JP2010070923A - 地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法 - Google Patents

地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010070923A
JP2010070923A JP2008236892A JP2008236892A JP2010070923A JP 2010070923 A JP2010070923 A JP 2010070923A JP 2008236892 A JP2008236892 A JP 2008236892A JP 2008236892 A JP2008236892 A JP 2008236892A JP 2010070923 A JP2010070923 A JP 2010070923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
flexible hose
ground
packer
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008236892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5198992B2 (ja
Inventor
Jinya Takeuchi
仁哉 竹内
Koichi Inagawa
浩一 稲川
Yoshihiro Abe
義宏 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittoc Constructions Co Ltd
Original Assignee
Nittoc Constructions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittoc Constructions Co Ltd filed Critical Nittoc Constructions Co Ltd
Priority to JP2008236892A priority Critical patent/JP5198992B2/ja
Publication of JP2010070923A publication Critical patent/JP2010070923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5198992B2 publication Critical patent/JP5198992B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

【課題】従来の二重管ダブルパッカ式地盤注入工法で行われていたセメントベントナイト等のシール材の充填、養生、クラッキングの作業を不要にし、従来の工法に比べて工期が短く低コストの簡便な地盤改良工法及び装置を提供する。
【解決手段】二重管パッカ式の地盤注入装置が、逆止弁機能付きの吐出口が長手方向に間隔を置いて配置された高膨張性のフレキシブルホースと、少なくとも1つのパッカと吐出孔とを先端部付近に備えてフレキシブルホース内に設置されて使用される注入管と、から構成される。フレキシブルホースは、注入管のパッカの膨張に伴ってフレキシブルホースが膨張できるような高膨張性とする。注入管のパッカの膨張によりフレキシブルホースが膨張して外管パッカを形成することで、フレキシブルホースと孔壁との隙間が塞がれるので、注入材の逸走が防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は地盤の改良技術に関するものであり、特に薬液やセメントグラウトなどの注入材を地盤に注入するための二重管パッカ式の地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法に関する。
地盤改良に用いられる従来の二重管パッカ工法を図20及び図21を参照して説明する。図20は従来の二重管ダブルパッカ工法に用いられている注入装置の要部を示す(例えば特許文献1参照)。この注入装置は、塩化ビニル管や鋼管などの剛性の外管76と、外管内に内管として設置される注入管70とからなる。外管76には長手方向に間隔を置いて逆止弁付きの吐出口20が設けられている。注入管70の先端部付近には吐出孔21が設けられ、その吐出孔21を挟んで上下にパッカ72、78が配置されている。シール材のクラッキング作業や注入材の注入作業の際には、まず、外管76の吐出口20を挟んで上方及び下方に注入管70のパッカ72、78が配置されるようにし、パッカを高圧の気体又は液体で膨張させて外管76と注入管70との間に密閉空間を形成する。次いで、水や注入材22を注入管70の注入孔21から外管76の吐出口20を通じて地盤10に注入する。図20(a)はパッカ72、78を膨張させる前の状態を示し、図20(b)はパッカ72、78を膨張させて水又は注入材22を地盤に注入している状態を示す。
図21は従来の二重管ダブルパッカ工法の説明図であり、その作業手順は次の通りである。
(1)先端にビット26を備えたケーシング24を用いるケーシング掘りによって、注入予定深度までボーリングを行なう(図21(a))。
(2)ボーリング孔にホース80を挿入し、そのホースからボーリング孔の中にシール材S(例えばセメントベントナイト)を充填する(図21(b))。
