JP2003153856A - 内視鏡の汚染防止装置 - Google Patents

内視鏡の汚染防止装置

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JP2003153856A
JP2003153856A JP2001357327A JP2001357327A JP2003153856A JP 2003153856 A JP2003153856 A JP 2003153856A JP 2001357327 A JP2001357327 A JP 2001357327A JP 2001357327 A JP2001357327 A JP 2001357327A JP 2003153856 A JP2003153856 A JP 2003153856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処置具挿通管路が挿入部内に貫通配置されてい
る内視鏡に対して、外套シースの被覆とそれに並行して
行われる処置具挿通チューブの挿通とを容易かつ確実に
行うことができる内視鏡の汚染防止装置を提供するこ
と。 【解決手段】内部に処置具挿通管路12が貫通配置され
ている内視鏡挿入部11の外径より大きな内径を有して
いて、内視鏡挿入部11を外部環境から絶縁するように
内視鏡挿入部11に被脱自在な柔軟性のある外套シース
20と、先端が外套シース20の先端部分に開口し、基
端が内視鏡の処置具挿通管路12内を通過してその基端
12bから延出する可撓性の処置具挿通チューブ21
と、外套シース20を全長にわたって緩く囲んで前後両
端において外套シース20に係合するように外套シース
20に被脱自在な筒状体であって外套シース20より柔
軟性が小さい変形防止筒22とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡挿入部が
体内の汚液に直接接触しないように、内視鏡挿入部に着
脱自在に取り付けられる内視鏡の汚染防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般の内視鏡においては、処置具挿通管
路が挿入部内に貫通配置されている。したがって、挿入
部が体内の汚液で汚染されないようにするためには、挿
入部の外面を被覆するだけでなく、処置具使用時に処置
具挿通管路が汚液等で汚されないようにする必要があ
る。
【0003】そこで、図7に示されるように、内視鏡の
汚染防止装置には、内視鏡挿入部に着脱自在に被覆され
る外套シース20に加えて、先端が外套シース20の先
端部分に開口する処置具挿通チューブ21が外套シース
20内に挿通配置されていて、外套シース20が内視鏡
挿入部に被覆されるのと同時に処置具挿通チューブ21
が内視鏡の処置具挿通管路に挿通配置されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た内視鏡の汚染防止装置を内視鏡挿入部に取り付ける際
には、図8に示されるように、外套シース20が挿入部
11を被覆する動作と並行して、処置具挿通チューブ2
1が内視鏡の処置具挿通管路12に差し込まれる。
【0005】しかし、その際に内視鏡の処置具挿通管路
12との間の摩擦抵抗や引っ掛かり等によって処置具挿
通チューブ21の進みが悪くなると、外套シース20の
被覆動作だけが進んでしまう。
【0006】すると、図9に破線で示されるように、外
套シース20が軸線方向に伸びて変形、破損してしまっ
たり、二点鎖線で示されるように、処置具挿通チューブ
21が外套シース20を側方に伸ばしながら腰折れして
しまう場合がある。
【0007】そこで本発明は、処置具挿通管路が挿入部
内に貫通配置されている内視鏡に対して、外套シースの
被覆とそれに並行して行われる処置具挿通チューブの挿
通とを容易かつ確実に行うことができる内視鏡の汚染防
止装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の汚染防止装置は、内部に処置具挿
通管路が貫通配置されている内視鏡挿入部の外径より大
きな内径を有していて、内視鏡挿入部を外部環境から絶
縁するように内視鏡挿入部に被脱自在な柔軟性のある外
套シースと、先端が外套シースの先端部分に開口し、基
端が内視鏡の処置具挿通管路内を通過してその基端から
延出する可撓性の処置具挿通チューブと、外套シースを
全長にわたって緩く囲んで前後両端において外套シース
に係合するように外套シースに被脱自在な筒状体であっ
て外套シースより柔軟性が小さい変形防止筒とが設けら
れたものである。
【0009】なお、変形防止筒を前後両端において外套
シースに固定及び解除自在な固定手段が設けられていて
もよく、或いは、変形防止筒が、基端方向へ移動する状
