JP2003138856A - 樹脂窓付ラック扉 - Google Patents

樹脂窓付ラック扉

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JP2003138856A
JP2003138856A JP2001339570A JP2001339570A JP2003138856A JP 2003138856 A JP2003138856 A JP 2003138856A JP 2001339570 A JP2001339570 A JP 2001339570A JP 2001339570 A JP2001339570 A JP 2001339570A JP 2003138856 A JP2003138856 A JP 2003138856A
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JP
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resin plate
door
resin
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JP2001339570A
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English (en)
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Haruhiko Murase
晴彦 村瀬
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Kawamura Electric Inc
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Kawamura Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂板に局部的な応力が加わることがなく、
また廃棄作業が容易な樹脂窓付ラック扉を提供する。 【解決手段】 扉の枠体を形成すると共に開口部2を有
する扉本体1の裏面の開口部2周囲に突起枠5を設け、
突起枠5の開口部側側面の適宜部位に樹脂板3を保持す
る保持部材4を装着する装着孔7を穿設し、その装着孔
7に隣接する突起枠5背面に丸孔8を穿設形成した。保
持部材4は装着孔7に挿入する係止凸部と樹脂板3を把
持する樹脂板把持部9を有し、この樹脂板把持部9はU
字状に形成され弾性を有する保持部4aの先端に設けら
れ、把持した樹脂板3側面の直交方向に弾性移動し、樹
脂板3の寸法変化を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気機器を
収納するラックの扉に関し、特に樹脂製窓を有する樹脂
窓付ラック扉に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器等を収納するボックスやキャビ
ネット等のラックの扉は樹脂製の窓を設けたものが広く
使用され、このような樹脂窓付ラック扉は図5,図6に
示す構造となっている。図5は分解斜視図を示し、扉の
前面全体にわたる開口部22を有した枠状の金属製扉本
体21に背部からその開口部22を覆うように樹脂板2
3を配置し、その後方から断面コ字状に折曲げ形成した
帯状の保持金具24を樹脂板23の周囲4辺に配置し、
扉本体21にネジ止めして樹脂板23を挟持固定してい
た。また、図6はネジや保持金具を用いず、樹脂板23
の周囲に例えば両面接着テープ等の接着部材26を貼着
して、扉本体21に貼り付けて装着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記保持金具
24で挟持する構成は、ネジ25の締着力が樹脂板23
に均一に加わらないため、収納した電気機器等から発す
る熱や設置環境等により樹脂板23が変形した場合、局
部的な歪みが発生し易く変形が目立ちやすかった。ま
た、接着部材26を貼着して固定したものは、廃棄する
際に樹脂板23を剥がし辛く廃棄作業が厄介であった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、樹脂板に局部的な
応力が加わることがなく、また廃棄作業が容易な樹脂窓
付ラック扉を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、少なくとも一部に開口部を有す
る扉本体と、前記開口部を閉塞するよう扉本体に装着さ
れた樹脂板とを有し、ラックに開閉可能に装着される樹
脂窓付ラック扉において、前記開口部周囲の扉本体裏面
の適宜部位に、前記樹脂板を保持する保持部材を着脱可
能に設け、前記保持部材により樹脂板を扉本体に装着す
ることを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、保持部材は、樹脂板の縁部を把持する樹脂板把持部
を有し、該樹脂板把持部は当接する樹脂板側面に直交す
る方向に弾性を有することを特徴とする。また、請求項
3の発明は、請求項1又は2の発明において、扉本体
は、開口部周囲の裏面に中空の突起枠を具備し、該突起
枠の内側面の適宜位置に保持部材を装着する装着孔を設
けると共に、前記保持部材に前記装着孔に挿入係止する
係止凸部を設け、該係止凸部を前記装着孔に挿入して保
持部材を扉本体に装着することを特徴とする。
【0006】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、係止凸部は弾性を有し、該弾性の復元力で装着孔に
係止し、前記復元力に反する押圧操作により前記係止を
解除可能なことを特徴とする。また、請求項5の発明
は、請求項2乃至4の何れかの発明において、樹脂板把
持部は、把持する樹脂板表面に当接する舌片を有し、樹
脂板を扉本体に装着した際に前記舌片の介在により樹脂
板が扉本体に接触しないことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は発明に
係る樹脂窓付ラック扉の一例を示し、裏面側の部分斜視
図を示している。図において、1は扉の枠部を形成して
開口部2を有する金属製扉本体、3は扉本体1の開口部
2を覆うように設けられたアクリルから成る樹脂板、4
は樹脂板3を保持して扉本体1に装着する保持部材であ
る。
【0008】扉本体1は図2の部分斜視図に示すよう
に、開口部2周囲の裏面には金属板をコ字状に折曲げ形
成した帯状の突起枠5が溶接され、その突起枠5には開
口部方向の側面の適宜位置に保持部材4を挿入して保持
する長方形の装着孔7が形成されている。また、装着孔
7位置の側方となる突起枠5の背面の所定位置には丸孔
8が穿設されている。
【0009】保持部材4は図3に示す形状を成し、
(a)は図1の裏面側から見た保持部材の斜視図、
(b)は側面図を示している。図示するように保持部材
4は樹脂板3を保持する保持部4aと扉本体1に係止す
る係止凸部4bとから成り、互いに略直交する方向に伸
びると共にU字状に湾曲形成され、折曲げ部に弾性を持
たせて双方の先端部を弾性変移可能としている。また、
全体が樹脂成形により一体形成されている。そして、保
持部4aの先端辺にはL字状の溝が形成され、樹脂板3
端部を把持する樹脂板把持部9を構成している。また、
係止凸部4bは、突起枠5の装着孔7に挿入された際
に、装着孔7の端部に係止する係止突起10を先端部近
傍に突設されている。
【0010】上記構成の保持部材4による樹脂板3装着
手順を説明すると、先ず底部4cを扉本体1の裏面に当
接させて突起枠5の装着孔7に保持部材4の係止凸部4
bを挿入し、保持部材4を開口部2周囲に装着する。そ
して、開口部2と突起枠5の間の所定の大きさにカット
した樹脂板3を扉本体1後方から装着位置に配置し、前
方へ押込み操作する。この操作により保持部材4の保持
部4aは突起枠5方向へ弾性変形し、樹脂板3はさらに
進入する。この押込み操作を更に続けることで樹脂板3
は樹脂板把持部9に進入して把持される。この操作を全
ての保持部材4に対して行うことで樹脂板3は扉本体1
に装着される。尚、樹脂板3の装着操作は、順番を逆に
して樹脂板3を配置してから、その背部から保持部材4
の装着操作をしても樹脂板把持部9に樹脂板3を把持さ
せて装着することもできる。
【0011】また、樹脂板3の取り外しは保持部材4を
取外せば良く、突起枠5上面に設けた丸孔8にドライバ
等を挿入して押込み操作すれば容易に取外しできる。こ
の操作により、係止突起10は係止凸部4bの弾性の作
用で扉前方に押し込まれて、係止突起10と装着孔7と
の係止が解除される。その際、保持部4aを開口部2方
向へスライド移動させれば保持部材4を抜き取りでき
る。こうすることで樹脂板3の把持は解除され、樹脂板
3を取り外すことができる。
【0012】このように、樹脂板は保持部材と共に容易
に取り外しでき、廃棄する際の樹脂部の分離を容易に実
施できる。また、保持部材の樹脂板把持部は樹脂板側面
に直交する方向、即ち樹脂板の側方に弾性を有するの
で、樹脂板が膨張等寸法変化しても保持部材がその変化
を吸収でき、樹脂板に局部的な応力が加わることがな
い。従って、樹脂板の変形を最小限に止めることができ
る。更に、樹脂板は突起枠に挿入保持された保持部材に
より扉本体に装着されるので、ネジ等を使用する必要が
ないし、係止凸部の弾性作用を用いて扉本体に挿脱でき
るので、保持部材の挿脱操作を容易に実施できる。ま
た、装着部材は樹脂成形により形成されるので、容易に
作成でき安価に樹脂板を装着できるし、突起枠を補強枠
として作用させることができ、開口部周囲を別途補強部
材を設けることなく堅牢な構造にできる。
【0013】図4は保持部材の他の形状を示し、(a)
は斜視図、(b)は側面図を示している。上記図3の保
持部材との相違点を説明すると、図4の保持部材14
は、扉本体1に当接する底部14cの先端をU字状に形
成した保持部14aの先端部位を超えて装着時に開口部
端部に至るまで延設して舌片5を形成している。そし
て、その先端に開口部に係止する突起15aが設けられ
ている。このように、底部を開口部まで延設すること
で、樹脂板を扉本体に接触させずに装着できるし、樹脂
