JP3611825B2 - 管路遮断工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設管であるガス本管に漏気が発生した場合や、水道管に漏水が発生した場合において、管路内のガスや水等の流通を遮断する管路遮断工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地中に埋設されたガス本管に漏気が発生した場合、ガス本管の補修工事を行うために、ガス本管の内部にバッグを送り込み、このバッグを膨張させることによって管路を閉塞し、ガスの流通を部分的に遮断する管路遮断工法がある(たとえば、特開2000−283307号公報)。
【0003】
図11は、管路遮断工法が適用される場所の地中断面図である。図11において、Aは地中に埋設されたガス本管であり、内部に流通方向Fへ向かってガスが流通している。Mはコンクリート壁Cで囲まれて形成されているマンホールであり、内部にガス本管Aの管路を開閉するための本管バルブVと、ガス本管A内のガスを外部に放散するためのガス放散部Z1、Z2が設けられている。YはマンホールMの内部にあるガス本管Aの継手部分であり、ガスの漏気が発生している漏気箇所である。この漏気箇所Yを補修するためには、本管バルブVを閉じ、補修箇所Yに対してガスの流通の上流側にある管路遮断位置Xにおいてバッグを膨張させ、ガス本管Aの管路を閉塞して、ガスの流通を部分的に遮断する必要がある。この場合、ガス遮断用のバッグを導入するための孔をガス本管Aに穿設する必要があるが、図11のようなマンホールM内部の狭い空間に穿孔装置やバッグ導入用のガイド管を配設することは不可能なことが多い。また、既設のガス放散部Z1、Z2を利用してバッグを管内へ挿入することも考えられるが、漏気発生時には上述のように本管バルブVが閉じられるため、ガス放散部Z2からバッグを挿入することはできず、一方、ガス放散部Z1はマンホールMの奥にあるため真直なバッグ導入用のガイド管をガス放散部Z1へ挿入することができず、ガス放散部Z1からのバッグ挿入も不可能である。そこで、管路遮断位置Xにおいてガス本管Aの管路を閉塞するためには、管路遮断位置Xに対しさらにガスの流通の上流側で地面Gを掘削して、ガス本管Aに到達する作業孔Hを形成し、以下に述べるような装置および工法を用いて作業を行う必要がある。
【0004】
図12は、従来の管路遮断装置および管路遮断工法を説明する図である。図12において、Hは図11で説明した地面Gを掘削して形成した後の作業孔であり、D1は作業孔Hの大きさを示す作業孔幅である。51はガイド管であり、先端にバッグ出入口52と、ガイド面53を備えている。ガイド管51の内部にはガス本管Aをガスが漏気することなく完全に閉塞するための2連式のバッグB1、B2と、ポンプなどの流体供給源Pからの気体をバッグB1、B2に送り込むチューブTが挿入されていて、チューブTを貫通させたシーリングキャップ54をガイド管51の後端に取り付けることで、バッグB1、B2とチューブTはガイド管51内部に支持されている。バッグB1、B2のそれぞれの先端部には先端ソケットS1、S3、後端部には後端ソケットS2、S4が取り付けられ、ソケットS2、S3、S4によりバッグB1、B2とチューブTは連結されている。シーリングキャップ54には、チューブTとの間の貫通部にシール部材55aが介在し、ガイド管51との間にシール部材55bが介在して、作業時にガス本管Aから流れ込んでくるガスの気密性を保っている。56は穿孔装置であり、先端に穿孔部材57を備えていて、穿孔部材57を駆動することにより、ガス本管Aにガスの流通を遮断するための管路遮断専用穿孔58を施す。59はガス本管Aに取り付けられたランチャーであり、ランチャー本体部60と、ランチャー59を取付装置64によりガス本管Aに固定する基部61と、ガイド管51を挿入するガイド管挿入部62と、穿孔装置56を上下に可動するように支持する穿孔装置支持部63から構成されている。ガイド管挿入部62は、ガイド管51をガス本管Aの軸方向に対して斜めに挿入し、バッグB1、B2を管路遮断位置Xに向けて送り出すことができるように、ランチャー本体部60に対し傾斜して形成されている。また、ランチャー59には、基部61とガス本管Aの間にシール部材55cが介在し、ガイド管挿入部62の上端部にはガイド管51との間にシール部材55dが介在し、穿孔装置支持部63の上端部と下端部には穿孔装置56との間にそれぞれシール部材55eとシール部材55fが介在して、それぞれガス本管Aへの穿孔時およびバッグB1、B2の挿入時におけるガスの気密性を保っている。
