JP4264026B2 - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

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Description

本発明は、通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケーブル)の架空区間のアクセス区間において、固定配線区画の配線点やケーブル接続点における外被接続並びに架空光ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために用いられ、光ケーブルの接続部を保護して、心線余長を収納し、心線の使用効率及び需要変動耐久力を最大限に高めるために幹線系光ケーブルと、多方面に配線される配線系光ケーブルを1心単位に自由に配線可能な切替配線機能を持たせた光ケーブル接続用クロージャに関するものである。
従来、光ケーブルの分岐、引込、接続などを行う場合、クロージャ内においてケーブル心線相互を接続すると共に、該接続部と、ケーブル心線の余長分とを収納するための心線接続余長収納トレイを備えたクロージャが知られている。
このクロージャは、心線幹線用光ケーブルの本線から引き出された光ファイバ心線同士或いは分岐用光ケーブルから引き出された心線とを接続するコネクタ等の接続部が収納され、さらに接続された心線の余長部分を巻回して保護収納する心線余長収納部とを備えたものとして接続機能専用クロージャ或いはドロップ機能専用クロージャとして用いられている。(特開2001−42155号)
特許文献1の光ケーブル接続用クロージャは、心線用トレイがテープ心線から分岐した単心ごとにコネクタと心線余長とを個別に一括収納できるドロップ心線用トレイに構成され、該心線ドロップ用トレイをクロージャ内に設けたトレイホルダーに挿脱自在に嵌挿したものが開示されている。(特許文献1参照)
特開2001−42155号公報
ところが、光ケーブルを用いた通信網では、光アクセス網の最適な配線形態とすることや、接続配線の作業性の良いこと、さらには切替配線機能の実現が可能で光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供することが要請されているのに、単心運用作業が難しく、作業性の点で、また光アクセス系設備の効率的な使用や経済的な使用が十分満足するものがない。特に、ケーブルの高密度、多心化或いは伝送高速度化が進むにつれて心線余長収納部ではその容量が不足しがちになり、接続分岐に伴う作業や配線整理がやりにくいし、さらには増設も簡単には対応できずコンパクト化できないといった問題が生じている。また光ケーブルの分岐作業においては、ドロップ光ファイバを引き落とすためには、例えば、多心テープの光ケーブル本線から4心テープ単位で取り出して、そのうち1心のみを分岐心線に接続して単心に分離しているが、この場合取り出した4心テープは、必要な単心を残して他の3心線は切断してしまうために、余った心線はすべて下流側では使用不能或いは方面別への振り分けが不能となって不経済となるし、心線を再度本線に戻すことも出来ないなど取り扱いも施工性も不便になり、アクセス系設備の効率的かつ経済的な使用ができないなど問題があった。
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、光ケーブルの心線の使用効率及び需要変動耐久力を最大限に高めるために、より効率的に光ケーブルを配線、布設、運用するのに単心単位での引き落し或いは切替え、振り分けが可能であり、加入伝送路設備の加入区間光ケーブルの使用上の細分化をも経済的に可能にし、加入者の散発需要に簡単に対応でき、既存の光ケーブル設備を利用した光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供できるし、その配線作業の簡素化が図れ、単心線ごとの接続機能と引き落し機能とを統合して整理でき、その収納にも引き落し用心線と通過用心線とを個別に収納、配置できるほか、光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく、光ケーブルのドロップ接続や切替え或いは分岐接続作業並びに再収納作業が容易に実施できると共に、架空基線点において、幹線系地下ケーブルから引き上げた引上ケーブルと各方面へ配線されている光ケーブルとを一心単位に自由に切替配線可能な機能を持たせ単心の分離、保護、収納作業に優れたクロージャとすること、しかも作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理することができるので、その収納並びに心線ごとの増減も簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を収納することができる取扱い簡便な光ケーブル接続用クロージャを安価な形態で提供することを目的とするものである。
上述の課題を解決するために、この発明は、幹線系光ケーブルを把持する把持部材を備え、該把持部材で保持された幹線系光ケーブルから導出するテープ心線の光ケーブル心線と、多方面に振り分け配線されている配線系光ケーブルのテープ心線の光ケーブル心線との心線相互を接続する接続部を収納する接続部収納部と、該接続部に至る心線の心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを有する切替心線用トレイをクロージャ本体内に配備する光ケーブル接続用クロージャであって、前記切替心線用トレイがFOモジュールを一対有するもの或いはFOモジュールとスプリッタモジュールを有するものからなり、各モジュールに複数の単心線接続用のアダプタが備えられて一心単位に切替配線可能な機能を持たせた構成とし、この切替心線用トレイをクロージャ内のフレームに設けたトレイ固定ベースに複数重ねた状態で設けたものである。
