JP3914441B2 - 外套シース付内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、体内に挿入される挿入部が体内の汚液に直接接触しないように、挿入部を外部環境から絶縁するための外套シースを挿入部に着脱自在に被覆して、外套シースだけを使い捨てできるようにした外套シース付内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
外套シース付内視鏡において、流体や処置具等を通すための可撓性チャンネルチューブ(例えば処置具挿通チャンネル)は体内の汚液と接触するので外套シース側に設けなければならない。
【0003】
そこで一般に、内視鏡の挿入部の先端と操作部とに開口する案内管路を挿入部内から操作部内にわたって配置して、先端が外套シースの先端に固着された可撓性チャンネルチューブを案内管路内に挿通した構成をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
内視鏡の挿入部の先端近傍には、操作部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が形成されており、湾曲部が屈曲すると、その内部に挿通配置されている可撓性チャンネルチューブに軸線方向の圧縮又は引っ張りの力が作用する。
【0005】
図4は、挿入部可撓管11の先端付近に形成されている湾曲部12が真っ直ぐな状態と、湾曲部12が屈曲した状態とを示しており、湾曲部12が屈曲して可撓性チャンネルチューブ23に軸線方向の圧縮力が作用しても、可撓性チャンネルチューブ23は物理的にあまり圧縮することができない。17は案内管路である。
【0006】
そのため、透明に形成されている外套シース20の先端キャップ22が可撓性チャンネルチューブ23によって前方に押し出された状態になり、観察窓14から外套シース20の先端キャップ22を通して行われる内視鏡観察が著しく阻害されてしまう。また、逆に可撓性チャンネルチューブ23に引っ張り力がかかる場合には、挿入部可撓管11や湾曲部12等に無理な力が作用する場合がある。
【0007】
そこで本発明は、湾曲部が屈曲して可撓性チャンネルチューブに軸線方向の力が作用しても、外套シースの先端が前方に押し出されたり挿入部に無理な力が作用したりせず、常に良好な内視鏡観察を行うことができて耐久性のよい外套シース付内視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の外套シース付内視鏡は、挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が挿入部の先端近傍に形成されると共に、挿入部の先端と操作部とに開口する案内管路が挿入部内から操作部内にわたって配置され、挿入部を外部環境から絶縁するために挿入部に着脱自在に被覆される外套シースの先端に、案内管路内に挿通される可撓性チャンネルチューブの先端が固着された外套シース付内視鏡において、可撓性チャンネルチューブを案内管路内に軸線方向に進退自在に挿通配置すると共に、可撓性チャンネルチューブを基端側から常時引っ張った状態に付勢する付勢手段を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1において、10は内視鏡、20は、使用時に内視鏡10の挿入部11,12,13を外部環境から絶縁するために挿入部11,12,13に着脱自在に被覆される外套シースである。
【0010】
内視鏡10の挿入部11,12,13は、遠隔操作によって屈曲する湾曲部12が細長い可撓管11の先端に連結され、観察窓14等が先端面に配置された先端部本体13が湾曲部12の先端に連結されて構成されている。
【0011】
可撓管11の基端に連結された操作部15には、湾曲部12を遠隔的に屈曲操作する湾曲操作ノブ16等が配置されており、湾曲操作ノブ16を回転操作することによって湾曲部12が二点鎖線で示されるように屈曲する。
【0012】
挿入部11,12,13内から操作部15内にわたって案内管路17が配置されており、案内管路17の先端開口17aは先端部本体13の先端面に形成されている。
【0013】
案内管路17は、可撓管11と湾曲部12の内部においては例えば可撓性のポリエチレン樹脂チューブ等によって形成されていて、湾曲部12の中心軸線に対して偏位した位置に挿通配置されている。
【0014】
また操作部15内においては、案内管路17はプラスチックモールド部材等によって形成されていて、案内管路17の基端開口に対向する位置に鉗子口部材30が配置されている。32は、鉗子口部材30の挿入口部に取り付けられた鉗子栓である。
【0015】
外套シース20には、例えばシリコンゴムチューブ等のような伸縮性のある材料によって薄肉円筒状に形成されたカバー筒21が、内視鏡10の可撓管11と湾曲部12に着脱自在に被覆されるように設けられ、その先端には透明な部材により形成されて先端部本体13部分に被嵌される先端キャップ22が水密に取り付けられている。
【0016】
カバー筒21の基端に固着された連結環24は、内視鏡10の操作部15と可撓管11との間の連結部19に対して係脱自在になっていて、手動固定ネジ25を締め付けることにより連結部19に任意に固定することができる。
【0017】
カバー筒21内には、例えば可撓性の四フッ化エチレン樹脂チューブからなる可撓性チャンネルチューブ23(ここでは、処置具挿通チャンネル)が全長にわたって挿通配置されている。
【0018】
そして、可撓性チャンネルチューブ23の先端は先端キャップ22の先端面において外面に開口するように先端キャップ22に固着されており、可撓性チャンネルチューブ23の基端部分23aは連結環24内を通って後方に延出している。
【0019】
