JP2003152506A - データ保持装置およびデータ保持装置を有する電子回路 - Google Patents

データ保持装置およびデータ保持装置を有する電子回路

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JP2003152506A JP2001353849A JP2001353849A JP2003152506A JP 2003152506 A JP2003152506 A JP 2003152506A JP 2001353849 A JP2001353849 A JP 2001353849A JP 2001353849 A JP2001353849 A JP 2001353849A JP 2003152506 A JP2003152506 A JP 2003152506A
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    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356008Bistable circuits ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied; storing the actual state when the supply voltage fails
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C14/00Digital stores characterised by arrangements of cells having volatile and non-volatile storage properties for back-up when the power is down

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源が遮断されてもデータを保持することが
できる実用的な装置であって、かつ、データ復元の際の
検出マージンが大きく信頼性の高いデータ保持装置など
を提供する。 【解決手段】 データ保持装置1は、データラッチ回路
3および合成コンデンサ5を備えている。強誘電体コン
デンサ17,19にデータを不揮発的に記憶させること
ができる。強誘電体コンデンサ17,19を直列に接続
した合成コンデンサ5の両端に電源電圧VDDに等しい
電圧を印加し、このとき接続ノード5aに生ずる電圧を
検出してデータを復元するようにしている。このため、
検出マージンを極めて大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ保持装置等
に関し、特に、データを揮発的に保持するデータ保持回
路、を有するデータ保持装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】ラッチ回路などの順序回路に用いられる
データ保持回路として、たとえば、2つのインバータを
直列にループ状に接続した回路が知られている。しか
し、このようなデータ保持回路は、通常、データを揮発
的にしか保持できないため、電源が遮断されるとデータ
が失われてしまう。つまり、電源を再投入しても、電源
遮断前のデータを復元することができない。
【0003】したがって、たとえば、このような順序回
路を利用したシーケンス処理を何らかの理由により中断
する場合、データを保持しておくためには電源をONに
したままにしなければならないので、その分、電力を消
費する。また、停電事故等によりシーケンス処理が中断
された場合、最初から処理をやり直さなければならず、
時間的ロスが大きい。
【0004】このような問題を解決するために、強誘電
体を用いた種々の回路、たとえば、特開2000−77
986号公報、特開2000−124776号公報、特
開2000−331482号公報、特開2001−94
412号公報に示すような回路が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−779
86号公報、特開2000−331482号公報または
特開2001−94412号公報には、いわゆるMFMIS
(金属/強誘電体/金属/絶縁体/半導体)型FET(電
解効果トランジスタ)に代表される強誘電体トランジス
タを、不揮発性記憶素子として利用する技術が開示され
ている。しかし、強誘電体トランジスタを実用に供する
には解決すべき課題が残されており、未だ実用化に至っ
ていない。
【0006】一方、特開2000−124776号公報
または特開2001−94412号公報においては、実
用上多く用いられている強誘電体コンデンサを、不揮発
性記憶素子として利用する技術が開示されている。しか
しながら、当該公報においては、強誘電体コンデンサと
ともに、寄生容量を負荷容量として利用して、データを
復元するようにしている。寄生容量は、その容量値を設
計通りに実現するのが困難で、製造過程における誤差も
大きいため、データを復元する際の検出マージンを確保
することが難しい。
【0007】また、仮に負荷容量として専用のコンデン
サを別途設けたとしても、負荷容量自体はデータを不揮