態では先端側と基端側において外套シースに当接し、逆
方向の動作では変形防止筒と外套シースとが干渉しない
ように構成されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図2は、本発明の第1の実施例の内視鏡の汚
染防止装置を示しており、後述する内視鏡の挿入部11
に着脱自在に被覆される外套シース20は、例えばシリ
コンゴムチューブ等のような伸縮性のある材料によって
内視鏡の挿入部11の外径より大きな内径を有する薄肉
円筒状に形成されたカバー筒20aを有している。
【0011】そして、カバー筒20aの先端には、透明
な部材により形成された先端キャップ20bが水密に取
り付けられ、基端には、内視鏡の挿入部11の基端付近
に連結される連結環20cが取り付けられている。
【0012】外套シース20内には、例えば可撓性の四
フッ化エチレン樹脂チューブからなる処置具挿通チュー
ブ(兼吸引チューブ)21が全長にわたって挿通配置さ
れている。
【0013】そして、処置具挿通チューブ21の先端は
先端キャップ20bの先端面において外面に開口するよ
うに先端キャップ20bに接続されており、処置具挿通
チューブ21の基端寄りの部分は、連結環20c内を通
過して外套シース20から後方に延出している。
【0014】この処置具挿通チューブ21は、内視鏡の
処置具挿通管路12内に全長にわたって挿通させること
ができる径に形成されている。なお、処置具挿通チュー
ブ21の基端部分21aを破線で示されるように先細り
の形状に形成しておけば、内視鏡の処置具挿通管路12
への挿通がスムーズになる。
【0015】そして、外套シース20を全長にわたって
緩く囲む変形防止筒22が、軸線方向にスライドさせる
ことにより、外套シース20に対して自由に被覆及び取
り外しをすることができるように取り付けられている。
【0016】変形防止筒22は、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、メタクリル樹脂又は塩化ビニール等の
ような材料によってカバー筒20aより格段に肉厚の厚
い筒状に形成されている。したがって、変形防止筒22
は外套シース20に比較して柔軟性が格段に小さくて変
形し難い。
【0017】そして、変形防止筒22の前後両端付近に
は、外套シース20の先端キャップ20bの側面と連結
環20cの側面に当接するように手動固定ネジ22aが
取り付けられており、手動固定ネジ22aを締め付ける
ことにより変形防止筒22が前後両端位置において外套
シース20に固定された状態になる。
【0018】図1は、本実施例の内視鏡の汚染防止装置
を内視鏡10の挿入部11に取り付ける状態を示してお
り、手動固定ネジ22aが締め付けられて変形防止筒2
2が取り付けられた状態の外套シース20を、軸線方向
にスライドさせて挿入部11に被せていく。カバー筒2
0aの内径が挿入部11の外径より大きいので、その被
覆動作は円滑に行われる。
【0019】その動作と同時に、内視鏡10の挿入部1
1に軸線方向に貫通配置された処置具挿通管路12の先
端開口12aから、処置具挿通チューブ21の基端部を
処置具挿通管路12内に差し込む。したがって、外套シ
ース20の移動に伴って処置具挿通チューブ21が処置
具挿通管路12内に挿入されていく。
【0020】すると、外套シース20の処置具挿通チュ
ーブ21が内視鏡10の処置具挿通管路12との間の摩
擦抵抗や引っ掛かり等によって進みが悪くなる場合があ
るが、変形防止筒22が両端に固定された状態の外套シ
ース20は簡単には変形しない。
【0021】したがって、外套シース20の内部で処置
具挿通チューブ21が一時的に突っ張った状態になるだ
けで、処置具挿通チューブ21が強制的に処置具挿通管
路12内に押し込まれ、処置具挿通チューブ21及び外
套シース20が大きく変形、破損することはない。
【0022】そして図3に示されるように、外套シース
20が挿入部11に完全に被覆されて、連結環20cが
内視鏡10の連結部14に係合する状態になると、処置
具挿通チューブ21の基端部分が処置具挿通管路12の
基端側開口12bから延出する。
【0023】そこで、図4に示されるように、処置具挿
通チューブ21の基端部分を所定の長さに切断してその
部分に接続アダプタ30を取り付ける。この実施例の接
続アダプタ30は、図示されていない吸引チューブが接
続される吸引口金32がアダプタ本体31の側面に突設
され、アダプタ本体31の外端部に鉗子栓34が取り付
けられた構成になっている。35は、シール用のOリン
グである。
【0024】そして、二つの手動固定ネジ22aを緩め
て変形防止筒22だけを先側に移動させることにより、
図5に示されるように、内視鏡10の挿入部11を外部
環境から絶縁するように外套シース20が取り付けられ
