JP2003148612A - 自動二輪車の変速装置 - Google Patents

自動二輪車の変速装置

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JP2003148612A
JP2003148612A JP2001349023A JP2001349023A JP2003148612A JP 2003148612 A JP2003148612 A JP 2003148612A JP 2001349023 A JP2001349023 A JP 2001349023A JP 2001349023 A JP2001349023 A JP 2001349023A JP 2003148612 A JP2003148612 A JP 2003148612A
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shift
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shaft
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】シフト機構のコンパクト化を図った自動二輪車
の変速装置を提供する。 【解決手段】チェンジペダルシャフト76と、このチェ
ンジペダルシャフト76の一端に基端部が取り付けられ
る足動操作用のチェンジペダルアーム77と、チェンジ
ペダルシャフト76を軸に揺動するチェンジアーム77
の揺動範囲を規制する手段88と、シフターフォーク7
7をスライドさせて軸52上のミッションギヤ57を移
動させるシフトカム78と、シフトカム78と回転一体
に設けられた位置決めカム84と、揺動自在に配置され
て位置決めカム84に係合可能なシフトカム78の位置
決め手段90とを有するシフト機構66を備えた変速装
置58において、シフトカム78の位置決め手段90を
チェンジアーム77の揺動範囲規制手段88と同軸上に
設け、このチェンジアームの揺動範囲規制手段88をシ
フトカム78の位置決め手段90の揺動支点とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の変速
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の小型車両に搭載されるエ
ンジンには変速装置が装備されている。この変速装置
は、クラッチ機構を介してクランクシャフトの回転が伝
達されるカウンターシャフトと、例えばドライブチェー
ンを介して駆動輪である後輪に回転を伝達するドライブ
シャフトとを備え、両シャフトに歯数の異なる複数枚の
ミッションギヤを設けてこれらのミッションギヤの組み
合わせを変えることによって一次減速を行っている。
【0003】ミッションギヤの組み合わせを変えるシフ
ト機構の構造としては例えばチェンジペダルアームをシ
フト操作してシフトカムを回動させ、このシフトカムの
回動によってシフターフォークを軸方向にスライドさせ
て例えばドライブシャフト上のミッションギヤを移動さ
せる構造が一般的である。
【0004】また、チェンジペダルアームのシフト操作
をシフトカムに伝達する方法としては例えば特開昭62
−177339号公報に示すようなリンク式のシフトカ
ム駆動方式や、特開平6−123355号公報に示すよ
うなギヤ式のシフトカム駆動方式が一般的である。いず
れの方式においても、チェンジペダルアームのシフト操
作をシフトカムに伝達するリンクやギヤの作動範囲を規
制するストッパピンが設けられており、また、変速操作
時の節度感を与えるためにシフトカムの位置決めを行う
手段も設けられている。
【0005】上述したリンク式のシフトカム駆動方式の
場合、ストッパピンはリンク(シフトレバー2)の作動
範囲外に設けられており、シフトカムの位置決め手段
(ストッパ14)はシフトカムを挟んで側面視でリンク
の反対側に設けられている。
【0006】一方、上述したギヤ式のシフトカム駆動方
式の場合、ストッパピン(ストッパ24)はギヤ(シフ
トドライブギヤ21)の作動範囲内に設けられている
が、シフトカムの位置決め手段(カムストッパ40)は
シフトカムを挟んで平面視でギヤの反対側に設けられて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年エ
ンジンのコンパクト化が求められているため、上述した
従来例のようにストッパピンおよびシフトカムの位置決
め手段を離間して配置すると大きなスペースを取ってし
まい好ましくない。
【0008】さらに、シフト機構の近傍にはミッション
