JP3493889B2 - バルブソケットおよびその製造方法 - Google Patents

バルブソケットおよびその製造方法

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JP3493889B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R33/00Coupling devices specially adapted for supporting apparatus and having one part acting as a holder providing support and electrical connection via a counterpart which is structurally associated with the apparatus, e.g. lamp holders; Separate parts thereof
    • H01R33/05Two-pole devices
    • H01R33/06Two-pole devices with two current-carrying pins, blades or analogous contacts, having their axes parallel to each other
    • H01R33/09Two-pole devices with two current-carrying pins, blades or analogous contacts, having their axes parallel to each other for baseless lamp bulb

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  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インサート成形で
製造されるバルブソケットおよびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インサート成形によりバルブソケ
ットを製造するものとして、特公平7−56824号公
報や実公平2−22951号公報に記載されたものが知
られている。この種のインサート成形では、端子金具の
両端が臨むバルブ挿入口やコネクタ挿入口に不必要な樹
脂が回り込むのを阻止して、それらを高精度に成形する
必要がある。そのため、端子金具を金型の一部によって
覆い、不必要な部分に樹脂が流れ込むのを阻止する手段
が講じられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子金
具の端部、特にバルブの電極に当接して導通する電極端
子側はかなり複雑な形状であるから、それを覆う金型側
も複雑な形状とならざるを得ず、コスト高を招く原因と
なっていた。また、端子金具のわずかな設計変更でも金
型を大きく修正しなければならなくなることがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、製造容易なバルブソケットおよびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、バルブ挿入口を有
するバルブ挿入部とコネクタ挿入口を有するコネクタ挿
入部とを設けたソケット本体と、このソケット本体内に
組み込まれ一端側は前記バルブ挿入口内に臨みバルブの
電極に当接して導通する電極端子となり、他端側は前記
コネクタ挿入口内に臨むコネクタ端子となった端子金具
とを備えたバルブソケットにおいて、一端側は前記バル
ブ挿入口となって開口し、他端には端子挿入孔が形成さ
れた筒部が設けられるとともに、前記端子金具と前記筒
部とを、前記電極端子側についてはその全体が収容され
前記コネクタ端子側については前記端子挿入孔に隙間無
く挿入されて外部に突出された状態で装着を行ったもの
をコア体とするインサート成形がなされることにより、
前記筒部と前記コネクタ端子との回りに外殻体が形成さ
れ、かつこの外殻体と前記筒部とによって前記ソケット
本体が形成され、前記筒部と外殻体におけるその筒部の
回りに対応する側の端部により前記バルブ挿入部が形成
される一方、外殻体の反対側の端部により前記コネクタ
挿入部が形成されているところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、バルブ挿入口を有する
バルブ挿入部とコネクタ挿入口を有するコネクタ挿入部
とを設けたソケット本体と、このソケット本体内に組み
