JP2003149454A - 余長収納トレーおよび光接続部の収納方法 - Google Patents

余長収納トレーおよび光接続部の収納方法

Info

Publication number
JP2003149454A
JP2003149454A JP2001347788A JP2001347788A JP2003149454A JP 2003149454 A JP2003149454 A JP 2003149454A JP 2001347788 A JP2001347788 A JP 2001347788A JP 2001347788 A JP2001347788 A JP 2001347788A JP 2003149454 A JP2003149454 A JP 2003149454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extra length
optical fiber
optical
storage tray
length storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001347788A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kohara
憲司 古原
Kazuya Ogata
和也 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2001347788A priority Critical patent/JP2003149454A/ja
Publication of JP2003149454A publication Critical patent/JP2003149454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ケーブルから後分岐した光ファイバの長余
長だけでなく、短余長に対応でき、高密度収納が可能な
余長収納トレーの提供。 【解決手段】 本発明は、光ファイバ同士の光接続部
(36)および余長を収納する余長収納トレーであっ
て、複数の前記光接続部を着脱自在に取り付ける少なく
とも1個の接続部群ホルダー(23a,23b)と、該
余長収納トレーの長手方向に沿って該接続部群ホルダー
を固定する複数のホルダー固定部(31a,31b)を
有することを特徴とする余長収納トレー(20)を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は余長収納トレーおよ
び光接続部の収納方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、布設の完了した光ケーブルの途
中から光線路を分岐するいわゆる後分岐作業にあって
は、目的の分岐位置に光ケーブルを引き寄せて湾曲さ
せ、光ケーブルから光ファイバ(光ファイバ心線)を引
き出す作業が必要になる。この時、光ケーブルのテンシ
ョンメンバをカットする場合と、カットしない場合とが
あるが、実回線への影響を考えるとテンションメンバを
カットしない場合の方が光ファイバに必要以上に触れな
い点で優位にある。
【0003】テンションメンバをカットしない後分岐作
業では、後分岐する光ファイバの余長は光ケーブル外皮
の切り裂き長に依存する。すなわち、光ケーブルでは一
般に光ファイバを螺旋状に巻くなどして余長を確保して
収納しているため、前記切り裂き長を長くすると光ケー
ブルから引き出した光ファイバに長い余長を確保するこ
とができるのである。図6に示すように、光ケーブル1
を引き寄せて形成した湾曲部1aから引き出した光ファ
イバ2は、別の光ファイバ3と融着補強部等の光接続部
4を介して接続する。図7に示すように、前記光ファイ
バ2、3同士の光接続部4および余長は、光ケーブル1
の後分岐位置に組み立てた光クロージャ5内に複数積層
状態に収納した余長収納トレー6、6…に振り分けるよ
うに整理して収納する。
【0004】図8は前記余長収納トレー6を示す平面図
である。図8に示すように、余長収納トレー6は細長形
状であり、光接続部4(融着補強部)を複数把持固定す
る接続部収納部7を中央部に備え、余長8を収納する余
長収納部9を長手方向両端に備えている。余長収納部9
では余長8を規定以上の湾曲半径を確保して収納する。
図8中符号10は押さえ片であり、光ファイバ2、3を
余長収納トレー6の底板11との間に押さえる。また、
符号12は光ファイバ口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な余長収納トレー6では、光ファイバに十分な余長を確
保する必要があるため、光ケーブル1から後分岐した光
ファイバ2の光接続部4に適用する時には、引き出した
光ファイバ2の内の一部しか有効に利用することができ
ないといったケースが生じていた。すなわち、光ケーブ