ギヤやシャフト類、オイルパンなどが密集配置されてい
るため、ストッパピンおよびシフトカムの位置決め手段
を近接配置させることはレイアウト的にも困難である。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、シフト機構のコンパクト化を図った自動二輪車
の変速装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の変速装置は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、チェンジペダルシャフトと、この
チェンジペダルシャフトの一端に基端部が取り付けられ
る足動操作用のチェンジペダルアームと、上記チェンジ
ペダルシャフトの他端に基端部が取り付けられるチェン
ジアームと、上記チェンジペダルシャフトを軸に揺動す
る上記チェンジアームの揺動範囲を規制する手段である
例えばストッパピンと、上記チェンジアームをその揺動
中立位置で維持するリターンスプリングと、シフターフ
ォークをスライドさせて軸上のミッションギヤを移動さ
せるシフトカムと、上記チェンジアームの自由端側に設
けられたギヤに噛み合うと共に、上記シフトカムと相対
回動自在に保持されるシフトカムドリブンギヤと、上記
シフトカムと回転一体に設けられた位置決めカムと、揺
動自在に配置されて上記位置決めカムに係合可能なシフ
トカムの位置決め手段である例えば位置決めアームとを
有するシフト機構を備えた変速装置において、上記位置
決めアームを上記ストッパピンと同軸上に設け、このス
トッパピンを上記位置決めアームの揺動支点としたもの
である。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記ストッパピンを上記チェ
ンジアームの揺動支点、すなわちチェンジペダルシャフ
トと上記シフトカムとの間、且つ上記チェンジアームの
揺動範囲内に配置したものである。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記ストッパピンを上記チ
ェンジペダルシャフトと、上記シフトカムと同軸上に回
転一体に固着されたシフトカムシャフトとの中心を結ぶ
直線上に配置したものである。
【0013】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、隔壁によって内部をク
ランクシャフトが収納されるクランク室とトランスミッ
ション機構が収納されるミッション室とに区画されるク
ランクケースと、上記クランク室内に配置され、上記ク
ランク室側の底部に溜まる潤滑オイルを汲み上げて上記
ミッション室内に潤滑オイルを導く汲み上げ用のオイル
ポンプと、上記ミッション室側の底部に溜まった上記ト
ランスミッション機構潤滑後の潤滑オイルを上記クラン
ク室内の上記クランクシャフト等に導く潤滑用オイルポ
ンプと、エンジン前部下側の、側面視で車体フレーム下
部の水平部分とオーバーラップした部分に配置されたマ
ウント部とを備え、このマウント部の後方に上記クラン
クシャフトの略中央部に設けられるクランクホイールの
下部を配置すると共に、上記クランクホイールの後方に
位置する上記ミッション室内に配置されたカウンターシ
ャフトおよびドライブシャフトの下方に上記シフト機構
を配置したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。また、図2は車体中央部分
の拡大左側面図である。そして、図3は車体中央部分の
拡大右側面図である。図1、図2および図3に示すよう
に、この自動二輪車1は、例えばセミダブルクレードル
フレーム型の車体フレーム2を有する。この車体フレー
ム2は、主に、ヘッドパイプ3、タンクレール4、ダウ
ンチューブ5、アンダーチューブ6、メインチューブ
7、リヤパイプ8およびシートレール9から構成され
る。
【0016】車体フレーム2の前頭部にはヘッドパイプ
3が設けられ、このヘッドパイプ3の後上部から後斜め
下方に向かってタンクレール4が延びる。また、ヘッド
パイプ3の後下部からダウンチューブ5が略下方に延設
され、このダウンチューブ5の下端にアンダーチューブ
6が接続される。アンダーチューブ6は、左右で一つの
対を成して一旦下方に向かって延び、途中で後方に向か
って折曲された後、略水平に延びる。また、タンクレー
ル4の後端には左右一対のメインチューブ7上端部が左
右に接続される。これらのメインチューブ7は略下方に
向かって延び、アンダーチューブ6の後端に接続され
る。
【0017】一方、タンクレール4の後端部には左右一
対のシートレール9の先端部が接続され、また、シート
