JP2003157105A - 制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体

Info

Publication number
JP2003157105A
JP2003157105A JP2002158152A JP2002158152A JP2003157105A JP 2003157105 A JP2003157105 A JP 2003157105A JP 2002158152 A JP2002158152 A JP 2002158152A JP 2002158152 A JP2002158152 A JP 2002158152A JP 2003157105 A JP2003157105 A JP 2003157105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable
display
ladder
control
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002158152A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Ishikawa
博一 石川
Kenichi Munamoto
健一 胸元
Natsuo Okada
夏郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schneider Electric Japan Holdings Ltd
Original Assignee
Digital Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Digital Electronics Corp filed Critical Digital Electronics Corp
Priority to JP2002158152A priority Critical patent/JP2003157105A/ja
Publication of JP2003157105A publication Critical patent/JP2003157105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より柔軟にラダーモニタ画面やデバイスモニ
タ画面の表示を制御可能な制御システムを実現する。 【解決手段】 プログラマブル表示器12のデバイス制
御部33は、制御プログラムに基づいて、デバイス2a
を制御し、HMI処理部25は、デバイス2aの状態を
表示すると共に、操作に応じて状態を制御する。両部材
25・33は、変数メモリ27の各変数に対応付けられ
たデバイス2aの状態や記憶領域の内容あるいはマクロ
の演算結果に応じて変数の内容を変更する。さらに、コ
ントロール−HMI処理部41は、変数メモリ27の領
域42に記憶されたラダーモニタ変数の内容がONの場
合、ラダーモニタ画面を表示する。ここで、ラダーモニ
タ変数も上記デバイス2aや記憶領域あるいは演算結果
に関連付け可能なので、いずれか所望の事象をトリガと
して、ラダーモニタを起動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラダーモニタ画面
またはデバイスモニタ画面の起動や画面への操作を柔軟
に設定可能な制御システム、並びに、それを実現するた
めのプログラムおよび記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、制御システムのHMI(Huma
n Machine Interface )として、プログラマブル表示器
が広く用いられている。これらのプログラマブル表示器
の中には、制御システムのターゲットシステムの制御装
置として動作するプログラマブル・ロジック・コントロ
ーラ(以下、PLCと略称する)としての機能も有した
ものも使用されている。
【0003】当該プログラマブル表示器では、予めラダ
ーエディタなどの制御プログラムエディタによって作成
された制御プログラムが格納され、外付けのPLCと同
様に、制御プログラムに基づいて、デバイスを制御す
る。
【0004】また、上記プログラマブル表示器は、デバ
イスの状態を取得し、上記各デバイスを示す図形を、そ
れぞれの状態に応じた色や形状で表示すると共に、オペ
レータがタッチパネルにて当該図形をタッチするなどし
て、プログラマブル表示器へデバイスの制御を指示する
と、操作に応じてデバイスを制御する。
【0005】これにより、オペレータは、プログラマブ
ル表示器の画面表示により、ターゲットシステムの各デ
バイスの状態を把握すると共に、画面に表示されたデバ
イスをタッチすることで、当該デバイスへの制御を指示
できる。
【0006】ここで、デバイスに不具合が発生した場
合、不具合の発生したデバイスが原因で他のデバイスの
状態が異常になり、オペレータによって検出されること
がある。したがって、上記PLC機能を有するプログラ
マブル表示器の中には、ラダーモニタ機能を有するもの
も使用されている。
【0007】当該プログラマブル表示器は、予めラダー
モニタ起動用に用意されたアラームが発生すると、制御
プログラムに応じたラダー図を表示する。さらに、ラダ
ー図を表示する際、プログラマブル表示器を介してデバ
イスの状態を取得し、各デバイスに対応するラダー記号
を、各デバイスの状態に応じた形状や色で表示する。
【0008】したがって、オペレータは、ラダーモニタ
の画面に表示されたラダー記号によって、各ラダー記号
に対応するデバイスの状態を把握すると共に、ラダー図
によって、当該デバイスの制御手順を把握できる。この
結果、あるデバイスに不具合が発生し、それにより、他
のデバイスの状態が異常になった場合のように、不具合
が発生したデバイスが、状態異常が検出されたデバイス
と異なっている場合であっても、当該異常が検出された
デバイスから、その制御に関連するデバイスへと遡るこ
とができ、不具合が発生したデバイスを特定できる。
【0009】また、ラダーモニタの代わりに、デバイス
の状態を列挙するデバイスモニタ画面を表示可能なプロ
グラマブル表示器も用いられており、予めデバイスモニ
タ起動用に用意されたアラームが発生すると、プログラ
マブル表示器は、デバイスモニタを表示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプログラマブル表示器では、予め用意された特定の
アラームで、ラダーモニタやデバイスモニタを起動する
ので、柔軟性に欠けるという問題を生じる。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、より柔軟にラダーモニタ画面
やデバイスモニタ画面の表示を制御可能な制御システム
を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る制
御システムは、上記課題を解決するために、デバイスの
状態を表示すると共に、予め格納された制御プログラム
に基づき、デバイスの状態および操作に応じて、デバイ
スの状態を制御する表示操作手段が設けられた制御シス
テムにおいて、以下の手段を講じたことを特徴としてい
る。
【0013】すなわち、上記表示操作手段の指示、デバ
イスまたは操作に対応付け可能な変数を記憶する記憶手
段と、上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイス
の状態または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更
する変数制御手段と、上記制御プログラムを示すラダー
図として、デバイスの状態を表示するラダーモニタ画面
を、上記変数の値に応じて表示する表示制御手段とを備
えている。
【0014】上記構成において、上記変数制御手段は、
変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態また
は操作の内容に応じて、変数の値を変更している。さら
に、表示制御手段は、変数の値に応じて、ラダーモニタ
画面を表示する。したがって、変数が操作に対応付けら
れている場合は、その操作が行われたときにラダーモニ
タ画面が表示され、当該変数がデバイスに対応付けられ
ている場合は、そのデバイスが予め定められた状態にな
ったときに、ラダーモニタ画面が表示される。また、表
示操作手段の指示が変数に対応付けられている場合は、
表示操作手段の指示に応じて、ラダーモニタ画面が表示
される。
【0015】上記構成によれば、変数の対応付けを変更
するだけで、ラダーモニタ画面表示のトリガを変更でき
るので、トリガが固定の場合に比べて、より柔軟にラダ
ーモニタ画面の表示を制御できる。さらに、トリガが固