ル1の後分岐にあっては、光ケーブル1の外皮切り裂き
長が長いと光クロージャ5(図7参照)が大型化するた
め、光ケーブル1の外皮切り裂き長を短くしたい要求が
ある。この場合、光ケーブル1から引き出した光ファイ
バ2が短余長になる。ここで、光ファイバ2と別の光フ
ァイバ3との光接続部4を前記余長収納トレー6を使用
して収納するには、光ファイバ2の余長が不足しないよ
うにするために、図9に示すように、後分岐領域Tの一
側の光ケーブル1から引き出した光ファイバ2のみを活
かして他方の光ファイバ2を殺すことが一般的になって
いる。すなわち、図8に示したように、余長収納トレー
6では光ファイバ口12から引き込んだ光ファイバ2を
余長収納部9を経由させてから接続部収納部7に引き込
むので、光ファイバ2の布線長が長くなる。このため、
図9に示した後分岐領域Tの一側から引き出した光ファ
イバ2のみに余長を確保して余長収納トレー6内に引き
込んで活かし、後分岐領域Tの他側の光ファイバ2は余
長収納トレー6に引き込まずに殺すことになり、全ての
光ファイバ2を有効に活かすことはできない。この結
果、例えば、光カプラを使用したマルチドロップ配線の
ように、後分岐領域Tの両側の光ファイバ2を使用する
配線は不可能になっていた。また、余長収納トレー6自
体の設計も、後分岐領域Tの片側の光ファイバ2のみを
引き込む設計にすることが一般的であり、無駄が生じて
いた。
【0006】また従来の余長収納トレー6は、光ファイ
バ同士の接続部4を複数把持固定する接続部収納部7が
中央部に固定状態で設けられた構造であるため、トレー
中央部まで到達しない短余長の収納には適用できなかっ
た。また、一枚のトレーに高密度に収納できない欠点が
あった。なお、光ファイバ同士の光接続部を収納する際
の光ファイバの余長確保の問題は、光ケーブル1の途中
から引き出した光ファイバ2の光接続部4の収納に限定
されず、十分な余長を確保できない各種光ファイバにつ
いて生じる。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光ケーブルから後分岐した光ファイバの接続にお
いて、光ファイバの長余長だけでなく、短余長に対応で
き、高密度収納が可能な余長収納トレーおよび光接続部
の収納方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、光ファイバ同士の光接続部および余長を
収納する余長収納トレーであって、複数の前記光接続部
を着脱自在に取り付ける少なくとも1個の接続部群ホル
ダーと、該余長収納トレーの長手方向に沿って該接続部
群ホルダーを固定する複数のホルダー固定部を有するこ
とを特徴とする余長収納トレーを提供する。複数の前記
光接続部を着脱自在に取り付ける少なくとも1個の接続
部群ホルダーと、該余長収納トレーの長手方向に沿って
該接続部群ホルダーを固定する複数のホルダー固定部を
有する構成としたことによって、余長の長さに応じて適
宜なホルダー固定部に接続部群ホルダーを固定し、該接
続部ホルダーに光接続部を取り付けることができるの
で、短余長の光ファイバにも適用できる。また余長収納
トレー内に複数の前記光接続部を着脱自在に取り付ける
接続部群ホルダーを複数収納できるので、高密度収納が
可能となる。さらに余長収納トレー本体に必要な数の接
続部群ホルダーを使用時に固定する構造としたことによ
って、製作コストを安価にすることができる。
【0009】本発明の余長収納トレーにおいて、長余長
光ファイバを余長収納トレー内に引き込む長余長用光フ
ァイバ口と、短余長光ファイバを余長収納トレー内に引
き込む短余長光ファイバ口を有する構成とすることがで
きる。余長収納トレーに長余長用光ファイバ口と短余長
光ファイバ口を別個に設けたことによって、短余長の光
ファイバを短余長光ファイバ口から余長収納トレー内に
引き込み、別な光ファイバと接続でき、長余長の光ファ
イバと短余長の光ファイバのそれぞれの接続収納作業が
容易となる。
【0010】前記余長収納トレーにおいて、積み重ねた
複数の余長収納トレーのうちの1つと他の余長収納トレ
ーの間で光ファイバ同士を接続する渡り配線用光ファイ
バ口をさらに有する構成とすることができる。この渡り
配線用光ファイバ口を設けることによって、長余長の光
ファイバ接続、短余長の光ファイバ接続だけでなく、積
み重ねた複数の余長収納トレーのうちの1つと他の余長
収納トレーの間で光ファイバ同士を接続する渡り配線の
光ファイバ接続のそれぞれの接続収納作業が容易にで
き、多機能な余長収納トレーを提供し得る。
【0011】また本発明は、余長収納トレーに該余長収
納トレーの長手方向両側の光ファイバ口から引き込んだ
光ファイバ同士の光接続部および余長を前記余長収納ト
レーに収納する方法であって、前記余長の長さに対応す
る前記余長収納トレーの長手方向における取り付け位置
を調整して接続部群ホルダーを余長収納トレーに取り付
