように、
ある硬貨の送り先を第2案内路Sとすべきである(当該
硬貨がリジェクト硬貨であると分類された)にも関わら
ず切替え扉82の待機位置が第1位置P1に設定されて
いる際には、切替制御部90dによる切替え動作と協調
して、当該硬貨を確実に第2案内路Sに送るように当該
硬貨を一時的に停止させるようストッパ85が作動され
る。
【0113】具体的には、ストッパ85は、切替え扉8
2の切替えが完了したことを確認した後に、ストッパ8
5を一瞬だけ沈降位置に位置させて該当硬貨のみを通過
させて排除孔25aから排除させる。そして、該当硬貨
が所定箇所へ排除されて切替え扉82が待機状態に戻さ
れた後にストッパ85を沈降位置に位置させる。
【0114】このような制御により、切替え扉82の切
替えのための硬貨の搬送の一時停止を、必要な時のみに
限定することができる。
【0115】さて、次に、制御部90のモード設定部9
0aによってリサイクルモードが設定されている場合に
ついて説明する。
【0116】オペレータがトレー状の硬貨入金口110
に入金硬貨を投入してから、制御部90が入金処理の実
施確認入力を求めるまでの工程は、前記のノンリサイク
ルモードが設定された場合と同様である。
【0117】リサイクルモードが設定されている場合に
は、入金処理の実施をする旨の確認入力が操作部106
を介してなされた際、予め設定されたリサイクル補充条
件が満たされているか、あるいは、操作部106を介し
てのオペレータの入力等によってリサイクル補充指令が
存在している場合、制御部90の補充確認部90bが、
入金硬貨の収納投出部61c〜61hへの補充を許容す
るか否かの確認入力をオペレータに求める。具体的に
は、表示画面105aに当該確認入力を促すようなメッ
セージが表示される。リサイクル補充条件としては、例
えば、収納投出部61c〜61hに収納されている出金
用硬貨の枚数が所定量を下回っていること等が設定され
得る。
【0118】そして、オペレータによって入金硬貨の補
充を許容する旨の確認入力が操作部106を介してなさ
れた場合、制御部90によって各昇降用タイミングベル
ト71a、71bが駆動されて出金ユニット60が低位
置に摺動移動し(図5(c)参照)、続いて駆動ベルト
43a〜44bが駆動され、摺動底部41が第3位置に
至るまで各一時保留筒部40A、40B及び摺動底部4
1が一体となって摺動移動し、その後、第2一時保留筒
部40Bのみがその第3B位置にまで摺動移動する(図
5(d)参照)。これにより、一時保留部に一時保留さ
れた正規の6種類の入金硬貨が、各シュート板51c〜
51fを通って落下して、対応する収納投出部61c〜
61hにリサイクル補充される。
【0119】その後、次の入金処理に備えて、制御部9
0によって各駆動ベルト43a〜44bが駆動され、各
一時保留筒部40A及び40Bが第1A位置に摺動移動
して戻ると共に、摺動底部41がその第1位置に摺動移
動して戻る。また、次の出金処理に備えて、制御部90
によって各昇降用タイミングベルト71a、71bが駆
動され、出金ユニット60が高位置に摺動移動して戻
る。
【0120】本実施の形態では、出金ユニット60の位
置(収納投出部61c〜61hの位置)を、前記補充指
令が存在する時にのみ前記低位置に配置させ、前記補充
指令が存在しない時には、出金ユニット60の位置(収
納投出部61c〜61hの位置)を常に前記高位置に配
置させるようになっている。すなわち、収納投出部61
c〜61hへの硬貨の補充処理を実施しない時には、収
納投出部61c〜61hは常に高位置に配置される。こ
れにより、出金指令に基づく出金処理が、補充処理実施
時を除いて、高位置において常に迅速に行われ得る。
【0121】オペレータによって入金硬貨の補充を許容
する旨の確認入力が操作部106を介してなされない場
合には、制御部90によって各駆動ベルト43a〜43
dが駆動され、各一時保留筒部40A及び40Bが第1
B位置に摺動移動する(図5(a)参照)。これによ
り、一時保留部に一時保留された各種の入金硬貨は、各
シュート板51a〜51hを通って落下して、対応する
収納庫52a〜52hに金種毎に収納される。
【0122】その後、次の入金処理に備えて、制御部9
0によって各駆動ベルト43a〜43dが駆動され、各
一時保留筒部40A及び40Bが第1A位置に摺動移動
して戻る。
【0123】制御部90の補充確認部90bは、例えば
入金処理を連続して行う際に、入金の連続処理速度を優
先させるか、あるいは、出金用硬貨の補充を優先させる
かを、その場でのオペレータの判断に委ねて、状況に応
じた効率良い処理を進めるために有効である。もっと
も、制御部90の補充確認部90bは省略されてもよ
い。
【0124】リサイクルモードが設定されていても、入