定の場合と異なり、所望のトリガが異なるユーザ間で、
同一構成の制御システムを使用できる。
【0016】さらに、請求項2の発明に係る制御システ
ムは、請求項1記載の制御システムにおいて、上記表示
操作手段、記憶手段、変数制御手段および表示制御手段
は、同一筐体に収められていることを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、上記各手段が同一筐体
に収められているので、当該筐体の機器、すなわち、制
御プログラムに基づいてデバイスを制御するために、現
場に配される機器自体にて、自らの制御プログラムに応
じたラダー図として、各デバイスの状態を表示できる。
この結果、あるデバイスに不具合が発生し、他のデバイ
スの状態に異常が発見された場合、現場に新たな機器を
持ち込むことなく、元から現場にある機器のラダーモニ
タ画面によって、異常が発見されたデバイスの状態に関
連するデバイス群を把握でき、不具合が発生したデバイ
スの発見を助けることができる。
【0018】また、請求項3の発明に係る制御システム
は、請求項1または2記載の制御システムにおいて、上
記変数の中には、ラダーモニタ画面への自動的な操作を
設定するための操作用変数も含まれており、上記表示制
御手段は、当該操作用変数の値に応じて、ラダーモニタ
画面への操作を自動実行することを特徴としている。
【0019】上記構成において、変数としての操作用変
数は、予め、上記表示操作手段の指示、デバイスまたは
操作に対応付けられている。一方、変数制御手段は、当
該操作用変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの
状態または操作の内容に応じて、当該操作用変数の値を
変更する。一方、表示制御手段は、操作用変数の値に応
じて、ラダーモニタ画面への操作を自動実行する。
【0020】これにより、指示の内容、デバイスの状態
または操作の内容に応じて、ラダーモニタ画面への操作
を自動実行できる。また、操作用変数の対応付けを変更
するだけで、ラダーモニタ画面への操作を自動実行する
際のトリガを変更できる。
【0021】したがって、例えば、デバイスが特定の状
態になった場合に、ラダーモニタ画面に、そのデバイス
に対応するラダー記号を含む箇所を表示するなど、ラダ
ーモニタ画面への自動的な操作を設定する際の柔軟性を
向上できる。
【0022】さらに、請求項4の発明に係る制御システ
ムは、請求項1または2記載の制御システムにおいて、
上記変数の中には、上記制御プログラム全体を示すラダ
ー図のうち、ラダーモニタ画面に表示する箇所を設定す
るための操作用変数も含まれており、上記変数制御手段
は、当該操作用変数に対応付けられた指示の内容、デバ
イスの状態または操作の内容が不具合の発生を示してい
る場合、上記操作用変数の値を、当該不具合に関連する
箇所を示す値に変更すると共に、上記表示制御手段は、
当該操作用変数の値に応じた箇所を、ラダーモニタ画面
に表示することを特徴としている。
【0023】上記構成においても、変数としての操作用
変数は、予め、上記表示操作手段の指示、デバイスまた
は操作に対応付けられており、変数制御手段は、当該操
作用変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態
または操作の内容が不具合の発生を示している場合、上
記操作用変数の値を、当該不具合に関連する箇所を示す
値に変更して、表示制御手段に当該箇所を表示させる。
【0024】これにより、不具合が発生した場合、上記
制御プログラム全体を示すラダー図のうち、その不具合
に関連する箇所が、ラダーモニタ画面に表示される。こ
の結果、不具合発生時に、表示操作手段のオペレータ
は、ラダーモニタ画面を操作して、制御プログラム全体
を示すラダー図の中から、当該不具合に関連する箇所を
検索する必要がない。したがって、不具合の原因をより
早く特定でき、より早く制御システムを復旧させること
ができる。
【0025】なお、この場合でも、操作用変数の対応付
けを変更すると共に、変数制御手段によって変更される
値、すなわち、不具合に関連する箇所を示す値を設定す
るだけで、不具合が発生した場合に、ラダーモニタ画面
に当該箇所を表示させることができる。
【0026】一方、請求項5の発明に係る制御システム
は、上記課題を解決するために、デバイスの状態を表示
すると共に、操作に応じて、デバイスの状態を制御する
表示操作手段が設けられた制御システムにおいて、以下
の手段を講じたことを特徴としている。
【0027】すなわち、上記表示操作手段の指示、デバ
イスまたは操作に対応付け可能な変数を記憶する記憶手
段と、上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイス
の状態または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更
する変数制御手段と、上記デバイスの状態を一覧表示す
るデバイスモニタ画面を、上記変数の値に応じて表示す
る表示制御手段とを備えている。
【0028】上記構成でも、請求項1記載の制御システ
ムと同様に、変数の対応付けを変更するだけで、デバイ
スモニタ画面の表示のトリガを変更できるので、トリガ
が固定の場合に比べて、より柔軟にデバイスモニタ画面
の表示を制御できる。さらに、トリガが固定の場合と異
なり、所望のトリガが異なるユーザ間で、同一構成の制
御システムを使用できる。
【0029】ところで、上記制御システムは、ハードウ
ェアで実現してもよいし、プログラムをコンピュータに
実行させて実現してもよい。具体的には、請求項6の発
明に係るプログラムは、請求項1記載の各手段としてコ
ンピュータを動作させるプログラムであり、請求項7の
発明に係るプログラムは、請求項5記載の各手段として
コンピュータを動作させるプログラムである。また、請
求項8の発明に係る記録媒体には、請求項6または7の
プログラムが記録されている。
【0030】これらのプログラムが上記コンピュータで
実行されると、当該コンピュータは、請求項1または5
記載の各手段として動作する。したがって、請求項1ま
たは5と同様、トリガが固定の場合に比べて、より柔軟
にラダーモニタ画面またはデバイスモニタ画面の表示を
制御可能で、所望のトリガが異なるユーザ間で、同一構
成の制御システムを使用可能な制御システムを実現でき
る。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図10に基づいて説明すると以下の通りである。
すなわち、本実施形態に係る制御システム1は、現場に
新たな機器を持ち込むことなく、ユーザが所望するトリ
ガでラダーモニタ画面を表示し、表示制御可能なシステ
ムであって、図1に示すように、例えば、ベルトコンベ
アー式の自動組付機など、ターゲットシステム2のデバ
イス2aを制御するために用いられている。
【0032】上記制御システム1には、上記デバイス2
aを制御する制御装置としてのPLC11と、多くの場
合、制御対象近傍に配されると共に、制御システム1の
HMIとして、デバイス2aの状態を表示し、オペレー
タによるデバイス2aへの操作を受け付けるプログラマ
ブル表示器12とを備えている。また、本実施形態に係
るプログラマブル表示器12は、詳細は後述するよう
に、PLCとしての機能も備えており、それぞれに対応
するPLC11だけではなく、自らが制御するデバイス
2aにも直接接続されている。
【0033】さらに、本実施形態に係る制御システム1
では、各プログラマブル表示器12は、イーサネット
(登録商標)などのLAN(ローカルエリアネットワー
ク)13によって互いに接続されている。また、上記L
AN13には、多くの場合、プログラマブル表示器12
よりも離れた場所から、制御システム1全体を管理する
制御用ホストコンピュータ14が接続されている。
【0034】なお、上記各プログラマブル表示器12
は、シリアルケーブルなどを介して、それぞれに対応す
るPLC11と接続されている。また、図1では、説明
の便宜上、LAN13にプログラマブル表示器12が2
台接続され、各プログラマブル表示器12には、PLC
11およびデバイス2aがそれぞれ1台ずつ接続される
と共に、各PLC11にデバイス2aが1台接続されて
いる場合を例示しているが、当然ながら、それぞれの接
続台数は任意に設定できる。
【0035】また、デバイスは、デバイスアドレスによ
り特定可能で、しかも、状態を取得したり、制御(変
更)できるものであれば、例えば、デバイス2a自体で
あってもよいし、例えば、PLC11やプログラマブル
表示器12の記憶装置など、制御システム1に設けられ
た記憶装置の一領域を示していてもよい。