けることを特徴とする光接続部の収納方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明に係る余長収納ト
レーの一実施形態を示す図であって、図1(a)は余長
収納トレーの平面図、(b)は同側面図である。本実施
形態において、余長収納トレー20は、合成樹脂からな
る細長箱状のトレー本体21と、該トレー本体21の上
部開口を覆う蓋22と、該トレー本体21内に固定され
た複数の接続部群ホルダー23a,23bとを有してい
る。
【0013】このトレー本体21の両端には、一側部に
設けられた長余長用光ファイバ口24と、円弧状部分2
7中央部に設けられた短余長用光ファイバ口25と、他
側部に設けられた渡り配線用光ファイバ口26がそれぞ
れ設けられている。長余長用光ファイバ口24からトレ
ー本体21内に引き込まれた長余長の光ファイバ30
a,30bは、トレー本体21両端の円弧状部分27に
所望回数リング状に巻回することによって図4に示すよ
うに余長38を収納できるようになっている。
【0014】前記短余長光ファイバ口25は、この円弧
状部分27中央を開口して形成されている。図1(a)
に示した通り、この余長収納トレー20に隣接する光ケ
ーブル28の外皮切り裂き部分29から引き出された短
余長の光ファイバ30cは、短余長光ファイバ口25か
らトレー本体21内に引き込まれ、接続するべき光ファ
イバ30dとトレー本体21内で接続され、その光接続
部36が最も先端寄りのホルダー固定部31aに固定さ
れた図示しない接続部群ホルダーに固定されている。こ
の短余長光ファイバ口25は、前記長余長の光ファイバ
30aが円弧状部分27で巻回されて収納された状態で
あっても、短余長の光ファイバ30dを容易にトレー本
体21内に引き込めるように、トレー本体21の底部側
に達している。
【0015】前記渡り配線用光ファイバ口26は、図4
および図5に示すように積み重ねられた複数の余長収納
トレー20のうちの1つと他の余長収納トレー20の間
で接続される光ファイバ30e、30fを引き込むため
のものであり、これらの光ファイバ30e,30fは、
前記長余長の光ファイバ30a,30bと同じく円弧状
部分27でリング状に巻回してもよいし、巻回せずに光
接続部からストレートに引き出してもよい。
【0016】トレー本体21内には、その長手方向に沿
って接続部群ホルダー23a,23b固定用の複数のホ
ルダー固定部31a,31bが設けられている。これら
のホルダー固定部31a,31bはそれぞれ、接続部群
ホルダー23a,23bに係合する4つの係合部32を
有している。これらの係合部32と接続部群ホルダー2
3a,23bとの係合構造は、該ホルダー固定部31
a,31bに接続部群ホルダー23a,23bを取り付
けた時に十分な耐久性をもって固定できればよく、この
目的を達し得る種々の係合構造を採用することができ
る。例えば、ホルダー固定部31a,31bの各角部を
強制嵌合可能な寸法で複数の係合突起を設け、ホルダー
固定時にはこれらの係合突起に接続部群ホルダー23
a,23bを強制勘合する構造や、接続部群ホルダー2
3a,23bの底面に係合突起を設けておき、ホルダー
固定部31a,31b側に該係合突起に係合する係止部
材を設ける構造などを適宜採用し得る。
【0017】またトレー本体21には、蓋22を開閉自
在に取り付けるヒンジ部33,33が設けられている。
トレー本体21のヒンジ部33,33の対向側には、蓋
22を閉めた状態でロックするためのロック部39が設
けられている。このロック部39は、蓋22を締めた状
態でロックし、ロック中の蓋22が不用意に開くことを
防止できればよく、例えば蓋22側に設けた爪をトレー
本体21側に設けた受け部に係止する構造などを採用し
得る。さらにトレー本体21の裏面側には、蓋22に設
けられた接合用突起34を強制嵌合して複数の余長収納
トレーを積み重ねるための図示しない突起受け部が設け
られている。
【0018】蓋22には、前記トレー本体21の裏面側
に設けられた突起受け部に嵌合される接合用突起34が
設けられている。図1(b)に示すように、この余長収
納トレー20上に、別の余長収納トレー20を積み重
ね、この接合用突起34を上方の余長収納トレー20の
突起受け部に嵌合することによって、双方の余長収納ト
レー20,20が位置ズレすることなく積み重ねること
ができ、必要に応じて図4および図5に示したように多
数枚の余長収納トレー20…を積み重ねることができる
ようになっている。
【0019】図2は、蓋22を外した状態の余長収納ト
レー20の先端部を示す斜視図である。この図中符号3
5は押さえ片であり、長余長光ファイバ30a,30b
の余長38を円弧状部分27に巻回して収納する際に、
巻回した光ファイバを該押さえ片35とトレー本体21
の底板との間に押さえて保持できるようになっている。
前述したように余長収納トレー20の両端には、図2に