【0005】
次に、管路遮断工法を説明する。作業孔H内のガス本管Aにランチャー59を下ろし、基部61を取付装置64によりガス本管Aの上部に固定してランチャー59を取り付ける。そして、穿孔装置支持部63に支持された穿孔装置56をガス本管Aまで下げ、穿孔部材57によりガス本管Aに管路遮断専用穿孔58を施す。管路遮断専用穿孔58を施した後は、穿孔装置56は穿孔装置支持部63へ引き上げておく。
【0006】
次に、バッグB1、B2とこれに連結されたチューブTをガイド管51内に挿入し、シーリングキャップ54を取り付けてガイド管51内部に支持する。そして、このガイド管51をランチャー59のガイド管挿入部62からガス本管Aの軸方向に対して斜め方向に、管路遮断専用穿孔58を通してガス本管A内部に挿入する。そして、ガイド管51の後端から出ているチューブTをガイド管51内部に押し込むことで、ガイド管51内部のバッグB1、B2とチューブTとがガイド面53に案内され、バッグ出入口52からガス本管A内の管路遮断位置Xに送り出される。
【0007】
その後、流体供給源PからチューブTを通して気体をバッグB1、B2に送り込み、図13に示すように、管路遮断位置XでバッグB1を膨張させるとともに、これと隣接する位置でバッグB2を膨張させてガス本管Aを閉塞し、ガスの流通を遮断する。なお、ここでは2個のバッグB1、B2を用いているが、バッグは1個でもよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の管路遮断工法においては、前述のように、マンホールM内部の狭い作業空間で作業を行うのが困難なこと等から、別途作業孔Hを掘削して、この作業孔H内に穿孔装置56、ランチャー59、ガイド管51を配設し、ガス本管Aへの穿孔とバッグ導入の作業を行っている。しかしながら、ガス本管A内部の管路遮断位置XにバッグB1、B2を送り出すには、ガスの漏気が発生することなくバッグB1とB2とを挿入可能な、長いガイド管51を用いなければならず、この長いガイド管51を管路遮断位置Xに向けてガス本管Aの軸方向に対して斜め方向に挿入しなければならない。このため、ガイド管51が作業孔Hの側面に干渉しないように、図12に示す作業孔幅D1のような大きな作業孔Hを掘削する必要があり、この大きな作業孔Hの掘削作業によってガス遮断までに時間がかかるという問題がある。さらに、この大きな作業孔Hは建物が密集した地域等では管路遮断位置Xの近傍に形成することができない場合があり、この場合ガス遮断が行えないという問題がある。また、長いガイド管51を支持するランチャー59等のような大掛かりな装置や、ガイド管51の挿入口である管路遮断専用穿孔58をガス本管Aに施す穿孔装置56が必要であるため、これらの装置の取付作業や穿孔作業によっても、ガス遮断までに時間がかかるという問題がある。このように時間がかかることは、ガスの遮断に緊急性を要する場合には、特に大きな問題となる。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、狭い作業空間で作業を行え、場所的な制限を受けることなく、作業時間の短縮を図ることが可能な管路遮断工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる管路遮断工法は、既設管内の流体の流通を遮断するためのバッグが挿入されるダクト本体と、このダクト本体に形成され、バッグを任意の方向から既設管内へ導入できるように湾曲変形が可能でかつ伸縮自在な蛇腹形状からなる湾曲部と、ダクト本体の先端に設けられ、ダクト本体を既設管に連結する連結部と、ダクト本体の後端に設けられ、バッグを膨張および収縮させる気体の流路であるチューブを貫通させた状態でダクト本体の内部を封止する封止部とを備えたバッグ導入用ダクトを用いた管路遮断工法であって、湾曲部を伸張させた状態でダクト本体内部にバッグを挿入し、封止部によりダクト本体内部を封止し、湾曲部を所定の形状に湾曲変形させて、連結部によりダクト本体を既設管に連結した後、湾曲部を収縮させながら、バッグをダクト本体内部から既設管内部へ導入し、チューブの他端から気体を送り込んでバッグを膨張させて既設管内の流体の流通を遮断する。
