JP2003218904A - 車両内通信システム - Google Patents
車両内通信システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯情報端末側で電源線の配線を必要とせ
ず、また車載機器において電源線での通信のインターフ
ェイスを必ずしも装備する必要のない車両内通信システ
ムを提供する。 【解決手段】 電源線１１を通じてＣＡＮ通信を行う第
１の車載ＬＡＮシステム１２から無線通信１６に相互通
信するための第１の通信ゲートウェイ部１７を設けると
ともに、既存の通信線１３でのＣＡＮ通信を行う第２の
車載ＬＡＮシステム１４と上記第１の車載ＬＡＮシステ
ム１２との間に第２の通信ゲートウェイ部１８を介在さ
せる。無線通信１６と電源線１１でのＣＡＮ通信と既存
の通信線１３でのＣＡＮ通信の３つの系の間で相互に通
信が可能となる。また、新たな車載ユニット２０〜２７
の設置が容易である。
ず、また車載機器において電源線での通信のインターフ
ェイスを必ずしも装備する必要のない車両内通信システ
ムを提供する。 【解決手段】 電源線１１を通じてＣＡＮ通信を行う第
１の車載ＬＡＮシステム１２から無線通信１６に相互通
信するための第１の通信ゲートウェイ部１７を設けると
ともに、既存の通信線１３でのＣＡＮ通信を行う第２の
車載ＬＡＮシステム１４と上記第１の車載ＬＡＮシステ
ム１２との間に第２の通信ゲートウェイ部１８を介在さ
せる。無線通信１６と電源線１１でのＣＡＮ通信と既存
の通信線１３でのＣＡＮ通信の３つの系の間で相互に通
信が可能となる。また、新たな車載ユニット２０〜２７
の設置が容易である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
内で相互に通信を行う車両内通信システムに関する。
内で相互に通信を行う車両内通信システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車を取り巻く情勢として、車両に搭
載された各機器（ボディエレクトロニクス機器系、情報
機器系など）をネットワーク化して、相互に機器制御や
データ通信を行う車載ＬＡＮシステムが幾つか検討（一
部実現）されている。既に一部の車種で採用されている
システムとして、ボディＥＣＵ制御ＬＡＮシステム（Ｃ
ＡＮなど）がある。
載された各機器（ボディエレクトロニクス機器系、情報
機器系など）をネットワーク化して、相互に機器制御や
データ通信を行う車載ＬＡＮシステムが幾つか検討（一
部実現）されている。既に一部の車種で採用されている
システムとして、ボディＥＣＵ制御ＬＡＮシステム（Ｃ
ＡＮなど）がある。
【０００３】また、近年Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＩＥＥＥ
８０２．１１などの無線インターフェイス機能を有した
市販製品が発売されており、今後ますます増加する傾向
にある。特に携帯電話やＰＤＡ機器などは、車両内に持
ち込むことが考えられる為、必然的に車載ＬＡＮシステ
ムとの通信が望まれる。
８０２．１１などの無線インターフェイス機能を有した
市販製品が発売されており、今後ますます増加する傾向
にある。特に携帯電話やＰＤＡ機器などは、車両内に持
ち込むことが考えられる為、必然的に車載ＬＡＮシステ
ムとの通信が望まれる。
【０００４】ところで、電源線ＬＡＮは各機器の電源線
を通信ラインとして利用する為、新たな配線が不要であ
り、設置性で有利な車載ＬＡＮシステムとして注目され
ている。その一方、電源線通信を実現するにはコスト面
で割高となるため、現段階では配線スペースに制約があ
るエリアなどに用途が限定される。しかしながら、自動
車のエレクトロニクス化が進むにつれ、車両に搭載され
る電子機器は増加する一方であり、車内の配線スペース
を有効に活用できるこの技術は大いに魅力的なものであ
る。
を通信ラインとして利用する為、新たな配線が不要であ
り、設置性で有利な車載ＬＡＮシステムとして注目され
ている。その一方、電源線通信を実現するにはコスト面
で割高となるため、現段階では配線スペースに制約があ
るエリアなどに用途が限定される。しかしながら、自動
車のエレクトロニクス化が進むにつれ、車両に搭載され
る電子機器は増加する一方であり、車内の配線スペース
