JP2003152737A - 車両制御システム及び、当該システムに用いられる無線中継装置 - Google Patents

車両制御システム及び、当該システムに用いられる無線中継装置

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JP2003152737A
JP2003152737A JP2001350352A JP2001350352A JP2003152737A JP 2003152737 A JP2003152737 A JP 2003152737A JP 2001350352 A JP2001350352 A JP 2001350352A JP 2001350352 A JP2001350352 A JP 2001350352A JP 2003152737 A JP2003152737 A JP 2003152737A
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control system
communication
vehicle control
vehicle
relay device
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Takayuki Totani
隆之 戸谷
Susumu Akiyama
進 秋山
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Denso Corp
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル等の敷設を伴わず、複数の電子制御
装置間での無線方式による確実なデータ通信を可能と
し、もって車両制御の信頼性向上を図る。 【解決手段】 無線方式による直接的な通信が可能とな
るエリアA〜Dに、3台ずつにグループ化してECU1
1〜22を搭載する。そして、エリアA〜D間で相互の
通信が可能になるように、車両80の中心線上に3台の
中継装置31〜33を並べて配置する。これら中継装置
31〜33は、設定された送信レベルで情報を中継す
る。そのため、エリアAとDの通信は、X〜Zの3台の
中継装置31〜33を経由して行われ、エリアBとCの
通信は、Y中継装置32を経由して行われる。同様に、
エリアAとB、エリアAとCの通信はいずれも、XとY
の2台の中継装置31,32を経由して行われ、エリア
BとD、エリアCとDの通信はいずれも、YとZの2台
の中継装置32,33を経由して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
複数の電子制御装置が相互にデータ通信を行い、車両各
部を制御するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
高性能マイクロプロセッサの出現などエレクトロニクス
技術の進歩を背景として、機械技術と電子技術とが結び
ついたメカトロニクス技術の進歩が著しい。メカトロニ
クスの進歩の一部として、自動車等の車両にも多くのコ
ンピュータシステムが採用されてきている。このような
車載用のコンピュータシステムは、省資源、省エネルギ
ー、走行性能、安全性、快適性等を追求するものであ
り、車両内のエンジン・駆動系、走行・安全系、エンタ
ーテイメント系、及びその他の随所に搭載されている。
【0003】このようなコンピュータシステムは電子制
御装置の単位で車両に搭載されているが、車両の各部を
適切に制御するために、これら電子制御装置間のデータ
通信が必要不可欠となっている。ところが、電子制御装
置が車両の随所に搭載されるに至った今日では、電子制
御装置間を結ぶワイヤハーネスやコネクタなどの数が増
加し、配線取り回しの複雑化が問題となっている。この
ような配線取り回しの複雑化は、車両の設計や組立にお
ける作業性を悪化させ、開発工数の増加を招き、コスト
ダウンを阻害する要因となっている。
【0004】このような問題を解決するため、特開20
00−6738号公報には、通信機能を備える電子制御
装置を用い、無線方式により通信を行う技術が開示され
ている。また、特開平11−266251号公報には、
制御信号に応じた電磁場を発生する漏洩ケーブルを車両
内に敷設し、この漏洩ケーブルを介して電子制御装置間
の無線方式による通信を行う技術が開示されている。
【0005】しかしながら、車両内には、無線方式の通
信を阻害する様々な物が存在する。例えば、ボデーの一
部である鉄板や、内装品であるシートなどが挙げられ
る。そのため、上記特開2000−6738号公報にあ
るように電子制御装置に通信機能を付加しても、車両の
前部と後部というように車両内の比較的離れた位置に配
置される電子制御装置間では、無線方式によるデータ通
信は不可能、又は不安定となる。例えば、外部の環境に
よっても電波状態は時々刻々変化するため、無線方式に
よるデータ通信の可/不可が外部環境によって左右され
ることになりかねない。なお、これに対しては送信電波
の出力レベルである送信レベルを上げることが考えられ
るが、他の電装品などへの影響が大きくなるため、車両
