JP2003154060A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003154060A
JP2003154060A JP2001357526A JP2001357526A JP2003154060A JP 2003154060 A JP2003154060 A JP 2003154060A JP 2001357526 A JP2001357526 A JP 2001357526A JP 2001357526 A JP2001357526 A JP 2001357526A JP 2003154060 A JP2003154060 A JP 2003154060A
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command
event
game
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main
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JP2001357526A
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Masanori Miura
正則 三浦
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Universal Entertainment Corp
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Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メイン側から如何なるイベント命令を送信する
としても目押しの補助とならないことを担保しつつ、サ
ブ側での演出の違和感を低減する。 【解決手段】イベント命令は、イベント番号を含む最先
コマンド部と、通信チェックコードを含む最終コマンド
部とを有し、メインコントローラでのイベントの発生に
即応して最先コマンド部を送信する最先コマンド部送信
手段と、最先コマンド部の送信から最小値と最大値の間
でランダムに選ぶ遅延時間の経過後に最終コマンド部を
送信する最終コマンド部送信手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パチスロと称する
回胴式遊技機、スロットマシン、パチンコ機、ゲーム機
などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機は、遊技者嗜好の高度化
に対応させて多種多彩な演出を盛り込むべき要請があ
り、一のマイクロプロセッサで受け持つ処理能力に限界
を来し、また、公的検査機関での検査に長時間を要する
弊害が生じている。このため、入賞処理等の遊技者の利
益に直結する遊技の主制御を担うメインコントローラ
と、このメイン側から送信するイベント命令を受信して
遊技者に対する演出表示等を担うサブコントローラを別
に設け、サブコントローラを検査無しとしても不正RO
M等に対するセキュリティを担保するため、サブ側から
メイン側への送信を禁止し、メイン側からサブ側への一
方向の送信のみとする要件を業界内規により課してい
る。
【0003】また、メイン側から如何なるイベント命令
が送信されるとしてもサブ側での演出が図柄の変動を止
める際の所謂目押しの補助とならないように、メイン側
からのイベント命令の送信に際し、1図柄の1コマ通過
時間の範囲内でランダムに変化する時間を設けるべき第
二の要件を同内規により課している。この第二の要件を
満たす公知例として特許第3098740号があり、こ
のものでは、イベント命令の送信タイミングをその都
度、0時間〜1コマ通過時間の範囲内のランダムな遅延
