JP2003147917A - 屋根野地板の取り付け方法 - Google Patents

屋根野地板の取り付け方法

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JP2003147917A
JP2003147917A JP2001390646A JP2001390646A JP2003147917A JP 2003147917 A JP2003147917 A JP 2003147917A JP 2001390646 A JP2001390646 A JP 2001390646A JP 2001390646 A JP2001390646 A JP 2001390646A JP 2003147917 A JP2003147917 A JP 2003147917A
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JP
Japan
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roof
rafter
apex
positioning line
edge
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JP2001390646A
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Minoru Nakajima
稔 中島
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Nakajima KK
Original Assignee
Nakajima KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木造住宅において、屋根野地板の垂木への取り
付けを、より効率的に、且つ正確に行う。 【解決手段】木造住宅設計データに基づき、予め、屋根
野地板の垂木への固定が容易となるように、前記垂木上
面の取り付け面に位置決め線を設け、前記位置決め線
に、前記屋根野地板が四角形または五角形のときは、上
左端、上右端、下左端、下右端、三角形のときは、上頂
点、下左端、下右端、または、上左端、上右端、下頂点
の内、各上(頂点)端、下(頂点)端の上部および下部
を合わせ、または、前記上部および下部に加え、左右
(対象端、頂点が直角の場合のみ)を合わせ、前記垂木
に前記屋根野地板を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木造住宅設計デ
ータに基づき、屋根勾配の高い方を上とした場合、予
め、屋根野地板の垂木への固定が容易となるように、前
記垂木上面の取り付け面に位置決め線を設け、前記位置
決め線に、前記屋根野地板が四角形または五角形のとき
は、上左端、上右端、下左端、下右端、三角形のとき
は、上頂点、下左端、下右端、または、上左端、上右
端、下頂点の内、各上(頂点)端、下(頂点)端の上部
および下部を合わせ、前記垂木に前記屋根野地板を取り
付けることを特徴とする屋根野地板の取り付け方法およ
び前記上部および下部に加え、左右(対象端、頂点が直
角の場合のみ)を合わせ、前記垂木に前記屋根野地板を
取り付けることを特徴とする屋根野地板の取り付け方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、木造住宅の建築工法としてプ
レカット工法が普及してきた。この工法によると、構造
材が工場等でプレカット加工され、施工現場では切断加
工しなくてもよいという利点がある。近年、前記プレカ
ット加工の対象が構造材だけではなく、羽柄材及び屋根
野地板材まで行えるようになってきた。羽柄材の加工に
おいて、過去に特許第2544513号では、軒桁にお
ける垂木の張り出し長さを揃える目的として、軒桁に、
その桁芯を結ぶ直線に対して第1位置決め線を該直線か
ら軒先側へ一定距離隔てて平行に設け、また、垂木に、
その先端から一定距離隔てて少なくとも第2位置決め線
を設け、次いで、上記垂木を上記軒桁に取り付けるに際
し、上記第1位置決め線に上記第2位置決め線を合わせ
て上記垂木を上記軒桁に固定するという方法をとってい
る。そして、前記位置決め線の墨付けができるマーキン
グ装置を備えた羽柄プレカット加工機がある。しかしな
がら、構造材の組立ては、接続部位がオス型メス型にな
っている場合が多く、位置決めが容易なのに対し、一
方、屋根野地板の垂木への固定は、前記構造材のように
オス型メス型というような部位はなく、平面状の屋根野
地板をやはり平面状で、且つ何の印もない垂木上面に配
置し、釘等で固定する方法が通常行われている。また、
前記位置決め線の墨付けができるマーキング装置を備え
た羽柄プレカット加工機はあるが、前記マーキング装置
には屋根野地板を垂木に住宅設計データに基づいた正確
な位置に固定させるために必要な位置決め線を前記垂木