一端側を示すように、円弧状部分27が設けられ、該円
弧状部分27の中央(先端部)を切欠いて短余長用光フ
ァイバ口25が設けられ、該円弧状部分27の一方の側
に長余長用光ファイバ口24が設けられ、他方の側に渡
り配線用光ファイバ口26が設けられている。長余長用
光ファイバ口24と渡り配線用光ファイバ口26は、光
ファイバを余長収納トレー20内に十分な曲率半径で引
き込めるようなガイド溝構造になっている。
【0020】図3は、この余長収納トレー20に用いら
れる接続部群ホルダーの一例を示すものであって、図3
(a)は接続部群ホルダー23aの平面図、(b)は同
側面図、(c)は同正面図である。1つの接続部群ホル
ダー23aは、トレー本体21のホルダー固定部31
a,31bに固定した際に、複数個、好ましくは5〜2
0個の光接続部36をトレー本体21の長手方向と直交
する方向に並べて取り付けることができるようになって
いる。光接続部36である融着補強部は細長円柱状であ
り、前記接続部群ホルダー23aは弾性爪からなるクラ
ンプ部37を利用して光接続部36の長手方向両端部を
クランプ固定するようになっている。なお、図3におい
て、クランプ部37は一対の弾性爪から構成している
が、ホルダーの形状はこれに限定されるものでは無く、
各種構成の採用が可能である。
【0021】本実施形態による余長収納トレー20は、
複数の光接続部36を着脱自在に取り付ける複数の接続
部群ホルダー23a,23bと、余長収納トレー20の
長手方向に沿って接続部群ホルダー23a,23bを着
脱自在に固定する複数のホルダー固定部31a,31b
を有する構成としたことによって、余長の長さに応じて
適宜なホルダー固定部31a,31bに接続部群ホルダ
ー23a,23bを固定し、該接続部ホルダー23a,
23bに光接続部36を取り付けることができるので、
短余長の光ファイバ30cにも適用できる。つまり、短
余長の光ファイバ30cに係る光接続部36の収納の場
合、光ケーブル28から引き出した光ファイバ30cの
余長の引き出し長や融着接続の失敗等によって、光ファ
イバ30cの余長の長さは一定ではないが、この余長収
納トレー20では、光ファイバ30cの余長の長さに対
応して光接続部36を保持した接続部群ホルダーの固定
位置を余長収納トレー20の長手方向において適宜選択
できる。光ファイバ30cの余長が短ければ、トレー2
0の固定位置は、光ファイバ30cが挿通されている光
ファイバ口の近くとなり、光ファイバ30cの余長が長
ければ、トレー20の固定位置は、余長の範囲で自由度
を大きく確保できる。なお長余長の光ファイバ30aも
融着接続の繰り返し失敗等によって短余長光ファイバと
なる場合があり、この場合は、短余長用光ファイバ口2
5に入れ替える。また余長収納トレー20内に複数の光
接続部36を着脱自在に取り付ける接続部群ホルダー2
3a,23bを複数収納できるので、高密度収納が可能
となる。さらにトレー本体21に必要な数の接続部群ホ
ルダー23a,23bを使用時に固定する構造としたこ
とによって、製作コストを安価にすることができる。
【0022】また余長収納トレー20に長余長用光ファ
イバ口24と短余長光ファイバ口25を別個に設けた構
成とすることによって、短余長の光ファイバ30cを短
余長光ファイバ口25から余長収納トレー20内に引き
込み、別な光ファイバ30dと接続でき、長余長の光フ
ァイバ30aと短余長の光ファイバ30cのそれぞれの
接続収納作業が容易となる。なお、この余長収納トレー
20では、光ケーブルの後分岐作業によって新たに生じ
た光接続部や光ファイバの余長も収納できる。この時、
必要に応じて、接続部群ホルダーの増設も可能である。
この増設した接続部群ホルダーのトレーに対する固定位
置も、この接続部群ホルダーに保持した光接続部に係る
光ファイバの余長の範囲で自由である。
【0023】図4と図5は、本実施形態による余長収納
トレー20の使用形態を例示するものである。前述した
ように、この余長収納トレー20は、蓋22に設けられ
た接合用突起34と、トレー本体21の裏面に設けられ
た図示しない突起受け部を用いて上下方向に複数の余長
収納トレー20を積み重ねることができる。このように
複数の余長収納トレー20を積み重ねてなる積層体40
は、例えば図7に示すクロージャ5内に光ケーブルに隣
接して収納される。そして図4に示すように、この積層
体40は、それぞれの余長収納トレー20の長余長用光
ファイバ口24から長余長の光ファイバ30aを引き込
んで、余長収納トレー20内に長余長の光ファイバ30
a,30bの光接続部と余長38を収納するとともに、
図1に示した通り、短余長用光ファイバ口26から短余
長の光ファイバ30cを引き込み、別な光ファイバ30
dとの光接続部36を余長収納トレー20内に収納す
る。さらに、この積層体40では、これらの長余長用お
よび短余長用光ファイバ口24,25とは別の渡り配線
用光ファイバ口26を用いて、該積層体40内の異なる
余長収納トレー間をつなぐ渡り配線用の光ファイバ30
e,30fの出し入れを行うことができる。
【0024】このように、積層体40内の異なる余長収
納トレーの間で光ファイバ30e,30f同士を接続す
る渡り配線用光ファイバ口26をさらに有する構成とす
ることによって、長余長の光ファイバ接続、短余長の光
ファイバ接続だけでなく、積層体40における渡り配線
の光ファイバ接続のそれぞれの接続収納作業が容易にで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の余長収納
トレーは、複数の前記光接続部を着脱自在に取り付ける
少なくとも1個の接続部群ホルダーと、該余長収納トレ
ーの長手方向に沿って該接続部群ホルダーを固定する複
数のホルダー固定部を有する構成としたことによって、
余長の長さに応じて適宜なホルダー固定部に接続部群ホ
ルダーを固定し、該接続部ホルダーに光接続部を取り付
けることができるので、短余長の光ファイバにも適用で
きる。また余長収納トレー内に複数の前記光接続部を着
脱自在に取り付ける接続部群ホルダーを複数収納できる
ので、高密度収納が可能となる。さらに余長収納トレー
本体に必要な数の接続部群ホルダーを使用時に固定する
構造としたことによって、製作コストを安価にすること
ができる。
【0026】また本発明の余長収納トレーにおいて、余
長収納トレーに長余長用光ファイバ口と短余長光ファイ
バ口を別個に設けた構成とすることによって、短余長の
光ファイバを短余長光ファイバ口から余長収納トレー内
に引き込み、別な光ファイバと接続でき、長余長の光フ
ァイバと短余長の光ファイバのそれぞれの接続収納作業
が容易となる。
【0027】さらに前記余長収納トレーにおいて、積み
重ねた複数の余長収納トレーのうちの1つと他の余長収
納トレーの間で光ファイバ同士を接続する渡り配線用光
ファイバ口をさらに有する構成とすることによって、長
余長の光ファイバ接続、短余長の光ファイバ接続だけで
なく、積み重ねた複数の余長収納トレーのうちの1つと
他の余長収納トレーの間で光ファイバ同士を接続する渡
り配線の光ファイバ接続のそれぞれの接続収納作業が容
易にでき、多機能な余長収納トレーを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の余長収納トレーの一実施形態を示
し,(a)は余長収納トレーの平面図、(b)は同側面
図である。
【図2】 図1の余長収納トレーの要部斜視図である。
【図3】 この余長収納トレー内に配された接続部群ホ
ルダーを示し,(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図4】 この余長収納トレーの使用状態を例示する斜
視図である。
【図5】 図4の正面図である。
【図6】 光ケーブルの後分岐作業を示す概念図であ
る。
【図7】 テンションメンバの切断を含まない後分岐作
業によって光ケーブルから引き出した光ファイバの光接
続部を収納する光クロージャを示す正断面図である。
【図8】 従来の余長収納トレーを示す平面図である。
【図9】 従来の余長処理方法を説明する概念図であ
る。
【符号の説明】
20……余長収納トレー、21……トレー本体、22…
…蓋、23a,23b……接続部群ホルダー、24……
長余長用光ファイバ口、25……短余長用光ファイバ
口、26……渡り配線用光ファイバ口、27……円弧状
部分、28……光ケーブル、29……外皮切り裂き部
分、30a〜f……光ファイバ、31a,31b……ホ
ルダー固定部、32……係合部、33……ヒンジ部、3
4……接合用突起、35……押さえ片、36……光接続
部、37……クランプ部、38……余長、39……ロッ
ク片、40……積層体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(30a〜f)同士の光接続
    部(36)および余長を収納する余長収納トレーであっ
    て、複数の前記光接続部を着脱自在に取り付ける少なく
    とも1個の接続部群ホルダー(23a,23b)と、該
    余長収納トレーの長手方向に沿って該接続部群ホルダー
    を固定する複数のホルダー固定部(31a,31b)を
    有することを特徴とする余長収納トレー(20)。
  2. 【請求項2】 長余長光ファイバ(30a,30b)を
    余長収納トレー内に引き込む長余長用光ファイバ口(2
    4)と、短余長光ファイバ(30c,30d)を余長収
    納トレー内に引き込む短余長光ファイバ口(25)を有
    する請求項1に記載の余長収納トレー。
  3. 【請求項3】 積み重ねた複数の余長収納トレーのうち
    の1つと他の余長収納トレーの間で光ファイバ(30
    e,30f)同士を接続する渡り配線用光ファイバ口
    (26)をさらに有する請求項2に記載の余長収納トレ