【0011】
このようにすることで、ダクト本体内部とこれに連通する既設管内部との気密性を保持しながら、狭い作業空間でも作業空間の大きさに合わせてダクト本体を自由自在に湾曲変形させ、バッグをダクト本体内部から既設管内部に容易に導入することができる。この結果、場所的な制限を受けることなく任意の場所で既設管の管路遮断を迅速に行うことが可能となる。また、湾曲部が伸縮自在な蛇腹形状からなるバッグ導入用ダクトを用い、湾曲部を収縮させながらバッグをダクト本体内部から既設管内部へ導入するので、湾曲部の収縮とともにダクト本体内部から既設管内部へバッグを容易に導入することが可能となる。また、バッグを回収するときには、収縮させた湾曲部を伸張させることで、既設管内部からダクト本体内部へバッグを容易に回収することが可能となる。さらに、湾曲部を収縮させるとバッグ導入用ダクト自体が小型化するため、バッグ導入用ダクトの持ち運びや輸送を容易にすることができる。
【0012】
また、本発明にかかる管路遮断工法においては、バッグが内部に挿入される湾曲変形が可能なバッグ導入ガイド管を用い、ダクト本体の湾曲部を伸張させた状態で、ダクト本体内部へ上記バッグ導入ガイド管と、このガイド管の内部に挿入されたバッグとを挿入し、上記湾曲部を収縮させながら、バッグ導入ガイド管をその中に収納されたバッグとともにダクト本体内部から既設管内部へ導入するようにしてもよい。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、上記のバッグ導入ガイド管として、バッグが内部に挿入されるガイド管本体と、このガイド管本体に形成された湾曲変形が可能な撓み部と、この撓み部の先端に形成され、ガイド管本体を既設管内部へ垂直に挿入したときに、既設管の内壁に当接して撓み部を既設管の軸方向と平行な所定の方向へ方向転換する案内部とを備えたものを用いる。そして、ガイド管本体をバッグとともに既設管内部へ垂直に挿入していき、案内部により撓み部を既設管の軸方向に対して平行な所定の方向へ方向転換させた後、バッグをガイド管本体内部から既設管内部の所定の位置へ導入する。
【0014】
このようにすることで、バッグ導入用ダクトにより、任意の方向からバッグを挿入したバッグ導入ガイド管をダクト本体内部から既設管内部へ挿入し、ガイド管本体の先端を既設管内部の所定の方向に向けることができるため、ガイド管本体内部から既設管内部の管路遮断位置へバッグを確実に導入することが可能となる。
【0015】
また、本発明では、既設管が内部にガスが流れるガス本管である場合は、このガス本管に施された既設のガス放散口にバッグ導入用ダクトを連結することができる。
【0016】
ガス放散口は一般にマンホールの内部に設けられているため、上記のようにバッグ導入用ダクトを既設のガス放散口に連結することで、地面を掘削して作業孔を形成したり、ガス本管に管路遮断専用の穿孔を施す必要がなくなり、掘削作業や穿孔作業の工程を減らすことができ、作業時間を短縮することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図を参照しながら説明する。なお、管路遮断工法が適用される場所の地中断面図は図11と同一であるので、図11を本発明の実施の形態として参照し、各部の符号についても同一の部分については同一の符号を使用する。
【0018】
図1は、本発明の管路遮断工法に用いるバッグ導入用ダクト100を示す図である。なお、図1(a)、(b)において、1点鎖線はバッグ導入用ダクト100の中心線CLを示し、これらの中心線CLの上部にはバッグ導入用ダクト100の外形図、中心線CLの下部にはバッグ導入用ダクト100の断面図を示している。図1(a)において、1はオレフィン系樹脂等の材料からなり、中空になっている内部に管路遮断用のバッグB1、B2(図2)が挿入されるダクト本体である。ダクト本体1は両端に円筒部1aを有し、この円筒部1aにはそれぞれ保持部材1b、1cが圧入により取付けられている。さらに、ダクト本体1は中間部に管壁2aと、銅線等からなる補強部材2bとにより構成される蛇腹形状の湾曲部2を有している。このため、湾曲部2は2点鎖線で示すように容易に湾曲変形し、変形した湾曲形状を固定して維持することができる。これにより、ダクト本体1内部のバッグB1、B2の重みや導入時のバッグB1、B2の突き当たりにより、変形させた湾曲部2の形状がくずれることがなくなり、バッグB1、B2をダクト本体1内部からガス本管Aの内部に無理な力を加えることなく導入することが可能となる。また、湾曲部2は図1(a)に示す伸張状態から、図1(b)に示す収縮状態に自在に伸縮変形することができる。これにより、湾曲部2を伸張させた状態でダクト本体1内部へバッグB1、B2を挿入し、湾曲部2を収縮させることでダクト本体1内部からガス本管A内部へバッグB1、B2を押し出して容易に導入することが可能となる。また、バッグB1、B2を回収するときには、収縮させた湾曲部2を伸張させることでガス本管A内部からダクト本体1内部へバッグB1、B2を容易に収納し、回収することが可能となる。さらに、湾曲部2を収縮させるとバッグ導入用ダクト100自体が小型化するため、バッグ導入用ダクト100の持ち運びや輸送を容易にすることができるようになる。
【0019】
湾曲部2の先端には、既設管に連結する連結部3が取付けられ、連結部3はナット式連結金具3aと、ナット式連結金具3aを通して保持部材1bへ圧入して保持される連結用圧入金具3bとから構成される。3cは連結用圧入金具3bの外面に取付けられたOリングである。そして、湾曲部2の後端には、ダクト本体1の内部を封止する封止部4が取付けられ、封止部4は保持部材1cへ圧入して保持される封止用圧入金具4aと、ダクト本体1の内部にバッグB1、B2を挿入した後、バッグB1、B2に連結したチューブTを貫通させるシーリングキャップ4cとから構成される。4bは封止用圧入金具4aの内面に備わる2個のOリングであり、4d、4eはシーリングキャップ4cの内部と内面に備わるシール部材である。
【0020】
次に、バッグ導入用ダクト100を用いた本発明にかかる管路遮断工法を図2〜図8により説明する。図2(a)は、膨張前の2連式のバッグB1、B2を示す図であり、バッグB1、B2のそれぞれの先端部には先端ソケットS1、S3、後端部には後端ソケットS2、S4が取付けられている。Tはポンプなどの流体供給源からの気体をバッグB1、B2に送り込むためのチューブであり、ソケットS2、S3、S4によってバッグB1、B2に連結されている。
【0021】
図2(b)は、バッグ導入ガイド管5を示す図であり、ポリカーボネイト樹脂からなる中空のガイド管本体6と、ガイド管本体6の側面を一方向から切込んだ複数の溝7aからなる切込み部7と、ガイド管本体6の先端が切込み部7の切込み側に向かって先細形状となるように曲面形状に切落とした切落とし部8と、バッグB1、B2が挿入されるガイド管本体6の後端部9とから構成されている。なお、切込み部7は本発明における撓み部の一形態をなし、切落とし部8は本発明における案内部の一形態をなしている。このようなバッグ導入ガイド管5は、ガイド管本体6をガス本管A内部へ挿入し、ガイド管本体6の先端をガス本管Aの内壁に垂直方向から当接させた後、さらにガイド管本体6を押し込むと、常に切落とし部8が切込み部7側に傾き、ガイド管本体6が切込み部7を内側にして容易に湾曲変形することが可能となる。管路遮断工法の最初の工程として、図2(c)に示すように、バッグB1、B2を後端部9からガイド管本体6内部に挿入していく。
【0022】
次に、バッグB1、B2を内部に挿入したガイド管本体6を、図3(a)に示すように、ダクト本体1の内部に挿入していく。このとき、バッグ導入用ダクト100の湾曲部2は伸張させた状態である。そして、図3(b)に示すように、ガイド管本体6をダクト本体1内部の所定の位置まで挿入した後、ガイド管本体6の後端部9にチューブTを貫通させた状態でシーリングキャップ4cを取付ける。このとき、ガイド管本体6と封止用圧入金具4aとはOリング4bが間に介在することで密着状態となり、ガイド管本体6とシーリングキャップ4cとはシール部材4eが間に介在することで密着状態となり、チューブTとシーリングキャップ4cとはシール部材4dが間に介在することにより密着状態となる。このため、ダクト本体1内部の後端は完全に封止される。
【0023】
図4は、バッグB1、B2とバッグ導入ガイド管5を内部に挿入したダクト本体1を、コンクリート壁Cに囲まれたマンホールMの内部に設けられているガス放散部Z1に連結する前の状態を示す図である。図4において、Aは地中に埋設されたガス本管であり、Wはガス本管Aの内壁である。ガス本管Aの内部には流通方向Fへ向かってガスが流通している。マンホールMの内部には、ガス本管Aの管路を開閉するための本管バルブVと、ガス本管A内のガスを外部に放散するためのガス放散部Z1、Z2が設けられている。ガス放散部Z1はガス本管A内部に通じる穿孔10が内側に施されている既設のガス放散口11と、ガス放散口11の上部にボルト13aにより連結されているガス放散バルブ12とからなり、開閉レバー14を回して、内部の開閉弁15を開くことでガス本管A内部のガスを外部に放散している。ガス放散部Z2も同様の構造となっている。YはマンホールMの内部にあるガス本管Aの継手部分であり、ガスの漏気が発生している漏気箇所である。この漏気箇所Yを補修するためには、本管バルブVを閉じ、漏気箇所Yに対してガスの流通の上流側にある管路遮断位置Xにおいてガス本管Aの管路を閉塞して、ガスの流通を部分的に遮断する必要がある。この管路遮断位置Xにおいてガス本管Aの管路を閉塞するために、本実施形態では、ガス放散部Z1の内部に既に施された穿孔10から管路遮断位置Xに向けてバッグB1、B2を導入して、膨張させる。
【0024】
そこで、まずガス放散バルブ12の上部に、バッグ導入用ダクト100を連結するための曲がり管16をボルト13bにより連結する。この曲がり管16のガス放散バルブ12との連結側と反対側の端部には、ボルト式連結金具16aが取付けられている。このボルト式連結金具16aにバッグ導入用ダクト100の連結部3のナット式連結金具3aを嵌め合わせるため、マンホールMの大きさと形状に合わせて湾曲部2を湾曲変形させる。
【0025】
その後、ナット式連結金具3aとボルト式連結金具16aとを嵌め合わせて、図5に示すように、バッグ導入用ダクト100を曲がり管16に連結させる。このとき、ボルト式連結金具16aとダクト本体1の連結用圧入金具3bとはOリング3cが間に介在することで密着状態となるため、ダクト本体1内部と曲がり管16内部とが完全に気密状態となる。
【0026】
そして、ガス放散バルブ12の開閉レバー14を回して、内部の開閉弁15を開き、図6に示すように、湾曲部2を収縮させながら、切込み部7が管路遮断位置Xの方向を向くように、ガイド管本体6をその中に収納されたバッグB1、B2とともにガス本管A内部へ垂直に挿入してゆく。このとき、ダクト本体1内部とガス本管A内部の気密性は保持されている。
【0027】
ガイド管本体6の先端がガス本管Aの内壁Wに接触すると、切落とし部8は切込み部7側に向かって先細の形状であるため、ガイド管本体6の先端は切込み部7側に曲がる。さらに、ガイド管本体6を挿入していくと、切落とし部8がガス本管Aの内壁Wに沿って滑り、図7に示すように、切込み部7を内側にしてガイド管本体6が湾曲変形する。そして、ガイド管本体6の先端の挿入方向が、ガス本管Aの軸方向に対して平行でかつ、管路遮断位置Xのある方向に方向転換する。
【0028】
その後、シーリングキャップ4cの後方のチューブTをガイド管本体6内部に押し込んで、ガイド管本体6内部からガス本管A内部の管路遮断位置XにバッグB1、B2を導入してゆく。このとき、ガイド管本体6の先端がガス本管Aの軸方向に対して平行となり、管路遮断位置Xのある方向に方向転換しているので、ガイド管本体6内部から管路遮断位置Xに確実にバッグB1、B2を導入することができる。
【0029】
そして最終的に、チューブTの他端に連結された流体供給源Pから、バッグB1、B2に気体を送り込み、図8に示すように、バッグB1、B2を膨張させてガス本管A内部のガスの流通を遮断する。
【0030】
また、バッグB1、B2の回収時は、流体供給源PによりバッグB1、B2内の気体を吸引してバッグB1、B2を収縮させ、シーリングキャップ4cの後方のチューブTを引っ張り、バッグBをガイド管本体6内部に収納する。そして、収縮状態にある湾曲部2を伸張させ、ガイド管本体6をガス本管A内部からダクト本体1内部に収納する。その後、ガス放散バルブ12の開閉レバー14を回し、開閉弁15を閉めた後、曲がり管16からダクト本体1を取り外し、ダクト本体1内部からガイド管本体6を取り出した後、ガイド管本体6内部からバッグB1、B2を取り出す。
【0031】
このようにすることにより、マンホールMのような狭い作業空間においても、湾曲部2の湾曲変形とダクト本体1の収縮により、ガイド管本体6を穿孔10からガス本管A内部に挿入し、ガイド管本体6の先端の方向転換により、所望の管路遮断位置XへバッグB1、B2を確実に導入することができる。そして、バッグB1、B2を膨張させることでガスの流通を遮断することが可能となる。この結果、図12のように地面Gを掘削して作業孔Hを形成したり、ガス本管Aに管路遮断専用の穿孔を施す必要がなくなり、掘削工程や穿孔工程を減らすことができ、作業時間を短縮することが可能となる。また、穿孔装置56やランチャー59等のような大掛かりな装置が不要となり、これらの装置の取付工程も減らすことができ、作業時間をより短縮することが可能となる。
【0032】
以上述べた実施形態においては、マンホールM内部に設けられたガス放散部Z1の既設のガス放散口11を利用して、ダクト本体1内部からガス本管A内部にバッグB1、B2を導入する場合を例に挙げたが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外にも、以下に述べるように、ガス遮断時において地面Gを掘削して作業孔Hを形成し、ガス本管Aに管路遮断専用穿孔を施した後、この管路遮断専用穿孔からガス本管A内部にバッグB1、B2を導入してガス本管A内部のガスを遮断する場合にも適用可能である。
【0033】
図9は、本発明にかかる管路遮断工法の他の適用例を示す図である。なお、穿孔装置56やランチャー59等の構成、およびランチャー59の取付工程、穿孔工程は、図12において説明したものと同一であるので、それらの詳細は省略し、各部の符号も同一のものを使用する。図9において、Aは地中に埋設されたガス本管であり、Xはガス本管A内部のガスの流通を遮断する管路遮断位置である。Hは地面Gを掘削して形成した後の作業孔であり、D2は作業孔Hの大きさを示す作業孔幅である。58は穿孔装置56によりガス本管Aに施されたガスの流通を遮断するための管路遮断専用穿孔である。本適用例では、この管路遮断専用穿孔58からガスの流通を遮断するバッグB1、B2をガス本管A内部に導入するために、図12のようなガイド管51は使用せず、ガイド管挿入部62に伸張状態のバッグ導入用ダクト100を連結部3により連結している。そして、バッグ導入用ダクト100のダクト本体1内部にはバッグ導入ガイド管5(図2等に図示)を使用せず、直接2連式のバッグB1、B2が挿入され(図9ではB1のみ図示)、バッグB1、B2はチューブTを貫通させたシーリングキャップ4cを封止用圧入金具4aに取り付けることでダクト本体1内部に支持されている。ここで、バッグ導入ガイド管5を使用していないのは、ガイド管挿入部62がガス本管A内部の管路遮断位置Xに向かって斜めに設けられていることから、バッグ導入ガイド管5を使用しなくてもバッグB1,B2を管路遮断位置Xに向けて導入することができるためである。このとき、シーリングキャップ4cと封止用圧入金具4aとは、Oリング4bが間に介在していることで密着状態となっていて、連結部3がガイド管挿入部62に連結しているため、ダクト本体1内部とガス本管A内部との気密性は保持されている。そして、湾曲部2は連結部3が連結しているガイド管挿入部62から地面Gまでは略垂直に上部へ伸びるように湾曲変形され、地面G付近では略水平方向に湾曲変形されている。このため、たとえ作業孔Hを形成する場合であっても、作業孔幅D2はランチャー59等がガス本管Aに設置できる最小限の大きさに形成すればよく、図12に示した作業孔幅D1に比べて小さくすることができる。この結果、作業孔Hを形成する作業時間を短縮することが可能となる。
