JP2003254492A - バッグ導入用ダクトおよび管路遮断工法 - Google Patents

バッグ導入用ダクトおよび管路遮断工法

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JP2003254492A JP2002060286A JP2002060286A JP2003254492A JP 2003254492 A JP2003254492 A JP 2003254492A JP 2002060286 A JP2002060286 A JP 2002060286A JP 2002060286 A JP2002060286 A JP 2002060286A JP 2003254492 A JP2003254492 A JP 2003254492A
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孝志 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い作業空間で作業を行え、場所的な制限を受
けることなく、作業時間の短縮を図ることが可能なバッ
グ導入用ダクトおよび管路遮断工法を提供する。 【解決手段】ダクト本体1に、任意の方向からバッグを
ガス本管A内部へ導入できるように湾曲変形が可能な湾
曲部2を設ける。この湾曲部2を所定の形状に湾曲変形
させて、連結部3によりダクト本体1をガス本管Aに連
結する。そして、バッグ導入ガイド管5とその内部に収
納されたバッグB1、B2をダクト本体1内部からガス
本管A内部へ挿入し、チューブTを押し込んで、バッグ
導入ガイド管5内部から管路遮断位置XへバッグB1、
B2を導入した後、チューブTから気体を送り込んでバ
ッグB1、B2を膨張させてガス本管A内部のガスの流
通を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設管であるガス
本管に漏気が発生した場合や、水道管に漏水が発生した
場合において、管路内のガスや水等の流通を遮断するた
めに用いるバッグを既設管内に導入するためのバッグ導
入用ダクトおよび本ダクトを使用した管路遮断工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されたガス本管に漏気が発生
した場合、ガス本管の補修工事を行うために、ガス本管
の内部にバッグを送り込み、このバッグを膨張させるこ
とによって管路を閉塞し、ガスの流通を部分的に遮断す
る管路遮断工法がある(たとえば、特開2000−28
3307号公報)。
【0003】図11は、管路遮断工法が適用される場所
の地中断面図である。図11において、Aは地中に埋設
されたガス本管であり、内部に流通方向Fへ向かってガ
スが流通している。Mはコンクリート壁Cで囲まれて形
成されているマンホールであり、内部にガス本管Aの管
路を開閉するための本管バルブVと、ガス本管A内のガ
スを外部に放散するためのガス放散部Z1、Z2が設け
られている。YはマンホールMの内部にあるガス本管A
の継手部分であり、ガスの漏気が発生している漏気箇所
である。この漏気箇所Yを補修するためには、本管バル
ブVを閉じ、補修箇所Yに対してガスの流通の上流側に
ある管路遮断位置Xにおいてバッグを膨張させ、ガス本
管Aの管路を閉塞して、ガスの流通を部分的に遮断する
必要がある。この場合、ガス遮断用のバッグを導入する
ための孔をガス本管Aに穿設する必要があるが、図11
のようなマンホールM内部の狭い空間に穿孔装置やバッ
グ導入用のガイド管を配設することは不可能なことが多
い。また、既設のガス放散部Z1、Z2を利用してバッ
グを管内へ挿入することも考えられるが、漏気発生時に
は上述のように本管バルブVが閉じられるため、ガス放
散部Z2からバッグを挿入することはできず、一方、ガ
ス放散部Z1はマンホールMの奥にあるため真直なバッ
グ導入用のガイド管をガス放散部Z1へ挿入することが
できず、ガス放散部Z1からのバッグ挿入も不可能であ
る。そこで、管路遮断位置Xにおいてガス本管Aの管路
を閉塞するためには、管路遮断位置Xに対しさらにガス
の流通の上流側で地面Gを掘削して、ガス本管Aに到達
する作業孔Hを形成し、以下に述べるような装置および
工法を用いて作業を行う必要がある。
【0004】図12は、従来の管路遮断装置および管路
遮断工法を説明する図である。図12において、Hは図
11で説明した地面Gを掘削して形成した後の作業孔で
あり、D1は作業孔Hの大きさを示す作業孔幅である。
51はガイド管であり、先端にバッグ出入口52と、ガ
イド面53を備えている。ガイド管51の内部にはガス
本管Aをガスが漏気することなく完全に閉塞するための
2連式のバッグB1、B2と、ポンプなどの流体供給源
Pからの気体をバッグB1、B2に送り込むチューブT
が挿入されていて、チューブTを貫通させたシーリング
キャップ54をガイド管51の後端に取り付けること