発的に記憶する訳ではなく、製造工程のバラツキもある
ことから、データ復元の際の検出マージンの増加を期待
するのは難しい。
【0008】この発明は、このような従来のデータ保持
回路の問題点を解消し、電源が遮断されてもデータを保
持することができる実用的な装置であって、かつ、デー
タ復元の際の検出マージンが大きく信頼性の高いデータ
保持装置などを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
請求項1のデータ保持装置は、データを揮発的に保持す
るデータ保持回路と、相互に独立的に信号付与可能な一
対の信号線と、直列に接続された一対の強誘電体コンデ
ンサにより構成された合成コンデンサであって、その接
続ノードはデータ保持回路の記憶ノードに接続され、そ
の両端は一対の信号線に別々に接続された、合成コンデ
ンサとを備え、少なくとも電力供給停止前に、一対の信
号線に所定の書き込み用信号を付与することにより、デ
ータ保持回路に保持されているデータに対応した分極状
態を、一対の強誘電体コンデンサにそれぞれ保持させ、
電力供給再開時に、一対の信号線に異なる電位の一対の
読み出し用信号を付与することにより、合成コンデンサ
の接続ノードに生ずる電位に基づいて、データ保持回路
にデータを復元すること、を特徴とする。
【0010】したがって、データの復元に、寄生コンデ
ンサを用いるのではなく一対の強誘電体コンデンサを用
いているので、設計通りに製造するのが容易であり、製
造工程における誤差も少ない。したがって、電源復帰時
におけるデータ復元の信頼性が高い。
【0011】データ保持回路の記憶ノードのデータに対
応する一対の分極状態を一対の強誘電体コンデンサにそ
れぞれ保持させている。そして、データを読み出す際に
は、異なる電位を有する一対の読み出し用信号を合成コ
ンデンサの両端に印加し、一対の強誘電体コンデンサに
保持されている一対の分極状態によって合成コンデンサ
の接続ノードに生ずる電圧に基づいてデータを復元する
ようにしている。このため、1つの強誘電体コンデンサ
にのみデータを保持させる場合に比べ、データ復元の際
の検出マージンを大きくすることができる。
【0012】すなわち、電源が遮断されてもデータを保
持することができる実用的な装置であって、かつ、デー
タ復元の際の検出マージンが大きく信頼性の高いデータ
保持装置を実現することができる。
【0013】請求項2のデータ保持装置においては、一
対の強誘電体コンデンサの飽和電圧を、それぞれ、デー
タ保持回路におけるデータの振幅電圧の実質的に1/2
以下とし、所定の書き込み用信号として、一対の信号線
に、共に、データ保持回路におけるデータの振幅電圧の
範囲内の電圧を付与し、一対の読み出し用信号として、
データ保持回路における高レベルデータの電位と実質的
に同じ電位を一方の信号線に付与するとともに、データ
保持回路における低レベルデータの電位と実質的に同じ
電位を他方の信号線に付与すること、を特徴とする。
【0014】また、請求項3のデータ保持装置において
は、一対の強誘電体コンデンサの飽和電圧を、それぞ
れ、データ保持回路におけるデータの振幅電圧と実質的
に同等以下とし、所定の書き込み用信号として、一対の
信号線に、共に、データ保持回路における高レベルデー
タの電位と実質的に同じ電位を上端電位としデータ保持
回路における低レベルデータの電位と実質的に同じ電位
を下端電位とするパルス信号を付与し、一対の読み出し
用信号として、データ保持回路における高レベルデータ
の電位と実質的に同じ電位を一方の信号線に付与すると
ともに、データ保持回路における低レベルデータの電位
と実質的に同じ電位を他方の信号線に付与すること、を
特徴とする。
【0015】したがって、請求項2,3のデータ記憶装
置においては、一対の信号線に書き込み用信号を付与す
ることにより、データ保持回路に保持されているデータ
に対応した一対の電圧であって強誘電体コンデンサの飽
和電圧以上の電圧を一対の強誘電体コンデンサにそれぞ
れ印加することができる。このため、データに対応した
一対の残留分極を、確実に、一対の強誘電体コンデンサ
のそれぞれに生じさせることができる。
【0016】また、一対の信号線に読み出し用信号を付
与することにより、データ保持回路のデータの振幅電圧
と実質的に同じ電圧を合成コンデンサに印加することが
できる。このため、合成コンデンサの接続点には、デー
タに対応したマージンの大きい電圧が生ずる。
【0017】請求項4のデータ保持装置においては、所
定の書き込み用信号を、電力供給中、前記一対の信号線
に定常的に付与すること、を特徴とする。したがって、
電源遮断の際に信号線に特別の動作をさせる必要がない
から、回路の単純化を図ることができる。
【0018】請求項5のデータ保持装置においては、所
定の書き込み用信号を、電力供給停止前の一定期間に限
り付与することを特徴とする。したがって、通常動作に
おいて強誘電体コンデンサの分極反転はほとんど生じな
いから、強誘電体コンデンサの書き換え可能回数が低
く、品質がよくない場合でも、その劣化を低減すること
ができる。
【0019】請求項6のデータ保持装置においては、デ
ータ保持回路は、直列にループ状に接続可能な一対のイ