【0036】ここで、上記制御システム1では、制御シ
ステム1に必須の構成であり、しかも、HMIとして動
作するため、演算能力に余力のあるプログラマブル表示
器12が通信の大半を処理するように構成されている。
さらに、各プログラマブル表示器12は、自らに接続さ
れているPLC11の機種に固有の専用プロトコルと、
LAN13での共通プロトコルとを変換して、他のプロ
グラマブル表示器12や制御用ホストコンピュータ14
と、PLC11との通信を中継する。なお、共通プロト
コルと専用プロトコルとの間のプロトコル変換には、同
じ指示に同じコードが割り当てられるように予め定めら
れた共通のコマンドと上記共通のコマンドに対応するP
LC11固有のコマンドとの間の変換や、データやアド
レスの表現方法の変換、デバイスアドレスと、当該デバ
イスアドレスに対応し、しかも、デバイスアドレスとは
異なる値に設定可能な変数や変数の名称(変数名)との
変換なども含まれる。
【0037】これにより、プログラマブル表示器12お
よび制御用ホストコンピュータ14は、他のプログラマ
ブル表示器12に接続されているPLC11の機種に拘
らず、LAN13を介して共通のプロトコルで通信でき
る。この結果、互いに異なる機種のPLC11の混在す
る制御システム1が比較的容易に実現されている。
【0038】上記プログラマブル表示器12は、後述す
る画面データに基づいて、デバイスの状態を画面表示す
る際の動作や、画面への操作に応じてデバイスの状態を
制御する際の動作を特定するものであって、PLC11
と通信するPLC・IF部21と、上記LAN13に接
続するためのLAN・IF部22と、例えば、液晶表示
装置などからなるディスプレイ23と、ディスプレイ2
3の画面上に配されたタッチパネル24と、上記各部材
21〜24を制御するHMI処理部25と、当該HMI
処理部25によって参照され、上記画面データおよび後
述する変数が格納される画面メモリ26および変数メモ
リ27とを備えている。なお、上記HMI処理部25お
よび後述のデバイス制御部33が特許請求の範囲に記載
の表示操作手段および変数制御手段に対応する。
【0039】上記画面データは、画面上の領域と、当該
領域への表示や入力に対応するデバイスとの対応関係を
示すタグを組み合わせて構成されている。本実施形態で
は、HMI処理部25が複数の単位画面を切り換え表示
可能であり、上記タグは、当該タグが有効となる単位画
面を示すファイル番号と、単位画面上で実行すべき動作
内容を特定する事象名と、各事象毎に参照される参照情
報とを含んでいる。
【0040】例えば、上記タグが所定の画面領域(表示
座標範囲)へ所定のデバイスの状態に応じた部品図形を
表示する表示タグの場合、上記参照情報には、表示座標
範囲と、デバイスを特定可能な変数(後述)と、例え
ば、部品図形がスイッチの場合、ONを示す図形のファ
イルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に
参照するファイル番号とが含まれる。さらに、タグが入
力タグの場合、参照情報として、有効入力座標範囲と、
入力結果が書き込まれるデバイスの変数とが含まれる。
【0041】また、変数メモリ27には、図2に示すよ
うに、各変数について、変数の名称(変数名)と、変数
に対応するデバイス2aまたは内部メモリを特定するた
めの情報(例えば、アドレスなど)と、変数の内容との
組み合わせが記憶されている。なお、本実施形態では、
変数に対応するデバイス2aの機種に拘わらず、変数の
内容を格納する際の表現方法(例えば、ワード長や符号
の有無、あるいは、BCD/2進表記など)が予め定め
られた表現方法に統一されており、変数が実在のデバイ
ス2aに対応する場合、変数メモリ27には、実際の機
種での表現方法も格納されている。この場合、HMI処
理部25は、PLC・IF部21を介してデバイス2a
の状態を取得あるいは制御する際、表現方法を形式変換
して、格納時の表現方法を統一する。
【0042】一方、上記HMI処理部25は、所定の時
間間隔で、画面メモリ26に格納された画面データか
ら、ベース画面のファイル番号が、現在表示中のベース
画面である表示タグを抽出する。さらに、HMI処理部
25は、変数メモリ27を参照して、タグに対応する変
数の内容を読み出し、内容に応じた部品図形をディスプ
レイ23に表示する。ここで、PLC・IF部21に接
続されたPLC11により制御されるデバイス2aに、
上記変数が対応している場合、HMI処理部25は、P
LC・IF部21によるPLC11との通信によって、
デバイス2aの状態を取得し、上記変数の内容を当該状
態に応じて更新している。これにより、ディスプレイ2
3には、デバイス2aの状態が表示される。
【0043】なお、変数が他のプログラマブル表示器1
2に接続されたPLC11によって制御されるデバイス
2aの場合、HMI処理部25は、LAN・IF部2
2、LAN13および他のプログラマブル表示器12を
介して当該PLC11と通信するなどして、デバイスの
状態を取得し、それに応じて変数の内容を更新する。
【0044】また、タッチパネル24への押し操作な
ど、オペレータの入力操作を受け付けると、HMI処理
部25は、上記画面データから、現在表示中のベース画
面に対応し、当該入力操作にマッチする入力タグを検索
すると共に、入力結果に応じて、タグに対応する変数の
内容を更新する。さらに、HMI処理部25は、デバイ
ス2aの状態を取得する場合と略同様に、PLC11や
プログラマブル表示器12と通信するなどして、上記変
数の内容に応じて、デバイス2aの状態を制御させる。
ここで、入力操作の後も、HMI処理部25は、デバイ
ス2aの状態を画面表示するので、操作結果が画面表示
に反映される。
【0045】加えて、HMI処理部25は、例えば、他
のプログラマブル表示器12や制御用ホストコンピュー
タ14など、LAN13に接続された機器から自らに接
続されたPLC11のデバイス2aへの制御指示を受け
取った場合や、これとは逆に、上記機器へ報告すべきデ
バイス2aの状態を自らのPLC11から受け取った場
合には、上述したプロトコル変換によって、LAN13
での通信、および、PLC11との通信の間を中継でき
る。
【0046】さらに、本実施形態に係るプログラマブル
表示器12は、PLCとしても動作するために、デバイ
ス2aに接続するためのIO・IF部31と、制御プロ
グラムなどを記憶する制御用ファイルメモリ32と、当
該制御プログラムに基づいて、IO・IF部31に接続
されたデバイス2aを制御するデバイス制御部33とを
備えている。
【0047】本実施形態に係るデバイス制御部33は、
制御プログラムにおいて、制御対象を変数で特定可能な
PLCであって、例えば、数十msなど、予め定められ
た長さの走査期間(スキャンタイム)毎に、各デバイス
2aの状態を読み出し、各デバイス2aに対応する変数
の内容として、変数メモリ27に格納する。
【0048】さらに、デバイス制御部33は、変数メモ
リ27に格納された各変数の内容を参照しながら、制御
用ファイルメモリ32の制御プログラムが示す各命令を
順次実行する。ここで、各命令では、図3に示すラダー
プログラムのように、各命令語Cα…の制御対象(オペ
ランド)を変数で指定可能であり、各命令の実行に伴な
って、各変数の内容は更新される。さらに、エンド命令
が実行され、制御プログラムの実行が終了すると、デバ
イス制御部33は、変数メモリ27に格納された各変数
のうち、IO・IF部31に接続されたデバイス2aに
対応する変数の内容を各デバイス2aに書き込む。これ
により、デバイス制御部33は、PLCと同様に、ユー
ザが作成した制御プログラムに従い、デバイス2aの状
態に応じて各デバイス2aを制御できる。
【0049】なお、上述したように、変数の内容を格納
する際の表現方法が統一されているので、デバイス制御
部33は、IO・IF部31を介してデバイス2aと通
信する際、表現方法を形式変換して、格納時の表現方法
を統一する。
【0050】さらに、本実施形態に係るプログラマブル
表示器12は、例えば、あるデバイス2aの状態が異常
な場合に、その異常の原因となるデバイス2aを特定す
る際などに好適に用いられるラダーモニタ画面を所望の
トリガで表示するために、上記HMI処理部25および
デバイス制御部33を連携動作させるコントロール−H
MI処理部(表示制御手段)41を備えていると共に、
上記変数メモリ27には、ラダーモニタに関する変数
(ラダーモニタ変数)を格納する領域(記憶手段)42
が設けられている。なお、上記制御用ファイルメモリ3
2には、制御プログラムのOPコード(命令語)および
オペランドだけではなく、例えば、変数の情報、ジャン
プ先のラベル、各ラダー記号がどのように接続されるか