制御の信頼性という面から、規定レベル以上に送信レベ
ルを上げることはできない。
【0006】一方、上記特開平11−266251号公
報にあるように漏洩ケーブルを敷設する場合、通信線で
各電子制御装置を相互に結ぶことに比べれば、配線の取
り回しは大幅に簡単になるものの、様々な物が存在する
車両内に漏洩ケーブルを敷設すれば、やはり設計や組立
に要する工数は大きなものとなる。
【0007】本発明は、上述したような課題を解決する
ためになされたものであり、車両全体に渡るケーブル等
の敷設を伴わず、複数の電子制御装置間での無線方式に
よる確実なデータ通信を可能とし、もって車両制御の信
頼性向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
目的を達成するためになされた本発明の車両制御システ
ムでは、車両に搭載された複数の電子制御装置が、無線
方式にてデータ通信を行い、車両各部の制御を行う。
【0009】そして特に、各電子制御装置間における相
互の通信を可能にするように、無線中継装置を車両内に
配置した。この無線中継装置では、受信手段が外部から
送信された情報を受信し、調整手段が、設定された基準
レベルとなるように送信レベルを調整する。そして、送
信手段により、調整された送信レベルにて、受信された
情報が送信される。
【0010】例えば、受信手段の受信した電波を、調整
手段が基準レベルまで増幅し、この電波を送信手段が送
信する構成とすることが考えられる。あるいは、受信手
段にて受信電波中の通信データを一旦取得し、送信手段
が、送信電波に乗せて通信データを送信する構成として
もよい。このときは、送信電波の送信レベルが基準レベ
ルとなるように、調整手段が送信電波の送信レベルを調
整する。
【0011】つまり、本発明では、無線中継装置によっ
て、電子制御装置間の通信を中継するようにしたのであ
る。無線中継装置は、車両内の適当な位置に配置すれば
よく、従来のようにケーブルを敷設する場合と異なり、
その配置は容易である。そして、無線中継装置は、車両
内の様々な物による電波の減衰があっても、これを基準
レベルに戻して中継するため、確実なデータ通信が可能
になる。
【0012】すなわち、本発明によれば、ケーブル等の
敷設を伴わず、複数の電子制御装置間での無線方式によ
る確実なデータ通信が可能となり、車両制御の信頼性向
上が図られる。なお、無線中継装置の具体的な配置は、
電子制御装置との位置関係に基づいて決定することがで
きる。例えば、電子制御装置が、直接的な相互の通信が
可能となるエリア毎に、グループ化されて配置されてい
る場合、無線中継装置は、エリア間の通信を可能にする
ように配置することが考えられる(請求項2)。
【0013】車両のフロント部分、リヤ部分、左右のド
ア部分などの各エリア毎に、複数の電子制御装置を配置
してグループ化し、これらエリア間における通信を可能
にするように、例えば各エリアを結ぶ線上に無線中継装
置を配置するという具合である。このようなエリアを考
慮することによって、無線中継装置の配置が容易にな
る。
【0014】このとき、あるエリアとの通信を行うため
の無線中継装置は、当該エリア内の全ての電子制御装置
と通信可能となるように配置することが考えられる。し
かし、同一エリア内の電子制御装置間では直接的な相互
の通信が可能であるという前提の下、あるエリアとの通
信を行うための無線中継装置は、当該エリア内の少なく
とも1台の電子制御装置との間で通信可能となるように
配置してもよい(請求項3)。なお、あるエリアとの通
信を行うとは、当該エリア内のグループ化された電子制
御装置との通信を意味する。この場合、エリア内の1台
の電子制御装置との関係において無線中継装置の配置が
決定できるため、無線中継装置の配置はさらに容易にな
る。
【0015】なお、無線中継装置が車両に複数台配置さ
れることを前提にすると、無線中継装置同士の通信に干
渉が生じることが考えられる。そこで、無線中継装置間
における通信が、他で使用されない、それぞれ異なる周
波数を用いてなされるようにするとよい(請求項4)。
このようにすれば、無線中継装置同士の干渉を排除する
ことができる。また、無線中継装置間における通信が、
有線方式でなされるようにしてもよい(請求項5)。こ
のようにすれば、無線中継装置同士の干渉を排除でき、
さらに、無線中継装置間の確実な通信が可能になる。そ
して、このときの無線中継装置間の通信が、電源線通信
によってなされるようにすれば(請求項6)、通信線を
敷設する必要もない。
【0016】同様の観点から通信の干渉を排除するため
に、無線中継装置とエリアとの間の通信を、他で使用さ
れない、それぞれ異なる周波数を用いて行うことが考え
られる(請求項7)。このようにすれば、例えば1台の
無線中継装置が複数のエリアとの間で通信を行うような
場合にも、対象とするエリアのみとの通信を簡単に実現
することができる。
【0017】ところで、無線中継装置では、調整手段
が、設定された基準レベルとなるように送信レベルを調
整することは既に述べた。このような基準レベルには、