金処理の実施をする旨の確認入力が操作部106を介し
てなされた際に、予め設定されたリサイクル補充条件が
満たされておらず、あるいは、操作部106を介してオ
ペレータによってリサイクル補充指令が入力されていな
い場合には、制御部90によって各駆動ベルト43a〜
43dが駆動され、各一時保留筒部40A及び40Bが
第1B位置に摺動移動する(図5(a)参照)。これに
より、一時保留部に一時保留された各種の入金硬貨は、
各シュート板51a〜51hを通って落下して、対応す
る収納庫52a〜52hに金種毎に収納される。
【0125】その後、次の入金処理に備えて、制御部9
0によって各駆動ベルト43a〜43dが駆動され、各
一時保留筒部40A及び40Bが第1A位置に摺動移動
して戻る。
【0126】その他、本実施の形態では、入金取引処理
を行わないで収納投出部61c〜61hへ硬貨を補充す
ることも可能である。このようなモードでは、制御部9
0が、硬貨受入繰出部15へ投入された硬貨について入
金取引処理を行わないで、低位置に移動された前記収納
投出部61c〜61hへ補充硬貨として補充する。当該
補充の工程は、入金処理を行わない点を除いて、前記の
リサイクル補充と略同様である。
【0127】具体的には、硬貨受入繰出部15へ投入さ
れた硬貨について入金処理を行わないで収納投出部61
c〜61hへ補充する旨の指令に基づいて、制御部90
によって各昇降用タイミングベルト71a、71bが駆
動されて出金ユニット60が低位置に摺動移動し、続い
て駆動ベルト43a〜44bが駆動され、摺動底部41
が第3位置に至るまで各一時保留筒部40A、40B及
び摺動底部41が一体となって摺動移動し、その後、第
2一時保留筒部40Bのみがその第3B位置にまで摺動
移動する(図5(d)参照)。これにより、一時保留部
に一時保留された正規の6種類の投入硬貨が、各シュー
ト板51a〜51hを通って落下して、対応する収納投
出部61c〜61hに補充される。
【0128】その後、次の入金処理に備えて、制御部9
0によって各駆動ベルト43a〜44bが駆動され、各
一時保留筒部40A及び40Bが第1A位置に摺動移動
して戻ると共に、摺動底部41がその第1位置に摺動移
動して戻る。また、次の出金処理に備えて、制御部90
によって各昇降用タイミングベルト71a、71bが駆
動され、出金ユニット60が高位置に摺動移動して戻
る。
【0129】このようにして、データ管理上、硬貨の補
充処理を入金取引処理と区別して実施することができ
る。例えば、必要な金種について入金が無い場合に、当
該必要な金種について入金取引を実施することなく補充
処理を実施することができる。
【0130】また、本実施の形態では、図9(a)乃至
図9(d)に示すように、切替えレバー66を投出ベル
ト65上に突出させることによって、高位置の収納投出
部61c〜61hから投出される硬貨を硬貨受入繰出部
15に対して投出可能である。
【0131】これにより、一旦収納投出部61c〜61
hにて収納された硬貨について更に磁気センサ及びイメ
ージセンサによる性状検出を実施することができ、すな
わち、硬貨の精査処理が可能である。
【0132】なお、前述のように、精査処理が実施され
る際には、切替え扉82は第1位置P1に固定されて、
硬貨の搬送はノンストップで行われる(図8(a)参
照)。
【0133】以上のように、本実施の形態によれば、入
金硬貨の送り先が収納庫52c〜52hと収納投出部6
1c〜61hとに振り分けられることによって、入金硬
貨の循環比率が調整され得る。また、硬貨の投出時に
は、予め昇降用タイミングベルト71a、71bによっ
て出金ユニット60(収納投出部61c〜61h)が高
位置に移動されているため、出金用搬送路をシンプルに
短く構成できると共に、迅速な出金処理が可能である。
出金用搬送路がシンプルであることは、コスト上及び残
留硬貨対策上、極めて有利である。
【0134】一時保留部に一時保留された入金硬貨が、
低位置に移動された収納投出部61c〜61hに補充さ
れることにより、入金硬貨が出金硬貨としてリサイクル
利用(循環利用)されて、資金効率が良くなる。
【0135】また、本実施の形態では、収納投出部61
c〜61hへの硬貨の補充指令に基づいて、制御部90
が昇降用タイミングベルト71a、71b及び駆動ベル
ト43a〜44bの駆動を自動的に制御するため、収納
投出部61c〜61hへの硬貨の補充処理を迅速かつ正
確に実施することができる。
【0136】また、本実施の形態の制御部90は、モー
ド設定部90aを有しており、例えば硬貨の出金処理が
極めて少ない場所に当該バラ硬貨処理装置103が設置
される際には、ノンリサイクルモードを設定しておくこ
