JP2003142313A - 電磁コイル - Google Patents
電磁コイルInfo
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Abstract
なる電磁コイルにおいて、モールド体とハウジングとが
相互に回転しないようにする。 【解決手段】 コイル自体23とこのコイルに接続され
る接続端子18をモールド樹脂11を用いて一体に成型
した電磁コイルモールド体1と、該モールド体1を収容
するハウジング3からなる電磁コイルにおいて、モール
ド体1を収容したハウジング3のかしめ部31をかしめ
てモールド体1をハウジング3に固定するとともに、ハ
ウジング3のかしめ部31に設けた凹部の裏面を電磁コ
イルモールド体のかしめ受け部の上面に食い込ませてか
しめ部回転防止手段とした。
Description
用いるモールド形式の電磁コイルの構造に関する。
イル本体と、接続端子を有するコネクタとを一体にモー
ルドして構成されている。このモールド体を缶状のハウ
ジングに収容し、上端をかしめて固定している。
ルド体のかしめ受け部分が平坦な環状に形成されるの
で、電磁コイルを例えば自動車のエンジンルームに搭載
する場合などは、長期間にわたって受ける振動によりモ
ールド体とハウジングが相互に回転してしまうおそれが
あった。
明は、コイル自体とこのコイルに接続される接続端子を
モールド樹脂を用いて一体に成型した電磁コイルモール
ド体と、電磁コイルモールド体を収容して電磁コイルモ
ールド体をかしめ固定したハウジングからなる電磁コイ
ルにおいて、電磁コイルモールド体とハウジングとの相
互の回転が発生しないようにすることを目的とする。
に、本発明は、コイル自体とこのコイルに接続される接
続端子をモールド樹脂を用いて一体に成型した電磁コイ
ルモールド体と、電磁コイルモールド体を収容するハウ
ジングからなる電磁コイルにおいて、電磁コイルモール
ド体を収容したハウジングのかしめ部をかしめて電磁コ
イルモールド体をハウジングに固定するとともに、かし
め部回転防止手段を設けた。
て、ハウジングのかしめ部に設けた凹部の裏面を電磁コ
イルモールド体のかしめ受け部の上面に食い込ませた。
て、電磁コイルモールド体のかしめ受け部の上面に環状
の突部を設けるとともに、ハウジングのかしめ部の上縁
に複数の切欠きを設け、かしめ部をかしめて環状突部を
押しつぶし、切欠き部に残った環状突部を回転防止手段
とした。
にかかる電磁コイルの構造を説明する。図1は本発明の
電磁コイルを用いた電磁弁の正面図である。図2は図1
のA−A線での要部断面図であり第1の実施の形態を示
している、図3は、第1の実施の形態にかかる電磁弁の
電磁コイル部の要部斜視図(A)とその拡大図(B)と
断面図(C)である。図4は図3に示した電磁コイルの
かしめ工程を説明する図である。図5は本発明の第1の
実施の形態における他の実施例にかかる電磁コイルのか
しめ工程を説明する図である。図6は、第2の実施の形
態にかかる電磁コイル部の分解斜視図である。図7は第
2の実施の形態にかかる電磁コイル部の要部斜視図
(A)とその拡大図(B)と断面図(C)である。
る電磁コイルを用いた電磁弁は、コネクタ部が一体にモ
ールド成型された電磁コイルモールド体1と、電磁コイ
ルモールド体1を収納するハウジング3と、電磁弁部5
とを有して構成される。
モールド体1は、コイルボビン21に巻回されたコイル
自体23とコネクタ16の開口内に突出して設けられた
接続端子18とをモールド樹脂11でモールドして一体
に形成して構成される。接続端子18の他端が前記コイ
ル自体23のワイヤに接続されている。コイル自体23
の表面にはモールド樹脂層12が形成されている。電磁
コイルモールド体1の上面にはコネクタ16が形成さ
れ、コネクタ16の表面には、相手側コネクタの係止片
に係合する係止突起19が設けられている。電磁コイル
モールド体1の上面周縁には、外側に突出したカシメ受
け部14が形成されている。
れ、左右に鍔部211を設けたコイル巻回部212と中
央に設けた貫通部を有する巻芯213を有している。上
記貫通部には電磁弁部5の図示を省略した電磁弁機構部
が挿入される。一方の鍔部211にはハウジング3と接
する電磁ヨーク25が設けられている。
に電磁弁部5を取付ける開口を有する缶状に構成され
る。ハウジング3の上部開口部には、肉薄のかしめ部3
1が形成され、ハウジング3内に電磁コイルモールド体
1を挿入した後、かしめ部31をかしめてハウジング3
と電磁コイルモールド体1を固定する。
に詳細に説明する。電磁コイルモールド体1のかしめ受
け部14は、外側下面に斜面141が設けられ、さらに
その下方にOリング収容空間15が設けられている。
3を経由して肉薄に形成され、電磁コイルモールド体1
のかしめ受け部14に形成された斜面141を受けてい
る。かしめ部31は、押し曲げられて電磁コイルモール
ド体1のかしめ受け部14の上面をかしめている。さら
に、本発明では、かしめ部31に凹部32を設け、かし
め受け部14の上面に凹部を食い込ませている。
程を、図4を用いて説明する。まず、電磁コイルモール
ド体1をハウジング3内に挿入する(図4(A))。こ
の際、電磁ヨーク25がハウジング3の内壁に接して閉
じた磁気回路を形成する。さらに、Oリング収容空間1
5内に封止Oリング29を嵌めて、かしめ部分の確実な