ンバータ回路を含み、合成コンデンサの接続ノードを、
一対のインバータ回路のうちいずれかのインバータ回路
の入力ノードに接続することを特徴とする。
【0020】したがって、一般的に用いられる揮発性の
データ保持回路において、合成コンデンサの接続ノード
が接続されたインバータ回路の出力を、確実に、電源遮
断前の状態に戻すことが可能となる。
【0021】請求項7のデータ保持装置においては、一
対のインバータ回路のうち帰還路に配置されたインバー
タ回路の出力ノードは、帰還信号継断用ゲートを介し
て、主信号路に配置されたインバータ回路の入力ノード
に接続され、合成コンデンサの接続ノードは、主信号路
に配置されたインバータ回路の入力ノードに接続され、
電力供給再開時に、帰還信号継断用ゲートを断状態とし
たまま一対の読み出し用信号を一対の信号線に付与し、
その後、帰還信号継断用ゲートを継状態とするよう構成
すること、を特徴とする。
【0022】電力供給再開時には、帰還路に配置された
インバータ回路の出力が不安定になっているから、この
ような出力が主信号路に配置されたインバータ回路の入
力ノードに入力されるのを遮断するようにしているので
ある。したがって、電力供給再開時の初期において、主
信号路に配置されたインバータ回路の入力ノードには、
一対の読み出し用信号により合成コンデンサの接続ノー
ドに発生した電位のみが与えられる。このようにして、
電力供給再開時における信号の競合を回避することで、
データ復元の信頼性をさらに高めることができる。
【0023】また、ラッチ回路に一般的に用いられる帰
還信号継断用ゲートを利用して、電力供給再開時におけ
る信号の競合を回避するようにしているので、たとえ
ば、一対のインバータ回路の電源を電力供給再開時に別
々に制御したりすることなく、信号の競合を回避するこ
とができる。このため、回路構成を単純にすることがで
きる。
【0024】請求項8のデータ保持装置を有する電子回
路は、請求項1ないし7のいずれかのデータ保持装置を
用いた電子回路であって、信号を継断するための信号継
断用ゲートであって当該データ保持装置に保持されたデ
ータに基づいて継断制御される信号継断用ゲートを備え
たことを特徴とする。
【0025】したがって、たとえば、DPGA(Dynami
c Programmed Gate Array)のように大規模な論理回路
を有する電子回路における論理回路ブロック同士を接続
する信号継断用ゲートを、当該データ保持装置に保持さ
れたデータに基づいて継断制御するようにしておけば、
電源遮断時においても確実に継断情報を保持しているか
ら、低消費電力化等に特に有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よるデータ保持装置1を示す回路図である。データ保持
装置1は、データ保持回路であるデータラッチ回路3お
よび合成コンデンサ5を備えている。
【0027】データラッチ回路3は、直列にループ状に
接続可能な一対のインバータ回路7,9を備えている。
帰還路に配置されたインバータ回路9の出力ノード9b
は、帰還信号継断用ゲートであるトランスファゲート1
1を介して、主信号路に配置されたインバータ回路7の
入力ノード7aに接続されている。トランスファゲート
11は、クロック信号線CL2およびクロック信号線C
L2の反転信号線であるクロック信号線CL2Bによって
制御される。インバータ回路7の出力ノード7bは、直
接、インバータ回路9の入力ノード9aに接続されてい
る。
【0028】データ入力線Din1に与えられたデータ
は、インバータ回路13およびトランスファゲート15
を介して、インバータ回路7の入力ノード7aに与えら
れる。トランスファゲート15は、クロック信号線CL
1およびクロック信号線CL1の反転信号線であるクロッ
ク信号線CL1Bによって制御される。
【0029】インバータ回路7の出力ノード7b、入力
ノード7aは、それぞれ、データラッチ回路の記憶ノー
ドに対応する。出力ノード7b、出力ノード9bには、
それぞれ、データ出力線Dout1およびデータ出力線Dou
t1の反転信号線であるデータ出力線Dout1Bが接続され
ている。
【0030】合成コンデンサ5は、直列に接続された一
対の強誘電体コンデンサ17,19により構成され、合
成コンデンサ5の接続ノード5aはインバータ回路7の
入力ノード7aに接続され、合成コンデンサ5の両端は
一対の読み書き用の信号線であるプレートラインPL
1、PL2に、別々に接続されている。プレートラインP
L1、PL2に対しては、相互に独立的に信号を付与する
ことができる。
【0031】少なくともデータ保持装置1への電力供給
停止前に、プレートラインPL1、PL2に所定の書き込
み用信号を付与することにより、データラッチ回路3に
保持されているデータに対応した相互に逆方向の一対の
分極状態を、一対の強誘電体コンデンサ17,19にそ
れぞれ保持させるよう構成している。
【0032】また、データ保持装置1への電力供給再開
時に、プレートラインPL1、PL2に所定の異なる電位
を有する一対の読み出し用信号を付与することにより合
成コンデンサ5の接続ノード5aに生ずる電位Viに基
