JP2003155811A - 破風化粧板の取り付け構造 - Google Patents
破風化粧板の取り付け構造Info
- Publication number
- JP2003155811A JP2003155811A JP2001357921A JP2001357921A JP2003155811A JP 2003155811 A JP2003155811 A JP 2003155811A JP 2001357921 A JP2001357921 A JP 2001357921A JP 2001357921 A JP2001357921 A JP 2001357921A JP 2003155811 A JP2003155811 A JP 2003155811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gable
- plate
- decorative
- bargeboard
- receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
ようにし、家屋建築工事の施工性の向上を図る。 【解決手段】ケラバ下方の壁面に、当該壁面に接合する
基部と、基部から垂直に折れて側方に突出していて端部
に垂下片を設けてなる受部を有する破風受板を固定し、
破風化粧板の下端部を破風受板の受部下面に係合させた
ままケラバ側板に破風化粧板を固定し、係合部分を互い
に止着して破風化粧板を破風受板に固定する。
Description
あるケラバに取り付けて破風を構成する破風化粧板の取
り付け構造に関する。
側端部を装飾するため、ケラバに沿って破風形の化粧板
を取り付けることがある。従来、破風化粧板の取り付け
は、図5(A)に示されるように、先ず破風化粧板51
の上部をケラバ52を構成する屋根端部の側板53にネ
ジやビスなどの固着具54で固定し、次いで破風化粧板
51の下部をケラバ52の下方の外壁55に同じく固着
具54で固定して行っていた。
付けは、破風化粧板51を屋根端部に被さるように取り
付け位置を合わせて支持しながら、或いは仮止めした状
態で行われるが、破風化粧板51の上部を固定した場合
に、図5(B)に示されるように、破風化粧板51の下
部が外方に反り、家屋の外壁55から浮き上がってしま
うことがあった。この場合、浮き上がった破風化粧板5
1の下部を外壁55側に押さえつつ再度取り付け位置を
合わせて固着具54を打ち込まねばならず、取り付け作
業に手間を要していた。
点に鑑み、破風化粧板の取り付けを迅速且つ正確に行え
るようにし、家屋建築工事の施工性の向上を図ることを
課題とする。
本発明では、屋根のケラバに破風化粧板を取り付ける構
造において、ケラバ下方の壁面に、当該壁面に接合する
基部と基部から垂直に突出してなる受部を有する破風受
板を固定し、破風化粧板の下端部を破風受板の受部下面
に重合させた状態でケラバ側板に破風化粧板を固定し、
前記重合部分を止着して破風化粧板の下端部を破風受板
に固定することを特徴とする。これによれば、破風化粧
板の取り付けは、破風化粧板を取り付け位置に支持し、
或いは仮止めするとともにその下端部を破風受板の受部
下面に重合させ、その状態で破風化粧板の上部をケラバ
側板に固定し、次いで重合部分をビスなどで一体に止着
し、破風化粧板の下部を破風受板に連結することにより
行われる。
風化粧板の下端部と係合する係合片を設けることが好ま
しい。破風化粧板の上部を固定する際に破風化粧板の下
部が反り返っても、受部下面に重合した破風化粧板の下
端部が受部の係合部に係合して重合位置に保持されるた
め、破風受板から離脱して外壁から浮き上がるようなこ
とはなく、当初位置合わせした取り付け位置に破風化粧
板を迅速且つ正確に取り付けることができる。
風受板の基部又は破風化粧板下端部と重合した受部で覆
われるように設ければ、見切り材を用いることなく外壁
上端部が納まり、使用部材及び作業工数の削減が図れて
施工性が向上する。
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例の破風化
粧板の取り付け構造を示す屋根端部の断面図、図2は破
風化粧板の要部外観図、図3は破風受板の要部外観図、
図4は本発明の他の実施例の破風化粧板の取り付け構造
を示す屋根端部の断面図である。
部で覆われるように構成された実施例を示し、図中、符
号1は破風化粧板、2は破風受板、3はネジやビスなど
の固着具、4はケラバ、5はケラバを構成する屋根端部
の側板、6は不燃材からなる仕切板、7は外壁、8はケ
ラバ化粧板をそれぞれ示している。
樹脂膜で被覆した鋼板などの金属板を用い、板金加工に
より、側板5を被覆する幅及び長さを有してL字形の断
面形状に形成されている。詳しくは、図2に示されるよ
うに、破風化粧板1は、側板5の表面とその下部を覆う
被覆面部1aの下部に、端部を裏面側上方へU字状に折
り返した折れ部1bとその縁部を側方へ垂直に突出させ
た突片部1cを設けて形成されている。
板を用い、図3に示されるように、家屋の壁面に接合す
る基部2aと、基部2aの上端部を基部に対して垂直に
折り曲げて側方に突出させるとともに先端に下方へ折れ
た係合部としての垂下片2cを設けてなる受部2bと、