(3)先端にキャップ28が取り付けられた外管(スリーブ管ともいう)76を継ぎながらボーリング孔の中に挿入する(図21(c))。
(4)ボーリング孔からケーシング24を引き抜き、シール材74が所定の強度に達するまで(一般に数日間)養生する(図21(d))。
(5)シール材74が固化した後、外管76の中に内管(ダブルパッカ付き注入管)70を挿入し、外管の吐出口20から例えば圧力水を送出してシール材74に割れ目を入れる(クラッキング作業)(図21(e))。また、水押しを行なって地盤の透水性も随意に検査する。
(6)注入する吐出口20を挟んでその上下に内管70の上部パッカ72と下部パッカ78とを配置し、それらのパッカ72、78を膨張させることで内管70と外管76との間に密閉空間を形成した後、吐出口20から注入材Gを地盤に注入する(図21(f))。注入材Gの地盤ヘの注入は、シール材74に形成された割れ目を通じて地山に圧入することで行なう。
このように、従来の二重管ダブルパッカ工法は、外管と地山の隙間にシール材を充填することを特徴とする二重管注入工法である。外管と地山の隙間にシール材を充填するので、その隙間を通じて注入材が地表に逸走するのが防止できる。
特開平9−3868号公報
従来の二重管ダブルパッカ注入工法では、シール材の充填(上記作業(2))、シール材の養生(上記作業(4))、及びシール材のクラッキング(上記作業(5))に多くの日数、労力、費用を要するという問題があった。
本発明の目的は従来の二重管パッカ注入工法におけるシール材の使用に必然的に伴う上記問題を解消し、従来の工法に比べて工期が短く低コストの簡便な地盤改良工法及び装置を提供することである。
〔第1の課題解決手段〕上記目的を達成するため、本発明の二重管パッカ式の地盤注入装置は、逆止弁機能付きの吐出口が長手方向に間隔を置いて配置されたフレキシブルホースと、少なくとも1つのパッカと吐出孔とを先端部付近に備え、前記フレキシブルホース内に設置されて使用される注入管と、からなり、前記フレキシブルホースが、前記注入管のパッカの膨張に伴って前記フレキシブルホースの内壁を前記パッカが押圧して前記フレキシブルホースを膨張させ地盤の掘削孔壁に密接させ得るように高膨張性であることを特徴とする。
従来の二重管ダブルパッカ注入工法で用いられるシール材は、本発明では使用しないので、上記問題が解消される。従来の工法におけるシール材は、注入材が外管と地山の隙間を通じて地表に逸走するのを防止する機能を有していたが、本発明では外管にパッカを形成することによってこの機能を実現する。すなわち、内管のパッカを膨張させると、それに伴って外管が膨張して外管にパッカが形成されるので、注入材が外管と地山の隙間を通じて地表に逸走するのを防止できる。
従来工法の外管には剛性の高い塩化ビニル管もしくは鋼管が用いられてきた。本発明においては外管に高膨張性のフレキシブルホース(例えばゴムやポリウレタン等の高分子化合物を素材とするホース)を使用できる。
〔第2の課題解決手段〕また、上記目的を達成するため、第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段である二重管パッカ式の地盤注入装置において、前記フレキシブルホースの吐出口が、切れ目の形成された前記フレキシブルホースの管壁部の外側に孔付きの非膨張性の円筒部材を装着して構成され、前記フレキシブルホースは、前記非膨張性の円筒部材の孔と前記フレキシブルホースの切れ目が重なった部分が逆止弁として機能するように高弾性であることを特徴とする。
〔第3の課題解決手段〕また、上記目的を達成するため、本発明の地盤改良工法は、地盤に削孔した孔に、前記注入管がパッカを1つだけ備えた第1又は第2の課題解決手段に記載の地盤注入装置を、前記フレキシブルホース内に前記注入管が入れられた状態で設置する工程と、前記フレキシブルホースの吐出口の上方で前記注入管のパッカを膨張させることで前記フレキシブルホースも膨張させて地盤の掘削孔壁に密接させた後、前記吐出口から注入材を地盤に注入する注入工程と、必要なら前記注入管を前記フレキシブルホース内にて上に移動させて前記フレキシブルホースの別の吐出口について前記注入工程を実行する作業を任意回数繰り返す工程と、からなる。
〔第4の課題解決手段〕また、上記目的を達成するため、本発明の地盤改良工法は、地盤に泥水掘りで削孔する工程と、前記注入管がパッカを1つだけ備えた第1又は第2の課題解決手段に記載の地盤注入装置を、前記フレキシブルホース内に前記注入管が入れられた状態で掘削孔内に設置する工程と、前記フレキシブルホースの吐出口の上方で前記注入管のパッカを膨張させることで前記フレキシブルホースも膨張させて地盤の掘削孔壁に密接させた後、前記吐出口から注入材を地盤に注入する注入工程と、必要なら前記注入管を前記フレキシブルホース内にて上に移動させて前記フレキシブルホースの別の吐出口について前記注入工程を実行する作業を任意回数繰り返す工程と、からなる。
〔第5の課題解決手段〕また、上記目的を達成するため、本発明の地盤改良工法は、地盤に削孔した孔に、前記注入管がパッカを2つ備えた第1又は第2の課題解決手段に記載の地盤注入装置を、前記フレキシブルホース内に前記注入管が入れられた状態で掘削孔内に設置する工程と、前記フレキシブルホースの任意の吐出口を挟んで上方及び下方で前記注入管のパッカを膨張させることで前記フレキシブルホースも膨張させて地盤の掘削孔壁に密接させた後、前記吐出口から注入材を地盤に注入する注入工程と、必要なら前記注入管を前記フレキシブルホース内にて移動させて前記フレキシブルホースの別の吐出口について前記注入工程を実行する作業を任意回数繰り返す工程と、からなる。