時間の経過後に遅らせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特許第309
8740号のものでは、サブコントローラでのイベント
命令の受信受付処理の開始が常時、挿入される遅延時間
の分だけ遅れることになる。さらに、イベント命令のデ
ータセット及びその出力、或はストローブ信号のオン及
びオフといった1シーケンスでイベント命令の送信が完
了する場合には、最大1コマ通過時間の遅延で収まる
が、イベント命令が長く、1シーケンスで送信が完了し
ない場合、例えば2シーケンスとなる場合には最大2コ
マの通過時間に相当する遅延となり、選択され得るラン
ダムな遅延時間の最大値を大きく超え、サブ側で制御す
る例えば画像展開や効果音出音のタイミングが大きくず
れる。
【0005】このため、遊技者に演出の見辛さや聞き苦
しさ等の違和感を与える恐れがあり、特に長時間遊技を
しているとこの傾向が強くなる。また、リズムを重視し
て遊技を進行している者に不快感を与えかねない。
【0006】本発明では、メイン側から如何なるイベン
ト命令を送信するとしても目押しの補助とならないこと
を担保しつつ、サブ側での演出の違和感を低減すること
ができる遊技機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、遊技の主制御を担うメインコ
ントローラと、このメインコントローラから一方向に送
信するイベント命令を受信して遊技者に対する演出を担
うサブコントローラとを備えた遊技機を前提条件とし
て、前記イベント命令は、イベント番号を含む最先コマ
ンド部と、通信チェックコードを含む最終コマンド部と
を有し、前記メインコントローラでのイベントの発生に
即応して前記最先コマンド部を送信する最先コマンド部
送信手段と、前記最先コマンド部の送信から最小値と最
大値の間でランダムに選ぶ遅延時間の経過後に前記最終
コマンド部を送信する最終コマンド部送信手段とを設け
た。
【0008】請求項2記載の発明は、同様に上記課題を
解決するため、前記同一の前提条件において、前記イベ
ント命令は、イベント番号を含む最先コマンド部と、通
信チェックコードを含む最終コマンド部と、前記最先コ
マンド部に後続し且つ前記最終コマンド部に先行する少
なくとも一つの従属コマンド部とを有し、前記メインコ
ントローラでのイベントの発生に即応して前記最先コマ
ンド部を送信する最先コマンド部送信手段と、前記従属
コマンド部の送信から最小値と最大値の間でランダムに
選ぶ遅延時間の経過後に前記最終コマンド部を送信する
最終コマンド部送信手段とを設けた。
【0009】上記各構成により、一つのイベント命令の
送信完了までの最大の遅延が、選択され得るランダムな
遅延時間の最大値を大きく超えず、選択され得るランダ
ムな遅延時間の最大値と同程度にできる。このため、サ
ブコントローラでの演出の大きな遅れを解消でき、その
演出が遊技者に与える違和感を低減できる。それでい
て、最終コマンド部の送信が終了して一つのイベント命
令の送信が完了するまでの間にランダムな遅延時間が入
り、あたかもイベント命令の全体の長さがランダムに変
化するものとなるから、メイン側から如何なるイベント
命令を送信するとしても目押しの補助とならないことも
担保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したパチス
ロであり、遊技機本体8の上から、遊技状態表示器8
A、配当パネル8B、リールパネル8C、スイッチ類設
置部8D、腰部パネル8E、ステレオスピーカ8F、コ
イン受皿8Gを備える。リールパネル8Cの左中右の各
表示窓9L,9C,9Rに対応させて3列の回胴すなわ
ちリール1L,1C,1Rを内装している。
【0011】スイッチ類設置部8Dには、メダル投入口
2、液晶ディスプレイから成る画像表示装置3、各リー
ルを個別停止させる3つのストップボタン4L,4C,