で、バッグB1、B2とチューブTはガイド管51内部
に支持されている。バッグB1、B2のそれぞれの先端
部には先端ソケットS1、S3、後端部には後端ソケッ
トS2、S4が取り付けられ、ソケットS2、S3、S
4によりバッグB1、B2とチューブTは連結されてい
る。シーリングキャップ54には、チューブTとの間の
貫通部にシール部材55aが介在し、ガイド管51との
間にシール部材55bが介在して、作業時にガス本管A
から流れ込んでくるガスの気密性を保っている。56は
穿孔装置であり、先端に穿孔部材57を備えていて、穿
孔部材57を駆動することにより、ガス本管Aにガスの
流通を遮断するための管路遮断専用穿孔58を施す。5
9はガス本管Aに取り付けられたランチャーであり、ラ
ンチャー本体部60と、ランチャー59を取付装置64
によりガス本管Aに固定する基部61と、ガイド管51
を挿入するガイド管挿入部62と、穿孔装置56を上下
に可動するように支持する穿孔装置支持部63から構成
されている。ガイド管挿入部62は、ガイド管51をガ
ス本管Aの軸方向に対して斜めに挿入し、バッグB1、
B2を管路遮断位置Xに向けて送り出すことができるよ
うに、ランチャー本体部60に対し傾斜して形成されて
いる。また、ランチャー59には、基部61とガス本管
Aの間にシール部材55cが介在し、ガイド管挿入部6
2の上端部にはガイド管51との間にシール部材55d
が介在し、穿孔装置支持部63の上端部と下端部には穿
孔装置56との間にそれぞれシール部材55eとシール
部材55fが介在して、それぞれガス本管Aへの穿孔時
およびバッグB1、B2の挿入時におけるガスの気密性
を保っている。
【0005】次に、管路遮断工法を説明する。作業孔H
内のガス本管Aにランチャー59を下ろし、基部61を
取付装置64によりガス本管Aの上部に固定してランチ
ャー59を取り付ける。そして、穿孔装置支持部63に
支持された穿孔装置56をガス本管Aまで下げ、穿孔部
材57によりガス本管Aに管路遮断専用穿孔58を施
す。管路遮断専用穿孔58を施した後は、穿孔装置56
は穿孔装置支持部63へ引き上げておく。
【0006】次に、バッグB1、B2とこれに連結され
たチューブTをガイド管51内に挿入し、シーリングキ
ャップ54を取り付けてガイド管51内部に支持する。
そして、このガイド管51をランチャー59のガイド管
挿入部62からガス本管Aの軸方向に対して斜め方向
に、管路遮断専用穿孔58を通してガス本管A内部に挿
入する。そして、ガイド管51の後端から出ているチュ
ーブTをガイド管51内部に押し込むことで、ガイド管
51内部のバッグB1、B2とチューブTとがガイド面
53に案内され、バッグ出入口52からガス本管A内の
管路遮断位置Xに送り出される。
【0007】その後、流体供給源PからチューブTを通
して気体をバッグB1、B2に送り込み、図13に示す
ように、管路遮断位置XでバッグB1を膨張させるとと
もに、これと隣接する位置でバッグB2を膨張させてガ
ス本管Aを閉塞し、ガスの流通を遮断する。なお、ここ
では2個のバッグB1、B2を用いているが、バッグは
1個でもよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管路遮断工
法においては、前述のように、マンホールM内部の狭い
作業空間で作業を行うのが困難なこと等から、別途作業
孔Hを掘削して、この作業孔H内に穿孔装置56、ラン
チャー59、ガイド管51を配設し、ガス本管Aへの穿
孔とバッグ導入の作業を行っている。しかしながら、ガ
ス本管A内部の管路遮断位置XにバッグB1、B2を送
り出すには、ガスの漏気が発生することなくのバッグB
1とB2とを挿入可能な、長いガイド管51を用いなけ
ればならず、この長いガイド管51を管路遮断位置Xに
向けてガス本管Aの軸方向に対して斜め方向に挿入しな
ければならない。このため、ガイド管51が作業孔Hの
側面に干渉しないように、図12に示す作業孔幅D1の
ような大きな作業孔Hを掘削する必要があり、この大き
な作業孔Hの掘削作業によってガス遮断までに時間がか
かるという問題がある。さらに、この大きな作業孔Hは
建物が密集した地域等では管路遮断位置Xの近傍に形成
することができない場合があり、この場合ガス遮断が行
えないという問題がある。また、長いガイド管51を支
持するランチャー59等のような大掛かりな装置や、ガ
イド管51の挿入口である管路遮断専用穿孔58をガス
本管Aに施す穿孔装置56が必要であるため、これらの
装置の取付作業や穿孔作業によっても、ガス遮断までに
時間がかかるという問題がある。このように時間がかか
ることは、ガスの遮断に緊急性を要する場合には、特に
大きな問題となる。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するものであ
って、その課題とするところは、狭い作業空間で作業を
行え、場所的な制限を受けることなく、作業時間の短縮
を図ることが可能なバッグ導入用ダクトおよび管路遮断