を示す情報や、ラング番号など、制御プログラムに応じ
たラダー図を表示するための情報も記憶されている。
【0051】ここで、ラダー図は、例えば、図4に示す
ように、接点やコイル、カウンタなど、図形やその他の
形式で表された機能ブロックとしてのラダー記号(Iα
…)と、これらに関連するラベルとからなる1または複
数のネットワーク(L1…)を、左右の母線(La・L
b)内に記述した図であって、配置されているラダー記
号の種類と、各ラダー記号の接続関係とによって、制御
手順を図示できると共に、例えば、形状や色あるいは点
滅の有無など、ラダー記号の表示形式で、デバイス2a
の現在の制御状態も表示できる。
【0052】例えば、図4および図5のラダー図は、上
記図3にてラダープログラムとして記載された制御プロ
グラムを図示したものであって、ロードを示すラダー記
号Iαが、アンドを示すラダー記号Iβ、および、イン
クリメントを示すラダー記号Iγを介して、母線Lbに
接続されている。また、各ラダー記号I…には、デバイ
スに対応する変数の名称が併記されている。したがっ
て、これらのラダー記号Iα〜Iγと、各ラダー記号I
α〜Iγの接続関係とによって、命令語Cα〜Cγに対
応する制御手順、すなわち、第1接点がオン状態で、し
かも、第2接点がオン状態の場合、カウンタをインクリ
メントするという手順を記述できる。
【0053】また、図4のラダー図では、ロードを示す
ラダー記号IαおよびIδがオフ状態を示す形状で記述
されているのに対して、図5のラダー図では、両ラダー
記号Iα、Iδがオン状態を示す形状で記述されてい
る。したがって、図4および図5に示すラダー図から
は、制御手順だけではなく、デバイスの制御状態、すな
わち、図4の場合は、第1接点がオフ状態であり、図5
の場合は、第1接点がオン状態であることも読み取れ
る。また、母線La・LbやネットワークL1…のう
ち、導電部分は、太く描画されている。なお、図3ない
し図5では、例えば、命令語Cαとラダー記号Iαとの
ように、互いに対応するもの同士に、互いに同じギリシ
ャ文字を付している。
【0054】さらに、本実施形態に係るコントロール−
HMI処理部41は、ラダーモニタ画面として上記ラダ
ー図を表示する際、図4および図5に示すように、ラダ
ーモニタ画面を操作するためのボタンB1〜B41も合
わせて表示するよう、HMI処理部25へ指示する。こ
こで、上記ボタンB1は、ラダーモニタの終了を指示す
るボタンであり、ボタンB11は、ネットワークL1…
の番号(ラング番号)を指示するボタンである。また、
ボタンB21〜B24は、制御プログラムに応じたラダ
ー図全体のうちのラダーモニタ画面中に表示する領域の
移動(スクロール)を指示するボタンであり、それぞ
れ、左右上下方向に対応している。さらに、ボタンB3
1は、移動の単位をページ単位とするかラング単位とす
るかを指示するボタンであり、ボタンB41は、ラダー
図中に数値を表示する際、10進表示するか16進表示
するかの切り換えを指示するボタンである。
【0055】一方、変数メモリ27のラダーモニタ変数
を記憶する領域42には、ラダーモニタ変数の内容を記
憶する領域として、図6に示すように、ラダーモニタ画
面の表示開始/終了を指示するためのビット領域M1
と、ラダー図の左右上下方向のスクロールを指示するた
めのビット領域M21〜M24と、スクロールの単位を
指示するためのビット領域M31と、ラダー図におい
て、数値を表示する際、10進で表示するか16進で表
示するかを示すビット領域M41とが設けられている。
【0056】上記構成において、図7に示すフローチャ
ートに基づき、制御システム1の動作を説明すると以下
の通りである。すなわち、ステップ1(以下では、S1
のように略称する)において、例えば、制御用ホストコ
ンピュータ14の作画エディタなどによって、プログラ
マブル表示器12用の画面データが作成される。また、
S2において、制御用ホストコンピュータ14の制御プ
ログラムエディタなどによって、プログラマブル表示器
12のデバイス制御部33用の制御プログラムを含む制
御用ファイルが作成される。上記各エディタでは、タグ
や制御プログラムにて、操作や参照の対象となるデバイ
スを指定する際、デバイスに対応する変数が生成され、
当該変数で指定される。
【0057】さらに、S3では、上記各エディタなどに
よって、各変数が実際のデバイス2aなどと関連付けら
れる。なお、変数には、実際のデバイス2aだけではな
く、プログラマブル表示器12の記憶領域や、マクロの
演算結果を関連付けることができる。この場合、HMI
処理部25は、予め設定されたプログラム(マクロ)に
従って、変数メモリ27の変数の内容を演算した結果
を、マクロに関連付けられた変数の内容に設定できる。
なお、この例では、プログラマブル表示器12への操作
に応じて内容が変化する上記記憶領域が、特許請求の範
囲に記載の操作に対応し、上記マクロの演算結果が、表
示操作手段からの指示に対応する。
【0058】また、画面表示や操作あるいは制御に関連
する変数の場合と同様に、上記各エディタによって、ラ
ダーモニタ変数は、トリガとなる事象、すなわち、デバ
イス2aやプログラマブル表示器12の記憶領域または
マクロと関連付けられる。
【0059】ここで、上記各エディタでは、デバイスの
アドレスを指定するのではなく、デバイスを変数で指定
している。したがって、実際のデバイス2aと変数との
対応は、プログラマブル表示器12が動作を開始するま
でに関連付ければよく、実際のアドレスが決まっていな
い段階でも、画面や制御手順を設計できる。また、デバ
イス2aの変更などによって、実際のアドレスが変更さ
れたとしても、画面データおよび制御プログラムにおい
て、当該デバイス2aに関連する箇所全てを変更する必
要がなく、変数とアドレスとの関連付けを変更するだけ
でよい。
【0060】上記S1〜S3にて、画面データ、制御プ
ログラムおよび変数の関連付けが完成すると、S4にお
いて、これらのデータは、プログラマブル表示器12に
伝送され、画面メモリ26、制御用ファイルメモリ32
および変数メモリ27に格納される。なお、上記では、
説明の便宜上、S1〜S3の順に各ステップを記載した
が、上記S4にて、プログラマブル表示器12に格納さ
れるまでに、これらのデータが設定されれば、順序が異
なっていてもよい。
【0061】さらに、S5において、プログラマブル表
示器12は、上記制御プログラムに基づいて、IO・I
F部31に接続されたデバイス2aを制御すると共に、
上記画面データに基づいて、操作画面を表示する。ここ
で、上記S5の処理は、ラダーモニタ画面表示のトリガ
となる事象が発生するまでの間(S6にて、NOの間)、
繰り返される。
【0062】具体的には、コントロール−HMI処理部
41は、ラダーモニタ変数の内容がラダーモニタの起動
を示す値(図6に示す領域M1がON)になるか否かを
監視している。一例として、上記S3における変数の関
連付けによって、ラダーモニタ変数のうちの上記領域M
1が、IO・IF部31に接続されたデバイス2aのO
N/OFFに関連付けられていた場合、デバイス制御部
33は、デバイス2aのON/OFFに応じて、領域M
1を更新している。したがって、当該デバイス2aがO
N状態となったときに、領域M1の値がONとなる。
【0063】この場合(上記S6にて、YESの場合)、
コントロール−HMI処理部41は、S7において、画
面データのうち、予めラダーモニタ用に用意された画面
を表示するよう、HMI処理部25へ指示する。これに
よって、図4および図5に示すように、各ボタンB1〜
B41が表示される。さらに、コントロール−HMI処
理部41は、制御用ファイルメモリ32の内容を解析し
て、制御プログラムが示すラダー図に含まれるラダー記
号、各ラダー記号間の接続関係、各ラダー記号に対応す
る変数の名称およびアドレスを把握し、上記ラダー図を
表示するよう、HMI処理部25へ指示する。
【0064】より詳細には、上記S7において、コント
ロール−HMI処理部41は、制御用ファイルに基づい
て、ラダー図を表示するために必要な変数を特定する。
また、コントロール−HMI処理部41は、これらの各
変数について、デバイス制御部33へ変数名を通知し、
デバイス制御部33から、変数メモリ27のアドレスの
うち、当該変数名の変数の内容が格納されたアドレスを
受け取る。さらに、コントロール−HMI処理部41
は、当該アドレスへアクセスして、変数の内容を取得す
る。
【0065】また、各変数の内容が取得できると、コン
トロール−HMI処理部41は、各変数の内容に応じた
表示形式で、各変数に対応するラダー記号を表示するよ
う、HMI処理部25へ指示する。また、変数の名称お
よびアドレスを変数メモリ27から取得すると共に、H