気密および液密性を確保している。
側に押し曲げて、電磁コイルモールド体1をハウジング
3内に固定する(図4(B))。この際、ハウジング3
の傾斜部33にかしめ受け部14の斜面141が押し当
てられ、内部と外部との間の気密・液密構造を形成す
る。この工程で、電磁コイルモールド体1とハウジング
3とのかしめ固定構造が完成するが、本発明では、長期
にわたって与えられる振動によって、電磁コイルモール
ド体1とハウジング3との間が回転することを防ぐため
に、さらに、回転防止処理を行う。
数カ所に、ポンチ6を用いて凹部32を形成する(図4
(C))。凹部32は、裏面が電磁コイルモールド体1
のかしめ受け部14に食い込み、電磁コイルモールド体
1とハウジング3との間の回転を確実に防止することが
できる。
成工程を、図5を用いて説明する。この形成工程は、図
5(A)に示すように、ハウジング3のかしめ部31の
先端部付近に予め複数の凹部32を形成しておくととも
に、電磁コイルモールド体1のかしめ受け部14の表面
の前記凹部32に対応する個所に回転防止凹部142を
形成しておく。凹部32と回転防止凹部142が整合す
るようにハウジング3内に電磁コイルモールド体1を収
容した後、かしめ部31を内側に折り曲げて電磁コイル
モールド体1をハウジング3内に固定する(図4
(B))。このかしめ工程で、凹部32の裏面に形成さ
れた突出部がかしめ受け部14の回転防止凹部142に
組み合わさって、電磁コイルモールド体1とハウジング
3との間の回転を確実に防止することができる。
て、凹部32を形成するポンチ作業をなくすことがで
き、かしめ工程を簡略化することができる。
形態にかかるかしめ部分の構造を説明する。この実施の
形態は、図6(A)に示すように、電磁コイルモールド
体1のかしめ受け部14の上面に環状の突起13を設け
るとともに、図6(B)に示すようにハウジング3のか
しめ部31の上端に複数の切欠き35を設けた点に特徴
を有している。
3に収容した後、かしめ部31をかしめて固定した構成
を、図7を用いて説明する。図7(A)はかしめ部分の
斜視図であり、図7(B)は図(A)の円Bで示された
部分の拡大斜視図であり、図7(C)は(B)の断面図
である。かしめ受け部14の上面に環状突起13を設け
た電磁コイルモールド体1を、かしめ部31の上端に複
数の切欠き35を設けたハウジング3に収容した後、か
しめ部31を内側に折り曲げて電磁コイルモールド体1
を固定する。このとき、かしめ部31によって環状突起
13は押しつぶされ電磁コイルモールド体1はハウジン
グ3に固定されるが、切欠き35部分に位置する環状突
起13はつぶされずに残り、回転防止部材として働く。
に比較して、凹部32と回転防止凹部142の位置合わ
せが不要となり、かしめ工程を簡略化することができ
る。
1をハウジング3に収容し、ハウジング3のかしめ部3
1をかしめて固定するとともに回転防止構造を具備する
ことによって、ハウジング3内に収容された電磁コイル
モールド体1の回転を確実に防止することができる。
形状を説明する正面図。
図。
視図(A)および拡大斜視図(B)ならびに断面図
(C)。
断面図。
する断面図。
ルの構成を説明する分解斜視図。
視図(A)および拡大斜視図(B)ならびに断面図
(C)。
Claims (3)
- 【請求項1】 コイル自体とこのコイルに接続される接
続端子をモールド樹脂を用いて一体に成型した電磁コイ
ルモールド体と、電磁コイルモールド体を収容するハウ
ジングからなる電磁コイルにおいて、 電磁コイルモールド体を収容したハウジングのかしめ部
をかしめて電磁コイルモールド体をハウジングに固定す
るとともに、かしめ部回転防止手段を設けたことを特徴
とする電磁コイル。 - 【請求項2】 ハウジングのかしめ部に設けた凹部の裏
面を電磁コイルモールド体のかしめ受け部の上面に食い
込ませたことを特徴とする請求項1に記載の電磁コイ
ル。 - 【請求項3】 電磁コイルモールド体のかしめ受け部の
上面に環状の突部を設けるとともに、ハウジングのかし
め部の上縁に複数の切欠きを設け、かしめ部をかしめて
環状突部を押しつぶし、切欠き部に残った環状突部を回
転防止手段としたことを特徴とする請求項1に記載の電
磁コイル。
Priority Applications (1)
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JP2001343060A JP3971160B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 電磁コイル |
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Family Applications (1)
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-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343060A patent/JP3971160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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