工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にかかるバッグ導入用ダクトは、バッグが挿入
されるダクト本体と、ダクト本体に形成され、任意の方
向からバッグを既設管内へ導入できるように湾曲変形が
可能な湾曲部と、ダクト本体の先端に設けられ、ダクト
本体を既設管に連結する連結部と、ダクト本体の後端に
設けられ、チューブを貫通させた状態でダクト本体の内
部を封止する封止部とを備える。
【0011】このようにすることで、連結部と封止部に
よりダクト本体内部とこれに連通する既設管内部との気
密性が保持されながら、狭い作業空間でも作業空間の大
きさに合わせてダクト本体を自由自在に湾曲変形させ
て、バッグをダクト本体内部から既設管内部に容易に導
入することができる。
【0012】また、本発明にかかるバッグ導入用ダクト
においては、湾曲部は、湾曲変形した形状を維持できる
ことが好ましい。
【0013】このようにすることで、バッグの重みや導
入時のバッグの突き当たりにより、変形させた湾曲部の
形状がくずれることがなくなり、バッグをダクト本体内
部から既設管内部に無理な力を加えることなくスムーズ
に導入することができる。
【0014】また、本発明にかかるバッグ導入用ダクト
においては、湾曲部は、伸縮自在な蛇腹形状からなるこ
とが好ましい。
【0015】このようにすることで、作業孔の大きさに
合わせて湾曲部を容易に湾曲変形させることができ、バ
ッグをダクト本体内部から既設管内部に導入することが
可能となる。また、湾曲部を収縮させるとバッグ導入用
ダクト自体が小型化するため、バッグ導入用ダクトの持
ち運びや輸送を容易にすることができる。
【0016】また、上記課題を解決するために本発明に
かかるバッグ導入用ダクトを用いた管路遮断工法は、ダ
クト本体内部にバッグを挿入し、封止部によりダクト本
体内部を封止し、湾曲部を所定の形状に湾曲変形させ
て、連結部によりダクト本体を既設管に連結した後、チ
ューブを押し込んで、バッグをダクト本体内部から既設
管内部へ導入し、チューブから気体を送り込んでバッグ
を膨張させて既設管内部の流体の流通を遮断する。
【0017】このようにすることで、ダクト本体内部と
これに連通する既設管内部との気密性を保持しながら、
狭い作業空間でも作業空間の大きさに合わせてダクト本
体を自由自在に湾曲変形させ、バッグをダクト本体内部
から既設管内部に容易に導入することができる。この結
果、場所的な制限を受けることなく任意の場所で既設管
の管路遮断を迅速に行うことが可能となる。また、大き
なガイド管を用いる場合に必要となるランチャー等のよ
うな大掛かりな装置が不要となり、この装置の取付工程
を減らし、作業時間を短縮することが可能となる。
【0018】また、本発明にかかる管路遮断工法におい
ては、湾曲部が伸縮自在な蛇腹形状からなるバッグ導入
用ダクトを用いることが好ましい。この場合、湾曲部を
伸張させた状態でダクト本体内部にバッグを挿入し、封
止部によりダクト本体内部を封止し、湾曲部を所定の形
状に湾曲変形させて、連結部によりダクト本体を既設管
に連結した後、湾曲部を収縮させながら、バッグをダク
ト本体内部から既設管内部へ導入し、チューブから気体
を送り込んでバッグを膨張させて既設管内の流体の流通
を遮断する。
【0019】このようにすることで、湾曲部の収縮とと
もにダクト本体内部から既設管内部へバッグを容易に導
入することが可能となる。また、バッグを回収するとき
には、収縮させた湾曲部を伸張させることで、既設管内
部からダクト本体内部へバッグを容易に回収することが
可能となる。
【0020】さらに、本発明にかかる管路遮断工法にお
いては、バッグが内部に挿入されるガイド管本体と、ガ
イド管本体に形成された湾曲変形が可能な撓み部と、撓
み部の先端に形成され、ガイド管本体を既設管内部へ垂
直に挿入したときに、既設管の内壁に当接して撓み部を
既設管の軸方向と平行な所定の方向へ方向転換する案内
部と、を備えたバッグ導入ガイド管を用いることもでき
る。これを用いる場合、バッグ導入ガイド管と、これに
挿入されるバッグとを、ダクト本体内部に挿入し、ガイ
ド管本体をバッグとともに既設管内部へ垂直に挿入して
いき、案内部により撓み部を既設管の軸方向に対して平
行な所定の方向へ方向転換させた後、バッグをガイド管
本体内部から既設管内部の所定の位置へ導入する。
【0021】このようにすることで、バッグ導入用ダク
トにより、任意の方向からバッグを挿入したバッグ導入
ガイド管をダクト本体内部から既設管内部へ挿入し、ガ
イド管本体の先端を既設管内部の所定の方向に向けるこ
とができるため、ガイド管本体内部から既設管内部の管
路遮断位置へバッグを確実に導入することが可能とな
る。
【0022】また、本発明にかかるバッグ導入用ダクト
を用いた管路遮断工法では、既設管が内部にガスが流れ
るガス本管であって、ダクト本体内部とガス本管内部と
がガス本管に施された穿孔を介して連通されている場
合、この穿孔として既設のガス放散口を利用することが
できる。
【0023】このようにすることで、ガス放散口は一般
にマンホールの内部に設けられているため、地面を掘削
して作業孔を形成したり、ガス本管に管路遮断専用の穿
孔を施す必要がなくなり、掘削作業や穿孔作業の工程を
減らすことができ、作業時間を短縮することが可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図を参照しながら説明する。なお、管路遮断工法が適用
される場所の地中断面図は図11と同一であるので、図
11を本発明の実施の形態として参照し、各部の符号に
ついても同一の部分については同一の符号を使用する。
【0025】図1は、本発明にかかるバッグ導入用ダク
ト100を示す図である。なお、図1(a)、(b)に
おいて、1点鎖線はバッグ導入用ダクト100の中心線
CLを示し、これらの中心線CLの上部にはバッグ導入
用ダクト100の外形図、中心線CLの下部にはバッグ
導入用ダクト100の断面図を示している。図1(a)
において、1はオレフィン系樹脂等の材料からなり、中
空になっている内部に管路遮断用のバッグB1、B2
(図2)が挿入されるダクト本体である。ダクト本体1
は両端に円筒部1aを有し、この円筒部1aにはそれぞ
れ保持部材1b、1cが圧入により取付けられている。
さらに、ダクト本体1は中間部に管壁2aと、銅線等か
らなる補強部材2bとにより構成される蛇腹形状の湾曲
部2を有している。このため、湾曲部2は2点鎖線で示
すように容易に湾曲変形し、変形した湾曲形状を固定し
て維持することができる。これにより、ダクト本体1内
部のバッグB1、B2の重みや導入時のバッグB1、B
2の突き当たりにより、変形させた湾曲部2の形状がく
ずれることがなくなり、バッグB1、B2をダクト本体
1内部からガス本管Aの内部に無理な力を加えることな
く導入することが可能となる。また、湾曲部2は図1
(a)に示す伸張状態から、図1(b)に示す収縮状態
に自在に伸縮変形することができる。これにより、湾曲
部2を伸張させた状態でダクト本体1内部へバッグB
1、B2を挿入し、湾曲部2を収縮させることでダクト
本体1内部からガス本管A内部へバッグB1、B2を押
し出して容易に導入することが可能となる。また、バッ
グB1、B2を回収するときには、収縮させた湾曲部2
を伸張させることでガス本管A内部からダクト本体1内
部へバッグB1、B2を容易に収納し、回収することが
可能となる。さらに、湾曲部2を収縮させるとバッグ導
入用ダクト100自体が小型化するため、バッグ導入用
ダクト100の持ち運びや輸送を容易にすることができ
るようになる。
【0026】湾曲部2の先端には、既設管に連結する連
結部3が取付けられ、連結部3はナット式連結金具3a
と、ナット式連結金具3aを通して保持部材1bへ圧入
して保持される連結用圧入金具3bとから構成される。
3cは連結用圧入金具3bの外面に取付けられたOリン
グである。そして、湾曲部2の後端には、ダクト本体1
の内部を封止する封止部4が取付けられ、封止部4は保
持部材1cへ圧入して保持される封止用圧入金具4a
と、ダクト本体1の内部にバッグB1、B2を挿入した
後、バッグB1、B2に連結したチューブTを貫通させ
るシーリングキャップ4cとから構成される。4bは封
止用圧入金具4aの内面に備わる2個のOリングであ
り、4d、4eはシーリングキャップ4cの内部と内面
に備わるシール部材である。
【0027】次に、バッグ導入用ダクト100を用いた
本発明にかかる管路遮断工法を図2〜図8により説明す
る。図2(a)は、膨張前の2連式のバッグB1、B2
を示す図であり、バッグB1、B2のそれぞれの先端部
には先端ソケットS1、S3、後端部には後端ソケット
S2、S4が取付けられている。Tはポンプなどの流体
供給源からの気体をバッグB1、B2に送り込むための
チューブであり、ソケットS2、S3、S4によってバ
ッグB1、B2に連結されている。
【0028】図2(b)は、バッグ導入ガイド管5を示
す図であり、ポリカーボネイト樹脂からなる中空のガイ
ド管本体6と、ガイド管本体6の側面を一方向から切込
んだ複数の溝7aからなる切込み部7と、ガイド管本体
6の先端が切込み部7の切込み側に向かって先細形状と
なるように曲面形状に切落とした切落とし部8と、バッ
グB1、B2が挿入されるガイド管本体6の後端部9と
から構成されている。なお、切込み部7は本発明におけ
る撓み部の一形態をなし、切落とし部8は本発明におけ
る案内部の一形態をなしている。このようなバッグ導入
ガイド管5は、ガイド管本体6をガス本管A内部へ挿入
し、ガイド管本体6の先端をガス本管Aの内壁に垂直方
向から当接させた後、さらにガイド管本体6を押し込む
と、常に切落とし部8が切込み部7側に傾き、ガイド管
本体6が切込み部7を内側にして容易に湾曲変形するこ
とが可能となる。管路遮断工法の最初の工程として、図
2(c)に示すように、バッグB1、B2を後端部9か
らガイド管本体6内部に挿入していく。
【0029】次に、バッグB1、B2を内部に挿入した
ガイド管本体6を、図3(a)に示すように、ダクト本
体1の内部に挿入していく。このとき、バッグ導入用ダ
クト100の湾曲部2は伸張させた状態である。そし
て、図3(b)に示すように、ガイド管本体6をダクト
本体1内部の所定の位置まで挿入した後、ガイド管本体
6の後端部9にチューブTを貫通させた状態でシーリン
グキャップ4cを取付ける。このとき、ガイド管本体6
と封止用圧入金具4aとはOリング4bが間に介在する
ことで密着状態となり、ガイド管本体6とシーリングキ
ャップ4cとはシール部材4eが間に介在することで密
着状態となり、チューブTとシーリングキャップ4cと
はシール部材4dが間に介在することにより密着状態と
なる。このため、ダクト本体1内部の後端は完全に封止
される。
【0030】図4は、バッグB1、B2とバッグ導入ガ
イド管5を内部に挿入したダクト本体1を、コンクリー
ト壁Cに囲まれたマンホールMの内部に設けられている
ガス放散部Z1に連結する前の状態を示す図である。図
4において、Aは地中に埋設されたガス本管であり、W
はガス本管Aの内壁である。ガス本管Aの内部には流通
方向Fへ向かってガスが流通している。マンホールMの
内部には、ガス本管Aの管路を開閉するための本管バル
ブVと、ガス本管A内のガスを外部に放散するためのガ
ス放散部Z1、Z2が設けられている。ガス放散部Z1
はガス本管A内部に通じる穿孔10が内側に施されてい
る既設のガス放散口11と、ガス放散口11の上部にボ
ルト13aにより連結されているガス放散バルブ12と
からなり、開閉レバー14を回して、内部の開閉弁15
を開くことでガス本管A内部のガスを外部に放散してい
る。ガス放散部Z2も同様の構造となっている。Yはマ
ンホールMの内部にあるガス本管Aの継手部分であり、
ガスの漏気が発生している漏気箇所である。この漏気箇
所Yを補修するためには、本管バルブVを閉じ、漏気箇
所Yに対してガスの流通の上流側にある管路遮断位置X
においてガス本管Aの管路を閉塞して、ガスの流通を部
分的に遮断する必要がある。この管路遮断位置Xにおい
てガス本管Aの管路を閉塞するために、本実施形態で
は、ガス放散部Z1の内部に既に施された穿孔10から
管路遮断位置Xに向けてバッグB1、B2を導入して、
膨張させる。
【0031】そこで、まずガス放散バルブ12の上部
に、バッグ導入用ダクト100を連結するための曲がり
管16をボルト13bにより連結する。この曲がり管1
6のガス放散バルブ12との連結側と反対側の端部に
は、ボルト式連結金具16aが取付けられている。この
ボルト式連結金具16aにバッグ導入用ダクト100の
連結部3のナット式連結金具3aを嵌め合わせるため、
マンホールMの大きさと形状に合わせて湾曲部2を湾曲
変形させる。
【0032】その後、ナット式連結金具3aとボルト式
連結金具16aとを嵌め合わせて、図5に示すように、
バッグ導入用ダクト100を曲がり管16に連結させ
る。このとき、ボルト式連結金具16aとダクト本体1
の連結用圧入金具3bとはOリング3cが間に介在する
ことで密着状態となるため、ダクト本体1内部と曲がり
管16内部とが完全に気密状態となる。
【0033】そして、ガス放散バルブ12の開閉レバー
14を回して、内部の開閉弁15を開き、図6に示すよ
うに、湾曲部2を収縮させながら、切込み部7が管路遮
断位置Xの方向を向くように、ガイド管本体6をその中
に収納されたバッグB1、B2とともにガス本管A内部
へ垂直に挿入してゆく。このとき、ダクト本体1内部と
ガス本管A内部の気密性は保持されている。
【0034】ガイド管本体6の先端がガス本管Aの内壁
Wに接触すると、切落とし部8は切込み部7側に向かっ
て先細の形状であるため、ガイド管本体6の先端は切込
み部7側に曲がる。さらに、ガイド管本体6を挿入して
いくと、切落とし部8がガス本管Aの内壁Wに沿って滑
り、図7に示すように、切込み部7を内側にしてガイド
管本体6が湾曲変形する。そして、ガイド管本体6の先
端の挿入方向が、ガス本管Aの軸方向に対して平行でか
つ、管路遮断位置Xのある方向に方向転換する。
【0035】その後、シーリングキャップ4cの後方の
チューブTをガイド管本体6内部に押し込んで、ガイド
管本体6内部からガス本管A内部の管路遮断位置Xにバ
ッグB1、B2を導入してゆく。このとき、ガイド管本
体6の先端がガス本管Aの軸方向に対して平行となり、
管路遮断位置Xのある方向に方向転換しているので、ガ
イド管本体6内部から管路遮断位置Xに確実にバッグB
1、B2を導入することができる。
【0036】そして最終的に、チューブTの他端に連結
された流体供給源Pから、バッグB1、B2に気体を送
り込み、図8に示すように、バッグB1、B2を膨張さ
せてガス本管A内部のガスの流通を遮断する。
【0037】また、バッグB1、B2の回収時は、流体
供給源PによりバッグB1、B2内の気体を吸引してバ
ッグB1、B2を収縮させ、シーリングキャップ4cの
後方のチューブTを引っ張り、バッグBをガイド管本体
6内部に収納する。そして、収縮状態にある湾曲部2を
伸張させ、ガイド管本体6をガス本管A内部からダクト
本体1内部に収納する。その後、ガス放散バルブ12の
開閉レバー14を回し、開閉弁15を閉めた後、曲がり
管16からダクト本体1を取り外し、ダクト本体1内部
からガイド管本体6を取り出した後、ガイド管本体6内
部からバッグB1、B2を取り出す。
【0038】このようにすることにより、マンホールM
のような狭い作業空間においても、湾曲部2の湾曲変形
とダクト本体1の収縮により、ガイド管本体6を穿孔1
0からガス本管A内部に挿入し、ガイド管本体6の先端
の方向転換により、所望の管路遮断位置XへバッグB
1、B2を確実に導入することができる。そして、バッ
グB1、B2を膨張させることでガスの流通を遮断する
ことが可能となる。この結果、図12のように地面Gを
掘削して作業孔Hを形成したり、ガス本管Aに管路遮断
専用の穿孔を施す必要がなくなり、掘削工程や穿孔工程
を減らすことができ、作業時間を短縮することが可能と
なる。また、穿孔装置56やランチャー59等のような
大掛かりな装置が不要となり、これらの装置の取付工程
も減らすことができ、作業時間をより短縮することが可
能となる。
【0039】以上述べた実施形態においては、マンホー
ルM内部に設けられたガス放散部Z1の既設のガス放散
口11を利用して、ダクト本体1内部からガス本管A内
部にバッグB1、B2を導入する場合を例に挙げたが、
本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に
も、以下に述べるように、ガス遮断時において地面Gを
掘削して作業孔Hを形成し、ガス本管Aに管路遮断専用
穿孔を施した後、この管路遮断専用穿孔からガス本管A
内部にバッグB1、B2を導入してガス本管A内部のガ
スを遮断する場合にも適用可能である。
【0040】図9は、本発明にかかる管路遮断工法の他
の適用例を示す図である。なお、穿孔装置56やランチ
ャー59等の構成、およびランチャー59の取付工程、
穿孔工程は、図12において説明したものと同一である
ので、それらの詳細は省略し、各部の符号も同一のもの
を使用する。図9において、Aは地中に埋設されたガス
本管であり、Xはガス本管A内部のガスの流通を遮断す
る管路遮断位置である。Hは地面Gを掘削して形成した
後の作業孔であり、D2は作業孔Hの大きさを示す作業
孔幅である。58は穿孔装置56によりガス本管Aに施
されたガスの流通を遮断するための管路遮断専用穿孔で
ある。本適用例では、この管路遮断専用穿孔58からガ
スの流通を遮断するバッグB1、B2をガス本管A内部
に導入するために、図12のようなガイド管51は使用
せず、ガイド管挿入部62に伸張状態のバッグ導入用ダ
クト100を連結部3により連結している。そして、バ
ッグ導入用ダクト100のダクト本体1内部にはバッグ
導入ガイド管5(図2等に図示)を使用せず、直接2連
式のバッグB1、B2が挿入され(図9ではB1のみ図
示)、バッグB1、B2はチューブTを貫通させたシー
リングキャップ4cを封止用圧入金具4aに取り付ける
ことでダクト本体1内部に支持されている。ここで、バ
ッグ導入ガイド管5を使用していないのは、ガイド管挿
入部62がガス本管A内部の管路遮断位置Xに向かって
斜めに設けられていることから、バッグ導入ガイド管5
を使用しなくてもバッグB1,B2を管路遮断位置Xに
向けて導入することができるためである。このとき、シ
ーリングキャップ4cと封止用圧入金具4aとは、Oリ
ング4bが間に介在していることで密着状態となってい
て、連結部3がガイド管挿入部62に連結しているた
め、ダクト本体1内部とガス本管A内部との気密性は保
持されている。そして、湾曲部2は連結部3が連結して
いるガイド管挿入部62から地面Gまでは略垂直に上部
へ伸びるように湾曲変形され、地面G付近では略水平方
向に湾曲変形されている。このため、たとえ作業孔Hを
形成する場合であっても、作業孔幅D2はランチャー5
9等がガス本管Aに設置できる最小限の大きさに形成す
ればよく、図12に示した作業孔幅D1に比べて小さく
することができる。この結果、作業孔Hを形成する作業
時間を短縮することが可能となる。
【0041】上記の状態から、湾曲部2を収縮させ、ダ
クト本体1内部からガス本管A内部へガイド管挿入部6
2と管路遮断専用穿孔58を通して、ガス本管Aの軸方
向に対して斜め方向に、バッグB1、B2を導入してゆ
く。そして、流体供給源PからチューブTを通して気体
をバッグB1、B2に送り込み、図10に示すように、
管路遮断位置XでバッグB1を膨張させるとともに、こ
れと隣接する位置でバッグB2を膨張させてガス本管A
を閉塞し、ガスの流通を遮断する。
【0042】このようにすることにより、狭い作業孔H
内でも作業孔Hの大きさに合わせてダクト本体1の湾曲
部2を自由自在に湾曲変形させ、バッグB1、B2をダ
クト本体1内部からガス本管A内部に容易に導入するこ
とができる。この結果、場所的な制限を受けることなく
任意の場所でガス本管Aのガスの流通を遮断することが
可能となる。
【0043】上記実施形態では、バッグ導入用ダクト1
00の湾曲部2を蛇腹形状としているが、本発明はこれ
に限定するものではなく、金属線を樹脂材料等で覆って
管壁とした円筒状の湾曲部に形成してもよい。このよう
にすることで、作業孔Hの大きさや形状に合わせて円筒
状の湾曲部2を湾曲変形させ、変形させた形状を維持す
ることが可能となる。なお、この場合、湾曲部2は伸縮
変形しないが、ダクト本体1の後端からチューブTを押
し込むことで、バッグB1、B2をダクト本体1内部か
らガス本管A内部へ導入することができる。
【0044】また、上記実施形態では、ダクト本体1の
円筒部1aや管壁2aの材料としてオレフィン系樹脂を
例に挙げたが、これ以外にも塩化ビニル樹脂やポリエチ
レン樹脂等の樹脂材料、アルミニウム・ステンレス・銅
等の金属材料、ゴムといった、可撓性と耐磨耗性を有す
る材料を用いてもよい。なお、補強部材2bの材料につ
いても、上記実施形態では銅線を例に挙げたが、これ以
外にも硬質のオレフィン系樹脂や塩化ビニル樹脂等の樹
脂材料、アルミニウム線・ステンレス線・鋼線等の金属
材料といった、剛性と可撓性を有する材料を用いてもよ
い。
【0045】また、上記実施形態では、ガス遮断効果を
高めるためにバッグB1、B2として2連式のものを用
いたが、これは本発明にとって必須ではなく、バッグは
1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
【0046】さらに、上記実施形態では、ガス管内のガ
スの流通を遮断する場合を例に挙げているが、本発明は
これ以外にも水道管を流れる水の流れを遮断する場合に
も適用できるものである。また、地中に埋設されている
既設管に限らず、地上に設けられている既設管に対して
も本発明は適用が可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ダクト本体内部とこれ
に連通する既設管内部との気密性を保持しながら、狭い
作業空間でも作業空間の大きさに合わせてダクト本体を
自由自在に湾曲変形させ、バッグをダクト本体内部から
既設管内部へ容易に導入することができる。このため、
場所的な制限を受けることなく任意の場所で既設管の管
路遮断を迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバッグ導入用ダクトを示す図で
ある。
【図2】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図3】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図4】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図5】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図6】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図7】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図8】本発明にかかる管路遮断工法を説明する図であ
る。
【図9】本発明にかかる管路遮断工法の他の適用例を示
す図である。
【図10】本発明にかかる管路遮断工法の他の適用例に
よる管路遮断状態を示す図である。
【図11】管路遮断工法が適用される場所の地中断面図
である。
【図12】従来の管路遮断装置および管路遮断工法を説
明する図である。
【図13】従来の管路遮断工法による管路遮断状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 ダクト本体 2 湾曲部 3 連結部 4 封止部 5 バッグ導入ガイド管 6 ガイド管本体 7 切込み部 8 切落とし部 10 穿孔 11 ガス放散口 100 バッグ導入用ダクト A ガス本管 B1 バッグ B2 バッグ T チューブ W ガス本管内壁 X 管路遮断位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 502045013 日栄ゴム株式会社 大阪府大阪市都島区東野田町4丁目7番23 号 (72)発明者 森田 則志 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中丸 哲也 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中山 孝志 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 河原 正志 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 若松 和良 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 大日向 正明 大阪府大阪市天王寺区餌差町7番6号 株 式会社大阪防水建設社内 (72)発明者 井上 操生 大阪府大阪市西区南堀江四丁目2番5号 株式会社十川ゴム内 (72)発明者 井上 隆夫 大阪府吹田市吹東町20番6号 Fターム(参考) 3H025 DA02 DB18 DC02 DD01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設管内に挿入することにより既設管内の
    流体の流通を遮断するバッグと、一端が前記バッグに連
    結されて前記バッグを膨張および収縮させる気体の流路
    であるチューブとを、既設管内へ導入するバッグ導入用
    ダクトであって、 前記バッグが挿入されるダクト本体と、 前記ダクト本体に形成され、任意の方向からバッグを前
    記既設管内へ導入できるように湾曲変形が可能な湾曲部
    と、 前記ダクト本体の先端に設けられ、ダクト本体を前記既
    設管に連結する連結部と、 前記ダクト本体の後端に設けられ、前記チューブを貫通
    させた状態でダクト本体の内部を封止する封止部と、を
    備えたことを特徴とするバッグ導入用ダクト。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のバッグ導入用ダクトにお
    いて、前記湾曲部は、湾曲変形した形状を維持すること
    が可能なことを特徴とするバッグ導入用ダクト。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のバッグ導
    入用ダクトにおいて、前記湾曲部は、伸縮自在な蛇腹形
    状からなることを特徴とするバッグ導入用ダクト。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載のバッグ導
    入用ダクトを用いた管路遮断工法であって、 前記ダクト本体内部に前記バッグを挿入し、前記封止部
    により前記ダクト本体内部を封止し、前記湾曲部を所定
    の形状に湾曲変形させて、前記連結部により前記ダクト
    本体を前記既設管に連結した後、前記チューブを押し込
    んで、前記バッグを前記ダクト本体内部から前記既設管
    内部へ導入し、前記チューブの他端から気体を送り込ん
    で前記バッグを膨張させて前記既設管内部の流体の流通
    を遮断することを特徴とする管路遮断工法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のバッグ導入用ダクトを用
    いた管路遮断工法であって、 前記湾曲部を伸張させた状態で前記ダクト本体内部に前
    記バッグを挿入し、前記封止部により前記ダクト本体内
    部を封止し、前記湾曲部を所定の形状に湾曲変形させ
    て、前記連結部により前記ダクト本体を前記既設管に連
    結した後、前記湾曲部を収縮させながら、前記バッグを
    前記ダクト本体内部から前記既設管内部へ導入し、前記
    チューブの他端から気体を送り込んで前記バッグを膨張
    させて前記既設管内の流体の流通を遮断することを特徴
    とする管路遮断工法。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の管路遮断
    工法において、 前記バッグが内部に挿入されるガイド管本体と、 前記ガイド管本体に形成された湾曲変形が可能な撓み部
    と、 前記撓み部の先端に形成され、前記ガイド管本体を前記
    既設管内部へ垂直に挿入したときに、既設管の内壁に当
    接して撓み部を既設管の軸方向と平行な所定の方向へ方
    向転換する案内部と、を備えたバッグ導入ガイド管を用
    い、 前記バッグ導入ガイド管と、これに挿入される前記バッ
    グとを、前記ダクト本体内部に挿入し、前記ガイド管本
    体を前記バッグとともに既設管内部へ垂直に挿入してい
    き、前記案内部により前記撓み部を既設管の軸方向に対
    して平行な所定の方向へ方向転換させた後、前記バッグ
    を前記ガイド管本体内部から既設管内部の所定の位置へ
    導入することを特徴とする管路遮断工法。
  7. 【請求項7】請求項4ないし請求項6のいずれかに記載
    の管路遮断工法において、 前記既設管が内部にガスが流れるガス本管であって、前
    記ダクト本体内部と前記ガス本管内部とはガス本管に施
    された穿孔を介して連通されており、前記穿孔が既設の
    ガス放散口であることを特徴とする管路遮断工法。
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