本発明の第1の課題解決手段によると、高膨張性のフレキシブルホースを外管に用い、内管のパッカの膨張にともない外管にパッカを形成することで、シール材を使用しなくても、注入材が外管と地山の隙間を通じて地表に逸走するのを防止できる。シール材を使用しないので、従来の工法に比べて工期が短く低コストの簡便な地盤改良工法及び装置を提供できる。
本発明の第2の課題解決手段によると、外管として用いられる高弾性のフレキシブルホースの管壁に切れ目を形成し、その外側に孔付きの非膨張性の円筒部材を装着することで、水や注入材の逆流を防止する機能をもった吐出口(逆止弁)が簡便に得られる。このような構成により、現場において任意の場所に吐出口を適宜追加することもできる。
本発明の第3の課題解決手段によると、従来の工法で必要であったシール材の充填作業、シール材の養生、シール材のクラッキング作業が不要になり、工期を短縮でき、費用も削減できる。また、従来の工法では外管と内管を別々に掘削孔に挿入していたが、本発明では外管の挿入後すぐに注入を始められるため、予め外管内に内管を配置しておいた状態で孔に挿入できるので、更なる工期の短縮、低コスト化が実現できる。
本発明の第4及び5の課題解決手段によると、第3の課題解決手段で得られる上記効果に加えて、フレキシブルなホースを外管として用いるので、湾曲した掘削孔にも対応できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態:二重管シングルパッカ式地盤注入工法及び装置:図1〜2〕
図1は二重管シングルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。図1(a)は注入管14(以下、内管ともいう)のパッカ16が膨張していない状態を示す。図1(b)は注入管14のパッカ16が膨張することでフレキシブルホース18(以下、外管ともいう)も膨張して掘削孔壁12に密接した状態において、水又は注入材22を地盤10に注入している状態を示す。
この二重管シングルパッカ式地盤注入装置は、外管であるフレキシブルホース18の中に、内管である注入管14が挿入された状態で使用される。フレキシブルホース18には、軸方向に間隔を置いて逆止弁機構付きの吐出口20が複数設けられている。注入管14の先端部分付近には1つのパッカ16が設けられ、注入管14の先端部又はその近傍の側部には吐出孔(図示せず)が設けられている。注入材22の地盤10への注入は、注入管14の吐出孔から送出された注入材を、フレキシブルホース18の吐出口20から地盤10中に噴射することによって行われる。
外管18は、所定の場所に注入材22を注入する機能の他、孔壁12の崩壊から内管14を保護し、確実に内管14をガイドする機能も有する。その外管18として、高膨張性のフレキシブルホース18を採用している。フレキシブルホース18の高膨張性は、少なくとも、注入管14のパッカ16の膨張に伴ってフレキシブルホース18の内壁をパッカ16が押圧してフレキシブルホース18を膨張させ孔壁12に密接させ得るだけの膨張性とする。
注入管14のパッカ16は、高圧流体(圧縮空気、窒素ガス、高圧の水など)によってパッカラバーを膨張させる構造にできる。この高圧流体は、注入管14の内部又は外部に配設された流体供給管(図示せず)によりパッカ16中に供給される。例えば、空気は空気圧縮機(コンプレッサ)から、窒素ガスは液化ボンベから、水はポンプから供給される。ダブルパッカの場合には高圧流体用の流体供給管が上部パッカと下部パッカに通じている点を除いて、基本的な構造はシングルパッカもダブルパッカも同じである。
この実施形態の二重管シングルパッカ式地盤注入装置は、パッカが1つなので構造が簡単であり、下の吐出口から上の吐出口に向かって順番に注入材を注入する場合に好適である。
図2(a)〜(d)は二重管シングルパッカ式地盤注入工法の説明図であり、その作業手順は次の通りである。
(1)先端にビット26を備えたケーシング24を用いるケーシング掘りによって、注入予定深度までボーリングを行なう(図2(a))。
(2)先端にキャップ28が取り付けられた外管18内に内管14を挿入した状態で両管をケーシング24内に挿入する(図2(b))。
(3)ボーリング孔からケーシング24を引き抜く((図2(c))。
(4)注入する吐出口20のすぐ上方に内管14のパッカ16を配置し、そのパッカ16を膨張させることで外管18を膨張させて外管パッカ32を形成し、内管14と外管18との間、及び外管18と孔壁12との間に密閉空間をそれぞれ形成した後、吐出口20から注入材Gを地盤に注入する(図2(d))。注入材Gの地盤への注入は、下の吐出口20から上の吐出口20に向かって順番に行なう。
因に、従来工法において、シール材のクラッキング作業を行う場合には、吐出口を挟んでその上下で密閉できるダブルパッカを用いる必要があった。本発明では、シール材のクラッキング作業は不要となったので、必ずしもダブルパッカにする必要はなく、用途によってはより構造の簡単なシングルパッカが使用できるようになった。
〔第2実施形態:二重管ダブルパッカ式地盤注入工法及び装置:図3〜4〕
図3(a)及び(b)は、掘削孔内に設置された二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の説明図である。注入管14の先端に近い部分に上部パッカ16と下部パッカ17が設けられ、両パッカの間に注入管14の吐出孔21が設けられている点で異なる以外は第1の実施形態と同じである。
