JP3156122U - ケーブル係止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダクトカバーを用いることなく、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出することを防止又は減少させることができるケーブル係止具を提供する。【解決手段】ケーブルを収容する凹条を有するケーブルラックに取り付けられるケーブル係止具であって、凹条に収容されるケーブルよりも凹条の開口側において、凹条の開口の幅方向に突出するようにケーブルラックに取り付けられる棒状又は短冊状の本体部を、備えてなる、ケーブル係止具である。本体部の一端である基端が、凹条の内面に取り付けられるものであってもよい。本体部の基端が、凹条の内面に接着、融着又は粘着されるものであってもよい。ケーブルラックが、凹条の内部と外部とを仕切る壁部を有すると共に、該壁部が孔部を有し、本体部の基端が、該孔部に係合することで該孔部に対して取付られるものであってもよい。【選択図】図2

Description

本考案は、ケーブル係止具に関し、より詳細には、ケーブルを収容する凹条を有するケーブルラックに取り付けられるケーブル係止具に関する。
ケーブル(配線と呼ばれることもある)を収容する凹条を有するケーブルラック(配線ラック、配線ダクト、ケーブルダクト等と呼ばれることもある)は、所定の方向に連続する凹条及び開口を有し、開口を経て凹条にケーブルを収容したり(ケーブルの長手方向が凹条の長手方向である該所定の方向に沿った状態でケーブルが凹条に収容される。)、凹条に収容されたケーブルを開口から取り出すことができ、配電盤等において敷設される配線を収納する目的に多用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、「一般的な配線ダクトは、図10に示すように、深い略樋状のダクト本体100と、このダクト本体100に取り付けられるダクトカバー200とから構成されている。前記ダクト本体100は、壁等に密着する底面部110と、この底面部110から立ち上がり対向する一対の側面部120とが一体に形成されたものである。底面部110には、ダクト本体100を壁等に取り付けるためのビスのための複数のビス穴(図示省略)が一定間隔で開設されている。また、側面部120には、収納した配線を外部に導出するための開口部121が一定間隔で開設されている。なお、この側面部120の上端部には、ダクトカバー200の取り付けのための本体側嵌合部122が形成されている。なお、このダクト本体100は、合成樹脂や金属で形成されている。一方、ダクトカバー200は、浅い略樋状に形成されており、ダクト本体100の本体側嵌合部122に嵌合するカバー側嵌合部210が形成されている」(特許文献1、段落番号0002〜0003)との従来のケーブルラック(特許文献1では配線ダクト)が開示されている。
特許文献1に開示されたこのようなケーブルラック(特許文献1では配線ダクト)は、ダクト本体100が形成する凹条(特許文献1では、底面部110と一対の側面部120とによって囲まれた部分)に、開口(特許文献1では、一対の本体側嵌合部122の間に形成されている。)を経て凹条にケーブルを収容したり、凹条に収容されたケーブルを開口から取り出すことができる。
そして、凹条に開口を経てケーブルを収容したり、凹条に収容されたケーブルを開口から取り出す必要がない場合には、凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出しないよう、ダクト本体100の開口を塞ぐためにダクトカバー200が取り付けられる。
特開2008−312388号公報(例えば、段落番号0002〜0003、第10図等)
しかしながら、このようなダクトカバー200は、ダクト本体100の開口に応じていきおい長くならざるを得ず、このような長いダクトカバーを持ち運ぶことやその着脱作業が面倒であるという問題があり、さらにこのような大きなダクトカバーはコストがかさむ問題もあった。
そこで、本考案では、ダクトカバーを用いることなく、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出することを防止又は減少させることができるケーブル係止具を提供することを目的とする。
本考案のケーブル係止具(以下、「本係止具」という。)は、ケーブルを収容する凹条を有するケーブルラックに取り付けられるケーブル係止具であって、凹条に収容されるケーブルよりも凹条の開口側において、凹条の開口の幅方向に突出するようにケーブルラックに取り付けられる棒状又は短冊状の本体部を、備えてなる、ケーブル係止具である。
本係止具は、特許文献1のダクト本体100と同様、ケーブル(配線ということもある)を収容する凹条を有するケーブルラック(配線ラック、配線ダクト、ケーブルダクト等ということもある)に取り付けられるケーブル係止具である。