もちろん他の電装品に影響を与えないような上限(規定
レベル)が存在するが、そのような範囲で、この基準レ
ベルを変更可能にしてもよい(請求項8)。例えば設計
者によって変更できるような構成とすることが考えられ
る。また例えば、無線中継装置が、受信手段における電
波の受信感度に基づき、基準レベルを変更するようにし
てもよい(請求項9)。例えば受信感度が低下した場合
には、基準レベルを大きくするという具合である。この
ようにすれば、上述したような外部の環境による電波状
態の変化によって、無線方式による通信の可/不可が左
右されることを防止できる。
【0018】また、無線中継装置では、受信手段の受信
電波又は送信手段の送信電波の少なくともいずれか一方
の周波数を変更可能にすることが考えられる(請求項1
0)。特に、車両内で携帯電話機などを使用する場合、
電子制御装置の通信が妨害される可能性がある。そこ
で、無線中継装置は、受信手段による電波の受信感度に
基づき、周波数を変更するようにしてもよい(請求項1
1)。この場合、無線中継装置は、周波数の変更を外部
へ通知し、電子制御装置や別の無線中継装置は、通知さ
れた周波数で通信を行うようにすることが考えられる
(請求項12)。これによって、電波の干渉を避けるこ
とができ、確実な通信が可能になる。
【0019】なお、電波の干渉に関してさらに言えば、
あるエリア内の電子制御装置間の無線通信によって、別
のエリア内の電子制御装置間の無線通信が干渉を受ける
ことも考えられる。そこで、各エリア内の電子制御装置
間の通信は、当該エリア間での干渉を排除する通信方式
でなされるようにするとよい(請求項13)。具体的に
は、エリア間での干渉を排除する通信方式は、周波数多
重通信方式又はコード分割多重通信方式とすることが考
えられる(請求項14)。このようにすれば、エリア間
での電波の干渉を排除でき、より確実な通信が可能とな
る。
【0020】また、各エリア内の前記電子制御装置間の
通信を、有線方式で行うことが考えられる(請求項1
5)。つまり、エリア内の電子制御装置間だけは、有線
方式で通信を行うようにするのである。エリア内だけで
あれば、電子制御装置が近接しているため、配線も容易
である。このようにすれば、エリア内における確実な通
信が実現できる。そして、既に述べた無線中継装置と同
様に、電子制御装置間の通信が、電源線通信によってな
されるようにすれば(請求項16)、新たに通信線を敷
設する必要もない。
【0021】ところで、上述したような無線中継装置を
備えるシステムにあっては、さらに、無線中継装置がゲ
ートウェイ機能を備えるようにすることが望ましい。つ
まり、この場合、解読手段が受信手段にて受信された情
報を解読し、選定手段が、解読された情報を必要に応じ
て選定する。そして、送信手段が、選定された情報を送
信する(請求項17)。単に電波を中継するだけでは、
必要のないデータも通信されるため、各装置の処理能力
以上の膨大な量のデータが通信されて、システムの機能
が損なわれる可能性がある。これに対して、このような
ゲートウェイ機能を備えることにより、通信量を抑える
ことができ、適切にシステムを機能させることができ
る。
【0022】以上は、車両制御システムの発明として説
明してきたが、車両制御システムに用いられる無線中継
装置の発明としても実現できる。すなわち、車両に搭載
された複数の電子制御装置が無線方式によってデータ通
信を行い、車両各部の制御を行う車両制御システムに用
いられ、各電子制御装置間の相互の通信を可能にするよ
うに車両内に配置される無線中継装置であって、外部か
ら送信される情報を受信する受信手段と、設定された基
準レベルとなるように送信レベルを調整する調整手段
と、調整手段にて調整された送信レベルにて、受信手段
にて受信された情報を外部へ送信する送信手段とを備え
ていることを特徴とする無線中継装置である(請求項1
8)。なお、無線中継装置は、電子制御装置に内蔵する
ようにして、車両内に配置してもよい(請求項19)。
【0023】このような無線中継装置による作用及び効
果は、上述した車両制御システムの備える無線中継装置
の作用及び効果と同様であるため説明は割愛する。もち
ろん、車両制御システムの備える無線中継装置と同様
に、電子制御装置が搭載位置に応じてグループ化され、
同一エリア内の電子制御装置間では直接、相互の通信が
可能であるという前提の下で、次に示すように、本無線
中継装置を配置してもよい。
【0024】すなわち、本無線中継装置を、エリア間の
通信を可能にするように配置したり、エリア内の少なく
とも1台の電子制御装置との間で通信可能となるように
配置したりすることが考えられる。また、基準レベルを
変更可能としたり、さらに、受信手段による電波の受信
感度に基づき、基準レベルを変更するようにしてもよ
い。同様に、受信電波や送信電波の周波数を変更可能と
してもよいし、受信手段による電波の受信感度に基づ
き、当該周波数を変更するようにしてもよい。さらに、
このときは、周波数の変更を外部に通知するようにして
もよい。
【0025】さらに、この無線中継装置においても、車
両に複数台配置されることを前提として、当該無線中継