この発明は、前記クロージャ1内のフレームにテープ心線引き通し用のFOトレイと、心線保留用の接続トレイとを付設した構成としものからなり、さらに本発明の光ケーブル接続用クロージャにおいては、前記切替心線用トレイの前記FOモジュール或いはジャンパモジュールのMUアダプタに接続されるMUコネクタを備えたジャンパコードによって接続配線される構成としたことにより、上側テープと下側テープを単心単位で容易にジャンパリングでき増設作業の簡便化を可能とした。
さらに、本発明では、前記切替心線用トレイが、FOモジュールとスプリッタモジュールとに各単心線の識別表示部として記号表示、色彩区画もしくは2次元バーコードなどを備えた構成としたことで、現場で配線状況がすぐ判別できるようにしてある。
また、本発明では、前記切替心線用トレイが、前記フレームに設けたトレイ固定ベースに階段状にずらせた多重状態下で水平或いは傾斜保持するように配備されているものであって、該切替心線用トレイを係止片と係止受部とからなる係止部によってトレイ固定ベースに固定維持できる構成としたことを特徴とする。
また、本発明では、前記切替心線用トレイが、トレイ固定ベース内に積層した複数枚のFOモジュール或いはスプリッタモジュールを摺動自在に入れ込み構造とし、複数枚の接続トレイと重合して多層個別収納の多心線切替心線用トレイとすると共に、各モジュールに接続部と心線余長収納部とを備えたことをも特徴としている。
本発明の光ケーブル接続用クロージャにおいては、前記FOモジュールと、スプリッタモジュールとが積層個別収納トレイであって、トレイにそれぞれ単心線導出入口とテープ線導出入口とを備え、さらに心線止め片を設けて切替心線の接続収納状態を維持する構成とした。
さらにまた本発明は、前記クロージャの幹線系側と配線系側とにそれぞれ前記FOモジュールを一対併設またはFOモジュールとスプリッタモジュールを隣接併設するか、また各モジュール中間に余長収納部を介在配備し心線を把持できる構成とすることもでき、光ケーブル心線の接続部並びに接続余長部分を保護収納する切替心線用トレイを着脱自在にトレイ固定ベースに複数設けると共に、該トレイ固定ベースをクロージャ本体内に設けたフレームに固定しているので、各トレイを位置変換して配線処理でき、光需要に際して任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落したり、本線に戻したりする切替配線が容易にできる。
すなわち、多心光ファイバテープ心線から光ファイバ単心線に分離して1心線のみ又はそれ以上を選んでFOモジュール或いはスプリッタモジュールによって引き落しケーブルに接続して、他はF0トレイに引き通し光ファイバ単心線として下部に送り込めるように保有しておくことと、クロージャ内での上流側および下流側の心線を接続トレイに保留することが可能となる。また接続作業に必要な余長心線は、任意の切替心線用トレイを開いて、或いは取り出したりして接続部と共に収納しておく。
そして、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、単心に分離した心線の保護とが簡易にすることができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に整理して行うことができる。
また、切替心線用トレイは、多段で水平配備或いは斜設配備していて、接続単位で複層化したもので、心線接続部は固定し、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない。
しかも、前記切替心線用トレイが、両端にMUコネクタを備えたジャンパコードによって前記FOモジュール及びスプリッタモジュールのMUアダプタに接続配線される構成としたことで、既設接続トレイのテープ単位の切替えが可能であり、分岐後の全心線を各方面別へ振り分けができ、またFOトレイが、前記フレームに固定ベースを介して摺動自在に備えられるものであって、開き方向に所定の傾斜角度をつけて保持できる構成としてあることで、単心切替作業スペースより移動回避させて、作業時での導線が見やすく配線作業をも容易で迅速に処理することができ、また単心線を安全に保護することができるし、各トレイを自由に取付位置可能で心線の引き落としができるので、架空ループ配線にも対応可能であり、また心線接続後に切替心線用トレイを移動させて、元の位置に戻しても光ケーブル心線に弛みが生じないし、心線に過度に屈曲することがなく曲率半径の小さい円弧状部分をも生じないで収納でき安全な保護ができるし、任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上が図れ、単心運用のため分離、保護、収納作業にも優れた機能を発揮できる。
さらに、分離心線と分岐心線並びにその接続部を収納するトレイの集合体となる収納トレイが、取り外しと外れ防止機能のあるトレイ取付部に挿し込むことで隣接されるトレイと容易に連結でき、またフレームから外して開閉することにより連結した各トレイを別個に開放露出することができ、接続作業や各トレイの更新並びに増設作業も容易にできる形態で用いられる。