4R、1ゲームの賭けメダル数を原則3枚とするマック
スベットスイッチ5M、同2枚とする2ベットスイッチ
52、同1枚とする1ベットスイッチ51、リールを一
斉回転させるスタートレバー6、所定数50枚を上限と
して遊技メダルを記憶させておくクレジット状態とこれ
を解除させる切替スイッチ7を備える。
【0012】尚、1枚賭けなら中央のラインL1が1
本、2枚賭けなら上下のラインL2,L2を加えた3
本、3枚賭けなら斜めのラインL3,L3をも加えた5
本が有効になる。有効化された入賞ラインに対応して横
の枚数表示ランプE1〜E3が点灯する。レギュラーボ
ーナス(以下RBという)、ビッグボーナス(以下BB
という)中のRBにおける、所謂JACゲームと称する
役物遊技では、どのベットスイッチを押しても常に1枚
賭けが選択される。
【0013】又、図1中、E4は入賞報知や一定条件下
でBB又はRBの内部当り状態を確定的に告知するWI
Nランプ、E5は再遊技ランプ、E6は遊技開始ラン
プ、E7はメダル投入ランプ、E8は7セグメントLE
Dから成る払出枚数表示器、E9は同7セグ式のボーナ
スカウンタ、E10は同7セグ式のクレジット表示器で
ある。
【0014】図2の通り、各リール1L,1C,1Rの
外周には、「白7」、「赤7」、「EXTRA」、「ダ
イヤ」、「ドラゴン」、「チェリー」、「リプレイ」の
全7種の図柄が独特の配列に従って描かれている。 1)「白7」又は「赤7」の三つ揃いにより、15枚払
出し及びBB突入、 2)「EXTRA」の三つ揃いにより、15枚払出し及
びRB突入、 3)「ダイヤ」の三つ揃いにより、15枚払出し、 4)「ドラゴン」の三つ揃い(以下ドラゴン1という)
により、7枚払出し、 5)「ドラゴン」―「ドラゴン」―「EXTRA」(以
下ドラゴン2という)により、通常時は1枚払出し、B
B中の一般遊技時は15枚払出し、 6)「チェリー」―「ANY」―「ANY」により、2
枚払出し(3枚賭け時、左リール上段又は下段に「チェ
リー」が止まると4枚払出し)、 7)「リプレイ」の三つ揃いにより、通常時は再遊技、
BB中の一般遊技時は3枚払出し及びRB突入、RB中
は役物入賞として15枚払出しとなる。
【0015】尚、RBでは、最大12回の1枚賭け役物
遊技により、「リプレイ」の三つ揃いによる役物入賞
(15枚払出し)を最大8回まで受け得て、120枚前
後のメダルを獲得できる。BBでは、最大30回の1〜
3枚賭け一般遊技の間に、「リプレイ」の三つ揃いで始
まるRBを最大例えば3セット行え、360枚前後のメ
ダルを獲得できる。RB中の一般遊技中は、高確率でR
Bに突入する他、上記3)〜6)の所謂小役の当選確率
も通常時よりも高められている。
【0016】又、入賞を勝ち取るためには、スタートレ
バー6を叩いた瞬間に抽出する乱数値が入賞役毎に区分
して設ける当選範囲内にあり、該当する内部当選フラグ
が成立すること、その当選フラグに対応した図柄を最大
4コマ滑りの範囲内で適タイミングでストップボタンを
押すことの2条件を満たす必要がある。要は、乱数抽選
で当たること、適正な目押しが行えることが必要であ
る。
【0017】BB又はRBの当選フラグはフラグ成立ゲ
ームで入賞が得られなくとも、入賞するまで次ゲーム以
降にも持ち越され、所謂ボーナス内部当り中やフラグ区
間と称する有利な遊技状態は継続する。上記3)以下の
小役及びリプレイの当選フラグは当該ゲーム限りで消失
する。
【0018】図3は、遊技機の制御ブロック図である。
遊技の主制御を担うメインコントローラMC、これに接
続するサブコントローラSC、画像表示装置3を駆動す
る画像コントローラDCを含む。
【0019】メインコントローラMCは、メインCP
U、ROM、RAM、入・出力ポートを含む。入力ポー
トには、各リールの回転位置センサ10L,10C,1
0R、メダル投入口2下流の複数センサから成る投入メ
ダル検出器20、ストップボタン4L,4C,4R、ベ