づいて、データラッチ回路3にデータを復元するよう構
成している。
【0033】なお、データラッチ回路3におけるデータ
の高レベルデータ(論理“H”)の電位および低レベル
データ(論理“L”)の電位は、それぞれ電源電圧VD
D、接地電位GNDと同一となっている。したがって、
データラッチ回路3におけるデータの振幅電圧は、電源
電圧VDDに等しい。
【0034】図2は、図1に示すデータ保持装置1の動
作を説明するためのタイミングチャートである。図3A
〜図3Bおよび図4は、図2に示すタイミングチャート
に対応した、強誘電体コンデンサ17,19の分極状態
を説明するための図面である。図1〜図4を参照しつ
つ、データ保持装置1の動作を説明する。
【0035】図2に示すように、通常動作時51におい
ては、クロック信号線CL1に所定のクロックパルスが
付与され、クロック信号線CL2には、クロック信号線
CL1に付与されるクロックパルスを反転したクロック
パルスが付与されている。プレートラインPL1、PL2
には、共に、電源電圧VDDと接地電圧GNDの間の電
圧(たとえば、電源電圧VDDの約1/2の電圧)が付
与されている。
【0036】図1に示すように、データ入力線Din1か
ら入力されたデータはインバータ回路13により反転さ
れ、クロック信号線CL1に付与されたクロックパルス
の立ち下がりでラッチされ、このクロックパルスがロー
レベルの間、データラッチ回路3に保持される。
【0037】図3Aは、通常動作時51における強誘電
体コンデンサ17,19の分極状態(図では、分極状態
と等価な電荷で表現している)と電圧との関係を示す図
面である。強誘電体コンデンサ17,19は、互いに近
くに配置されるため同一特性になる。強誘電体コンデン
サ17,19の飽和電圧は、共に、データラッチ回路3
におけるデータの振幅電圧の実質的に1/2、すなわ
ち、1/2・VDDである。なお、強誘電体コンデンサ
17,19の飽和電圧は、データの振幅電圧の1/2よ
りも小さければ問題ない。この場合、プレートラインP
L1、PL2にかけることのできる電圧の適用範囲は広く
なる。
【0038】図3Aにおいては、強誘電体コンデンサ1
7,19については、電圧は、プレートラインPL1、
PL2を基準とした場合における接続ノード5aの電圧
であり、プレートラインPL1、PL2よりも接続ノード
5aの電圧が高い場合の分極方向を正としている。
【0039】したがって、通常動作時51においては、
データ出力線Dout1Bのデータ値(すなわち、インバー
タ回路7の入力ノード7a側のデータ)が“H”か
“L”かによって、強誘電体コンデンサ17,19の分
極状態はP3またはP4となる。
【0040】この状態において電源が遮断されると(図
2の53参照)、図3Bに示すように、時間の経過とと
もに、強誘電体コンデンサ17,19の分極状態は、P
3からP1へ(または、P4からP2へ)移る。
【0041】図2に示すように電源が再投入されると
(図2の55参照)、まず、プレートラインPL1、P
L2に、それぞれ、電源電圧VDD、接地電位GNDが
与えられる。これにより、たとえば、電源遮断直前にデ
ータ出力線Dout1Bのデータが“H”であったとする
と、図4に示すように、強誘電体コンデンサ19の分極
状態は、P1からP7へ移り。強誘電体コンデンサ17の
分極状態は、P1からP5へ移る。
【0042】P1とP5との電位差をV1H、P1とP7との
電位差をV2H、P1とP5との電荷の差をQ1H、P1とP7
との電荷の差をQ2H、とすると、P1、P7は、V2H+V
1H=VDDかつQ2H−Q1H=0を満足することになる。
【0043】したがって、電源遮断直前にデータ出力線
Dout1Bのデータが“H”であったとすると、電源が再
投入された場合、合成コンデンサ5の接続ノード5aの
電位Viは、図4に示すV2Hとなる。一方、電源遮断直
前にデータ出力線Dout1Bのデータが“L”であったと
すると、電源が再投入された場合、合成コンデンサ5の
接続ノード5aの電位ViはV2Lとなる。
【0044】その後、図2に示すように、クロック信号
線CL2を立ち上げることにより、接続ノード5aの電
位Viは、その電位がV2HであったかV2Lであったかに
より、論理“H”の電位(VDD)または論理“L”の
電位(GND)になる。このようにして、電源遮断直前
にデータラッチ回路3に保持されていたデータを復元す
ることができる。その後、クロック信号線CL1、CL2
およびプレートラインPL1,PL2を通常動作時1の状
態に戻す。
【0045】このように、同一特性の一対の強誘電体コ
ンデンサによりラッチデータを復元するようにしている
ため、検出マージンを極めて大きくすることができる。
【0046】つぎに図5は、この発明の他の実施形態に
よるデータ保持装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。このデータ保持装置の回路構成は図1
に示すデータ保持装置1と同じであるので、説明を省略
する。
【0047】この実施形態によるデータ保持装置と図2
に示すタイミングチャートで示されるデータ保持装置1
とは、プレートラインPL1、PL2に付与する書き込み
用信号が異なるのみである。
