JP4231161B2 - 心線接続収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケーブル)の架空区間において、固定配線区画の配線点や、ケーブル接続点における外被接続並びに架空ケーブルや地下ケーブルなどの光ケーブルとの接続のために用いられ、光ケーブルの接続部を保護し、心線余長を収納する心線接続収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ケーブルの分岐、引込、接続などを行う場合、クロージャ内においてケーブル心線相互を接続すると共に、ケーブル心線の余長分を収納するための心線接続余長収納ケースが用いられている。このケースは、トレイ本体に心線を導出入する部分となる心線導出入部と、その心線導出入部から導出入させる幹線用光ケーブルから引き出された光ファイバ心線同士或いは分岐用光ケーブルから引き出された心線とを接続するコネクタ等の接続部が収納されるコネクタ収納部と、さらに接続された心線の余長部分を巻回して保護収納する心線余長収納部とを備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、光ケーブルを用いた通信網ではケーブルの高密度、多心化が進むにつれて心線余長収納部ではその容量が不足しがちになり、クロージャ内での多数枚重ねられた心線収納トレイの多様化で心線余長の納まりが悪くなって、心線にストレスが掛ることが多かったり、心線の光損失が生じ伝送特性に悪影響を与えたり接続分岐に伴う作業や配線整理がやりにくいし、さらには増設も簡単には対応できずコンパクト化できないといった問題が生じている。
【0004】
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業や再収納作業が容易に実施でき、複数接続単位で複層化とした高密度収納構造によってテープ心線ごとの収納や整理のほか心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を安全に収納することができる取扱い簡便な心線接続収納ケースを安価な形態で提供することを目的とするものである。
【0005】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、光ファイバ心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線相互を接続したコネクタを収納するコネクタ収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えた心線接続用トレイを複数枚重ねて配備する心線接続収納ケースであって、コネクタと心線余長とを収納できる複数枚の前記心線接続用トレイが、上面に観音開きに蓋体を回動自在に備え、互に心線取出方向を上面にする方向で水平に、かつそれぞれ個々に開閉自在にトレイベースに装着されて心線接続収納ケースとし、心線接続用トレイとともに該トレイベースをクロージャ内に固着したフレーム上のトレイ収納部に挿脱自在に配備し、さらに複数枚の心線接続用トレイの装着された前記トレイベースの心線導出入部に間隔をあけて、複数のガイドリブを並設して複数の心線通路を形成して、該ガイドリブ間の心線通路に心線を通して振り分け配線してなることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の心線接続収納ケースにおいて、複数の心線接続用トレイをトレイベースに着脱自在で前後方向を交互に逆に段積装着した積層トレイとしてなることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載の心線接続収納ケースにおいて、前記トレイベースに突設された係合突部に係合する係合凹部を前記心線接続用トレイの底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイを前後いずれの方向でも着脱自在に装着出来る構成としてなることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の心線接続収納ケースにおいて、前記トレイベースの両側面部に係止爪部を突設し、該係止爪部が前記トレイ収納部の案内溝に摺動自在に嵌装されると共に、該案内溝に形成されるロック部に係脱する構成としてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明の心線接続収納ケースは、光ファイバ心線の接続余長部分を保護収納する複数の心線接続用トレイがお互いに回動自在で着脱自在に連結されているので、任意の心線接続トレイを開いて或いは取り出したりして心線の接続作業や接続状況の点検、確認、調整などをきわめて容易に安全に行うことができる。