    ー。
  4. 【請求項4】 余長収納トレーに該余長収納トレーの長
    手方向両側の光ファイバ口から引き込んだ光ファイバ同
    士の光接続部および余長を前記余長収納トレーに収納す
    る方法であって、前記余長の長さに対応する前記余長収
    納トレーの長手方向における取り付け位置を調整して接
    続部群ホルダーを余長収納トレーに取り付けることを特
    徴とする光接続部の収納方法。
JP2001347788A 2001-11-13 2001-11-13 余長収納トレーおよび光接続部の収納方法 Pending JP2003149454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001347788A JP2003149454A (ja) 2001-11-13 2001-11-13 余長収納トレーおよび光接続部の収納方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001347788A JP2003149454A (ja) 2001-11-13 2001-11-13 余長収納トレーおよび光接続部の収納方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003149454A true JP2003149454A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19160734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001347788A Pending JP2003149454A (ja) 2001-11-13 2001-11-13 余長収納トレーおよび光接続部の収納方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003149454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191871A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 光ファイバ心線割当方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191871A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 光ファイバ心線割当方法
JP4562387B2 (ja) * 2003-12-25 2010-10-13 中国電力株式会社 光ファイバ心線割当方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6192180B1 (en) Tray for splicing optical ribbon fibers
JP2005024760A (ja) 光受信機
JP2003149454A (ja) 余長収納トレーおよび光接続部の収納方法
US20230314751A1 (en) Optical fiber sheath holders for fiber optic closure organizers
JP4217352B2 (ja) 光ケーブル接続用クロージャ
JPH11295571A (ja) 余長収納トレー
JPH10133050A (ja) 光ファイバ整列具
JPH1010337A (ja) 光ケーブル接続用収納ケース
JP3845176B2 (ja) 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるアダプタ装置
JP2903021B1 (ja) 余長収納ケースおよび光配線盤
JP3955804B2 (ja) 光ケーブル接続用クロージャ
JP3856863B2 (ja) 光接続部収納トレー
JPH09269422A (ja) 光ファイバ心線の余長収納ケースおよび余長収納方法
JP3909546B2 (ja) 余長収納トレイ、及びそれへの光接続部・余長収納方法
JP4231161B2 (ja) 心線接続収納ケース
JPH0968615A (ja) 光接続部収納具
JPH1138234A (ja) 光クロージャ
JP3819373B2 (ja) 光用架体及び光配線方式
JP4187862B2 (ja) 光モジュール
JPH10227925A (ja) 光ケーブル接続部収納用ケース
JP3415993B2 (ja) 光ファイバ接続部の収納ケース
JP3181286U (ja) 光成端箱
JP2004029444A (ja) 光ファイバ収納具および光ファイバの収納方法
JP2001264549A (ja) 光キャビネット
JP3615925B2 (ja) 光コネクタ収納ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060718