とによって、誤って不必要な補充処理を行うことが無く
なり、資金効率の面で有利である。
【0137】また、本実施の形態では、切替え扉82の
待機位置が設定可能であるため、例えば第1案内路Fの
使用頻度と第2案内路Sの使用頻度とを考慮して、より
効率良い切替え扉82の待機位置を選択利用することが
できる。
【0138】また、汚損硬貨とリジェクト硬貨とを区別
しないで処理する場合において、これら硬貨の送り先を
第1案内路Fと第2案内路Sとのいずれに設定するかに
ついても、適宜に選択可能である。
【0139】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、硬貨処
理機の設置状況等に応じて、切替え片の待機位置を設定
可能である。これにより、例えば第1案内路の使用頻度
と第2案内路の使用頻度とを考慮して、より効率良い切
替え片の待機位置を選択利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による硬貨処理機(バラ
硬貨処理装置)が組み込まれた出納システムの概略斜視
図である。
【図2】図1のバラ硬貨処理装置の内部構成を示す概略
平面図である。
【図3】図1のバラ硬貨処理装置の内部構成を示す概略
側方縦断面図である。
【図4】図1のバラ硬貨処理装置の内部構成を示す概略
前方縦断面図である。
【図5】図1のバラ硬貨処理装置の各内部要素の位置決
め状態について説明する概略縦断面図である。
【図6】図1のバラ硬貨処理装置の排除孔及び切替え扉
について説明する概略図である。
【図7】各硬貨処理の内容と汚損硬貨及びリジェクト硬
貨の送り先との関係を示す図である。
【図8】図1のバラ硬貨処理装置の切替え扉の作用につ
いて説明する概略図である。
【図9】図1のバラ硬貨処理装置の各内部要素の位置決
め状態について説明する概略縦断面図である。
【符号の説明】
15 硬貨受入繰出部 15a 補給円板 15b 繰出円板 15c ガイド 20 搬送部 21 第1搬送ベルト 22 第2搬送ベルト 23 磁気センサ 24 イメージセンサ 25a 排除孔 25b 任意金種選別孔 25c 1円硬貨用孔 25d 50円硬貨用孔 25e 5円硬貨用孔 25f 100円硬貨用孔 25g 10円硬貨用孔 25h 500円硬貨用孔 26、27 ガイド 28 フリー回転ローラ 29、29a 案内シュート 40A 第1一時保留筒部 40B 第2一時保留筒部 40a〜40h 一部保留用筒 41 摺動底部 41a〜41h 摺動底 43a〜43d ガイドレール 44a、44b 駆動ベルト 45a、45b ガイドレール 46a、46b 駆動ベルト 51 シュート部 51a〜51h シュート板 52a〜52h 収納庫 60 出金ユニット 61a〜61h 収納投出部 62 投入開口部 63 回転板 65 投出ベルト 66 切替えレバー 67 逆転ローラ 68 簡易型出金識別部 70a、70b スライドガイド 71a、71b 昇降用タイミングベルト 80 リジェクト孔 81 リジェクトシュート 82 切替え扉 85 ストッパ 87 通過センサ 88a、88b エキセントリックローラ 90 制御部 90a モード設定部 90b 補充確認部 90c 設定部 90d 切替制御部 90e ストッパ制御部 100 紙幣処理装置 102 新券紙幣出金装置 103 バラ硬貨処理装置 104 包装硬貨出金装置 105 端末部 105a 表示画面 105b IDカードリーダ 106 キーボード式操作部 107 外部プリンタ 108 現外ポスト 110 硬貨入金口 120 バラ硬貨出金ボックス 130 返却ボックス 140 リジェクト口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨の金種または性状を識別して当該硬貨
    を複数の類のいずれかに分類する分類部と、 前記分類部により分類された各硬貨を搬送する搬送部
    と、 前記搬送部に設けられ、少なくとも2つの類に対応して
    硬貨を落下させる選別孔と、 入口側が前記選別孔に接続されると共に、出口側が少な
    くとも第1案内路と第2案内路とに分かれている案内シ
    ュートと、 前記案内シュートの内部に設けられ、硬貨の送り先を第
    1案内路と第2案内路とのいずれかに振り分け可能な切
    替え片と、 前記切替え片の待機位置を、硬貨の送り先を第1案内路
    に振り分ける第1位置と硬貨の送り先を第2案内路に振
    り分ける第2位置とのいずれかに設定する設定部と、を
    備えたことを特徴とする硬貨処理機。
  2. 【請求項2】前記設定部には、前記待機位置の設定を手
    動設定により変更するための操作部が接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理機。