MI処理部25へ指示して、各ラダー記号に変数名を併
記させる。なお、本実施形態に係るコントロール−HM
I処理部41は、例えば、タッチパネル24へのタッチ
などによって、ラダー記号の選択を検出すると、当該ラ
ダー記号について、例えば、アドレスや、デバイスの状
態の文字表記など、図4および図5では表示されていな
かった詳細情報を表示する。これにより、図4や図5の
ように、概略表示の際の視認性を妨げることなく、注目
すべきデバイスの詳細を提示できる。
【0066】ここで、各デバイス2aに対応する変数の
内容は、HMI処理部25またはデバイス制御部33に
よって更新されており、変数の内容取得および内容に応
じた表示指示は、終了が指示されるまで(S8にてYES
になるまで)、予め定められた周期で繰り返される。こ
れにより、ディスプレイ23には、図4または図5など
に示すように、デバイス2aの状態に応じたラダー図が
表示される。
【0067】また、上記画面データでは、各ボタンB1
〜B41が表示されており、HMI処理部25は、各ボ
タンB1〜B41が操作された場合、ラダーモニタ変数
のうち、それぞれに対応する領域M1〜M41を変更す
る。一方、コントロール−HMI処理部41は、ラダー
モニタ変数の内容を常時監視しており、内容に応じて、
ラダーモニタ画面をスクロールしたり、ラダーモニタ画
面に表示する数値の表現方法を変更する。
【0068】また、ボタンB1が押されると(S8に
て、YESの場合)、HMI処理部25は、ラダーモニタ
変数の領域M1をOFFに設定し、コントロール−HM
I処理部41は、HMI処理部25へラダーモニタ画面
の表示終了を指示する。これにより、HMI処理部25
は、再び、上記S5の処理を繰り返し、操作画面を表示
する。なお、本実施形態に係るコントロール−HMI処
理部41は、ラダーモニタを起動する際、例えば、画面
番号などの形式で、直前に表示していた操作画面を記憶
しており、終了時には、当該操作画面の表示の再開をH
MI処理部25へ指示する。
【0069】ここで、上記では、ラダーモニタ変数の領
域M1にデバイス2aが関連付けられている場合を例に
して説明したが、上記S3における関連付けによって、
プログラマブル表示器12の記憶領域のうち、メニュー
画面中のボタンへの操作結果を示す記憶領域に、上記ラ
ダーモニタ変数の領域M1が関連付けられた場合、プロ
グラマブル表示器12は、以下のように動作する。
【0070】すなわち、プログラマブル表示器12のH
MI処理部25が、図8に示すように、各デバイス2a
の状態を示す操作画面を表示している間に、画面の4隅
の領域A11〜A14のうちの任意の3点が押される
と、HMI処理部25は、画面データに基づいて、メニ
ュー表示が指示されたと判断して、図9に示すように、
操作画面A2の一部(この例では下端)にメニューを表
示する。当該メニューには、メニューの項目を切り換え
るボタンB51や、ラダーモニタ画面の表示を指示する
ボタンB52、あるいは、その他のボタンB53〜B5
4が表示されており、ボタンB52が押されると、HM
I処理部25は、プログラマブル表示器12の内部メモ
リの記憶領域に、ボタンB52が操作されたことを記憶
する。ここで、当該記憶領域は、上記S3の設定にて、
ラダーモニタ変数の領域M1と関連付けられているの
で、上記操作によって上記領域M1の内容も起動を示す
値になる。これにより、当該領域M1の内容を監視して
いるコントロール−HMI処理部41は、上記S6に
て、ラダーモニタを起動させる。
【0071】また別の関連付けの例として、上記S3に
おける変数の関連付けによって、当該領域M1がマクロ
に関連付けられていた場合、HMI処理部25は、マク
ロの演算結果がONを示す値になると、上記領域M1の
値をONに設定する。この場合、当該ラダーモニタ変数
の内容を監視するコントロール−HMI処理部41は、
上記S6にて、トリガが発生したと判断し、上記S7以
降の処理によって、ラダーモニタ画面を表示させる。
【0072】ここで、上記ラダーモニタ変数の関連付け
は、画面表示や操作あるいは制御に関連する変数の場合
と同様に、上記作画エディタや制御プログラムエディタ
などによって変更できる。したがって、ラダーモニタ画
面の起動のトリガが固定の場合と異なり、ラダーモニタ
画面を自動起動する際のトリガを、制御システム1のユ
ーザが必要に応じて変更できるので、ラダーモニタ画面
を起動する際の柔軟性を高めることができる。
【0073】また、本実施形態では、ラダーモニタ画面
の起動だけではなく、例えば、終了やスクロールなど、
ラダーモニタ画面に対する操作もラダーモニタ変数に関
連付けられており、コントロール−HMI処理部41
は、これらの変数の内容に応じて、ラダーモニタ画面の
表示を制御する。ここで、これらの変数も、デバイス2
aやプログラマブル表示器12の記憶領域あるいはマク
ロなどに関連付けできる。したがって、ラダーモニタ画
面への操作を自動実行する際のトリガも、ユーザが必要
に応じて設定できる。この結果、例えば、デバイス2a
の状態が特定の状態になった場合に、ラダーモニタ画面
に、そのデバイス2aに対応するラダー記号を含む箇所
を表示するなど、ラダーモニタ画面への自動的な操作を
設定する際の柔軟性を向上できる。
【0074】以下では、ラダーモニタ画面への自動的な
操作設定の一例として、デバイス2aの異常などの不具
合が発生した場合に、制御プログラム全体を示すラダー
図のうち、その不具合に関連する箇所を自動的に表示さ
せる場合について説明する。
【0075】この場合、ラダーモニタ変数のうち、ラダ
ーモニタ画面の表示開始/終了を示す領域M1(図6参
照)は、上記と同様に、デバイス2aやプログラマブル
表示器12の記憶領域あるいはHMI処理部25のマク
ロの演算結果のうち、不具合発生の有無を示す領域ある
いは演算結果に関連付けられている。また、上記ラダー
モニタ変数のうち、ラダーモニタ画面が表示するネット
ワークのラング番号を示す領域M11(図示せず)に
は、デバイス2aやプログラマブル表示器12の記憶領
域あるいはHMI処理部25のマクロの演算結果のう
ち、発生した不具合に関連する箇所を示す領域や演算結
果に関連付けられている。
【0076】例えば、あるデバイス2aの不具合が、そ
のデバイス2aの状態によって検出できる場合は、その
デバイス2aが上記領域M1に関連付けられ、当該デバ
イス2aの不具合が他のデバイス2b(図示せず)によ
って検出される場合は、そのデバイス2bが上記領域に
関連付けられる。また、デバイス制御部33が制御プロ
グラムに基づいて、デバイス2aの不具合を検出し、デ
バイス2c(図示せず)としての記憶領域(プログラマ
ブル表示器12やPLC11などの記憶領域)に不具合
の有無を格納している場合は、当該デバイス2cが上記
領域M1に関連付けられる。さらに、HMI処理部25
が実行するマクロによって、上記デバイス2aの不具合
が検出される場合は、当該マクロの実行結果が上記領域
M1に関連付けられる。
【0077】また、上記領域M11は、デバイス2aや
プログラマブル表示器12の記憶領域あるいはHMI処
理部25のマクロの演算結果のうち、デバイス2aに不
具合が発生した場合に、当該デバイス2aに対応するラ
ダー記号を含む箇所のラング番号になる領域や演算結果
に関連付けられる。なお、これらの領域や演算結果も、
不具合発生時に、当該ラング番号になれば、上記領域M
1と同様に、デバイス2a自体や他のデバイス2bある
いは制御プログラムに基づいて変更されるデバイス2c
であってもよい。また、不具合発生時に上記ラング番号
となるようにプログラムされたマクロであってもよい。
【0078】いずれの場合であっても、上述したよう
に、制御用ホストコンピュータ14のユーザなどが、上
記作画エディタや制御プログラムエディタによって、ラ
ダーモニタ変数の関連付けを設定できる。また、ラダー
モニタ変数の値を変更する際に、HMI処理部25によ
るマクロの実行や、デバイス制御部33による制御プロ
グラムの実行が必要な場合であっても、上記ユーザは、
作画エディタや制御プログラムエディタによって、上記
マクロを含む画面データや、上記ラダーモニタ変数の値
を変更可能な制御プログラムを作成できる。
【0079】上記構成では、デバイス2aに不具合が発
生すると、HMI処理部25やデバイス制御部33によ
って、ラダーモニタ変数のうち、ラング番号を示す領域
M11の内容がラング番号に、より詳細には、不具合の
発生したデバイス2aのラダー記号を含む箇所のラング
番号に変更される。さらに、HMI処理部25やデバイ
ス制御部33によって、ラダーモニタ変数のうち、ラダ
ーモニタ画面の起動開始/終了を示す領域M1が起動を
示す値に変更される。
【0080】一方、コントロール−HMI処理部41