込まれ一端は前記バルブ挿入口内に臨みバルブの電極に
当接して導通する電極端子であり、他端は前記コネクタ
挿入口内に臨むコネクタ端子となった端子金具とを備え
たバルブソケットを製造するための方法であって、一方
側がバルブ挿入口として開口する筒部に対し前記端子金
具のコネクタ端子側から前記筒部の底面に開口する端子
挿入孔へ隙間無く挿入することにより、前記電極端子側
は全体が前記筒部内に収容されコネクタ端子側は前記筒
部の外方へ突出しかつこの突出した部分がL字状に屈曲
される端子金具付きのコア体を形成し、次いでこのコア
体を芯材としてインサート成形することにより前記バル
ブ挿入部と前記コネクタ挿入部とを形成するところに特
徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記端子金具には、コネクタ端子における前記L字
状に曲げられる部分が一枚板によって形成されているも
のを用いるところに特徴を有する。請求項4の発明は、
請求項2の発明において、インサート成形時において、
前記筒体の開口端縁の回りには、その筒体の回りに形成
されるバルブ挿入部との間に肉抜き溝を形成すべく金型
を突入させるところに特徴を有する。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の作用および効果】
<請求項1の発明>請求項1の発明に係るバルブソケッ
トでは、外殻体が筒部とは別体成形によって形成される
ため、外殻体を成形するために端子金具を覆う必要がな
く、その分簡素な構造の金型によって成形を行うことが
できる。また、端子金具に設計変形があった場合にも、
金型の修正が不要かごく僅かに留められる。もって、バ
ルブソケットを安価に製造することができる。
【0010】<請求項2の発明> まず端子金具の一端側に筒部が装着され、その筒部によ
り回りから遮蔽されたバルブ挿入口が形成された端子金
具付きのコア体が形成される。この場合、端子金具は初
めはコネクタ端子を真直に伸ばした状態で成形され、コ
ネクタ端子を開口側から筒部内に挿入して電極端子を筒
体内に収容しつつ端子挿入孔を通してコネクタ端子を外
部に突出させる。そしてコネクタ端子の突出した部分を
L字状に屈曲させれば、L字状の端子金具付きのコア体
が得られる。そののち、そのコア体を芯材としてインサ
ート成形することで、L型のバルブソケットが得られ
る。L型のバルブソケットを高精度にかつ安価に製造す
ることができる。
【0011】<請求項3の発明>端子金具におけるコネクタ端子の曲げ部分は一枚板によ
って形成されているので、曲げ作業を簡単に行うことが
できる。 <請求項4の発明>筒部の開口縁の回りに肉抜き溝を形成するようにしたか
ら、インサート成形時にバルブ挿入口内に樹脂が浸入す
るのがより確実に阻止され、さらに樹脂圧力によってコ
ア体が動くことが阻止され、すなわちコア体の位置精度
が向上し、より高精度な製造を期することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>まず、図1ないし図7によって本発明
の第1実施形態を説明する。この実施形態では、ウェッ
ジベースバルブに適用されるバルブソケット1について
説明する。バルブソケット1は一次成形品である端子金
具付きのコア体2と、このコア体2をインサートとする
二次成形品である外殻体3とから構成される。
【0015】まず、コア体2について説明すると(図
2、図3参照)、コア体2は合成樹脂製(例えば、ナイ
ロン樹脂製)の筒体4とここに圧入される端子金具6と
から構成される。筒体4は一方側(図2では左側)へ開
口するストレートな方形角筒状に形成されており、この
開口がバルブ挿入口5となる。そして、筒体4内に一対
の端子金具6を収納できるようになっている。また、筒
体4の底部の外面には突部7が形成されるとともに、筒
体4の底面にはこの突部7へ貫通するようにして一対の
端子挿入孔8が穿孔され、端子金具6におけるコネクタ
端子6Eを隙間無く挿入可能としている。さらに、筒体
4における底部の外周縁には外殻体3との機械的抜け止
めのための張り出し縁9が全周に沿って形成されてい
る。
【0016】次に、筒体4内に収納される端子金具6に
ついて説明すると(図4、図5参照)、両端子金具6は
共に導電製金属板を曲げ加工することで形成したもので
あり、筒体4の内壁面に沿う壁板部6Aを有し、この壁
板部6Aには撓み変形ができるよう、内向きに切り起こ
された押さえ片6Bがそれぞれ形成されており、対向す
るウェッジベースバルブの側面に当接して同バルブの図
6に示す左右方向のがた付きを規制することができる。
また、壁板部6Aの一側縁からは直角に折曲げられて長