装置間における通信を有線方式で行うように構成するこ
とが考えられる。そして、この通信は、電源線通信によ
ってなされるようにしてもよい。
【0026】また、上述した解読手段や選定手段と同様
の手段を備える構成とし、いわゆるゲートウェイ機能を
付加することも考えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、実施例の車両制
御システムの概略的な配置構成を示す説明図である。こ
の図1は、車両80を上から見下ろした場合を示してお
り、分かり易くするために、ドア91及びタイヤ92を
描いてある。
【0028】車両80には、車両各部を制御するための
計12台の電子制御装置(以下「ECU」という。)1
1,12,13,14,15,16,17,18,1
9,20,21,22が搭載されている。これら12台
のECU11〜22は、3台ずつにグループ化されて、
車両前方部81のエリアA、車両右側ドア部82のエリ
アB、車両左側ドア部83のエリアC、車両後方部84
のエリアDに配置されている。なお、各エリアA〜D
は、破線で示した。
【0029】エリアAには、3台のECU11〜13が
配置されており、エンジンやブレーキ等の制御を行う。
これら3台のECU11〜13は、それぞれが無線方式
による通信機能を有しており、その結果、相互に通信を
行い、上述した様々な制御を実現する。これらECU1
1〜13を区別するため、以下では必要に応じ、「A
1」、「A2」、「A3」の記号を付して記述する。
【0030】同様に、エリアBやエリアCにも、それぞ
れ3台のECU14〜16,17〜19が配置されてい
る。これらも必要に応じ、以下の説明では「B1」、
「B2」、「B3」や「C1」、「C2」、「C3」の
記号を付して区別する。エリアB、Cに配置されたEC
U14〜19は、例えば、ウィンドウの開閉やドアロッ
クの制御を行う。また、エリアDにも同様に、3台のE
CU20〜22が配置されており、トランクの開閉、ブ
レーキランプなどの制御を行う。これらECU20〜2
2も、以下では、必要に応じて「D1」、「D2」、
「D3」の記号を付して区別する。
【0031】ところで、エリアBにおいても、エリアA
のECU11〜13と同様に、ECU14〜16は、相
互に無線方式による通信を行うことにより制御対象を制
御する。この点、エリアC、Dでも同様である。すなわ
ち、エリアCの3台のECU17〜19、また、エリア
Dの3台のECU20〜22も、それぞれのエリアC,
D内において相互に無線方式による通信を行って制御対
象を制御する。
【0032】ここで説明したように、上述した4つのエ
リアA〜Dは、エリアA〜D内での直接的な相互の通信
が可能となる領域である。一方、異なるエリアA〜Dに
属するECU11〜22間の通信を行う必要性もある。
例えば、エリアAのECU11〜13が取得する、ブレ
ーキペダルが踏まれたことを示すデータなどは、エリア
DのECU20〜22で把握することにより、ブレーキ
ランプの点灯が実現されるからである。
【0033】しかしながら、ECU11〜22の通信
は、規定レベル以内の微弱電波でなされるため、エリア
A〜Dを跨いだECU11〜22の通信は不可能であ
る。あるいは、可能であっても不安定なものとなる。そ
こで、本実施例の車両制御システムでは、エリアA〜D
間で相互の通信が可能になるように、車両80の中心線
上に3台の中継装置31,32,33を並べて配置し
た。この中継装置31〜33が「無線中継装置」に相当
する。これら3台の中継装置31〜33を、車両前方か
ら順に、X中継装置31、Y中継装置32、Z中継装置
33とする。
【0034】次に、これらX〜Zの3台の中継装置31
〜33について説明する。なお、以下の説明では、エリ
アA内のECU11〜13とエリアB内のECU14〜
16との間の通信を、エリアAとエリアBとの通信とい
う具合に、便宜上、エリアA〜Dを通信の主体として表
現する場合もある。
【0035】Y中継装置32は、エリアBとエリアCと
の間に配置されている。そして、X中継装置31は、Y
中継装置32とエリアAとの間に配置されており、Z中
継装置33は、Y中継装置32とエリアDとの間に配置
されている。X〜Zの各中継装置31〜33は、それぞ
れ後述するように受信した情報を中継する機能を備えて
おり、これにより、エリアA〜D間の通信が実現され
る。例えば、エリアAとエリアDとの通信は、X〜Zの
3台の中継装置31〜33を経由して行われ、エリアB
とエリアCとの通信は、Y中継装置32を経由して行わ
れる。同様に、エリアAとエリアB、エリアAとエリア
Cとの通信はいずれも、XとYの2台の中継装置31,
32を経由して行われ、エリアBとエリアD、エリアC
とエリアDとの通信はいずれも、YとZの2台の中継装
置32,33を経由して行われる。
【0036】このとき、エリアAとの通信を行うX中継
装置31は、X中継装置31に最も近い位置に配置され
るエリアA内のA1−ECU11との間で通信が可能と
なるように配置すればよい。また、エリアDのグループ
との通信を行うZ中継装置33は、Z中継装置33に最