本係止具は、ケーブルラックに取り付けられる棒状又は短冊状の本体部を備えてなる。本体部は、本体部の一端である基端がケーブルラックに取り付けられ、そのケーブルラックに取り付けられた状態において、ケーブルラックの凹条に収容されるケーブルよりも凹条の開口側において、凹条の開口の幅方向に突出する。
このためケーブルラックに基端が取り付けられた棒状又は短冊状の本体部が、凹条に収容されるケーブルよりも凹条の開口側で凹条の開口の幅方向に突出するので、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルが開口側に移動すると、開口の幅方向に突出する本体部が該開口側に移動するケーブルを係止することで、凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出することを防止又は減少させることができる。即ち、本係止具は、ダクトカバーを用いることなく、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出することを防止又は減少させることができるケーブル係止具である。
本係止具においては、本体部の一端である基端が、凹条の内面に取り付けられるもの(以下、「内面取付本係止具」という。)であってもよい。
凹条の開口の幅方向に突出する棒状又は短冊状の本体部が、ケーブルラックの凹条の内面に基端が取り付けられことで、ケーブルラックの凹条の外面に基端が取り付けられる場合に比して、本係止具の本体部を小型化することができると共に、本体部の基端近傍がケーブルラックの凹条の外面に存することで邪魔になることを防止することができる。
内面取付本係止具においては、本体部の基端が、凹条の内面に接着、融着又は粘着されるものであってもよい。
本体部の基端を凹条の内面に接着、融着又は粘着によって取り付けるようにすれば、ケーブルラックの凹条の内面に該基端を取り付けるための格別の手段を設ける必要がないので、従来からのケーブルラックに本係止具を容易かつ迅速に取り付け用いることができる。また、接着剤(接着)や粘着テープ(粘着)といった汎用される物を用いて、本体部の基端を凹条の内面に取り付けることができるので、特別な物を要することなく廉価に本係止具を使用することができる。
内面取付本係止具においては、ケーブルラックが、凹条の内部と外部とを仕切る壁部を有すると共に、該壁部が孔部を有し、本体部の基端が、該孔部に係合することで該孔部に対して取付られるもの(以下、「孔部係合本係止具」という。)であってもよい。
凹条の内部と外部とを仕切る壁部に形成された孔部に本体部の基端が係合することで該孔部に対して該基端が取付られるので、壁部に形成された孔部という簡単な手段によりケーブルラックの凹条の内面に該基端を取り付け、ケーブルラックに本係止具を容易かつ迅速に取り付け用いることができる。
孔部係合本係止具においては、本体部の基端が前記孔部に嵌入されることで前記孔部に係合するものであってもよい。
孔部係合本係止具において、孔部に本体部の基端が係合するとは、孔部に基端が何らか物理的に係り合うことをいい、嵌入、挟持、螺合等を含む概念であるが、本体部の基端が孔部に嵌入されることで孔部に係合するようにすれば、容易かつ確実に孔部に本体部の基端を係合させることができる。
孔部係合本係止具においては、本体部の基端が前記孔部に係合し前記孔部に対して取付られた取付状態において、ケーブルラックの外面に当接し本体部の基端に連なる外面当接部を、さらに備えてなるものであってもよい。
こうすることで取付状態において、本体部の基端が前記孔部に係合することと、本体部の基端に連なる外面当接部がケーブルラックの外面に当接することと、の両方によって、本体部が一層確実にケーブルラックに取り付けられる。
孔部係合本係止具においては、本体部の基端が前記孔部に係合し前記孔部に対して取付られた取付状態において、凹条の内面に当接する内面当接部を、本体部が有するものであってもよい。
こうすることで取付状態において、本体部の基端が前記孔部に係合することと、本体部が有する内面当接部がケーブルラックの凹条の内面に当接することと、の両方によって、本体部が一層確実にケーブルラックに取り付けられる。
孔部係合本係止具においては、本体部の基端が前記孔部に対して取付及び取外が自在なものであってもよい。
こうすることで、ケーブルラックの凹条にケーブルを収容したり、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルを取り出す際には、本係止具をケーブルラックから取り外し(本体部の基端を前記孔部から取外)、これらの作業が終了した後に、再び本係止具をケーブルラックに取り付ける(本体部の基端を前記孔部に取付)ことができる。このためこれらケーブル収容作業やケーブル取り出し作業において、収容したり取り外すケーブルが本係止具に不意に引っかかること等を防止でき、これらの作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