  3. 【請求項3】前記分類部による分類結果に基づいて、あ
    る硬貨が前記選別孔から落下される場合において、 当該硬貨の送り先を第1案内路とすべきであるにも関わ
    らず前記切替え片の待機位置が第2位置に設定されてい
    る際に、当該硬貨が第1案内路に送られるように前記切
    替え片の位置を第1位置に切替えると共に、 当該硬貨の送り先を第2案内路とすべきであるにも関わ
    らず前記切替え片の待機位置が第1位置に設定されてい
    る際に、当該硬貨が第2案内路に送られるように前記切
    替え片の位置を第2位置に切替える切替制御部を更に備
    えていることを特徴とする請求項1または2に記載の硬
    貨処理機。
  4. 【請求項4】前記選別孔に対して前記搬送部の搬送方向
    上流側に設けられ、前記選別孔に到達する前の硬貨を一
    時的に停止させることが可能なストッパと、 ある硬貨の送り先を第1案内路とすべきであるにも関わ
    らず前記切替え片の待機位置が第2位置に設定されてい
    る際に、前記切替制御部による切替え動作と協調して当
    該硬貨を確実に第1案内路に送るように当該硬貨を一時
    的に停止させるよう前記ストッパを作動させると共に、 ある硬貨の送り先を第2案内路とすべきであるにも関わ
    らず前記切替え片の待機位置が第1位置に設定されてい
    る際に、前記切替制御部による切替え動作と協調して当
    該硬貨を確実に第2案内路に送るように当該硬貨を一時
    的に停止させるよう前記ストッパを作動させるストッパ
    制御部と、を更に備えたことを特徴とする請求項3に記
    載の硬貨処理機。
  5. 【請求項5】前記選別孔から落下させられる硬貨の類
    は、汚損硬貨とリジェクト硬貨であり、 前記第1案内路は、汚損硬貨を汚損箱に案内するための
    案内路であり、 前記第2案内路は、リジェクト硬貨をリジェクト部に案
    内するための案内路であることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の硬貨処理機。
  6. 【請求項6】前記分類部は、汚損硬貨を判別しない汚損
    判別停止モードに設定され得て、 前記設定部は、前記分類部が当該汚損判別停止モードに
    設定されている場合、前記切替え片の待機位置を第2位
    置に設定するようになっていることを特徴とする請求項
    5に記載の硬貨処理機。
  7. 【請求項7】前記硬貨処理機は、硬貨を補充する補充モ
    ードに設定され得て、 前記設定部は、当該補充モードに設定されている場合、
    前記切替え片の待機位置を第2位置に設定するようにな
    っていることを特徴とする請求項5または6に記載の硬
    貨処理機。
  8. 【請求項8】前記硬貨処理機は、硬貨を回収する回収モ
    ードに設定され得て、 前記設定部は、当該回収モードに設定されている場合、
    前記切替え片の待機位置を第1位置に設定するようにな
    っていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに
    記載の硬貨処理機。
  9. 【請求項9】前記硬貨処理機は、硬貨を精査する精査モ
    ードに設定され得て、 前記設定部は、当該精査モードに設定されている場合、
    前記切替え片の待機位置を第1位置に設定するようにな
    っていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに
    記載の硬貨処理機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005228082A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Glory Ltd 硬貨類処理機
JP2009043181A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Laurel Kikai Kk 硬貨入出金機
KR101097149B1 (ko) 2009-11-19 2011-12-22 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 경화 일시 저장기구
JP2012022495A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 硬貨収納装置

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