を有効に活用できるこの技術は大いに魅力的なものであ
る。
【０００５】具体的に、図２は従来例としての車両内通
信システム（特開２０００−００４３０５）の概要を示
すブロック図である。この車両内通信システムは、車両
１に搭載され相互間でデータ通信を行う携帯情報端末２
及び通信機器３と、電源４に接続された電源線５と、携
帯情報端末２及び通信機器３とを接続するためのシガー
ライタープラグ６とを備えており、携帯情報端末２及び
通信機器３の各々に設けられたインターフェイス回路７
が電源線５に接続され、且つデータ通信のための通信信
号を電源線５を介して通信相手先に出力するとともに、
この電源線５を介して通信相手先からの通信信号を入力
するようになっている。これにより、携帯情報端末２の
携帯性及び接続等運用上の簡便さを保持しつつ、新たに
信号線を配策することなく携帯情報端末２、通信機器３
及び車両内の車載機器等との間で相互通信を行うことが
できる。
信システム（特開２０００−００４３０５）の概要を示
すブロック図である。この車両内通信システムは、車両
１に搭載され相互間でデータ通信を行う携帯情報端末２
及び通信機器３と、電源４に接続された電源線５と、携
帯情報端末２及び通信機器３とを接続するためのシガー
ライタープラグ６とを備えており、携帯情報端末２及び
通信機器３の各々に設けられたインターフェイス回路７
が電源線５に接続され、且つデータ通信のための通信信
号を電源線５を介して通信相手先に出力するとともに、
この電源線５を介して通信相手先からの通信信号を入力
するようになっている。これにより、携帯情報端末２の
携帯性及び接続等運用上の簡便さを保持しつつ、新たに
信号線を配策することなく携帯情報端末２、通信機器３
及び車両内の車載機器等との間で相互通信を行うことが
できる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図２に示した従来例で
は、携帯情報端末２の電源線５を通信媒体として携帯情
報端末２、通信機器３及び車両内の車載機器等との間で
相互通信を行うようにしていたが、この方法では、携帯
情報端末２側の電源線５の配線が必要となり、簡便性に
欠ける。
は、携帯情報端末２の電源線５を通信媒体として携帯情
報端末２、通信機器３及び車両内の車載機器等との間で
相互通信を行うようにしていたが、この方法では、携帯
情報端末２側の電源線５の配線が必要となり、簡便性に
欠ける。
【０００７】また通信を必要とする全ての通信機器３
（車両機器）に、電源線５での通信のインターフェイス
を装備する必要がある。
（車両機器）に、電源線５での通信のインターフェイス
を装備する必要がある。
【０００８】そこで、この発明の課題は、携帯情報端末
側で電源線の配線を必要とせず、また通信を必要とする
全ての車載機器において電源線での通信のインターフェ
イスを必ずしも装備する必要のない車両内通信システム
を提供することにある。
側で電源線の配線を必要とせず、また通信を必要とする
全ての車載機器において電源線での通信のインターフェ
イスを必ずしも装備する必要のない車両内通信システム
を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項１に記載の発明は、自動車等の車両に搭載されて
電源線を通信媒体として通信を行う第１の車載ＬＡＮシ
ステムと、電源供給を行わない通信線を通信媒体とした
第２の車載ＬＡＮシステムと、所定の無線機器との無線
通信と前記電源線での有線通信との間に介在されてそれ
らの相互通信を実行する第１の通信ゲートウェイ部と、
前記電源線と前記第２の車載ＬＡＮシステムとの間に介
在されてそれらの相互通信を実行する第２の通信ゲート
ウェイ部とを備えるものである。
請求項１に記載の発明は、自動車等の車両に搭載されて
電源線を通信媒体として通信を行う第１の車載ＬＡＮシ
ステムと、電源供給を行わない通信線を通信媒体とした
第２の車載ＬＡＮシステムと、所定の無線機器との無線
通信と前記電源線での有線通信との間に介在されてそれ
らの相互通信を実行する第１の通信ゲートウェイ部と、
前記電源線と前記第２の車載ＬＡＮシステムとの間に介
在されてそれらの相互通信を実行する第２の通信ゲート
ウェイ部とを備えるものである。