【0048】すなわち、図2および図5のいずれの場合
も、通常動作時51に、書き込み用信号(電源電圧VD
Dの約1/2の電圧)をプレートラインPL1、PL2に
付与するようにしているが、図2に示す実施形態におい
ては、書き込み用信号を定常的に付与しているのに対
し、図5に示す実施形態においては、書き込み用信号
を、電力供給停止前の一定期間に限り付与するようにし
ている。すなわち、図5に示す実施形態においては、電
力供給停止直前のデータ保持期間(クロックパルスCL
2が論理“H”となる期間)に同調させて、書き込み用
信号を付与するようにしている。
【0049】このようにすれば、強誘電体コンデンサ1
7,19の分極反転は、通常動作時51には起きないの
で、強誘電体コンデンサ17,19の劣化を低減するこ
とができる。また、分極反転が起きなければ、強誘電体
コンデンサ17,19の容量値は小さい状態であるた
め、高速動作が可能になる。
【0050】つぎに、図6は、この発明のさらに他の実
施形態によるデータ保持装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。このデータ保持装置の回路構
成も図1に示すデータ保持装置1と同じであるので、説
明を省略する。図7A〜図7Cおよび図8は、図6に示
すタイミングチャートにおける強誘電体コンデンサ1
7,19の分極状態を説明するための図面である。
【0051】この実施形態によるデータ保持装置と図2
に示すタイミングチャートで示されるデータ保持装置1
とは、強誘電体コンデンサ17,19の飽和電圧および
プレートラインPL1、PL2に付与する書き込み用信号
が異なる。
【0052】すなわち、図6に示す実施形態において
は、書き込み用信号として電源電圧VDDを上端電位と
し接地電位GNDを下端電位とするパルス信号を付与す
るようにしている。より詳しく説明すれば、データラッ
チ回路3におけるデータ保持期間(クロックパルスCL
2が論理“H”となる期間)に同期させたパルス信号
を、書き込み用信号としてプレートラインPL1、PL2
に付与するようにしている。
【0053】また、強誘電体コンデンサ17,19の飽
和電圧は、図7A〜図7Cおよび図8に示すように、共
に、データラッチ回路3におけるデータの振幅電圧VD
Dと実質的に同一である。なお、強誘電体コンデンサ1
7,19の飽和電圧は、振幅電圧VDDより小さければ
問題ない。
【0054】したがって、通常動作時51において、強
誘電体コンデンサ17,19の分極状態は、インバータ
回路7の入力ノード7a側のデータが“H”のまま変わ
らない場合には図7Aに示す経路61に沿って変化し、
入力ノード7a側のデータが“L”のまま変わらない場
合には経路63に沿って変化するが、いずれの場合に
も、残留分極の値は変わらない。
【0055】インバータ回路7の入力ノード7a側のデ
ータが“H”から“L”に変化した場合には図7Bに示
す経路65a〜65bに沿って変化する。すなわち、プ
レートラインPL1、PL2が接地電位でデータが“H”
から“L”に変化すれば、P13からP11の状態となり、
プレートラインPL1、PL2が電源電位になった瞬間に
P14の状態となり、その後、プレートラインPL1、P
L2が接地電位に戻るとP12の状態となる。
【0056】入力ノード7a側のデータが“L”から
“H”に変化した場合には図7Cに示す経路67a〜6
7bに沿って変化する。すなわち、プレートラインPL
1、PL2が接地電位でデータが“L”から“H”に変化
すれば、P12からP13の状態となり、プレートラインP
L1、PL2が電源電位になった瞬間にP11の状態とな
り、その後、プレートラインPL1、PL2が接地電位に
戻るとP13の状態となる。
【0057】この状態において電源が遮断されると(図
6の53参照)、時間の経過とともに、強誘電体コンデ
ンサ17,19の分極状態は、図7Aに示すP11または
P12へ移る。
【0058】図8は、電源が再投入されたときの、強誘
電体コンデンサ17,19の分極状態を示す図面であ
る。
【0059】図6に示すように電源が再投入されると、
(図6の55参照)、プレートラインPL1、PL2に、
それぞれ、電源電圧VDD、接地電位GNDが与えられ
る。これにより、たとえば、電源遮断直前にデータ出力
線Dout1Bのデータが“H”であったとすると、図8に
示すように、強誘電体コンデンサ19の分極状態は、P
11からP17へ移り。強誘電体コンデンサ17の分極状態
は、P11からP15へ移る。
【0060】したがって、図4の場合と同様に、電源遮
断直前にデータ出力線Dout1Bのデータが“H”であっ
たとすると、電源が再投入された場合、合成コンデンサ
5の接続ノード5aの電位Viは図8に示すV2Hとな
る。一方、電源遮断直前にデータ出力線Dout1Bのデー
タが“L”であったとすると、電源が再投入された場
合、合成コンデンサ5の接続ノード5aの電位Viは図
8に示すV2Lとなる。その後の動作は、図2に示す実施
形態の場合と同様である。
【0061】つぎに図9は、この発明のさらに他の実施
形態によるデータ保持装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。このデータ保持装置の回路構成