また、心線接続収納ケースは複数の心線接続用トレイでの接続単位で複数層化とした高密度収納構造で、各心線接続用トレイは、心線接続部は固定しないし、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない。
しかも、心線接続後に上側の心線接続用トレイを回動させて元の位置に戻しても光ファイバ心線に弛みが生じないし、心線に過度に屈曲することがなく曲率半径の小さい円弧状部分をも生じないで収納でき安全な保護ができる。 さらに、トレイベースを介して心線接続用トレイの集合体となる心線接続収納ケースをトレイ収納部に挿し込むことができるし、隣接される接続用トレイをトレイ収納部から外して開閉することにより、連結した心線接続用トレイを別個に露出することができ、接続作業や心線接続用トレイの更新並びに増設が容易にできるし、簡易な心線識別とハードトレイ化による安全性向上と任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上とが図れるほか、トレイベースの心線導出入部に間隔をあけて、複数のガイドリブを並設して複数の心線通路を形成して該心線通路に心線を通してあるので、各心線接続収納トレイの心線導出入部から出入する心線をトレイベースの心線導出入口で振り分けることができて心線を心線接続収納ケースに対して安全に収納することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、架空心線接続クロージャ1には複数枚の心線接続用トレイ2を多重に積み重ねてトレイベース5に配備したものからなる心線接続収納ケース10を内装配備しているが、前記心線接続用トレイ2には光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続したコネクタを収納するコネクタ収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えてある。
【0011】
そして、前記心線接続用トレイ2は、合成樹脂により一体成形された成形品で構成されたもので、前記心線接続トレイ2の心線導出入部11のある底板の両側縁部対称位置に係合凹部7,7をそれぞれ対向して設け、各心線接続トレイ2を重ねた状態において、トレイベース5に突設された係合突部8に嵌挿してなるものである。
【0012】
前記心線接続収納ケース10としては、図1乃至図4に示すように4心テープ一括収納タイプとした心線接続用トレイ2を集合したもので、心線の接続用コネクタが収納保持されるコネクタ収納部12と、該コネクタ収納部12に保持された接続用コネクタから導出される心線余長を引き廻し、ループ状に巻回させて保持する心線余長収納部13とを区画して備え、心線押え片21のある略長方形のトレイを用いる。
【0013】
そして、前記クロージャ1内に固着したフレーム3にトレイ収納部4、例えば棚状ケースを設け、該トレイ収納部4に前記心線接続用トレイ2をトレイベース5を介して挿脱自在に備えて、心線接続用トレイ2が心線取出方向を上面にする方向で水平に装着され、かつ心線接続部と心線余長とを一括収納できる構成とすると共に、該心線接続用トレイ2の上面に蓋片6を観音開きに回動自在に設けてなる。
【0014】
なお、複数の前記心線接続用トレイ2をトレイベース5に着脱自在とするには、前後方向を交互に逆に段積装着した積層収納トレイとなる心線接続収納ケース10とするのがよい。この場合、前記トレイベース5に突設された係合凸部8に係合する係合凹部7は前記心線接続用トレイ2の底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイ2を前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成としてなる。さらに心線接続用トレイ2て用いる形態として、引き落しケーブルの保護を容易にする。
また、前記トレイベース5の両側面部に係止爪部9と、ガイドリブ17,17,17,17とを突設し、該係止爪部9が前記トレイ収納部4の案内溝14に摺動自在に嵌装されると共に、該案内溝14に形成されるロック部15に係脱する構成としてクロージャ1内での心線接続トレイ2をトレイ収納部4から引き出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできるし、複数の前記ガイドリブ17,17間と,17,17間とで形成される複数の心線通路16,16に心線を振り分け配線できるようにして心線を心線接続用収納ケース10に対して安全に収納することができるように構成されている。
【0015】
