JP2003142296A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JP2003142296A
JP2003142296A JP2001339925A JP2001339925A JP2003142296A JP 2003142296 A JP2003142296 A JP 2003142296A JP 2001339925 A JP2001339925 A JP 2001339925A JP 2001339925 A JP2001339925 A JP 2001339925A JP 2003142296 A JP2003142296 A JP 2003142296A
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debris
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debris prevention
ray
rays
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Takayuki Hasegawa
隆行 長谷川
Akira Miyake
明 三宅
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、デブリを効率よく阻止することで
光学素子の破壊、性能の変化を抑えることを可能とし、
かつX線の出力が安定したX線発生装置を提供する。 【解決手段】 本発明の一側面としてのX線発生装置
は、ターゲット部材に励起エネルギービームを照射する
ことでプラズマを発生し、X線を発生させるX線発生装
置において、前記X線の発光点近傍に位置し、少なくと
も前記X線を取り出すために必要な部分以外が遮蔽され
たシールド式デブリ阻止手段と、前記発光点からみて前
記シールド式デブリ阻止手段より後段に位置し、前記X
線を透過して前記デブリを阻止するフィルター式デブリ
阻止手段又は前記X線を反射して前記デブリを阻止する
ミラー式デブリ阻止手段と、前記シールド式デブリ阻止
手段と前記フィルター式デブリ阻止手段又は前記ミラー
式デブリ阻止手段との間に位置し、当該フィルター式デ
ブリ阻止手段又は前記ミラー式デブリ阻止手段に到達す
るデブリを阻止することでフィルター又はミラーの寿命
を延ばす第3のデブリ阻止手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線発生装置に係り、
特にターゲット部材に励起エネルギービームを照射する
ことによりX線を発生させる際に発生するデブリを阻止
するための手段を備えたX線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型及び薄型化の要請
から電子機器に搭載される半導体素子の微細化への要求
は益々高くなっており、かかる要求を満足するために露
光解像度を高める提案が様々なされている。解像度向上
の一手段として露光光源の短波長化が行われており、近
年では、露光光源はKrFエキシマレーザ(波長約24
8nm)からArFエキシマレーザ(波長約193n
m)になろうとしており、Fエキシマレーザ(波長約
157nm)の実用化も進んでいる。
【0003】しかし、半導体素子は急速に微細化してお
り、紫外光を用いたリソグラフィーでは限界がある。そ
こで0.1μmを下回るような非常に微細な回路パター
ンを効率よく焼き付けるために、紫外線よりも更に波長
が短いX線を露光光光源に用いた投影露光装置が開発さ
れている。
【0004】また、このような露光装置に使用される光
学系を構成する光学素子としては、光源のX線に対する
高い反射特性と長時間の露光に対しても反射率の低下の
少ない高い耐X線性が要求されている。そのため、光学
素子の反射特性及び対X線性を十分に吟味する必要があ
り、これを目的とした光学素子の反射率測定が頻繁に行
われている。
【0005】かかる露光装置又は反射率測定に用いられ
るX線発生装置としては、ターゲット部材に励起エネル
ギーを照射することによりプラズマを形成させ、かかる
プラズマからX線を取り出す手法が一般的である。より
詳細には、図9に示すX線発生装置400のように、レ
ーザー光(励起エネルギービーム)410を減圧された
真空容器420内に置かれた標的部材430に集光して
照射すると、標的部材430は急速にプラズマ化し、こ
のプラズマから輝度の高いX線440が放出されること
が知られている。ここで、図9は、従来のX線発生装置
400を示す模式図である。このようなX線源からはX
線440の発生と共に、プラズマからは高速の電子、イ
オンなどの飛散粒子が、また標的部材からは部材材料の
飛散粒子(例えば、ガス化した材料、液化した材料、イ
オン化した材料)が放出されて、真空容器内に飛散す
る。これらはまとめてデブリと呼ばれている。このよう
なデブリはX線発生装置の後段に位置する装置が有する
光学素子などの反射面、透過面に衝突し、これらを破損
したり、表面に付着、堆積し素子の機能、特性を低下さ
せたり、変化させるという問題点があった。
【0006】そこで、この問題を解決するために、プラ
ズマ及び標的部材近傍に配置されレーザー光410とX
線440を取り出すのに必要な部分以外を遮蔽するシー
ルド式デブリ阻止装置450と、X線440の光路上に
配置されたX線の透過率の高い物質からなる薄膜(フィ
ルター式デブリ阻止手段)460とを設け、デブリが後
段に位置する光学素子に到達しないようにする方法が提
案されている。
【0007】また別の方法としては、特に図示しない
が、特開平8−241847に開示されるような、上述
したフィルター式デブリ阻止手段450と代替的に開閉
式デブリ阻止手段を使用する方法も提案されている。こ
こで、開閉式デブリ阻止手段は、シールド式デブリ阻止
装置により取り出されたX線取り出しの立体角領域に相
当する開口を有するデブリ阻止部材と、前記X線の発生
に同期して光軸上に前記開口が位置するように前記デブ
リ阻止部材を駆動させる駆動手段とを有し、光は開口を
通るが、光よりも速度の遅いデブリが遮蔽板の位置に来
るときにはすでに開口は光軸上から外れており、デブリ
はデブリ阻止部材に付着させるものである。
【0008】また別の方法としては、特に図示しない
が、上述したフィルター式デブリ阻止手段450と代替
的にミラー式デブリ阻止手段を使用する方法も提案され
ている。ここで、ミラー式デブリ阻止手段は、フィルタ
ー式デブリ阻止手段450の後段であって、X線440
の光路上に配置されたX線の反射率が高くデブリが付着
するミラーとを設け、デブリが後段に位置する光学素子
に到達しないようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のX線発
生装置に設けられたデブリ阻止手段では、デブリを完全
に阻止することが困難であった。フィルター式デブリ阻
止手段を設ける方法では、光学素子のデブリによる破壊
やデブリの付着、堆積はある程度防げるものの、フィル
ターにデブリが付着、堆積することでフィルターのX線
の透過率が変化してしまう。よってかかるX線発生装置
を反射率測定や露光装置に適用した場合、一定のX線強
度のまま反射率測定をすることが困難であったり、露光
量が変化するため高品位なデバイスをスループットよく
提供したりすることができない。また、質量の大きいデ
ブリがフィルターに衝突することでフィルターが割れて
しまい、光学素子にデブリが到達するようになってしま
った。
【0010】一方、開閉式デブリ阻止手段では質量の大
きいデブリでも確実に止めることが出来るが、開口の開
閉よりも早い速度のデブリは止められずに、光学素子に
到達してしまうため好ましくない。
【0011】また、ミラー式デブリ阻止手段においても
フィルター式デブリ阻止手段と同様、フィルターにデブ
リが付着、堆積することでミラーのX線の反射率が変化
してしまう。よってかかるX線発生装置を反射率測定や
露光装置に適用した場合、一定のX線強度のまま反射率
測定をすることが困難であったり、露光量が変化するた
め高品位なデバイスをスループットよく提供したりする
ことができない。また、ミラーが劣化した場合ミラーを
交換する必要があるが、ミラーを使用する場合には後段
に位置する光学素子に対する位置合わせが必要であるな
ど、メンテナンスの作業が煩雑であり交換頻度が上昇す
ることは好ましいこととは言えない。
【0012】そこで、本発明は、デブリを効率よく阻止
することで光学素子の破壊、性能の変化を抑えることを
可能とし、かつX線の出力が安定したX線発生装置を提
供することを例示的な目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一側面としてのX線発生装置は、ターゲッ
ト部材に励起エネルギービームを照射することでプラズ
マを発生し、X線を発生させるX線発生装置において、
前記X線の発光点近傍に位置し、少なくとも前記X線を
取り出すために必要な部分以外が遮蔽されたシールド式
デブリ阻止手段と、前記発光点からみて前記シールド式
デブリ阻止手段より後段に位置し、前記X線を透過して
前記デブリを阻止するフィルター式デブリ阻止手段又は
前記X線を反射して前記デブリを阻止するミラー式デブ
リ阻止手段と、前記シールド式デブリ阻止手段と前記フ
ィルター式デブリ阻止手段又は前記ミラー式デブリ阻止
手段との間に位置し、当該フィルター式デブリ阻止手段
又は前記ミラー式デブリ阻止手段に到達するデブリを阻
止することでフィルター又はミラーの寿命を延ばす第3
のデブリ阻止手段とを有する。かかるX線発生装置によ
れば、シールド式デブリ阻止手段とフィルター式デブリ
阻止手段又はミラー式デブリ阻止手段との間に第3のデ
ブリ阻止手段を組み合わせることで、かかる第3のデブ
リ阻止手段により最後段に位置するフィルター式デブリ
阻止手段又はミラー式デブリ阻止手段に到達するデブリ
を阻止することができる。例えば、フィルター式デブリ
阻止手段を設ける構成においては、フィルター式デブリ
阻止手段は最も後段に配置されることとなり、フィルタ
ーを破損するような大きなデブリは第3のデブリ阻止手
段により阻止可能である。これにより、フィルターが保
護されるのでフィルターの長寿命化に寄与する。また、
第3のデブリ阻止手段が組み合わされることでフィルタ
ー式デブリ阻止手段に到達するデブリの絶対数は減少さ
れるので、デブリが付着することでフィルターの透過率
を劣化させることを防止することができる。これと同様
に、ミラー式デブリ阻止手段を設ける構成においては、
第3のデブリ阻止手段が組み合わされることでミラー式
デブリ阻止手段に到達するデブリの絶対数は減少される
ので、デブリが付着することでミラーの反射率を劣化さ
せることを防止することができる。これにより、劣化し
たミラーを交換する頻度が減少するので、メンテナンス
に伴う煩雑な作業を行う回数を減少することができる。
【0014】本発明のX線発生装置において、前記第3
のデブリ阻止手段は、前記シールド式デブリ阻止装置に
より取り出された前記X線に関して当該X線取り出しの
立体角領域に相当する開口を有するデブリ阻止部材と、
前記X線の発生に同期して前記立体角領域に前記開口が
位置するように前記デブリ阻止部材を駆動させる駆動手
段とを有する。かかるX線発生装置によれば、第3のデ
ブリ阻止手段として開閉式デブリ阻止手段と使用するこ
とができる。これにより、速度の遅い比較的に大きなデ
ブリを効率よく阻止することができ、後段に位置するフ
ィルター式デブリ阻止手段又はミラー式デブリ阻止手段
を保護することができる。
【0015】また、本発明のX線発生装置において、前
記第3のデブリ阻止手段は、前記シールド式デブリ阻止
手段によって取り出された前記X線に対して光軸と略直
交する方向に磁場を形成し、荷電粒子の運動方向を変え
る磁場発生手段と、前記磁場により曲げられた前記荷電
粒子が付着されて前記X線が通過させられるアパーチャ
ーとを有してもよい。かかるX線発生装置によれば、第
3のデブリ阻止手段として磁石式デブリ阻止手段を使用
することもできる。これにより、磁場の影響を受け易い
比較的に大きなデブリを効率よく阻止することができ、
後段に位置するフィルター式デブリ阻止手段又はミラー
式デブリ阻止手段を保護することができる。
【0016】また、本発明のX線発生装置において、前
記第3のデブリ阻止手段は、前記シールド式デブリ阻止
手段によって取り出された前記X線に対して光軸と略直
交する方向に磁場を形成し、荷電粒子の運動方向を変え
る磁場発生手段と、前記磁場発生手段の後段に設けられ
て前記シールド式デブリ阻止装置により取り出された前
記X線に関して当該X線取り出しの立体角領域に相当す
る開口を有するデブリ阻止部材と、前記X線の発生に同
期して前記立体角領域に前記開口が位置するように前記
デブリ阻止部材を駆動させる駆動手段と、前記磁場によ
り曲げられた前記荷電粒子が付着されて前記X線が通過
させられるアパーチャーとを有してもよい。かかるX線
発生装置によれば、第3のデブリ阻止手段として磁石式
デブリ阻止手段と開閉式デブリ阻止手段とを組み合わせ
てもよい。これにより、上述した磁石式デブリ阻止手段
と開閉式デブリ阻止手段の両方の作用を奏することがで
き、より効果的にミラー式デブリ阻止手段又はフィルタ
ー式デブリ阻止手段を保護することができる。これによ
り、速度の遅く、また磁場の影響を受け易い比較的に大
きなデブリを効率よく阻止することができ、後段に位置
するフィルター式デブリ阻止手段又はミラー式デブリ阻
止手段を保護することができる。
【0017】また、本発明の別の一側面としての反射率
測定装置によれば、上述した本発明のいずれかの構成を
有するX線発生装置を利用した光源部と、前記光源部か
ら出射した光束を被測定物に照射する光学系とを有し、
前記被測定物の反射率を測定する。かかる反射率測定装
置によれば、光学系の付着するデブリの量が従来の光源
部より減少されているので、デブリの付着に伴う反射率
の測定時間の遅延や、真空雰囲気下に置かれた光学系の
交換頻度を低減することができる。これにより、反射率
測定を効率的に行うことができるのでユーザの測定に際
する作業負担を軽減するとともに、反射率測定装置内に
設けられた光学系の劣化が少ないので低コストで装置を
維持することができる。また、かかる反射率測定装置に
よれば、ひいては正確な反射率測定に寄与する。
【0018】また、本発明の別の一側面としての光学素
子は、上述した本発明の反射率測定装置が測定した反射
率が所定値以上の前記被測定物から製造される。かかる
光学素子によれば、上述した反射率測定装置により測定
され、測定された反射率と実際の反射率がほぼ一致した
正確な光学素子を提供することができる。かかる光学素
子は、レンズ、回折格子、光学膜体及びそれらの複合体
の一つである。
【0019】また、本発明の別の一側面としての露光装
置は、紫外光、遠紫外光及び真空紫外光を露光光として
利用し、当該露光光を、上述した光学素子を含む光学系
を介して被処理体に照射して当該被処理体を露光する。
かかる露光装置によれば、上述した光学素子を有し、光
学素子の特性を十分に考慮した上で光学系を組むことが
できる。
【0020】また、本発明の別の一側面としての露光装
置は、上述した本発明のいずれかのX線発生装置を光源
として利用する光源部と、前記光源部から出射した光束
を用いてレチクル又はマスクを照明する照明光学系と、
前記レチクル又はマスクに形成されたパターンを被処理
体に投影する投影光学系とを有する。かかる露光装置に
よれば、X線発生に伴うデブリが十分に除去されてお
り、照明光学系をなす光学素子に付着するデブリの量が
少ない。これにより、光学素子に付着したデブリが反射
率を劣化させることがないので、高品位なデバイスをス
ループットなどの露光性能よく提供することができる。
【0021】また、本発明の別の側面としてのデバイス
は、上述した本発明の露光装置を用いて投影露光された
被処理体より製造される。このように、かかる露光装置
を用いて製造された結果物としてのデバイスも本発明の
一側面として機能する。
【0022】本発明の他の目的及び更なる特徴は以下添
付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明
らかにされるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一側面としてのX線発生装置100について説明す
る。なお、各図において同一の参照符号は同一の部材を
表している。ここで、図1は、本発明のX線発生装置1
00を示す模式図である。図2は、図1に示すX線発生
装置100の一部を示す拡大模式図である。なお、図2
において、図1に示すX線発生装置100の構成要素の
一部は省略して描かれている。図3(a)及び(b)
は、図1に示す開閉式デブリ阻止手段160の動作を示
す概略斜視図である。図4は、図1に示すミラー型デブ
リ阻止手段180を示す概略斜視図である。
【0024】図1に示されるように、本発明のX線発生
装置100は、チャンバー110と、レーザー導入窓1
20と、ターゲット供給装置130と、シールド式デブ
リ阻止手段140と、磁場発生手段150と、開閉式デ
ブリ阻止手段160と、アパーチャー170と、ミラー
式デブリ阻止手段180とを有し、高エネルギービーム
(励起レーザー)を集光して照射しターゲットが急速に
プラズマ化することにより、X線を放出するLaser
Produced Plasma光源(LPP光源)を
内蔵している。かかる構成において、チャンバー110
にはレーザー導入窓120が設けられており、かかるレ
ーザー導入窓120を介しチャンバー110内に存在す
るターゲット供給装置130に対して図示しない励起レ
ーザーからレーザー光102を照射することができる。
また、チャンバー110内のプラズマ又はターゲット部
材近傍にはシールド式デブリ阻止装置140が当該プラ
ズマ又はターゲット部材を覆うように設けられており、
X線の出射方向に向かって上流から下流へ、磁場発生手
段150、開閉式デブリ阻止手段160、アパーチャー
170、ミラー式デブリ阻止手段180が配置されてい
る。
【0025】チャンバー110は、空気に対する透過率
の低い短波長の光束において少なくとも光路を真空雰囲
気に維持する。本実施形態においては、上述した構成要
素の全てを格納し(但し、レーザー導入窓120はチャ
ンバー110の一部を形成するものであるが)、かかる
X線発生装置100の後段に位置する装置や光学素子に
対してX線とされた光束を提供することができる。チャ
ンバー110は、例えば、真空引き可能なチャンバーで
あって当該周知の技術を適用することができる。
【0026】レーザー導入窓120は、図示しない励起
レーザーから射出されたレーザー光104をチャンバー
110内に導入するための窓であり、チャンバー110
の一部を形成している。
【0027】ターゲット供給装置130は、ターゲット
材をテープ状にして供給する。ターゲット材は、金属薄
膜、不活性ガス、液滴などが用いることができる。本実
施形態においては、ターゲット供給装置130は、ター
ゲットの金属をテープ状にすることで、継続的にレーザ
ー光102にターゲット材を供給することができる。
【0028】シールド式デブリ阻止手段140は、プラ
ズマ又はターゲット材近傍に当該プラズマ又はターゲッ
ト部材を覆うように配置され、レーザー光102が入射
する又はX線104取り出しに必要な部分以外を遮蔽す
る。シールド式デブリ阻止手段140は、射出されるX
線の発散角及び方向性を決定するのと同時に、LPP光
源で発生しシールド式デブリ阻止手段140の開口の方
向以外に飛ぶデブリを阻止する。このようにシールド式
のデブリ阻止手段140を最もLPP光源側に設けるこ
とで、多くのデブリを阻止することを可能としている。
【0029】磁場発生手段150は、シールド式デブリ
阻止手段140の開口から取り出されたX線に対して磁
場を設ける。より詳細には、磁場発生手段150は、X
線の光軸に対して略直交する方向であって、X線取り出
し立体角領域に磁場を形成する。磁場発生手段150
は、磁石などの当該周知の技術を適用することができ
る。なお、磁場発生手段150は、後述するアパーチャ
ー170と協働することで磁石式デブリ阻止手段として
機能することができる。
【0030】開閉式デブリ阻止手段160は、円盤にX
線104を通す開口を有する遮蔽板と、励起レーザーの
発光のタイミングに回転の位相を同期してかかる遮蔽板
を駆動する図示しない駆動装置とを有し、速度の違いを
利用してX線104は通しデブリを阻止する。かかる開
閉式デブリ阻止手段160の構成は当業者にとって容易
に理解可能であるため、本明細書での詳細な説明は省略
する。
【0031】アパーチャー170は、X線104を通す
開口を有する遮蔽板であり、磁場発生手段150によっ
て進行方向を曲げられたデブリを阻止する。上述したよ
うに、かかるアパーチャー170は、上述した磁場発生
手段105と協働することで磁石式デブリ阻止手段とし
て機能する。
【0032】本発明のX線発生装置100は、上述した
シールド式デブリ阻止手段140の後段に、磁石式デブ
リ阻止手段(磁場発生手段150及びアパーチャー17
0)及び開閉式デブリ阻止手段160を設けることで、
シールド式デブリ阻止手段140で阻止しきれなかった
大きなデブリを阻止することができる。これにより、後
述するミラー式デブリ阻止手段180に到達するデブリ
を極力抑えることができるので、ミラー式デブリ阻止手
段180のミラーに付着するデブリの量を減少すること
ができる。これにより、かかるミラー式デブリ阻止手段
180を保護することができるので、ミラー式デブリ阻
止手段180の長寿命化に寄与することができる。
【0033】ミラー式デブリ阻止手段180は平面ミラ
ーを有し、X線104を全反射してデブリを付着させる
ことでデブリを阻止する。なお、かかるミラー式デブリ
阻止手段180は図5に示すフィルター式デブリ阻止手
段190に置換されてもよい。ここで、図5は、図1に
示すミラー式デブリ阻止手段180と交換可能なフィル
ター式デブリ阻止手段190を示す概略斜視図である。
フィルター式デブリ阻止手段190はX線104を透過
してデブリを吸着させる薄膜を有し、かかる薄膜にデブ
リを吸着させることでデブリを阻止することができる。
かかる薄膜は、例えばSiNなどである。かかるミラー
式デブリ阻止手段180及びフィルター式デブリ阻止手
段190は、上述したデブリ阻止手段でさえ阻止されな
かったデブリを除去することができるので、かかるミラ
ー式デブリ阻止手段180及びフィルター式デブリ阻止
手段190を透過したX線104とともに存在するデブ
リを完全に排除することができる。なお、ミラー式デブ
リ阻止手段180又はフィルター式デブリ阻止手段19
0は当業者にとって容易に理解可能であるため、本明細
書における詳細な説明は省略する。
【0034】かかる構成において、本発明のX線発生装
置100は、3段階のデブリ阻止手段を有し、発生した
デブリをほぼ完全に阻止することができる。よって、か
かるX線発生装置100を光源として使用することで、
デブリを完全に除去した状態でX線104を得ることが
できる。
【0035】また、X線発生装置100によれば、シー
ルド式デブリ阻止手段140とミラー式デブリ阻止手段
180との間に更にデブリ阻止手段(磁石式デブリ阻止
手段及び開閉式デブリ阻止手段160)を組み合わせて
いるので、かかるデブリ阻止手段よりも最後段に位置す
るミラー式デブリ阻止手段140に到達するデブリを阻
止することができる。よって、ミラー式デブリ阻止手段
180に到達するデブリの絶対数は従来と比較して減少
されるので、デブリが付着することでミラー式デブリ阻
止手段180のミラーの反射率を劣化させることを防止
することができる。これにより、劣化したミラーを交換
する頻度が減少するので、メンテナンスに伴う煩雑な作
業を行う回数を減少することができる。
【0036】また、ミラー式デブリ阻止手段180と代
替的に使用可能な、フィルター式デブリ阻止手段190
を設ける構成においても、フィルター式デブリ阻止手段
190は最も後段に配置されることとなり、フィルター
を破損するような大きなデブリは中間に位置するデブリ
阻止手段により阻止可能である。これにより、フィルタ
ー式デブリ阻止手段180のフィルターが保護されるの
でフィルターの長寿命化に寄与する。また、中間に位置
するデブリ阻止手段が組み合わされることでフィルター
式デブリ阻止手段に到達するデブリの絶対数は減少され
るので、デブリが付着することでフィルターの透過率を
劣化させることを防止することができる。
【0037】なお、本実施形態においては、シールド式
デブリ阻止手段140とミラー式デブリ阻止手段180
の間に設けられるデブリ阻止手段は、磁場発生手段15
0及びアパーチャー170よりなる磁石式デブリ阻止手
段と開閉式デブリ阻止手段160との両者を有する構成
であるが、本発明のX線発生装置100はこれらのうち
どちから一方少なくとも有するに足りるものである。但
し、シールド式デブリ阻止手段140とミラー式デブリ
阻止手段180との間に二種類のデブリ阻止手段を設け
ることで、ミラー式デブリ阻止手段180に伝達するデ
ブリの数を効果的に低減できることは言うまでもない。
【0038】以下、本発明のX線発生装置100を利用
したX線発生の動作について説明する。図2を参照する
に、まず、励起レーザー光102をターゲット供給装置
130のテープ状の金属ターゲットに照射する。これに
より、ターゲットの金属が急激にプラズマ化しそこから
X線104が発生し、同時にデブリが発生する。このと
き、プラズマから発生する大部分のデブリはプラズマに
近接して設置したシールド式デブリ阻止手段140によ
り阻止される。
【0039】発生したデブリのうちX線取り出しの開口
部を通ってしまうデブリの中で電荷を帯びたものについ
ては、磁場発生手段150による磁場Bの中を進み、ロ
ーレンツ力によりその進行向きが変えられる。なお、向
きを変えたデブリはアパーチャー170の開口を通らず
に遮蔽板に衝突する。
【0040】図3を参照するに、一方、LPP光源では
図示しないパルスレーザーによりプラズマを発生してい
るので、放出されるX線104もパルス状である。この
パルスのタイミングと開閉式デブリ阻止手段160が有
する遮蔽板の開口の位相を同期させることにより、光速
のX線は開口を通過し(図3(a))、光速に比べ遅い
デブリが遮蔽板の位置に来たときには開口は光路からず
れておりデブリは遮蔽板に衝突する(図3(b))。遮
蔽板の光源からの距離、開口サイズ、遮蔽板の角速度な
どにより異なるが、一般的に開閉式デブリ阻止手段16
0で1000乃至2000m/s程度のデブリを阻止す
ることが可能である。また、本実施形態では開口を持っ
た遮蔽板を回転する方式としたが、光路をパルス状X線
104のタイミングに合わせ周期的に開閉できる手段で
あれば、これ以外の手法を利用しても良い。
【0041】次に、図4を参照する、上述した開閉式デ
ブリ阻止装置160及びアパーチャー170を通過した
X線104及び阻止しきれなかったデブリは、ミラー式
デブリ阻止手段180に入射する。ミラー平面に対し浅
い角度で入射したX線104は、ミラー表面で全反射さ
れるが、デブリはミラー表面に付着しかかるミラーより
下流には到達されない。なお、ミラー式デブリ阻止手段
180がフィルター式デブリ阻止手段190に置換され
た場合、X線104は薄膜を透過するがデブリは薄膜に
付着し、かかる薄膜より下流には到達しない。
【0042】ここで、図6はデブリの速度と個数の関係
を示した図である。殆どのデブリは1000乃至200
0m/s以下のものである。本発明のデブリ阻止手段の
構成においては、1000乃至2000m/s以下のデ
ブリは開閉式デブリ阻止手段160により阻止し、電荷
を帯びたデブリは磁場発生装置150とアパーチャー1
70により阻止し、1000乃至2000m/s以上の
中性のデブリはミラー式デブリ阻止手段180(または
フィルター式デブリ阻止手段190)により阻止するこ
とができる。従って、LPP光源において発生するデブ
リは全て阻止することが可能となり、純粋なX線のみを
供給することができる。
【0043】また、ミラー式デブリ阻止手段180(ま
たはフィルター式デブリ阻止手段190)の上流に磁場
発生手段150とアパーチャー170よりなる磁石式デ
ブリ阻止手段、及び開閉式デブリ阻止手段160を設け
ることにより、ミラー式デブリ阻止手段180(または
フィルター式デブリ阻止手段190)に到達するデブリ
は殆ど無くなる。従って、従来寿命の短かったミラー式
デブリ阻止手段180(またはフィルター式デブリ阻止
手段190)の寿命が非常に長くなる。
【0044】次に、本発明の別の側面としての反射率測
定装置200について説明する。ここで、図7は本発明
の反射率測定装置200を示す模式図である。本発明の
反射率測定装置200は、本発明のX線発生装置100
を利用した光源部210、被測定物にX線を照射するた
めの前置鏡や回折格子を含む光学系220と、検出器2
30とを有し、少なくとも光路を含む装置全体が真空雰
囲気に維持されている。光源部210から発生したX線
は前置鏡で集光され、回折格子で必要な波長に分光され
る。所定の波長に分光されたX線を試料であるミラーに
入射し、反射光検出器230により強度を計測する。同
時にミラーに反射される前の入射光の強度を、入射光検
出器230で計測し、両者の強度からミラーの反射率を
求めることができる。
【0045】本発明の反射率測定装置200によれば、
上述した本発明のX線発生装置100を光源部210と
して利用することで、光学系220の第1ミラー(即
ち、X線発生装置100から照射される光が最初に到達
する光学素子であって、図7においては前置鏡)に付着
するデブリの量を完全に無くすことができる。これによ
り、光学系220にデブリが付着することにより光学素
子(図7においては、前置鏡)の光学性能を劣化させる
ことがないので、反射率の測定時間の遅延や、真空雰囲
気下に置かれた光学素子(図7においては、前置鏡)の
交換頻度を低減することができる。これにより、反射率
測定を効率的に行うことができるのでユーザの測定に際
する作業負担を軽減するとともに、反射率測定装置内に
設けられた光学系の劣化が少ないので低コストで装置を
維持することができる。また、かかる反射率測定装置に
よれば、ひいては正確な反射率測定に寄与するものであ
る。
【0046】なお、かかる反射率測定装置200が測定
した反射率が所定値以上の被測定物から製造される光学
素子も本発明の一部として機能する。かかる光学素子に
よれば、上述した反射率測定装置により測定され、測定
された反射率と実際の反射率がほぼ一致した正確な光学
素子を提供することができる。なお、かかる光学素子
は、レンズ、回折格子、光学膜体及びそれらの複合体の
一つである。
【0047】次に、図8を参照するに、本発明の別の側
面としての露光装置300について説明する。ここで、
図8は、本発明の露光装置300を示す模式図である。
本発明の露光装置300は、上述したX線発生装置10
0を利用した光源部310と、照明光学系320と、マ
スクMSと、投影光学系330と、被処理体Wとを有す
る。
【0048】光源部310は、上述したX線発生装置1
00を適用することができ、ここでの詳細な説明は省略
する。
【0049】照明光学系320はマスクMSを照明する
光学系であって、照明光学系320は当該周知のいかな
る技術をも適用可能であり、本明細書での詳細な説明は
省略する。例えば、照明光学系は、集光光学系、オプテ
ィカルインテグレータ、開口絞り、ブレード等を含み当
業者が想達し得るいかなる技術も適用可能である。
【0050】マスクMSは反射型マスクで、その上には
転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、例
えばマスクステージに支持及び駆動される。マスクMS
から発せられた回折光は投影光学系100で反射され被
処理体W上に投影される。マスクMSとプレートWとは
光学的に共役の関係に配置される。
【0051】投影光学系330はマスクMS面上のパタ
ーンを像面上に投影する反射型光学系である。投影光学
系100は当該周知の技術を適用可能であり、ここでの
詳細な説明は省略する。
【0052】被処理体Wは、本実施形態ではウェハであ
るが、液晶基板その他の被処理体を広く含む。被処理体
Wにはフォトレジストが塗布されている。
【0053】かかる露光装置300によれば、X線発生
に伴うデブリが十分に除去されており、照明光学系32
0をなす光学素子に付着するデブリの量が少ない。これ
により、光学素子に付着したデブリが反射率を劣化させ
ることがないので、かかる露光装置300によれば高品
位なデバイスをスループットなどの露光性能よく提供す
ることができる。なお、上述した本発明の露光装置30
0を用いて投影露光された被処理体より製造された結果
物としてのデバイスも本発明の一側面として機能するも
のである。
【0054】なお、かかる露光装置300に適用され
る、照明光学系320及び投影光学系を構成する光学素
子の一つ又は全部に、上述した反射率測定装置200が
測定した反射率が所定値以上の被測定物から製造される
光学素子を使用しても良い。かかる露光装置300によ
れば、上述した光学素子を有し、光学素子の特性を十分
に考慮した上で光学系を組むことができる。
【0055】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないこと
はいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び
変更が可能である。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のX線発
生装置によれば、プラズマX線源からのデブリをすべ阻
止出来、デブリによる光学素子の破壊、性能の変化を無
くすことが可能となる。また、フィルター式デブリ阻止
手段またはミラー式デブリ阻止手段に付着するデブリを
減らしX線の出力が安定したX線発生装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のX線発生装置を示す模式図である。
【図2】 図1に示すX線発生装置の一部を示す拡大模
式図である。
【図3】 (a)及び(b)は図1に示す開閉式デブリ
阻止手段の動作を示す概略斜視図である。
【図4】 図1に示すミラー型デブリ阻止手段を示す概
略斜視図である。
【図5】 図1に示すミラー式デブリ阻止手段と交換可
能なフィルター式デブリ阻止手段を示す概略斜視図であ
る。
【図6】 デブリの速度と個数の関係を示した図であ
る。
【図7】 図7は本発明の反射率測定装置200を示す
模式図である。
【図8】 本発明の露光装置を示す模式図である。
【図9】 従来のX線発生装置を示す模式図である。
【符号の説明】
100 X線発生装置 110 チャンバー 130 ターゲット供給装置 140 シールド式デブリ阻止手段 150 磁場発生手段 160 開閉式デブリ阻止手段 170 アパーチャー 180 ミラー式デブリ阻止手段 190 フィルター式デブリ阻止手段 200 反射率測定装置 300 露光装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 531S Fターム(参考) 2G001 AA01 BA15 CA01 EA01 GA01 4C092 AA06 AB19 AC09 DD30 5F046 GC03 GC05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット部材に励起エネルギービーム
    を照射することでプラズマを発生し、X線を発生させる
    X線発生装置において、 前記X線の発光点近傍に位置し、少なくとも前記X線を
    取り出すために必要な部分以外が遮蔽されたシールド式
    デブリ阻止手段と、 前記発光点からみて前記シールド式デブリ阻止手段より
    後段に位置し、前記X線を透過して前記デブリを阻止す
    るフィルター式デブリ阻止手段又は前記X線を反射して
    前記デブリを阻止するミラー式デブリ阻止手段と、 前記シールド式デブリ阻止手段と前記フィルター式デブ
    リ阻止手段又は前記ミラー式デブリ阻止手段との間に位
    置し、当該フィルター式デブリ阻止手段又は前記ミラー
    式デブリ阻止手段に到達するデブリを阻止することでフ
    ィルター又はミラーの寿命を延ばす第3のデブリ阻止手
    段とを有するX線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記第3のデブリ阻止手段は、 前記シールド式デブリ阻止装置により取り出された前記
    X線に関して当該X線取り出しの立体角領域に相当する
    開口を有するデブリ阻止部材と、 前記X線の発生に同期して前記立体角領域に前記開口が
    位置するように前記デブリ阻止部材を駆動させる駆動手
    段とを有する請求項1記載のX線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記第3のデブリ阻止手段は、 前記シールド式デブリ阻止手段によって取り出された前
    記X線に対して光軸と略直交する方向に磁場を形成し、
    荷電粒子の運動方向を変える磁場発生手段と、 前記磁場により曲げられた前記荷電粒子が付着されて前
    記X線が通過させられるアパーチャーとを有する請求項
    1記載のX線発生装置。
  4. 【請求項4】 前記第3のデブリ阻止手段は、 前記シールド式デブリ阻止手段によって取り出された前
    記X線に対して光軸と略直交する方向に磁場を形成し、
    荷電粒子の運動方向を変える磁場発生手段と、 前記磁場発生手段の後段に設けられて前記シールド式デ
    ブリ阻止装置により取り出された前記X線に関して当該
    X線取り出しの立体角領域に相当する開口を有するデブ
    リ阻止部材と、 前記X線の発生に同期して前記立体角領域に前記開口が
    位置するように前記デブリ阻止部材を駆動させる駆動手
    段と、 前記磁場により曲げられた前記荷電粒子が付着されて前
    記X線が通過させられるアパーチャーとを有する請求項
    1記載のX線発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載
    のX線発生装置を利用した光源部と、 前記光源部から出射した光束を被測定物に照射する光学
    系とを有し、 前記被測定物の反射率を測定する反射率測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の反射率測定装置が測定し
    た反射率が所定値以上の前記被測定物から製造される光
    学素子。
  7. 【請求項7】 レンズ、回折格子、光学膜体及びそれら
    の複合体の一つである請求項6記載の光学素子。
  8. 【請求項8】 紫外光、遠紫外光及び真空紫外光を露光
    光として利用し、当該露光光を、請求項7記載の光学素
    子を含む光学系を介して被処理体に照射して当該被処理
    体を露光する露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載
    のX線発生装置を光源として利用する光源部と、 前記光源部から出射した光束を用いてレチクル又はマス
    クを照明する照明光学系と、 前記レチクル又はマスクに形成されたパターンを被処理
    体に投影する投影光学系とを有する露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の露光装置を用い
    て投影露光された被処理体より製造されるデバイス。
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