ットスイッチ5M,52,51、スタートレバー6、切
替スイッチ7、内臓するメダル払出ホッパー9の払出メ
ダル検出器21、補助収納庫メダル検出器22を接続し
ている。出力ポートには、各リールのステッピングモー
タ11L,11C,11R、表示窓に対応した左中右及
び各上中下段の計9つのリールバックランプF1〜F
9、メダル投入口2下流のメダルセレクタ23、前記ホ
ッパー9、上記ランプ類8A,E1〜10を接続してい
る。
【0020】サブコントローラSCは、サブCPU、R
OM、RAM、入・出力ポートを含む。その入力ポート
とメインCPUの出力ポートとは通信回線PLで結んで
おり、メインCPUからサブCPUに一方向に送信する
イベント命令を受信し、各種演出の選択処理等をした
後、画像コントローラDCに表示関連のコマンドを送信
している。また、音源IC、パワーアンプを介してスピ
ーカ8Fから出力するサウンドを制御している。
【0021】画像コントローラDCは、画像制御CP
U、ROM、RAM、VDP等の画像制御IC、キャラ
クタROM、ビデオRAMを含み、サブCPUから送信
されるコマンドにより画像表示装置3を駆動させてい
る。サブCPUと画像制御CPU間のインターフェース
も、メインとサブとの関係と同様、サブCPUから画像
制御CPUへの一方通行の送信のみである。
【0022】図4の通り、メインCPUからサブCPU
へ送信するイベント命令は、指令上位及び下位の2バイ
ト、遊技状態1バイト、通信チェックコードBCC1バ
イトの計4バイト構成である。メイン側でサブへ送信す
る新たなイベントが発生すると、コマンド送信用バッフ
ァにイベント命令がセットされる。指令上位に001H
〜00FHのイベント番号が入り、指令下位にはイベン
ト番号に対応したメイン側での確定事項が入り、遊技状
態にはメイン側の現時点での演出に関する遊技状態が入
る。
【0023】通信チェックコードBCCは、先行する指
令上位、指令下位、遊技状態の排他的論理和をとったデ
ータが入る。メインCPUとサブCPUとの間の通信回
線PLは、16本のデータ信号線と1本のストローブ信
号線から成る。指令上位及び指令下位の2バイト(16
ビット)により最先コマンド部を構成し、遊技状態及び
通信チェックコードの2バイト(16ビット)により最
終コマンド部を構成し、2シーケンスで1イベント命令
を送信している。
【0024】尚、イベント命令は、8ビットのデータ送
信に対応させて、最先コマンド部1バイトと最終コマン
ド部1バイトの2バイト構成であってもよい。又、16
ビットのデータ送信であって、指令上位及び指令下位の
2バイトの最先コマンド部と、遊技状態及び通信チェッ
クコードの2バイトの最終コマンド部との間に、従属指
令上位及び従属指令下位の2バイトの従属コマンドを一
つ追加した6バイト構成や、同従属コマンドを二つ追加
した8バイト構成等であってもよい。更に、バイト長が
異なるイベント命令が混在するものでもよい。
【0025】図4において、遊技状態のうちBB入賞期
待中とは、リール2本停止後に入賞ライン上に、「白
7」又は「赤7」が2つ並んでテンパイした状態にある
ことをいい、当たり告知中とは、BB又はRBの内部当
選時に所定確率下でWINランプを点灯している状態を
いう。又、コマンド004Hの指令下位(当選種別)の
各ビットのうち2枚チェリー、4枚チェリー、ドラゴン
2は共通の当選フラグを用いていることから、これらの
何れかに内部当選が生じると、該当するビットb0,b
1,b3全てに「1」をセットしている。
【0026】図5の通り、イベント命令の送信はメイン
側の1.8773msの割込み処理にて行っている。こ
のとき、メインコントローラでのイベントの発生に即応
して、指令上位及び指令下位から成る最先コマンド部を
送信し、この最先コマンド部の送信から、最小値0ms
〜最大値である例えば1図柄の1コマ通過時間の37.