本発明は、前記切替心線用トレイがFOモジュールを一対有するもの或いはFOモジュールとスプリッタモジュールを有するものからなり、各モジュールに複数の単心線接続用のアダプタが備えられて一心単位に切替配線可能な機能を持たせた構成とし、この切替心線用トレイをクロージャ内のフレームに設けたトレイ固定ベースに複数重ねた状態で設けたことで、心線接続作業性が著しく簡易、良好で、ケーブルの切替え配線処理も楽にできるので、光需要に際して任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落したり切替え変換して本線に戻したりすることが容易にでき、多心光ファイバテープ心線から光ファイバ単心線に分離して1心線のみ或いはそれ以上を選んで引き落し光ケーブルに接続或いは切替えして、他は引き通し光ファイバ単心線として下流側に送り込めるように保有しておくことが可能となり、心線の使用効率および需要変動耐久力を大幅に高められる。また、接続作業に必要な余長心線は、任意の切替心線用トレイを開いて、或いは取り出したりして接続部と共に収納しておけ、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として安全に用いることができる。
また、本発明によれば、前記切替心線用トレイが、FOモジュールを一対有するもの或いはFOモジュールとスプリッタモジュールを有するものからなり、FOトレイと接続トレイとを付設した構成とし、両端にMUコネクタを備えたジャンパコードによって前記FOモジュール或いはスプリッタモジュールのMUアダプタに接続配線される構成としたことにより、単心分離作業時での導線が見やすく配線作業を容易で迅速に処理することができ、また、単心線を安全に保護することができるし、各切替心線用トレイを自由に取付け位置可能で、心線の引き落しや切替えができるので、架空ループ配線にも容易に対応可能であると共に、一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど、単心の切替、保護、収納作業を大幅に向上できる。
さらに、本発明によれば、架空基線点において、幹線系地下ケーブルからの引き上げケーブルと各方面へ振り分け配線されている光ケーブルを一心単位に自由に切替配線可能な機能を持たせることで、配線作業が容易に実施でき、その施工性にすぐれ、単心線ごとの接続機能と、ドロップ機能とを統合して整理収納並びに心線ごとの増減も簡単で、増設も楽で極めてコンパクトに接続部を収納することができるなど、取扱い簡便な架空或いは地上載置用の光ケーブル接続用クロージャとすることができる。しかも、複数枚重ねられたトレイは、光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく光ケーブルの接続や切替え或いは分岐接続作業や再収集作業が容易に実施でき、心線接続作業後に、任意のトレイを開いて収納されている光ファイバ心線を迅速に取り出すことができ、心線識別も容易で、接続部の再調整や修理など簡単におこなうことができ、その作業性を大幅に向上することができる。
また本発明によれば、トレイ固定ベースに多重状態下で水平保持或いは傾斜保持するように配備されているものであって、切替心線用トレイを係止片と係止受部とからなる係止部によってトレイ固定ベースに固定維持できる構成としたことにより、心線余長の収納が納まりよくできるし、心線の巻回収納にも余裕があり、しかも心線の保持も緩衝的に行なわれるので、心線に弛みが生じないし、各トレイを展開しても収納した光ファイバ心線の余長部の長さの変化が少なく、光ファイバ心線に無理な屈曲や小円弧が発生することなく、光損失をなくして伝送特性を良好に保つことができるほか、心線の分岐、引き込みの際に接続用トレイへの心線導出入の自由度があって作業上、心線接続部へのアクセスが簡便化でき、管理や組立分解作業も容易に行え、かつ高密度・高信頼性が得られる。殊に接続したい空き単心線とドロップ心線とを接続して残りは現用又は空き心線として下流側に送り込めるように保有しておくことが可能になるし、また空いている心線は、その後のユーザー加入など必要な単心線として使用することができ、かつ単心に分離した心線の保護とも簡易にすることができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合して、きわめて容易に行うことができる。
さらにまた、本発明では、切替心線用トレイがトレイ固定ベース内に積層した複数枚のFOモジュールを摺動自在に入れ込み構造とし、複数枚の接続トレイと重合して多層個別収納の多心切替心線用トレイとすると共に、各FOモジュールに接続部と心線余長収納部とを備えたことにより、各トレイ内において接続部は固定し、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、伝送特性に悪影響を及ぼすことがないし、任意心線の取り出して、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上が図れ、単心運用のための切替、保護、収納作業にも優れた機能を発揮でき、クロージャとして安全性を大幅に高め、心線余長収納での高信頼性が得られるし、必要なだけ多段に積み重ねた各トレイが外れたり、ずれたりすることもなく、簡単確実に結合されて、識別容易な心線接続部を持ったクロージャとして安全性、作業性を大幅に高め、心線余長収納での高信頼性が得られるし、収納トレイ相互間わ脱着でき取扱いも著しく容易化でき、かつクロージャのコンパクト化が図れる。
また、本発明では、クロージャの幹線系側と配線系側とにそれぞれ前記FOモジュールを一対併設またはFOモジュールとスプリッタモジュールを隣接併設するか、また各モジュール中間に余長収納部を介在配備し心線を把持できる構成としたことにより、分岐心線後の全新線を各方面別の振り分けが可能であり、各モジュールの単心線にが簡単に抜けないように把持できると共に、心線を含む接続部把持作業が安全で容易に行え、作業性も大幅に向上することができる。