た使用状態になる。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば図6に示されるように、変形防止筒
22に手動固定ネジ22aを設けずに、変形防止筒22
が基端方向へ移動する状態では、先端側当接部Aと基端
側当接部Bにおいて外套シース20の先端キャップ20
bと連結環20cに変形防止筒22が当接し、逆方向の
動作では変形防止筒22と外套シース20とが干渉しな
いように構成してもよい。このようにしても、前述の第
1の実施例と同様に機能する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、内視鏡の処置具挿通管
路に通される処置具挿通チューブが挿通配置された外套
シースを緩く囲んで前後両端において外套シースに係合
する筒状体であって、外套シースより柔軟性が小さい変
形防止筒を設けたことにより、処置具挿通チューブが内
視鏡の処置具挿通管路との間の摩擦抵抗や引っ掛かり等
によって進みが悪くなる場合でも、外套シースと処置具
挿通チューブをさほど変形させることなく、内視鏡挿入
部への外套シースの被覆とそれに並行して行われる処置
具挿通管路への処置具挿通チューブの挿通とを容易かつ
確実に行うことができる。
【0027】そして、本発明の内視鏡の汚染防止装置
は、処置具挿通管路が挿入部内に貫通配置されている一
般の内視鏡に広くする使用することができるメリットを
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の内視鏡の汚染防止装置
を内視鏡に装着中の状態の略示断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の内視鏡の汚染防止装置
の略示断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の内視鏡の汚染防止装置
を内視鏡に装着中の状態の略示断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の内視鏡の汚染防止装置
が内視鏡に装着され終わる直前の状態の略示断面図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例の内視鏡の汚染防止装置
が内視鏡に装着され終わった状態の略示断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の内視鏡の汚染防止装置
の略示断面図である。
【図7】従来の内視鏡の汚染防止装置の略示断面図であ
る。
【図8】従来の内視鏡の汚染防止装置が内視鏡に装着中
の状態の略示断面図である。
【図9】従来の内視鏡の汚染防止装置が内視鏡に装着中
の状態の略示断面図である。
【符号の説明】 10 内視鏡 11 挿入部 12 処置具挿通管路 12a 先端開口 12b 基端側開口 20 外套シース 20a カバー筒 21 処置具挿通チューブ 22 変形防止筒 22a 手動固定ネジ 30 接続アダプタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に処置具挿通管路が貫通配置されてい
    る内視鏡挿入部の外径より大きな内径を有していて、上
    記内視鏡挿入部を外部環境から絶縁するように上記内視
    鏡挿入部に被脱自在な柔軟性のある外套シースと、 先端が上記外套シースの先端部分に開口し、基端が上記
    内視鏡の処置具挿通管路内を通過してその基端から延出
    する可撓性の処置具挿通チューブと、 上記外套シースを全長にわたって緩く囲んで前後両端に
    おいて上記外套シースに係合するように上記外套シース
    に被脱自在な筒状体であって上記外套シースより柔軟性
    が小さい変形防止筒とが設けられていることを特徴とす
    る内視鏡の汚染防止装置。
  2. 【請求項2】上記変形防止筒を前後両端において上記外
    套シースに固定及び解除自在な固定手段が設けられてい
    る請求項1記載の内視鏡の汚染防止装置。
  3. 【請求項3】上記変形防止筒が、基端方向へ移動する状
    態では先端側と基端側において外套シースに当接し、逆
    方向の動作では上記変形防止筒と上記外套シースとが干
    渉しないように構成されている請求項1記載の内視鏡の
    汚染防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009273890A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡装置

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