も近い位置に配置されるエリアD内のD1−ECU20
との間で通信が可能となるように配置すればよい。同様
に、エリアBのグループ及びエリアCのグループとの通
信を行うY中継装置32は、エリアB内のB1−ECU
14及びエリアC内のC1−ECU17との間で通信が
可能となるように配置すればよい。エリアA〜D内の通
信は、X〜Zの中継装置31〜33を介さずに直接的に
なされるためである。
【0037】なお、ここでX〜Zの中継装置31〜33
と各エリアA〜Dとの間の通信は、他で使用されない、
それぞれ異なる周波数でなされる。詳細には、X中継装
置31とA1−ECU11との間の周波数、Y中継装置
32とB1−ECU14やC1−ECU17との間の周
波数、Z中継装置33とD1−ECU20との間の周波
数の計4つの周波数が、それぞれ異なるものとなってい
る。また、X〜Zの中継装置31〜33間の通信も、他
で使用されない、それぞれ異なる周波数でなされる。つ
まり、X中継装置31とY中継装置32との間の周波
数、Y中継装置32とZ中継装置33との間の周波数の
計2つの周波数が、それぞれ異なるものとなっている。
他で使用されないというのは、これら計6つの周波数が
全て異なることを意味する。このようにすることで、通
信に干渉が生じない。
【0038】続いて、中継装置31〜33の機能を、図
2に基づいて説明する。図2は、中継装置31〜33の
機能ブロック図である。各中継装置31〜33は、受信
ブロック41、解読ブロック42、選定ブロック43、
送信ブロック44、調整ブロック45、メモリ46、検
知ブロック47、及び周波数変更ブロック48を備えて
いる。
【0039】受信ブロック41は、外部からの情報を受
信する。例えばX中継装置31について言えば、A1−
ECU11からの情報、又は、Y中継装置32からの情
報を受信する。もちろん、外部環境によっては、A1−
ECU11を介さずに、A2−ECU12からの情報を
直接受信することもあり得る。この受信ブロック41が
「受信手段」に相当する。
【0040】解読ブロック42は、受信ブロック41に
て受信された情報を解読する。ここでは、受信電波中の
通信データを取り出す。このとき、通信データの先頭部
分には、データ種類を識別するためのIDコードが付加
されているものとする。この解読ブロック42が「解読
手段」に相当する。
【0041】選定ブロック43は、解読ブロック42に
て取り出された通信データを取得し、IDコードに基づ
いて、送信すべき通信データを選定する。ここでは、エ
リアA〜Dのいずれかへ送信すべきデータであるか否か
を判断し、送信すべきデータだけを送信ブロック44へ
出力する。したがって、この選定ブロック43が「選定
手段」に相当する。
【0042】送信ブロック44は、送信電波を生成し、
選定ブロック43から出力されたデータを、生成した送
信電波に乗せて送信する。したがって、この送信ブロッ
ク44が「送信手段」に相当する。このとき、送信電波
の送信レベルを調整するのが調整ブロック45である。
調整ブロック45は、メモリ46に記憶された基準レベ
ルを読み出し、この基準レベルとなるように送信レベル
を調整する。この調整ブロック45が「調整手段」に相
当する。
【0043】一方、検知ブロック47は、受信ブロック
41における受信感度を検知する。そして、受信感度が
一定の感度よりも低下している場合、周波数変更ブロッ
ク48へ、周波数の変更指示を出力する。周波数変更ブ
ロック48は、検知ブロック47から周波数の変更指示
があると、受信ブロック41及び送信ブロック44へ予
め定められた周波数を指定して変更を指示する。これに
よって、受信ブロック41は、受信電波の周波数を、指
示された周波数へ変更する。一方の送信ブロック44
は、最初に外部へ周波数の変更を通知し、その後、送信
電波の周波数を、指示された周波数へ変更する。
【0044】このような各ブロック41〜48による中
継装置31〜33の具体的な動作について説明する。 (1)最初にエリアAからエリアDへの情報伝達を例に
挙げて、情報の受信から送信までの流れを説明する。
【0045】まずエリアAのECU11〜13の間で
は、直接的な相互の通信が行われており、例えばブレー
キペダルが踏まれたことを示すデータなどが把握され
る。例えば、A2−ECU12によって、このデータが
把握され、通信によりA1及びA3のECU11,13
に送信されるという具合である。このようなデータを含
む通信データを、最終的にA1−ECU11が送信す
る。
【0046】このとき、A1−ECU11とX中継装置
31との間で通信が行われ、X中継装置31では、受信
ブロック41によって、A1−ECU11からの送信情
報が受信される。そして、解読ブロック42にて通信デ
ータが取り出され、選定ブロック43にて通信データ中
の中からブレーキペダルが踏まれたことを示すデータが
エリアDへ送信すべきデータであるとして選定される。
【0047】これにより、送信ブロック44は、ブレー
キペダルが踏まれたことを示すデータを送信電波に乗せ
て送信する。このときの送信レベルは、調整ブロック4