【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の車両内通信システムであって、前記電源線を通じた通
信と、前記第２の車載ＬＡＮシステム内での通信とが、
いずれもＣＡＮ通信である。
の車両内通信システムであって、前記電源線を通じた通
信と、前記第２の車載ＬＡＮシステム内での通信とが、
いずれもＣＡＮ通信である。
【００１１】請求項３に記載の発明は、請求項１または
請求項２に記載の車両内通信システムであって、前記第
１の通信ゲートウェイ部が、シガーライターソケットに
装着自在とされるものである。
請求項２に記載の車両内通信システムであって、前記第
１の通信ゲートウェイ部が、シガーライターソケットに
装着自在とされるものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の一の実施の形態
に係る車両内通信システムを示す図である。この車両内
通信システムは、図１の如く、自動車等の車両に搭載さ
れており、電源線１１を通信媒体とした第１の車載ＬＡ
Ｎシステム１２と、電源供給を行わない通信線１３を通
信媒体とした第２の車載ＬＡＮシステム１４と、携帯用
等の無線機器１５との無線通信１６と電源線１１での有
線通信との間に介在されてそれらの相互通信を実行する
第１の通信ゲートウェイ部１７と、電源線１１と第２の
車載ＬＡＮシステム１４との間に介在されてそれらの相
互通信を実行する第２の通信ゲートウェイ部１８とを備
える。
に係る車両内通信システムを示す図である。この車両内
通信システムは、図１の如く、自動車等の車両に搭載さ
れており、電源線１１を通信媒体とした第１の車載ＬＡ
Ｎシステム１２と、電源供給を行わない通信線１３を通
信媒体とした第２の車載ＬＡＮシステム１４と、携帯用
等の無線機器１５との無線通信１６と電源線１１での有
線通信との間に介在されてそれらの相互通信を実行する
第１の通信ゲートウェイ部１７と、電源線１１と第２の
車載ＬＡＮシステム１４との間に介在されてそれらの相
互通信を実行する第２の通信ゲートウェイ部１８とを備
える。
【００１３】電源線１１は、バッテリー１９に接続され
て各車載ユニット２０〜２７に電源を供給するととも
に、後述の第１の車載ＬＡＮシステム１２内の車載ユニ
ット２０，２１に対して通信を行う。
て各車載ユニット２０〜２７に電源を供給するととも
に、後述の第１の車載ＬＡＮシステム１２内の車載ユニ
ット２０，２１に対して通信を行う。
【００１４】第１の車載ＬＡＮシステム１２は、電源線
１１を通信媒体として、ＣＡＮ（Controller Area Netw
ork）通信によりユニット間通信を行うもので、この第
１の車載ＬＡＮシステム１２内の車載ユニット２０，２
１にＣＡＮ通信コントローラが搭載されている。ここ
で、ＣＡＮ通信は、同じバスライン（ここでは電源線１
１）に接続された複数の車載ユニット２０，２１間で、
データ送信時に競合（コンテンション）が生じた場合で
も、データが破壊されることなく、１の装置のみがデー
タを送信し、他の装置は次の送信機会を待つように制御
するシリアル通信のプロトコルであり、分散している各
装置のリアルタイム制御を、効率的に、かつ高い信頼性
で実現することができるものである。
１１を通信媒体として、ＣＡＮ（Controller Area Netw
ork）通信によりユニット間通信を行うもので、この第
１の車載ＬＡＮシステム１２内の車載ユニット２０，２
１にＣＡＮ通信コントローラが搭載されている。ここ
で、ＣＡＮ通信は、同じバスライン（ここでは電源線１
１）に接続された複数の車載ユニット２０，２１間で、
データ送信時に競合（コンテンション）が生じた場合で
も、データが破壊されることなく、１の装置のみがデー
タを送信し、他の装置は次の送信機会を待つように制御
するシリアル通信のプロトコルであり、分散している各
装置のリアルタイム制御を、効率的に、かつ高い信頼性
で実現することができるものである。
【００１５】第２の車載ＬＡＮシステム１４は、一般的
な通信線１３に接続された車載ユニット２２〜２７を備
え、これらの車載ユニット２２〜２７間で通信線１３を
通じてＣＡＮ通信を行う。
な通信線１３に接続された車載ユニット２２〜２７を備
え、これらの車載ユニット２２〜２７間で通信線１３を
通じてＣＡＮ通信を行う。
【００１６】無線機器１５は、例えば携帯電話またはＰ
ＤＡ等の無線インターフェイスを備えた市販製品が使用
される。ここで、無線インターフェイスとしては、例え
ばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）や赤外線通信（Ｉｒ
ｄａ）等が適用される。
ＤＡ等の無線インターフェイスを備えた市販製品が使用
される。ここで、無線インターフェイスとしては、例え
ばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）や赤外線通信（Ｉｒ
ｄａ）等が適用される。
【００１７】第１の通信ゲートウェイ部１７は、電源線
１１を通じての有線通信を行うためのＣＡＮコントロー
ラが内蔵されるとともに、無線機器１５との間での無線
通信１６を行うための無線装置を内蔵しており、この無
線通信１６とＣＡＮ通信とのプロトコル変換を行って両
者の間での相互通信を可能とするものである。この第１
の通信ゲートウェイ部１７は、具体的には、シガーライ
ターソケットに装着自在とされており、これにより、車
種に限定されない汎用性と、配線不要による簡便性を備
えるように構成されている。
１１を通じての有線通信を行うためのＣＡＮコントロー
ラが内蔵されるとともに、無線機器１５との間での無線
通信１６を行うための無線装置を内蔵しており、この無
線通信１６とＣＡＮ通信とのプロトコル変換を行って両
者の間での相互通信を可能とするものである。この第１
の通信ゲートウェイ部１７は、具体的には、シガーライ
ターソケットに装着自在とされており、これにより、車
種に限定されない汎用性と、配線不要による簡便性を備
えるように構成されている。
【００１８】第２の通信ゲートウェイ部１８は、電源線
１１を通じての有線通信を行うためのＣＡＮコントロー
ラが内蔵されるとともに、第２の車載ＬＡＮシステム１
４における通信線１３でのＣＡＮコントローラが内蔵さ
れ、さらに、これらの両車載ＬＡＮシステム１２，１４
間で通信のためのプロトコル変換を行って両者の間での
相互通信を可能とするものである。
１１を通じての有線通信を行うためのＣＡＮコントロー
ラが内蔵されるとともに、第２の車載ＬＡＮシステム１
４における通信線１３でのＣＡＮコントローラが内蔵さ
れ、さらに、これらの両車載ＬＡＮシステム１２，１４
間で通信のためのプロトコル変換を行って両者の間での
相互通信を可能とするものである。
【００１９】尚、バッテリー１９から与えられる電源
は、第１の車載ＬＡＮシステム１２内の車載ユニット２
０，２１に供給されるだけでなく、第２の通信ゲートウ
ェイ部１８内の車載ユニット２２〜２７にも供給される
が、図１ではそのための経路を省略して図示している。
は、第１の車載ＬＡＮシステム１２内の車載ユニット２
０，２１に供給されるだけでなく、第２の通信ゲートウ
ェイ部１８内の車載ユニット２２〜２７にも供給される
が、図１ではそのための経路を省略して図示している。
【００２０】上記の車両内通信システムの動作を説明す
る。各車載ユニット２０〜２７への電源供給は、バッテ
リー１９に接続される電源線１１を通じて行われる。
る。各車載ユニット２０〜２７への電源供給は、バッテ
リー１９に接続される電源線１１を通じて行われる。
【００２１】そして、第１の車載ＬＡＮシステム１２内
においては、上記の電源線１１を利用して、各車載ユニ
ット２０，２１同士の相互間でＣＡＮ通信が実行され
る。
においては、上記の電源線１１を利用して、各車載ユニ
ット２０，２１同士の相互間でＣＡＮ通信が実行され
る。
【００２２】ここで、第１の車載ＬＡＮシステム１２に
は第１の通信ゲートウェイ部１７が接続されており、こ
の第１の通信ゲートウェイ部１７を介して、携帯用等の
無線機器１５に無線通信される。このため、第１の車載
ＬＡＮシステム１２内の各車載ユニット２０，２１と無
線機器１５との間では、電源線１１を通じたＣＡＮ通信
と第１の通信ゲートウェイ部１７を介した無線通信１６
とを経由して、相互間の通信が行われる。
は第１の通信ゲートウェイ部１７が接続されており、こ
の第１の通信ゲートウェイ部１７を介して、携帯用等の
無線機器１５に無線通信される。このため、第１の車載
ＬＡＮシステム１２内の各車載ユニット２０，２１と無
線機器１５との間では、電源線１１を通じたＣＡＮ通信