短の弾性片6C,6Dが並列して一対形成されている。
図示長い側の弾性片が弾性係止片6Cであり、図示しな
いウェッジベースバルブに係止して全体の抜け止めの役
割を果たす。また、短い側の弾性片はウェッジベースバ
ルブ(図示しない)の両電極に弾性力をもって接触可能
な端子片6Dとなる。これらが、本発明の電極端子に相
当する。
【0017】さらに、上記した弾性係止片6Cおよび端
子片6Dが形成されている部分の端縁からは内方へ直角
に折曲げられた後、さらに外方へ直角に屈曲してコネク
タ端子6Eとなっている。このコネクタ端子6Eは当初
は真直に延出して筒体4の端子挿入孔8へ挿入可能に形
成されているが、筒体4への装着後に図11に想像線で
示すように直角に折り曲げられる。また、コネクタ端子
6Eはバルブソケット1内に挿通されて埋設される部分
および図示しない給電用コネクタとの接続に関与する部
分は、共に両側から密着曲げされ2枚重ねの状態となっ
ているが、これらの間に位置する上記した折曲げ対象部
分6Fは一枚板のままにしてあり、これによって曲げ作
業をしやすいようにしている。
【0018】次に、外殻体3について説明すると、外殻
体3は筒体4と同材質の樹脂によって成形され、筒体4
の外側面および底面を覆う角筒状の外筒10を有してお
り、筒体4と外筒10とによってバルブ挿入部11が構
成される。また、外筒10の開口縁と筒体4の開口縁と
の間には全周に沿って肉抜き溝12が形成されている。
これは外殻体3の成形時において筒体4内に溶融樹脂が
回り込まないようにし、また樹脂圧力を受けてコア体2
が動かないようにすること、すなわちコア体2の位置精
度を向上させるためのものである。また、外筒10の周
りには外筒10を取り囲むようにして円筒部13が配さ
れるとともに、この円筒部13は外筒10の短片側の端
部と連続してかつ外筒10より低い高さをもって形成さ
れている。また、円筒部13の外周面であってコア体2
の開口寄りには等角度間隔毎に計4つの抜け止め凸部1
4が形成され、さらにこれより底面寄りには全周に沿っ
てフランジ縁15が張り出し形成されている。
【0019】一方、外筒10の底面にはこれに連続して
コネクタ挿入部16が配されている。コネクタ挿入部1
6は上記したバルブ挿入部11に対して相互の軸線がほ
ぼ直交するように配されている。このコネクタ挿入部1
6は円筒状に形成され、先端には図示しない給電用コネ
クタを嵌合可能なコネクタ挿入口17が開口していると
ともに、内部には端子金具6のコネクタ端子6Eの先端
側が突出している。
【0020】次に、上記のバルブソケット1を成形する
手順について説明すると、まず図示しない成形用金型に
よって筒体4を形成する(一次成形)。これによって得
られた筒体4に対し、両端子金具6のコネクタ端子6E
側を端子挿入孔8へそれぞれ挿入して外部へ露出させて
おく。端子挿入孔8はコネクタ端子6Eを隙間なく挿入
できる程度の孔径であり、したがって挿入部分は溶融樹
脂が流れ込まない程度に封止される。この後、コネクタ
端子6Eの途中位置から先端側を直角に折曲げておく。
この場合において、コネクタ端子6Eの折曲げ箇所6F
は密着曲げされていない箇所であるため、曲げ作業は容
易に行うことができる。かくして、端子金具6付きのコ
ア体2が得られる。
【0021】次に、このコア体2をインサート成形用の
金型K1〜K3に仕掛けて溶融樹脂の注入を行う(二次
成形)。これによって、硬化後に型開きを行えば、コア
体2を芯材として筒体4の周りは外筒10および円筒部
13が取り囲んでバルブ挿入部11が形成され、また、
バルブ挿入部11に連続しかつ筒体4から突出した端子
金具6のコネクタ端子6Eを取り囲むようにしてコネク
タ挿入部16が形成される。かくして、所定形状のL型
バルブソケット1が得られる。
【0022】ところで、二次成形の際において、バルブ
挿入口5の開口縁は成形用金型K1〜K3の成形面18
によって閉ざされ、これが端子金具6の電極端子側をカ
バーして溶融樹脂の筒体4内への浸入を防止する。すな
わち、筒体4の開口を閉止するだけでよいため、端子金
具6の形状に無関係に溶融樹脂の浸入を回避できる。し
たがって、端子金具6を覆うような複雑なカバー部を金
型に形成する必要がなくなり、型構造の簡素化が期待で
きる。このことは端子金具6自体の形状に関しても、カ
バー部との関係で制限を受けることもなくなるため、設
計の自由度が高められる効果も得られる。また、特にこ
の実施形態では金型の成形面には肉抜き溝12を形成す
るための突縁19が形成され、これが筒体4の外周面に
密着嵌合するため、溶融樹脂の回り込みを回避して筒体
4内への樹脂の浸入をより確実に規制することができ