546msの範囲内でランダムに選ぶ遅延時間の経過後
に、遊技状態及び通信チェックコードから成る最終コマ
ンド部を送信している。
【0027】図6の通り、前記遅延時間は、メインCP
UのRレジスタ値を21で割った余り(0〜20)を割
込み発生待ち回数として決定している。すなわち、0〜
20×1.8773ms=0〜37.546msのラン
ダムな時間を用いている。遅延時間の選択は、例えば、
最終コマンド部の送信前であって、最先コマンド部の送
信終了後に行っている。
【0028】図5の通り、新たなイベントが発生するま
で同じイベント命令をサブ側に再送する。最初の受信が
正常ならば後の再送分はサブ側で無視する。再送分を含
め、一つのイベント命令の送信は、前のイベント命令の
送信又は再送の完了後の割込みによるストローブ信号の
オンと、次の割込みによるそのストローブ信号のオフに
より、最先コマンド部に対応した1シーケンス目の通信
を終了し、ランダムに選択した遅延時間経過後の割込み
によるストローブ信号のオンと、その次の割込みによる
ストローブ信号のオフにより、最終コマンド部に対応し
た2シーケンス目の通信を終了し、全過程を完了する。
【0029】図7は、指令上位及び指令下位の2バイト
の最先コマンド部と、遊技状態及び通信チェックコード
の2バイトの最終コマンド部との間に、従属指令上位及
び従属指令下位の2バイトの従属コマンドを一つ追加し
た6バイト構成のイベント命令の送信タイミングを示
す。
【0030】イベントの発生に即応して、すなわち前の
イベント命令の送信又は再送の完了後の割込みによるス
トローブ信号のオンと、次の割込みによるそのストロー
ブ信号のオフにより、最先コマンド部に対応した1シー
ケンス目の通信を終了する。続いて、3回目の割込みに
よるストローブ信号のオンと、4回目の割込みによるそ
のストローブ信号のオフにより、従属コマンド部に対応
した2シーケンス目の通信を終了する。最後に、上記と
同様にRレジスタを利用してランダムに選択した遅延時
間の経過後の割込みによるストローブ信号のオンと、そ
の次の割込みによるストローブ信号のオフにより、最終
コマンド部に対応した3シーケンス目の通信を終了す
る。こうして、全過程を完了する。
【0031】図8及び図9のメインコントローラ上の主
制御プログラムにおいて、特定のステップの欄外に付記
したイベント番号のものが、当該ステップで送信され得
るイベント命令である。
【0032】図8の通り、電源投入から、全出力ポート
の初期化、パワーダウンエラー判定、CPU初期化、R
AMエラー判定及びエラー時の表示、設定変更キースイ
ッチの作動判定及び必要に応じた6段階の設定処理、バ
ックアップの成否判定を経て、正常時は電断時の出力状
態の復帰処理及び入力ポートの更新処理の後、電断前の
遊技状態に復帰させる。
【0033】バックアップ不能時は遊技開始時の初期化
及び全RAM領域クリアの後、又は、6段階の設定処理
後、通信データの初期化により、演出初期化イベント命
令(イベント番号001H)を送信する。このイベント
命令を受信したサブ側では、画像表示装置3の画面が消
され、全サウンドが消音される。
【0034】図9の通り、メイン側はサブ側と無関係に
遊技開始状態となり、遊技終了時のRAMクリアがされ
る。続いて、再遊技入賞によるメダルの自動投入要求の
判定、要求有りの場合のメダル自動投入、無しの場合の
通常の遊技メダル投入処理と進む。自動投入及び通常の
遊技メダル投入処理時に、遊技メダル投入イベント命令
(003H)が送信され、サブ側に投入遊技メダル数1
〜3が送られる。サブ側では、メダル投入音を出音し、
画像表示装置3に疑似リールを表示する。尚、BB又は
RB中は画面表示は変えずにボーナス遊技演出表示を継
続する。
【0035】メイン側での遊技メダル投入処理におい
て、クレジット加算時は、サウンド単独演出指示イベン
ト命令(00FH)が送信され、サブ側でクレジット加
算時のメダル投入音が出音される。また、遊技メダル投
入処理において、投入メダル通過時間エラー等が検出さ
れると、エラー指示イベント命令(00DH)が送信さ
れ、サブ側でエラー音が出音されると共に画像表示装置
3にエラー種別に応じたエラー画面及びエラーコードが
表示される。
【0036】メダルの投入がない限り遊技が始まらず、
