JP3993062B2 - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケーブル)の架空、或いは地上区間のアクセス区間において、ケーブル接続点における外被接続並びに架空乃至地上ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために用いられ、光ケーブルの接続部を保護して、心線余長を収納し、心線の使用効率を高め単心運用に優れ、単心分離作業時の取り扱いを容易としその作業性を大幅に向上できる光ケーブル接続用クロージャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ケーブルの分岐、引込、接続などを行う場合、クロージャ内においてケーブル心線相互を接続すると共に、該接続部と、ケーブル心線の余長分とを収納するための心線接続余長収納トレイを備えたクロージャが知られている。
このクロージャは、心線幹線用光ケーブルの本線から引き出された光ファイバ心線同士或いは分岐用光ケーブルから引き出された心線とを接続するコネクタ等の接続部が収納され、さらに接続された心線の余長部分を巻回して保護収納する心線余長収納部とを備えたものとして接続機能専用クロージャ或いはドロップ機能専用クロージャとして用いられている。(特開2001−42155号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、光ケーブルを用いた通信網では、光アクセス網の最適な配線形態とすることや、光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供することが要請されているのに、単心運用作業が難しく光アクセス系設備の効率的な使用や経済的な使用が十分満足するものがない。特に、ケーブルの高密度、多心化或いは伝送高速度化が進むにつれて心線余長収納部ではその容量が不足しがちになり、接続分岐に伴う作業や配線整理がやりにくいし、さらには増設も簡単には対応できずコンパクト化できないといった問題が生じている。また光ケーブルの分岐作業においては、ドロップ光ファイバを引き落とすためには、例えば、多心テープの光ケーブル本線から4心テープ単位で取り出して、そのうち1心のみを分岐心線に接続して単心に分離しているが、この場合取り出した4心テープは、必要な単心を残して他の心線は切断してしまうために、余った心線は、すべて下部側では使用不能となって不経済となるし、心線を再度本線に戻すことも出来ないなど取り扱いも不便になり、アクセス系設備の効率的かつ経済的な使用ができないなど問題があった。
【0004】
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、光ケーブルの心線の使用効率を高めるために、単心に分離することが可能な作業スペースを確保し、単心に分離した心線を保護することができて、光ケーブルの有効利用することが可能で、任意の心線を取り出す際に他の心線に影響を与えないで単心で使用でき、心線の下部延ばしや、架空ループ配線にも対応でき、しかも一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど、単心の分離、保護、収納作業に優れたクロージャを提供すること、しかも作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理することができ、その収納並びに心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を収納することができる取扱い簡便な架空または地上載置用の光ケーブル接続用クロージャを安価な形態で提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明は、光ケーブル心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線を支持する心線保持部と、該心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えて心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成としたトレイからなるドロップ心線用トレイをクロージャ本体内に配備する光ケーブル接続用クロージャであって、前記ドロップ心線用トレイをヒンジ部によって回動自在で、かつ着脱自在にトレイ取付部に複数設けると共に、該トレイ取付部をクロージャ本体内に設けたフレームに固定して、前記ドロップ心線用トレイを複数重ねた状態で変位可能に斜設配備し、さらにFOトレイと、スプリッタトレイおよび接続トレイをそれぞれ前記フレームに変位可能に設けたことを特徴とする。
【0006】
この発明は、前記FOトレイが、前記フレームにスライドベースを介して摺動自在に備えられるものであって、前記スライドベースに形成した湾曲部によってFOトレイを方向変換して開き方向に所定の傾斜角度をつけて保持できる構成としたことを特徴とする。
さらに、本発明の光ケーブル接続用クロージャにおいては、前記ドロップ心線用トレイが、ピン軸と軸受部とからなるヒンジ部によってトレイ取付部に備えられるものであって、前記軸受部に外方に開口するガイド溝を形成し、該ガイド溝から前記ピン軸に形成した断面狭巾部で挿脱できるようにして、トレイ取付部に着脱自在に配備され、ピン軸の断面幅広部で係止支持されることを特徴としている。
【0007】
また、本発明の光ケーブル接続用クロージャの特徴は、前記ドロップ心線用トレイが、前記フレームに回動自在に設けたトレイ固定収納板に階段状にずらせた多重状態下で傾斜保持するように配備されているものであって、該ドロップ心線用トレイを係止片と係止受部とからなる係止部によってトレイ固定収納板に固定維持できる構成とした。
【0008】
さらに、本発明では、前記スプリッタトレイが、上層トレイと、下層トレイとを段積装着した積層個別収納トレイとし、上下層両トレイの各トレイに内装トレイをヒンジ部によって回動自在に設けて前記ドロップ心線用トレイの最上段に設置され、前記フレームに回動自在に装着できる構成としてなることと、ドロップ心線用トレイが4層個別収納の4心ドロップ心線用トレイとすると共に、各内装トレイに接続部と心線余長収納部とを備えると共に、前記スプリッタトレイとドロップ心線用トレイとが積層個別収納トレイであって、各トレイにそれぞれ単心線導出入口とテープ線導出入口とを並設し、さらに心線押え片を係脱自在に設けて、ドロップ心線の接続収納状態を維持する構成としたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明では、前記トレイの光ケーブル心線を導出入する心線導出入部が、並設した隔壁片の間に間隙を隔てて案内リブを介在し、該案内リブに弾性変形する板ばね片を備えて心線を把持できる構成としたことで単心線に挿入された保護チューブが簡単に抜けないように把持できると共に、心線を含むチューブ把持作業が安全で容易に行いうることを特徴としている。
【0010】
【作用】
