JP4322588B2 - シフトドラム変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに対して着脱自在なシフトドラム変速機に関する。
自動二輪車などの内燃機関であるエンジンには運転者の操作によりシフトドラムを回転させて変速段を切り換えるシフトドラム変速機を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のシフトドラム変速機は、変速段を切り換えるシフトドラムの一端にカム板が固定される。カム板は変速段に応じた溝を外周に形成した星形形状を有する。また、カム板には、シフトドラム側に向かってドラムピンが配設されている。ドラムピンにはシフトドラムを回転させるシフトアームの爪片を係合させ、カム板の溝にはシフトドラムの回転を停止させるストッパローラを弾接させる。
シフトアームは、カム板よりも内側に配置され、運転者が足で操作する変速ペダルに連結される。運転者が変速ペダルを操作すると、シフトアームが回動し、ドラムピンで係合するカム板及びシフトドラムを回転させようとする。このとき、ストッパローラが溝から外れてシフトドラムが回転し、ストッパローラが次の溝と係合したらシフトドラムの回転が停止する。この結果、シフトドラム式変速機の変速段が変化する。
実開昭63−22358号公報(第2頁、第3頁、第1図、第2図)
しかしながら、この種のシフトドラム変速機をエンジンに対して着脱自在なカートリッジ式の変速機として構成すると、シフトドラムを回転させるシフトアームがカム板よりも内側に位置するために、変速機をエンジンから取り外すのに先立って、変速ペダルに連動するシフトアームを取り外さなければならなかった。
また、シフトドラム変速機をエンジンに対して容易に着脱するためには、シフトドラム変速機を小型化することが望ましい。
この発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、カートリッジ式の変速機として構成したシフトドラム変速機の着脱を容易にし、メンテナンス性を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、シフトドラム(例えば、実施形態のシフトドラム105)を回転させて複数のシフトフォーク(例えば、実施形態のシフトフォーク110,111,112)を作動させて変速段を切り替え、ストッパプレート(例えば、実施形態のストッパプレート152)により前記シフトドラムの回転を規制する構成を有し、エンジン(例えば、実施形態のエンジン15)に対して着脱自在なカートリッジ式のシフトドラム変速機において、前記エンジンのクランクケース(例えば、実施形態におけるクランクケース31)に開口(例えば、実施形態における開口91)を設け、その開口を覆うミッションホルダ(例えば、実施形態におけるミッションホルダ101)を有し、前記シフトドラムとメインシャフト(例えば、実施形態におけるメインシャフト102)とカウンタシャフト(例えば、実施形態におけるカウンタシャフト103)の各軸線がクランク軸(例えば、実施形態におけるクランク軸47)の軸線(例えば、実施形態における軸線C)と平行になるように前記ミッションホルダに配置され、
前記シフトドラムの一端に前記ストッパプレートを配置し、前記ミッションホルダに揺動可能に取り付けたレバー部材(例えば、実施形態におけるレバー部材159)の先端にストッパローラ(例えば、実施形態におけるストッパローラ157)を取付け、そのストッパローラを前記ストッパプレートに押し付け、
前記シフトドラムの他端に前記シフトドラムを回転させるための複数のドラムピンを配置し、前記クランクケースに回転可能に支持されたチェンジスピンドル(例えば、実施形態におけるチェンジスピンドル124)に固着されているシフトアーム(例えば、実施形態におけるシフトアーム122)に係合爪(例えば、実施形態における係合爪213)を設け、前記係合爪は、前記ドラムピンに前記エンジンの幅方向外側から係合したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のシフトドラム変速機において、前記チェンジスピンドルは、前記シフトアームを覆うギヤシフトリンクケージカバー(例えば、実施形態におけるギヤシフトリンクケージカバー222)を貫通し、リンク部材(例えば、実施形態におけるリンク部材145)とロッド(例えば、実施形態におけるロッド147)を介して変速ペダル(例えば、実施形態における変速ペダル148)に連結されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載のシフトドラム変速機において、前記クランクケースの外側で前記シフトドラムの右端面には前記ストッパプレートがボルト(例えば、実施形態におけるボルト153)で固定されていることを特徴とする。