図4(a)〜(d)は二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の説明図であり、その作業手順は次の通りである。
(1)先端にビット26を備えたケーシング24を用いるケーシング掘りによって、注入予定深度までボーリングを行なう(図4(a))。
(2)先端にキャップ28が取り付けられた外管18内に内管14を挿入した状態で両管をケーシング24内に挿入する(図4(b))。
(3)ボーリング孔からケーシング24を引き抜く((図4(c))。
(4)任意の吐出口20を挟んでその上下に内管14の上部パッカ16と下部パッカ17とを配置し、それらのパッカ16、17を膨張させることで外管18を膨張させて外管パッカ32、34を形成し、内管14と外管18との間、及び外管18と孔壁12との間に密閉空間をそれぞれ形成した後、吐出口20から注入材Gを地盤に注入する(図4(d))。
第2の実施形態の二重管ダブルパッカ式地盤注入装置は、順番を問わず、任意の吐出口から注入する場合にも適用できる。例えば、浅部に高透水性の水みちが存在する地盤において、最初にその付近の吐出口から注入して注入材の地表への漏出を防止する場合に適用できる。
〔第3実施形態:保孔材付き二重管シングルパッカ式地盤注入工法及び装置:図5〜6〕
図5(a)及び(b)は、掘削孔内に設置された保孔材付き二重管シングルパッカ式地盤注入装置の要部を示し、図5(a)はパッカ16を膨張させる前の状態、図5(b)はパッカ16を膨張させ、吐出口20から水又は注入材22を地盤に注入している状態を示す。外管18に設けられた吐出口20が、孔壁12から崩落した土砂で閉塞しないように、その周囲に保孔材30が巻かれている点で異なる以外は、第1実施形態と同じである。図6(a)〜(d)は保孔材付き二重管シングルパッカ式地盤注入工法の説明図である。作業手順は第1の実施形態と同じである。
保孔材30には、透水性を有する一方で土粒子や砂粒子の侵入を防ぐ土木材料、例えば高分子材料製の不織布や網が適している。例えば、透水性能の高いポリエチレン製ネット(又は不織布)、例えばTACメンドレン(東拓工業株式会社の商品名)に使用される透水ネットや、ヘチマロン(新光ナイロン株式会社の商品名)などが使用できる。
〔第4実施形態:保孔材付き二重管タブルパッカ式地盤注入工法及び装置:図7〜8〕
図7(a)及び(b)は、掘削孔内に設置された保孔材付き二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の要部を示し、図7(a)はパッカ16、17を膨張させる前の状態、図7(b)はパッカ16、17を膨張させ、吐出口20から水又は注入材22を地盤に注入している状態を示す。注入管12の先端に近い部分に上部パッカ16と下部パッカ17が設けられ、両パッカの間に内管14の吐出孔21が設けられている点で異なる以外は第3の実施形態と同じである。図8(a)〜(d)は保孔材付き二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の説明図である。作業手順は第2の実施形態と同じである。
〔第5実施形態:泥水掘りの場合の二重管シングルパッカ式地盤注入工法及び装置:図9〜10〕
図9(a)及び(b)は泥水掘りのボーリング孔に設置した二重管シングルパッカ式地盤注入装置の要部を示し、図9(a)はパッカ16を膨張させる前の状態、図9(b)はパッカ16を膨張させ、吐出口20から水又は注入材22を地盤に注入している状態を示す。
図10(a)〜(c)は泥水掘りの場合の二重管シングルパッカ式地盤注入工法の説明図であり、その作業手順は次の通りである。
(1)泥水40を使用したコアチューブ42によるボーリング(泥水掘り)を行なって注入予定深度まで削孔する(図10(a))。
(2)先端にキャップ28が取り付けられた外管18内に内管14を挿入した状態で両管を孔内に挿入する(図10(b))。
(3)注入する吐出口20のすぐ上方に内管14のパッカ16を配置し、そのパッカ16を膨張させることで外管18を膨張させて外管パッカ32を形成し、内管14と外管18との間、及び外管18と孔壁12との間に密閉空間をそれぞれ形成した後、吐出口20から注入材Gを地盤に注入する(図10(c))。注入材Gの地盤への注入は、下の吐出口20から上の吐出口20に向かって順番に行なう。
コアチューブによるボーリングは、孔壁とコアチューブの接触面積が狭く、回転抵抗が小さいため、小型のボーリングマシンで実施することができる。ただし、孔曲がりしやすく、軟弱な地層ではボーリング孔壁の崩壊による器具の抑留事故が起きやすいという短所がある。
この孔曲がりはコアチューブによるボーリングではしばしば生じる。一般的な垂直ボーリングでは、地層傾斜角が60°以上の場合は傾斜方向に、地層傾斜角が45°以下の場合は反傾斜方向に孔曲がりするといわれている。一方、水平ボーリングにおいては、孔径とボーリングロッド径の差が小さい場合は下向きに曲がり、孔径とボーリングロッド径の差が大きい場合には上向きに曲がるといわれている(社団法人全国地質調査業協会連合会「建設技術者のためのボーリングポケットブック」第1版第8刷、昭和54年、pp.84〜85)。