本発明の光ケーブル接続用クロージャは、光ケーブル心線の接続部並びに接続余長部分を保護収納するドロップ心線用トレイをヒンジ部によって回動自在で、かつ着脱自在にトレイ取付部に複数設けると共に、該トレイ取付部をクロージャ本体内に設けたフレームに固定して、前記ドロップ心線用トレイを複数重ねた状態で変位可能に斜設配備しているので、各トレイを位置変換して配線処理できるので、光需要に際して任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落としたり、本線に戻したりすることが容易にできる。すなわち、多心光ファイバテープ心線から光ファイバ単心線に分離して1心線のみ又はそれ以上を選んで引き落しケーブルに接続して、他は引き通し光ファイバ単心線として下部に送り込めるように保有しておくことが可能となる。また接続作業に必要な余長心線は、任意のドロップ心線用トレイを開いて、或いは取り出したりして接続部と共に収納しておく。
そして、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、単心に分離することが可能な作業スペース確保と、単心に分離した心線の保護とが簡易にすることができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
【0011】
また、ドロップ心線用トレイは、多段で変位可能に斜設配備していて、接続単位で複層化したもので、心線接続部は固定しないし、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない。
しかも、FOトレイが、前記フレームにスライドベースを介して摺動自在に備えられるものであって、前記スライドベースに形成した湾曲部によってFOトレイを方向変換して開き方向に所定の傾斜角度をつけて保持できる構成としてあることで、FOトレイを押すことで後ろにスライドし、さらに押すことで所定角度40度以上上側に回動して開くことができ、単心分離作業スペースより移動回避させて、単心分離作業時での導線が見やすく配線作業を容易で迅速に処理することができ、また単心線を安全に保護することができるし、各トレイを自由に取付位置可能で心線の引き落としができるので、架空ループ配線にも対応可能であり、また心線接続後にドロップ心線用トレイを移動させて、元の位置に戻しても光ケーブル心線に弛みが生じないし、心線に過度に屈曲することがなく曲率半径の小さい円弧状部分をも生じないで収納でき安全な保護ができるし、任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上が図れ、単心運用のため分離、保護、収納作業にも優れた機能を発揮できる。
【0012】
さらに、分離心線と分岐心線並びにその接続部を収納するトレイの集合体となる収納トレイが、取り外しと外れ防止機能のあるトレイ取付部に挿し込むことで隣接されるトレイと容易に連結でき、またフレームから外して開閉することにより連結した各トレイを別個に開放露出することができ、接続作業や各トレイの更新並びに増設作業も容易にできる。
さらにまた、前記トレイの光ケーブル心線を導出入する心線導出入部が、並設した隔壁片の間に間隙を隔てて案内リブを介在し、該案内リブに弾性変形する板ばね片を備えた板ばね方式の心線把持構成としたことで単心線に挿入された保護チューブが簡単に抜けないように把持できると共に、心線を含むチューブ把持作業が安全で容易に行い得て作業性を大幅に向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、図1に示す心線接続クロージャ1には、ドロップ心線用トレイ10が、複数組例えば4段で複数重ねた状態でフレーム2にトレイ取付部3を介して内装配備されている。
このドロップ心線用トレイ10は、複数重ねた状態で変位可能でかつ着脱自在にトレイ取付部3に斜設配備し、さらにFOトレイ4と、スプリッタトレイ5および接続トレイ6が、それぞれ前記フレーム2に変位可能に設けてある。
これらFOトレイ4と、スプリッタトレイ5および接続トレイ6並びにドロップ心線用トレイ10の各トレイには複数層例えば4層に重合した各トレイ本体に、光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えている。
【0014】
そして、各トレイは、合成樹脂により一体成形またはおのおの成形された成形品であり、略長方形状の外形を有し、内面側が同一或いは相似形状に形成されたもので、各トレイをフレーム2に載置或いはトレイ取付部3にヒンジ部によって装着して前記クロージャ1内に複数一括して固定されるものである。
【0015】
前記スプリッタトレイ5および接続トレイ6並びに前記ドロップ心線用トレイ10は、前記フレーム2に回動自在に設けたトレイ固定収納板7に階段状にずらせた多重状態下で傾斜保持するように配備されているものであって、該ドロップ心線用トレイ10を係止片と係止受部とからなる係止部によってトレイストッパを兼ねたトレイ固定収納板7に係脱自在に設けられている。(図2〜3)
このトレイ固定収納板7は、階段状にずらせたトレイ受け部7と、支軸17に回動自在に枢着できるフック部7とを備えて、前記フレーム2に取り付けられ前記スプリッタトレイ5および接続トレイ6並びにドロップ心線用トレイ10の自由端を受け止め、前記クロージャ1のスリーブ内に開いたり或いは固定支持できるようになっている。
【0016】
前記FOトレイ4は、前記フレーム2にスライドベース8を介して摺動自在に備えられるものであって、前記スライドベース8に形成した湾曲部9によってFOトレイ2を方向変換して開き方向に所定の傾斜角度、例えば40度以上の角度をつけて上側に回動して開くことができる構成としてある。(図4〜6)
即ち、前記スライドベース8に形成した湾曲部9によってFOトレイ4を方向変換して開き方向に所定の傾斜角度をつけて保持できる構成としてあることで、FOトレイ4を押すことで後ろにスライドし、さらに押すことで所定角度40度以上上側に回動して開くことができる。
この場合、前記スライドベース8は、その両縁にガイド溝8を形成し、該ガイド溝8の先端部に抜け落ち防止のストップ部8を設けて、FOトレイ4側に突設した係止取付部16を摺動自在に嵌着するのがよい。
また、FOトレイ4としては光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを両側に配備してあって、心線押え片14、15を適宜配線ラインに備えていると共に、前記スライドベース8に摺動自在に嵌着できる前記係止取付部16、例えば、スライドベース8を両側から抱え込むように支持する折曲片を対向して設けてあって、前記FOトレイ4をフレーム2に変位可能に装着するようにしてある。
【0017】
さらに、前記スプリッタトレイ5および接続トレイ6並びにドロップ心線用トレイ10をそれぞれ回動自在に取り付けるためのトレイ取付部3は、前記フレーム2に固定され、各トレイに設けるヒンジ部のピン軸18が嵌入される凹部状の軸受部19例えば、外方に開口するガイド溝を形成し、該ガイド溝から前記ピン軸18に形成した断面狭巾部で挿脱できるようにして、トレイ取付部3に着脱自在に配備され、ピン軸18の断面幅広部で係止支持されるし、開口部において断面狭巾部の所定位置で、ピン軸18が外れ或いは挿入できるようになっている。(図8及び図9)