5によって、メモリ46に記憶された基準レベルに調整
される。このような送信電波を、例えば次にY中継装置
32が受信して、同様の動作が繰り返される。これによ
り、エリアAのA1−ECU11→X中継装置31→Y
中継装置32→Z中継装置33→エリアDのD1−EC
U20という具合に情報が伝達されることになる。
【0048】(2)続いて、X中継装置31とエリアA
のA1−ECU11との間の通信を例に挙げて周波数の
変更を説明する。X中継装置31とA1−ECU11と
の間の通信において、例えばX中継装置31の受信ブロ
ック41にてA1−ECU11からの送信情報が受信さ
れた場合、検知ブロック47にて受信感度が一定感度よ
りも低いと判断されると、周波数変更ブロック48から
指定周波数への変更指示がなされる。このとき、送信ブ
ロック44は、周波数の変更を外部へ通知する。これに
より、A1−ECU11は、送受信電波の周波数をX中
継装置31に合わせて変更する。例えば、周波数αで通
信をしていたときに、X中継装置31によって受信感度
の低下が判断されると、通信相手と共に周波数βへの変
更がなされる。このような動作は、X中継装置31とY
中継装置32との通信においても同様である。
【0049】次に、本実施例の車両制御システムが発揮
する効果を説明する。本実施例の車両制御システムで
は、X〜Zの3台の中継装置31〜33によって、エリ
アA〜D間の通信を中継するようにした。このような中
継装置31〜33は、車両80内の適当な位置に配置可
能であり、従来のように車両内にケーブルを敷設する場
合と異なり、その配置は容易である。そして、中継装置
31〜33では、図2に示した調整ブロック45が送信
レベルを基準レベルとすることにより、送信ブロック4
4は、基準レベルの電波によって通信を中継する。つま
り、車両80内の様々な物による電波の減衰があって
も、これを基準レベルに戻して中継するため、確実なデ
ータ通信が可能になる。
【0050】すなわち、本実施例の車両制御システムに
よれば、ケーブル等の敷設を伴わず、複数のECU11
〜22間での無線方式による確実なデータ通信が可能と
なり、車両制御の信頼性向上が図られる。また、本実施
例の車両制御システムでは、12台のECU11〜22
を3台ずつグループ化して配置し、A1〜A3、B1〜
B3、C1〜C3、D1〜D3ののグループ化されたE
CU11〜22が直接的に相互の通信を行えるように、
それぞれをエリアA〜D内に配置した。したがって、E
CU11〜22間の相互の通信を実現するために、エリ
アA〜Dの位置を考慮して中継装置31〜33を配置す
ればよい。さらに、エリアA〜D内では直接的な相互の
通信がなされるため、X中継装置31はエリアAのA1
−ECU11と少なくとも通信となるように配置すれば
よい。同様に、Y中継装置32はエリアBのB1−EC
U14及びエリアCのC1−ECU17と、Z中継装置
33はエリアDのD1−ECU20と、少なくとも通信
可能となるように配置すればよい。このように、本実施
例では、X〜Zの3台の中継装置31〜33の配置が容
易になる。
【0051】さらにまた、本実施例の車両制御システム
では、受信ブロック41における電波の受信感度を、検
知ブロック47が検知し、受信感度が一定感度よりも低
下した場合、周波数変更ブロック48が指示する周波数
に受信電波及び送信電波の周波数が変更される。このと
きは、送信ブロック44が周波数の変更を外部へ通知
し、例えばX中継装置31が周波数変更を通知すると、
通信相手となるエリアAのA1−ECU11やY中継装
置32がX中継装置31に合わせて通信に用いる周波数
を変更する。これによって、外部環境による電波状態の
変化によって、無線方式による通信の可/不可が左右さ
れることを防止できる。具体的には、車両内で携帯電話
機などを使用した場合などに、ECU11〜22の通信
が妨害されることを防止できる。すなわち、通信に用い
る周波数の変更によって、電波の干渉を避けることがで
き、確実な通信が可能になる。
【0052】また、本実施例の車両制御システムの中継
装置31〜33では、解読ブロック42が通信データを
取り出し、選定ブロック43が、送信すべきデータを選
定して送信ブロック44へ出力する。そして、送信ブロ
ック44によって、当該選定されたデータが送信され
る。つまり、中継装置31〜33が、いわゆるゲートウ
ェイ機能を備えているのである。そのため、単に電波を
中継する場合に比べて、通信量がおさえられ、本システ
ムを適切に機能させることができる。
【0053】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。 (イ)例えば、上記実施例では、中継装置31〜33の
検知ブロック47が受信感度を検知し、一定の感度以下
となると、周波数変更ブロック48へ周波数の変更を指
示する構成であった。
【0054】これに代え又は加え、検知ブロック47
は、受信ブロック41における受信感度が一定感度以下
となると、メモリ46に記憶された基準レベルを大きく
するようにしてもよい。このときの流れを、図2中に破
線で示した。つまり、受信感度が下がった場合に、送信