と第１の通信ゲートウェイ部１７を介した無線通信１６
とを経由して、相互間の通信が行われる。
【００２３】また、第１の車載ＬＡＮシステム１２に
は、第２の通信ゲートウェイ部１８が接続されており、
この第２の通信ゲートウェイ部１８を介して、第１の車
載ＬＡＮシステム１４との間で相互通信が行われる。こ
のため、第１の車載ＬＡＮシステム１２内の各車載ユニ
ット２０，２１と、第２の車載ＬＡＮシステム１４内の
各車載ユニット２２〜２７との間では、電源線１１を通
じたＣＡＮ通信と第２の通信ゲートウェイ部１８及び通
信線１３を介したＣＡＮ通信とを経由して、相互間の通
信が行われる。
は、第２の通信ゲートウェイ部１８が接続されており、
この第２の通信ゲートウェイ部１８を介して、第１の車
載ＬＡＮシステム１４との間で相互通信が行われる。こ
のため、第１の車載ＬＡＮシステム１２内の各車載ユニ
ット２０，２１と、第２の車載ＬＡＮシステム１４内の
各車載ユニット２２〜２７との間では、電源線１１を通
じたＣＡＮ通信と第２の通信ゲートウェイ部１８及び通
信線１３を介したＣＡＮ通信とを経由して、相互間の通
信が行われる。
【００２４】さらに、第２の車載ＬＡＮシステム１４の
各車載ユニット２２〜２７は、通信線１３、第２の通信
ゲートウェイ部１８及び電源線１１を通じて、第１の通
信ゲートウェイ部１７に接続されているため、この第１
の通信ゲートウェイ部１７を介して無線機器１５との間
で無線通信１６を行うことが可能である。したがって、
第２の車載ＬＡＮシステム１４内の各車載ユニット２２
〜２７と無線機器１５との間では、通信線１３を通じた
ＣＡＮ通信、電源線１１を通じたＣＡＮ通信及び第１の
通信ゲートウェイ部１７を介した無線通信１６を経由し
て、相互間の通信が行われる。
各車載ユニット２２〜２７は、通信線１３、第２の通信
ゲートウェイ部１８及び電源線１１を通じて、第１の通
信ゲートウェイ部１７に接続されているため、この第１
の通信ゲートウェイ部１７を介して無線機器１５との間
で無線通信１６を行うことが可能である。したがって、
第２の車載ＬＡＮシステム１４内の各車載ユニット２２
〜２７と無線機器１５との間では、通信線１３を通じた
ＣＡＮ通信、電源線１１を通じたＣＡＮ通信及び第１の
通信ゲートウェイ部１７を介した無線通信１６を経由し
て、相互間の通信が行われる。
【００２５】かかる車両内通信システムでは、例えば無
線機器１５としてのＰＤＡ等から、第１の車載ＬＡＮシ
ステム１２及び第２の車載ＬＡＮシステム１４の両方の
車載ユニット２０〜２７をリモートコントロールするこ
とが可能となる。
線機器１５としてのＰＤＡ等から、第１の車載ＬＡＮシ
ステム１２及び第２の車載ＬＡＮシステム１４の両方の
車載ユニット２０〜２７をリモートコントロールするこ
とが可能となる。
【００２６】そして、車両内において、第２の車載ＬＡ
Ｎシステム１４内の各車載ユニット２２〜２７のように
既存のＣＡＮ通信を行う装置が存在する場合に、電源線
１１でのＣＡＮ通信を行う新規の車載ユニット２０，２
１を第１の車載ＬＡＮシステム１２内に新たに設置する
ことが容易になり、複合的な車載ＬＡＮシステムを容易
に構築することができる。特に、電源線１１での通信を
不要とする既存の第２の車載ＬＡＮシステム１４上の機
器に対し、電源線１１での通信に適した新たなインター
フェイスを施す必要が無く、極めて便利な車両内通信シ
ステムを提供できる。したがって、配線条件やコストに
応じた汎用性の高い車載ＬＡＮシステムを容易に構築す
ることが可能となる。
Ｎシステム１４内の各車載ユニット２２〜２７のように
既存のＣＡＮ通信を行う装置が存在する場合に、電源線
１１でのＣＡＮ通信を行う新規の車載ユニット２０，２
１を第１の車載ＬＡＮシステム１２内に新たに設置する
ことが容易になり、複合的な車載ＬＡＮシステムを容易
に構築することができる。特に、電源線１１での通信を
不要とする既存の第２の車載ＬＡＮシステム１４上の機
器に対し、電源線１１での通信に適した新たなインター
フェイスを施す必要が無く、極めて便利な車両内通信シ
ステムを提供できる。したがって、配線条件やコストに
応じた汎用性の高い車載ＬＡＮシステムを容易に構築す
ることが可能となる。
【００２７】さらに、第１の車載ＬＡＮシステム１２内