【0018】
また、前記スプリッタトレイ5は、図10乃至図12に示すように4心一括収納タイプとした1層目の上層トレイ5と、2層目の下層トレイ5とを開閉自在に重合したもので、光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、心線の接続部aが収納保持される接続部収納部12と、分岐ケーブルに接続される分岐心線分離部cまたはスプリッタbが収納保持されるスプリッタ収納部12と、前記接続部aから導出される心線に余長を引き廻し、ループ状に巻回させて保持する心線余長収納部13とを区画して備える。
このスプリッタトレイ5は、心線押え片14,15のある略長方形の上層トレイ5と、2層目の下層トレイ5と用い、各トレイ5,5 とには、相似或いは同一形状で同様な構成からなる1枚の内装トレイ5をそれぞれ重合配備して4層ドロップトレイとしてある。(図11,12)
【0019】
さらに前記ドロップ心線用トレイ10は、図13及び図14に示すように4心一括収納タイプとしたもので、トレイを4層に重合したもので、光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、心線の接続部aが収納保持される接続部収納部12と、ドロップケーブルに接続される分岐心線分離部またはスプリッタbが収納保持されるスプリッタ収納部12と、前記接続部aから導出される心線に余長を引き廻し、ループ状に巻回させて保持する心線余長収納部13とを区画して備え、心線押え片14,15のある略長方形のトレイを用い、さらに相似或いは同一形状の3枚の内装トレイ10,10,10をそれぞれ重合配備して4層ドロップトレイとしてある。
この場合、前記クロージャ1内に固着したフレーム2に多段に重合できるトレイ取付部3を設け、該トレイ取付部3に複数段ある差し込み軸受部19に前記スプリッタトレイ5および接続トレイ6並びにドロップ心線用トレイ10をそれぞれ回動自在に取り付け階段状にずらせた多重状態下で傾斜保持するように備えて各トレイが心線取出方向を上面にする方向で斜めに装着され、心線接続部と心線余長とを一括収納できる構成とすると共に、各トレイを観音開きにあけて配線作業が容易にできるようにしてある。
【0020】
例えば、図示のようにAOクロージャにおいて、7段のトレイ取付部の場合には、最上段に上下層トレイのスプリッタトレイ5を、その下4段を用いて、ドロップ心線用トレイ10の4枚(1トレイ,4心で16心)を積層して収め、さらに下段の2段に接続トレイ6を備える。
またこのドロップ心線用トレイ10は、多層トレイとして積層して用いられているので、トレイ取付部3の上側から使用していき、テープ接続200心収納のときになど適宜選んで上段から下段に使用(ドロップ心線用トレイ使用)でき、または下段から上段に向けて各段を有効利用することもでき、テープ接続心の数量に対応して各トレイ5、6、10を装着ができる。
【0021】
なお、複数の前記ドロップ心線用トレイ10をトレイ取付部3に着脱自在とするには、単独または前後方向を交互に逆に段積装着した積層収納した心線トレイとして用いる。この場合、トレイ本体に突設されたピン軸18に係合する係合凹部の軸受部19は、前記トレイ取付部3の両側対称位置に備えればよく、該トレイをクロージャ1の形態では前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成とすることもでき、さらにクロージャ1内でのドロップ心線用トレイ10をトレイ取付部3からスライダ(図示せず)によって引き出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできることも配慮できる。
【0022】
前記各トレイに形成した心線導出入部11には、分離スリットのある心線挿通孔を設けた弾性保持部材(図示せず)を圧入嵌合して心線の支持を確実にしてあり、この弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるナイロンチューブを選んで用いられる。
さらに前記接続部収納部12、スプリッタ収納部12及び心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片14或いは係止爪を一体成形して、余長の心線や心線接続部となるコネクタを各トレイ内に確実に保持できるようにするか、また接続部収納部12或いは心線余長収納部13のみを区画したトレイを組合せて一つとした形態としてもよく、各上下層トレイ毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにすることが配慮される。
【0023】
この場合、多段に積み重ねられたドロップ心線用トレイ10では、その中から選んだドロップ心線用トレイ10内の係止凸部27を外せば、トレイ固定収納板7から外して、各層トレイとの重ね合せ面を開くことができて上下両層トレイの内面側が露出されて各内装トレイ10、10,10が現れて開いたり取り出したりして収納心線の接続配線作業が容易にできる。
【0024】
即ち、一方の上層トレイと、他方の下層トレイに接続されている内装トレイ10,10,10をそれぞれ一端或いは連結部を支点で回動すれば水平方向に軽く開くことができ、ドロップ心線用トレイ10内において、分離した単心線と、トロップ心線との接続部の収納や心線余長の収納作業或いは新たな分岐作業並びに配線系の点検、補修、確認、調整など各作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
この内装トレイ10,10,10及びスプリッタトレイ5のように上下層のトレイでは、上層トレイ或いは内装トレイは、下層トレイとの相似形状のトレイとして上層側のものを小さい形の入れ込みタイプとして作業、取り扱いし易くするのが好ましいが、同一形状の複層タイプとすることもできる。
【0025】
なお、前記心線導出入部11は、片側に設けたシングルタイプに限らず両側に対に設け、即ち四隅に設けたダブルタイプのものを用いることもできるし、しかも合成樹脂の射出成形により、上層トレイ及び下層トレイを略正方形、長方形の四角形または楕円形に形成されるので、接続部収納部12およびスプリッタ収納部12に隣接される心線余長収納部13には所定間隔に配列される心線は心線押え片14で伝送特性に悪影響が及ばないように心線が、なめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してある。
例えば、前記ドロップ心線用トレイ10を含む各トレイには曲率半径30mm以上を確保して心線の取り回して収納ができ、各種の接続部例えば、融着補強スリーブ、メカニカルスプライス、MTコネクタなどの収納可能であって、トレイ取付部3に4段のドロップ心線用トレイ10を積層し、各トレイ単位で脱着可能に設け、心線余長と心線接続部を一括収納できる。