このシフトドラム変速機によれば、シフトドラムの回転を規制するストッパプレートと、シフトドラムを回転させるドラムピンとがシフトドラムの両端に振り分けて配置される。このため、シフトドラム変速機の取り外し方向と反対方向に向かってドラムピンを配置すると、シフトアームを取り外さなくてもシフトアームとドラムピンの係合を解除できるようになる。したがって、シフトアームを取り外さなくてもシフトドラム変速機をエンジンに対して着脱できる。また、ストッパプレートとドラムピンをシフトドラムの両端に振り分けて配置することで、ストッパプレートに弾接するストッパローラや、ドラムピンに係合するシフトプレートのレイアウトが容易になる。
請求項に係る発明は、請求項1に記載のシフトドラム変速機において、前記シフトドラムの回転位置を検出するセンサ(例えば、実施形態のセンサ202)を前記シフトドラムの回転軸に略垂直な方向に沿って、前記ストッパプレートの近傍に配置したことを特徴とする。
このシフトドラム変速機によれば、シフトドラム変速機の変速段を特定して運転者に認識させるセンサを備える場合に、そのようなセンサをシフトドラムの軸線上に設けた場合に比べて、シフトドラムの幅が小さくなる。
請求項1〜3に記載した発明によれば、ストッパプレートとドラムピンがシフトドラムの両端に振り分けて配置され、シフトプレートを取り外さなくてシフトドラム変速機をエンジンに対して着脱することができるので、シフトドラム変速機の点検や部品交換が容易になり、メンテナンス性が向上する。また、ストッパプレートとドラムピンがシフトドラムの両端に振り分けて配置されるので、これらと協働する部品のレイアウトが容易になる。
請求項に記載した発明によれば、シフトドラムの軸長を抑えつつ、センサを配置することが可能になるので、シフトドラム変速機を小型化でき、メンテナンス性が向上する。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において、前側とは車両の前進方向であり、後側とは車両が後退する方向である。さらに、右側及び左側とは車両が前進する方向に向かって右側及び左側とする。
図1に示すように、自動二輪車1の前輪2は、フロントフォーク3に軸支されており、フロントフォーク3はトップブリッジ4を介して車体フレーム5の前端部に設けられたヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。自動二輪車1の後輪7はリアフォーク8に軸支されており、リアフォーク8は車体フレーム5の中間部に設けられたピボット部9及びエンジン15に揺動可能に枢支される。リアフォーク8のピボット軸近傍には、リアクッションユニット10の上端が取り付けられる。リアクッションユニット10の下端はエンジン15の下部にリンク機構11を介して取り付けられており、後輪7及びリアフォーク8を介して車体に衝撃が加わらないように衝撃を吸収する。
ヘッドパイプ6の上部からは車体フレーム5のメインフレーム12が左右に分かれて後方下側に延び、その後端部が下方に屈曲してピポット部9に連なる。メインフレーム12の後方には車体フレーム5のシートレール13が連結される。メインフレーム12の上方には燃料タンク14が配設され、メインフレーム12の下方にはエンジン15が配設される。
燃料タンク14の後方には運転者用のシート16及び後部搭乗者用のピリオンシート17が各々シートレール13に支持される。また、メインフレーム12のピボット部9の後部には運転者用のステップ18が取り付けられ、シートレール13の下部には後部搭乗者用のステップ19が取り付けられる。さらに、フロントフォーク3の上端部には左右一対のハンドル20が取り付けられる。
フロントフォーク3の下端部にはブレーキキャリパ21が取り付けられ、前輪2にはブレーキキャリパ21に対応するブレーキロータ22が取り付けられてフロントブレーキ装置23が構成される。なお、後輪7の右側には、前輪2のフロントブレーキ装置23と同様の構成を有するリアブレーキ装置(図示略)が設けられる。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル24により覆われ、シートレール13周辺はリアカウル25により覆われる。後輪7の左側にはリアスプロケット26が取り付けられ、このリアスプロケット26とエンジン15の後部左側に配設されるドライブスプロケット27とにドライブチェーン28が掛け回されてエンジンの駆動力を後輪7に伝達可能である。車体フレーム5の左側下部には格納可能なサイドスタンド29が配設され、自動二輪車1をその車体が左側に傾斜した起立状態で支持可能である。
本実施形態のエンジン15は、水冷式の直列四気筒型のエンジンであり、シリンダ本体30をクランクケース31上にやや前傾した状態で配設される。シリンダ本体30の後部には各気筒に対応するスロットルボディ32が接続され、各スロットルボディ32はメインフレーム12と燃料タンク14との間に配置されたエアクリーナケース33に接続される。また、シリンダ本体30の前部には各気筒に対応する排気管34が接続される。排気管34は、シリンダ本体30の前壁から下方に向かって湾曲し、クランクケース31下方を通過した後にピボット部9後方で上方に向かって屈曲してシートレール13に支持されたサイレンサ35に接続される。