また、前記心線接続用トレイ2に形成した舌状の係止片18のある心線導出入部11には、分離スリットのある心線挿通孔を設けた弾性保持部材(図示せず)を圧入嵌合して心線の支持を確実にしてあり、この弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるものを選んで用いられる。
さらに、コネクタ収納部12及び心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片21或いは係止爪を一体成形して余長の心線や心線接続部となるコネクタを心線接続用トレイ2内に確実に保持できるようにするか、またコネクタ収納部12或いは心線余長収納13のみを区画した心線接続用トレイ2を組合せて一つとした形態としてもよく、各心線接続用トレイ2毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにする。
【0016】
この場合、多段に積み重ねられた心線接続用トレイ2の中から所望の心線接続用トレイ2の上段側の心線接続用トレイ2の係合凹部7を係合凸部8から外せば、トレイ収納部4から引き出せ蓋片6が回動でき、重ね合せ面を開くことができて下段側の心線接続用トレイ2の内面側が露出されて収納心線の接続配線作業が容易にできる。
なお、心線接続用トレイ2には必要に応じトレイ内の心線を整形するための指挿入用窓孔22を形成して、収納心線余長の納め方をすっきりできるようにすることもできる。
【0017】
さらに、一方の心線接続用トレイ2を他方の心線接続用トレイ2に連結するときは、トレイ収納部4に嵌装して水平方向に軽く押し込めば、係合凹部7がその押力で弾性変位して、トレイベース5の係合凸部8に容易に嵌込まれて連結保持される。
また取り外しの際には、トレイ収納部4の前方側にトレイベース5をスライドさせると、係止爪部9が外れトレイベース5と一緒に心線接続用トレイ2が前方に引き出せ係合凹部7を係合凸部8から外せば、心線接続用トレイ2が抜き出せ簡単に外すことができ、心線接続用トレイ2内の心線の点検、修理、接続の各作業が簡便に行うことができる。
【0018】
なお、前記心線導出入部11は、片側に設けたシングルタイプに限らず両側に対に設け、即ち四隅に設けたダブルタイプのものを用いることもできるし、しかも合成樹脂の射出成形により、心線接続用トレイ2を略正方形、長方形の四角形または楕円形に形成されるので、コネクタ収納部12に隣接される心線余長収納部13には所定間隔に配列される心線の押え片21および蓋片6で伝送特性に悪影響が及ばないように心線がなめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してある。
例えば、前記心線接続用トレイ2には曲率半径30mm以上を確保して心線の取り回し、収納ができ、各種の接続部例えば、融着補強スリーブ、メカニカルスプライス、MTコネクタなどの収納可能であって、トレイベース5に5段の心線接続用トレイ2を積層し各トレイ単位で脱着可能に設け、心線余長と心線接続部を一括収納できる。
この場合は、心線接続用トレイ2の一つは、接続部は固定しない構造として心線余長の吸収に自由度を持たせることもできるし、一つのトレイに40心線分(4心テープ10本分)の収納が可能で、さらに識別ホルダーを用いれば、20心単位の心線識別が可能の形態とすることもできる。
【0019】
前記心線接続収納ケース10は、複数重ね合わせて棚状のトレイ収納部4に載置保持され図5乃至図7に示すように二つ割りのスリーブ1, 1,からなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられるが、該スリーブ1,1,はヒンジ締結具30により脱着自在に定着すると共に、フレーム3には配線処理ガイド31と、ケーブル把持具32と、ケーブルテンションメンバ把持金具32とを配置固定でき、前記スリーブ1,1,の外側に配置固定できる配線リング33を備えている。
この場合、前記配線処理ガイド31によりテープ心線と分岐心線との動きを分離させ、テープ心線は常に配線処理ガイド31の後側に配置している。
【0020】
前記スリーブ1,1の両端壁嵌合部に嵌装された端面板25とを備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板25にスペーサ26を介して、主線光ケーブルAが貫通されてケーブル把持金具32で固定され、かつ、該ケーブルのテンションメンバが、テンションメンバ把持金具32に接続連結されている。前記スペーサ26には、ドロップケーブルの挿通用の閉塞孔を多数備え引落し時に閉塞孔を開口してドロップケーブルをクロージャ外に導出入できるようにしてある。また心線接続用トレイ2から導出された接続心線aは端面板25から導出されて分岐ケーブルB及びCとして配線される。前記スリーブ1,1は、分割接合面を突き合わせ密封結合するが、スリーブ外側に設けたヒンジ部にループ状リングからなるヒンジ締結具30を掛止めて連結一体化するようになっている。