は図1に示すデータ保持装置1と同じであるので、説明
を省略する。
【0062】この実施形態によるデータ保持装置と図6
に示すタイミングチャートで示されるデータ保持装置と
は、プレートラインPL1、PL2に付与する書き込み用
信号を付与するタイミングが異なるのみである。
【0063】すなわち、図6に示す実施形態において
は、書き込み用信号を定常的に付与しているのに対し、
図9に示す実施形態においては、図5に示す実施形態の
場合と同様に、電力供給停止直前のデータ保持期間(ク
ロックパルスCL2が論理“H”となる期間)に同調さ
せて、書き込み用信号を付与するようにしている。
【0064】このようにすれば、図5に示す実施形態の
場合と同様、強誘電体コンデンサ17,19の分極反転
は通常動作時51には起きないから、強誘電体コンデン
サ17,19の劣化を低減することができる。また、図
5に示す実施形態の場合と同様に、高速動作が可能にな
る。
【0065】つぎに、図10は、この発明のさらに他の
実施形態によるデータ保持装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。このデータ保持装置の回路
構成も図1に示すデータ保持装置1と同じであるので、
説明を省略する。図11A〜Cは、図10に示すタイミ
ングチャートにおける強誘電体コンデンサ17の分極状
態を説明するための図面である。
【0066】この実施形態によるデータ保持装置と図6
に示すタイミングチャートで示されるデータ保持装置と
は、プレートラインPL1に付与する書き込み用信号が
異なるのみである。
【0067】すなわち、図10に示す実施形態において
は、書き込み用信号として、図6に示すプレートライン
PL1に付与されるパルス信号を反転したパルス信号を
付与するようにしている。
【0068】通常動作時51において、強誘電体コンデ
ンサ17の分極状態は、インバータ回路7の入力ノード
7a側のデータが“H”のまま変わらない場合には図1
1Aに示す経路71に沿って変化し、入力ノード7a側
のデータが“L”のまま変わらない場合には経路73に
沿って変化するが、いずれの場合にも、残留分極の値は
変わらない。
【0069】インバータ回路7の入力ノード7a側のデ
ータが“H”から“L”に変化した場合には図11Bに
示す経路75a〜75bに沿って変化する。すなわち、
プレートラインPL1が電源電位でデータが“H”から
“L”に変化すれば、P11からP14の状態となり、プレ
ートラインPL1が接地電位になった瞬間にP12の状態
となり、その後、プレートラインPL1が電源電位に戻
るとP14の状態となる。
【0070】入力ノード7a側のデータが“L”から
“H”に変化した場合には図11Cに示す経路77a〜
77bに沿って変化する。すなわち、プレートラインP
L1が電源電位でデータが“L”から“H”に変化すれ
ば、P14からP12の状態となり、プレートラインPL1
が接地電位になった瞬間にP13の状態となり、その後、
プレートラインPL1が電源電位に戻るとP11の状態と
なる。
【0071】なお、図10に示す実施形態における強誘
電体コンデンサ19の分極状態は、図6に示す実施形態
の場合と同様に、図7A〜図7Cで表すことができる。
【0072】その後の動作は、図6に示す実施形態の場
合と同様である。
【0073】図10に示す実施形態においては、書き込
み用信号を定常的に付与しているが、図5に示す実施形
態の場合と同様に、電力供給停止直前のデータ保持期間
(クロックパルスCL2が論理“H”となる期間)に同
調させて、書き込み用信号を付与するようにすることも
できる。
【0074】このようにすれば、図5に示す実施形態の
場合と同様、通常動作時51における強誘電体コンデン
サ17,19の分極反転がほとんど生じないから、強誘
電体コンデンサ17,19の劣化の低減および動作のス
ピードアップを図ることができる。
【0075】つぎに、図12に、この発明のさらに他の
実施形態によるデータ保持装置を有する電子回路101
の構成を示す。この電子回路101は、メモリブロック
103,論理ブロック105a、105b、…、信号継
断用ゲートであるトランスファゲート107a、107
b、…を備えており、たとえば、DPGA(DynamicPro
grammed Gate Array)として実現することができる。
【0076】論理ブロック105a、105b、…は、
それぞれ、複数の論理素子により構成されている。論理
ブロック105a、105b、…は、相互に、トランス
ファゲート107a、107b、…を介して、接続可能
となっている。
【0077】メモリブロック103は、図1に示すデー
タ保持装置1(図2のタイミングチャートに対応するデ
ータ保持装置)と同様の回路を複数備えている。たとえ
ば、データ入力線Din1に与えられたデータは、メモリ
ブロック103を構成する1つのデータ保持装置1に保
持されるとともに、データ出力線Dout1、Dout1Bを介
して出力される。他のデータ保持装置(図示せず)も、
同様に構成されている。
【0078】トランスファゲート107a、107b、