この場合は、ドロップ心線用トレイ10の一つは、接続部は固定しない構造として心線余長の吸収に自由度を持たせることもできるし、一つのトレイに4心線分(単心線4本分)の収納が可能である。
【0026】
前記ドロップ心線用トレイ10は、複数重ね合わせてトレイ取付部3に傾斜保持され、クロージャ1内の体積をコンパクト化した状態で使用できるが、水平方向に保持してもよくいずれにしてもヒンジ締結具(図示せず)により脱着自在に定着する二つ割りのスリーブからなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられ、フレーム2には配線処理ガイド20と、分離部保護部材21、ケーブル把持具22と、テープドロップ把持具23、ドロップテンションメンバ把持具24とを一体に形成され、前記クロージャ1の外側に配置固定できる配線リング25を備えている。
【0027】
前記クロージャ1のスリーブの両端壁嵌合部に嵌装された端面板26とを備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板26にスペーサ(図示せず)を介して、主幹線光ケーブルAおよび支持線Bが貫通されてケーブル把持具22、支持線把持具30でそれぞれ固定され、かつ、該ケーブルのテンションメンバが、ケーブル把持具22に接続連結されている。また、主幹線光ケーブルAから導出されたテープ心線は、ドロップ心線用トレイ10に処理されて端面板26から導出されて引き落とし分岐ケーブルとして配線される。(図1)
前記スペーサには、ドロップケーブルの挿通用の閉塞孔を多数備え、引落し時に閉塞孔を開口してドロップケーブルをクロージャ外に導出入できるようにしてある。さらに、前記クロージャ1は、分割接合面にガスケットを介在して突き合わせ密封結合するが、スリーブ外側に設けたヒンジ部にループ状リングからなるヒンジ締結具によって掛止めて連結一体化するようになっている。
【0028】
なお、前記スプリッタトレイ5やドロップ心線用トレイ10などの各トレイに設けた係止凸部27は、トレイが複数積み重ねられたときに必要に応じ、トレイ固定収納板7に係合され支持バンド28などでフレーム2に連結固定保持するために用いてもよいし、上下段ごとに連結ボスを嵌装して連結する形態とすることもできる。
【0029】
また、図11に示すように、上下層のスプリッタトレイ5の複数を互に心線取出方向を上面にする方向で傾斜してそれぞれ個々に保持するトレイ取付部3では、その心線導出入部に心線通路となる間隔をあけて複数のガイドリブなどで複数の心線通路を形成して、トレイが出入する心線を各ガイド片間に通して振り分け配線できるようにするのがよい。
なお、上下層の前記スプリッタトレイ5は、複数層の重合状態でそれぞれヒンジ部によって観音開きに開閉自在に連結されて一組とし、テープ心線から分離した単心ごとに接続部と心線余長とを個別に一括収納できるトレイに構成され、該トレイを単段或いは複数段に前記クロージャ1内に設けたトレイ取付部3に挿脱自在に嵌装してある。
【0030】
さらに、接続トレイ6は、図15のごとく光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13を配備してあって、心線押え片14を適宜配線ラインに備えていると共に、心線押え片14で伝送特性に悪影響が及ばないように心線がなめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してあり、トレイ本体に突設されたピン軸18によって、前記トレイ取付部3の軸受部19に挿脱自在に嵌入され、かつ係止凸部27で前記トレイ固定収納板7に保持されて用いられる。
【0031】
この場合、4心テープを単心分離し、または分離心線を使用して単心線に接続部aを介して引き落し光ファイバ単心線を接続したり或いは、スプリッタbを介して変換した8心インドアケーブルの接続部及び心線余長を収納するケースとすることもできるが、各トレイは、図16及び図17に示すように、心線の取り回し配線イメージとしては、スプリッタbの使用時には図16の如く多心光ファイバテープ心線Aを光ファイバ単心線として分離し、引き通し光ファイバ単心線Aと、引き落し光ファイバ単心線Aとに分岐し分離部保護部材21によってその分離部を保護し 引き落し光ファイバ単心線Aは、接続部aを経てスプリッタbに接続し心線余長を含んでスプリッタトレイ5に収納し、スプリッタbからの出側テープ心線31は分離部cで単心線に分離されて心線余長とともにFOトレイ4に収納し、さらに分離部cからの出側単心線32を接続部aを介してドロップケーブルCと接続し、ドロップ心線用トレイ10に心線余長を含んで収納して配線する。
また、スプリッタbの未使用時には図17の如く、多心光ファイバテープ心線Aを光ファイバ単心線として分離し、引き通し光ファイバ単心線Aと、引き落し光ファイバ単心線Aとに分岐し分離部保護部材21によってその分離部を保護し 引き落し光ファイバ単心線Aは、接続部aを経てドロップケーブルCと接続し、該接続部aを心線余長と共にドロップ心線用トレイ10に収納して配線することでたりる。
【0032】
なお、各トレイには、心線の曲率半径円をS字状に切り返し配線できるように楕円筒状のリブ29を一対トレイ底面上に間隔をあけて対向配備した構成してある。 また、前記積み重ねトレイには、その両接合面に係合凹凸部と、ドロップテンションメンバ取付部を直接或いはベース(図示せず)を介して突設し、配線並びに心線接続作業が簡便にできるようにしてある。
また、光ファイバ単心線として分離した場合、、ナイロンチューブを被せて保護した単心線を取付固定したり、分離部分をスパイラルチューブで保護したのち、この単心線をドロップ心線用トレイ10内に挿入して心線押え片15によって支持してドロップ光ファイバケーブルと接続される。
即ち、前記ドロップテンションメンバ把持具24にネジ止めしNo.1〜4の各トレイから出るドロップ心線が押えられるようにし、心線の飛び出し防止保護し、またドロップテンションメンバ把持具24に固定されたドロップテンションメンバをさらに上から押しつける着脱自在のホルダーが備えられ、各トレイの移動時にドロップ光ファイバケーブルの捩れ防止に役立て、ドロップ光ファイバケーブルの移動の際に追ずい誘導をスムーズにできるように支持する構成となっている。
【0033】
一方、各内装トレイの組合せでは、トレイは一体成形品で嵌合入れ込み構造としてあるが、一体成形或いは着脱自在のヒンジ部で連結したりすることができる。上下層での各トレイは、それぞれヒンジ部で連結して組とする方式が採用されているが、一体成形のヒンジ連結構造としてもよいし、表面内装トレイの上面に蓋片を付設することもできる。