レール9中央部付近から左右一対のリヤパイプ8がメイ
ンチューブ7下部に向かって前下方に延設される。
【0018】車体フレーム2の中央下部にはエンジン1
0が搭載される。エンジン10は、図2および図3に示
すように、その前部上側、前部下側および後部の三箇所
で車体フレーム2に固定される。具体的には、エンジン
10の前部上側はステー11を介してダウンチューブ5
に固着されると共に、エンジン10前部下側のマウント
部10aは左右のアンダーチューブ6の折曲部分で挟着
される。
【0019】さらに、エンジン10の後部は左右のメイ
ンチューブ7によって挟着され、各取り付け部は側面視
で略二等辺三角形を形成する。そして、エンジン10は
その底面がアンダーチューブ6の下面より上方になるよ
うに配置されると共に、側面視でエンジン10の下部と
アンダーチューブ6の水平部分がオーバーラップ配置さ
れ、このエンジン10のオーバーラップした部分の前部
に上記エンジン10前部下側のマウント部10aが配置
される。なお、タンクレール4の上方には燃料タンク1
2が設置され、また、運転シート13およびリヤフェン
ダ14がシートレール9に固定される。
【0020】ヘッドパイプ3にはステアリング機構15
が設けられる。このステアリング機構15には前輪16
を回動自在に支持するフロントフォーク17やハンドル
バー18等が設けられ、左右に回動自在に枢着される。
一方、メインチューブ7の下部に架設されたピボット軸
19(エンジン10後部の挟着部と同一箇所)にはスイ
ングアーム20がピボット軸19廻りに回動自在に枢着
され、その後端部に駆動輪である後輪21が軸支され
る。
【0021】図4は図3のIV−IV線に沿う断面図で
ある。
【0022】図1〜図4に示すように、エンジン10
は、例えば4サイクル単気筒エンジンであり、上から順
にヘッドカバー22、シリンダヘッド23およびシリン
ダブロック24から構成されるシリンダアッセンブリ2
5がエンジンケース26上にやや前傾した状態で載置さ
れる。
【0023】エンジンケース26は主に、車両の幅方向
に二分割される左右のクランクケース27と、クランク
ケース27の右側面に配置されるクラッチハウジング2
8と、クランクケース27の左側面に配置される発電機
カバー29とから構成される。クラッチハウジング28
および発電機カバー29はアンダーチューブ6の水平部
分上方に配置され、それぞれ車幅方向外側に向かって張
出する。
【0024】さらに、このエンジン10は、シリンダヘ
ッド23上部に吸気バルブ30および排気バルブ31開
閉用の二本のカムシャフト32をそれぞれのバルブ3
0,31上方に設けて各バルブ30,31を開閉するダ
ブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)型の動弁
機構33を備えた4サイクルエンジンである。
【0025】シリンダアッセンブリ25の前部にはエン
ジン排気系を構成するエキゾーストパイプ34およびマ
フラ35が接続される。また、シリンダアッセンブリ2
5の後部にはエンジン吸気系を構成するキャブレタ36
が接続され、さらにこのキャブレタ36の上流側には運
転シート13の下方に配置されたエアクリーナ37が接
続される。そして、ヘッドパイプ3の後下部、エンジン
10の前上部にはエンジン冷却系を構成する左右一対の
ラジエター38が配置される。
【0026】図2〜図4に示すように、クランクケース
27の内部は隔壁39によって前後に区画され、前方に
はクランク室40が、後方にはミッション室41がそれ
ぞれ形成される。
【0027】クランク室40内にはクランクシャフト4
2が車両の幅方向、すなわち車両の進行方向に対して直
角に配置される。また、クランクシャフト42はその略
中央部に設けられるクランクホイール42aの下部が前
記エンジン10前部下側のマウント部10aの後方に位
置するように配置される。
【0028】さらに、シリンダブロック24の内部には
ピストン43を収容するシリンダボア44が形成される
と共に、シリンダヘッド23にはこのシリンダボア44
に整合する燃焼室45が形成され、この燃焼室45に向
かって外方より点火プラグ46が挿着される。
【0029】クランクシャフト42の略中央部に位置す
るクランクピン47にはコンロッド48の大端部48a
が連結され、また、コンロッド48の小端部48bには
ピストン43が連結される。そして、このピストン43
がシリンダボア44内をその軸方向に往復し、この往復
ストロークがコンロッド48を介してクランクシャフト
42に伝達され、クランクシャフト42を回転運動させ
る。
