JP2003151691A - 電子部品の接続構造 - Google Patents
電子部品の接続構造Info
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
部品を保持する保持機構は必要なく、容易に電子部品の
接続が行える構造とする。 【解決手段】 本体5aから延在する複数の脚部5c,
5d,5eを有する電子部品5を、ターミナル2,3に
対して電気的に接続する電子部品5の接続構造におい
て、ハウジング20に凹部20aを形成し、凹部20a
の中に本体5aを配設する。この場合、電子部品5の脚
部5c,5d,5eを同一面上となる様に屈曲させ、本
体5aから外側に少なくとも90度以上の角度にて延在
させ、本体5aを脚部5c,5d,5eにより凹部内で
支持した状態で、脚部5c,5d,5eとターミナル
2,3とを溶接により接続するようにした。
Description
造に関するものであり、特に、電子部品の脚部と導電部
材とを安定した状態で接続する電子部品の接続構造に係
わる。
を検出する装置として、非接触式の回転角検出装置が知
られている。この装置は、被検出物に回転軸を連結さ
せ、回転軸と一体回転を行なうよう回転軸に永久磁石を
固定する。そして、回転を行なう永久磁石に対して所定
間隔をおいて対向するようにホール素子(例えば、ホー
ルIC)を設ける構成を取り、被検出物が回転動作を行
うと回転軸側に固定される永久磁石が回転することによ
り、ホール素子を横切る磁束の変化が現れ、磁束の変化
を検出することで回転軸の動きを検出する。
特開2001−188003号公報に開示されている。
この公報には、被検出物と一体回転を成す永久磁石の内
径にステータコアが配設され、ステータコアの中心にギ
ャップが形成され、そのギャップ内に電子部品であるホ
ールICが配設される。ホールICはステータコアに対
して樹脂製のスペーサにより所定位置に位置決めされて
おり、ホールICの端子がスペーサ内を介してコネクタ
ピンに溶接等により接続され、コネクタピン、ステータ
コア、スペーサ等を樹脂により一体成形されている。
には、回転検出装置において、回路が実装されると共
に、回路の配線パターンとなる回路部には、折り曲げて
起立させたいくつかの接続部を有している。そして、そ
の接続部にはV型の溝が形成され、その溝の間には電子
部品(例えば、コンデンサ等)が固定されるが、この場
合、電子部品の脚部をV型の溝に渡して、半田付けによ
り電子部品が接続部にて固定されるコネクタ付き電子機
器が開示されている。
た、特開2001−188003号公報に示される装置
では、ホールICの脚部はL字状となっており、本体が
ステータコアのギャップ内に配設される。それ故に、ホ
ールICの本体の大きさに比べて、ギャップの大きさが
大きい場合には、ホールICは自重により傾いてしま
い、ホールICは固定時に押えていないと、保持スペー
サにしっかりと位置決めされない(例えば、L字状の2
面でスペーサに当接するのではなく、いずれか一方のみ
の当接となる)ものとなる為、ホールICがコネクタピ
ンに溶接される場合には、ホールICを所定位置にて保
持する機構が必要となる。
に示される装置でも、上記公報と同様に、電子部品をV
型の溝に接続する場合には、電子部品を保持する機構が
必要となる。
されたものであり、電子部品を導電部材に接続する場合
に、電子部品を保持する保持機構は必要なく、容易に電
子部品の接続が行える構造とすることを技術的課題とす
る。
めに講じた技術的手段は、本体と、該本体から延在する
少なくとも複数の脚部を有する電子部品を、ハウジング
に備えた導電部材に対して電気的に接続する電子部品の
接続構造において、前記ハウジングには凹部が形成さ
れ、該凹部内に前記本体を配設すると共に、前記脚部を
同一面上において前記本体から外側に少なくとも90度
以上の角度にて延在させ、前記脚部と前記導電部材は溶
接により接続されるようにしたことである。
に電子部品の本体が配設される場合、電子部品の複数あ
る脚部の間隔は同一面上において本体から外側に少なく
とも90度以上の角度にて延在する。このため、電子部
品は本体を中心にして脚部が広がっているので凹部内で
安定した状態で支持される。それ故に、同一平面上にお
いて、本体から外側に少なくとも90度以上の角度にて
延在する脚部によって、電子部品を凹部内で支持する力
の方向の均一化が図れ、安定した状態で電子部品が凹部
内で支持することが可能である。よって、脚部と導電部
材を溶接する場合には、電子部品をあえて保持する保持
機構は必要なくなるため、設備コストが安価となる。
んでいる場合、隣接する脚部は異なる方向に延在させる
ようにすれば、脚同士の間隔が広くなり、隣接する脚間
での短絡が防止される。
れば、電子部品を樹脂によって、所定位置に安定した状
態で凹部内への水滴等の侵入を防止し、確実に保護する
ことが可能となる。
ト成形により一体化されているようにすれば、脚部との
溶接時には電子部品の導電部材に対する位置決めが容易
となり、位置決め精度が向上する。
て、図面を参照して説明する。
非接触式変位センサ(以下、単にセンサと称す)10に
適用した場合におけるセンサ10の断面図である。
して説明すると、センサ10のハウジング1は樹脂より
成り立っており、ハウジング1の円筒状の本体からは径
方向にコネクタ部1CNが突出している。ハウジング1
の円筒状となった本体中央には、3本の脚(電源端子、
接地端子、信号端子)を有するホール素子5が、導電部
材であるターミナル2および金属プレート3に、それぞ
れ電気的に接続されており、コネクタ部1CNからセン
サ10に対して給電がなされると共に、コネクタ部1C
Nからセンサ10の出力信号が取り出せる構成となって
いる。
hを有する。開口1hの端部は、後述するカップ8が収
納される部位に比べ、外径が肉薄となった環状の突起部
1fを有する。
り成るハウジング11によって、軸方向から塞がれる。
具体的には、ハウジング1の薄肉となった突起部1f
が、ハウジング11に形成された環状の溝部11aに挿
入されて嵌合がなされ、開口1hがハウジング11によ
り塞がれる。そして、ハウジング1,11が溶着等によ
り接合されている。
い金属部材(例えば、銅系材料を含有する焼結等)から
成る軸受13がハウジング11にインサート成形され、
軸受13はハウジング11と一体となっている。軸受1
3の一端は軸受13を支えるハウジング11の軸方向の
端面よりも突出した端部13aを有し、軸受13の他端
は径方向に広がるフランジ形状となっている。この軸受
13の内部には、軸方向において、大径部9aと小径部
9bを有する段付きの回転軸9が挿通される。回転軸9
は大径部9aの軸方向の端面が軸受13の軸方向の端面
によって規制されと共に、回転軸9のもう一方の軸方向
の動きは、後述するカップ8の底部8bに規制される。
これによって、回転軸9の軸方向両側の動きが規制され
ることにより、回転軸9の抜けが防止され、この状態下
で、回転軸9はハウジング11に対して回転自在となっ
ている。
は、ハウジング1の開口1h内で回転軸9と一体回転を
成す。この場合、回転軸9とカップ8との結合は、カッ
プ8の底部8bの中心に孔が設けられ、その孔に回転軸
9の小径となった端部が挿通され、回転軸9の端部にお
いて、スピンかしめ等が施され、回転軸9とカップ8と
が固定される。これにより、回転軸9が回転を行えば内
部に永久磁石7を有するカップ8も一体回転を行う。ま
た、カップ8は軸方向断面が略U字型を呈し、磁性材か
ら成り立っており、磁気回路上、ヨークとしての機能を
もつ。このカップ8の内側には永久磁石7が固定され、
永久磁石7は、N極とS極が周方向において交互隣り合
うよう着磁されている。尚、本実施形態においては、カ
ップ8と回転軸9とを別体のものとしたが、カップ8は
回転軸9と別体ではなく、回転軸9と一体で設けても良
い。永久磁石7を内側に有するカップ8と一体の回転軸
9は、一方の端部(上端部)が軸受13に挿通されて、
軸受13によって、側面が軸支されて、軸心が確保され
ている。
ング11に組み付けられた状態で、ハウジング11の軸
方向における一端に形成された凹部11dから、回転軸
9の外周面を伝ってセンサ内部に侵入する水滴を防止す
る構造を備える。これは、凹部11dに環状の金属部材
がインサート成形された環状のシール部材19が圧入さ
れて配設され、センサ10の内部への水滴等が侵入しな
い様に、確実なシール性を確保している。
は、ターミナル2(2A,3B、2C)および金属プレ
ート3(31,32,33)がインサート成形されたハ
ウジング20に、ホール素子、コンデンサ、抵抗等の電
子部品を組み付ける際の構造を特徴としており、更に、
本実施形態では、1次成形品と電子部品との電気的な接
続を確立させた後、2次成形によってハウジング1を成
形する点について、以下に説明する。尚、ここでは、電
子部品としてホール素子5を例にとって説明するが、こ
れに限定されないものとする。
20について説明する。ハウジング20は、図2に示す
様に、3つのターミナル2(2A,2B,2C)および
金属プレート3がインサートされ、樹脂成形されたもの
である。ここに示す3本のターミナル2A,2B,2C
は、それぞれ、基準となる接地端子、センサ10から出
力される信号を取り出す信号端子、センサ10に電源を
供給する電源端子となっている。
a,2b,2cを有している。つまり、図1に示す様
に、直線部2aは径方向に延在し、直線部2bは軸方向
に延在する。また、直線部2cは2aと平行な状態で径
方向に延在し、軸方向において2ヶ所にて直角に屈曲し
ており、連続した線状となっている。
ル2Aは、直線状の突起41,42,43を備えた略U
字状の金属プレート31から延在している。また、信号
端子と成るターミナル2Bは、直線状の突起44,45
を備えた略L字状の金属プレート32につながり、金属
プレート32から延在している。更に、電源端子と成る
ターミナル2Cは、直線状の突起46,47を備えた略
L字状の金属プレート33から延在している。上記した
突起41〜47は金属プレート31,32,33を所定
形状にてプレスによって打ち抜く際に、一緒にプレス加
工にて形成され、突起41〜47は同一方向を向いてお
り、図2に示す如く、突起41,44,43,46は同
一直線上、突起45,47は同一直線上に設けられ、突
起41,44,43,46と、突起45,47と、突起
42は互いに平行である。
部20aが形成されている。凹部20aはハウジング2
0の中央に形成されている。この凹部20aの中に電子
部品であるホール素子5の本体5aが配設される。ハウ
ジング20においては、接地ラインとなる突起41,4
2,43は互いに導通すると共に、信号ラインとなる突
起44,45は互いに導通する。また、電源ラインとな
る突起46,47は互いに導通する。しかし、樹脂によ
る成形では、上記した接地ライン、信号ライン、電源ラ
インは互いに絶縁されており、金属プレート間の絶縁を
確実なものとするため、接地ラインの突起41と信号ラ
インの突起44,45との間には、樹脂により隔壁51
が形成される。また、同様にして、接地ラインの突起4
3と電源ラインの突起46,47との間には、樹脂によ
り隔壁52が形成される。更に、このハウジング20に
は、金属プレート31,32,33に形成された突起4
1〜47が図1の如く樹脂から上方に露出している。こ
れらの突起41〜47の上に、同一平面上に広げられた
脚部5c,5d,5eが安定した状態で当接する。この
場合、ホール素子5の脚部5eが接地端子、脚部5cが
電源端子、脚部5dが信号端子となり、その当接部位に
スポット的にプロジェクション溶接が施され、両者の接
合がなされる。
5aは、ハウジング20に形成された凹部20aに配設
されるものとなるが、この場合、本来、ホール素子5の
本体5aから一方向に向かって直線状に延在する脚を、
途中、所定位置にて同一面上において外側に広げる。例
えば、図3の如く直線状に並んだ3本の脚の内、両端の
脚部5c、5dは一方向(例えば、図3に示す左方向)
に屈曲させ、その中央の脚部5eはそれと反対方向(図
3に示す右方向)に屈曲させる。つまり、本体5aから
一列直線状に並んだ脚の中で隣の脚を異なった方向に屈
曲させる。これによって、脚部5c,5dは平行となる
が、脚部5eは脚部5c,5dに対して、180度異な
る方向に屈曲させることにより、全ての脚部を同じ方向
に屈曲させる場合に比べて、隣り合う脚との間隔が広く
なり、脚同士での短絡を防止することができる。この場
合、隣り合う脚部を少なくとも同一平面上にて90度以
上外側に広げるか、または、放射状に広げると良い。こ
れによって、本体5aが凹部20aの中に永久磁石7と
所定間隔を保った状態で対向して配設される場合には、
3本の脚部5c,5d,5eによって本体5aは凹部内
で安定した支持され、自重によりハウジング20の中央
位置にて吊り下げられた状態となる。このため、この様
な脚部5c,5d,5eの構造およびターミナル3の突
起41〜47により所定位置への位置決めが行え、ホー
ル素子5を保持する機構なくして、ホール素子5を安定
した状態で、脚部5c,5d,5eをそれぞれ突起4
7,45,42の上に載せ、そこにプロジェクション溶
接を施すことによって両者を接合することができる。こ
の場合、脚部5c,5d,5eの向く方向に対して突起
47,45,42を直交するように突起47,45,4
2の方向を決めれば、プロジェクション溶接時に脚部5
c,5d,5eにおいて溶接装置等からの上下方向の力
が作用した場合でも、脚部5c,5d,5eには左右方
向に動かす分力が発生せず、動かないので安定した状態
で電気的接続を行うことが可能である。
5d,5eが金属プレート32,33、31の突起4
5,47,42に電気的に接続されたハウジング20
は、図示しない金型の中に、2つの位置決め部61,6
2にて位置決めされ、2次成形により開口1hおよびコ
ネクタ部1CNを有するハウジング1が形成される。こ
の様にして2次成形されたハウジング1のコネクタ部1
CNの内部には、ターミナル2A,2B,2Cの端部が
突出する。尚、この場合、ハウジング20の凹部20a
には、UV樹脂等が充填され、ホール素子5の所定位置
への位置決めと同時に、2次成形時にホール素子5へ熱
応力が加わらない様、電子部品の保護を図っている。
タ部1CNに嵌合すると、電源端子2Cおよび接地端子
2Aから、センサ10に対して所定電圧の電源(例え
ば、5V)が供給され、センサ10からの出力信号が出
力端子2Bから外部に出力されるものとなる。
る。
された回転軸9が回転し、回転軸9の上部に固定された
カップ内部の永久磁石7が回転軸9と一体で回転する。
永久磁石7はホール素子5の周囲に所定間隔をおいて配
設され、N極とS極が隣りあわせて着磁されており、磁
極から平行磁場が発生している。この状態下で、被検出
物の動作により永久磁石7が回転すると、ホール素子5
に加わる磁場の強さが変化する。この磁場の強さを非回
転側となるハウジング1に固定されたホール素子5にて
検出することができる。これにより、被検出物の回転状
態に応じて、ホール素子5からの出力電圧が変化し、こ
の変化によって現れた出力電圧が金属プレート32を介
して伝達され、コネクタ部1CNのターミナル2Bから
センサ出力として出力される。
側にホール素子5がハウジング20に形成された凹部内
に配設されることから、2次成形時には樹脂をホール素
子5の脚部5c,5d,5eを覆うだけの厚さで良い。
従って、ターミナル上の樹脂の厚さを従来に比べて薄く
することができる。
および金属プレート3の形状および数はこれに限定され
ず、ハウジング1またはハウジング20が成形される回
数は、これに限定されないものとする。
の本体が配設される場合、電子部品の脚部は同一面上に
おいて本体から外側に延在するため、本体から外側に少
なくとも90度以上の角度にて延在する脚部によって、
凹部内に安定した状態で本体が支持できるので、脚部と
導電部材を溶接する場合には、電子部品を保持する保持
機構をなくすことができる。
んでいる場合、隣接する脚部は異なる方向に延在させる
ようにすれば、脚同士の間隔が広くなり、隣接する脚間
での短絡が防止できる。
れば、電子部品を所定位置にて安定した状態で凹部内へ
の水滴等の侵入することなく、樹脂により確実に保護す
ることができる。
ト成形により一体化されているようにすれば、電子部品
の位置決めを容易とすることができる。
造を非接触式変位センサに適用した場合の非接触式変位
センサの断面図である。
る。
る場合の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 本体と、該本体から延在する少なくとも
複数の脚部を有する電子部品を、ハウジングに備えた導
電部材に対して電気的に接続する電子部品の接続構造に
おいて、 前記ハウジングには凹部が形成され、該凹部内に前記本
体を配設すると共に、前記脚部を同一面上において前記
本体から外側に少なくとも90度以上の角度にて延在さ
せ、前記脚部と前記導電部材は溶接により接続されるこ
とを特徴とする電子部品の接続構造。 - 【請求項2】 前記本体に対して、前記脚部が直線上に
並んでいる場合、隣接する脚部は異なる方向に延在させ
ることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の接続構
造。 - 【請求項3】 前記凹部には、樹脂が設けられることを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子部品の
接続構造。 - 【請求項4】 前記導電部材は、前記ハウジングにイン
サート成形により一体化されていることを特徴とする請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子部品の接続
構造。
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