排気管34の前方にはラジエータ36がシリンダ本体30と同様やや前傾した姿勢で配設される。ラジエータ36はその前面側が凹状に湾曲したラウンド型であると共に、上下方向でシリンダ本体30の上部からクランクケース31の下部に渡るように設けられる。ラジエータ36の上部背面側には左右一対のラジエータファン39が取り付けられる。
図2の左側面図、及び図3の右側面図に示すように、エンジン15は、その主要部品であるシリンダヘッド40及びシリンダブロック43とクランクケース31とを備えている。シリンダヘッド40はヘッド本体41とヘッドカバー42とに分割構成され、クランクケース31はアッパーケース44とロアケース45とに分割構成される。アッパーケース44とシリンダブロック43とは一体成形され、ロアケース45の下にはオイルパン46が取り付けられる。ここで、ヘッド本体41はアルミ合金製の鋳造品である。
シリンダヘッド40のヘッド本体41には、各燃焼室内に臨ませるように点火プラグ70が螺着され、かつ各燃焼室と外部とを連通する吸気ポート71及び排気ポート72が各々形成される。各吸気ポート71の外部側の開口にはスロットルボディ32が接続され、各排気ポート72の外部側の開口には排気管34が接続される。また、各吸気ポート71及び排気ポート72の燃焼室側の開口には各々バルブシートが装着され、かつ、これら開口が吸気バルブ75及び排気バルブ76の作動により各々開閉可能である。
各吸気バルブ75及び排気バルブ76の上方には、これらを作動させる吸気側カムシャフト85及び排気側カムシャフト86が、クランクシャフト47の軸線Cと平行に配設される。これら吸気側カムシャフト85及び排気側カムシャフト86の周面には、各吸気バルブ75及び排気バルブ76に対応する吸気側カム及び排気側カム(図示略)が設けられる。
また、各カムシャフト85,86の右端には不図示のカムスプロケットがそれぞれに設けられ、このカムスプロケットに巻回されるカムチェーンを介して各カムシャフト85,86がクランクシャフト47と連係させられる。クランクシャフト47の回転に伴い、各カムシャフト85,86が回転するので、吸気バルブ75及び排気バルブ76を作動させることができる。なお、各カムシャフト85,86は中空とされ、その中空部がエンジンオイル(潤滑オイル)Lの通路となって所定の油孔から各摺動面にエンジンオイルLが供給される。
シリンダブロック43には4つのシリンダ50が車体幅方向に並んで形成される。さらに、これらシリンダ50内にはピストン51が摺動可能に嵌装される。図2に示すように、各ピストン51にはクランクピン54を介してコンロッド53が回転自在に連結されると共に、コンロッド53の大端部がクランクシャフト47のクランクピン54に回転自在に連結され、ピストン51の往復運動が軸線Cを中心とした回転運動に変換される。
図3に示すように、クランクケース31の下部には、エンジン15内の適宜箇所にエンジンオイルLを圧送するオイルポンプ89が配設される。オイルポンプ89は、シフトドラム変速機100のメインシャフト102と共に回転するオイルポンプドライブスプロケット128とチェーン129を介して連係され、クランクシャフト47の回転に伴い作動を開始する。ロアケース45下部に固定されたオイルパン46内にはエンジンオイルLが貯溜され、貯溜されたエンジンオイルL中にはオイルストレーナ130を浸漬させてある。
オイルストレーナ130の上端部はオイルポンプ89の吸入口に接続され、オイルポンプ89の吐出口はロアケース45に形成された第一の油路133に接続する。第一の油路133はオイルポンプ89の吐出口から上方に延びた後に前方に向かって屈曲し、やや前下がりとなって前方へ延出する。ロアケース45の前壁196にはカートリッジ式のオイルフィルタ134を着脱可能に取り付けてある。エンジンオイルLは、オイル流入経路136からオイルフィルタ134に流入し、オイル流出経路137から流出し、水冷式オイルクーラ65へと導かれる。
クランクケース31の前壁196の略中央には上記した水冷式オイルクーラ65が配置されており、水冷式オイルクーラ65よりも右側にオイルフィルタ134が取り付けられる。水冷式オイルクーラ65は、クランクケース31を構成するロアケース45の前部に取り付けられており、その内部を通流するエンジンオイルLを冷却水で冷却する。冷却水は、オイルポンプ89に取り付けられた導入ホース68から導入する。水冷式オイルクーラ65内を通流してエンジンオイルLを冷却した後の冷却水は、導出ホース67へ経て、シリンダブロック43の右側壁43aに取り付けられたウォータポンプ55に戻される。