板と扉本体の間に隙間が形成されるので、熱放出させる
ことができ、樹脂板の熱変形を抑えることができる。
【0014】尚、上記実施の形態では、樹脂板としてア
クリル板を使用しているが、例えばPET或いは他の樹
脂製であっても良く、開口部の大きさや使用環境に応じ
て選択すればよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、樹脂板は着脱可能な保持部材により装着される
ので、樹脂板の着脱ができるし、扉本体と保持部材の分
離もでき、廃棄する際の樹脂部の分離作業が容易であ
る。
【0016】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、保持部材の樹脂板把持部は樹脂板側面に直交
する方向、即ち樹脂板の側方に弾性を有するので、樹脂
板が膨張等寸法変化しても保持部材がその変化を吸収で
き、樹脂板に局部的な応力が加わることがない。従っ
て、樹脂板の変形を最小限に止めることができる。ま
た、請求項3の発明によれば、請求項1又は2の効果に
加えて、保持部材を突起枠に挿入して扉本体に装着する
ので、ネジ等を使用する必要がない。また、突起枠は補
強枠として作用させることができ、開口部周囲に別途補
強部材を設けることなく堅牢な構造にできる。
【0017】請求項4の発明によれば、請求項3の効果
に加えて、係止凸部の弾性作用を用いて扉本体に挿脱で
きるので、挿脱操作を容易に実施できる。また、請求項
5の発明によれば、請求項2乃至4の何れかの効果に加
えて、装着した樹脂板と扉本体の間に隙間が形成される
ので、熱放出させることができ樹脂板の熱変形を抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す樹脂窓付ラック
扉の部分拡大した後方斜視図である。
【図2】図1の扉本体のみの図である。
【図3】図1の保持部材を示し、(a)は斜視図、
(b)は側面図である。
【図4】保持部材の他の形状を示し、(a)は斜視図、
(b)は側面図である。
【図5】従来の樹脂窓付ラック扉の一部の分解斜視図で
ある。
【図6】従来の樹脂窓付ラック扉の他の例を示す後方か
ら見た分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・扉本体、2・・開口部、3・・樹脂板、4・・保
持部材、4a・・保持部、4b・・係止凸部、5・・突
起枠、7・・装着孔、8・・丸孔、9・・樹脂板把持
部、10・・係止突起、14・・保持部材、14a・・
保持部、15・・舌片。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部に開口部を有する扉本体
    と、前記開口部を閉塞するよう扉本体に装着された樹脂
    板とを有し、ラックに開閉可能に装着される樹脂窓付ラ
    ック扉において、前記開口部周囲の扉本体裏面の適宜部
    位に、前記樹脂板を保持する保持部材を着脱可能に設
    け、前記保持部材により樹脂板を扉本体に装着すること
    を特徴とする樹脂窓付ラック扉。
  2. 【請求項2】 保持部材は、樹脂板の縁部を把持する樹
    脂板把持部を有し、該樹脂板把持部は当接する樹脂板側
    面に直交する方向に弾性を有する請求項1記載の樹脂窓
    付ラック扉。
  3. 【請求項3】 扉本体は、開口部周囲の裏面に中空の突
    起枠を具備し、該突起枠の内側面の適宜位置に保持部材
    を装着する装着孔を設けると共に、前記保持部材に前記
    装着孔に挿入係止する係止凸部を設け、該係止凸部を前
    記装着孔に挿入して保持部材を扉本体に装着する請求項
    1又は2記載の樹脂窓付ラック扉。
  4. 【請求項4】 係止凸部は弾性を有し、該弾性の復元力
    で装着孔に係止し、前記復元力に反する押圧操作により
    前記係止を解除可能な請求項3記載の樹脂窓付ラック
    扉。
  5. 【請求項5】 樹脂板把持部は、把持する樹脂板表面に
    当接する舌片を有し、樹脂板を扉本体に装着した際に前
    記舌片の介在により樹脂板が扉本体に接触しない請求項
    2乃至4の何れかに記載の樹脂窓付ラック扉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241711A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Sankyo Tateyama Aluminium Inc ドア
JP2020002632A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 Ykk Ap株式会社 セッティングブロック

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JP4513601B2 (ja) * 2005-02-28 2010-07-28 三協立山アルミ株式会社 ドア
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