電波の出力レベルを上げるのである。これによって、外
部の環境による電波状態の変化によって、無線方式によ
る通信の可/不可が左右されることを防止できる。
【0055】なお、このような基準レベルには、もちろ
ん他の電装品に影響を与えないような上限(規定レベ
ル)が存在するが、そのような範囲で、この基準レベル
を変更すればよい。また、メモリ46を書き換え可能な
ものとして構成し、設計者が基準レベルを変更できる構
成としてもよい。このようにすれば、搭載する車両に応
じて基準レベルを適宜変更できて便利である。
【0056】(ロ)また、電波状態によっては、例え
ば、エリアA内の通信により、エリアB内の通信が干渉
を受けるという事態も考えられる。そこで、エリアA〜
D間での干渉を排除するように、各エリアA〜D内にお
いて、周波数多重通信方式又はコード分割多重通信方式
での通信を行うようにしてもよい。このようにすれば、
エリアA〜D間での電波の干渉を排除でき、各エリアA
〜D内における通信がより確実なものとなる。
【0057】(ハ)さらにまた、上記実施例では、中継
装置31〜33間の通信は、無線方式によってなされて
いた。これに対して、中継装置31〜33間の通信を、
有線方式で行うことも考えられる。このようにすれば、
中継装置31〜33間の確実な通信が可能になる。この
とき、電源線通信を採用するようにすれば、新たに通信
線を敷設する必要もない。
【0058】(ニ)また、上記実施例では各エリアA〜
D内において無線通信を行うようECU11〜22が構
成されていたが、各エリアA〜D内での通信に関して
は、有線方式で行うことも考えられる。このようにすれ
ば、各エリアA〜D内での確実な通信が可能になる。こ
のとき、上記(ハ)と同様に、電源線通信を採用するよ
うにすれば、新たに通信線を敷設する必要もない。
【0059】(ホ)さらにまた、中継装置31〜33に
ECUとしての機能を付加することも考えられる。言い
換えれば、中継装置31〜33をECUに内蔵するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の車両制御システムの概略的配置構成を
示す説明図である。
【図2】実施例の中継装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
11,12,13…エリアAのECU 14,15,16…エリアBのECU 17,18,19…エリアCのECU 20,21,22…エリアDのECU 31,32,33…中継装置 41…受信ブロック 42…解読ブロック 43…選定ブロック 44…送信ブロック 45…調整ブロック 46…メモリ 47…検知ブロック 48…周波数変更ブロック 80…車両 81…車両前方部 82…車両右側ドア部 83…車両左側ドア部 84…車両後方部 91…ドア 92…タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G093 AA01 BA24 BA26 5K033 BA06 BA08 DA17 DB18 5K072 AA19 AA24 BB02 BB17 DD11 EE19 FF19 GG14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載された複数の電子制御装置が無
    線方式にて通信を行い、車両各部の制御を行う車両制御
    システムであって、 外部から送信される情報を受信する受信手段と、設定さ
    れた基準レベルとなるように送信レベルを調整する調整
    手段と、該調整手段にて調整された送信レベルにて、前
    記受信手段にて受信された情報を外部へ送信する送信手
    段とを有する無線中継装置を、前記電子制御装置間にお
    ける相互の通信を可能にするように車両内に配置したこ
    とを特徴とする車両制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両制御システムにおい
    て、 前記電子制御装置は、直接的な相互の通信が可能となる
    エリア毎に、グループ化されて配置されており、 前記無線中継装置は、前記エリア間の通信を可能にする
    ように配置されていることを特徴とする車両制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両制御システムにおい
    て、 あるエリアとの通信を行うための前記無線中継装置は、
    当該エリア内の少なくとも1台の電子制御装置との間で
    通信可能となるように配置されていることを特徴とする
    車両制御システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の車両制御
    システムにおいて、 前記無線中継装置は、前記車両に複数台配置されてお
    り、 前記無線中継装置間における通信は、他で使用されな
    い、それぞれ異なる周波数を用いてなされることを特徴
    とする車両制御システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の車両制御