本係止具においては、本体部の基端とは反対側の本体部の端部である先端が、自由端であってもよい(以下、「自由端本係止具」という。)。
棒状又は短冊状の本体部の基端がケーブルラックに取り付けられ、本体部の先端(基端とは反対の端部)が自由端であれば、本体部の先端と凹条の内面との間に隙間が存在することから、該隙間を経由して、ケーブルラックの凹条にケーブルを収容したり、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルを取り出すことができ便利である。しかしながら該隙間が大きすぎると、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出することを十分防止又は減少させることができなくなり、逆に、該隙間が小さすぎると、該隙間を経由して凹条にケーブルを収容したり、凹条に収容されたケーブルをうまく取り出すことができないので、これらを両立する範囲とされることが好ましい。
自由端本係止具の場合、本体部が弾性体により形成されるものであってもよい。
こうすることで、基端がケーブルラックに取り付けられた棒状又は短冊状の本体部に力を加えて撓ませることで、本体部の先端と凹条の内面との間の前記隙間を一時的に拡大することができ、一時的に拡大した該隙間を経由して、ケーブルラックの凹条にケーブルを収容したり、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルを取り出すことができるのでこれらの作業を一層容易にできる。
なお、ここに弾性体とは、ケーブルを出し入れする際に該隙間を拡大するために本体部に力を加えて撓ませても、該力を除去すれば、その撓みが消えて元に戻る程度の性質を有するものである。
自由端本係止具の場合、前記先端近傍が凹条の内部側に湾曲又は折り曲げられているものであってもよい。
こうすることで、ケーブルラックの凹条に収容されたケーブルが開口側に移動し、凹条の内部側に面した自由端本係止具の部分に当接したケーブルが、自由端である本体部の先端側から脱落することを防止又は減少させ、凹条に収容されたケーブルが開口から不意に脱出することを一層確実に防止又は減少させることができる。
本係止具はケーブルラックに取り付けられることで、ケーブル収容具を構成することができる。具体的には、該ケーブル収容具は、ケーブルラックと、該ケーブルラックに取り付けられた本係止具と、を含んでなるケーブル収容具である。
第1実施形態の本考案のケーブル係止具(本係止具)を示す図である。 第1実施形態の本係止具をケーブルラックに取り付けた状態を示す図である。 図2(b)のA−A断面図(一部拡大)である。 図2(b)のB−B端面図である。 第2実施形態の本考案のケーブル係止具(本係止具)を示す図である。 第2実施形態の本係止具をケーブルラックに取り付けた状態を示す図である。
本考案の実施の形態を図面を参照して詳述するが、本考案はこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の本考案のケーブル係止具(本係止具)11を示す図であり、具体的には、図1(b)が正面図であり、図1(a)が左側面図であり、図1(c)が右側面図であり、そして図1(d)が底面図である。図1(a)〜(d)を参照して、第1実施形態の本係止具11について説明する。
第1実施形態の本係止具11は、大まかには、短冊状の本体部21と、本体部21の基端に連なる外面当接板41と、を備えてなり、ここでは本係止具11全体が合成樹脂材料によって一体的に形成されている。
本体部21は、所定の方向である第1方向(図1(b)及び図1(d)中に矢印Dとして示す)に沿って延びる中心部25(第1方向に略平行な4辺を有する厚みTの小さな略直方体形状を有する。)と、中心部25の基端側に一体に形成された基端部23(厚みTは中心部25と略同じであるが、中心部25に比して幅Eが小さい第1方向に略平行な4辺を有する略直方体形状を有する。)と、中心部25の先端側に一体に形成された先端部27(中心部25の先端から第2方向(図1(d)中に矢印Fとして示す)に向かって湾曲している。なお、第2方向は厚みTの方向と略平行である。)と、を含んでなる。
外面当接板41は、両主表面41a、41bが略長方形をした板状部材からなり、一主表面41bの長辺に沿って基端部23の基端に連なるように形成されている(該長辺の中心が基端部23の幅Eの中心に略一致している。)。外面当接板41の両主表面41a、41bは、第1方向に対して略垂直になっており、さらに外面当接板41は基端部23の基端から第2方向に向けて突出するように形成されている(中心部25に対して外面当接板41が突出する方向は第2方向であり、中心部25に対して先端部27が突出する第2方向と同じ。)。
