JP2003142252A - 管状発光装置 - Google Patents

管状発光装置

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JP2003142252A
JP2003142252A JP2001336584A JP2001336584A JP2003142252A JP 2003142252 A JP2003142252 A JP 2003142252A JP 2001336584 A JP2001336584 A JP 2001336584A JP 2001336584 A JP2001336584 A JP 2001336584A JP 2003142252 A JP2003142252 A JP 2003142252A
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tubular
light emitting
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JP2001336584A
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Morio Taniguchi
彬雄 谷口
Masahiro Oki
雅博 沖
Yuji Yokomizo
雄二 横溝
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Harison Toshiba Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱量が少なく、駆動にインバータが不要で
あるなどの利点を持つ、光量の大きい発光装置を提供す
ること。 【解決手段】 筒状の非透湿性透明基板の内周面の少な
くとも一部に、陽電極層、発光機能層、そして陰電極層
からなるエレクトロルミネッセンス発光性積層体が、陽
電極層側もしくは陰電極層側を該内周面に対面させるよ
うにして固定され、該筒状基板の両端のそれぞれに、非
透湿性保護板が非透湿的に接合されてなり、かつエレク
トロルミネッセンス発光性積層体の陽電極層と陰電極層
のそれぞれに接続して、各電極層に外部より電気的エネ
ルギーを供給するための電気的接続端子を備えてなる管
状発光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンスを利用した発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のバックライト用の光源と
しては、一般に、蛍光灯が用いられている。液晶表示装
置においては、液晶セルの背面にバックライトを配置し
て、液晶セルの配向を制御することにより、バックライ
トから液晶セルの前面に透過する光の量を制御すること
により表示を行う。
【0003】図15は、従来の蛍光灯の一例の構成を示
す断面図である。蛍光灯は、気密状態にある円筒状ガラ
スバルブ21と、ガラスバルブに封止された一対の電極
22などからなる。ガラスバルブ21の内部には、水銀
蒸気とアルゴンガスが封入されている。そして円筒状ガ
ラスバルブ21の内周面には、蛍光体を塗布して得られ
る蛍光体層23が備えられている。蛍光灯は、一対の電
極22に電気エネルギーを供給することによって放電が
生起し、水銀蒸気が励起されて発生する紫外線をガラス
バルブの内周面に塗布された蛍光物質により可視光に変
換し、放電自体により生じる可視光とともに利用する光
源である。
【0004】一方、液晶表示装置のバックライトの光源
としては、エレクトロルミネッセンス発光パネル(以
下、ELパネルと記載する)を用いることも知られてい
る。ELパネルは、一般に、透明基板上に、陽電極層、
蛍光もしくは燐光を生ずる発光材料を含む発光機能層、
そして陰電極層をこの順に積層して構成されるエレクト
ロルミネッセンス発光素子を配置した平面状の光源であ
る。液晶表示装置においては、バックライトからの光
が、液晶セル背面の全体に均一に照射されることが好ま
しい。ELパネルは平面状の光源であるために、液晶セ
ルの背面に均一に光を照射できる点では、蛍光灯よりも
バックライト用の光源として優れている。
【0005】また、ELパネルにおいては、蛍光灯とは
異なり、発熱量が少ないことも利点として挙げられる。
バックライトの発熱量が多いと、液晶セルに用いる有機
材料や液晶セルの動作を制御する電気回路を熱から保護
することが必要となるからである。さらに、ELパネル
は直流動作が可能であるために、蛍光灯のようにインバ
ータを用いる必要がないなどの利点がある。
【0006】ところが、ELパネルには、発光量が小さ
い(従って、輝度が低い)という大きな欠点がある。液
晶表示装置において、バックライト用の光源から発した
光の多くは、液晶セルに備えられた偏光板などに吸収さ
れる。このため、バックライト用の光源としてELパネ
ルを用いると、液晶表示装置の表示に十分な光量(輝
度)が得られない。従って、液晶表示装置のバックライ
ト用の光源としては、光量の大きい蛍光灯などが用いら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、発熱
量が少なく、駆動にインバータが不要であるなどの利点
を持つ、光量の大きい発光装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】これまで、ELパネル
は、液晶セルの背面に均一に光を照射できること、即ち
平面状であることが大きな利点であるとして注目されて
いた。ところが、ELパネルの光量が小さいために、前
記のように、液晶表示装置のバックライト用の光源とし
ては蛍光灯が用いられていた。本発明者は、ELパネル
は、平面状であるという利点の他にも、前記のように多
くの利点を備えていることに注目した。そして、筒状の
非透湿性透明基板の内周面にエレクトロルミネッセンス
発光性の積層体を形成することにより、バックライトの
光源などに好ましく用いることのできる管状の発光装置
を提供できることを見出した。即ち、本発明者は、これ
までELパネルの利点とされていた、平面形状であると
いうことを捨てることにより、光量が大きく、発熱量が
少なく、駆動にインバータが不要な、バックライトの光
源として好ましく用いることのできる管状の発光装置が
得られることを見出した。従って、本発明の発光装置
は、従来の蛍光灯と同様の形態で、液晶表示装置あるい
は他の用途に用いられる。
【0009】本発明は、筒状の非透湿性透明基板の内周
面の少なくとも一部に、陽電極層、発光機能層、そして
陰電極層からなるエレクトロルミネッセンス発光性積層
体が、陽電極層側もしくは陰電極層側を該内周面に対面
させるようにして固定され、該筒状基板の両端のそれぞ
れに、非透湿性保護板が非透湿的に接合されてなり、か
つエレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極層と
陰電極層のそれぞれに接続して、各電極層に外部より電
気的エネルギーを供給するための電気的接続端子を備え
てなる管状発光装置にある。
【0010】本発明の管状発光装置の好ましい態様は、