る。さらに樹脂圧力によってコア体2が動くことが阻止
され、すなわちコア体2の位置精度が向上し、もってよ
り高精度な製造を期することができる。なお、筒体4の
端子挿入孔8は端子金具6をほぼ隙間なく挿入させるた
め、ここから溶融樹脂が浸入するようなことはない。さ
らに、この実施形態では筒体4に張り出し縁9を形成し
て外殻体3との機械的な抜け止めがなされているため、
筒体4と外殻体3との接合強度が高められ、両者の一体
関係が確実に保持される。
【0023】以上のように、本実施形態の製造方法によ
れば、端子金具6を収容するコア体2を形成した後、こ
れをインサートとして成形するようにしたものであるた
め、バルブ挿入口5を閉じるだけの簡易な型構造で筒体
4内部への溶融樹脂の浸入を確実に防止できる。また、
端子金具6は筒体4への挿入後に直角に屈曲させるよう
にしているため、従来とは異なり、端子金具6が二部材
化することもなく、したがってこれらを接続するための
構成も不要となって端子金具6自体の構造の複雑化を招
くことはない。また、端子金具6が一体物のまま使用で
きるため、これ自身の強度保持も確保できる。
【0024】<参考例1> 図8ないし図14は本発明の参考例1を示す。この実施
形態のL字型のバルブソケット21は、一次成形品であ
る端子金具付きのコア体22と、このコア体22をイン
サートとする二次成形品である外殻体23とから構成さ
れる。
【0025】まず、コア体22について図11〜図13
により説明すると、コア体22は合成樹脂製(例えば、
ナイロン樹脂製)の筒体24とここに装着される端子金
具32とから構成される。筒体24は一方側(図11で
は下側)へ開口する略方形角筒状に形成されており、こ
の開口がバルブ挿入口25となる。このバルブ挿入口2
5の短辺側の端縁からは、コア体22を後記する金型内
に保持すべく差込脚26が突設されている。この差込脚
26の下端部の内面は、図12に示すように少し厚肉に
形成されていて、段付部27が設けられている。一方、
筒体24の上面には、端子金具32における電極端子3
5側を上方から挿入可能な一対の端子挿入孔28が開口
されている。この端子挿入孔28は、仕切壁29を挟ん
だ両側に設けられ、周壁の肉厚分を残して開口されてい
る。なお、両端子挿入孔28の外側の口縁は、端子金具
32の壁板部34における付け根の回曲部44を嵌めて
逃がす凹溝30が形成されている。
【0026】次に、筒体24内に収納される端子金具3
2を説明する。両端子金具32は共に導電製金属板を曲
げ加工することで形成したものであり、図11に示すよ
うに、上記した端子挿入孔28の上面側を遮蔽可能な遮
蔽板33を有している。この遮蔽板33の下面側には、
それぞれ外側の端縁から回曲して下方に突出するように
して、筒体24の左右の側壁の内面に沿う壁板部34が
形成されている。それらの壁板部34の内側には、ウェ
ッジベースバルブの電極部を弾性的に挟持しつつ接触可
能な一対の電極端子35が前後方向に対向して形成され
ている。一対の電極端子35は、筒体24の前後の内側
面に沿って挿入可能となっている。一方、遮蔽板33の
上面側には、その内側の端縁から立ち上がったのち、直
角曲げされてタブ状に突出したコネクタ端子36が形成
されている。
【0027】すなわち各端子金具32は全体略L字状に
形成され、図12の矢線に示すように、両電極端子35
の先端側から端子挿入孔28内に上方から挿入され、壁
板部34ならびに両電極端子35が筒体24の内側面に
弾接しつつ押し込まれて、図13に示すように、遮蔽板
33が筒体24の上面に当接したところで、筒体24に
対して容易には抜けない状態で装着される。それに伴
い、各遮蔽板33が端子挿入孔28の上面を遮蔽し、ま
た電極端子35の先端が筒体24の前後の側面の下縁か
ら少し突出して外方に向けて撓み変形し得るようになっ
ている。
【0028】次に、外殻体23について説明すると、外
殻体23は筒体24と同材質の樹脂によって成形され、
筒体24の外側面から図8の上面の一部を覆う角筒状の
外筒37を有しており、筒体24と外筒37とによって
バルブ挿入部38が構成される。外筒37の周りにはそ
れを取り囲むようにして円筒部39が配され、その開口
端の外周面には等角度間隔毎に計4つの抜け止め凸部4
0が形成され、さらにこれより上面側には全周に沿って
フランジ縁41が張り出し形成されている。
【0029】一方、外筒37の上面側にはこれに連続し
てコネクタ挿入部42が配されている。コネクタ挿入部
42は上記したバルブ挿入部38に対して相互の軸線が
ほぼ直交するように配されている。このコネクタ挿入部
42は角筒状に形成され、先端には図示しない給電用コ
ネクタを嵌合可能なコネクタ挿入口43が開口している
とともに、内部には端子金具32のコネクタ端子36の
先端側が突出している。
【0030】続いて、上記のバルブソケット21を成形
する手順について説明する。まず図示しない成形用金型
によって筒体24を形成する(一次成形)。一方、端子
金具32は図11に示すように予めL字形に形成されて
おり、上記の筒体24に対して、既述したように、電極
端子35側から端子挿入孔28に挿入され、遮蔽板33
で端子挿入孔28を遮蔽した状態で装着される。これに
より、端子金具付きのコア体22が得られる。
【0031】次に、図14に示すように、コア体22を
インサート成形用の金型K11〜K13に仕掛ける。そ
の場合、筒体24の差込脚26を金型K11に形成され
た差込凹部45に差し込む等によって、コア体22が正
規位置に保持され、係る状態で溶融樹脂の注入を行う
(二次成形)。これによって、硬化後に型開きを行え
ば、コア体22を芯材として筒体24の周りは外筒37
が取り囲んでバルブ挿入部38が形成され、また、バル
ブ挿入部38に連続しかつ筒体24から突出した端子金
具32のコネクタ端子36を取り囲むようにしてコネク
タ挿入部42が形成される。かくして、所定形状のL型
バルブソケット21が得られる。
【0032】ここで、二次成形の際において、バルブ挿
入口25の開口縁は金型K11の成形面によって閉ざさ
れるのはもちろんのこと、筒体24に形成された端子金
具32の挿通用の端子挿入孔28は、端子金具32自身
に形成された遮蔽板33で遮蔽されるので、溶融樹脂が
筒体24内に浸入することはない。すなわち、筒体24
の開口を閉止するだけでよいため、端子金具32の形状
に無関係に溶融樹脂の浸入を回避できる。したがって、
端子金具32を覆うような複雑なカバー部を金型に形成
する必要がなくなり、型構造の簡素化が期待できる。
【0033】特にこの第2実施形態では、コア体22を
形成する場合に、予めL字形に形成された端子金具32
をそのまま筒体24に組み付けることができ、端子金具
の曲げ作業が不要にできるため、工程がより簡単となっ
て製造コストをさらに低減することが可能となる。
【0034】<参考例2> 上記の参考例1において、筒体の端子挿入孔をより水密
に遮蔽する手段として、図15に示すような変形例を採
用してもよい。すなわち、端子挿入孔28aを段付き形
状としてアンダーカット部51を設け、端子金具32a
に形成した遮蔽板33aの周縁をアンダーカット部51
の内方に嵌め込むようにすれば、端子挿入孔28aをよ
り確実に遮蔽することができる。
【0035】またコア体を成形金型に仕掛けるに当たっ
て、図16に示すように、先に金型K11に対して筒体
24aを装着しておき、次に端子金具を装着するように
しても良い。ここで同図に示すように、金型K11に設
ける筒体装着用凹部53の開口縁を内側に突出するよう
に形成するとともに、筒体24aの下面開口縁に突部5
4を形成しておくと、筒体24aの下端が凹部53内に
嵌め込まれた状態となって金型K11上で強固に保持さ
れ、端子金具を装着して溶融樹脂を充填するに当たり、
筒体24aが倒れたり移動することなく良好に二次成形
することができる。
【0036】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)第1実施形態において、端子金具におけるコネク
タ端子の折曲げ箇所は、プレス等によって圧潰させるこ
とで薄肉化させ、これによってより折り曲げ易くするよ
うにしてもよい。
【0037】(2)また、本発明は上記実施形態に例示
したL型のバルブソケットに限らず、端子金具が略真直
に形成されたストレートタイプのバルブソケットにも同
様に適用することが可能である。 (3)さらに、ウェッジベースバルブに限らず、口金付
きのバルブを装着するバルブソケットにも同様に適用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るバルブソケットの
断面図である。
【図2】コア体を示す図3のII-II線断面図である。
【図3】コア体の正面図である。
【図4】端子金具の正面図である。
【図5】端子金具の平面図である。
【図6】バルブソケットの平面図である。
【図7】インサート成形状態を示す断面図である。
【図8】本発明の参考例1に係るバルブソケットの断面
図である。
【図9】バルブソケットの底面図である。
【図10】バルブソケットの左側面図である。
【図11】コア体の分解斜視図である。
【図12】端子金具を筒体へ装着する前の断面図であ
る。
【図13】その装着後の断面図である。
【図14】成形金型内にコア体を装着した状態の断面図
である。
【図15】参考例2に係る部分断面図である。
【図16】他の変形例に係る金型と筒体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…バルブソケット 2…コア体 3…外殻体 4…筒体 5…バルブ挿入口 6…端子金具 6C,6D…電極端子 6E…コネクタ端子 6F…折曲げ箇所 8…端子挿入孔 11…バルブ挿入部 12…肉抜き溝 16…コネクタ挿入部 17…コネクタ挿入口 19…突縁 21…バルブソケット 22…コア体 23…外殻体 24…筒体 25…バルブ挿入口 28…端子挿入孔 32…端子金具 33…遮蔽板 35…電極端子 36…コネクタ端子 38…バルブ挿入部 42…コネクタ挿入部 43…コネクタ挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−312175(JP,A) 特開 平8−250193(JP,A) 特開 平7−106015(JP,A) 特開 平7−29652(JP,A) 特開 昭62−217587(JP,A) 実開 平3−62476(JP,U) 実開 平2−11035(JP,U) 実開 昭62−111816(JP,U) 特公 平7−56824(JP,B2) 実公 平2−22951(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/09 H01R 13/04 H01R 43/00 H01R 33/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ挿入口を有するバルブ挿入部とコ
    ネクタ挿入口を有するコネクタ挿入部とを設けたソケッ
    ト本体と、このソケット本体内に組み込まれ一端側は前
    記バルブ挿入口内に臨みバルブの電極に当接して導通す
    る電極端子となり、他端側は前記コネクタ挿入口内に臨
    むコネクタ端子となった端子金具とを備えたバルブソケ
    ットにおいて、 一端側は前記バルブ挿入口となって開口し、他端には端
    子挿入孔が形成された筒部が設けられるとともに、前記
    端子金具と前記筒部とを、前記電極端子側についてはそ
    の全体が収容され前記コネクタ端子側については前記端
    子挿入孔に隙間無く挿入されて外部に突出された状態で
    装着を行ったものをコア体とするインサート成形がなさ
    れることにより、前記筒部と前記コネクタ端子との回り
    に外殻体が形成され、かつこの外殻体と前記筒部とによ
    って前記ソケット本体が形成され、前記筒部と外殻体に
    おけるその筒部の回りに対応する側の端部により前記バ
    ルブ挿入部が形成される一方、外殻体の反対側の端部に
    より前記コネクタ挿入部が形成されている ことを特徴と
    するバルブソケット。
  2. 【請求項2】 バルブ挿入口を有するバルブ挿入部とコ
    ネクタ挿入口を有するコネクタ挿入部とを設けたソケッ
    ト本体と、このソケット本体内に組み込まれ一端は前記
    バルブ挿入口内に臨みバルブの電極に当接して導通する
    電極端子であり、他端は前記コネクタ挿入口内に臨むコ
    ネクタ端子となった端子金具とを備えたバルブソケット
    製造するための方法であって、一方側がバルブ挿入口として開口する筒部に対し前記端
    子金具のコネクタ端子側から前記筒部の底面に開口する
    端子挿入孔へ隙間無く挿入することにより、前記電極端
    子側は全体が前記筒部内に収容されコネクタ端子側は前
    記筒部の外方へ突出しかつこの突出した部分がL字状に
    屈曲される端子金具付きのコア体を形成し、 次いでこのコア体を芯材としてインサート成形すること
    により前記バルブ挿入部と前記コネクタ挿入部とを形成
    することを特徴とするバルブソケットの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記端子金具には、コネクタ端子におけ
    る前記L字状に曲げられる部分が一枚板によって形成さ
    れているものを用いることを特徴とする請求項2記載の
    バルブソケットの製造方法。
  4. 【請求項4】 インサート成形時において、前記筒部の
    開口端縁の回りには、その筒部の回りに形成されるバル
    ブ挿入部との間に肉抜き溝を形成すべく金型を突入させ
    ることを特徴とする請求項2記載のバルブソケットの製
    造方法。
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