図2は、図1に示した第1実施形態の本係止具11をケーブルラック101に取り付けたところを示す図であり、具体的には、図2(a)はケーブルラック101の長手方向(図2(b)中、矢印Jにて示す)に沿った方向から見たところを示し、図2(b)はケーブルラック101の長手方向(図2(b)中、矢印Jにて示す)に対して垂直な方向(図2(a)中、矢印G方向)から見たところを示している。
ケーブルラック101は、特許文献1のダクト本体100と同様のものであり、長手方向(図2(b)中、矢印J)に対して垂直ないずれの断面も、カタカナの「コ」の字の形状を有している。詳述すれば、ケーブルラック101は、長手方向に略平行な一対の長辺を有する底板103と、底板103の該一対の長辺の一方から立ち上がるように形成された側板105aと、底板103の該一対の長辺の他方から立ち上がるように形成された側板105bと、を有してなると共に、互いに略平行な一対の側板105a、105bには長手方向に沿って所定間隔毎にスリット107が複数形成されている。スリット107はいずれも長手方向Jに対して略垂直な方向に細長く形成されており、スリット107の一対の長縁107a、107bは距離Kだけ離れて互いに略平行(ケーブルラック101の長手方向Jに略垂直)に形成されている。このケーブルラック101の底板103と一対の側板105a、105bとによってカタカナ「コ」の字状のケーブル301(図2(a)参照)を収容する凹条が形成されており、この凹条の内部109にケーブル301を収容したり、この凹条の内部109に収容されたケーブル301を取り出すための開口121が側板105a、105bの両縁(ケーブルラック101の長手方向Jに沿った上縁(底板103とは反対側の縁))の間に形成されている。
図3は図2(b)のA−A断面図(一部拡大)であり、図4は図2(b)のB−B端面図である。図2乃至図4を参照して、図1に示した第1実施形態の本係止具11をケーブルラック101に取り付ける方法について説明する。
まず、図1に示した第1実施形態の本係止具11の本体部21をスリット107に貫入する(無論、先端部27が内部109に存する方向に貫入する。)。このときの本体部21のスリット107への貫入は、様々な方法がとれるが、例えば、外部201から先端部27を先頭に本体部21を内部109方向へ挿入してもよく、また逆に、内部109側から外面当接板41を先頭に本体部21を外部201方向へ挿入してもよい。
次いで、本体部21の基端部23が、スリット107の一対の長縁107a、107bの間に挟持され保持されるよう、本体部21をスリット107に対して位置調整する。スリット107の一対の長縁107a、107bの間の距離Kは、基端部23の幅Eとほぼ同じにされているので、可撓性を有する弾性体である合成樹脂によって形成された基端部23をやや変形させつつスリット107に嵌入することで、スリット107の一対の長縁107a、107bの間に基端部23が挟持され保持される。また、このとき本体部21がスリット107に対して内部109側に変位しようとすると外面当接板41の主表面41bが側板105bの外面に当接することでこれを防止し、逆に、本体部21がスリット107に対して外部201側に変位しようとすると中心部25の基端側に形成された基端面25cが側板105bの内面に当接することでこれを防止することから、スリット107に基端部23がうまく保持される。
なお、本係止具11のケーブルラック101への取付は、ケーブルラック101の凹条の内部109にケーブル301を収容した前後を問わずに行うことができ、例えば、本係止具11のケーブルラック101への取付を凹条の内部109にケーブル301を収容する前に行った場合には、凹条の内部109にケーブル301を収容するには先端部27と側板105a内面との間の隙間131(図2(a)参照)を経由して行うことができ、またこのとき必要に応じて本体部21を撓ませて隙間131を拡げることもできる。
そして、スリット107に基端部23が保持された状態(図2乃至図4)から、該合成樹脂によって形成された基端部23をやや変形させつつスリット107の一対の長縁107a、107bの間から外すことができるので、本係止具11はケーブルラック101に自在に着脱可能である。
以上のように第1実施形態の本係止具11は、ケーブル301を収容する凹条(底板103と一対の側板105a、105bとによってカタカナ「コ」の字状の凹条が形成されている。)を有するケーブルラック101に取り付けられるケーブル係止具であって、凹条に収容されるケーブル301よりも凹条の開口121側において、凹条の開口121の幅方向(図2(a)では矢印W方向)に突出(本体部の基端側と先端側とが幅方向に関して位置が異なる)するようにケーブルラック101に取り付けられる棒状又は短冊状(ここでは短冊条)の本体部21を、備えてなる、ケーブル係止具である。
本係止具11においては、本体部21の一端である基端(基端部23)が、凹条の内面(ここでは側板105b内面)に取り付けられるものである。