前記クロージャ1にスプリッタbを取り付ける場合、スプリッタ一心側0.25mm単心線に分岐部を経てスプリッタ分岐側4心テープ心線を分離した単心線に0.9mmの単心線保護チューブを装着したものが4本スプリッタトレイ5に挿入できる。また、各種テープまたは心線が2本以上挿入した際には、任意の心線を取り出すときに他の心線に影響を与えないように挿入することができる。なお、単心線保護チューブは、固定しないで単心線上に移動できる状態にしてあり、また、スプリッタ一心側単心線は融着接続部までの取り回し長さと、トレイ収納必要長さおよび接続対応長さを例えば約600mmをスプリッタトレイ5よりFOトレイ4間で取り回しに必要とされる実長とするのがよい。
さらに、単心に分離することが可能な作業スペースを確保するためには、外被剥ぎ取り長さを確保し、積層個別収納タイプで、多心ドロップトレイによる高密度収納形態とするのがよく、接続失敗余長が100mm以上を収納する方式を採用するのがよい。
【0034】
また、単心に分離した前記単心線を保護するには、接続したい単心線の下部側を切断し、分離部から切断端までナイロンチューブの保護チーブを被覆して保護して接続用単心線としたのち、この引通し単心線と単心線保護部の分離部に分離部保護部材21で一括保護し、さらに分離したテープ心線全体をスパイラルシリコンチューブを被せて保護して、心線処理ガイド20に取付け、接続用単心線をドロップケーブルに融着接続部を介して接続して分岐処理するのがよく、単心線およびドロップ心線と接続部及び余長心線を必要なドロップ心線用トレイ10に挿入収納して引き落としケーブルのドロップ分岐処理するのがよい。
スプリッタ処理を行う際には、スプリッタトレイ5とドロップ心線用トレイ10内において、光ケーブル心線とスプリッタおよび、スプリッタとトロップケーブルの接続ができるようにしたり、スプリッタ出線の処理までを各トレイで対応するようにすることが望ましい。
いずれにしても、前記スプリッタトレイ5とドロップ心線用トレイ10は、多段状のトレイ取付部3に回動自在に保持され、図1に示すように二つ割りのスリーブからなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられ、該クロージャ1内では、前記配線処理ガイド20によりテープ心線とドロップ心線との動きを分離させるのがよい。
【0035】
前記ドロップケーブルのドロップ心線によって引き落とし分岐配線するには、両端に嵌装された端面板26を備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板26にスペーサを介して、主幹線ケーブルAが貫通されてケーブル把持具22で固定され、かつ、該ケーブル把持具22にケーブルのテンションメンバが接続連結されている。この主幹線ケーブルAから分岐したテープ心線を分離した多心光ファイバテープ心線Aを光ファイバ単心線として分離し、引き通し光ファイバ単心線Aと、引き落し光ファイバ単心線Aとに分岐し、該引き落し光ファイバ単心線Aが配線処理ガイド20を経由してドロップ心線用トレイ10に挿入されて、コネクタなどの接続部を介してドロップケーブルCに接続されて用いられる。
さらに、前記ドロップ心線用トレイ10には、ドロップテンションメンバ取付部を介してドロップテンションメンバ把持具24を心線導出入部11の近傍に備えた構造のものを用い、単心線及び引き落しケーブルの保護を容易にする。またドロップ心線用トレイ10に導入する分離単心線に接続され、ドロップ心線用トレイ10から導出されるドロップ心線の引き落し光ファイバ単心線Aは、端面板26から導出されて分岐ケーブルとして配線される。
【0036】
以上の構成からなるドロップ心線用トレイ10において、テープ心線を単心線に分離したうち選ばれた引き落し光ファイバ単心線Aは、ドロップ心線用トレイ10のいずれか一方の心線導出入部11から入ると、心線通路を通ると共に心線押え片14および15により押されられ、心線余長はいずれかの心線余長収納部13内に入る。そして心線余長は、前記心線押え片14によって押さえられると共に、リブ29の回りを巻回されて収納されるが、単心線は、ドロップケーブルCに接続部a或いはこれとスプリッタbとを介して接続され、該接続部aを接続部収納部12に、またスプリッタbはスプリッタトレイ5内においてスプリッタ収納部12に差込み保持する。この接続部aから出るトロップケーブルCは、その心線余長収納部13を通って、一方または他方の心線導出入部11からドロップ心線用トレイ10外部に出る。
【0037】
このように、光ファイバケーブルを加入者宅等に引き落とす際に、トレイ各層が開く構造であると共に、単心に分岐するのに心線導出入部11の一方側から単心線を入れる場合に、心線余長収納部13に収納したときは、他方の心線導出入部11側に出すことができる。
なお、心線導出入部11の一方側から単心線を入れて心線余長収納部13に収納する場合、心線の巻回の仕方によって、両方の心線導出入部11のいずれの側にも出すこともできる。
以上のように、いずれかの心線導出入部11から単心線或いはドロップケーブルCをドロップ心線用トレイ10内に入れたり出したりすることができ、かつ心線の曲率を小さくすることなく(過負荷を加えることなく)、入口側となった心線導出入部11と同一の又は異なる心線導出入部11を出口側として出すことができる。これにより、心線の出入口側を自由に選んで、光ケーブル用クロージャ内での単心線の配線の便宜を図ることができる。
【0038】
ここで、心線導出入部11には、貫通穴が形成されたスポンジゴム等の弾性変形可能な弾性保持部材が設けられ、心線は、この貫通穴を通ってドロップ心線用トレイ10内に入り、かつドロップ心線用トレイ10外に出る。この心線支持用の弾性保持部材は係止片により保持される。 このように弾性保持部材を心線導出入部11に介在させれば、心線が心線導出入部11を通るときに、心線がトレイ本体に擦れることや、或いは引張衝撃等を確実に防止することができる。
【0039】
そして、前記ドロップ心線用トレイ10は、光ケーブル用クロージャ1内のフレーム2にあるトレイ取付部3に挿入し順次積み重ねられるようにして実装される。この積み重ねには、トレイ固定収納板7で固定化し、重なり合う心線接続収納トレイ同士をネジ止め等することなく積層連結することができ、高密度収納構造の心線接続クロージャ1とすることができる(図1参照)。
この場合、ドロップ心線用トレイ10の一つの心線導出入部11から単心線を入れ接続部aを接続部収納部12に保持し、中央のリブ29に巻回して同じ心線導出入部11から取出て配線したり、或いは一方の心線導出入部11から単心線を入れ接続部aを保持し、心線余長を心線余長収納部13に取り廻しして他方の心線導出入部11から取り出す配線形態とすることが、各トレイおよび各内装トレイ10,10,10ごとに行ってクロージャ1内で整理することができテープ心線から単心線をトロップ心線Cに分岐して引き落し配線できる。
【0040】
前記FOトレイ4を押すことで後ろにスライドし、さらに押すことで所定角度40度以上上側に回動して開くことができ、単心分離作業スペースより移動回避させて、単心分離作業時での導線が見やすく配線作業を容易で迅速に処理することができ、また単心線を安全に保護することができるし、各トレイを自由に取付位置可能で心線の引き落としができるので、架空ループ配線にも対応可能であり、また心線接続後にドロップ心線用トレイ10を移動させて、元の位置に戻しても光ケーブル心線に弛みが生じないし、心線に過度に屈曲することがなく曲率半径の小さい円弧状部分をも生じないで収納でき安全な保護ができる。