【0021】
なお、前記心線接続用トレイ2に設けた係合凹部7は、心線接続用トレイ2が複数積み重ねられたときに必要に応じ、支杆24などをトレイ収納部4に嵌挿して連結固定保持するために用いてもよいし、上下段ごとに連結ボスを嵌装して連結する形態とすることもできる。
【0022】
また、図4に示すように、前記心線接続用トレイ2の複数を互に心線取出方向を上面にする方向で水平に、かつそれぞれ個々に保持するトレイベース5では、その心線導出入部11に心線通路となる間隔をあけて複数のガイドリブ17,17,17,17を並設し、複数の心線通路16,16を形成しトレイに出入する心線を各ガイドリブ間に通して振り分け配線できるようにしてある。例えばトレイの下から1〜3段目まではガイドリブ17,17との間の心線通路16から心線を出し、またトレイ4〜5段目はガイドリブ17,17の間の心線通路16から出すことで、各心線接続用トレイ2の心線導出入部から出入する心線をトレイベース5の心線導出入口で振り分けることができて心線を心線接続用収納ケース10に対して安全に収納することができるように配慮されている。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、光ファイバ心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線相互を接続したコネクタを収納するコネクタ収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えた心線接続用トレイを複数枚重ねて配備する心線接続収納ケースであって、コネクタと心線余長とを収納できる複数枚の前記心線接続用トレイが、上面に観音開きに蓋体を回動自在に備え、互に心線取出方向を上面にする方向で水平に、かつそれぞれ個々に開閉自在にトレイベースに装着されて心線接続収納ケースとし、心線接続用トレイとともに該トレイベースをクロージャ内に固着したフレーム上のトレイ収納部に挿脱自在に配備し、さらに複数枚の心線接続用トレイの装着された前記トレイベースの心線導出入部に間隔をあけて、複数のガイドリブを並設して複数の心線通路を形成して該ガイドリブ間に心線を通して振り分け配線してなることで、トレイベース上に上下の心線接続用トレイの係脱が簡便にできて、簡単に多段に積み重ねることができ、しかも複数枚重ねられた心線接続用トレイは心線導出入部より光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業や再収納作業が容易に実施でき、複数接続単位で複層化とした高密度収納構造によってテープ心線ごとの収納や整理のほか、心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を安全に収納することができるので、心線接続作業後に任意の収納トレイを開いて収納されている光ファイバ心線を迅速に取り出すことができ、心線識別も容易で接続部の再調整や修理など簡単に行うことができ、作業性を大幅に向上すると共に、各心線接続用トレイを必要なだけトレイベースに複数に積み重ねることができるほか、トレイベーを介して心線接続用トレイの集合体となる心線接続収納ケースをトレイ収納部に挿し込むことができるし、隣接される心線接続用トレイをトレイ収納部から外して開閉することにより、連結した心線接続用トレイを別個に露出することができ、接続作業や心線接続用トレイの更新並びに増設が容易にできるし、簡易な心線識別とハードトレイ化による安全性向上と任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上とが図れるほか、トレイベースの心線導出入部に間隔をあけて、複数のガイドリブを並設して複数の心線通路を形成して該心線通路に心線を通してあるので、各心線接続トレイの心線導出入部から出入する心線をトレイベースの心線導出入口で振り分けることができて心線を心線接続収納ケースに対して安全に収納することができると共に、多段に積み重ねられた心線接続用トレイ全体を的確に保持できて安全性も高められる。
また本発明によれば、心線余長の収納が収まり良くできるし、心線の巻回収納にも余裕があり、しかも心線の保持も緩衝的に行なわれているので、心線に弛みが生じないし、各心線接続用トレイを展開しても収納した光ファイバの余長部の長さの変化が少ないので、光ファイバの余長部の長さの変化が少なく、光ファイバ心線に無理な屈曲や小円弧が発生することなく光損失をなくして伝送特性を良好に保ことができる。