ウォータポンプ55は、エンジン15のシリンダブロック43の右側壁43aに取り付けられている。ウォータポンプ55の位置は、シリンダ50の中心軸であるシリンダ中心線SCと、クランクケース31の後方に配設されるシフトドラム変速機100との間である。このウォータポンプ55にはラジエータ36(図1参照)から冷却水を導入する冷却水導入ホース58と、バイパスホース64が接続される。ウォータポンプ55は、クランクシャフト47の回転に伴って駆動し、ウォータポンプ55から圧送される冷却水は、シリンダブロック43の右側に設けられた不図示の冷却水入口からシリンダ側ウォータジャケット57に流入し、シリンダヘッド40の後部のヘッド側ウォータジャケット60に設けられた冷却水出口61から流出する。また、圧送される冷却水の一部は、導入ホース68を介して水冷式オイルクーラ65に供給される。
水冷式オイルクーラ65の導出口は、ロアケース45に形成され第一の油路133と略平行にやや後上がりとなって後方へ延出する第二の油路140に接続される。第二の油路140は、エンジン15内のオイルギャラリ173及びオイルジェット(図示略)等に通じている。
エンジン15内に供給されたエンジンオイルLは自然滴下等によりオイルパン46内に戻って貯溜される。このエンジンオイルLは再びオイルストレーナ130、オイルポンプ89、オイルフィルタ134、及び水冷式オイルクーラ65を経てエンジン15内に供給され、エンジン15内を循環する。なお、エンジン15が高回転になると圧送されるエンジンオイルLの油圧が高まるが、この油圧が所定値に達した場合には第一の油路133とオイル流入経路136の交差部下側にリリーフ経路141を介して接続されたオイルリリーフバルブ142が作動する。エンジンオイルLの一部がオイルパン46内に還流し、経路内の油圧が調節される。
さらに、図3及び図4に示すように、クランクケース31には、前側にクランクシャフト47が車体幅方向に平行な軸線Cを有して配設され、後側にクラッチ機構163及びシフトドラム変速機100が配設される。そして、シフトドラム変速機100の上部にはスタータモータ98、減速ギヤ99などからなる始動系部品が配設され、エンジン始動時にクランクシャフト47を回転できるようになっている。
クランクシャフト47は、ピストン51のコンロッド53(共に図2参照)を回転自在に連結するクランクピン54を車体幅方向に沿って有する。このエンジン15は直列四気筒型であるので、クランクシャフト47は4つのクランクピン54を備える。各クランクピン54は一対のクランクアーム169で支持される。各クランクアーム169には、クランクピン54と反対側の部位にカウンタウエイト169aが一体形成してある。左側から二つ目のクランクピン54を支持するクランクアーム169の外周には二次バランサ185を稼動させるバランサドライブギヤ187を設けている。また、最も右側の4つ目のクランクピン54を支持するクランクアーム169の外周にはプライマリドライブギヤ189を設けている。クランクシャフト47の両端部及び各クランクアーム169間であって軸線C上に設けられる五箇所のジャーナル部170は、アッパーケース44及びロアケース45に設けられた軸受け171に回転自在に支持される。クランクシャフト47の左端には、発電機となるジェネレータが配設されると共に、ジェネレータカバー221で覆われる。
クラッチ機構163は、クランクシャフト47のプライマリドライブギヤ189に噛み合うプライマリドリブンギヤ190を有し、これと一体に回転するクラッチアウタ191を備える。クラッチアウタ191内には、シフトドラム変速機100のメインシャフト102とスプライン結合し、一体に回転するクラッチセンタ193と、クラッチアウタ191側及びクラッチセンタ193側の複数の摩擦板191a・・・,193a・・・等を備え、クランクシャフト47の回転をシフトドラム変速機100のメインシャフト102に伝達する役割を担う。クラッチセンタ193には複数のクラッチスプリング194により付勢されたプレッシャプレート195が取り付けられ、このプレッシャプレート195により両摩擦板191a・・・,193a・・・が相互に圧接されてクラッチ機構163が動力伝達可能な状態となる。
さらに、図5の模式図を参照しながらシフトドラム変速機100について説明する。なお、図5はエンジン15を右側方から見た図で、クランクケース31からシフトドラム変速機100を矢印Dで示す取り外し方向に引き出した状態を示す図である。
図5に示すように、シフトドラム変速機100は、クランクケース31の右側後部に開口91を有して形成されるミッションケース部92に着脱自在なカートリッジ式の変速機である。シフトドラム変速機100は、開口91を覆うミッションホルダ101を有し、ミッションホルダ101の上部前側にはメインシャフト102がベアリング107(図4参照)を介して回転自在に支持される。ミッションホルダ101の下部前側にはカウンタシャフト103が回転自在に支持される。これら両シャフト102,103には、相互にスプライン嵌合する変速ギヤ群104をそれぞれに設けてある。この変速ギヤ群104を構成する複数の変速ギヤから噛み合い状態になる一組の変速ギヤを選択することで変速比を選択することができる。噛み合わせる変速ギヤの選択は、ミッションホルダ101の上部後側を回転自在に貫通するシフトドラム105と、これと共に作動する複数のシフトフォーク(図5にはシフトフォーク110のみが図示されている)により制御する。シフトドラム変速機100は、シフトドラム105、メインシャフト102、カウンタシャフト103の各回転軸の軸線がクランク軸47の軸線Cと平行になるように、ミッションホルダ101の内面から左側に向かって配置される。