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、図1〜図8の実施例では、図1aに示すように、上側光ケーブルAをMTコネクタBを介して切替心線用トレイ4内のFOモジュール4と、多方面に別れる下側光ケーブルAに接続されるMTコネクタBを介して接続されるスプリッタモジュール4との間に、両端にMUコネクタ9のあるジャンパコード10によって、各FOモジュール4,スプリッタモジュール4に備えたMUアダプタ8にそれぞれ接続連結し単心運用のための切替作業を簡易に行なうが、図1bに示す心線接続クロージャ1には、切替心線用トレイ4が複数組例えば4段で複数重ねた状態でフレーム2にトレイ固定ベース3を介して内装配備されている。
このフレーム2には、心線引き通し部としてのFOトレイ5と、心線保留部としての複数組の接続トレイ6、例えば2段で重ねた状態で接続トレイ6とがそれぞれ上下位置に設けられ、その間に配置される切替心線用トレイ4は、複数重ねた状態で摺動可能でかつ着脱自在にトレイ固定ベース3に水平状態で配備されている。
前記切替心線用トレイ4としては、前記フレーム2に設けたトレイ固定ベース3に上下に多重状態下で水平保持するように配備されているものであって、該切替心線用トレイ4を係止片と係止受部とからなる係止部14によってトレイストッパを兼ねたトレイ固定ベース3に係脱自在に設けられている。(図2〜4)
そしてこの切替心線用トレイ4は、図3〜図4のようなFOモジュール4一対有するもの或いはFOモジュール4とスプリッタ13を入れたスプリッタモジュール4とを有するものを、図5に示すモジール取付部7に着脱自在に備えているが、該FOモジュール4或いはスプリッタモジュール4とに接続部となるMUアダプタ8を多数並列して設け、図6に示すような両端にMUコネクタ9を備えたジャンパコード10によって前記FOモジュール4のMUアダプタ8の一つに選んで接続配線される構成としてある。 このFOモジュール4および/またはスプリッタモジュール4が、複数枚積層した状態で前記トレイ固定ベース3内に摺動自在の入れ込み構造とされ、複数枚の接続トレイ6と重合して多層個別収納の多心切替心線用トレイとすると共に、各FOモジュール4とスプリッタモジュール4に心線余長収納部11を備えてある。この場合、前記スプリッタ13を収納の時はスプリッタモジュール4のUMアダプタ8の1ポートにジャンバコード10のMUコネクタ9が接続される。
また、前記FOモジュール4とスプリッタモジュール4には、各単心線の識別表示部12として記号表示、色彩区画もしくは2次元バーコードなどを備えた構成としたことで、現場で配線状況がすぐ判別できるようにしてあり、各トレイにそれぞれ単心線導出入口とテープ線導出入口とを備え、さらに心線止め15および押え片16とスプリッタ収納部17を設けて、ドロップ心線の接続収納状態を維持する構成としてある。
さらに、前記モジール取付部7には、各モジュール4,4を入れ込み式に多重状態で保持するために、前記係止部14のほかにスライド部18のあるベース凸部19および差込片20を備えていて、モジュールの着脱自在を簡便化するようにしてあり、底部に余長収納部7が形成され、また両端部にピン止め用の貫通孔 を備えていて上下に多重状態に取付け棚部3に配置されたときに、該貫通孔 に上からピンを挿通して固定できるようになっている。
さらに、前記モジール取付部7は、前記トレイ固定ベース3に配備されている取付け棚部3に摺動自在に配備されるものであって、係止片と係止受部とからなる係止部
21によってストッパを兼ねて所定位置に位置決め定着される。
前記FOトレイ5は、前記切替心線用トレイ4から離して前記フレーム2に備えられるものであって、テープ心線の配線ルート上テープ心線を通過させる機能を持ったトレイで蓋5が前に開くケースに形成し、ケース内には心線余長を案内するガイドリブ5、心線押え片5および接続部収納部5を区画配備して、心線の引き通し部として用いられ、蓋5を開き方向に所定の傾斜角度、例えば40度以上の角度をつけて上側に回動して開くことができる構成としてある。(図7)
また、前記接続トレイ6としては、上流側4心線テープ心線の光ケーブルAまたは下流側4心線テープ心線の光ケーブルA と、これらにあるMTコネクタB,B の接続部とを収納する心線保留部材として用いるために複数枚重合して前記トレイ固定ベース3に前記切替心線用トレイ4と共に、前記取付け棚部3に入れ込み構造で配備されるが、トレイ両端に心線口6を有し、トレイ内部の心線余長収納部6に心線押え片6を適宜区画して備え、心線余長を必要に応じ引回し収納保持できるようにしてある。(図8)
この接続トレイ6のトレイ外側面には、差込部22及び係止部23のほかにピン若しくはフック等のバンド止め用の突片24を突設して位置決めされて取付け棚部3に安全に保持されるようになっている。
また、図9〜図15の実施例では、上側光ケーブルAと下側光ケーブルAとを
MTコネクタB,Bを介して接続するのに、クロージャ1内の両端部にFOモジュー
ル4またはスプリッタ13を入れたスプリッタモジュール4 を有するものを着脱自在に備えていて、FOモジュール4或いはスプリッタモジュール4とに接続部としてMUアダプタ8のポートを多数並列して設け、両端にMUコネクタ9を備えたジャンパコード10によって前記FOモジュール4のMUアダプタ8の一つのポートに選んで接続配線されると共に、スプリッタモジュール4で分離心線も同様にジャンパコード10によって、前記FOモジュール4のMUアダプタ8に接続できる構成としたものを用いてある。(図9a)
図9bに示すように、クロージャ1内では、前記スプリッタモジュール4間の中央部に心線余長収納部25を空間領域として形成してあり、前記モジュールを含むドロップ心線用トレイとなる切替心線用トレイ4の複数枚を斜設取付け棚部26に配備し、MUアダプタ8にジャンパコード10のMUコネクタ9を接続配線して適宜心線の切替え使用ができるようにしてある。
この場合、前記FOトレイ5としては、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部のあるトレイを心線引き通し部として配備してあって、さらに接続トレイ6としてトレイ固定ベース3に複数の接続トレイ6を前例と同様に重合配備してある。