…は、それぞれ、メモリブロック103のデータ出力線
Dout1およびDout1B、Dout2およびDout2B、…から
出力されるそれぞれ一対のデータによって、継断制御さ
れる。
【0079】このように構成することで、電源遮断時に
確実に継断情報を保持することができるため、消費電力
の極めて小さいDPGA(Dynamic Programmed Gate Ar
ray)等を実現することが容易となる。
【0080】なお、この実施形態においては、メモリブ
ロック103は、図2のタイミングチャートに対応する
データ保持装置1と同様の回路を複数備えているとした
が、この発明はこれに限定されるものではない。たとえ
ば、メモリブロック103を構成するデータ保持装置
が、図5,6,9または10のタイミングチャートに対
応するデータ保持装置であってもよい。
【0081】また、この実施形態においては、信号継断
用ゲートとしてトランスファゲートを例に説明したが、
信号継断用ゲートはこれに限定されるものではない。信
号継断用ゲートとして、たとえば、FET等のトランジ
スタを単一で用いたり、AND素子等の論理素子を用い
ることもできる。
【0082】また、上述の各実施形態においては、帰還
信号継断用ゲートとしてトランスファゲートを例に説明
したが、帰還信号継断用ゲートはこれに限定されるもの
ではない。帰還信号継断用ゲートとして、たとえば、F
ET等のトランジスタを単独で用いることもできる。
【0083】また、上述の各実施形態においては、帰還
路に配置されたインバータ回路の出力ノードを、帰還信
号継断用ゲートを介して、主信号路に配置されたインバ
ータ回路の入力ノードに接続するようにするとともに、
合成コンデンサの接続ノードを、主信号路に配置された
インバータ回路の入力ノードに、直接、接続するように
したが、この発明はこれに限定されるものではない。
【0084】たとえば、帰還路に配置されたインバータ
回路の駆動能力を、主信号路に配置されたインバータ回
路の駆動能力より低く設定しておき、帰還路に配置され
たインバータ回路の出力ノードを、主信号路に配置され
たインバータ回路の入力ノードに、直接、接続するとと
もに、合成コンデンサの接続ノードを、主信号路に配置
されたインバータ回路の入力ノードに、直接、接続する
よう構成することもできる。
【0085】また、上述の各実施形態においては、合成
コンデンサの接続ノードを、主信号路に配置されたイン
バータ回路の入力ノードに接続するようにしたが、この
発明はこれに限定されるものではない。合成コンデンサ
の接続ノードを、たとえば、帰還路に配置されたインバ
ータ回路の入力ノードに接続するようにすることもでき
る。
【0086】また、合成コンデンサの接続ノードと主信
号路のノード間に信号継断用ゲートを設け、一定のタイ
ミング時のみに合成コンデンサに電圧がかかるようにす
るのも容易に可能である。
【0087】また、上述の各実施形態においては、デー
タ保持回路として、順序回路の一種であるデータラッチ
回路3を例に説明したが、この発明はこれに限定される
ものではない。他の順序回路、たとえば、フリップフロ
ップ回路等にも、この発明を適用することができる。さ
らに、この発明を適用できるデータ保持回路としては、
順序回路の他に、たとえば、メモリ回路等を挙げること
ができる。
【0088】また、データ保持回路として、直列にルー
プ状に接続可能な一対のインバータ回路を含む場合を例
に説明したが、データ保持回路はこれに限定されるもの
ではない。データを揮発的に保持することができる回路
全てに、この発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるデータ保持装置1
を示す回路図である。
【図2】図1に示すデータ保持装置1の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図3】図3A、図3Bは、図2に示すタイミングチャ
ートに対応した、強誘電体コンデンサ17,19の分極
状態を説明するための図面である。
【図4】図2に示すタイミングチャートに対応した、強
誘電体コンデンサ17,19の分極状態を説明するため
の図面である。
【図5】この発明の他の実施形態によるデータ保持装置
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】この発明のさらに他の実施形態によるデータ保
持装置の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図7】図7A〜図7Cは、図6に示すタイミングチャ
ートの、強誘電体コンデンサ17,19の分極状態を説
明するための図面である。
【図8】図6に示すタイミングチャートの、強誘電体コ
ンデンサ17,19の分極状態を説明するための図面で
ある。
【図9】この発明のさらに他の実施形態によるデータ保
持装置の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図10】この発明のさらに他の実施形態によるデータ
保持装置の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図11】図11A〜図11Cは、図10に示すタイミ