シフトドラム変速機100をエンジン15、つまりミッションケース部92に装着すると、図4に示すように、メインシャフト102の左端部102aがクランクケース31(ミッションケース部92)の左側壁93に設けたベアリング106に回転自在に支持される。
図5に示すカウンタシャフト103の左端部103a側は、左側壁93のベアリング(不図示)で支持されつつ、左側壁93を貫通する。左端部103aの左側壁93から突出した部分にはドライブスプロケット27(図2参照)がスプライン嵌合される。シフトドラム105の左端部108は、左側壁93に支持される。
さらに、シフトドラム105及びシフトドラム105の回転を制御する機構の詳細について、図2のB−B線に沿った断面図である図6を参照して説明する。
シフトドラム105は、略円柱形状をなし、外周に複数の溝109を有する。この溝109にはシフトフォーク110,111,112の一端側が係合する。なお、シフトフォーク110,111,112の他端側は二股に分岐し、変速ギヤ群104に係合する。さらに、シフトフォーク110の一端側から他端側に至る間には、シフトドラム105の軸線と平行に配置されるシフトフォークシャフト113が貫通する。同様に、シフトフォーク111,112の一端側から他端側に至る間には、シフトドラム105の軸線と平行に配置されるシフトフォークシャフト114が貫通する。
シフトドラム105の左端部108にはベアリング115が取り付けられており、クランクケース31の左側壁93に回転自在に支持される。その右端面にはシフトプレート117がボルト118で固定される。このシフトプレート117と左端部108の突き合わせ部分にはノックピン119が挿入されており、シフトプレート117とシフトドラム105とは一体的に回転可能である。
シフトプレート117は、側面視で円形状を有し、その中心がボルト118で固定されると共に、同心円上に略等間隔に6つの貫通孔120を有する。貫通孔120はシフトドラム105の軸線と平行に設けられ、その各々にドラムピン121がシフトドラム105の軸線方向に沿って内側から外側(左側)に向かって挿入される。ドラムピン121の突出方向は、図6に矢印Dで示すシフトドラム変速機100の取り外し方向と反対向きであり、突出する6本の内の少なくとも1本のドラムピン121には、シフトアーム122の係合爪123がエンジン15(シフトドラム変速機100)の幅方向外側から係合する。
シフトアーム122は、エンジン15の前後方向に沿って細長形状を有し、後側で係合爪123がシフトドラム105に向かって切り起こされ、前側でチェンジスピンドル124に固着されている。このチェンジスピンドル124は、クランクケース31の左側壁93に回転可能に支持され、コイル状のシフトリターンスプリング125が装着される。シフトアーム122は、チェンジスピンドル124よりも上側、かつ後側にスリット127を有し、ここに左側壁93に固定したストッパピン126を遊嵌してある。このストッパピン126には、上記のシフトリターンスプリング125の一端を上側から係合させてあり、シフトアーム122に対して半径回りの方向(図2で矢印Eと反対の方向)の付勢力を与えている。なお、ストッパピン126はシフトアーム122に形成したスリット127を挿通しているので、シフトアーム122の回転量はストッパピン126により規制される。
チェンジスピンドル124は、シフトアーム122を覆うギヤシフトリンクケージカバー222を貫通する。図2に示すように、チェンジスピンドル124にはリンク部材145の前側の一端が固定される。このリンク部材145は一端からエンジン15に沿って後方に向かって延び、その他端にはピン146でロッド147の上部に連結される。ロッド147の下部は、エンジン15に対して揺動可能に取り付けられたシフトチェンジ用の変速ペダル148に連結される。ロッド147の下部と変速ペダル148との連結部は、揺動中心となるピン149と運転者が足をかける作用点との間に設けてある。なお、上記の変速ペダル148、ロッド147、リンク部材145、チェンジスピンドル124、及びシフトアーム122はエンジン15の左側に配置される。
一方、図6に示すように、シフトドラム105の右端部116は、ベアリング151でミッションホルダ101に回転自在に支持され、ミッションホルダ101を貫通する。シフトドラム105の右端面にはストッパプレート152がボルト153で固定され、シフトドラム105の回転を規制するようになっている。ストッパプレート152と右端部116の突き合わせ部分にはノックピン154が圧入されており、ストッパプレート153とシフトドラム105とは一体的に回転する。