また、前記切替心線用トレイ4を構成するFOモジュール4或いはスプリッタモジュール4は、図11乃至図12に示すように8心一括収納タイプとしたもので、光ファイバ心線を導出入する心線導出入部に心線止め15を備えると共に、スプリッタ13が収納保持されるスプリッタ収納部17と、前記MUアダプタ8から導出される心線に余長を引き廻してループ状に巻回させて保持する心線余長収納部11とを区画して備える。
さらに、この切替心線用トレイ4は、モジュール取付部7を有するモジュールベースからなり、該モジュール取付部7にFOモジュール4或いはスプリッタモジュール4 着脱自在に設けたものから構成される。このFOモジュール4或いはスプリッタモジュール4は、ジャンパーコード10のMUコネクタ9が接続保持されるMUアダプタ8と、多方面に分離配線される配線系光ケーブルに接続されるスプリッタ13またはその他の分岐心線分離部とが収納保持されるスプリッタ収納部17と、前記MUアダプタ8から導出される心線余長を引き廻し、ループ状に巻回させて保持する心線余長収納部11とを区画して備えており、環状ガイドリブ17と心線止め15と心線押え16のある略L字形のトレイをもちいる用いてある。
この場合、前記クロージャ1内に固着したフレーム2に多段に重合できるトレイ固定ベース3を設け、該トレイ固定ベース3に複数段ある差し込み棚部に前記FOモジュール4或いはスプリッタモジュール4を着脱自在に装着する切替心線用トレイ4および接続トレイ6をそれぞれ取付け多重状態下で傾斜保持するように備えて、トレイが心線取出方向を側面にする方向で装着され、心線接続部と心線余長とを一括収納できる構成とすると共に、各トレイを引き出してあけて配線作業が容易にできるようにしてある。
例えば、図1の図示のようにAOクロージャにおいて、6段のトレイ取付け部の場合には、上段の4段に切替心線用トレイ4を配備し、その下段の2段に接続トレイ6を備える。また、この切替心線用トレイ4でのFOモジュール4或いはスプリッタモジュール4は多層トレイとして積層して用いられているので、トレイ固定ベース3の上側から使用していき、テープ接続200心収納のときになど適宜選んで上段から下段に使用でき、または下段から上段に向けて各段を有効に利用することもでき、テープ接続心の数量に対応して各トレイを装着することができる。
なお、複数の前記切替心線用トレイ4をトレイ固定ベース3に着脱自在とするには、単独または前後方向を逆に段積装着した積層収納した心線トレイとして用いることもできるし、前記トレイ固定ベース3の両側対称位置に備えればよく、該トレイをクロージャ1の形態では、前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成とすることもでき、さらにクロージャ1内でのドロップ心線トレイとしての切替心線用トレイ4をトレイ固定ベース3からスライダ(図示せず)によって引出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできることが配慮できる。
さらに、各トレイ若しくはモジュールにおいては、前記接続部或いはスプリッタ収納部および心線余長収納部は、必要に応じガイドリブおよび側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片或いは係止爪を一体成形して、余長の心線や心線接続部となるコネクタを各トレイ内に確実に保持するようにするか、また接続部収納部或いは心線余長収納部のみを区画したトレイを組合せて一つとした形態としてもよく、各トレイ毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにすることが配慮される。
なお、前記FOモジュール4 或いはスプリッタモジュールではケーブル線線の導出入部は、片側に設けたシンクルタイプに限らず両側に対に設け、即ち四隅に設けたダブルタイプのものを用いることもできるし、トレイを略正方形、長方形の四角形または楕円形に形成されるので、接続部収納部およびスプリッタ収納部17に隣接される心線余長収納部11には、所定間隔に配列される心線は心線押え片16で伝送特性に悪影響が及ばないように、心線がなめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してある。例えば、前記FOモジュール4および/またはスプリッタモジュール4を含む切替心線用トレイ4には、曲率半径30mm以上を確保して心線の取り回して収納ができ、トレイ固定ベース3に4段積層し、各トレイ単位で着脱自在に設け、心線余長と心線接続部を一括収納できる。
前記切替心線用トレイ4は、複数重ね合わせてトレイ固定ベース3に傾斜方向に保持され、クロージャ1内の体積をコンパクト化した状態で使用できるが、水平方向に保持してもよくいずれにしてもヒンジ締結具(図示せず)により着脱自在に定着する二つ割りのスリーブからなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられ、フレーム2にはトレイ受けとなる棚部26、ケーブル把持具27と、ジロップケーブル把持具28、テンションメンバ把持具29,30とを備え、前記クロージャ1の外側に配備固定できる配線リング34を備えている。
前記配線系光ケーブルの下側光ケーブAによって、多方面に引き落し分岐配線するには、両側前記クロージャ1のスリーブの両端壁嵌合部に嵌装された端面板31とを備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板31にスペーサ(図示せず)を介して主幹線光ケーブルAおよび支持線Cが貫通されてケーブル把持具27、支持線把持具32でそれぞれ固定され、かつ、該光ケーブルのテンションメンバが、テンションメンバ把持具29,30に接続連結されている。
