JP2003139289A - 放散管設置治具及び設置方法 - Google Patents

放散管設置治具及び設置方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路に形成された穿孔上に立てられる放散管
の設置を強固且つ気密性の高いものにする。 【解決手段】 管路1の穿孔1aを気密に囲って、この
穿孔1a上に取り付け開口を有する穿孔機用の台座2を
用いて、取り付け開口2aに結合アダプタ3Aを有する
筒状具3を取り付ける。筒状具3には、内面に当接段部
3aが形成されると共に、管路遮断用バッグのエアー注
入ホースが挿通されるスリット3cが形成されており、
この筒状具3にアダプタ管4を介して放散管Cを挿入
し、管路1に対して放散管Cを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路の遮断工事等
の際に、管路に形成された穿孔上に垂直に立てられる放
散管の設置治具及び放散管の設置方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】埋設された活管路に対して行われる部分
取り替え工事や不使用部分を切り離して閉塞する元整理
工事等においては、管路における工事区間の外側に管路
遮断用バッグの挿入孔を穿孔し、この穿孔から管路遮断
用バッグを挿入して工事区間内への流れを遮断してお
き、その後工事区間に対して切断作業を行う工法が一般
に行われている。
【0003】図6は、このような従来の工法を説明する
説明図である。図において、工事区間の外側に立坑Aが
掘削され、この立坑A内で管路1を遮断する作業が行わ
れる。この作業は、上述したように管路1に穿孔1aを
形成し、この穿孔1aから管路1内に管路遮断用バッグ
(ガスバッグ)が挿入される。管路遮断用バッグは穿孔
1aの上流側に挿入さえる本玉B1と下流側に挿入され
る逆玉B2からなり、これによって工事区間への管内流
体の流入を遮断するものである。
【0004】しかしながら、管内面に不純物が付着して
いたり、古い管では内径が真円となっていないものもあ
るので、このような管路遮断用バッグを用いても完全に
流れを遮断することが困難となる場合があり、また、管
路遮断用バッグが何らかの原因で破損することも考えら
れることから、管路1に形成された穿孔1a上に放散管
Cを立てて、管路遮断用バッグを越してきた管内流体が
穿孔1aから放出されて作業領域となる立坑A内に充満
しないように防災対策が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この防災対策上重要な
放散管Cを管路1に対して設置する手段として、従来
は、粘土又は水分を含ませたウエス等によるシールDを
管路1と放散管Cの下端との接続箇所に塗り、放散管C
の上方部を支持部材Eで地上から支持するという極簡単
な手段が採られていた。このような手段によると、管路
1と放散管Cの下端とが確実に固定されていないため
に、何らかの外力が加わると管路1の穿孔1aから放散
管Cが外れてしまう虞があり、このような事態が生じる
と管路遮断用バッグを越してきた管内流体が穿孔1aか
ら立坑A内に放出してしまう問題があった。
【0006】また、シールDとして一般に用いられてい
る粘土は、現地で採取し難いだけでなく、時間経過によ
って乾燥してシール作用が劣化するものであり、長時間
の作業においてはシール作用が損なわれて立坑内に管内
流体が放出され、保安の低下を招くという問題もある。
更には、粘土等を管路の表面に付着させると、PE管の
管路では付着箇所が融着接合時に悪影響を及ぼして接合
不良を生じ易いことが知られており、このようなシール
を用いない放散管の設置手段が求められているところで
ある。
【0007】本発明は、このような事情に対処するため
に提案されたものであって、管路に形成された穿孔上に
立てられる放散管の設置を、粘土等のシールを用いるこ
となく、強固且つ気密性の高いものにすると共に、更に
保安性を高めて穿孔から放出される管内流体が立坑内に
流出しないようにした放散管の設置治具及び設置方法を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1〜4に係る放散管設置治具は以下
の構成を具備するものである。
【0009】請求項1は、管路に形成した穿孔上に立て
られる放散管を前記管路に対して設置する放散管設置治
具であって、前記穿孔を気密に囲って前記管路に装着さ
れると共に該穿孔上に取り付け開口を有する台座を用
い、該台座の前記取り付け開口に気密に取り付けられ
て、前記放散管の下端又は該放散管が接続されるアダプ
タ管の下端が挿入される筒状具を備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項2は、請求項1の放散管設置治具を
前提として、前記筒状具には、前記放散管又はアダプタ
管の下端が当接する当接段部が内面に形成されると共
に、上端から該当接段部の下方に至るスリットが形成さ
れ、該スリットによって、前記当接段部の下方に管路遮
断用バッグのエアー注入ホースが挿通可能な間隙が形成
されることを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1又は2の放散管設置
治具を前提として、前記台座における取り付け開口の周
囲にはノーブロー作業バッグの装着部が形成されてお
り、前記アダプタ管には該ノーブロー作業バッグの上部
開口を塞ぐ拡径部が形成されることを特徴とする。
【0012】請求項4は、請求項1〜3の放散管設置治
具を前提として、前記台座として穿孔機用台座を用いる
ことを特徴とする。また、本発明の請求項5〜7に係る
放散管の設置方法は、以下の構成を具備するものであ
る。
【0013】請求項5は、管路に形成した穿孔上に立て
られる放散管を前記管路に対して設置する放散管の設置
方法であって、前記穿孔を気密に囲って前記管路に装着
されると共に該穿孔上に取り付け開口を有する台座を用
いて、該取り付け開口の周囲にノーブロー作業バッグを
装着し、該ノーブロー作業バッグ内で前記取り付け開口
に筒状具を取り付け、前記ノーブロー作業バッグの上部
開口から前記放散管を挿入して、該放散管の下端を前記
筒状具に挿入することを特徴とする。
【0014】請求項6は、管路に形成した穿孔上に立て
られる放散管を前記管路に対して設置する放散管の設置
方法であって、前記穿孔を気密に囲って前記管路に装着
されると共に該穿孔上に取り付け開口を有する台座を用
いて、該取り付け開口の周囲にノーブロー作業バッグを
装着し、該ノーブロー作業バッグ内で前記取り付け開口
に筒状具を取り付け、前記ノーブロー作業バッグの上部
開口から該上部開口を塞ぐ拡径部を有するアダプタ管に
接続された放散管を挿入して、該アダプタ管の下端を前
記筒状具に挿入することを特徴とする。
【0015】請求項7は、請求項5又は6における放散
管の設置方法を前提として、前記筒状具は、前記放散管
の下端又は前記アダプタ管の下端が当接される当接段部
が内面に形成されると共に、上端から該当接段部の下方
に至るスリットが形成され、該スリットによって前記当
接段部の下方に形成された間隙に管路遮断用バッグのエ
アー注入ホースが挿通された状態で、前記筒状具に前記
放散管又はアダプタ管の下端が挿入されることを特徴と
する。
【0016】このような構成を具備する各請求項に係る
発明は、以下の作用をなすものである。
【0017】請求項1〜4の放散管設置治具によると、
管路の穿孔部に装着される台座を用いて、この台座の取
り付け開口に筒状具を取り付け、放散管の下端を筒状具
に直接挿入するか或いは筒状具に挿入したアダプタ管に
放散管を接続することで、管路に対して放散管を垂直に
設置する。これによると、放散管は管路の穿孔を気密に
囲う台座に筒状具を介して設置されることになり、放散
管設置箇所の気密性が向上すると共に、強固な設置が可
能になる。
【0018】そして、筒状具の構造としては、円筒状の
内面に当接段部を形成して、挿入される放散管又はアダ
プタ管の下端をこの当接段部に当接させるようにしてい
るので、筒状具と放散管又はアダプタ管との気密性も確
保することができる。この気密性は当接段部の当接面に
ゴム材等のシール部材を介在させることで更に向上させ
ることができる。
【0019】また、この筒状具には上端から当接段部の
下方に至るスリットが形成されており、筒状具に放散管
又はアダプタ管を挿入した状態で、このスリットの当接
段部から下方の部分に間隙が形成される構造となってい
る。このような構造とすることで、管路内に挿入された
管路遮断用バッグのエアー注入ホースを間隙に挿通して
放散管外に引き出すことができるようになり、引き出さ
れたエアー注入ホースの端部にバルブ或いは圧力計を装
着することで、管路遮断用バッグの加圧状態を確実に維
持管理することが可能になる。
【0020】更には、台座における取り付け開口の周囲
にノーブロー作業バッグを装着する装着部を形成し、ア
ダプタ管にノーブロー作業バッグの上部開口を塞ぐ拡径
部を形成することで、放散管の設置箇所の周辺をノーブ
ロー作業バッグで気密に覆うことが可能になる。これに
よると、仮に放散管設置箇所から管内流体が放出した場
合にも周囲(立坑内)に充満することが無く、更に安全
性を確保することが可能になる。
【0021】そして、前述した台座として穿孔機用台座
を用いることで、既存の設備を用いた経済的な作業を可
能にすると共に、ノーブロー作業バッグとの組み合わせ
で穿孔から放散管設置に至る作業を一連のノーブロー作
業により行うことが可能になる。
【0022】請求項5〜7における放散管の設置方法に
よると、管路に台座を装着した後の作業は、台座の取り
付け開口の周囲に装着されたノーブロー作業バッグ内で
行うことができる。したがって、台座の取り付け開口に
筒状具を取り付ける作業、及び筒状具に放散管の下端又
は放散管が接続されるアダプタ管の下端を挿入する作業
をノーブロー作業で行うことが可能になる。そして、ノ
ーブロー作業バッグの上部開口を塞ぐ拡径部を設けたア
ダプタ管を用いることで、放散管の設置後における安全
性を確保することができる。
【0023】更には、前述の当接段部及びスリットを有
する筒状具を用いることにより、ノーブロー作業バッグ
内で台座に筒状具を取り付けた後、筒状具を介して管路
内に管路遮断用バッグを挿入し、管路遮断用バッグのエ
アー注入用ホースをスリットに挿通させ、この状態で放
散管又はアダプタ管の下端を筒状具に挿入してその下端
を当接段部に当接させることで、管路遮断用バッグのエ
アー注入用ホースをスリット下方の間隙から放散管の外
に引き出すことが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る放
散管設置治具を説明する説明図(部分断面図)である。
放散管設置治具は、穿孔1aが形成された管路1に対し
て放散管Cを設置するための治具であって、管路1に装
着される台座2に取り付けられる筒状具3を少なくとも
備え、更には筒状体3と放散管Cとを接続するアダプタ
管4を備えるものであって、必要に応じて図示省略した
ノーブロー作業バッグとの組み合わせで用いられるもの
である。
【0025】管路1に装着される台座2は、穿孔機用台
座を代用したものであって、管路1に対してチェーン2
Aを巻き回して装着されるものである。この台座2は管
路1に形成された穿孔1aを気密に囲うシール部2Bを
備えており、穿孔1a上に開口する取り付け開口2aを
有するものである。また、取り付け開口2a外側の周囲
には、ノーブロー作業バッグ(図示省略)を装着する装
着部2b(溝部)を有している。
【0026】このような台座2の取り付け開口2aに
は、そのねじ部に結合される結合アダプタ3Aを介して
筒状具3が取り付けられる。筒状具3は、円筒状の治具
であって取り付け時に穿孔1a上に臨む開口が形成され
ており、その内面に当接段部3aが形成されている。こ
の当接段部3a上には必要に応じてゴム材等のシール材
3bが設けられている。また、筒状具3には、その上端
から当接段部3aの下方に至るスリット3cが左右対称
位置に2箇所形成されている。
【0027】この筒状具3には、アダプタ管4の下端が
挿入されて、その下端が当接段部3aにシール材3bを
介して当接される。このアダプタ管4は、異径管継ぎ手
4Aによって拡径部4Bが接続され、また、異径管継ぎ
手4Cによって放散管Cが上端に接続されるものであ
る。この拡径部4Bの外径は、図示省略したノーブロー
作業バッグの上部開口を塞ぐように、この上部開口(7
0φ)よりやや大きい径(75φ)に設定されている。
【0028】筒状具3としては、ここではアダプタ管の
下端が挿入されるものを例にして説明しているが、放散
管Cの下端が直接挿入されるものであって、前述の当接
段部3a及びスリット3cを有する構造としてもよい
し、また、結合アダプタ3Aを介することなく直接台座
2に取り付けられる構造としてもよい。
【0029】この筒状具3に放散管C又はアダプタ管4
を挿入して、その下端を当接段部3aに当接させると、
筒状具3に形成されたスリット3cの当接段部3aより
下方には間隙Fが形成される。この間隙Fは、穿孔1a
から管路1内に挿入される管路遮断用バッグ(図示省
略)のエアー注入ホースを放散管Cの外に引き出すため
に設けられるものであり、ホースの外径よりやや小さい
径を有する間隙として、ホースが間隙Fを挿通した状態
でも気密性が確保できるようにしている。
【0030】このような構造の放散管設置治具による
と、穿孔機用として管路1に気密且つ強固に装着された
台座2を用いて、この台座2に筒状具3を気密に取り付
け、筒状具3内に放散管C又は放散管Cが接続されるア
ダプタ管4を挿入して固定しており、筒状具3と放散管
C又はアダプタ管4との結合に対しても気密性の高い構
造としているので、放散管Cを管路1に対して強固且つ
高い気密性を維持した状態で設置することができる。
【0031】また、放散管Cを管路1に対して設置した
状態で、スリット3cの下方に形成される間隙Fから管
路遮断用バッグのエアー注入ホースを気密を保持した状
態で引き出すことができるので、このホースの端部にバ
ルブ及び圧力計を装着して管路遮断用バッグの加圧状態
を外部から確認することが可能になる。
【0032】更には、台座2の装着部2bにノーブロー
作業バッグを装着し、そのノーブロー作業バッグの上部
開口をアダプタ管4の拡径部4Bが塞ぐようにして、放
散管Cが設置された周囲をノーブロー作業バッグで覆う
ことにより、この放散管設置箇所から管路流体が放出し
たとしても放出された管路流体はノーブロー作業バッグ
内に収まり、周囲の作業領域に放出されることがない。
【0033】以下に、前述の放散管設置治具を用いて管
路に放散管を設置する方法を説明する。図2〜図5は、
この放散管設置方法の手順を示す説明図である。
【0034】図2において、管路1に対して穿孔機用の
台座2が装着されて、穿孔機Hによる穿孔作業が終了す
ると、台座2の装着部2bにノーブロー作業バッグGが
装着される。そして、このノーブロー作業バッグGの上
部開口G1から挿入される手作業によって、穿孔機Hを
台座2から外し、この台座2の取り付け開口に筒状具3
における結合アダプタ3Aをねじ込んで取り付ける。
【0035】次に、図3において、ノーブロ作業バッグ
G内の作業によって、台座2に取り付けられた筒状具3
の上方から管路遮断用バッグB1,B2を管路1内に挿
入する。この際、管路遮断用バッグB1,B2のエアー
注入ホースb1,b2は、専用の孔からノーブロー作業
バッグG外に引き出されている。
【0036】そして、図4に示すように、エアー注入ホ
ースb1,b2の端部に圧力計付きバルブIを装着して
管路1内の管路遮断用バッグB1,B2を膨張させ、管
路1を遮断する。その後に、エアー注入ホースb1,b
2を筒状具3のスリット3c内に挿通させる。
【0037】図5において、放散管Cが接続されたアダ
プタ管4をノーブロー作業バッグGの上部開口G1から
挿入してノーブロー作業バッグG内でアダプタ管4の下
端を筒状具3に挿入する。これによって、筒状具3の下
方に形成される間隙にエアー注入ホースb1,b2が挿
通された状態となって、アダプタ管4及び放散管Cが筒
状具3によって垂直に固定される。この際、アダプタ管
4に設けられた拡径部4Bによってノーブロー作業バッ
グGの上部開口部G1が塞がれ、ノーブロー作業バッグ
Gの気密性が確保される。最後に、エアー注入ホースb
1,b2の端部を放散管Cの周辺に固定手段Jで固定し
て作業を終了する。
【0038】このような放散管の設置方法によると、管
路1に対して穿孔作業を行った後、穿孔機用の台座2を
代用して、以後の作業をノーブロー作業バッグGを用い
たノーブロー作業で完結させることができる。また、こ
の際使用したノーブロー作業バッグをそのまま放散管設
置箇所に装着しておくことにより、設置箇所の保安性を
向上させることもできる。また、穿孔機用の台座を代用
することにより、治具を取り付けるだけで新たな設備を
用意する必要がないので経済的である。更には、エアー
注入ホースb1,b2を外部に引き出すことができるの
で、管路遮断用バッグB1,B2の状態を確認すること
も可能になる。
【0039】なお、前述の説明では、台座2として、チ
ェーン2Aによって管路に装着するサドル式のものを例
に挙げて説明しているが、台座の形態としては特にこれ
に限られるものではなく、管路に形成される穿孔を気密
に囲って、この穿孔上に取り付け開口を有するものであ
ればよい。特に、管路としてPE管を対象とする場合に
は、クランプ式の台座が用いられる。
【0040】
【発明の効果】本発明はこのように構成されるので、管
路に形成された穿孔上に立てられる放散管の設置を、粘
土等のシールを用いることなく、強固且つ気密性の高い
ものにすると共に、更に保安性を高めて穿孔から放出さ
れる管内流体が立坑内に流出しないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る放散管設置治具を説
明する説明図(部分断面図)である。
【図2】本発明の放散管設置方法の手順を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の放散管設置方法の手順を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の放散管設置方法の手順を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の放散管設置方法の手順を示す説明図で
ある。
【図6】従来技術を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 管路 2 台座 2A チェーン 3 筒状具 3A 結合アダプタ 4 アダプタ管 4A,4C 異径管継ぎ手 4B 拡径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 志伸 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 3H019 BA04 BB01 BB02 BD05 3H025 DA02 DB18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路に形成した穿孔上に立てられる放散
    管を前記管路に対して設置する放散管設置治具であっ
    て、 前記穿孔を気密に囲って前記管路に装着されると共に該
    穿孔上に取り付け開口を有する台座を用い、該台座の前
    記取り付け開口に気密に取り付けられて、前記放散管の
    下端又は該放散管が接続されるアダプタ管の下端が挿入
    される筒状具を備えることを特徴とする放散管設置治
    具。
  2. 【請求項2】 前記筒状具には、前記放散管又はアダプ
    タ管の下端が当接する当接段部が内面に形成されると共
    に、上端から該当接段部の下方に至るスリットが形成さ
    れ、該スリットによって、前記当接段部の下方に管路遮
    断用バッグのエアー注入ホースが挿通可能な間隙が形成
    されることを特徴とする請求項1記載の放散管設置治
    具。
  3. 【請求項3】 前記台座における取り付け開口の周囲に
    はノーブロー作業バッグの装着部が形成されており、前
    記アダプタ管には該ノーブロー作業バッグの上部開口を
    塞ぐ拡径部が形成されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の放散管設置治具。
  4. 【請求項4】 前記台座として穿孔機用台座を用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放散管
    設置治具。
  5. 【請求項5】 管路に形成した穿孔上に立てられる放散
    管を前記管路に対して設置する放散管の設置方法であっ
    て、 前記穿孔を気密に囲って前記管路に装着されると共に該
    穿孔上に取り付け開口を有する台座を用いて、該取り付
    け開口の周囲にノーブロー作業バッグを装着し、該ノー
    ブロー作業バッグ内で前記取り付け開口に筒状具を取り
    付け、前記ノーブロー作業バッグの上部開口から前記放
    散管を挿入して、該放散管の下端を前記筒状具に挿入す
    ることを特徴とする放散管の設置方法。
  6. 【請求項6】 管路に形成した穿孔上に立てられる放散
    管を前記管路に対して設置する放散管の設置方法であっ
    て、 前記穿孔を気密に囲って前記管路に装着されると共に該
    穿孔上に取り付け開口を有する台座を用いて、該取り付
    け開口の周囲にノーブロー作業バッグを装着し、該ノー
    ブロー作業バッグ内で前記取り付け開口に筒状具を取り
    付け、前記ノーブロー作業バッグの上部開口から該上部
    開口を塞ぐ拡径部を有するアダプタ管に接続された放散
    管を挿入して、該アダプタ管の下端を前記筒状具に挿入
    することを特徴とする放散管の設置方法。
  7. 【請求項7】 前記筒状具は、前記放散管の下端又は前
    記アダプタ管の下端が当接される当接段部が内面に形成
    されると共に、上端から該当接段部の下方に至るスリッ
    トが形成され、該スリットによって前記当接段部の下方
    に形成された間隙に管路遮断用バッグのエアー注入ホー
    スが挿通された状態で、前記筒状具に前記放散管又はア
    ダプタ管の下端が挿入されることを特徴とする請求項5
    又は6に記載の放散管の設置方法。
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JPH0630485U (ja) * 1992-09-22 1994-04-22 三菱重工業株式会社 スクロール型流体機械

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