ストッパプレート152は、外周に沿って曲面形状の溝155を有し、その中心部分がボルト153で固定されている。図3に示すように、ストッパプレート152は、シフトドラム変速機100を6段階に切り換えられるタイプのストッパプレートで、上記したドラムピン121の配置に合わせて6つの溝155を設けた略星型形状を有する。この溝155の1つには、ストッパローラ組立体156のストッパローラ157を弾接させてある。図6に示すように、ストッパローラ組立体156はミッションホルダ101から立設するボルト158にレバー部材159を揺動可能に取り付け、レバー部材159の先端にストッパローラ157を回転自在に取り付けた構成を有する。ボルト158にはコイル状のリターンスプリング160が装着されており、ストッパローラ157をストッパプレート152に押し付ける方向にレバー部材159を付勢している。
また、シフトドラム105は、ベアリング151よりも内側の右側外周部にカム面201を有する。カム面201は、ニュートラルを含む全ての変速段に対応した突出部(カム)201aを有する。さらに、このカム面201に対応する位置で、ロアケース45の後部の壁部45aにはシフトドラム105の回転位置を検出するセンサ202を取り付けてある。このセンサ202は、壁部45aの外側から取り付けられ、先端部分の検知ピン203がカム面201(またはシフトドラム105の軸線)に対して略垂直な方向からカム面201に当接するようにしてある。
図7に示すように、センサ202は、中空な筒形状の本体部204を有し、雄ネジ205を形成した前部204aに対し、有段成形により後部204bを拡径させ、ここにスパナなどを掛ける六角部206を形成してある。さらに、本体部204は、大径の後部204b側から検知ピン203と、コイル状のスプリング207と、ベースターミナル208とが順番に挿入される。検知ピン203は、先端が球面形状を有し、一端から他端に至るまでの間に外周に沿って拡径した鍔部203aを有する。鍔部203aの径は、本体部204の前部204a側の開放端210の開口径よりも小さいので、検知ピン203が開放端210から抜け落ちることはない。検知ピン203は導電性材料から製造されており、開放端210には絶縁体からなるスリーブ209が内挿されている。また、検知ピン203の鍔部203aには後部204b側からコイル状のスプリング207の一端側を当接させてあるので、検知ピン203は開放端210(カム面201)側に常に付勢される。スプリング207の他端側は、ベースターミナル208の絶縁部材212に当接する。ベースターミナル208は、センサ202の中心軸上に導電性の接触部材211を有し、その外周を絶縁部材212で覆ってある。接触部材211は電流検出用の端子213に接続されており、ベースターミナル208全体は本体部204の後部204bにカシメ加工により取り付けられる。また、中空部分の内部の段差とベースターミナル208との間にはOリング214を挿入してある。
次に、本実施形態の作用について説明する。
エンジン15が始動すると、図3及び図4に示すクランクシャフト47の回転がクラッチ機構163を介して、シフトドラム変速機100のメインシャフト102に伝達される。メインシャフト102は、変速ギヤ群104から選択されて噛み合い状態にある一組の変速ギヤでカウンタシャフト103と連結されているので、変速段の変速ギヤのギヤ比に応じた回転数でカウンタシャフト103が回転する。そして、カウンタシャフト103の左側に取り付けられたドライブスプロケット27によりドライブチェーン28を介して後輪7が回転する(図1参照)。
ここで、変速段を切り換えるときには、運転者が図2に示す変速ペダル148を踏む。変速ペダル148がピン149を支点にして下方に踏み下ろされると、ロッド147が略下方に引き下ろされ、ロッド147の上部にピン146で連結されたリンク部材145がチェンジスピンドル124を中心として下方に揺動する。このとき、チェンジスピンドル124には時計回りのトルクが作用するので、チェンジスピンドル124と一体のシフトアーム122の係合爪123は、チェンジスピンドル124を中心として時計回り(図2の矢印Eの向き)に揺動する。これにより、図6に示す係合爪123と係合するドラムピン121が所定量だけ押し下げられて、シフトプレート117が回転する。したがって、シフトプレート117と一体に固定されたシフトドラム105も、シフトプレート117の回転角度に等しい角度だけ回転する。
この際に、シフトドラム105と一体に固定されたストッパプレート152も回転する。ストッパプレート152は、これに弾接するストッパローラ組立体156のストッパローラ157を押し戻す。ストッパローラ157はストッパプレート152の外周面に沿って押し戻され、ストッパプレート143が一つの溝155に相当する回転角度だけ回転したときに、リターンスプリング160の付勢力により回転後の溝155に収まる。これにより、ストッパプレート152及びこれに一体に固定されたシフトドラム105の回転が停止する。
なお、運転者が変速ペダル148から足を外すと、変速ペダル148が上方に戻る。シフトアーム122は、シフトリターンスプリング125によりストッパピン126とスリット127が当接するまで図2の矢印Eと反対の方向に戻され、そこで次のドラムピン121と係合する。
このとき、カム面201も同時に回転するので、センサ202からは電流が出力される。すなわち、シフトドラム105の回転前は、カム面201の突出部201aが検知ピン203を押圧するので、図7に示す検知ピン203と接触部材211が接触し、カム面201と接触部材211とが通電し、端子157から電流が出力される。
そして、上記した変速ペダル148の操作によってシフトアーム122とドラムピン121との協働によりシフトドラム105が回転すると、突出部201aと検知ピン203との係合が解かれる。これにより、検知ピン203がスプリング207により押し戻されてカム面201と接触部材211が絶縁状態になり、端子213からの電流の出力が停止する。
さらに、ストッパプレート152とストッパローラ組立体156の協働により所定の変速段に相当する回転角度でシフトドラム105が停止させられると、その変速段に対応する突出部201aが再び検知ピン203を押圧し、端子213から電流が出力される。
カム面201はニュートラルを含む全変速段に対応して突出部201aを形成してあるので、センサ202から出力される電流をモニタすることで順番に変化する変速段を検知することができる。ここで、センサ202の中空部分の長さや、検知ピン203の長さは、検知ピン203が突出部203aに押圧されたときに検知ピン203と接触部材211とが接触し、その他の場合には、検知ピン203と接触部材211とが非接触になる長さである。
なお、図6に示すシフトドラム105が回転すると、その外周に形成された溝109と、各シフトフォーク110,111,112の係合位置が変化する。回転前の変速段に対応する溝109は、係合するシフトフォーク110,111,112をシフトドラム105の軸線方向に沿って移動させる。シフトフォーク110,111,112は、シフトフォークシャフト113,114に摺動可能に支持されているので、シフトフォーク110,111,112の一端が移動させられると、他端の二股部分も同じ方向に移動する。回転前の変速段に対応する溝109に係合するシフトフォーク110,111,112は、シフトフォークシャフト113,114に沿って摺動し、対応する変速ギヤをシャフト102,103の軸線方向に追って摺動させ、他のシャフト102,103の変速ギヤと噛み合いを解除させる。一方、回転後の変速段に対応する溝109に係合するシフトフォーク110,111,112は、シフトフォークシャフト113,114に沿って摺動し、対応する変速ギヤをシャフト102,103の軸線方向に追って摺動させ、他のシャフト102,103の所定の変速ギヤと噛み合わせる。
シフトドラム変速機100をエンジン15から外す際には、最初にエンジン15の左右のクランクケースカバーを外す。左側のクランクケースカバーを外すと、カウンタシャフト102の左端部103aが現れるので、これに固定されているドライブスプロケット27(図2参照)を取り外す。一方、右側のクランクケースカバーを外すと、クラッチ機構163が現れるので、これを取り外してミッションホルダ101を露出させる。次に、ミッションホルダ101の外周のボルトを取り外して、ミッションホルダ101を図5の矢印Dに沿って引き出して、シフトドラム変速機163をクランクケース31から取り外す。このときに、ミッションホルダ101に軸支されるメインシャフト102、カウンタシャフト103、シフトドラム105もクランクケース31から引き出される。ストッパプレート152やストッパローラ組立体156はミッションホルダ101側に配されているので、ミッションホルダ101と共に引き出される。同様に、ドラムピン121を装着したシフトプレート117は、シフトドラム105と共にクランクケース31から引き出される。一方、ドラムピン121と係合していたシフトアーム122はクランクケース31側に残る(図6参照)。
そして、シフトドラム変速機100をエンジン15に取り付ける際には、図4及び図5に示すように、ミッションホルダ101をクランクケース31のミッションケース部92に挿入する。このときに、シフトプレート117がミッションケース部92の左側壁93を貫通し、ドラムピン121が係合爪123と係合する。この状態でミッションホルダ101をボルトでクランクケース31に固定し、ミッションホルダ101から右側に突出するメインシャフト102の右端部102b(図5参照)にクラッチ機構163を装着する。一方、エンジン15の左側にはカウンタシャフト103が突出するので、これにドライブスプロケット27を固定する。その後は、左右のクランクケースカバーを取り付ける。
図6に示すように、本実施形態ではエンジン15に対して着脱自在なユニットとして構成したシフトドラム変速機100において、シフトドラム105と一体に配設される複数のドラムピン121をエンジン15の左側に配置した。その一方で、シフトドラム105の回転量を規制する役割を担うストッパプレート152をエンジン15の右側に配置した。ドラムピン121はシフトドラム変速機100の装着方向(矢印Dと反対の方向)に向かって配置されており、装着方向の奥側(エンジン15の左側)で待機するシフトアーム122と係合するので、ドラムピン121を駆動させるシフトアーム122をエンジン15から取り外すことなくシフトドラム変速機100の着脱を行えるようになる。このため、シフトドラム変速機100の点検、部品交換が容易になり、メンテナンス性が向上する。さらに、ドラムピン121とストッパプレート152とを左右に振り分けて配置したので、これらを左側にまとめて配置した場合に比べて、シフトアーム122や、ストッパローラ組立体156など、ドラムピン121やストッパプレート152と協働する部品のレイアウトが容易になる。
また、シフトドラム105の回転位置を検出する接触式のセンサ202を、変速段に対応してシフトドラム105に設けたカム面201に臨んで配置したので、運転者が変速ペダル148を踏んでシフトドラム105を回転させたときのシフトドラム105の回転位置を検出できる。センサ202から電流が出力されるごとに計器盤の変速段の表示部(不図示)が順番に点灯表示され、現在の変速段を運転者に認知させるようになっている。
さらに、センサ202をストッパプレート152の近傍で、かつシフトドラム105の回転軸の軸線に対して略垂直な方向に沿って配置した。したがって、シフトドラム105の軸線上にセンサ202を配置した場合に比べてシフトドラム変速機100を小型にすることができる。また、センサ202をシフトドラム105と一体に設けた場合に比べてメンテナンス性が向上する。
本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、シフトドラム変速機100は、二輪車に限定されずに、三輪車や、四輪車、船舶などの変速機であっても良い。
また、センサ202はシフトドラム105の軸線と平行な向きに沿って配置しても良い。
上記実施形態でセンサ202は、カム面201を通じて通電を行う必要があるが、センサ自体が電流の入力端子と出力端子を備え、検知ピン203が突出部201aに押圧されたときに両端子が通電状態になることで電流が出力されるセンサでも良い。
本発明の実施形態における二輪車の側面図である。 エンジンの左側面図である。 エンジンの右側面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 エンジンに対するシフトドラム変速機の着脱を説明する模式図である。 図2のB−B線に沿ったシフトドラムを示す断面図である。 センサの断面図である。
符号の説明
15 エンジン
100 シフトドラム変速機
105 シフトドラム
108 左端部(他端)
110,111,112 シフトフォーク
116 右端部(一端)
121 ドラムピン
152 ストッパプレート
202 センサ

Claims (4)

  1. シフトドラムを回転させて複数のシフトフォークを作動させて変速段を切り替え、ストッパプレートにより前記シフトドラムの回転を規制する構成を有し、エンジンに対して着脱自在なカートリッジ式のシフトドラム変速機において、
    前記エンジンのクランクケースに開口を設け、その開口を覆うミッションホルダを有し、前記シフトドラムとメインシャフトとカウンタシャフトの各軸線がクランク軸の軸線と平行になるように前記ミッションホルダに配置され、
    前記シフトドラムの一端に前記ストッパプレートを配置し、前記ミッションホルダに揺動可能に取り付けたレバー部材の先端にストッパローラを取付け、そのストッパローラを前記ストッパプレートに押し付け、
    前記シフトドラムの他端に前記シフトドラムを回転させるための複数のドラムピンを配置し、前記クランクケースに回転可能に支持されたチェンジスピンドルに固着されているシフトアームに係合爪を設け、前記係合爪は、前記ドラムピンに前記エンジンの幅方向外側から係合したことを特徴とするシフトドラム変速機。
  2. 前記チェンジスピンドルは、前記シフトアームを覆うギヤシフトリンクケージカバーを貫通し、リンク部材とロッドを介して変速ペダルに連結されることを特徴とする請求項1に記載のシフトドラム変速機。
  3. 前記クランクケースの外側で前記シフトドラムの右端面には前記ストッパプレートがボルトで固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシフトドラム変速機。
  4. 前記シフトドラムの回転位置を検出するセンサを前記シフトドラムの回転軸に略垂直な方向に沿って、前記ストッパプレートの近傍に配置したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシフトドラム変速機。
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