基部2aの下端部を後述する仕切板6と外壁7の取り合
い部に接合し得るように段状に折り曲げるとともに端部
を適宜な長さ垂下させてなる被覆面部2dとを有して、
破風化粧板1と略同じ長さに形成されている。
下方の壁面に、不燃材からなる仕切板6を設置して防火
構造としてあり、仕切板6の下部に仕切板6よりも厚み
のある外壁7を設置してある。
手順で破風化粧板が取り付けられる。先ず、ケラバ4の
下方の壁面に破風受板2を取り付ける。破風受板2の取
り付けは、仕切板6と外壁7が段違いに接合する取り合
い部に被覆面部2dを重ね、仕切板6に接合させた基部
2aに固着具3を打ち込んで行う。次に、ケラバ4の取
り付け位置に破風化粧板1を仮止めする。このとき、破
風化粧板1の突片部1cを破風受板2の受部2bの下面
に重ね合わせておく。破風化粧板1が仮止めされたなら
ば、破風化粧板1の被覆面部1aの上部を、固定具3を
打ち込んで側板5に固定する。このとき、破風化粧板1
の被覆面部1aの下部が外方に反り返っても、折れ部1
bが破風受板2の垂下片2cに係合するため破風化粧板
1の下端部が破風受板2から離脱して浮き上がるような
ことはなく、受部2bとの重合位置に保持される。そし
て、重なり合った破風化粧板1の突片部1cと破風受板
2の受部2dとを固着具3で止着し、破風化粧板1の下
部を破風受板2に一体に連結することにより破風化粧板
1が取り付けられ、さらに破風化粧板1の上部に重ねて
ケラバ化粧板8を取り付けることによりケラバ4の造作
が完了する。
設置された外壁7の取り合い部が、破風化粧板1の下端
部と重合した破風受板2の受部2bで覆われるように構
成された実施例を示している。この実施例では、基部2
aの下端部に、端部に垂下片2cを有する受部2bを基
部2aに対して側方へ垂直に突出させた形態の破風受板
2が用いられ、前記と同様の手順で破風受板2の固定、
破風化粧板1の固定及び破風化粧板1の下端部と破風受
板2の連結一体化作業を行った後、仕切板6と破風化粧
板1の折れ部1bとの間隙に外壁7を構成する板材の上
部を装着し、固定することによりケラバ4の廻りの造作
が完了する。
図示した形態に限定されない。図示した形態では、破風
化粧板1とケラバ化粧板8を別体としたが、一体に構成
されていてもよい。また、破風化粧板1は棟から軒に連
なる側板5全長に渡る長さのものでも、それよりも短い
ユニット化された複数の部材によって構成されるもので
もよい。受部2bの端部に垂下片2cを設けて破風化粧
板1の端部を係合させたが、破風化粧板1の端部が係合
する限り、他の形態の係合部を設けて構成してもよい。
また、破風化粧板1を仮止めせずに、取り付け位置に支
持したまま固定作業を行ってもよい。破風化粧板1と破
風受板2の固着具3が打ち込まれる表面部分に予め小径
の開口が形成されていれば、取り付け作業をより迅速に
行うことができる。
を固定し、これに破風化粧板の下端部を重合させること
により、固定作業中に破風化粧板が浮き上がったり取り
付け位置がずれたりすることを防止でき、当初位置合わ
せした取り付け位置に破風化粧板を迅速且つ正確に取り
付けることができる。また、破風受板で外壁の取り合い
部が覆われるように設けることにより、見切り材を用い
ることなく外壁上端部が納まり、使用部材及び作業工数
の削減が図れて施工性が向上する。
を示す屋根端部の断面図である。
造を示す屋根端部の断面図である。
造を示す屋根端部の断面図である。
1c 突片部 2 破風受板 2a 基部 2b 受部
2c 垂下片 2d 被覆面部 3 固定具 4 ケラバ
5 側板 6 仕切板 7 外壁 8 ケラバ化粧
板
Claims (3)
- 【請求項1】 屋根のケラバに破風化粧板を取り付ける
構造において、ケラバ下方の壁面に、当該壁面に接合す
る基部と基部から垂直に突出してなる受部を有する破風
受板を固定し、破風化粧板の下端部を破風受板の受部下
面に重合させた状態でケラバ側板に破風化粧板を固定
し、前記重合部分を止着して破風化粧板の下端部を破風
受板に固定することを特徴とする破風化粧板の取り付け
構造。 - 【請求項2】 破風受板の受部に、破風化粧板の下端部
と係合する係合部を設けた請求項1に記載の破風化粧板
の取り付け構造。 - 【請求項3】 外壁の取り合い部が破風受板の基部又は
破風化粧板下端部と重合した受部で覆われてなる請求項
1又は2に記載の破風化粧板の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357921A JP3936177B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 破風化粧板の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357921A JP3936177B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 破風化粧板の取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003155811A true JP2003155811A (ja) | 2003-05-30 |