【0034】
上記の状態から、湾曲部2を収縮させ、ダクト本体1内部からガス本管A内部へガイド管挿入部62と管路遮断専用穿孔58を通して、ガス本管Aの軸方向に対して斜め方向に、バッグB1、B2を導入してゆく。そして、流体供給源PからチューブTを通して気体をバッグB1、B2に送り込み、図10に示すように、管路遮断位置XでバッグB1を膨張させるとともに、これと隣接する位置でバッグB2を膨張させてガス本管Aを閉塞し、ガスの流通を遮断する。
【0035】
このようにすることにより、狭い作業孔H内でも作業孔Hの大きさに合わせてダクト本体1の湾曲部2を自由自在に湾曲変形させ、バッグB1、B2をダクト本体1内部からガス本管A内部に容易に導入することができる。この結果、場所的な制限を受けることなく任意の場所でガス本管Aのガスの流通を遮断することが可能となる。
【0036】
また、上記実施形態では、ダクト本体1の円筒部1aや管壁2aの材料としてオレフィン系樹脂を例に挙げたが、これ以外にも塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂等の樹脂材料、アルミニウム・ステンレス・銅等の金属材料、ゴムといった、可撓性と耐磨耗性を有する材料を用いてもよい。なお、補強部材2bの材料についても、上記実施形態では銅線を例に挙げたが、これ以外にも硬質のオレフィン系樹脂や塩化ビニル樹脂等の樹脂材料、アルミニウム線・ステンレス線・鋼線等の金属材料といった、剛性と可撓性を有する材料を用いてもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、ガス遮断効果を高めるためにバッグB1、B2として2連式のものを用いたが、これは本発明にとって必須ではなく、バッグは1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
【0038】
さらに、上記実施形態では、ガス管内のガスの流通を遮断する場合を例に挙げているが、本発明はこれ以外にも水道管を流れる水の流れを遮断する場合にも適用できるものである。また、地中に埋設されている既設管に限らず、地上に設けられている既設管に対しても本発明は適用が可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、ダクト本体内部とこれに連通する既設管内部との気密性を保持しながら、狭い作業空間でも作業空間の大きさに合わせてダクト本体を自由自在に湾曲変形させ、バッグをダクト本体内部から既設管内部へ容易に導入することができる。このため、場所的な制限を受けることなく任意の場所で既設管の管路遮断を迅速に行うことが可能となる。また、湾曲部が伸縮自在な蛇腹形状からなるバッグ導入用ダクトを用いることによって、湾曲部の収縮とともにダクト本体内部から既設管内部へバッグを容易に導入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路遮断工法に用いるバッグ導入用ダクトを示す図である。
【図2】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図3】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図4】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図5】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図6】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図7】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図8】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図である。
【図9】本発明にかかる管路遮断工法の他の適用例を示す図である。
【図10】本発明にかかる管路遮断工法の他の適用例による管路遮断状態を示す図である。
【図11】管路遮断工法が適用される場所の地中断面図である。
【図12】従来の管路遮断装置および管路遮断工法を説明する図である。
【図13】従来の管路遮断工法による管路遮断状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ダクト本体
2 湾曲部
3 連結部
4 封止部
5 バッグ導入ガイド管
6 ガイド管本体
7 切込み部
8 切落とし部
10 穿孔
11 ガス放散口
100 バッグ導入用ダクト
A ガス本管
B1 バッグ
B2 バッグ
T チューブ
W ガス本管内壁
X 管路遮断位置
Claims (5)
- 既設管内の流体の流通を遮断するためのバッグが挿入されるダクト本体と、このダクト本体に形成され、前記バッグを任意の方向から前記既設管内へ導入できるように湾曲変形が可能でかつ伸縮自在な蛇腹形状からなる湾曲部と、前記ダクト本体の先端に設けられ、ダクト本体を前記既設管に連結する連結部と、前記ダクト本体の後端に設けられ、前記バッグを膨張および収縮させる気体の流路であるチューブを貫通させた状態でダクト本体の内部を封止する封止部とを備えたバッグ導入用ダクトを用いた管路遮断工法であって、
前記湾曲部を伸張させた状態で前記ダクト本体内部に前記バッグを挿入し、
前記封止部により前記ダクト本体内部を封止し、
前記湾曲部を所定の形状に湾曲変形させて、前記連結部により前記ダクト本体を前記既設管に連結した後、前記湾曲部を収縮させながら、前記バッグを前記ダクト本体内部から前記既設管内部へ導入し、
前記チューブの他端から気体を送り込んで前記バッグを膨張させて前記既設管内の流体の流通を遮断することを特徴とする管路遮断工法。 - 請求項1に記載の管路遮断工法において、
前記収縮させた湾曲部を伸張させることにより、既設管内部から前記ダクト本体内部へ前記バッグを収納して回収することを特徴とする管路遮断工法。 - 請求項1または請求項2に記載の管路遮断工法において、
前記バッグが内部に挿入される湾曲変形が可能なバッグ導入ガイド管を用い、
前記ダクト本体の湾曲部を伸張させた状態で、ダクト本体内部へ前記バッグ導入ガイド管と、このガイド管の内部に挿入される前記バッグとを挿入し、
前記湾曲部を収縮させながら、前記バッグ導入ガイド管をその中に収納されたバッグとともに前記ダクト本体内部から前記既設管内部へ導入することを特徴とする管路遮断工法。 - 請求項3に記載の管路遮断工法において、
前記バッグ導入ガイド管は、前記バッグが内部に挿入されるガイド管本体と、前記ガイド管本体に形成された湾曲変形が可能な撓み部と、前記撓み部の先端に形成され、前記ガイド管本体を前記既設管内部へ垂直に挿入したときに、既設管の内壁に当接して撓み部を既設管の軸方向と平行な所定の方向へ方向転換する案内部とを備え、
前記ガイド管本体を前記バッグとともに既設管内部へ垂直に挿入していき、前記案内部により前記撓み部を既設管の軸方向に対して平行な所定の方向へ方向転換させた後、前記バッグを前記ガイド管本体内部から既設管内部の所定の位置へ導入することを特徴とする管路遮断工法。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の管路遮断工法において、
前記既設管が内部にガスが流れるガス本管であって、このガス本管に施された既設のガス放散口に前記バッグ導入用ダクトを連結することを特徴とする管路遮断工法。
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