に墨付けする機能はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋根野地板の垂
木への固定方法は、屋根野地板の取り付けが高所作業で
もあり危険性が高く、そのような傾斜場所での前記取り
付け作業は、ある程度熟練した作業者でないと行うこと
ができない。屋根野地板の垂木への取り付け方法は、一
般に、次の2つの方法がとられている。(図示せず) (1)屋根野地板用プレカット加工機を使用しない場合 切断加工してない屋根野地板をほぼ屋根面の下方中央か
ら配置しながら、釘打ち固定していき、最後に残った隅
木付近へ取り付ける屋根野地板は、各形状に合わせ、現
場で切断し配置、釘打ち固定する。前記屋根野地板の垂
木への取り付けは、住宅設計データには屋根野地板の各
形状までは定められておらず、作業員の技量により取り
付け時間及び出来映えに、当然のことながら差異が生じ
る。 (2)屋根野地板用プレカット加工機を使用した場合 屋根野地板すべてが、予め住宅設計データに基づき所定
の形状に加工されている。しかしながら、前記屋根野地
板を垂木に取り付ける方法は、屋根面の最下の端部か
ら、目分量でおおよその位置に取り付けていく方法とな
っている。前記1の方法と比較し簡易な方法だが、それ
でも、熟練を要する。また、屋根野地板の垂木への取り
付け位置は、垂木軒先部の先端からではなく、ときには
垂木先端部に広小舞を取り付け、前記広小舞の上から屋
根野地板を取り付ける施行方法もある。このように、屋
根野地板の垂木への取り付け位置は、必ずしも一定では
なく、各物件ごとに異なる場合が多い。(図5参照)こ
のように、従来行われている屋根野地板の垂木への取り
付け方法は、前記取り付け作業時間および出来映えに関
し、作業者の熟練度に左右されることが多く、非効率的
な取り付け方法となっている。したがって、本発明の目
的は、屋根野地板の垂木への取り付けを容易に且つ正確
に、また、効率的に行うことができる屋根野地板の取り
付け方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
木造住宅設計データに基づき、屋根勾配の高い方を上と
した場合、予め、屋根野地板の垂木への固定が容易とな
るように、前記垂木上面の取り付け面に位置決め線を設
け、前記位置決め線に、前記屋根野地板が四角形または
五角形のときは、上左端、上右端、下左端、下右端、三
角形のときは、上頂点、下左端、下右端、または、上左
端、上右端、下頂点の内、各上(頂点)端、下(頂点)
端の上部および下部を合わせ、前記垂木に前記屋根野地
板を取り付けることに特徴を有する。
【請求項2】請求項2記載の発明は、前記上部および下
部に加え、左右(対象端、頂点が直角の場合のみ)を合
わせ、前記垂木に前記屋根野地板を取り付けることに特
徴を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の屋根野地板の取り
付け方法の実施態様を、図面を参照にしながら説明す
る。本説明内において、屋根勾配の高い方向を上とす
る。図1は垂木に屋根野地板が取り付けられた屋根を示
す斜視図、図2は本発明の屋根野地板の取り付け方法に
よって取り付けられた垂木と屋根野地板の関係を示す部
分斜視図、第3図は本発明の屋根野地板の取り付け方法
により垂木に印された位置決め線の2態様図、第4図は
一般的な屋根野地板の部分割付図、図5は、垂木軒先先
端部に広小舞を取り付けた場合の垂木と屋根野地板の関
係を示す部分断面図である。図1は、本発明の屋根野地
板の取り付け方法により、垂木3に屋根野地板5が取り
付けらてれいる態様を示した寄せ棟型の屋根1を示す図
で、本屋根は、通常の寄せ棟型の屋根で、棟木4と、棟
木4に平行する軒桁6と、隅木2を備え、上記棟木4と
上記軒桁6、上記隅木2と桁木6に垂木3が取り付けら
れ、前記垂木3の上面に屋根野地板5が取り付けられて
構成されている。本実施態様は、各垂木3に木造住宅設
計データに基づいた所定の取り付け位置に各屋根野地板
5を取り付ける際に適用される。図2および図3におい
て、図1で示した垂木3に屋根野地板5が取り付けられ
た屋根1を示す斜視図の一部を拡大し、より詳細に説明
する。棟木4と平行し軒桁6が設けられており棟木4と
軒桁6に垂木3A、垂木3Bおよび垂木3Cが取り付け
られている。屋根野地板5を所定の位置に取り付ける場
合を例にとり説明する。前記屋根野地板5は四角形のも
のとし、前記屋根野地板5の垂木3への取り付け面であ
る前記屋根野地板5の裏面上の4つの端角部を、上端右
部5A、下端右部5B、上端左部5C、下端左部5Dと
する。前記屋根野地板5の取り付け位置が指定されてい
る場所は、垂木3A、垂木Bおよび垂木3Cの上面にあ
り、具体的な取り付け位置は、前記屋根野地板5の4つ
の端角部を、木造住宅設計データより割り出した位置決
め線を予め垂木3Aよび垂木3Cの上面に印す。上記位
置決め線は、垂木上面に、軒桁に平行して墨入れ線を印