ングチャートにおける強誘電体コンデンサ17の分極状
態を説明するための図面である。
【図12】この発明のさらに他の実施形態による電子回
路101の構成を示す図面である。
【符号の説明】
1・・・・データ保持装置 3・・・・データラッチ回路 5・・・・合成コンデンサ 5a・・・接続ノード 17・・・強誘電体コンデンサ 19・・・強誘電体コンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを揮発的に保持するデータ保持回路
    と、 相互に独立的に信号付与可能な一対の信号線と、 直列に接続された一対の強誘電体コンデンサにより構成
    された合成コンデンサであって、その接続ノードはデー
    タ保持回路の記憶ノードに接続され、その両端は一対の
    信号線に別々に接続された、合成コンデンサとを備え、 少なくとも電力供給停止前に、一対の信号線に所定の書
    き込み用信号を付与することにより、データ保持回路に
    保持されているデータに対応した分極状態を、一対の強
    誘電体コンデンサにそれぞれ保持させ、 電力供給再開時に、一対の信号線に異なる電位の一対の
    読み出し用信号を付与することにより、合成コンデンサ
    の接続ノードに生ずる電位に基づいて、データ保持回路
    にデータを復元すること、 を特徴とするデータ保持装置。
  2. 【請求項2】請求項1のデータ保持装置において、 前記一対の強誘電体コンデンサの飽和電圧を、それぞ
    れ、前記データ保持回路におけるデータの振幅電圧の実
    質的に1/2以下とし、 前記所定の書き込み用信号として、前記一対の信号線
    に、共に、データ保持回路におけるデータの振幅電圧の
    範囲内の電圧を付与し、 前記一対の読み出し用信号として、データ保持回路にお
    ける高レベルデータの電位と実質的に同じ電位を一方の
    信号線に付与するとともに、データ保持回路における低
    レベルデータの電位と実質的に同じ電位を他方の信号線
    に付与すること、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1のデータ保持装置において、 前記一対の強誘電体コンデンサの飽和電圧を、それぞ
    れ、前記データ保持回路におけるデータの振幅電圧と実
    質的に同等以下とし、 前記所定の書き込み用信号として、前記一対の信号線
    に、共に、データ保持回路における高レベルデータの電
    位と実質的に同じ電位を上端電位としデータ保持回路に
    おける低レベルデータの電位と実質的に同じ電位を下端
    電位とするパルス信号を付与し、 前記一対の読み出し用信号として、データ保持回路にお
    ける高レベルデータの電位と実質的に同じ電位を一方の
    信号線に付与するとともに、データ保持回路における低
    レベルデータの電位と実質的に同じ電位を他方の信号線
    に付与すること、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかのデータ保持
    装置において、 前記所定の書き込み用信号を、電力供給中、前記一対の
    信号線に定常的に付与すること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3のいずれかのデータ保持
    装置において、 前記所定の書き込み用信号を、電力供給停止前の一定期
    間に限り付与すること、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかのデータ保持
    装置において、 前記データ保持回路は、直列にループ状に接続可能な一
    対のインバータ回路を含み、 前記合成コンデンサの接続ノードを、一対のインバータ
    回路のうちいずれかのインバータ回路の入力ノードに接
    続すること、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項6のデータ保持装置において、 前記一対のインバータ回路のうち帰還路に配置されたイ
    ンバータ回路の出力ノードは、帰還信号継断用ゲートを
    介して、主信号路に配置されたインバータ回路の入力ノ
    ードに接続され、 前記合成コンデンサの接続ノードは、主信号路に配置さ
    れたインバータ回路の入力ノードに接続され、 電力供給再開時に、帰還信号継断用ゲートを断状態とし
    たまま前記一対の読み出し用信号を前記一対の信号線に
    付与し、その後、帰還信号継断用ゲートを継状態とする
    よう構成すること、 を特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかのデータ保持
    装置を用いた電子回路であって、 信号を継断するための信号継断用ゲートであって当該デ
    ータ保持装置に保持されたデータに基づいて継断制御さ
    れる信号継断用ゲートを備えたことを特徴とする、 データ保持装置を有する電子回路。
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