例えば、単心分離の場合、現場で光ケーブルの外被を約730mm剥ぎ取り、スロットルから出てきた任意テープ心線(4心)の一つをツールを用いて単心分離を行い、テープ心線を単心分離後に4心のうちドロップしたい空き単心線のみを最遠端でカットし、ナイロンチューブで保護してからこの単心線をドロップ心線用トレイ10内に取り込む。この場合、任意テープ心線(4心)のすべての単心を同時にドロップする形態でなくオーダごとに1心単位で空き単心線のみ(現用回線を除いて)をドロップすることになり、ドロップ光ファイバケーブル(×4)と接続した後トレイ収納され、No.1〜4までに分岐されそれぞれのトレイに収納される。
そして前記ドロップ心線用トレイ10内においても内装トレイ10と同時にNo.1の単心線を引き廻し、接続部収納部12と心線余長収納部13とにそれぞれ整理配線されて、No.2〜4の各トレイから出た単心線とともに、ドロップテンションメンバ把持具24に固定された状態で、クロージャ1内に保護される。
【0041】
さらに分離心線使用の場合には、この単心線とドロップ心線Cとを接続後にトレイ収納するが、ドロップ心線用トレイ10に導入されたテープ心線は弾性保持部材で固定され、上下層2,3のNo.1〜4までに分岐されそれぞれのトレイに整理配線されて収納されドロップテンションメンバ把持具24に固定された状態で、クロージャ1内に保護されて用いられる。
【0042】
積み重ねた各ドロップ心線用トレイ10は、それぞれ個別にトレイ取付部3から前方に旋回可能で、引き回されたトレイの各層を所定の角度で開いて配線でき閉じてから固定化できる構造としてあって、各トレイの出し入れや各層を開閉することによってトレイ内に収納された心線に損失などの影響が生ずることなく任意のトレイを取り出すことができる。
【0043】
また、この前記ドロップ心線用トレイ10を4層トレイとした場合には、No1〜4までの識別番号を順次つけて配線取扱いやすくしてあり、しかも、各内装トレイは、トレイに内装された際に積層したトレイ間での変形しないように配慮されている。
【0044】
前記弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるものを選んで用いられ、さらに接続部収納部12及び心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片或いは係止爪を一体成形して余長の心線や心線接続部となるコネクタをドロップ心線用トレイ10内に確実に保持できるようにするか、また接続部収納部12或いは心線余長収納部13のみを区画した内装トレイを組合せて一つとした形態としてもよく、各ドロップ心線用トレイ10毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにする。
【0045】
この場合、トレイ固定収納板7を外して多段に積み重ねられたドロップ心線用トレイ10の中から所望のドロップ心線用トレイ10の係止凸部27をトレイ取付部3から外せば、トレイ取付部3から引き出せ、各トレイ間の重ね合せ面を開くことができて、トレイの内面側を露出されて収納心線の点検、修理、接続の各作業が簡便に行うことができる。
【0046】
これら実施例で用いられる各トレイ、例えばFOトレイ4、スプリッタトレイ5或いはドロップ心線用トレイ10などに形成される単心線導入・出口としての心線導出入部11は、図18および図19に示すように、複数間隔を開けて突設された隔壁片33間の中央に並設される案内リブ34の出口側端に弾性変形する二股状の板ばね片35,35を、その先端の自由端間を開いたり狭めたりできるように設けて、前記隔壁片33と板ばね片35間の溝に挿入される単心線を把持できるように構成した板ばね方式にするのがよい。
【0047】
この板ばね方式による把持構造は、単心線に嵌入した0.9mmの保護チューブが簡単に抜けないように把持できる構造を有していると共に、チュープ把持作業が安全で容易に行われるように板ばね片35の先端に把持力開放用の摘まみ36を設けた構造になっている。
また、該板ばね片35は、把持した保護チューブが上向きに浮き上がらないように外側面に突起状の浮き上がり防止用リブ37と把持用リブ38とを突設させて把持機能を確実にするのがよい。
【0048】
この場合、前記板ばね片35は、トレイと一体に成形されるため型抜き用の開口部39を設けてあって、板ばね片35が弾性変形し易く単心線の把持機能を安全で容易に行えるように配慮してある。さらに前記心線導出入部11に付設される心線押え片15は、ヒンジ部で開閉自在にトレイに連結され先端に突設される止めピン或いはスナップなどでトレイに係止され、前記隔壁片33と案内リブ34および板ばね片35を覆って隔壁片33間に導出入する心線を押圧保持できるように構成するのがよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、光ケーブル心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線を支持する心線保持部と、該心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えて心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成としたトレイからなるドロップ心線用トレイをクロージャ本体内に配備する光ケーブル接続用クロージャであって、前記ドロップ心線用トレイをヒンジ部によって回動自在で、かつ着脱自在にトレイ取付部に複数設けると共に、該トレイ取付部をクロージャ本体内に設けたフレームに固定して、前記ドロップ心線用トレイを複数重ねた状態で変位可能に斜設配備し、さらにFOトレイと、スプリッタトレイおよび接続トレイをそれぞれ前記フレームに変位可能に設けたことで、各トレイを位置変換して配線処理できるので、光需要に際して任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落としたり、本線に戻したりすることが容易にでき、多心光ファイバテープ心線から光ファイバ単心線に分離して1心線のみ又はそれ以上を選んで引き落しケーブルに接続して、他は引き通し光ファイバ単心線として下部に送り込めるように保有しておくことが可能となる。また接続作業に必要な余長心線は、任意のドロップ心線用トレイを開いて、或いは取り出したりして接続部と共に収納しておけ、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として安全に用いることができる。
【0050】