の電源線１１上で、既存の第２の車載ＬＡＮシステム１
４内での通信プロトコルであるＣＡＮ通信を用いた通信
を行うため、第２の通信ゲートウェイ部１８上で複雑な
変換処理が必要とならず、開発が容易となる。
の電源線１１上で、既存の第２の車載ＬＡＮシステム１
４内での通信プロトコルであるＣＡＮ通信を用いた通信
を行うため、第２の通信ゲートウェイ部１８上で複雑な
変換処理が必要とならず、開発が容易となる。
【００２８】また、第１の車載ＬＡＮシステム１２と無
線機器１５との無線通信１６との間に介在させる第１の
通信ゲートウェイ部１７として、シガーライターソケッ
トに装着自在のものを使用しているので、車種に限定さ
れない汎用性と、配線不要による簡便性を備える。
線機器１５との無線通信１６との間に介在させる第１の
通信ゲートウェイ部１７として、シガーライターソケッ
トに装着自在のものを使用しているので、車種に限定さ
れない汎用性と、配線不要による簡便性を備える。
【００２９】以上のことから、極めて優れた汎用性に富
む便利な車両内通信システムを提供することができる。
む便利な車両内通信システムを提供することができる。
【００３０】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、自動車
等の車両に搭載されて電源線を通信媒体として通信を行
う第１の車載ＬＡＮシステムと、電源供給を行わない通
信線を通信媒体とした第２の車載ＬＡＮシステムと、所
定の無線機器との無線通信と電源線での有線通信との間
の相互通信を介在させる第１の通信ゲートウェイ部と、
電源線と第２の車載ＬＡＮシステムとの相互通信を介在
させる第２の通信ゲートウェイ部とを備えるので、無線
機器側に通信のための電源線の配線を行う必要がなく、
無線機器から第１の車載ＬＡＮシステム及び第２の車載
ＬＡＮシステムの両方の車載ユニットをリモートコント
ロールすることが可能となる。
等の車両に搭載されて電源線を通信媒体として通信を行
う第１の車載ＬＡＮシステムと、電源供給を行わない通
信線を通信媒体とした第２の車載ＬＡＮシステムと、所
定の無線機器との無線通信と電源線での有線通信との間
の相互通信を介在させる第１の通信ゲートウェイ部と、
電源線と第２の車載ＬＡＮシステムとの相互通信を介在
させる第２の通信ゲートウェイ部とを備えるので、無線
機器側に通信のための電源線の配線を行う必要がなく、
無線機器から第１の車載ＬＡＮシステム及び第２の車載
ＬＡＮシステムの両方の車載ユニットをリモートコント
ロールすることが可能となる。
【００３１】そして、車両内において、第２の車載ＬＡ
Ｎシステム内の各車載ユニットのように既存の装置が存
在する場合に、電源線での通信を行う新規の車載ユニッ
トを第１の車載ＬＡＮシステム内に新たに設置すること
が容易になり、複合的な車載ＬＡＮシステムを容易に構
築することができる。特に、既存の第２の車載ＬＡＮシ
ステム上の機器に対し、電源線での通信に適した新たな
インターフェイスを施す必要が無く、極めて便利な車両
内通信システムを提供できる。したがって、配線条件や
コストに応じた汎用性の高い車載ＬＡＮシステムを容易
に構築することが可能となる。
Ｎシステム内の各車載ユニットのように既存の装置が存
在する場合に、電源線での通信を行う新規の車載ユニッ
トを第１の車載ＬＡＮシステム内に新たに設置すること
が容易になり、複合的な車載ＬＡＮシステムを容易に構
築することができる。特に、既存の第２の車載ＬＡＮシ
ステム上の機器に対し、電源線での通信に適した新たな
インターフェイスを施す必要が無く、極めて便利な車両
内通信システムを提供できる。したがって、配線条件や
コストに応じた汎用性の高い車載ＬＡＮシステムを容易
に構築することが可能となる。
【００３２】請求項２に記載の発明によれば、電源線を
通じた通信と、第２の車載ＬＡＮシステム内での通信と
が、いずれも同様のＣＡＮ通信であるので、第２の通信
ゲートウェイ部上で複雑な変換処理が必要とならず、開
発が容易となる。
通じた通信と、第２の車載ＬＡＮシステム内での通信と
が、いずれも同様のＣＡＮ通信であるので、第２の通信
ゲートウェイ部上で複雑な変換処理が必要とならず、開
発が容易となる。
【００３３】請求項３に記載の発明によれば、第１の車
載ＬＡＮシステムと無線機器との無線通信とを介在させ