本係止具11においては、ケーブルラック101が、凹条の内部109と外部201とを仕切る壁部(底板103と一対の側板105a、105bとによって構成される)を有すると共に、該壁部(底板103と一対の側板105a、105b)が孔部(ここでは側板105bに形成されたスリット107)を有し、本体部21の基端(基端部23)が、該孔部(スリット107)に係合することで該孔部(スリット107)に対して取付られるものである。
そして本係止具11においては、本体部21の基端(基端部23)が前記孔部(スリット107)に嵌入されることで前記孔部(スリット107)に係合するものである。
本係止具11においては、本体部21の基端(基端部23)が前記孔部(スリット107)に係合し前記孔部(スリット107)に対して取付られた取付状態において、ケーブルラック101の外面(ここでは側板105bの外面)に当接し本体部21の基端(基端部23)に連なる外面当接部(ここでは外面当接板41)を、さらに備えてなるものである。
本係止具11においては、本体部21の基端(基端部23)が前記孔部(スリット107)に係合し前記孔部(スリット107)に対して取付られた取付状態において、凹条の内面(ここでは側板105bの内面)に当接する内面当接部(ここでは中心部25の基端側に形成された基端面25c)を、本体部21が有するものである。
本係止具11においては、本体部21の基端(基端部23)が前記孔部(スリット107)に対して取付及び取外が自在なものである。
本係止具11においては、本体部21の基端(基端部23)とは反対側の本体部21の端部である先端(先端部27の端部)が、自由端である。
本係止具11においては、本体部21(ここでは全体)が弾性体(ここでは可撓性を有する弾性体である合成樹脂)により形成されるものである。
本係止具11においては、前記先端近傍(先端部27)が凹条の内部109側に湾曲又は折り曲げられているものである。
そして、本係止具11は、ケーブルラック101と、該ケーブルラック101に取り付けられた本係止具11と、を含んでなるケーブル収容具を形成している。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の本考案のケーブル係止具(本係止具)61を示す図であり、具体的には、図5(b)が正面図であり、図5(a)が左側面図であり、図5(c)が右側面図であり、そして図5(d)が底面図である。図5(a)〜(d)を参照して、第2実施形態の本係止具61について説明する。
第2実施形態の本係止具61は、大まかには、短冊状の本体部71と、本体部71の基端をケーブルラックの内面に粘着する粘着テープ81と、を備えてなる。
本体部71は、所定の方向である第1方向(図5(b)及び図5(d)中に矢印Dとして示す)に沿って延びる中心部75(第1方向に略平行な4辺を有する厚みTの小さな略直方体形状を有する。)と、中心部75の基端側に一体に形成された基端板73(第1方向に略垂直な4辺を有する略直方体形状を有し、中心部75に対して角度Q=略90度に形成されている。)と、中心部75の先端側に一体に形成された先端部77(中心部75の先端から第2方向(図5(d)中に矢印Fとして示す。第2方向は厚みTの方向と略平行である。)に向かって湾曲している。)と、を含んでなる。なお、本体部71は、中心部75、基端板73及び先端部77のいずれも厚みTはほぼ同じであり、そして幅Eもほぼ同じである。また、本体部71を構成する中心部75、基端板73及び先端部77は、可撓性を有する弾性体である合成樹脂によって一体的に形成されている。なお、基端板73は中心部75の基端から第2方向に向けて突出するように形成されている(中心部75に対して基端板73が突出する方向は第2方向であり、中心部75に対して先端部77が突出する第2方向と同じ。)。
粘着テープ81は、本体部71の基端板73をケーブルラックの内面に粘着するためのものであり、詳細には、両面に粘着層が設けられた所謂「両面テープ」によって形成されている。両面に設けられた粘着層の一方によって粘着テープ81は基端板73に貼り付けられることで取り付けられており、粘着層の他方によって粘着取付面83が形成されている。
図6は、図5に示した第2実施形態の本係止具61をケーブルラック101に取り付けたところを示す図であり、具体的には、図6(a)はケーブルラック101の長手方向(図6(b)中、矢印Jにて示す)に沿った方向から見たところを示し(図2(a)と同様の方向から見たところを示している。なお、図示を容易にするため粘着テープ81の図示は省略している)、図6(b)は図6(a)のC−C断面図である。
ケーブルラック101は、第1実施形態において図2を用いて説明したものと同様のものであり、同じ要素には同じ参照番号を付している(ケーブルラック101に関する同様の説明はここでは省略する。)。
図5に示した第2実施形態の本係止具61をケーブルラック101に取り付けるには、粘着テープ81の粘着取付面83をケーブルラック101内面(ここでは具体的には側板105aの内面)に押しつけて粘着させればよい。