前回遊技の終了から30秒経過すると、デモ表示イベン
ト命令(002H)が送信される。ただし、BB又はR
B時は30秒の経過にかかわらずデモ表示イベント命令
は送信しない。デモ表示イベント命令を受信したサブ側
では、画像表示装置3にロゴ表示、型式名、配当、遊技
説明をアニメーションで順次繰り返し表示させる。
【0037】メイン側ではメダル投入処理に続いて、ス
タートレバー6の操作受付処理、前回遊技からの4.1
秒経過待ち処理及びその待ち時間消化処理をし、4.1
秒経過前なら、サウンド単独演出指示イベント命令(0
0FH)を送信し、サブ側でリール回転不可音を出音す
る。
【0038】メイン側では引き続き、当選役抽選用乱数
値の抽出処理、一般遊技の監視用タイマのセット処理、
遊技状態の監視処理、当選種別を決める確率抽選処理、
リールランプ等のデモ選択処理を経て、遊技開始時の送
信処理をする。リールランプ等のデモ選択処理では、リ
ール回転開始時に出音させる遊技開始音1(低期待音)
か2(高期待音)かの区別、WINランプの点灯による
ボーナス内部当たりの告知の有無、全リール停止後のリ
ールバックランプのフラッシュパターンを決めている。
【0039】遊技開始時の送信処理では、BB中を含む
一般遊技時、一般遊技時遊技開始イベント命令(004
H)が送信され、サブ側に当選種別即ち内部当選フラグ
が知らされる。引き続き、メインCPU演出種別イベン
ト命令(00EH)又はBB時回胴回転開始イベント命
令(006H)が送信される。00EHのイベント命令
によりサブ側に遊技開始音及びフラッシュ種別が知らさ
れ、006Hのイベント命令によりサブ側にBB種別、
BB遊技残数、RB作動可能回数が知らされる。サブ側
では、これらの情報により、画像表示装置3に動画表示
する予兆演出キャラクタ、リーチ演出パターン、疑似リ
ール停止出目、背景画面等の表示演出態様と、効果音、
BGM等の音声演出態様を決定する。
【0040】また、遊技開始時の送信処理において、R
B時は、RB時の回胴回転開始イベント命令(005
H)が送信され、サブ側に、BB中のRBか単独のRB
かの区別、RB遊技可能回数等が知らされ、その情報に
応じて、画像表示装置3にRB遊技の演出表示、RB遊
技効果音の出音がされる。
【0041】遊技開始時の送信処理の後、リール回転開
始用の初期化処理、初期設定テーブル及び入賞ラインの
選択処理、ストップボタンの停止操作待ち処理、ストッ
プボタン非操作時の自動停止タイマ作動チェック処理を
経て、当選フラグに基づく当選要求及び停止操作時点で
の図柄位置から引込み及び蹴飛ばしに必要な滑りコマ数
を決定し、その滑りコマ数分リールを回転させ、停止操
作された1本のリールを停止させる。
【0042】停止要求セット処理では、サブ側に回胴停
止イベント命令(007H)が送信され、画像表示装置
3上において、疑似リールの停止表示、ボーナス確定図
柄へのランクアップ表示、リーチ演出の発展表示等が行
われ、また、リール停止音が出音される。回胴停止イベ
ント命令は、1本のリールを停止させる毎に送信され
る。また、第2番目のリールの停止により入賞ライン上
に「白7」又は「赤7」が2つ並んでテンパイしたと
き、サウンド単独演出指示イベント命令(00FH)に
よりBB入賞期待音も出音される。
【0043】全てのリールが停止すると、停止後のバッ
クランプフラッシュパターンに従ったリールバックラン
プ点滅処理、WINランプ点灯処理を経て、入賞検索処
理及び入賞フラグのチェック処理に進む。イリーガルヒ
ットエラーがある場合は、エラー指示イベント命令(0
0DH)が送信され、画像表示装置3にエラー画面及び
エラー種別が表示され、エラー音が出音される。続い
て、入賞による払出枚数のチェック処理をし、入賞によ
る払出枚数が0でない場合、遊技メダルのクレジット加
算による貯留処理あるいは受皿への払出処理を行う。
【0044】これらの処理に伴い、RB遊技中以外は、
役物入賞を除く入賞イベント命令(008H)が送信さ
れ、サブ側に入賞種別が知らされて、メダル払出音又は
再遊技音が出音され、且つ画像表示装置3には入賞演出
表示がされる。ボーナス入賞時はボーナス遊技演出表示
が開始される。
【0045】RB遊技中において入賞すると、役物入賞