    システムにおいて、 前記無線中継装置は、前記車両に複数台配置されてお
    り、 前記無線中継装置間における通信は、有線方式でなされ
    ることを特徴とする車両制御システム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の車両制御システムにおい
    て、 前記無線中継装置間の通信は、電源線通信によってなさ
    れることを特徴とする車両制御システム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の車両制御
    システムにおいて、 前記無線中継装置と前記エリアとの間の通信は、他で使
    用されない、それぞれ異なる周波数を用いてなされるこ
    とを特徴とする車両制御システム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の車両制御
    システムにおいて、 前記無線中継装置では、前記基準レベルを変更可能であ
    ることを特徴とする車両制御システム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の車両制御システムにおい
    て、 前記無線中継装置は、前記受信手段における電波の受信
    感度に基づき、前記基準レベルを変更することを特徴と
    する車両制御システム。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の車両制
    御システムにおいて、 前記無線中継装置では、前記受信手段の受信電波又は前
    記送信手段の送信電波の少なくともいずれか一方の周波
    数を変更可能であることを特徴とする車両制御システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の車両制御システムに
    おいて、 前記無線中継装置は、前記受信手段における電波の受信
    感度に基づき、前記周波数を変更することを特徴とする
    車両制御システム。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の車両制御システムに
    おいて、 前記無線中継装置は、前記周波数の変更を外部へ通知
    し、前記電子制御装置や別の無線中継装置は、通知され
    た周波数で通信を行うことを特徴とする車両制御システ
    ム。
  13. 【請求項13】請求項2〜12のいずれかに記載の車両
    制御システムにおいて、 前記各エリア内の前記電子制御装置間の通信は、前記エ
    リア間での干渉を排除する通信方式でなされることを特
    徴とする車両制御システム。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の車両制御システムに
    おいて、 前記エリア間での干渉を排除する通信方式は、周波数多
    重通信方式又はコード分割多重通信方式であることを特
    徴とする車両制御システム。
  15. 【請求項15】請求項2〜12のいずれかに記載の車両
    制御システムにおいて、 前記各エリア内の前記電子制御装置間の通信は、有線方
    式でなされることを特徴とする車両制御システム。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の車両制御システムに
    おいて、 前記電子制御装置間の通信は、電源線通信によってなさ
    れることを特徴とする車両制御システム。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれかに記載の車両
    制御システムにおいて、 前記無線中継装置は、さらに、 前記受信手段にて受信された情報を解読する解読手段
    と、 該解読手段にて解読された情報を必要に応じて選定する
    選定手段とを有し、 前記送信手段は、前記選定手段にて選定された情報を送
    信することを特徴とする車両制御システム。
  18. 【請求項18】車両に搭載された複数の電子制御装置が
    無線方式によってデータ通信を行い、 車両各部の制御を行う車両制御システムに用いられ、 前記各電子制御装置間の相互の通信を可能にするように
    車両内に配置される無線中継装置であって、 外部から送信される情報を受信する受信手段と、 設定された基準レベルとなるように送信レベルを調整す
    る調整手段と、 該調整手段にて調整された送信レベルにて、前記受信手
    段にて受信された情報を外部へ送信する送信手段とを備
    えていることを特徴とする無線中継装置。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の無線中継装置におい
    て、 前記電子制御装置に内蔵されて車両内に配置されている
    ことを特徴とする無線中継装置。
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