は、ラダーモニタ変数を監視しており、ラダーモニタ変
数の各領域M1・M11が上記のように変更されると、
HMI処理部25へ、ラダーモニタ画面として、上記箇
所を表示するよう指示する。これにより、HMI処理部
25は、制御プログラム全体を示すラダー図のうち、不
具合に関連する箇所を表示する。なお、上記領域M11
に格納されたラング番号の値が不正な場合(例えば、存
在しないラング番号など)、上記HMI処理部25は、
予め定められたラング番号(例えば、最初や最後など)
を表示する。
【0081】上記構成によれば、ユーザが、ラダーモニ
タ変数の関連付けの設定、あるいは、上記画面データや
制御プログラムの作成によって、不具合に関連する箇所
を予め設定しておけば、プログラマブル表示器12のオ
ペレータは、ラダーモニタ画面の操作によって、制御プ
ログラム全体を示すラダー図から当該箇所を、検索する
ことなく、最初から不具合に関連する箇所を見ることが
できる。この結果、不具合発生時に、不具合の状況およ
び原因の特定を手助けでき、不具合解消時間を大幅に短
縮できる。
【0082】なお、上記では、不具合発生時にラダーモ
ニタ画面をオペレータの操作なしに表示する場合を例に
して説明したが、ラダーモニタ画面の表示指示を促す操
作画面をオペレータに対して表示した後、オペレータの
指示に応じて、不具合に関連する箇所を示すラダーモニ
タ画面を自動的に表示してもよい。
【0083】具体的には、プログラマブル表示器12の
画面データは、不具合発生時に上記操作画面を表示する
ように設定されている。また、ラダーモニタ変数のうち
の上記領域M1は、プログラマブル表示器12の記憶領
域のうち、当該ラダーモニタ画面の表示指示に応じて内
容が変化する記憶領域が関連付けられる。さらに、ラダ
ーモニタ変数のうちの上記領域M11は、デバイス2a
やプログラマブル表示器12の記憶領域あるいはHMI
処理部25のマクロの演算結果のうち、デバイス2aに
不具合が発生した場合または上記表示指示を受け付けた
場合に、当該デバイス2aに対応するラダー記号を含む
箇所のラング番号になる領域や演算結果に関連付けられ
る。なお、この場合であっても、上記ユーザは、上記操
作画面やマクロを含む画面データを作画エディタによっ
て作成できる。
【0084】この場合は、不具合が発生すると、HMI
処理部25は、その不具合に対処するための操作画面と
して、ラダーモニタ画面の表示指示を促す操作画面を表
示する。さらに、オペレータによって、当該操作画面へ
ラダーモニタ画面の表示指示が操作されると、HMI処
理部25は、上記不具合に関連する箇所のラダーモニタ
画面を表示する。この場合でも、オペレータが制御プロ
グラム全体を示すラダー図から不具合に関連する箇所を
検索する手間を削減できるので、不具合解消時間を大幅
に短縮できる。
【0085】なお、上記では、ラダーモニタ画面の表示
開始時に表示される箇所を設定する場合について説明し
たが、コントロール−HMI処理部41がラダーモニタ
変数の内容を常時監視しているので、ラダーモニタ画面
の表示中にも、HMI処理部25やデバイス制御部33
によって表示箇所を制御できる。また、上記では、ラダ
ーモニタ画面への操作の一例として、表示箇所を例にし
て説明したが、ラダーモニタ画面が、制御プログラムで
使用される命令名や変数名での検索を受け付ける場合
は、ラダーモニタ変数に、当該検索操作に対応する領域
を設け、コントロール−HMI処理部41が当該領域へ
の内容に応じて、HMI処理部25に検索を指示しても
よい。
【0086】ところで、上記では、ユーザがデバイス2
aなどとの対応を任意に設定可能な変数によって、ラダ
ーモニタ画面を表示開始または操作する場合を例にして
説明したが、ラダーモニタ画面の表示に代えて、図10
に示すように、デバイスに関連付けられた各変数の内容
を一覧表示するデバイスモニタ画面を表示してもよい。
この場合、コントロール−HMI処理部41は、ラダー
モニタの代わりにデバイスモニタに関する変数(デバイ
スモニタ変数)の領域42の内容を監視し、当該デバイ
スモニタ変数に関連付けられたトリガが発生すると、デ
バイスモニタ画面を表示するように、HMI処理部25
へ指示する。
【0087】本実施形態では、図10に示すように、コ
ントロール−HMI処理部41は、変数名と、その値と
の組み合わせを列挙させている。さらに、HMI処理部
25は、指示に従って、デバイスモニタの終了ボタンB
1や、数値の表示方法の切り換えボタンB41に加え
て、フォントサイズの等倍あるいは縦横2倍を指示する
ボタンB61・B62、並びに、1画面上、1行上、1
行下および1画面下へのスクロールを指示するボタンB
71〜B74を表示し、これらのボタンが操作される
と、操作に応じて、デバイスモニタの画面表示を制御す
る。
【0088】この場合でも、デバイスモニタ画面の表示
または当該画面への操作が、変数(デバイスモニタ変
数)に関連付けられているので、ラダーモニタ画面の場
合と同様に、自動起動/操作の自動実行を行う際のトリ
ガを制御システム1のユーザが必要に応じて変更でき、
制御システム1の柔軟性を向上できる。
【0089】ただし、ラダーモニタ画面は、デバイスモ
ニタ画面とは異なり、デバイス2aの状態と制御の手順
との双方を表示できる。したがって、あるデバイス2a
に不具合が発生し、それによって、他のデバイス2aの
状態が通常と違うように制御されて、異常が判明した場
合、異常と認識されたデバイス2a自体だけではなく、
そのデバイス2aの制御に関連するデバイス2aを順次
遡ることができる。この結果、不具合が発生したデバイ
ス2aとは異なるデバイス2aにて異常が検出された場
合でも、不具合が発生したデバイス2aを特定できる。
【0090】なお、上記では、プログラマブル表示器1
2のラダーモニタ画面/デバイスモニタ画面の起動や画
面への操作を、デバイス2aやプログラマブル表示器1
2の記憶領域あるいはマクロの演算結果などに対応付け
可能な変数で制御する場合を例にして説明したが、例え
ば、制御用ホストコンピュータ14にて、ラダーモニタ
画面/デバイスモニタ画面を表示/操作する場合であっ
ても、略同様の効果が得られる。
【0091】ただし、本実施形態のように、ターゲット
システム2の近傍(現場)にて、オペレータに操作され
るプログラマブル表示器12へ、ラダーモニタ画面やデ
バイスモニタ画面を表示できると、異常が発生した場合
に、現場に新たな機器を持ち込むことなく、これらの画
面を参照して、異常の原因を追求できる。
【0092】さらに、現場にて対処する場合、制御用ホ
ストコンピュータ14など、遠隔地で対応する場合と異
なり、ラダーモニタ/デバイスモニタを自動起動する程
に重要な事象は、ユーザが特に重要と判断した異常に限
られ、各ユーザ毎に異なっているため、予め定めておく
ことが難しい。また、ユーザによっては、トリガとなる
事象として、デバイス2aの状態だけではなく、プログ
ラマブル表示器12の記憶領域の内容やマクロの演算結
果などを希望することもある。したがって、本実施形態
のように、プログラマブル表示器12にて、ラダーモニ
タ画面/デバイスモニタ画面の表示や画面への操作を上
記のいずれにも関連付け可能な変数で制御できる方が望
ましい。
【0093】なお、上記各部材21〜42は、CPUな
どの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納
されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装
置などの入出力手段、あるいは、インターフェース回路
などの通信回路を制御することによって実現される機能
ブロックである。したがって、これらの手段を有するコ
ンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例
えば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラム
を実行するだけで、本実施形態に係るプログラマブル表
示器12を実現できる。なお、例えば、シリアルケーブ
ルやLAN13あるいは、他の通信路を介してプログラ
ムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピ
ュータに予めインストールされていれば、当該通信路を
介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付する
こともできる。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明に係る制御システムは、
以上のように、デバイスの状態を表示すると共に、制御
プログラム、操作およびデバイスの状態に応じて、デバ