イベント命令(009H)が送信され、役物入賞音、役
物入賞演出効果音郡が出音され、画像表示装置3には役
物入賞演出表示がされる。はずれ時は、役物外れ演出効
果音郡が出音され、画像表示装置3には役物はずれ演出
表示がされる。
【0046】入賞によるメダルの払出処理が完了する
と、払出完了イベント命令(00AH)が送信され、サ
ブ側では、払出音を消音させ、ボーナス入賞時は当該ボ
ーナス開始音、作動音を出音させる。尚、画像表示装置
3の表示は変化させない。また、払出し時にホッパーエ
ンプティエラー等がある場合は、エラー指示イベント命
令(00DH)が送信され、エラー画面及びエラー種別
の表示及びエラー音が出音される。
【0047】続いて、BB、RBの作動中か否かの判定
処理、BB、RBの作動中の場合のBB、RB遊技数チ
ェック処理、BB終了時か否かの判定処理及びBB終了
時のRAMクリア処理、ボーナス7セグ表示処理に進
む。これらの処理において、RB終了時、BB終了時等
には、ボーナス遊技状態変更指示イベント命令(00B
H)が送信され、サブ側にRB終了、BB終了等の演出
指示が送られる。BB、RBの作動中か否かの判定でノ
ーの場合、BB、RBの入賞チェック処理、ボーナス7
セグ表示処理を経て、最初の遊技状態に戻る。
【0048】BB作動中の処理の終盤であって、BB終
了後の遊技停止時間経過後、BB終了時動作イベント命
令(00CH)が送信され、BB終了後の遊技停止時間
待ち完了、清算動作、打止め動作がサブ側に知らされ
る。ただし、清算、打止め時はその動作が完了した時点
で送信される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した遊技機の斜視図。
【図2】同遊技機のリール展開図。
【図3】同遊技機の制御ブロック図。
【図4】同遊技機のメイン側からサブ側へのイベント命
令一覧図表。
【図5】イベント命令送信の第1実施形態のタイミング
チャート。
【図6】ランダムな遅延時間の説明図表。
【図7】イベント命令送信の第2実施形態のタイミング
チャート。
【図8】メインCPUの主制御フローチャート1。
【図9】メインCPUの主制御フローチャート2。
【符号の説明】
MC メインコントローラ SC サブコントローラ DC 画像コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技の主制御を担うメインコントローラ
    と、このメインコントローラから一方向に送信するイベ
    ント命令を受信して遊技者に対する演出を担うサブコン
    トローラとを備えた遊技機において、前記イベント命令
    は、イベント番号を含む最先コマンド部と、通信チェッ
    クコードを含む最終コマンド部とを有し、前記メインコ
    ントローラでのイベントの発生に即応して前記最先コマ
    ンド部を送信する最先コマンド部送信手段と、前記最先
    コマンド部の送信から最小値と最大値の間でランダムに
    選ぶ遅延時間の経過後に前記最終コマンド部を送信する
    最終コマンド部送信手段とを設けたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】遊技の主制御を担うメインコントローラ
    と、このメインコントローラから一方向に送信するイベ
    ント命令を受信して遊技者に対する演出を担うサブコン
    トローラとを備えた遊技機において、前記イベント命令
    は、イベント番号を含む最先コマンド部と、通信チェッ
    クコードを含む最終コマンド部と、前記最先コマンド部
    に後続し且つ前記最終コマンド部に先行する少なくとも
    一つの従属コマンド部とを有し、前記メインコントロー
    ラでのイベントの発生に即応して前記最先コマンド部を
    送信する最先コマンド部送信手段と、前記従属コマンド
    部の送信から最小値と最大値の間でランダムに選ぶ遅延
    時間の経過後に前記最終コマンド部を送信する最終コマ
    ンド部送信手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
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