すことによって設けられる。そして、前記位置決め線を
概ねの目安とし、その各位置に前記4つの端角部を合わ
せることにより所定の位置に取り付けることができる。
つまり、上端右部5Aの上部は位置決め線7A、下端右
部5Bの下部は位置決め線7B、上端左部5Cの上部は
位置決め線7C、下端左部5Dの下部は位置決め線7D
にそれぞれ合わせることにより、ほぼ所定の位置に取り
付けることができる。より正確に取り付ける場合、前記
取り付け工程に加え、前記各端角部の左部および右部を
前記位置決め線7の中心に合わせる。また、屋根勾配上
方向をX、前記Xに対し垂直する左方向をYとした場
合、前記位置決め線である墨入れ線はY方向の直線でも
概ねその目的が達成されるが、屋根野地板をより正確に
所定の位置に垂木に取り付けようとする場合には、さら
に、前記Y方向の前記墨入れ線に前記4つの端角部の左
部および右部を垂木の所定位置に確定させるため、前記
Y方向の墨入れ線にX方向の墨入れ線を印す。つまり十
文字状の位置決め線8となる。即ち、屋根野地板5の前
記4つの各端角部を前記十文字状の位置決め線8の交点
に合わせることにより、さらに正確さが向上する。な
お、前記4箇所を合わせることにより、その目的が達成
されるが、取り付け作業効率上、必ずしも4箇所すべて
を合わせなくとも、最低2箇所以上、例えば屋根野地板
5の下端右部5Bの下部を垂木3A上面に印した位置決
め線7Bに、下端左部5Dの下部を垂木3B上面に印し
た位置決め線7Dに合わせることによっても前記目的が
達成される。従来より、屋根野地板を垂木に取り付ける
際、屋根野地板同士を密着させて取り付けることはな
く、屋根野地板材が木材であることから、含水率の変動
から生じる屋根野地板材自身の伸縮を考慮し、取り付け
部位にもよるが、1ミリないし2ミリ程度の隙間を開け
て取り付けられている。このように、屋根野地板の垂木
への取り付けは、住宅設計データと比較し、極端な取り
付け位置の相違は好ましくないが、許容範囲内の誤差が
生ずることは、構造上問題とならない。したがって、位
置決め線をおおよその目安として、屋根野地板の垂木へ
の取り付けを行ってもよい。また、本実施態様によれ
ば、垂木3を羽柄プレカット加工機でプレカットした段
階で、住宅設計データであるプレカットCADデータよ
り、屋根野地板5の垂木3への取り付け位置を前記プレ
カットCADデータに基づき算出し、前記垂木3に位置
決め線7をプレカット加工機内に設けられているマーキ
ング装置にて墨付けを行うことができ、現場で位置決め
線を印す工程が省けより効率的である。図4において、
屋根野地板が4角形のほか三角形や五角形の場合もある
が、上述の如く垂木に位置決め線を設けることにより、
容易且つ正確に取り付けることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明の屋根野地板の取り付け方法によ
れば、屋根野地板の垂木への取り付けが、住宅設計デー
タ通りに、容易且つ正確に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、垂木に屋根野地板が取り付けられた屋
根を示す斜視図である。
【図2】本発明の、屋根野地板の取り付け方法によって
取り付けられた垂木と屋根野地板の関係を示す部分斜視
図である。
【図3】本発明の、屋根野地板の取り付け方法により垂
木に印された位置決め線の2態様図である。
【図4】本発明の、一般的な屋根野地板の部分割付図で
ある。
【図5】垂木軒先先端部に広小舞を取り付けた場合の垂
木と屋根野地板の関係を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 隅木 3、3A〜3D 垂木 4 棟木 5 屋根野地板 5A〜5D 屋根野地板の端角部 6 桁木 7、7A〜7D 位置決め線 8 十文字状の位置決め線 9 広小舞

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木造住宅設計データに基づき、屋根勾配の
    高い方を上とした場合、予め、屋根野地板の垂木への固
    定が容易となるように、前記垂木上面の取り付け面に位
    置決め線を設け、前記位置決め線に、前記屋根野地板が
    四角形または五角形のときは、上左端、上右端、下左
    端、下右端、三角形のときは、上頂点、下左端、下右
    端、または、上左端、上右端、下頂点の内、各上(頂
    点)端、下(頂点)一端の上部および下部を合わせ、前
    記垂木に前記屋根野地板を取り付けることを特徴とする
    屋根野地板の取り付け方法。
  2. 【請求項2】前記上部および下部に加え、左右(対象
    端、頂点が直角の場合のみ)を合わせ、前記垂木に前記
    屋根野地板を取り付けることを特徴とする請求項1記載
    の屋根野地板の取り付け方法。
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