【0030】一方、クランクホイール42aの後方に位
置するミッション室41内には減速装置であるトランス
ミッション機構49が設けられる。このトランスミッシ
ョン機構49にはクランクシャフト42と平行に配置さ
れ、クランクシャフト42からの駆動力がクラッチ機構
50を介して入力されるカウンターシャフト51と、後
輪21に駆動力を出力する駆動軸であるドライブシャフ
ト52とが設けられる。
【0031】他方、クランク室40内には一対のオイル
ポンプ93,94が収納される。オイルポンプ93,9
4の一方は汲み上げ用のスカベンジポンプ93、他方は
潤滑用のフィードポンプ94であり、スカベンジポンプ
93はクランク室40側の底部に溜まる潤滑オイルを汲
み上げ、例えばミッション室41内のトランスミッショ
ン機構49各部に潤滑オイルを滴下させる。また、フィ
ードポンプ94はミッション室41内のトランスミッシ
ョン機構49各部を潤滑してミッション室41側の底部
に溜まった潤滑オイルをクランク室40内のクランクシ
ャフト42やピストン43、動弁機構33の各部に導
く。
【0032】クランクシャフト42の一端、本実施形態
においては右端、にはプライマリードライブギヤ53が
回転一体に設けられると共に、カウンターシャフト51
にはこのプライマリードライブギヤ53に噛み合うプラ
イマリードリブンギヤ54がカウンターシャフト51に
回転自在に設けられ、プライマリードリブンギヤ54は
クラッチ機構50のクラッチ本体55に回転一体に固着
されてクランクシャフト42の回転駆動力をクラッチ機
構50に伝達する。
【0033】また、カウンターシャフト51とドライブ
シャフト52とには歯数の異なる複数枚のミッションギ
ヤ56,57が設けられて変速装置58を構成し、これ
らのミッションギヤ56,57の組み合わせを変えて一
次減速を行っている。
【0034】そして、ドライブシャフト52の一端はミ
ッション室41外に突出しており、この突出したドライ
ブシャフト52の端部にドライブスプロケット59が設
けられる。このドライブスプロケット59はドライブチ
ェーン60を介して後輪21に設けられたドリブンスプ
ロケット61に連結されており、このチェーン駆動で二
次減速を行ってエンジン駆動力を後輪21に伝達してい
る。
【0035】クランクシャフト42の左端にはカムドラ
イブギヤ62が設けられる。また、シリンダヘッド23
に配置されたそれぞれのカムシャフト32の一端にはカ
ムスプロケット63が設けられ、これらのカムスプロケ
ット63はカムチェーン64を介してカムドライブギヤ
62に作動連結され、クランクシャフト42の回転がカ
ムチェーン64を介してカムシャフト32に伝達される
ことにより動弁機構33が作動する。
【0036】クランクケース27の右側面には前記クラ
ッチハウジング28が配置され、その後方内部には前記
クラッチ本体55が収納されると共に、クラッチハウジ
ング28のクラッチ本体55収納部分は側方に向けて開
口されており、着脱自在のクラッチカバー65によって
塞がれる。
【0037】図5は、クラッチハウジング28を取り外
した状態のクランクケース27の右側面図である。ま
た、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図であり、図
7は図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【0038】図4〜図7に示すように、カウンターシャ
フト51とドライブシャフト52とに設けられたミッシ
ョンギヤ56,57の組み合わせを変えることにより変
速するように構成された変速装置58は、各シャフト5
1,52に四個づつのミッションギヤ56,57を備え
た四段変速式のものである。また、変速装置58は両シ
ャフト51,52の下方に上述したミッションギヤ5
6,57の他にミッションギヤ56,57の組み合わせ
を変える手段であるシフト機構66を備える。
【0039】ミッションギヤ56,57のうち、一方の
シャフト、本実施形態においてはカウンターシャフト5
1に設けられる四個の駆動ミッションギヤ56はすべて
カウンターシャフト51に回転一体に、そして軸方向に
移動不可能に固着される。
【0040】また、ミッションギヤ56,57のうち、
他方のシャフト、本実施形態においてはドライブシャフ
ト52に設けられる四個の従動ミッションギヤ57はす
べてドライブシャフト52に遊転自在に設けられると共
に、サークリップ69により軸方向に移動不可能に設定
され、さらに駆動ミッションギヤ56に常時噛み合って
いる。
【0041】さらに、ドライブシャフト52上の左側二