なお、本係止具61のケーブルラック101への取付は、ケーブルラック101の凹条の内部109にケーブル301を収容した前後を問わずに行うことができ、例えば、本係止具61のケーブルラック101への取付を凹条の内部109にケーブル301を収容する前に行った場合には、凹条の内部109にケーブル301を収容するには先端部77と側板105b内面との間の隙間133(図6(a)参照)を経由して行うことができ、またこのとき必要に応じて本体部71を撓ませて隙間133を拡げることもできる。
以上のように第2実施形態の本係止具61は、ケーブル301を収容する凹条(底板103と一対の側板105a、105bとによってカタカナ「コ」の字状の凹条が形成されている。)を有するケーブルラック101に取り付けられるケーブル係止具であって、凹条に収容されるケーブル301よりも凹条の開口121側において、凹条の開口121の幅方向(図6(a)では矢印W方向)に突出(本体部の基端側と先端側とが幅方向に関して位置が異なる)するようにケーブルラック101に取り付けられる棒状又は短冊状(ここでは短冊条)の本体部71を、備えてなる、ケーブル係止具である。
本係止具61においては、本体部71の一端である基端(基端板73)が、凹条の内面(ここでは側板105a内面)に取り付けられるものである。
本係止具61においては、本体部71の基端(基端板73)が、凹条の内面(ここでは側板105a内面)に粘着テープ81により粘着されるものである。
本係止具61においては、本体部71の基端(基端板73)とは反対側の本体部71の端部である先端(先端部77の端部)が、自由端である。
本係止具61においては、本体部71が弾性体(ここでは可撓性を有する弾性体である合成樹脂)により形成されるものである。
本係止具61においては、前記先端近傍(先端部77)が凹条の内部109側に湾曲又は折り曲げられているものである。
そして、本係止具61は、ケーブルラック101と、該ケーブルラック101に取り付けられた本係止具61と、を含んでなるケーブル収容具を形成している。
11 本係止具(第1実施形態)
21 本体部
23 基端部
25 中心部
25c 基端面
27 先端部
41 外面当接板
41a、41b 主表面
61 本係止具(第2実施形態)
71 本体部
73 基端板
75 中心部
77 先端部
81 粘着テープ
83 粘着取付面
101 ケーブルラック
103 底板
105a、105b 側板
107 スリット
107a、107b 長縁
109 内部
121 開口
131、133 隙間
201 外部
301 ケーブル

Claims (12)

  1. ケーブルを収容する凹条を有するケーブルラックに取り付けられるケーブル係止具であって、
    凹条に収容されるケーブルよりも凹条の開口側において、凹条の開口の幅方向に突出するようにケーブルラックに取り付けられる棒状又は短冊状の本体部を、備えてなる、ケーブル係止具。
  2. 本体部の一端である基端が、凹条の内面に取り付けられるものである、請求項1に記載のケーブル係止具。
  3. 本体部の基端が、凹条の内面に接着、融着又は粘着されるものである、請求項2に記載のケーブル係止具。
  4. ケーブルラックが、凹条の内部と外部とを仕切る壁部を有すると共に、該壁部が孔部を有し、
    本体部の基端が、該孔部に係合することで該孔部に対して取付られるものである、請求項2に記載のケーブル係止具。
  5. 本体部の基端が前記孔部に嵌入されることで前記孔部に係合するものである、請求項4に記載のケーブル係止具。
  6. 本体部の基端が前記孔部に係合し前記孔部に対して取付られた取付状態において、ケーブルラックの外面に当接し本体部の基端に連なる外面当接部を、さらに備えてなるものである、請求項4又は5に記載のケーブル係止具。
  7. 本体部の基端が前記孔部に係合し前記孔部に対して取付られた取付状態において、凹条の内面に当接する内面当接部を、本体部が有するものである、請求項4乃至6のいずれか1に記載のケーブル係止具。
  8. 本体部の基端が前記孔部に対して取付及び取外が自在なものである、請求項4乃至7のいずれか1に記載のケーブル係止具。
  9. 本体部の基端とは反対側の本体部の端部である先端が、自由端である、請求項1乃至8のいずれか1に記載のケーブル係止具。
  10. 本体部が弾性体により形成されるものである、請求項9に記載のケーブル係止具。
  11. 前記先端近傍が凹条の内部側に湾曲又は折り曲げられているものである、請求項9又は10に記載のケーブル係止具。
  12. ケーブルラックと、該ケーブルラックに取り付けられた請求項1乃至11のいずれか1に記載のケーブル係止具と、を含んでなるケーブル収容具。
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