下記の通りである。 (1)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接続端子の
少なくとも一方が、筒状基板といずれかの保護板との接
合部位に備えられている。 (2)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接続端子が
共に、筒状基板と一方の保護板との接合部位に備えられ
ている。 (3)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層に接続する電気的接続端子が、筒状基板と一方の保護
板との接合部位に備えられ、そして陰電極層に接続する
電気的接続端子が、筒状基板と他方の保護板との接合部
位に備えられている。
【0011】(4)エレクトロルミネッセンス発光性積
層体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気
的接続端子の少なくとも一方が、いずれかの保護板に設
けられた透孔に備えられている。 (5)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接続端子が
共に、一方の保護板に設けられた透孔に備えられてい
る。 (6)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層に接続する電気的接続端子が、一方の保護板に設けら
れた透孔に備えられ、そして陰電極層に接続する電気的
接続端子が、他方の保護板に設けられた透孔に備えられ
ている。
【0012】(7)エレクトロルミネッセンス発光性積
層体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気
的接続端子の少なくとも一方が、筒状基板に設けられた
透孔に備えられている。 (8)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接続端子が
共に、筒状基板の一方の端部に近接する部位に設けられ
た透孔に備えられている。 (9)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層に接続する電気的接続端子が、筒状基板の一方の端部
に近接する部位に設けられた透孔に備えられ、そして陰
電極層に接続する電気的接続端子が、筒状基板の他方の
端部に近接する部位に設けられた透孔に備えられてい
る。
【0013】本発明はまた、筒状の非透湿性透明基板の
内周面の少なくとも一部に、陽電極層、発光機能層、そ
して陰電極層からなるエレクトロルミネッセンス発光性
積層体が、陽電極層側もしくは陰電極層側を該内周面に
対面させるようにして固定され、該筒状基板の両端のそ
れぞれに、導電性材料からなる非透湿性保護板が非透湿
的に接合されてなり、かつエレクトロルミネッセンス発
光性積層体の陽電極層が一方の保護板と、そして陰電極
層が他方の保護板と電気的に接続されていることを特徴
とする管状発光装置にもある。
【0014】上記の二つの本発明の管状発光装置の好ま
しい態様は、下記の通りである。 (1)筒状の非透湿性透明基板が、円筒状の非透湿性透
明基板である。 (2)筒状基板と、その両端に接合された二つの非透湿
性保護板とから構成される空間が、真空空間もしくは不
活性気体を充填した空間である。 (3)少なくとも一方の非透湿性保護板と、エレクトロ
ルミネッセンス発光性積層体とが導電性材料層を介して
接合している。 (4)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の陽電極
層及び陰電極層のうち、少なくとも筒状非透湿性透明基
板の内周面に対面する側の電極層が透明電極である。
【0015】(5)エレクトロルミネッセンス発光性積
層体の発光機能層が、発光層および該発光層に接して設
けられた正孔輸送層及び/又は電子輸送層から構成され
ている。 (6)エレクトロルミネッセンス発光性積層体の積層体
に垂直な方向における可視光透過率が50%以上であ
る。 (7)筒状基板の外周面もしくは内周面に可視光反射膜
が付設されている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の管状発光装置の形状は、
円筒状であることが好ましいが、筒状であれば特に制限
はない。即ち、管状発光装置の長手方向に垂直な方向の
断面の形状は、円形に限らず、楕円形、あるいは多角形
(例、三角形、四角形)であってもよい。以下、本発明
を、円筒状の管状発光装置を代表的な例として説明す
る。
【0017】図1は、本発明の管状発光装置の一例の構
成を示す断面図である。本発明の管状発光装置は、円筒
状の非透湿性透明基板1(以下、円筒状基板と記載す
る)と、円筒状基板1の内周面の一部に固定された、エ
レクトロルミネッセンス発光性積層体2(以下、EL発
光性積層体と記載する)と、円筒状基板1の両端のそれ
ぞれに非透湿的に接合された非透湿性保護板3a及び3
b(以下、保護板と記載する)などからなる。
【0018】EL発光性積層体2は、陽電極層4、発光
層5、そして陰電極層6からなり、陽電極層4が円筒状
基板1の内周面と対面するように円筒状基板1の内周面
に固定されている。図1に示す管状発光装置の場合、発
光機能層は、発光層5単層から構成される。そして、管
状発光装置には、EL発光性積層体2の陽電極層4と陰
電極層6のそれぞれに接続して、各電極層に外部より電
気的エネルギーを供給するための電気的接続端子とし
て、導電膜7が備えられている。図1に示す管状発光装
置の場合、陽電極層4に接続する導電膜(電気的接続端
子)7aは、円筒状基板1と保護板3aとの接合部位に
備えられている。一方、陰電極層6に接続する導電膜7
bは、円筒状基板1と保護板3bとの接合部位に備えら
れている。導電膜7a及び7bのそれぞれの形状は、円
環状である。図1に示す発光装置においては、導電膜
(7aもしくは7b)の形状は円環状であるが、導電膜
は、保護板(3aもしくは3b)の円筒状基板側の面の
全体に形成されていてもよい。陽電極層4(もしくは陰
電極層6)と導電膜7a(もしくは導電膜7b)とは、
互いに接触することにより電気的に接続されている。そ
して円筒状基板1とそれぞれの保護板とは、接着剤8に
より非透湿的に接合される。本発明の管状発光装置にお
いては、EL発光性積層体2が、円筒状基板1の内周面
に形成され、円筒状基板1の内周面に沿った湾曲した形
状にあることが特徴である。
【0019】図1に示す管状発光装置において、保護板
を導電性材料から形成することもできる。保護板のそれ
ぞれを、導電性材料から形成することにより、保護板の
それぞれを電気的接続端子として用いることができる。
導電性材料からなる保護板を備えた本発明の管状発光装
置の場合、図1の管状発光装置において電気的接続端子
として用いられていた導電膜7a及び7bは不要であ
る。この場合、EL発光性積層体の陽電極層4が一方の
保護板(保護板3a)と、そして陰電極層6が他方の保
護板(保護板3b)と、それぞれ互いに接触することに
より電気的に接続される。保護板を形成する導電性材料
としては、導電性を示す材料であれば特に制限なく用い
ることができる。導電性材料の好ましい例としては、
鉄、銅、アルミニウムなどの金属材料を挙げることがで
きる。導電性材料からなる保護板を備えた本発明の管状
発光装置の好ましい態様は、保護板を形成する材料と、
電気的接続端子の設け方以外は、図1に示す本発明の管
状発光装置と同様である。
【0020】上記の二つの本発明の管状発光装置におい
ては、光源としてEL発光性積層体を用いることによ
り、発熱量も少なく、そして駆動にインバータを必要と
しない管状発光装置を得ている。そして、EL発光性積
層体2を、円筒状基板1の内周面に形成することによ
り、発光装置の設置スペースに対する発光面積を(EL
パネルと比べて)大きくすることができ、発光装置の光
量を大きく(即ち、輝度を高く)することができる。以
下に、本発明の管状発光装置の詳細について記載する。
【0021】円筒状基板1、保護板3a及び3bは、E
L発光性積層体2が水分を吸収して発光特性が劣化する
(発光量が低下するなど)ことを防止するために、非透
湿性の材料から形成することが好ましい。円筒状基板
1、保護板3a及び3bを形成する材料の透湿性は、E
L発光性積層体2が耐久性試験などで発光特性が劣化し
ない程度に低い透湿性を有していればよく、円筒状基板
及び保護板を形成する材料は、実験的に選定することが
できる。円筒状基板1、保護板3a及び3bを形成する
材料の例としては、ガラスや非透湿層を積層した樹脂な
どが挙げられる。樹脂の例としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
エステルが挙げられる。非透湿層としては、円筒状の樹
脂成形体の表面に、金属薄膜を蒸着するなどの方法で形
成された層を挙げることができる。非透湿層は、その可
視光透過率が低下しない程度に薄い厚みで形成すること
が好ましい。円筒状基板及び保護板を形成する材料とし
ては、ガラスを用いることが好ましい。また、例示した
材料以外の材料でも、ある程度の低い透湿性を有すれ
ば、材料の厚みを厚くすることにより透湿を抑えること
ができるので、円筒状基板や保護板を形成する材料とし
て用いることができる。
【0022】また、EL発光性積層体2の水分の吸収を
抑えるために、円筒状基板1と、それぞれの保護板と
は、接着剤8により非透湿的に接合される。接着剤8の
例としては、エポキシ系接着剤、およびアクリル系接着
剤などが挙げられる。接着剤8は、EL発光性積層体2
に用いる材料が熱により変質することを防止するため
に、常温硬化型もしくは紫外線硬化型の接着剤であるこ
とが好ましい。図1に示す発光装置のように、円筒状基
板1と保護板(3aもしくは3b)との接合部位の周囲
に接着剤8を塗布する場合、接着剤8の塗布量を多くす
ることにより、円筒状基板と保護板との接合部位から発
光装置の内部に侵入する水分の量を少なくすることがで
きる。
【0023】また、円筒状基板1と、その両端に接合さ
れた二つの保護板3a及び3bとから構成される空間
が、真空空間もしくは不活性気体を充填した空間である
ことも好ましい。このためには、円筒状基板1と、それ
ぞれの保護板とを、真空中もしくは不活性気体中で接合
すればよい。また、保護板3a及び3bの少なくとも一
方に予め排気管(図示せず)を設け、円筒状基板と二つ
の保護板とを接合し、円筒状基板と二つの保護板とから
構成される空間にある水分を含む空気を排気した後に、
排気管を溶封することにより真空空間を設けるか、ある
いは同様に空気を排気し、次いでアルゴンや窒素などの
不活性ガスを充填した後に、排気管を溶封することによ
り不活性気体を充填した空間を設けてもよい。円筒状基
板と二つの保護板とから構成される空間にある水分を排
除する意味では、円筒状基板と保護板とは非透湿的に接
合されていればよいが、完全に気密状態に接合すること
もできる。また、円筒状基板と少なくとも一方の保護板
とを、予め一体として形成することもできる。
【0024】円筒状基板1は、EL発光性積層体2の発
光を効率よく取り出すため、透明であることが好まし
い。本明細書において「透明」とは、可視光の透過率
が、70%以上であることを意味する。円筒状基板1の
可視光透過率は、80%以上であることが好ましく、9
0%以上であることがさらに好ましい。
【0025】EL発光性積層体2は、湾曲した形状であ
ること以外は平面状EL発光素子に準じて形成すること
ができる。平面状EL発光素子は、発光機能層に含まれ
る発光材料の種類により、有機EL素子と無機EL素子
が知られている。本発明においては、発光効率や発光色
の設定の容易さから、発光機能層に用いる発光材料とし
ては有機材料を用いることが好ましい。以下に、本発明
の管状発光装置を、平面状の有機EL素子に準じて形成
する場合を例として、詳しく記載する。なお、平面状の
有機EL素子を形成する材料や、有機EL素子の層構成
については、「有機LED素子の残された研究課題と実
用化戦略」(ぶんしん出版、1999年)、及び「光・
電子機能有機材料ハンドブック」(朝倉書店、1997
年)などに詳細に記載されている。本発明におけるEL
発光性積層体2は、これらの文献の記載内容に準じて形
成することができる。
【0026】図1に示す発光装置のEL発光性積層体2
は、円筒状基板1の内周面から、陽電極層4、発光層
5、そして陰電極層6がこの順で積層された構成を有す
る。EL発光性積層体2は、前記と逆の順、即ち円筒状
基板1の内周面から、陰電極層、発光層、そして陽電極
層がこの順で積層された構成を有していてもよいが、陽
電極層から先に形成することが一般的である。EL発光
性積層体2の発光を効率良く取り出すために、EL発光
性積層体2の陽電極層4及び陰電極層6のうち、少なく
とも円筒状基板1の内周面に対面する側の電極層は透明
であることが好ましい。
【0027】陽電極層4は、仕事関数の大きい(4eV
以上)金属、合金、導電性化合物、またはこれらの混合
物から形成される。陽電極層4を形成する材料の例とし
ては、金などの金属、ITO(錫ドープ酸化インジウ
ム)、CuI、ポリ3−メチルチオフェン、ポリチェニ
レンビニレン、およびポリアニリンなどの透明導電性化
合物が挙げられる。陽電極層4としては、SnO2 、C
dO、ZnO、TiO2、In2 3 などのネサ膜を用
いることもできる。陽電極層4は、ITOから形成する
ことが好ましい。陽電極層4の厚さは、通常10nm乃
至1μmの範囲にあり、50乃至200nmの範囲にあ
ることがより好ましい。陽電極層4を円筒状基板1の内
周面に対面させる場合、陽電極層の可視光透過率は、7
0%以上であることが好ましく、80%以上であること
がさらに好ましい。陽電極層4の可視光透過率は、陽電
極層の厚みを増減することにより調節することができ
る。陽電極層4の抵抗は、数百Ω/sq.以下であるこ
とが好ましい。陽電極層4のパターンは、円筒状基板1
の陽電極層を形成しない部分に金属泊などを固定して、
金属箔の固定された円筒状基板の内周面に、前記の陽電
極層を形成する材料からなる薄膜を形成し、そして金属
箔を取り外すことにより設定される。薄膜形成の方法の
例としては、真空蒸着法、直流(DC)スパッタ法、高
周波(RF)スパッタ法、スピンコート法、キャスト
法、およびLB法などが挙げられる。
【0028】図1に示す管状発光装置においては、EL
発光性積層体2の発光機能層は、発光層5単層からな
る。発光層5は、有機発光材料から形成するか、キャリ
ア輸送性(正孔輸送性、電子輸送性、または両性輸送
性)を示す有機材料(以下、ホスト材料と記載する)に
少量の有機発光材料を添加した材料から形成される。本
発明の管状発光装置においては、発光層5に用いる有機
発光材料の選択により、発光色を容易に設定することが
できる。
【0029】発光層5を有機発光材料から形成する場合
には、有機発光材料としては、成膜性に優れ、膜の安定
性に優れた材料が選定される。このような有機発光材料
としては、Alq3 (トリス(8−ヒドロキシキノリナ
ト)アルミニウム)に代表される金属錯体、ポリフェニ
レンビニレン(PPV)誘導体、ポリフルオレン誘導体
などが用いられる。ホスト材料と共に用いる有機発光材
料としては、添加量が少ないために、前記の有機発光材
料の他に、単独では安定な薄膜を形成し難い蛍光色素な
ども用いることができる。蛍光色素の例としては、クマ
リン、DCM誘導体、キナクリドン、ペリレン、ルブレ
ンなどが挙げられる。ホスト材料の例としては、前記の
Alq3 、TPD(トリフェニルジアミン)、電子輸送
性のオキサジアゾール誘導体(PBD)、ポリカーボネ
ート系共重合体、ポリビニルカルバゾールなどが挙げら
れる。また、発光層5を有機発光材料から形成する場合
にも、発光色を調節するために、蛍光色素などの有機発
光材料を少量添加することもできる。発光層5のパター
ンは、陽電極層と同様にして設定することができる。薄
膜形成の方法の例としては、真空蒸着法、スピンコート
法、キャスト法、ディップコート法およびLB法などが
挙げられる。
【0030】陰電極層6は、仕事関数の小さい(4eV
以下)金属、合金、電気導電性化合物及びこれらの混合
物から形成される。陰電極層6を形成する材料の例とし
ては、Na、K、Mg、Li、In、希土類金属、Na
・K合金、Mg・Ag合金、Mg・Cu合金、Al・L
i合金、Al/Al23混合物を挙げることができる。
陰電極層6の厚さは、通常10nm乃至1μmの範囲に
あり、50乃至200nmの範囲にあることがより好ま
しい。陰電極層6を円筒状基板1の内周面に対面させる
場合、陰電極層の可視光透過率は、70%以上であるこ
とが好ましく、80%以上であることがさらに好まし
い。陰電極層6の可視光透過率は、陰電極層6の厚みを
増減することにより調節することができる。陰電極6の
可視光透過率を高くする場合には、陰電極層の厚みを1
0nm以下に、好ましくは3乃至10nmの範囲に、さ
らに好ましくは3乃至8nmの範囲に設定することが好
ましい。陰電極層6の抵抗は、数百Ω/sq.以下であ
ることが好ましい。陰電極層6のパターンの設定方法及
び薄膜形成の方法は、陽電極層と同様である。以上の様
にして、円筒状基板1の内側面に、陽電極層4、発光層
5、そして陰電極層6を積層することにより、EL発光
性積層体2を形成することができる。
【0031】図1に示す管状発光装置において、円筒状
基板1の両端に接合される保護板3a及び3bのそれぞ
れには、導電膜7(電気的接続端子)が形成されてい
る。導電膜7(電気的接続端子)は、導電性材料を薄膜
形成することにより得られる。導電性材料の例として
は、前記の陽電極層もしくは陰電極層を形成する材料、
アルミニウム、銅、銀などの金属材料が挙げられる。ま
た、薄膜形成の方法は、陽電極層と同様である。導電膜
7のパターンは、公知の方法(マスク法、フォトリソグ
ラフィー法など)により設定できる。そして、EL発光
性積層体2が形成された円筒状基板1の両端のそれぞれ
に、保護板3a及び3bを、接着剤8により非透湿的に
接合することにより、本発明の管状発光装置を得ること
ができる。
【0032】また、EL発光性積層体の発光機能層は、
発光効率を高くし、発光層へのキャリア(正孔、電子)
注入効率を向上させるために、発光層および該発光層に
接して設けられた正孔輸送層及び/又は電子輸送層から
構成することもできる。図2は、EL発光性積層体2
が、円筒状基板1の内周面から、陽電極層4、正孔輸送
層9、発光層5、そして陰電極層6をこの順に積層して
構成されている管状発光装置の一例の構成を示す断面図
である。図3は、EL発光性積層体2が、円筒状基板1
の内周面から、陽電極層4、正孔輸送層9、発光層5、
電子輸送層10、そして陰電極層6をこの順に積層して
構成されている管状発光装置の一例の構成を示す断面図
である。図4は、EL発光性積層体2が、円筒状基板1
の内周面から、陽電極層4、発光層5、電子輸送層1
0、そして陰電極層6をこの順に積層して構成されてい
る管状発光装置の一例の構成を示す断面図である。
【0033】図2及び図3に示す管状発光装置に設けら
れる正孔輸送層9は、正孔を陽電極層4から輸送して発
光層5に効率よく注入することにより、EL発光性積層
体2の発光効率を高くする機能を有する。正孔輸送層9
を形成する材料の例としては、テトラアリールベンジシ
ン化合物、芳香族アミン類、ピラゾリン誘導体、および
トリフェニレン誘導体などの正孔輸送材料が挙げられ
る。正孔輸送材料の好ましい例としては、テトラフェニ
ルジアミン(TPD)が挙げられる。正孔輸送材料に
は、正孔移動度などの正孔輸送性を改善するために、電
子受容性アクセプタを添加することが好ましい。電子受
容性アクセプタの例としては、ハロゲン化金属、ルイス
酸、および有機酸などが挙げられる。電子受容性アクセ
プタが添加された正孔輸送層については、特開平11−
283750号公報に記載がある。正孔輸送層9を、正
孔輸送性材料から形成する場合、正孔輸送層の厚さは、
2乃至200nmの範囲にあることが好ましい。また、
正孔輸送層9を、電子受容性アクセプタが添加された正
孔輸送材料から形成する場合、正孔輸送層の厚さは、2
乃至5000nmの範囲にあることが好ましい。正孔輸
送層9は、発光層5と同様の方法により形成することが
できる。
【0034】図3及び図4に示す管状発光装置に設けら
れる電子輸送層10は、電子を陰電極層6から輸送して
発光層5に効率良く注入することにより、EL発光性積
層体2の発光効率を高くする機能を有する。電子輸送層
10を形成する材料の例としては、ニトロ置換フルオレ
ン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキ
シド誘導体、ナフタレンピリレンなどの複素環テロラカ
ルボン酸無水物、カルボジイミド、フレオレニリデンメ
タン誘導体、アントラキノジメタン及びアントロン誘導
体、オキサジアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体
のオキサジアゾール環の酸素原子を硫黄原子に置換した
チアジアゾール誘導体、キノリン誘導体、キノキサリン
誘導体、ペリレン誘導体、ピリジン誘導体、ピリミジン
誘導体、およびスチルベン誘導体などの電子輸送性材料
が挙げられる。また、トリス(8−ヒドロキシキノリ
ン)アルミニウム(Alq)などのアルミキノリノール
錯体を用いることもできる。電子輸送層10の厚さは、
5乃至300nmの範囲にあることが好ましい。電子輸
送層10は、発光層5と同様の方法により形成すること
ができる。
【0035】本発明の管状発光装置を液晶表示装置のバ
ックライト用の光源として用いる場合、発光装置を位置
精度良く配置するためには、発光装置に電気エネルギー
を供給する電気的接続端子の設け方も重要である。以下
に、電気的接続端子の設け方について詳細に記載する。
【0036】本発明の管状発光装置においては、EL発
光性積層体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続す
る電気的接続端子の少なくとも一方が、円筒状基板とい
ずれかの保護板との接合部位に備えられていることが好
ましい。そして、各電極層に接続する電気的接続端子が
共に、円筒状基板と一方の保護板との接合部位に備えら
れていることも好ましい。さらに、陽電極層に接続する
電気的接続端子が、円筒状基板と一方の保護板との接合
部位に備えられ、そして陰電極層に接続する電気的接続
端子が、円筒状基板と他方の保護板との接合部位に備え
られていることも好ましい。図1から図4は、陽電極層
4に接続する電気的接続端子(導電膜7a)が、円筒状
基板1と一方の保護板(保護板3a)との接合部位に備
えられ、そして陰電極層6に接続する電気的接続端子
(導電膜7b)が、円筒状基板1と他方の保護板(保護
板3b)との接合部位に備えられている管状発光装置の
一例の構成を示している。
【0037】図1から図4に示す管状発光装置におい
て、陽電極層4(もしくは陰電極層6)と、電気的接続
端子として用いられる導電膜7a(もしくは導電膜7
b)とを、導電性接着材料を介して電気的に接続するこ
とも好ましい。導電性接着材料を用いることにより、電
極層と導電膜との良好な電気的接続が得られる。導電性
接着材料の例としては、バインダ樹脂に導電性フィラー
を高充填した導電性接着剤の他に、異方性導電フイル
ム、異方性導電ペースト、銀ペースト、銅ペーストが挙
げられる。また、導電性接着材料の透湿性が十分低い場
合には、接着剤8は不要である。
【0038】また、図1から図4に示す発光装置におい
ては、保護板に形成された導電膜(7aもしくは7b)
の代わりに、円筒状基板と保護板との間に金属箔を挟
み、これを電気的接続端子として用いることもできる。
この場合、電極層と金属箔とを互いに接触させることに
より電気的に接続することもできるし、前記のように電
極層と金属箔とを導電性接着材料を介して電気的に接続
することもできる。
【0039】以上の様に、電気的接続端子を、円筒状基
板と保護板との接合部位に設けることにより、管状発光
装置の両端を支持して(液晶表示装置などの内部に)固
定する場合に、管状発光装置の長さ方向の位置を正確に
設定することができる。
【0040】本発明の管状発光装置においては、EL発
光性積層体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続す
る電気的接続端子の少なくとも一方が、いずれかの保護
板に設けられた透孔に備えられていることも好ましい。
そして、各電極層に接続する電気的接続端子が共に、一
方の保護板に設けられた透孔に備えられていることも好
ましい。さらに、陽電極層に接続する電気的接続端子
が、一方の保護板に設けられた透孔に備えられ、そして
陰電極層に接続する電気的接続端子が、他方の保護板に
設けられた透孔に備えられていることも好ましい。
【0041】図5は、陽電極層4に接続する電気的接続
端子が、一方の保護板(保護板3a)に設けられた透孔
に備えられ、そして陰電極層6に接続する電気的接続端
子が、他方の保護板(保護板3b)に設けられた透孔に
備えられている管状発光装置の一例の構成を示す断面図
である。図5に示す管状発光装置においては、電気的接
続端子として、金属材料などからなる導電性端子11が
用いられている。導電性端子11と、陽電極層4(もし
くは陰電極層6)とは、導電膜7a(もしくは導電膜7
b)を介して電気的に接続されている。
【0042】図6は、陽電極層4に接続する電気的接続
端子が、一方の保護板(保護板3a)に設けられた透孔
に備えられ、そして陰電極層6に接続する電気的接続端
子が、他方の保護板(保護板3b)に設けられた透孔に
備えられている管状発光装置の一例の構成を示す断面図
である。図6に示す管状発光装置においては、電気的接
続端子として、リード線12が用いられている。そし
て、リード線12と、陽電極層4(もしくは陰電極層
6)とは、互いに接触することにより電気的に接続され
ている。また、リード線と、陽電極層4(もしくは陰電
極層6)とは、前記の導電性接着材料を介して電気的に
接続させることもできる。また、図6に示す発光装置の
ように、円筒状基板1と保護板(3aもしくは3b)と
を接着剤8を介して接合する場合、接着剤8の厚みを薄
くすることにより、円筒状基板1と保護板との接合部位
から発光装置の内部に侵入する水分の量を少なくするこ
とができる。
【0043】図7は、各電極層に接続する電気的接続端
子が共に、一方の保護板に設けられた透孔に備えられて
いる管状発光装置の一例の構成を示す断面図である。図
7に示す管状発光装置においては、電気的接続端子とし
て用いるリード線12が共に、一方の保護板(保護板3
a)に設けられた透孔に備えられていること以外は、図
6に示す管状発光装置と同様の構成である。
【0044】図5から図7に示す管状発光装置のよう
に、電気的接続端子を保護板に設けられた透孔に備える
ことにより、ソケットなどの利用により管状発光装置に
簡便に電気エネルギーを供給できる。また、円筒状基板
の外径と、保護板の直径とを同一に設定できるために、
保護板の外縁が、円筒状基板の外周面より出っ張ること
もなく、美観的にも好ましい管状発光装置が得られる。
【0045】また、本発明の管状発光装置においては、
EL発光性積層体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに
接続する電気的接続端子の少なくとも一方が、円筒状基
板に設けられた透孔に備えられていることも好ましい。
そして、各陰電極層に接続する電気的接続端子が共に、
円筒状基板の一方の端部に近接する部位に設けられた透
孔に備えられていることも好ましい。さらに、陽電極層
に接続する電気的接続端子が、円筒状基板の一方の端部
に近接する部位に設けられた透孔に備えられ、そして陰
電極層に接続する電気的接続端子が、円筒状基板の他方
の端部に近接する部位に設けられた透孔に備えられてい
ることも好ましい。
【0046】図8は、各陰電極層に接続する電気的接続
端子が共に、円筒状基板の一方の端部に近接する部位に
設けられた透孔に備えられている管状発光装置の一例の
構成を示す断面図である。図8に示す管状発光装置にお
いては、各電極層に接続する電気的接続端子として、導
電性端子11が用いられている。そして導電性端子(電
気的接続端子)は共に、円筒状基板1の一方の端部(保
護板3aが接合する端部)に近接する部位に設けられた
透孔に備えられている。導電性端子11と、各電極層と
は、互いに接触することにより電気的に接続されてい
る。図8に示す管状発光装置においては、予め円筒状基
板に設けられた透孔に導電性端子を設けて、導電性端子
の上に各電極層が形成されるようにEL発光性積層体を
形成することもできる。
【0047】図8に示す管状発光装置には、図1〜図4
で示す発光装置と同様に、管状発光装置の両端を支持し
て(液晶表示装置などの内部に)固定する場合に、管状
発光装置の長さ方向の位置を正確に設定できる利点があ
る。また、このような管状発光装置には、導電性端子1
1(電気的接続端子)に電気的エネルギーを供給するた
めの円筒状のソケット(図示せず)に管状発光装置を差
し込むでけで、発光装置に電気エネルギーを簡便に供給
できる利点もある。
【0048】さらに、本発明の管状発光装置において
は、少なくとも一方の保護板と、EL発光性積層体とが
導電性材料層を介して接合していることも好ましい。図
9に示す管状発光装置においては、保護板3a及び3b
と、EL発光性積層体2とが導電性材料層13を介して
接合されている。図9に示す管状発光装置においては、
保護板3aに設けられた透孔に、陰電極層6の電気的接
続端子として用いるリード線12が備えられている。E
L発光性積層体2の陰電極層6とリード線12とは、導
電性材料層13を介して電気的に接続されている。そし
て陽電極層の電気的接続端子としては、円筒状基板1と
保護板3aとの接合部位に備えられた金属箔14が用い
られる。図9に示す管状発光装置においては、陽電極層
4が、導電材料層13と電気的に接続することを防止す
るために、絶縁材料層15が付設されている。
【0049】導電性材料層13を形成する材料の例とし
ては、金属繊維、導電性樹脂などが挙げられる。金属繊
維を形成する材料の例としては、鉄、アルミニウム、銅
などの金属が挙げられる。導電性樹脂の例としては、ポ
リアセチレン、ポリアニリン、ポリパラフェニレン、及
びポリチオフェンなどが挙げられる。また、導電性樹脂
には、金属フィラーを充填した樹脂も含まれる。
【0050】本発明の管状発光装置は、発光装置の設置
に要する面積に対して発光面積が大きい利点があるた
め、照明用の蛍光灯の代わりとしても用いることもでき
る。近年、有機エレクトロルミネッセンス発光素子に用
いる有機発光材料についての研究が盛んに行われ、高発
光効率の有機EL素子についても報告(応用物理、第7
0巻、第11号、2001年)されている。今後の研究
により、発光効率がさらに改善されれば、本発明の管状
発光装置を、照明用の蛍光灯に代わる光源として用いる
ことも期待できる。本発明の管状発光装置を照明用の光
源として用いる場合には、蛍光灯と比較して、発熱量が
小さい、発光装置の駆動にインバータが不要となるなど
の利点がある。
【0051】また、照明用の蛍光灯には、蛍光灯の発し
た光を反射する反射傘を設ける場合がある。本発明の管
状発光装置を蛍光灯の代わりに用いる場合、反射傘に反
射された光が管状発光装置自身に当たって影を生じる場
合がある。この様な管状発光装置自身による影の発生を
防止するために、EL発光性積層体の積層体に垂直な方
向における可視光透過率を50%以上とすることが好ま
しい。このように、EL発光性積層体の可視光透過率を
高くすることにより、管状発光装置自身による影の発生
を防止することができる。可視光透過率の高い透明型の
エレクトロルミネッセンス素子については、特開平10
−125469号公報に記載がある。
【0052】また、本発明の管状発光装置の発光に指向
性を持たせる必要がある場合には、EL発光性積層体の
積層体に垂直な方向における可視光透過率を50%以上
として、円筒状基板の外周面もしくは内周面に可視光反
射膜を付設することが好ましい。可視光反射膜の例とし
ては、金属膜、誘電体多層膜などが挙げられる。
【0053】図10〜図14のそれぞれは、可視光反射
膜が付設された管状発光装置の一例の構成例を示す断面
図である。図10〜図14は、管状発光装置を、円筒状
基板の長さ方向と垂直な方向に沿って切断した場合の断
面図を示している。
【0054】図10に、円筒状基板の外周面に可視光反
射膜が付設された管状発光装置の一例の構成を示す。図
10に示す管状発光装置においては、円筒状基板1の外
周面のほぼ半分に可視光反射膜16が付設されている。
図10に示す管状発光装置においては、EL発光性積層
体の発した光のうち、可視光反射膜16の方向に進む光
は、可視光反射膜により反射される。そして反射された
光は、可視光反射膜16が付設されいない円筒状基板1
の部位(以下、出射口と記載する)を通じて管状発光装
置の外部に出射される。
【0055】図11に、円筒状基板の外周面に可視光反
射膜が付設された管状発光装置の別の一例の構成を示
す。図11に示す管状発光装置は、円筒状基板1に付設
される可視光反射膜16の面積を大きくして出射口を小
さくすること以外は、図10に示す管状発光装置と同様
の構成である。このように出射口を小さくすることによ
り、管状発光装置の発する光の指向性を、より高くする
ことができる。
【0056】図12に、円筒状基板の内周面に可視光反
射膜が付設された管状発光装置の一例の構成を示す。図
12に示す管状発光装置においては、円筒状基板1の内
周面のほぼ半分にEL発光性積層体が形成され、そして
内周面の残りの半分に可視光反射膜が付設されている。
図12に示すように、可視光反射膜16は、円筒状基板
1の内周面に付設することもできる。
【0057】図13に、円筒状基板の内周面に可視光反
射膜が付設された管状発光装置の別の一例の構成を示
す。図13に示す管状発光装置においては、円筒状基板
1の内周面のほぼ半分に可視光反射膜16が付設され、
さらに可視光反射膜を覆うように、円筒状基板の内周面
にEL発光性積層体が形成されている。図13に示す管
状発光装置においては、可視光反射膜16としては、金
属膜を用いる。可視光反射膜16として用いられる金属
膜と、陽電極層4とは、互いに接触することにより電気
的に接続している。従って、可視光反射膜16として用
いられる金属膜の存在により、EL発光性積層体の電極
間に電気エネルギーを供給した場合に、管状発光装置の
長手方向に沿った方向において、均一な電気エネルギの
供給が可能となる。可視光反射膜16として用いられる
金属膜と、管状発光装置の備える陽電極層用の電気的接
続端子とを、直接(陽極層を介さずに)電気的に接続す
ることも好ましい。
【0058】図14に、円筒状基板の内周面に可視光反
射膜が付設された管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す。図14に示す発光装置は、陰電極層6の上に、
金属などの薄膜を形成してなる補助電極層17を付設す
ること以外は、図13に示す管状発光装置と同様の構成
である。図13に示す管状発光装置において可視光反射
膜として用いた金属膜と同様に、補助電極層17の存在
により、EL発光性積層体の電極間に電気エネルギーを
供給した場合に、管状発光装置の長手方向に沿った方向
において、より均一な電気エネルギの供給が可能とな
る。但し、補助電極層17の付設面積が大きいと、EL
発光性積層体の発光が、補助電極層に遮られて管状発光
装置の発光量にばらつきを生じる場合があるため、補助
電極層17の形状は、管状発光装置の長手方向に沿った
細長い形状であることが好ましい。補助電極層17の発
光装置の長手方向に沿った方向の長さは、陰電極層6と