個の従動ミッションギヤ57間および右側二個の従動ミ
ッションギヤ57間にはそれぞれスライダ70が配置さ
れる。スライダ70は、例えばスプライン等によりドラ
イブシャフト52と回転一体、且つ軸方向にスライド可
能に設けられる。
【0042】また、スライダ70の軸方向両端面にはド
ッグ71が形成され、このドッグ71が対向する従動ミ
ッションギヤ57の側面にもスライダ70のドッグ71
が係合可能なドッグ72が形成される。さらに、スライ
ダ70の、両端のドッグ71に挟まれて位置するスライ
ダ70の略中央部外周面には後述するシフト機構66を
構成するシフターフォーク73が係合可能な外周溝74
が形成される。そして、スライダ70はその外径が隣接
する従動ミッションギヤ57の歯部内径寸法より小径に
設定される。
【0043】図5〜図7に示すように、シフト機構66
は主にチェンジペダルアーム75と、チェンジペダルシ
ャフト76と、チェンジアーム77と、シフトカム78
と、シフターフォーク73と、シフターフォークシャフ
ト79とを有する。
【0044】カウンターシャフト51の下方には、この
カウンターシャフト51と平行に配置されたシフトカム
78が回動自在に軸支される。このシフトカム78は、
例えば中空状に鋳造された円筒カムであり、その外周面
に例えば二本のリード溝78aが形成される。
【0045】一方、クランクケース27の後方下部には
チェンジペダルシャフト76がカウンターシャフト51
やドライブシャフト52と平行に配置される。チェンジ
ペダルシャフト76の左端部はクランクケース27外に
突出し、この突出部に足動操作用のチェンジペダルアー
ム75の基端部が取り付けられる。また、チェンジペダ
ルシャフト76の右端部にはチェンジアーム77の基端
部が取り付けられ、チェンジアーム77はチェンジペダ
ルシャフト76を軸に上下方向に揺動する。そして、チ
ェンジアーム77の自由端側に設けられたギヤ77aが
シフトカム78の右端に設けられたシフトカムドリブン
ギヤ80に常時噛み合い、チェンジペダルアーム75の
シフト操作によりシフトカム78が回動操作される。
【0046】ここで、図6、図7およびシフト機構66
の要部を拡大した側面図である図8を用いてチェンジア
ーム77によるシフトカム78の回動機構について説明
する。図6および図7に示すように、シフトカム78の
右端にはポールハウジング81がシフトカムシャフト8
2によって同軸上に回転一体に固着される。
【0047】ポールハウジング81の右側にはポールホ
ルダ83が配置されると共に、このポールホルダ83の
右端には上記シフトカムドリブンギヤ80が例えば圧入
され、ポールホルダ83とシフトカムドリブンギヤ80
はシフトカムシャフト82回りに相対回動自在に保持さ
れる。また、ポールホルダ83とポールハウジング81
とは相対回動が許容されると共に、ポールハウジング8
1の外周面には位置決めカム84が形成される。
【0048】ポールホルダ83の外周面には図示しない
一対のポール収納部が形成され、これらのポール収納部
内にポール85が収納される。ポール85はその一端が
ポールホルダ83のポール収納部内に揺動可能に軸着さ
れると共に、その他端はポールホルダ83の径方向外側
に向かって突出可能にばね付勢される。そして、一対の
ポール85はポールホルダ83の回動中心を挟んで対向
位置に配置されると共に、それぞれが反対方向に向かっ
て突出する。
【0049】一方、ポールハウジング81の内周面には
ポールホルダ83の径方向外側に向かって突出するポー
ル85の自由端部が係合可能な複数個の係合凹部86が
等間隔で形成され、この係合凹部86にポール85の自
由端部が係合した状態でシフトカムドリブンギヤ80お
よびポールホルダ83の回動がポールハウジング81お
よびシフトカム78に伝達される。
【0050】ポールホルダ83に設けられたポール85
の外周にはポールリフタ87が設けられる。ポールリフ
タ87は所定の位置にポール85が移動するとこのポー
ル85をポールホルダ83外周面のポール収納部に押し
込むことにより係合凹部86とポール85との係合を解
除するものであり、この係合が解除されることによりポ
ールハウジング81およびシフトカムシャフト82に伝
達されるシフトカムドリブンギヤ80およびポールホル
ダ83の回転が断続される。
【0051】他方、チェンジアーム77の略中央部には
開口部77bが形成されると共に、チェンジアーム77
の揺動範囲内において、チェンジアーム77の揺動支点
であるチェンジペダルシャフト76と、シフトカム78
と同軸上に回転一体に固着されたシフトカムシャフト8
2との間、且つ両シャフトの中心を結ぶ直線上にはチェ