また本発明によれば、FOトレイが、前記フレームにスライドベースを介して摺動自在に備えられるものであって、前記スライドベースに形成した湾曲部によってFOトレイを方向変換して開き方向に所定の傾斜角度をつけて保持できる構成としたことにより、FOトレイを単心分離作業スペースより移動回避させて、単心分離作業時での導線が見やすく配線作業を容易で迅速に処理することができ、また単心線を安全に保護することができるし、各トレイを自由に取付位置可能で心線の引き落しができるので、架空ループ配線にも容易に対応可能であると共に、一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど、単心の分離、保護、収納作業を大幅に向上できる。
【0051】
さらに本発明によれば、ドロップ心線用トレイが、前記フレームに回動自在に設けたトレイ固定収納板に階段状にずらせた多重状態下で傾斜保持するように配備されているものであって、該ドロップ心線用トレイを係止片と係止受部とからなる係止部によってトレイ固定収納板に固定維持できる構成としたので、クロージャのコンパクト化に寄与し、さらに単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して安全に整理することができるし、架空乃至地上ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために有効に用いられ、光ケーブルの接続部を保護して、心線余長を収納し、心線の使用効率を高め単心運用と、作業施工性にも優れた光ケーブル接続用クロージャにすることができる。
【0052】
さらに、本発明によれば、前記ドロップ心線用トレイが、ピン軸と軸受部とからなるヒンジ部によってトレイ取付部に備えられるものであって、前記軸受部に外方に開口するガイド溝を形成し、該ガイド溝から前記ピン軸に形成した断面狭巾部で挿脱できるようにして、トレイ取付部に着脱自在に配備され、ピン軸部の断面幅広部で係止支持されることで、配線作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理収納並びに心線ごとの増減が簡単にで、増設も楽できわめてコンパクトに接続部を収納することができるなど取扱い簡便な架空または地上載置用の光ケーブル接続用クロージャとすることができる。しかも複数枚重ねられたトレイは光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業や再収集作業が容易に実施でき、心線接続作業後に任意の収納トレイを開いて収納されている光ファイバ心線を迅速に取り出すことができ、心線識別も容易で接続部の再調整や修理など簡単に行うことができ、その作業性を大幅に向上することができる。
【0053】
また本発明によれば、ドロップ心線用トレイの内部を複層化することで心線余長の収納が収まり良くできるし、心線の巻回収納にも余裕があり、しかも心線の保持も緩衝的に行なわれているので、心線に弛みが生じないし、各トレイを展開しても収納した光ファイバの余長部の長さの変化が少なく、光ファイバ心線に無理な屈曲や小円弧が発生することなく光損失をなくして伝送特性を良好に保つことができると共に、心線の分岐、引込の際に接続用トレイへの心線導出入の自由度があって作業上、心線接続部へのアクセスが簡便化でき、管理や組立分解作業も容易に行なえ、かつ高密度・高信頼性が得られる。殊に、接続したい空き単心線とドロップ心線とを接続して、残りは現用または空き心線として下部に送り込めるように保有しておくことが可能となるし、また空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、かつ単心に分離した心線の保護とも簡易にすることができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
【0054】
さらにまた、本発明では、各トレイ内において接続部は固定し、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、伝送特性に悪影響を及ぼすことがないし、任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上が図れ、単心運用のための分離、保護、収納作業にも優れた機能を発揮でき、クロージャとして安全性を大幅に高め、心線余長収納での高信頼性がえられるし、必要なだけ多段に積み重ねた各トレイが外れたりずれたりすることなく、簡単確実に結合されて識別容易な心線接続部を持ったクロージャとして安全性を大幅に高め、心線余長収納での高信頼性がえられるし、収納トレイ相互間を脱着でき取扱いも著しく容易化でき、かつクロージャのコンパクト化が図れる。
【0055】
また、本発明では、トレイの光ケーブル心線を導入する心線導出入部が並設された隔壁片間に間隔を隔てて案内リブを介在し、該案内リブに弾性変形する板ばね片を備えて心線を把持できる構成としたから、単心線に挿入された保護チューブが簡単に抜けないように把持できると共に、心線を含むチューブ把持作業が安全で容易に行え、作業性も大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の一使用状態を示し、(a)はその縦断面図、(b)はその横断面図、(c)はクロージャを切断した正面図、(d)はその外部正面図である。
【図2】図2は、図1の例で用いられるトレイ固定収納板を展開した状態の縦断面図である。
【図3】図3は、図1の例で用いられるトレイストッパを示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその底面図である。
【図4】図4は、図1の例で用いられるトレイ固定用のフレームを示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図である。
【図5】図5は、図4の例にFOトレイを取り付けた状態を示す作動説明正面図で、(a)はスライドベースに収納固定状態を示す。(b)はFOトレイを後方へ押し込み移動状態を示す。(c)はさらに押し込んで上側に回動して開放状態を示す。
【図6】図6は、図4の例に用いられるFOトレイのスライドベースを示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその側面図である。
【図7】図7は、図5の例に用いられるFOトレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はC−C線における縦断面図、(d)はその側面図である。
【図8】図8は、図5の例に用いられるトレイ取付部を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図、(c)はその平面図、(d)はD−D線における拡大縦断面図である。
【図9】図9は、図1の例に用いられるスリーブに各トレイの取付状態を示し、(a)はその正面図、(b)は取付ヒンジ部の拡大縦断面図である。
【図10】図10は、用いられるスプリッタトレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図11】図11は、図10の展開状態のスプリッタトレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はE−E線における縦断面図、(d)はF−F線における縦断面図である。