この可撓性チャンネルチューブ23は内視鏡10の案内管路17内に全長にわたって挿脱自在であり、一点鎖線の矢印で示されるように、可撓性チャンネルチューブ23の基端部分23aを案内管路17に先端開口17a側から差し込んで基端側開口から引き出すことができるようになっている。
【0020】
図2は、先端部本体13の先端面に先端キャップ22が当接する状態になるまで外套シース20が内視鏡10の挿入部11,12,13に被覆されて、可撓性チャンネルチューブ23が案内管路17に通された状態(図4の、湾曲部12が真っ直ぐな状態と同じ)における、案内管路17の基端付近を示している。
【0021】
鉗子口部材30の先寄りの部分は、案内管路17の基端開口部分に深い座繰り孔状に形成されたシリンダ孔18内に軸線方向に進退自在に嵌挿されていて、可撓性チャンネルチューブ23の基端部分23aが、鉗子口部材30に対して挿脱可能な状態で固定されている。31は、鉗子口部材30に形成された鉗子挿通路である。
【0022】
可撓性チャンネルチューブ23の基端部分23aが差し込まれた鉗子口部材30側にはシールとクリック固定を行うためのOリング33が装着されており、可撓性チャンネルチューブ23の基端部分23aの外周面に形成された円周溝にOリング33を係合させることによって、可撓性チャンネルチューブ23の基端部分23aが鉗子口部材30に固定されている。ただし、その固定は別の手段により行ってもよい。
【0023】
可撓性チャンネルチューブ23は、案内管路17内において全長にわたって軸線方向に進退自在であり、また、鉗子口部材30は、シリンダ孔18内に配置された圧縮コイルスプリング40によって外方(図2において左方)に常時付勢されている。その結果、可撓性チャンネルチューブ23が圧縮コイルスプリング40の付勢力により鉗子口部材30側から常時引っ張られた状態になっている。
【0024】
このような構成により、湾曲操作ノブ16の操作により湾曲部12が屈曲されて可撓性チャンネルチューブ23に軸線方向の圧縮力が作用すると、鉗子口部材30がシリンダ孔18から外方に突出する方向に移動して、可撓性チャンネルチューブ23に加わる圧縮力が吸収される。その結果、可撓性チャンネルチューブ23の先端が固着されている外套シース20の先端キャップ22が当初の状態から前方に押し出される状態にならない。
【0025】
一方、可撓性チャンネルチューブ23に軸線方向の引っ張り力が作用すると、鉗子口部材30がシリンダ孔18内に入り込む方向に移動して、可撓性チャンネルチューブ23に加わる引っ張り力が吸収され、その結果、可撓管11や湾曲部12等に無理な力が作用しない。
【0026】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図3に示されるように、可撓性チャンネルチューブ23としていわゆるマルチルーメンチューブが用いられる場合には、その基端部を鉗子口部材30に固定した状態でさらに外部に延出させて、図示されていない送気送水装置等に接続しても差し支えない。
【0027】
34は、案内管路17が鉗子口部材30から抜け出すのを規制する係脱可能な抜け止め用Oリング、23bは、可撓性チャンネルチューブ23内の鉗子挿通孔(兼吸引口)と鉗子挿通路31とを通じさせるために可撓性チャンネルチューブ23に形成された側孔、23sは、吸引に利用されるルーメンの端部を塞ぐ閉塞栓、50は吸引チューブである。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、湾曲部が屈曲して可撓性チャンネルチューブに軸線方向の圧縮力や引っ張り力が作用しても、可撓性チャンネルチューブの基端部分が軸線方向に移動することにより、外套シースの先端が前方に押し出されないので常に良好な内視鏡観察を行うことができ、また、挿入部に無理な力が作用しないので優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の外套シース付内視鏡の使用準備状態の全体構成を示す側面一部断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の外套シース付内視鏡の使用状態における案内管路の基端付近の部分断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の外套シース付内視鏡の使用状態における案内管路の基端付近の部分断面図である。
【図4】従来の外套シース付内視鏡の使用状態における挿入部先端付近の部分断面図である。
【符号の説明】
10 内視鏡
11 可撓管(挿入部)
12 湾曲部(挿入部)
13 先端部本体(挿入部)
14 観察窓
15 操作部
17 案内管路
18 シリンダ孔
20 外套シース
21 カバー筒
23 可撓性チャンネルチューブ
23a 基端部分
33 Oリング
40 圧縮コイルスプリング(付勢手段)

Claims (1)

  1. 挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が上記挿入部の先端近傍に形成されると共に、上記挿入部の先端と上記操作部とに開口する案内管路が上記挿入部内から上記操作部内にわたって配置され、上記挿入部を外部環境から絶縁するために上記挿入部に着脱自在に被覆される外套シースの先端に、上記案内管路内に挿通される可撓性チャンネルチューブの先端が固着された外套シース付内視鏡において、
    上記可撓性チャンネルチューブを上記案内管路内に軸線方向に進退自在に挿通配置すると共に、上記可撓性チャンネルチューブを基端側から常時引っ張った状態に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする外套シース付内視鏡。
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