また、主幹線光ケーブルの上側光ケーブルAから導出されたテープ心線は、前記切替心線用トレイ4に処理されて端面板31から導出されて引き落し分岐ケーブルの下側光ケーブルAとして配線される。(図1および図9)
前記スペーサには、下側光ケーブルAの挿通用の閉塞孔を多数備え、引落し時に閉塞孔を開口して下側光ケーブルAをクロージャ外に導出入できるようにしてある。 さらに、前記クロージャ1は、分割接合面にガスケットを介在して突き合わせ密封結合するが、スリーブ外側に設けたヒンジ部にループ状リングからなるヒンジ締結具によって掛止めて連結一体化するようになっている。
なお、前記FOモジュール4やスプリッタモジュール4などの各トレイは、モジュール取付部7に積み重ねられたときに、該モジュール取付部7に係合され必要に応じ支持バンドなどでフレーム2に連結固定保持して用いてもよいし、上下段ごとに連結ボスを嵌装して連結する形態とすることもでき、単段或いは複数段に前記クロージャ1内に設けた取付棚3に挿脱自在に嵌装してある。
この場合、前記FOモジュール4やスプリッタモジュール4とするには、4心又は8心テープを単心分離し、または分離心線を使用して単心線にTMコネクタB,Bを介して引き落し光ファイバ単心線を接続したり或いは、スプリッタ13介して変換した8心インドアケーブルの接続部及び心線余長を収納するケースとすることもできるが、各切替心線用トレイ4は、図1a及び図9aに示すように、心線の取り回し配線イメージとしては、スプリッタ13の使用時には多心光ファイバテープ心線を光ファイバ単心線として分離し、引き通し光ファイバ単心線と、引き落し光ファイバ単心線とに分岐し、引き落し光ファイバ単心線は、接続部を経てスプリッタ13に接続し心線余長を含んでスプリッタモジュール4に収納し、スプリッタ13からの出側テープ心線は単心線に分離されて心線余長とともにスプリッタモジュール4に収納し、さらに出側単心線を接続部を介してドロップケーブルとしての下側光ケーブルAに接続し、切替心線用トレイ4に心線余長を含んで収納して配線する。
また、スプリッタ13の未使用時には図3或いは図12aの如く、多心光ファイバテープ心線を光ファイバ単心線として分離し、引き通し光ファイバ単心線と、引き落し光ファイバ単心線とに分岐し、引き落し光ファイバ単心線は、MUアダプタ8を経て下部側光ケーブルAとし、心線余長と共に切替心線用トレイ4に収納して配線することでたりる。
なお、各FOモジュール4やスプリッタモジュール4には、心線の曲率半径円を環状或いはS字状に切り返し配線できるように楕円筒状のガイドリブをトレイ底面上に突設配備した構成としてある。また、前記積み重ねトレイには、その両接合面に係合凹凸部と、心線止め15を直接或いはベース(図示せず)を介して突設し、配線並びに心線接続作業が簡便にできるようにしてある。
また、これらFOモジュール4とスプリッタモジュール4には、各単心線を識別するように記号表示、色彩区画もしくは2次元バーコードなどの識別表示部12を備えた構成として、ジャンパコード10を切替え使用する際に、現場で配線状況がすぐ判別できるようにするのが好ましい。
さらにFOモジュール4,スプリッタモジュール4は、心線止め15、例えば上から押しつける着脱自在のホルダーや心線を挟持する弾性部材が備えられ、各モジュール移動時に光ファイバケーブルの捩れ防止に役立て、光ファイバケーブルの移動の際に追ずい誘導をスムーズにできるように支持する構成となっている。
スプリッタ処理を行う際には、前記切替心線用トレイ4においてスプリッタモジュール4を用いればよく、光ケーブル心線とスプリッタ13および、スプリッタと単心線との接続ができるようにしたり、スプリッタ出線の処理までを各トレイで対応するようにすることが望ましい。
いずれにしても、前記FOモジュール4とスプリッタモジュール4は、モジュール取付部7を介して多段状のトレイ固定ベース3に保持され、図1或いは図9に示すように二つ割りのスリーブからなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられ、該クロージャ1内では、適宜配線するが、必要に応じ配線処理ガイド(図示せず)によりテープ心線とドロップ心線との動きを分離させるのがよい。
以上の構成からなる切替心線用トレイ4内のFOモジュール4或いはスプリッタモジュール4と、多方面に別れる下側光ケーブルAに接続されるMTコネクタBを介して接続されるFOモジュール4との間に、両端にMUコネクタ9のあるジャンパコード10によって、各FOモジュール4のMUアダプタ8に接続連結し単心運用のための切替作業を簡易に行なう切替心線用トレイ4となっているので、光ファイバケーブルを加入者宅等に引き落とす際に、FOモジュール4に上部側光ケーブルAのテープ心線を単心線に分離したうち選ばれた引き落し光ファイバ単心線はMTコネクタBを連結し、該MTコネクタBを介してFOモジュール4のMUアダプタ8に接続されているMTコネクタBに連結し、MUコネクタ9のあるジャンパコード10によって切替心線用トレイ4のいずれか一方のMUアダプタ8に接続されることで、切替心線用トレイ4から出る多方面の下側光ケーブルA 接続される。
この下側光ケーブルAは、MTコネクタBを介してFOモジュール4に接続されていて、前記MUコネクタ9のあるジャンパコード10によってMUアダプタ8に接続されることで、単心ごとの切替作業を簡易に行なうことができる。