【図12】図12は、図10の例に用いられるスプリッタトレイの分離状態を示す平面図である。
【図13】図13は、用いられるドロップ心線用トレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図14】図14は、図13の例の分離状態を示す平面図である。
【図15】図15は、用いられる接続トレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図16】図16は、図1の例で用いられる心線取り回し配線イメージの一例を示し、スプリッタ使用時の配線説明図である。
【図17】図17は、図1の例で用いられる心線取り回し配線イメージの他例を示し、スプリッタ未使用時の配線説明図である。
【図18】図18は、実施例で用いられる各トレイの心線導出入部の一例を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)その底面図、(d)は一部切欠斜面図である。
【図19】図19は、図18(a)におけるx印で示す拡大平面図である。
【符号の説明】
A 主幹線光ケーブル
多心光ファイバテープ心線
引き通し光ファイバ単心線
引き落し光ファイバ単心線
B 支持線
C ドロップケーブル
a 接続部
b スブリッタ
c 分離部
1 クロージャ
2 フレーム
3 トレイ取付部
4 FOトレイ
5 スプリッタトレイ
上層トレイ
下層トレイ
内装トレイ
6 接続トレイ
7 トレイ固定収納板
トレイ受け部
フック部
8 スライドベース
ガイド溝
ストップ部
9 湾曲部
10 ドロップ心線用トレイ
10,10,10 内装トレイ
11 心線導出入部
12 接続部収納部
12スプリッタトレイ収納部
13 心線余長収納部
13心線余長収納部
14,15 心線押え片
14,15心線押え片
16 係止取付部
17 支軸
18 ピン軸
19 軸受け部
20 配線処理ガイド
21 分離部保護部材
22 ケーブル把持具
23 テープドロップ把持具
24 ドロップテンションメンバ把持具
25 配線リング
26 端面板
27 係止凸部
28 支持バンド
29 リブ
30 支持線把持具
31 出側テープ心線
32 出側単心線
33 隔壁片
34 案内リブ
35 板ばね片
36 摘まみ
37 浮き上がり防止用リブ
38 把持用リブ
39 開口部

Claims (8)

  1. 光ケーブル心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線を支持する心線保持部と、該心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えて心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成としたトレイからなるドロップ心線用トレイをクロージャ本体内に配備する光ケーブル接続用クロージャであって、
    前記ドロップ心線用トレイをヒンジ部によって回動自在で、かつ着脱自在にトレイ取付部に複数設けると共に、該トレイ取付部をクロージャ本体内に設けたフレームに固定して、前記ドロップ心線用トレイを複数重ねた状態で変位可能に配備し、さらにFOトレイと、スプリッタトレイおよび接続トレイをそれぞれ前記フレームに変位可能に設けたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  2. 請求項1に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、
    前記FOトレイが、前記フレームにスライドベースを介して摺動自在に備えられるものであって、前記スライドベースに形成した湾曲部によってFOトレイを方向変換して開き方向に所定の傾斜角度をつけて保持できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイが、ピン軸と軸受部とからなるヒンジ部によってトレイ取付部に備えられるものであって、前記軸受部に外方に開口するガイド溝を形成し、該ガイド溝から前記ピン軸に形成した断面狭巾部で挿脱できるようにして、トレイ取付部に着脱自在に配備され、ピン軸の断面幅広部で係止支持されることを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  4. 請求項1,2または3に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイが、前記フレームに回動自在に設けたトレイ固定収納板に階段状にずらせた多重状態下で傾斜保持するように配備されているものであって、該ドロップ心線用トレイを係止片と係止受部とからなる係止部によってトレイ固定収納板に固定維持できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  5. 請求項4に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記スプリッタトレイが、上層トレイと、下層トレイとを段積装着した積層個別収納トレイとし、上下層両トレイの各トレイに内装トレイをヒンジ部によって回動自在に設けて前記ドロップ心線用トレイの最上段に設置され、前記フレームに回動自在に装着できる構成としてなることを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  6. 請求項4または請求項5に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、ドロップ心線用トレイが、トレイ本体内に積層した3枚の内装トレイをヒンジ部で回動自在に連結して入れ込み構造とした4層個別収納の4心ドロップ心線用トレイとすると共に、各内装トレイに接続部と心線余長収納部とを備えたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  7. 請求項4,5または6に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記スプリッタトレイとドロップ心線用トレイとが積層個別収納トレイであって、トレイにそれぞれ単心線導出入口とテープ線導出入口とを並設し、さらに心線押え片を係脱自在に設けて、ドロップ心線の接続収納状態を維持する構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  8. 請求項4,5,6または7に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記トレイの光ケーブル心線を導出入する心線導出入部が、並設した隔壁片の間に間隙を隔てて案内リブを介在し、該案内リブに弾性変形する板ばね片を備えて心線を把持できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
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