ンジアーム77の上下方向の揺動範囲を規制する手段で
あるストッパピン88が両シャフトと平行に、且つチェ
ンジアーム77の開口部77bに臨んだ状態で配置さ
れ、クランクケース27に形成されたボス部27aに固
着される。
【0052】また、チェンジペダルシャフト76とチェ
ンジアーム77との間にはリターンスプリング89が介
在され、このリターンスプリング89の両自由端でスト
ッパピン88を挟持することによりチェンジアーム77
はその揺動中立位置に復帰される。
【0053】一方、クランクケース27に形成されたボ
ス部27aにはシフトカム78の位置決め手段である位
置決めアーム90の基端部がストッパピン88と同軸上
に回動自在に設けられる。位置決めアーム90は変速操
作時の節度感を与えるものであって、位置決めアーム9
0の揺動支点となるボス部27aおよびストッパピン8
8に巻装されたリターンスプリング92によってその自
由端部に設けられたローラ91をポールハウジング81
の外周面に形成された位置決めカム84に常時押圧す
る。
【0054】他方、シフトカム78とドライブシャフト
52との間には一本のシフターフォークシャフト79が
シフトカム78に近接して配置される。シフターフォー
クシャフト79は、ドライブシャフト52と平行に、且
つシフトカム78とドライブシャフト52との中心を結
ぶ直線上に配設される。
【0055】シフターフォークシャフト79にはY字形
状を有する複数の、本実施形態においては二本のシフタ
ーフォーク73の基端部が軸方向にスライド自在に軸装
され、これらシフターフォーク73の基端部に突設され
たガイドピン73aがそれぞれシフトカム78のリード
溝78a内に摺動自在に嵌合される。
【0056】そして、シフターフォーク73の自由端部
にそれぞれ形成されたフォーク部73bはドライブシャ
フト52上に設けられたスライダ70の外周溝74にそ
れぞれ係合し、これらのスライダ70を回転自在に把持
する。
【0057】上述したように、図8はシフト機構66の
要部を拡大した側面図であり、チェンジペダルアーム7
5が中立位置にある状態を示す。また、図9はチェンジ
ペダルアーム75の操作途中状態(蹴り上げ途中)であ
り、図10はチェンジペダルアーム75の最大操作状態
(最大蹴り上げ時)である。
【0058】チェンジペダルアーム75をシフト操作
(蹴り上げ操作)していない状態では、図8に示すよう
に、チェンジアーム77はストッパピン88を挟持する
リターンスプリング89によって揺動中立位置にて維持
される。
【0059】チェンジペダルアーム75をシフト操作
(蹴り上げ操作)し始めると、図9に示すように、チェ
ンジアーム77はチェンジペダルシャフト76を軸に例
えば上方向に揺動し、チェンジアーム77の自由端側に
設けられたギヤ77aがシフトカムシャフト82回りに
相対回動自在に保持されたシフトカムドリブンギヤ80
を例えば側面視で時計回りに回動させる。
【0060】シフトカムドリブンギヤ80が回動すると
ポールホルダ83も同時に回動し、この時ポールホルダ
83の回動中心を挟んで対向位置に配置されたポール8
5の一方がポールリフタ87によってポールホルダ83
外周面のポール収納部に押し込まれると共に、他方のポ
ール85がポールハウジング81の内周面に形成された
係合凹部86に係合し、ポールホルダ83の回動をポー
ルハウジング81およびシフトカム78に伝達する。
【0061】また、ポールハウジング81の回動に伴っ
てこのポールハウジング81の外周面に形成された位置
決めカム84も回動し、そのカム山84aによって位置
決めアーム90がストッパピン88を軸に例えば斜め下
方向に揺動される。
【0062】そして、図10に示すように、そのままチ
ェンジペダルアーム75のシフト操作が進んでシフトカ
ム78が回動すると、シフターフォーク73がシフトカ
ム78のリード溝78aに合わせてシフターフォークシ
ャフト79沿いに摺動し、これによってスライダ70が
ドライブシャフト52の軸方向に沿って摺動し、隣接す
る従動ミッションギヤ57にドッグ係合させたり切り放
したりする。
【0063】従動ミッションギヤ57とスライダ70と
がドッグ係合すると、係合された従動ミッションギヤ5
7がドライブシャフト52に回転一体となるため、その
ギヤのギヤ比に応じて変速されエンジン10の出力がカ
ウンターシャフト51からドライブシャフト52に伝達
される。
【0064】この時、位置決めアーム90の自由端部に
設けられたローラ91は位置決めカム84の谷部84b
に嵌合し、シフトカム78が位置決めされる。
【0065】また、シフト操作が終了し、チェンジアー
ム77にかかる力が抜けると、チェンジアーム77はリ
ターンスプリング89によって図8に示す揺動中立位置
に復帰されると共に、チェンジアーム77のギヤ77a
がシフトカムドリブンギヤ80を側面視で反時計回りに
回動させる。
【0066】シフトカムドリブンギヤ80が回動すると
ポールホルダ83も同時に逆方向回動するが、前述した
一方のポール85はポールリフタ87によってポールホ
ルダ83外周面のポール収納部に押し込まれているため
このポール85がポールハウジング81の内周面に形成
された係合凹部86に係合することはなく、ポールホル
ダ83の回動はポールハウジング81およびシフトカム
78に伝達されずにポールホルダ83およびシフトカム
ドリブンギヤ80だけが図8に示す揺動中立位置に復帰
する。
【0067】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0068】シフトカム78の位置決め手段である位置
決めアーム90をチェンジアーム77の上下方向の揺動
範囲を規制する手段であるストッパピン88と同軸上に
設け、ストッパピン88を位置決めアーム90の揺動支
点としたことにより、位置決めアーム90専用の揺動支
点を設ける必要がなくなる。また、両者が近接配置され
るので、シフト機構66のコンパクト化が図られ、全高
の高い4サイクルエンジン10であっても全高を低く抑
えることができ、効率よく車体フレーム2に搭載でき
る。
【0069】また、位置決めアーム90の揺動支点でも
あるストッパピン88を、チェンジアーム77の揺動支
点であるチェンジペダルシャフト76とシフトカム78
との間、且つチェンジアーム77の揺動範囲内に配置し
たことにより、ミッション室41内にストッパピン88
配設用のスペースを確保する必要がなくなる。その結
果、ミッション室41内の省スペース化が図れる。
【0070】さらに、ストッパピン88をチェンジアー
ム77の揺動支点であるチェンジペダルシャフト76
と、シフトカム78と同軸上に回転一体に固着されたシ
フトカムシャフト82との中心を結ぶ直線上に配置した
ことにより、チェンジアーム77の構造を単純化できる
と共に、チェンジアーム77の略中央部に形成される開
口部77bの形状を左右対称にでき、形状も単純化でき
る。
【0071】そして、シフト機構66のコンパクト化が
図られることにより、エンジン10の、アンダーチュー
ブ6の水平部分とオーバーラップした部分の直上で車幅
方向外側に向かって張出した部分の内部にシフト機構6
6を配置可能となる。その結果、限られたスペース内で
効率よくシフト機構66を配置することが可能になると
共に、クランクケース27の底に溜まる潤滑オイルやク
ランクホイール42aの下端の位置を低く設定でき、エ
ンジン10の低重心化が図れる。
【0072】さらに、シフト機構66のコンパクト化が
図られることにより、その上方に配置されるカウンター
シャフト51およびドライブシャフト52の位置も低く
設定でき、シリンダアッセンブリ25後方のエンジン高
さを低くできる。
【0073】なお、上述した実施形態においてはストッ
パピン88をチェンジアーム77の開口部77bに臨ん
だ状態で配置した例を示したが、開口部77bに臨まな
くともチェンジアーム77の揺動範囲内、且つチェンジ
ペダルシャフト76とシフトカム78との間の領域内で
あればよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の変速装置によれば、シフト機構のコンパクト化
が図られてエンジンの高さを低く抑えることができる。
【0075】また、ミッション室内の省スペース化を図
ることができる。
【0076】さらに、チェンジアームの構造および形状
を単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の変速装置の一実施形
態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】車体中央部分の拡大左側面図。
【図3】車体中央部分の拡大右側面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】クラッチハウジングを取り外した状態のクラン
クケースの右側面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図。
【図8】チェンジペダルアームが中立位置にある状態
の、シフト機構の要部を拡大した側面図。
【図9】チェンジペダルアームの操作途中状態の、シフ
ト機構の要部を拡大した側面図。
【図10】チェンジペダルアームの最大操作状態の、シ
フト機構の要部を拡大した側面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 10 エンジン 10a エンジンのマウント部 27 クランクケース 39 隔壁 40 クランク室 41 ミッション室 42 クランクシャフト 42a クランクホイール 49 トランスミッション機構 51 カウンターシャフト 52 ドライブシャフト 56,57 ミッションギヤ 58 変速装置 66 シフト機構 73 シフターフォーク 75 チェンジペダルアーム 76 チェンジペダルシャフト 77 チェンジアーム 77a チェンジアームの自由端側に設けられたギヤ 78 シフトカム 80 シフトカムドリブンギヤ 82 シフトカムシャフト 84 位置決めカム 88 ストッパピン(チェンジアームの揺動範囲を規制
する手段) 89 チェンジアームのリターンスプリング 90 位置決めアーム(シフトカムの位置決め手段) 92 位置決めアームのリターンスプリング 93 スカベンジポンプ(汲み上げ用オイルポンプ) 94 フィードポンプ(潤滑用オイルポンプ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA01 AA24 AA25 AB10 AC30 AD08 3J067 AA12 AA13 AB01 AC05 BA03 DA03 FA72 FB83 GA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェンジペダルシャフトと、このチェン
    ジペダルシャフトの一端に基端部が取り付けられる足動
    操作用のチェンジペダルアームと、上記チェンジペダル
    シャフトの他端に基端部が取り付けられるチェンジアー
    ムと、上記チェンジペダルシャフトを軸に揺動する上記
    チェンジアームの揺動範囲を規制する手段と、上記チェ
    ンジアームをその揺動中立位置で維持するリターンスプ
    リングと、シフターフォークをスライドさせて軸上のミ
    ッションギヤを移動させるシフトカムと、上記チェンジ
    アームの自由端側に設けられたギヤに噛み合うと共に、
    上記シフトカムと相対回動自在に保持されるシフトカム
    ドリブンギヤと、上記シフトカムと回転一体に設けられ
    た位置決めカムと、揺動自在に配置されて上記位置決め
    カムに係合可能なシフトカムの位置決め手段とを有する
    シフト機構を備えた変速装置において、上記シフトカム
    の位置決め手段を上記チェンジアームの揺動範囲規制手
    段と同軸上に設け、この上記チェンジアームの揺動範囲
    規制手段を上記シフトカムの位置決め手段の揺動支点と
    したことを特徴とする自動二輪車の変速装置。
  2. 【請求項2】 上記チェンジアームの揺動範囲規制手段
    を上記チェンジアームの揺動支点と上記シフトカムとの
    間、且つ上記チェンジアームの揺動範囲内に配置した請
    求項1記載の自動二輪車の変速装置。
  3. 【請求項3】 上記チェンジアームの揺動範囲規制手段
    を上記チェンジアームの揺動支点と、上記シフトカムと
    同軸上に回転一体に固着されたシフトカムシャフトとの
    中心を結ぶ直線上に配置した請求項1または2記載の自
    動二輪車の変速装置。
  4. 【請求項4】 隔壁によって内部をクランクシャフトが
    収納されるクランク室とトランスミッション機構が収納
    されるミッション室とに区画されるクランクケースと、
    上記クランク室内に配置され、上記クランク室側の底部
    に溜まる潤滑オイルを汲み上げて上記ミッション室内に
    潤滑オイルを導く汲み上げ用のオイルポンプと、上記ミ
    ッション室側の底部に溜まった上記トランスミッション
    機構潤滑後の潤滑オイルを上記クランク室内の上記クラ
    ンクシャフト等に導く潤滑用オイルポンプと、エンジン
    前部下側の、側面視で車体フレーム下部の水平部分とオ
    ーバーラップした部分に配置されたマウント部とを備
    え、このマウント部の後方に上記クランクシャフトの略
    中央部に設けられるクランクホイールの下部を配置する
    と共に、上記クランクホイールの後方に位置する上記ミ
    ッション室内に配置されたカウンターシャフトおよびド
    ライブシャフトの下方に上記シフト機構を配置した請求
    項1、2または3記載の自動二輪車の変速装置。
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