る第１の通信ゲートウェイ部として、シガーライターソ
ケットに装着自在のものを使用しているので、車種に限
定されない汎用性と、配線不要による簡便性を備える。
載ＬＡＮシステムと無線機器との無線通信とを介在させ
る第１の通信ゲートウェイ部として、シガーライターソ
ケットに装着自在のものを使用しているので、車種に限
定されない汎用性と、配線不要による簡便性を備える。
【図１】この発明の一の実施の形態に係る車両内通信シ
ステムを示すブロック図である。
ステムを示すブロック図である。
【図２】従来例の車両内通信システムを示すブロック図
である。
である。
１１ 電源線
１２ 車載ＬＡＮシステム
１３ 通信線
１４ 車載ＬＡＮシステム
１５ 無線機器
１６ 無線通信
１７ 通信ゲートウェイ部
１８ 通信ゲートウェイ部
１９ バッテリー
２０〜２７ 車載ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 森 賢一
愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号
株式会社オートネットワーク技術研究所内
(72)発明者 中島 正敏
愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号
株式会社オートネットワーク技術研究所内
(72)発明者 南 信行
愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号
株式会社オートネットワーク技術研究所内
Ｆターム(参考） 5K033 AA04 AA09 BA06 DA17 DB16
DB19 DB23
5K046 AA03 BA02 BB05 PP02 PS13
Claims (3)
- 【請求項１】 自動車等の車両に搭載されて電源線を通
信媒体として通信を行う第１の車載ＬＡＮシステムと、 電源供給を行わない通信線を通信媒体とした第２の車載
ＬＡＮシステムと、 所定の無線機器との無線通信と前記電源線での有線通信
との間に介在されてそれらの相互通信を実行する第１の
通信ゲートウェイ部と、 前記電源線と前記第２の車載ＬＡＮシステムとの間に介
在されてそれらの相互通信を実行する第２の通信ゲート
ウェイ部とを備える車両内通信システム。 - 【請求項２】 請求項１に記載の車両内通信システムで
あって、 前記電源線を通じた通信と、前記第２の車載ＬＡＮシス
テム内での通信とが、いずれもＣＡＮ通信であることを
特徴とする車両内通信システム。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の車両内
通信システムであって、 前記第１の通信ゲートウェイ部が、シガーライターソケ
ットに装着自在とされることを特徴とする車両内通信シ
ステム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002015745A JP2003218904A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 車両内通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002015745A JP2003218904A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 車両内通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003218904A true JP2003218904A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27652033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002015745A Pending JP2003218904A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 車両内通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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