イスの状態を制御する表示操作手段の指示、デバイスま
たは操作に対応付け可能な変数を記憶する記憶手段と、
上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態
または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更する変
数制御手段と、上記制御プログラムを示すラダー図とし
て、デバイスの状態を表示するラダーモニタ画面を、上
記変数の値に応じて表示する表示制御手段とを備えてい
る構成である。
【0095】上記構成によれば、変数の対応付けを変更
するだけで、ラダーモニタ画面表示のトリガを変更でき
るので、トリガが固定の場合に比べて、より柔軟にラダ
ーモニタ画面の表示を制御できる。さらに、トリガが固
定の場合と異なり、所望のトリガが異なるユーザ間で、
同一構成の制御システムを使用できるという効果を奏す
る。
【0096】請求項2の発明に係る制御システムは、以
上のように、請求項1記載の制御システムにおいて、上
記表示操作手段、記憶手段、変数制御手段および表示制
御手段は、同一筐体に収められている構成である。
【0097】上記構成によれば、上記各手段が同一筐体
に収められているので、現場に新たな機器を持ち込むこ
となく、異常が発見されたデバイスの状態に関連するデ
バイス群を把握でき、不具合が発生したデバイスの発見
を助けることができるという効果を奏する。
【0098】請求項3の発明に係る制御システムは、以
上のように、請求項1または2記載の制御システムにお
いて、上記変数の中には、ラダーモニタ画面への自動的
な操作を設定するための操作用変数も含まれており、上
記表示制御手段は、当該操作用変数の値に応じて、ラダ
ーモニタ画面への操作を自動実行する構成である。
【0099】上記構成によれば、指示の内容、デバイス
の状態または操作の内容に応じて、ラダーモニタ画面へ
の操作を自動実行できる。また、操作用変数の対応付け
を変更するだけで、ラダーモニタ画面への操作を自動実
行する際のトリガを変更できる。この結果、ラダーモニ
タ画面への自動的な操作を設定する際の柔軟性を向上で
きるという効果を奏する。
【0100】請求項4の発明に係る制御システムは、以
上のように、請求項1または2記載の制御システムにお
いて、上記変数の中には、上記制御プログラム全体を示
すラダー図のうち、ラダーモニタ画面に表示する箇所を
設定するための操作用変数も含まれており、上記変数制
御手段は、当該操作用変数に対応付けられた指示の内
容、デバイスの状態または操作の内容が不具合の発生を
示している場合、上記操作用変数の値を、当該不具合に
関連する箇所を示す値に変更すると共に、上記表示制御
手段は、当該操作用変数の値に応じた箇所を、ラダーモ
ニタ画面に表示する構成である。
【0101】上記構成によれば、不具合が発生した場
合、上記制御プログラム全体を示すラダー図のうち、そ
の不具合に関連する箇所が、ラダーモニタ画面に表示さ
れる。この結果、不具合発生時に、表示操作手段のオペ
レータは、ラダーモニタ画面を操作して、制御プログラ
ム全体を示すラダー図の中から、当該不具合に関連する
箇所を検索する必要がなく、より早く制御システムを復
旧させることができるという効果を奏する。
【0102】請求項5の発明に係る制御システムは、以
上のように、デバイスの状態を表示すると共に、操作に
応じて、デバイスの状態を制御する表示操作手段の指
示、デバイスまたは操作に対応付け可能な変数を記憶す
る記憶手段と、上記変数に対応付けられた指示の内容、
デバイスの状態または操作の内容に応じて、上記変数の
値を変更する変数制御手段と、上記デバイスの状態を一
覧表示するデバイスモニタ画面を、上記変数の値に応じ
て表示する表示制御手段とを備えている構成である。
【0103】上記構成でも、請求項1記載の制御システ
ムと同様に、変数の対応付けを変更するだけで、デバイ
スモニタ画面の表示のトリガを変更できるので、トリガ
が固定の場合に比べて、より柔軟にデバイスモニタ画面
の表示を制御できる。さらに、トリガが固定の場合と異
なり、所望のトリガが異なるユーザ間で、同一構成の制
御システムを使用できるという効果を奏する。
【0104】請求項6の発明に係るプログラムは、以上
のように、請求項1記載の各手段としてコンピュータを
動作させるプログラムであり、請求項7の発明に係るプ
ログラムは、請求項5記載の各手段としてコンピュータ
を動作させるプログラムである。また、請求項8の発明
に係る記録媒体には、請求項6または7のプログラムが
記録されている構成である。
【0105】これらのプログラムが上記コンピュータで
実行されると、当該コンピュータは、請求項1または5
記載の各手段として動作する。したがって、請求項1ま
たは5と同様、トリガが固定の場合に比べて、より柔軟
にラダーモニタ画面またはデバイスモニタ画面の表示を
制御可能で、所望のトリガが異なるユーザ間で、同一構
成の制御システムを使用可能な制御システムを実現でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すものであり、制御シス
テムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御システムのプログラマブル表示器の変
数メモリに格納される変数のデータ構造を示す説明図で
ある。
【図3】上記プログラマブル表示器のプログラマブル・
ロジック・コントローラ機能で実行される制御プログラ
ムを示す説明図である。
【図4】上記プログラマブル表示器で表示されるラダー
モニタの画面例を示す説明図である。
【図5】上記ラダーモニタの画面例を示すものであり、
第1接点が閉じた状態を示す説明図である。
【図6】上記変数メモリに格納されるラダーモニタ変数
のデータ構造を示す説明図である。
【図7】上記制御システムの動作を示すフローチャート
である。
【図8】上記プログラマブル表示器の画面例であり、操
作画面を示す説明図である。
【図9】上記プログラマブル表示器の画面例であり、メ
ニューを示す説明図である。
【図10】上記制御システムの変形例を示すものであ
り、プログラマブル表示器がデバイスモニタを表示した
画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御システム 2a デバイス 25 HMI処理部(表示操作手段;変数制御手段) 33 デバイス制御部(表示操作手段;変数制御手
段) 41 コントロール−HMI処理部(表示制御手段) 42 領域(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 夏郎 大阪府大阪市住之江区南港東8−2−52 株式会社デジタル内 Fターム(参考) 5H220 AA04 BB12 BB13 CC05 CX06 DD04 EE09 FF05 GG03 GG13 HH01 HH03 JJ14 JJ41 KK06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバイスの状態を表示すると共に、予め格
    納された制御プログラムに基づき、デバイスの状態およ
    び操作に応じて、デバイスの状態を制御する表示操作手
    段が設けられた制御システムにおいて、 上記表示操作手段の指示、デバイスまたは操作に対応付
    け可能な変数を記憶する記憶手段と、 上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態
    または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更する変
    数制御手段と、 上記制御プログラムを示すラダー図として、デバイスの
    状態を表示するラダーモニタ画面を、上記変数の値に応
    じて表示する表示制御手段とを備えていることを特徴と
    する制御システム。
  2. 【請求項2】上記表示操作手段、記憶手段、変数制御手
    段および表示制御手段は、同一筐体に収められているこ
    とを特徴とする請求項1記載の制御システム。
  3. 【請求項3】上記変数の中には、ラダーモニタ画面への
    自動的な操作を設定するための操作用変数も含まれてお
    り、 上記表示制御手段は、当該操作用変数の値に応じて、ラ
    ダーモニタ画面への操作を自動実行することを特徴とす
    る請求項1または2記載の制御システム。
  4. 【請求項4】上記変数の中には、上記制御プログラム全
    体を示すラダー図のうち、ラダーモニタ画面に表示する
    箇所を設定するための操作用変数も含まれており、 上記変数制御手段は、当該操作用変数に対応付けられた
    指示の内容、デバイスの状態または操作の内容が、不具
    合の発生を示している場合、上記操作用変数の値を、当
    該不具合に関連する箇所を示す値に変更すると共に、 上記表示制御手段は、当該操作用変数の値に応じた箇所
    を、ラダーモニタ画面に表示することを特徴とする請求
    項1または2記載の制御システム。
  5. 【請求項5】デバイスの状態を表示すると共に、操作に
    応じて、デバイスの状態を制御する表示操作手段が設け
    られた制御システムにおいて、 上記表示操作手段の指示、デバイスまたは操作に対応付
    け可能な変数を記憶する記憶手段と、 上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態
    または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更する変
    数制御手段と、 上記デバイスの状態を一覧表示するデバイスモニタ画面
    を、上記変数の値に応じて表示する表示制御手段とを備
    えていることを特徴とする制御システム。
  6. 【請求項6】デバイスの状態を表示すると共に、予め格
    納された制御プログラムに基づき、デバイスの状態およ
    び操作に応じて、デバイスの状態を制御する表示操作手
    段、 上記表示操作手段の指示、デバイスまたは操作に対応付
    け可能な変数を記憶する記憶手段、 上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態
    または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更する変
    数制御手段、並びに、 上記制御プログラムを示すラダー図として、デバイスの
    状態を表示するラダーモニタ画面を、上記変数の値に応
    じて表示する表示制御手段として、コンピュータを動作
    させるプログラム。
  7. 【請求項7】デバイスの状態を表示すると共に、操作に
    応じて、デバイスの状態を制御する表示操作手段、 上記表示操作手段の指示、デバイスまたは操作に対応付
    け可能な変数を記憶する記憶手段、 上記変数に対応付けられた指示の内容、デバイスの状態
    または操作の内容に応じて、上記変数の値を変更する変
    数制御手段、並びに、 上記デバイスの状態を一覧表示するデバイスモニタ画面
    を、上記変数の値に応じて表示する表示制御手段とし
    て、コンピュータを動作させるプログラム。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載のプログラムが記録
    された記録媒体。
JP2002158152A 2001-09-10 2002-05-30 制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 Pending JP2003157105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158152A JP2003157105A (ja) 2001-09-10 2002-05-30 制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274326 2001-09-10
JP2001-274326 2001-09-10
JP2002158152A JP2003157105A (ja) 2001-09-10 2002-05-30 制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003157105A true JP2003157105A (ja) 2003-05-30

Family

ID=26621953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002158152A Pending JP2003157105A (ja) 2001-09-10 2002-05-30 制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003157105A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257077A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Mitsubishi Electric Corp プログラムデバッグ装置、プログラムデバッグ方法およびデバッグプログラム
JP2008077467A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Koyo Electronics Ind Co Ltd 表示器
CN106851053A (zh) * 2017-02-06 2017-06-13 徐文波 一种基于互联网的导播方法、终端和系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257077A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Mitsubishi Electric Corp プログラムデバッグ装置、プログラムデバッグ方法およびデバッグプログラム
JP4537336B2 (ja) * 2006-03-20 2010-09-01 三菱電機株式会社 プログラムデバッグ装置、プログラムデバッグ方法およびデバッグプログラム
JP2008077467A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Koyo Electronics Ind Co Ltd 表示器
CN106851053A (zh) * 2017-02-06 2017-06-13 徐文波 一种基于互联网的导播方法、终端和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10139805B2 (en) Ladder diagram monitoring device capable of additionally displaying operation situation of CNC in comment
KR20040081004A (ko) 사출성형기의 시퀀스회로 표시 방법
JP2644917B2 (ja) プロセス監視システムおよびそのウィンドウ表示方法
JP4043742B2 (ja) ラダーモニタ装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体
JP2006209381A (ja) 制御用表示装置、そのプログラムおよび記録媒体
JP2003157105A (ja) 制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体
JP3847665B2 (ja) 制御プログラム検索装置、および、そのプログラム
JPH11149312A (ja) プラント監視装置及びプラント監視プログラムを記録した記録媒体
JPH06333185A (ja) ローカル制御盤のディスプレイ装置
JPH04370806A (ja) プログラマブルコントローラ
JPH08314620A (ja) 表示装置
JP3892276B2 (ja) プログラマブル表示器
JP2895172B2 (ja) プロセス監視装置
JP2714458B2 (ja) X―yプロツタ
JPH01199212A (ja) 対話型表示装置の操作手順制御方式
JP4509991B2 (ja) プログラマブル表示器、プログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP3470940B2 (ja) データ処理画面の表示方法
JP2008059488A (ja) シーケンス処理のモニタ装置
JP2003122408A (ja) 制御システム用のデータ作成方法。
JPH05324015A (ja) プログラマブルターミナル
JPH08314532A (ja) プラント監視装置
JP2522839B2 (ja) プログラマブルコントロ―ラのプログラミング装置
JP2705260B2 (ja) 端末装置
JP2003186506A (ja) シーケンスコントローラのモニタ装置
JPH05150932A (ja) アイコン表示機能を有するコンピユータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060210

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822