以上のように、切替心線用トレイ4のFOモジュール4或いはスプリッタモジュール4のいずれかにジャンパコード10によって接続することで、心線の曲率を小さくすることなく(過負荷を加えることなく)、MUアダプタ8を自由に選んで、多方面の配線に切替えることができ、一心単位に自由に切替配線可能な機能をもたせた構成となって、この切替心線用トレイ4をトレイ取付部を介してトレイ固定ベース3に複数重ねて配備したことで、心線接続作業性が著しく簡易、良好で、ケーブルの切替え配線処理も楽にできるので、光需要に際して任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落としたり切替え変換して本線に戻したりすることが容易にでき、光ケーブル用クロージャ内での単心線の配線の便宜を図ることができる。
そして、前記切替心線用トレイ4は、光ケーブル用クロージャ1内のフレーム2にあるトレイ固定ベース3に挿入し順次積み重ねられるようにして実装される。この積み重ねには、FOモジュール4がモジュール取付部7で固定化され、重なり合う心線接続収納トレイ同士をネジ止め等することなく積層連結することができ、高密度収納構造の心線接続クロージャ1とすることができる。
なお、前記心線接続クロージャ1にあるフレーム2には、トレイ固定ベース3を介して切替心線用トレイ4が棚部26に内装配備されているが、図9の例の切替心線用トレイ4が斜設配備される形態では、クロージャ1のコンパクト化のために、図10〜図15のように、上部側と下部側とに空間領域を隔てて棚部26をスタンド35を介して備え、この空間領域を心線余長収納部25としあり、さらにこのフレーム2には、心線引き通し部としてのFOトレイ5と、心線保留部としての複数組の接続トレイ6とが、例えば2段で重ねた状態で接続トレイ6とがそれぞれ上下位置に設けられる。
また、前記FOトレイ5を上方に載置し、摺動自在に案内するガイドに後方に湾曲ガイド33を付設してあると、そのFOトレイ5を押すことで前記湾曲ガイド33にスライドし、さらに押すことでFOトレイ5を所定角度上側に水平状態から傾斜状態に変位して開くことができ、単心分離作業スペースより移動回避させて、単心分離作業時での心線が見やすく配線作業を容易で迅速に処理することができ、また単心線を安全に保護することができるし、各トレイを自由に取付可能で心線の引き落としができるので、架空ループ配線にも対応可能であり、また心線接続後に前記切替心線用トレイ4を移動させて、元の位置に戻しても光ケーブル心線に弛みが生じないし、心線に過度に屈曲することがなく曲率半径の小さい円弧状部分をも生じないで収納でき安全な保護ができる。
さらに分離心線使用の際には、架空線点において幹線系地下ケーブルからの引き上げケーブルと、各方面ケーブルヘ配線されている光ケーブルを単心変換モジュールを用いて一心単位に自由に配線可能で、上側光ケーブルAと下側光ケーブルAとを単心単
位で簡易にジャンパコード10によってャンパリングできるので、施工性がよく低コストな物品構成で切替配線機能が達成でき、各単心は必要に応じ弾性部材で固定され、各切替心線用トレイ4に分岐され、それぞれのトレイに整理配線されて収納され、ドロップテンションメンバ把持具に固定された状態でクロージャ1内に保護されて用いられる。
積み重ねた各切替心線用トレイ4は、それぞれ個別にトレイ固定ベース3から前方にスライド可能で、引き出されたトレイの各層を所定の角度で開いて配線でき、閉じてから固定化できる構造としてあって、各トレイの出し入れや各層を開閉することによってトレイ内に収納された心線に損失などの影響が生ずることなく任意のトレイを取り出すことができる。
また、この前記切替心線用トレイ4を4層トレイとした場合には、No.1〜4までの識別番号を順次付けて配線しやすくしてあるのがよく、しかも、各配線トレイは、内装された際に積層したトレイ間での変形しないように配慮されている。
この場合、トレイ固定ベース3を外して多段に積み重ねられた切替心線用トレイ4の中から所望の切替心線用トレイ4の係止突部をトレイ固定ベース3から外せば、トレイ固定ベース3から引き出せ、各トレイ間の重ね合わせ面を開くことができて、トレイの内面側を露出されて収納心線の点検、修理、接続、切替の各作業が簡便に行うことができる。
図1は、本発明の実施例の一使用態様を示し、(a)はその配線系統図、(b)はクロージャを切断した縦断面図である。 図2は、図1の例で用いられる単心変換モジュールを搭載したドロップ心線 用トレイの平面図である。 図3は、図2の例で用いられる単心変換モジュールのFOモジュールを示し 、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。 図4は、図2の例で用いられる単心変換モジュールのスプリッタモジュールを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。 図5は、図2の例で用いられるFOモジュール取付部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)はその正面図である。 図6は、図2の例に用いられる単心変換モジュールに接続されるジャンパコードを示す側面図である。 図7は、実施例に用いられるFOトレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその蓋を開放した状態の側面図である。 図8は、実施例に用いられる接続トレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその背面図、(c)はその正面図である。 図9は、本発明の他の実施例を示し、(a)はその配線系統図、(b)はクロージャの内部を表したを側面図である。 図10は、図9の例の縦断面図である。 図11は、図9の例で用いられるFOモジュールを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)は正面図である。 図12は、図9例に用いられる単心変換モジュールで、(a)はそのFOモジュールの内部を示す平面図、(b)はスプリッタとモジュールの内部を表した平面図である。 図13は、図9の例で用いられるクロージャを示し、(a)はその横断面図、(b)はその縦断面図である。 図14は、図13の例で用いられるトレイ固定ベースを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)はA−A線における縦断面図である。 図15は、図14の例で示すトレイ固定ベースを示で、(a)はその背面図、(b)はその側面図である。
符号の説明
A 上側光ケーブル
側光ケーブル
B MTコネクタ
MTコネクタ
C 支持線
1 クロージャ
2 フレーム
3 トレイ固定ベース
取付け棚部
4 切替心線用トレイ
FOモジュール
スプリッタモジュール
5 FOトレイ

ガイドリブ
心線押え片
接続部収納部
6 接続トレイ
心線余長収納部
心線押え片
心線口
ジュール取付部
余長収納部
貫通孔
8 MUアダプタ
9 MUコネクタ
10 ジャンパコード
11 心線余長収納部
12 識別表示部
13 スプリッタ
14 係止部
15 心線止め
16 押え片
17 スプリッタ収納部
17 ガイドリブ
18 スライド部
19 ベース凸部
20 差込部
21 係止部
22 差込部
23 係止部
24 突片
25 心線余長収納部
26 棚部
27 ケーブル把持部
28 ドロップケーブル把持部
29,30 テンションメンバ把持具
31 端面板
32 支持線把持具
33 湾曲ガイド
34 配線処理ガイド
35 スタンド

Claims (8)

  1. 幹線系光ケーブルを把持する把持部材を備え、該把持部材で保持された幹線系光ケーブルから導出するテープ心線の光ケーブル心線と、多方面に配線されている配線系光ケーブルのテープ心線の光ケーブル心線との心線相互を接続する接続部を収納する接続部収納部と、該接続部に至る心線の心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを有する切替心線用トレイをクロージャ内に配備する光ケーブル接続用クロージャであって、前記切替心線用トレイ4がFOモジュール4 を一対併設或いはFOモジュール4 とスプリッタモジュール4 を併設したものからなり、各モジュール4 ,4 複数の単心線接続用のアダプタ8が備えられ、該アダプタ8に接続されるコネクタ9のあるジャンパコード10によって一心単位に切替配線可能な機能を持たせた構成とした切替心線用トレイクロージャ1内のフレーム2に設けたトレイ固定ベースに複数重ねた状態で設けたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  2. 請求項1に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記クロージャ1内のフレーム2にテープ心線引き通し用のFOトレイ5と、心線保留用の接続トレイ6とを付設した構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記切替心線用トレイを構成する前記FOモジュール4 或いはスプリッタモジュール4 にそれぞれMUアダプタ8を設け、該MUアダプタ8に着脱自在に接続されるMUコネクタ9を両端に備えたジャンパコード10によって各モジュール4 ,4 が接続配線される構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記切替心線用トレイ4が、FOモジュール とスプリッタモジュール とに各単心線の識別表示部12を備えた構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  5. 請求項2,3または4に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記切替心線用トレイが、前記フレームに設けたトレイ固定ベースに階段状にずらせた多重状態下で水平或いは傾斜保持するように配備されているものであって、該切替心線用トレイを係止片と係止受部とからなる係止部14によってトレイ固定ベースに固定維持できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  6. 請求項4または請求項5に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記切替心線用トレイが、トレイ固定ベース内に積層した複数枚のFOモジュール を摺動自在に入れ込み構造とし、複数枚の接続トレイと重合して多層個別収納の多心切替心線用トレイとすると共に、各FOモジュール に接続部と心線余長収納部11とを備えたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  7. 請求項4,5または6に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記切替心線用トレイ4の前記FOモジュール と、スプリッタモジュール とが積層個別収納トレイであって、トレイにそれぞれ単心線導出入口とテープ線導出入口とを備え、さらに心線止め片15を設けて、切替心線の接続収納状態を維持する構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  8. 請求項4,5,6または7に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記クロージャの幹線系側と配線系側とにそれぞれ前記FOモジュール を一対併設またはFOモジュール とスプリッタモジュール を隣接併設して各モジュール中間に余長収納部25を介在配備し心線を把持できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
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