さらに、本発明によれば、心線の分岐、引込の際に心線接続用トレイへの心線導出入の自由度があって作業上、心線接続部へのアクセスが簡便化でき、管理や組立分解作業も容易に行なえ、かつ高密度・高信頼性が得られる。殊に、必要なだけ多段に積み重ねた心線接続用トレイ同士が外れたりずれたりすることなく、簡単確実に結合されて識別容易な心線接続部を持ったクロージャとして安全性を大幅に高め、心線余長収納での高信頼性がえられるし、収納トレイ相互間をネジ止め等することなく脱着でき取扱いも著しく容易化でき、かつコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の一使用状態の心線接続収納ケースを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【図2】図1の例の心線接続用トレイを示し、(a)はその展開平面図,(b)はb−b線における縦断面図、(c)はc−c線における縦断面図である。
【図3】図1の例のトレイベースを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図4】図3の例の係止部を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はその拡大斜視図である。
【図5】図1の例の一使用状態の一部切断側面図である。
【図6】図5の例のクロージャを示し、(a)はその一部を切欠して内部を示す平面図、(b)はその一部切欠側面図である。
【図7】図6の例のクロージャを示し、(a)はその正面図、(b)は図5のA−A線における縦断面図である。
【符号の説明】
1 クロージャ
, 1 スリーブ
2 心線接続用トレイ
3 フレーム
4 トレイ収納部
5 トレイベース
6 蓋片
7 係合凹部
8 係合凸部
9 係止爪部
10 心線接続収納ケース
11 心線導出入部
12 コネクタ収納部
13 心線余長収納部
14 案内溝
15 ロック部
16,16 心線通路
17,17,17,17 ガイドリブ
18 係止片
19 係止爪部
20 ヒンジ部
21 心線押え片
22 指挿入用窓孔
23 係止用ノブ
24 支杆
25 端面板
26 スペーサ
30 ヒンジ締結具
31 配線処理ガイド
32 ケーブルテンションメンバ把持金具
32 ケーブル把持金具
33 配線リング

Claims (4)

  1. 光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続した心線接続部のコネクタを収納するコネクタ収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えた心線接続用トレイ2を複数枚重ねて配備する心線接続収納ケース10であって、
    コネクタと心線余長とを収納できる複数枚の前記心線接続用トレイ2が、上面に観音開きに蓋体6を回動自在に備え、互に心線取出方向を上面にする方向で水平に、かつそれぞれ個々に開閉自在にトレイベース5に装着されて心線接続収納ケース10とし、心線接続用トレイ2とともに該トレイベース5をクロージャ1内に固着したフレーム3上のトレイ収納部4に挿脱自在に配備し、さらに複数枚の心線接続用トレイ2の装着された前記トレイベース5の心線導出入部に間隔をあけて、複数のガイドリブ17,17,17,17を並設して複数の心線通路16,16を形成して、該ガイドリブ17,17間或いは17,17間の心線通路16,16に心線を通して振り分け配線してなることを特徴とする心線接続収納ケース。
  2. 請求項1に記載の心線接続収納ケース10において、複数の心線接続用トレイ2をトレイベース5に着脱自在で前後方向を交互に逆に段積装着した積層トレイとしたことを特徴とする心線接続収納ケース。
  3. 請求項2に記載の心線接続収納ケースにおいて、前記トレイベース5に突設された係合突部8に係合する係合凹部7を前記心線接続用トレイ2の底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイ2を前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成としてなることを特徴とする心線接続収納ケース。
  4. 前記請求項2または請求項3に記載の心線接続収納ケースにおいて、前記トレイベース5の両外側面部に係止爪部9を突設し、該係止爪部9が前記トレイ収納部4の案内溝14に摺動自在に嵌装されると共に、該案内溝14に形成されるロック部15に係脱する構成としたことを特徴とする心線接続収納ケース。
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