JP3936177B2 JP3936177B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=19169188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001357921A Expired - Lifetime JP3936177B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 破風化粧板の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3936177B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007303116A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 破風化粧板及びその取り付け構造 |
JP2009209610A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | ケラバの納め構造 |
JP2010163777A (ja) * | 2009-01-14 | 2010-07-29 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | けらば化粧部材及びけらばの化粧施工方法 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001357921A patent/JP3936177B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007303116A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 破風化粧板及びその取り付け構造 |
JP2009209610A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | ケラバの納め構造 |
JP2010163777A (ja) * | 2009-01-14 | 2010-07-29 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | けらば化粧部材及びけらばの化粧施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3936177B2 (ja) | 2007-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4617770A (en) | Nailerless roof edge, framing structure and building panel mounting assembly | |
WO2019141015A1 (zh) | 一种防水幕墙 | |
JP2003155811A (ja) | 破風化粧板の取り付け構造 | |
JP2007303116A (ja) | 破風化粧板及びその取り付け構造 | |
JP2018066151A (ja) | 板材の端面取付具、壁構造及び板材の施工方法 | |
JP6147054B2 (ja) | パラペットの防水構造 | |
JP5457855B2 (ja) | 太陽電池モジュールの取付具及び取付構造 | |
JP3100266B2 (ja) | 軒天井構造 | |
JP2002242396A (ja) | 破風構成体 | |
JP2597793Y2 (ja) | 壁パネルの接合構造 | |
JPH0343299Y2 (ja) | ||
JPH0520829Y2 (ja) | ||
JPS5935681Y2 (ja) | 外壁パネルの上部の取付構造 | |
JPH089301Y2 (ja) | ユニット住宅の居室ユニット間の連結構造 | |
JPH0748818Y2 (ja) | 天井下地パネルの固定部構造 | |
JP2500021Y2 (ja) | 屋根パネルの接続構造 | |
JP2009281117A (ja) | 建物用タイルとそれを使用した建物の壁構造 | |
JP2729671B2 (ja) | 目透し天井の施工方法と貼り仕舞金具 | |
JPS5847127Y2 (ja) | 軒天井パネル | |
JPH10102727A (ja) | サイディング材の取り付け方法 | |
JP2001090286A (ja) | 軒天井納まり構造 | |
JP2000110322A (ja) | 住宅外壁構造およびその施工方法 | |
JPH10317588A (ja) | 屋根用棟受け金具 | |
JPS6195160A (ja) | 外壁施工法 | |
JP2000073483A (ja) | 屋根パネルの調整部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070322 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3936177 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |