JP4992659B2 - コネクタ - Google Patents
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また、キャビティ内に収容された端子は、後側係合面および前側係合面と突出部との係合により前後方向に位置決めされる。
以下、本発明の実施形態1を図1〜図8によって説明する。
本実施形態におけるコネクタCは、図示しない機器(例えば、電気自動車のインバータ装置、モータなど)のシールドケース60の取付孔61に嵌合されるものであり、電線Wの端末部に接続された板状の端子10を収容する合成樹脂製のハウジング20を備えている。ハウジング20は、その略前半部分がシールドケース60の取付孔61に嵌まり、略後半部分がシールドケース60の外側に突出して配される(図8参照)。なお、各構成部材において、図1の右側を前方、左側を後方、また上側を上方、下側を下方として説明する。
まず、ハウジング本体部21の外周面に予めシールリング50を装着しておく。そして、ハウジング本体部21のキャビティ22に後方から電線Wを挿通し、その端末部をハウジング本体部21の前方へ引き出した状態にして端子10を圧着する。その後、各キャビティ22に対して前方から端子10を挿入し、端子10の突出部12がそれぞれ後側係合面27Aのすぐ前側の位置に配されるようにする。こうして、正規の挿入位置に配された端子10は、突出部12と後側係合面27Aとの係合により後方への抜け止めが規制された状態で保持される。
上記のように組み付けられたコネクタCをシールドケース60に取り付け、ハウジング20から前方へ突出している端子10の接続部10Aを、端子台Tにボルト締めする。このとき、端子台Tの上面の高さ位置と端子10の接続部10Aの下面の高さ位置とが一致しない、すなわち端子台Tの上面が端子10の接続部10Aの下面から下方に離間していたり、または端子台Tの上面が端子10の接続部10Aの下面よりも上方に位置していたりする場合がある。ここで、従来のように、キャビティ内に収容された端子が樹脂ランスによって抜け止めされ、端子のうち樹脂ランスとの係合部分がキャビティの周壁と樹脂ランスとの間に挟みこまれる構造のものであると、誤差を吸収するためには、端子をキャビティまたは樹脂ランスに押し付けるようにして撓ませなければならない。そのようにして端子を撓ませて端子台Tに固定すると、端子がキャビティの周壁または樹脂ランスに押し付けられた際に、その力によってそれらが破損してしまったり、またそれらが押圧状態のままで留め置かれて破損等に至るおそれがある。
加えて、樹脂ランスを設けることなく、このような端子10の抜け止めを図っているから、従来と比較して樹脂ランスの分だけハウジング20を小型化することができる。
次に、本発明の実施形態2に係るコネクタCを図9によって説明する。
本実施形態のコネクタCは、キャビティ22の周壁24に、端子10の突出部12を後方から挿通可能な溝部70を設けた点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、実施形態1と同様、ハウジング本体部21の外周面に予めシールリング50を装着するとともに各電線Wの端末部に端子10を圧着しておく。次いで、端子10を、その板面が上下方向を向く縦向きの姿勢にして突出部12を溝部70に位置あわせした後、突出部12を溝部70にそれぞれ挿通させつつ、後方から端子10をキャビティ22内に挿入する。そして、端子10の突出部12が溝部70を前方へ通過したところで端子10を回転させ、その板面が水平方向を向く横向きの姿勢にする。端子10が横向きの姿勢になると、一対の突出部12はそれぞれ一対の後側係合面27Aの前方(係合凹部27の前方)に配された状態になる。この状態から端子10を後方に移動させると、突出部12が係合凹部27内を後方へ移動し、後側係合面27Aのすぐ前側位置に配される。そして、突出部12と後側係合面27Aとが前後方向に係合した状態になり、端子10は正規の挿入位置において後方への抜け止めが規制された状態で保持される。
そして、実施形態2においても、実施形態1と同様、端子10の変位により誤差を吸収することができるから、耐久性に優れたコネクタCとなる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
W…電線
10…端子
10A…接続部(相手側との接続部分)
12…突出部
20…ハウジング
21…ハウジングの本体部
22…キャビティ
27A…後側係合面
41…ホルダ
47…挿通孔
48A…前側係合面
50…シールリング
70…溝部
Claims (6)
- 電線の端末部に接続された板状の端子を収容するハウジングを備えたコネクタであって、
前記ハウジングには、前記端子を収容するキャビティが前後方向に開口して設けられ、前記電線は前記キャビティから後方へ引き出されるようになっており、
前記端子には、前記キャビティの開口方向に対して交差方向に突出する突出部が設けられるとともに、前記ハウジングには、前記端子が前記キャビティに収容された状態において、前記突出部に対して後方から係合する後側係合面が設けられ、
前記後側係合面の前方には、前記突出部の前記端子の板厚方向の変位を許容するクリアランスが設けられるとともに、前記後側係合面は、前記突出部が前記板厚方向に変位した状態で係合可能な幅寸法を備え、
また、前記ハウジングには、前記端子が前記キャビティに収容された状態において、前記突出部に前方から係合する前側係合面が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記キャビティの壁面には、前記後側係合面とは前記キャビティの周方向にずれた位置において、前記突出部を後方から挿通可能な溝部が前記後側係合面の前側まで延びて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記端子は、相手側との接続部分を前記キャビティから前方へ突出させた姿勢で前記キャビティ内に収容されるものであり、前記ハウジングの前端部には、前記端子の接続部分を前後方向に挿通可能な挿通孔が形成され、
前記突出部は、前記端子の接続部分よりも後方位置に設けられて同接続部分の外形よりも前記交差方向に突出する寸法に設定され、
前記前側係合面は前記挿通孔の後方に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングの外周面にはシールリングが装着されるとともに、前記ハウジングの前端部は同ハウジングの本体部に取り付けられて前記シールリングの前後方向の位置決めを図るホルダにより構成され、
前記挿通孔および前記前側係合面は、前記ホルダに形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。 - 前記突出部は、前記端子の板面に沿う方向へ張り出す形態をなしていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記突出部は、前記端子の幅方向に一対設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
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