ボーリング作業においては、スライムの排除、ビット刃先の冷却、コアチューブやボーリングロッドの回転抵抗の減少を目的として、孔内に清水を送る。しかし軟弱な地層をボーリングする際には、清水に代えて、ボーリング孔壁の崩壊防止やスライムの沈降防止の効果が高い泥水を用いることがある。
一般に、泥水には、水100リットルに対してベントナイト7〜10kgを混合し、さらにカルボキシメチルセルロース(CMC)や界面活性剤などの調整剤を添加して、その性質を整えたものが用いられる。
一方、ケーシング掘りは、孔壁とケーシングの接触面積が広く、回転抵抗が大きいため、大型のボーリングマシンでなければ実施することができない。ただし、孔曲がりしにくく、軟弱な地層でもボーリング孔壁の崩壊による器具の抑留事故が起きにくいという長所がある。
上述したように、コアチューブによるボーリングは孔曲がりしやすく、従来の二重管ダブルパッカ工法では外管(鋼管や塩ビ管など)の挿入が困難になる場合があるが、本発明の外管はフレキシブルなため、そうした問題が生じない。
〔第6実施形態:泥水掘りの場合の二重管ダブルパッカ式地盤注入工法及び装置:図11〜12〕
図11(a)及び(b)は泥水掘りのボーリング孔に設置した二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の要部を示し、図11(a)はパッカ16、17を膨張させる前の状態、図11(b)はパッカ16、17を膨張させ、吐出口20から水又は注入材22を地盤に注入している状態を示す。注入管14の先端に近い部分に上部パッカ16と下部パッカ17が設けられ、両パッカの間に注入管14の吐出孔21が設けられている点以外は第5の実施形態と同じである。
図12(a)〜(c)は泥水掘りの場合の二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の説明図であり、その作業手順は次の通りである。
(1)泥水40を使用したコアチューブ42によるボーリング(泥水掘り)を行なって注入予定深度まで削孔する(図12(a))。
(2)先端にキャップ28が取り付けられた外管18内に内管14を挿入した状態で両管を孔内に挿入する(図12(b))。
(3)任意の吐出口20を挟んでその上下に内管14の上部パッカ16と下部パッカ17とを配置し、それらのパッカ16、17を膨張させることで外管18を膨張させて外管パッカ32、34を形成し、内管14と外管18との間、及び外管18と孔壁12との間に密閉空間をそれぞれ形成した後、吐出口20から注入材Gを地盤に注入する(図12(c))。
従来の二重管ダブルパッカ工法ではコアチューブによるボーリングは採用されなかった。その理由は次の通りである。
(1)万が一、孔曲がりが生じると、塩化ビニル管や鋼管等からなる剛性の外管が設置できなくなること。
(2)保孔対策として泥水を用いなければならないが、泥水をシール材に置き換える作業が難しいこと。
本発明は、外管をフレキシブルホースで構成し、シール材を使用しないので、従来の二重管ダブルパッカ工法では採用できなかったコアチューブによる泥水掘りにも対応できる。
次に、外管に設けられる逆止弁機能付きの吐出口について説明する。
まず、図18及び図19に従来の外管の吐出口20の構造を示す。図19は図18のC部の拡大図である。外管18の管壁に孔66を開け、その孔66の上に小さな密閉空間が形成されるように、突き合わせた2枚のラバー60で覆い、それらの両端をかしめ部材62でかしめた構造となっている。内管14の吐出孔68から送出された注入材が、外管18の孔66を通り、突き合わせ部64を内側から押圧することで、突き合わせ部64が開いて注入材を外部に送出できる。外部から加わる圧力によっては突き合わせ部64が開かないので、逆止弁として機能する。本発明の外管18の吐出口20には、この従来の逆止弁付きの吐出口の構造を採用することもできる。
図13は本発明による逆止弁機能付き吐出口の構造を示す概略図であり、図13(a)はフレキシブルな外管18、図13(b)は非膨張性の円筒部材52、図13(c)は外管18に円筒部材52を装着した状態を示す。外管18の管壁には複数の切れ目50が長手方向に入れられている(図13(a))。切れ目50は管壁を貫通している。円筒部材52の管壁には複数の長孔54が開けられている(図13(b))。図13(c)に示されるように、外管18の外側に円筒部材52を装着して、外管18の切れ目50と円筒部材52の長孔54とが重なって切れ目50の一部が外部に露出した部分が形成される。この部分が逆止弁を構成する。円筒部材52は、例えば熱収縮チューブ、塩ビ管、ワイヤーホース、鋼管など伸びない材質から作られる。外管18に長手方向の切れ目50を形成し、円筒部材52に長手方向と直交する方向に長い長孔54を形成することで、切れ目50と長孔54とが重なる可能性が高まるので、円筒部材52を外管18に装着しやすい。
図14は図13(c)のA-A矢視断面図であり、図15は図13(c)のB-B矢視断面図である。
図16は、逆止弁の機構を説明する図である。図16(a)は、注入材は注入されておらず、外部から水圧が加わっている状態を示す。断面が円筒状のフレキシブルホースは、外側から圧力が加わるとアーチ効果により圧縮力に変換されるため、切れ目50では密着方向に作用し、開くことはない。
図16(b)は、注入材が注入される場合の状態を示す。フレキシブルホースは高弾性であり、その外側に装着した円筒部材52は非膨張性なので、内側から注入材の圧力が作用するとフレキシブルホース18の切れ目50が開き、注入材を外部に送出できる。注入材の圧力が作用しなくなると、外管18の弾性によって切れ目50が元の状態に戻る。この構成により、注入材が外管18の外に出ることはできるが、外から外管18の中に入ることは阻止されるので、逆止弁として機能する。