同程度の長さであることが好ましい。補助電極層17
と、管状発光装置の備える陰電極層用の電気的接続端子
とを、直接(陰電極層を介さずに)電気的に接続するこ
とも好ましい。
【0059】また、本発明の管状発光装置において、す
くなくとも一方の保護板の、円筒状基板側の表面に、可
視光反射膜を付設することも好ましい。保護板に可視光
反射膜を付設することにより、EL発光性積層体の発光
が、保護板から出射することを防止することができる。
導電性材料からなる保護板を備えた本発明の管状発光装
置の場合も、保護板の円筒状基板側の表面における可視
光の反射率を高くするために、可視光反射膜を付設する
ことがより好ましい。
【0060】
【発明の効果】本発明の管状発光装置は、光量が大き
く、発熱量が少なく、そして駆動にインバータが不要で
ある。本発明の管状発光装置は、液晶表示装置のバック
ライト、照明用の光源などに好ましく用いることができ
る。
【0061】
【実施例】[実施例1] (陽電極層の形成)円筒状基板として、外径10mm、
内径9mm、長さ20mmの円筒状ガラスを用いた。円
筒状基板の内周面の、陽電極層を形成しない部分にアル
ミ箔を固定した。アルミ箔が固定された円筒状基板の内
周面に、厚さ0.15μmのITO(錫ドープ酸化イン
ジウム)薄膜を、スパッタ法により形成した。薄膜を形
成する際には、円筒状基板に、円筒の中心軸を回転軸と
して円筒状基板が回転するようバッテリ駆動のモータを
取り付け、円筒状基板とモータを共に、円筒状基板の長
さ方向がスパッタ装置のターゲットに向かう方向から1
0度傾斜するように、スパッタ装置の基板ホルダに固定
した。薄膜形成中は、円筒状基板を、モータにより円筒
の中心軸を回転軸として回転させた。そして、円筒状基
板に固定されたアルミ箔を取り除くことによりITO薄
膜のパターン形状を設定して、陽電極層とした。なお、
陽電極層の厚さは、前記と同条件で円筒状基板にITO
薄膜を形成した膜厚測定用のサンプルを加工して、陽電
極層の断面を走査型電子顕微鏡により観察することによ
り測定した。
【0062】(正孔輸送層の形成)陽電極層が形成され
た円筒状基板の内周面の、正孔輸送層を形成しな部分に
アルミ箔を固定した。アルミ箔が固定された円筒状基板
の内周面に、真空蒸着法により、正孔輸送性材料である
TPD(トリフェニルジアミン)薄膜を形成した。薄膜
を形成する際には、円筒状基板に、円筒の中心軸を回転
軸として円筒状基板が回転するようバッテリ駆動のモー
タを取り付け、円筒状基板とモータを共に、円筒状基板
の長さ方向が真空蒸着装置の蒸着源に向かう方向から1
0度傾斜するように、真空蒸着装置の基板ホルダに固定
した。薄膜形成中は、円筒状基板を、モータにより円筒
の中心軸を回転軸として回転させた。なお、正孔輸送層
の厚さを、前記と同様にして走査型電子顕微鏡を用いて
測定したところ、50nmであった。
【0063】(発光層の形成)正孔輸送層の形成で用い
たアルミ箔を固定した状態のまま、正孔輸送層の形成と
同様にして、円筒状基板の内周面に、真空蒸着法によ
り、厚さ50nmのAlq3 (トリス(8−ヒドロキシ
キノリナト)アルミニウム)薄膜を形成した。そして、
円筒状基板に固定されたアルミ箔を取り外すことによ
り、正孔輸送層及び発光層を同一のパターンに設定し
た。なお、発光層の厚さを、前記と同様にして走査型電
子顕微鏡を用いて測定したところ、50nmであった。
【0064】(陰電極層の形成)発光層が形成された円
筒状基板の内周面の、陰電極層を形成しない部分にアル
ミ箔を固定した。次に、発光層と同様にして、アルミ箔
の固定された円筒状基板の内周面に、真空蒸着法によ
り、厚さ200nmのMgAg合金薄膜を形成した。そ
して、円筒状基板に固定されたアルミ箔を取り外すこと
により薄膜のパターン形状を設定して、陰電極層とし
た。この様にして、円筒状基板の内周面に、陽電極層、
正孔輸送層、発光層、そして陰電極層からなるエレクト
ロルミネッセンス発光性積層体を形成した。
【0065】(非透湿性保護板の作製)保護板として
は、厚さ1mm、直径12mmの円盤状ガラス板を用い
た。ガラス板の上に、導電膜の形状の穴が空いたステン
レス製のマスクを密着配置し、スパッタ法により、厚さ
0.15μmのITO薄膜を形成した。ガラス板からマ
スクを取り除くことにより薄膜のパターン形状を設定し
て、導電膜(電気的接続端子)が設けられた保護板を二
枚作製した。
【0066】作製した一対の保護板と、エレクトロルミ
ネッセンス発光性積層体が形成された円筒状基板を、円
筒状基板の内周面に形成された陽電極層と陰電極層のそ
れぞれが、保護板に形成した導電膜と接するようにし
て、円筒状基板と保護板との接合部に接着剤を塗布して
密閉した。この様にして、図2に示す構成の管状発光装
置を作製した。作製した管状発光装置の導電膜(電気的
接続端子)に、10Vの電圧を印加して、発光輝度を測
定したところ、2100cd/m2 であった。また、作
製した管状発光装置の発光色は、緑色であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管状発光装置の一例の構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の管状発光装置の別の一例の構成を示す
断面図である。
【図3】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図4】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図5】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図6】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図7】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図8】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図9】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構成
を示す断面図である。
【図10】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構
成を示す断面図である。
【図11】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構
成を示す断面図である。
【図12】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構
成を示す断面図である。
【図13】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構
成を示す断面図である。
【図14】本発明の管状発光装置のさらに別の一例の構
成を示す断面図である。
【図15】従来の蛍光灯の一例の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒状基板 2 エレクトロルミネッセンス発光性積層体 3a、3b 保護板 4 陽電極層 5 発光層 6 陰電極層 7a、7b 導電膜 8 接着剤 9 正孔輸送層 10 電子輸送層 11 導電性端子 12 リード線 13 導電性材料層 14 金属箔 15 絶縁層 16 可視光反射膜 17 補助電極層 21 ガラスバルブ 22 電極 23 蛍光体層
フロントページの続き (72)発明者 横溝 雄二 愛媛県今治市旭町5−2−1 ハリソン東 芝ライティング株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB06 AB14 BA02 BB06 CA00 CC05 DB03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の非透湿性透明基板の内周面の少な
    くとも一部に、陽電極層、発光機能層、そして陰電極層
    からなるエレクトロルミネッセンス発光性積層体が、陽
    電極層側もしくは陰電極層側を該内周面に対面させるよ
    うにして固定され、該筒状基板の両端のそれぞれに、非
    透湿性保護板が非透湿的に接合されてなり、かつエレク
    トロルミネッセンス発光性積層体の陽電極層と陰電極層
    のそれぞれに接続して、各電極層に外部より電気的エネ
    ルギーを供給するための電気的接続端子を備えてなる管
    状発光装置。
  2. 【請求項2】 筒状の非透湿性透明基板の内周面の少な
    くとも一部に、陽電極層、発光機能層、そして陰電極層
    からなるエレクトロルミネッセンス発光性積層体が、陽
    電極層側もしくは陰電極層側を該内周面に対面させるよ
    うにして固定され、該筒状基板の両端のそれぞれに、導
    電性材料からなる非透湿性保護板が非透湿的に接合され
    てなり、かつエレクトロルミネッセンス発光性積層体の
    陽電極層が一方の保護板と、そして陰電極層が他方の保
    護板と電気的に接続されていることを特徴とする管状発
    光装置。
  3. 【請求項3】 筒状の非透湿性透明基板が、円筒状の非
    透湿性透明基板である請求項1もしくは2に記載の管状
    発光装置。
  4. 【請求項4】 筒状基板と、その両端に接合された二つ
    の非透湿性保護板とから構成される空間が、真空空間も
    しくは不活性気体を充填した空間である請求項1もしく
    は2のうちのいずれかの項に記載の管状発光装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一方の非透湿性保護板と、エ
    レクトロルミネッセンス発光性積層体とが導電性材料層
    を介して接合している請求項1もしくは2に記載の管状
    発光装置。
  6. 【請求項6】 エレクトロルミネッセンス発光性積層体
    の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接
    続端子の少なくとも一方が、筒状基板といずれかの保護
    板との接合部位に備えられている請求項1に記載の管状
    発光装置。
  7. 【請求項7】 エレクトロルミネッセンス発光性積層体
    の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接
    続端子が共に、筒状基板と一方の保護板との接合部位に
    備えられている請求項6に記載の管状発光装置。
  8. 【請求項8】 エレクトロルミネッセンス発光性積層体
    の陽電極層に接続する電気的接続端子が、筒状基板と一
    方の保護板との接合部位に備えられ、そして陰電極層に
    接続する電気的接続端子が、筒状基板と他方の保護板と
    の接合部位に備えられている請求項6に記載の管状発光
    装置。
  9. 【請求項9】 エレクトロルミネッセンス発光性積層体
    の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的接
    続端子の少なくとも一方が、いずれかの保護板に設けら
    れた透孔に備えられている請求項1に記載の管状発光装
    置。
  10. 【請求項10】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的
    接続端子が共に、一方の保護板に設けられた透孔に備え
    られている請求項9に記載の管状発光装置。
  11. 【請求項11】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の陽電極層に接続する電気的接続端子が、一方の保護
    板に設けられた透孔に備えられ、そして陰電極層に接続
    する電気的接続端子が、他方の保護板に設けられた透孔
    に備えられている請求項9に記載の管状発光装置。
  12. 【請求項12】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的
    接続端子の少なくとも一方が、筒状基板に設けられた透
    孔に備えられている請求項1に記載の管状発光装置。
  13. 【請求項13】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の陽電極層及び陰電極層のそれぞれに接続する電気的
    接続端子が共に、筒状基板の一方の端部に近接する部位
    に設けられた透孔に備えられている請求項12に記載の
    管状発光装置。
  14. 【請求項14】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の陽電極層に接続する電気的接続端子が、筒状基板の
    一方の端部に近接する部位に設けられた透孔に備えら
    れ、そして陰電極層に接続する電気的接続端子が、筒状
    基板の他方の端部に近接する部位に設けられた透孔に備
    えられている請求項12に記載の管状発光装置。
  15. 【請求項15】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の陽電極層及び陰電極層のうち、少なくとも筒状非透
    湿性透明基板の内周面に対面する側の電極層が透明電極
    である請求項1乃至14のうちのいずれかの項に記載の
    管状発光装置。
  16. 【請求項16】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の発光機能層が、発光層および該発光層に接して設け
    られた正孔輸送層及び/又は電子輸送層から構成されて
    いる請求項1乃至15のうちのいずれかの項に記載の管
    状発光装置。
  17. 【請求項17】 エレクトロルミネッセンス発光性積層
    体の積層体に垂直な方向における可視光透過率が50%
    以上である請求項1乃至16のうちのいずれかの項に記
    載の管状発光装置。
  18. 【請求項18】 筒状基板の外周面もしくは内周面に可
    視光反射膜が付設されている請求項17に記載の管状発
    光装置。
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