図17は本発明の逆止弁機能付き吐出口の別の態様の概略図である。この態様では、フレキシブルな外管18には十字形の切れ目50が入れられており、非膨張性の円筒部材52には円形の孔54が複数形成されている。ただし、外管18に形成する切れ目50と円筒部材52に形成される孔54の形状はこれらに限定されるものではなく、高弾性のフレキシブルな外管18に形成された切れ目50と、その外側に配置された孔付きの非膨張性の円筒部材52との基本的な組み合わせである限り、任意の形状を採用できる。孔付きの円筒部材52の代わりに、孔の開けられていない円筒部材を外管18に外側に装着することにより、不要な吐出口を容易に機能停止できる。
本発明の逆止弁機能付き吐出口はこのように高弾性のフレキシブルホースからなる外管に切れ目を入れ、その外側に孔付きの非膨張性の円筒部材を配置した簡単な構造なので、現場でも容易に加工でき、必要に応じて吐出口の位置を変えられる。
本発明の第1実施形態による二重管シングルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 第1実施形態による二重管シングルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。 第2実施形態による二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 第2実施形態による二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。 第3実施形態において保孔材が装着された二重管シングルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 第3実施形態における保孔材付き二重管シングルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。 第4実施形態において保孔材が装着された二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 第4実施形態における保孔材付き二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。 第5実施形態において泥水堀りの孔に用いられた二重管シングルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 第5実施形態における泥水掘りの場合の二重管シングルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。 第6実施形態において泥水堀りの孔に用いられた二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 第6実施形態における泥水掘りの場合の二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。 本発明の外管に設けられる逆止弁機能付き吐出口の一実施形態の概略図であり、(a)は管壁に切れ目が形成されたフレキシブルホース、(b)は管壁に長孔が形成された円筒部材、(c)はフレキシブルホースの外側に円筒部材を装着した状態を示す。 図13(c)のA-A矢視断面図である。 図13(c)のB-B矢視断面図である。 図15の吐出口の部分における逆止弁の機構を説明する図であり、(a)はフレキシブルホースの外側から吐出口に水圧が作用している状態、(b)はフレキシブルホースの内側から吐出口に注入材の圧力が作用している状態を示す。 本発明の逆止弁機能付き吐出口の別の実施形態の概略図である。 従来の逆止弁付き吐出口を外管に備えた二重管ダブルパッカ式注入装置の要部を示す。 図18のC部の拡大図である。 従来の二重管ダブルパッカ式地盤注入装置の要部の機構を示す説明図である。 従来の二重管ダブルパッカ式地盤注入工法の作業手順を示す説明図である。
符号の説明
10 地盤
12 掘削孔の孔壁
14 注入管(内管)
16 パッカ
17 パッカ
18 フレキシブルホース(外管)
20 逆止弁付き吐出口
21 内管の吐出孔
22 水又は注入材
24 ケーシング
26 ビット
28 キャップ
30 保孔材
40 泥水
42 コアチューブ
50 切れ目
52 円筒部材
54 孔
60 ラバー部材
62 かしめ部材
64 ラバーの突き合わせ部
66 孔
68 孔
70 内管
72 上部パッカ
74 シール材
76 外管
78 下部パッカ
G グラウト
S シール材
W 水

Claims (5)

  1. 逆止弁機能付きの吐出口が長手方向に間隔を置いて配置されたフレキシブルホースと、
    少なくとも1つのパッカと吐出孔とを先端部付近に備え、前記フレキシブルホース内に設置されて使用される注入管と、
    からなり、前記フレキシブルホースが、前記注入管のパッカの膨張に伴って前記フレキシブルホースの内壁を前記パッカが押圧して前記フレキシブルホースを膨張させ地盤の掘削孔壁に密接させ得るように高膨張性であることを特徴とする二重管パッカ式の地盤注入装置。
  2. 前記フレキシブルホースの吐出口が、切れ目の形成された前記フレキシブルホースの管壁部の外側に孔付きの非膨張性の円筒部材を装着して構成され、前記フレキシブルホースは、前記非膨張性の円筒部材の孔と前記フレキシブルホースの切れ目が重なった部分が逆止弁として機能するように高弾性である請求項1に記載の地盤注入装置。
  3. 地盤に削孔した孔に、前記注入管がパッカを1つだけ備えた請求項1又は2に記載の地盤注入装置を、前記フレキシブルホース内に前記注入管が入れられた状態で設置する工程と、
    前記フレキシブルホースの吐出口の上方で前記注入管のパッカを膨張させることで前記フレキシブルホースも膨張させて地盤の掘削孔壁に密接させた後、前記吐出口から注入材を地盤に注入する注入工程と、
    必要なら前記注入管を前記フレキシブルホース内にて上に移動させて前記フレキシブルホースの別の吐出口について前記注入工程を実行する作業を任意回数繰り返す工程と、
    からなる地盤改良工法。
  4. 地盤に泥水掘りで削孔する工程と、
    前記注入管がパッカを1つだけ備えた請求項1又は2に記載の地盤注入装置を、前記フレキシブルホース内に前記注入管が入れられた状態で掘削孔内に設置する工程と、
    前記フレキシブルホースの吐出口の上方で前記注入管のパッカを膨張させることで前記フレキシブルホースも膨張させて地盤の掘削孔壁に密接させた後、前記吐出口から注入材を地盤に注入する注入工程と、
    必要なら前記注入管を前記フレキシブルホース内にて上に移動させて前記フレキシブルホースの別の吐出口について前記注入工程を実行する作業を任意回数繰り返す工程と、
    からなる地盤改良工法。
  5. 地盤に削孔した孔に、前記注入管がパッカを2つ備えた請求項1又は2に記載の地盤注入装置を、前記フレキシブルホース内に前記注入管が入れられた状態で掘削孔内に設置する工程と、
    前記フレキシブルホースの任意の吐出口を挟んでその上方及び下方で前記注入管のパッカを膨張させることで前記フレキシブルホースも膨張させて地盤の掘削孔壁に密接させた後、前記吐出口から注入材を地盤に注入する注入工程と、
    必要なら前記注入管を前記フレキシブルホース内にて移動させて前記フレキシブルホースの別の吐出口について前記注入工程を実行する作業を任意回数繰り返す工程と、
    からなる地盤改良工法。
JP2008236892A 2008-09-16 2008-09-16 地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法 Expired - Fee Related JP5198992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008236892A JP5198992B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008236892A JP5198992B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010070923A true JP2010070923A (ja) 2010-04-02
JP5198992B2 JP5198992B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=42202966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008236892A Expired - Fee Related JP5198992B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5198992B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234671A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 日特建設株式会社 地盤注入装置
KR101488721B1 (ko) * 2012-11-15 2015-02-04 주식회사 삼우기초기술 지중 앵커파일의 구근확장방법 및 상기 방법에 사용되는 구근확장장치
JP5988458B1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-07 三和地下工事株式会社 地盤改良工法及び装置
CN111734347A (zh) * 2020-07-14 2020-10-02 中国水电顾问集团贵阳勘测设计研究院岩土工程有限公司 一种隧道钻孔揭露型高压涌水封堵装置、方法及加工工艺
CN113062296A (zh) * 2021-04-02 2021-07-02 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种真空预压边界密封方法
CN115450217A (zh) * 2022-09-06 2022-12-09 中国水电基础局有限公司 一种在孔口预埋管内开孔破壁灌浆的灌浆方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5268610U (ja) * 1975-11-18 1977-05-21
JPH07238531A (ja) * 1993-10-28 1995-09-12 Japan Found Eng Co Ltd 可撓性注入管を用いたグラウト注入装置
JPH09221739A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Chem Grouting Co Ltd 多重管及びそれを用いた注入工法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5268610U (ja) * 1975-11-18 1977-05-21
JPH07238531A (ja) * 1993-10-28 1995-09-12 Japan Found Eng Co Ltd 可撓性注入管を用いたグラウト注入装置
JPH09221739A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Chem Grouting Co Ltd 多重管及びそれを用いた注入工法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101488721B1 (ko) * 2012-11-15 2015-02-04 주식회사 삼우기초기술 지중 앵커파일의 구근확장방법 및 상기 방법에 사용되는 구근확장장치
JP2014234671A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 日特建設株式会社 地盤注入装置
JP5988458B1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-07 三和地下工事株式会社 地盤改良工法及び装置
CN111734347A (zh) * 2020-07-14 2020-10-02 中国水电顾问集团贵阳勘测设计研究院岩土工程有限公司 一种隧道钻孔揭露型高压涌水封堵装置、方法及加工工艺
CN113062296A (zh) * 2021-04-02 2021-07-02 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种真空预压边界密封方法
CN115450217A (zh) * 2022-09-06 2022-12-09 中国水电基础局有限公司 一种在孔口预埋管内开孔破壁灌浆的灌浆方法
CN115450217B (zh) * 2022-09-06 2024-05-28 中国水电基础局有限公司 一种在孔口预埋管内开孔破壁灌浆的灌浆方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5198992B2 (ja) 2013-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5198992B2 (ja) 地盤注入装置及びそれを用いた地盤改良工法
KR101657058B1 (ko) 더블 팽창식 그라우팅 장치 및 이를 이용한 그라우트 시공방법
KR101030686B1 (ko) 패커와 유자형 주입관으로 이루어진 동시주입장치를 이용한동시주입공법
KR101125082B1 (ko) 관형상 부재와, 이를 이용한 약액주입장치 및 약액주입방법
KR101868086B1 (ko) 천공 및 그라우팅 로드장치
KR100850295B1 (ko) 가압패커 및 가압식 쏘일네일링공법
JP6474994B2 (ja) コンクリート構造物のせん断補強方法
JP4244215B2 (ja) パイプ式ロックボルト及びパイプ式ロックボルト施工方法
JP2008002199A (ja) 掘削底盤の地盤強化工法
JP5485810B2 (ja) 注入工法および装置
JP6775857B1 (ja) 地盤注入工法及び地盤構造
JP2019148105A (ja) マイクロパイル工法で用いる隙間閉塞具およびそれを用いたマイクロパイル工法
KR102028393B1 (ko) 파형관 보강 앵커의 시공방법
JP7032242B2 (ja) マイクロパイル工法およびマイクロパイル工法で用いるグラウト材充填用挿入部材
JP4979829B1 (ja) 地盤注入工法および地盤注入装置
JP6430358B2 (ja) 注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法
KR20160137143A (ko) 수직갱 지반보강 방법
JP2002266341A (ja) 注入装置
KR100756493B1 (ko) 발포 팽창제를 이용한 지하수 심정의 오염을 방지하기 위한 그라우팅 장치 및 그 시공 방법
WO2019232566A1 (en) Expanding packer
KR200314983Y1 (ko) 접이식튜브에 의한 굴착공의 지표수 유입차단장치
JP4916395B2 (ja) 水抜き用管セット及び水抜き工法
KR100981433B1 (ko) 롯드관 보강 그라우팅의 이중 팩커 장치 및 이를 이용한 주입공 코킹 방법
JP5461960B2 (ja) 井戸の設置方法、及び井戸
JP2002256790A (ja) ダウンザホールドリルを介してのグラウト材注入による削孔内への充填方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100406

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100831

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100910

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees