JP2003136454A - マニピュレータ - Google Patents

マニピュレータ

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JP2003136454A
JP2003136454A JP2001333386A JP2001333386A JP2003136454A JP 2003136454 A JP2003136454 A JP 2003136454A JP 2001333386 A JP2001333386 A JP 2001333386A JP 2001333386 A JP2001333386 A JP 2001333386A JP 2003136454 A JP2003136454 A JP 2003136454A
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manipulator
amplifier
servo
servo motor
integrated
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JP2001333386A
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Naoto Kawauchi
直人 川内
Hiroyuki Kanazawa
宏幸 金澤
Ken Onishi
献 大西
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱着に要する手間及びコストを削減すること
ができるマニピュレータの提供を課題とする。 【解決手段】 サーボモータ32及びサーボアンプ33
が、マニピュレータ本体11内に内蔵されている構成を
採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば溶接や塗装
を行う工業用ロボットなどに用いられるマニピュレータ
に関し、特に、小型化及び省配線化が可能なマニピュレ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のマニピュレータの適用例
の一例として、AGV(Automatic Guided Vehicleの略
称)に搭載した場合を図7に示す。同図において、符号
1は自走可能なAGV車体を示し、符号2はAGV車体
1上に搭載されたマニピュレータを示している。マニピ
ュレータ2には、その各関節2a,2bを折曲動作させ
るためのサーボモータが内蔵されており(図示略)、こ
れらサーボモータの駆動は、AGV車体1側に搭載され
たアンプ3及びコントローラ4及び電源(図示せず)に
よって行われるようになっている。なお、各サーボモー
タ及びアンプ3間と、アンプ3及びコントローラ4間と
は、それぞれ、多数本のアナログ配線5によって接続さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来のマニピュレータは、以下に説明する問題を有して
いた。すなわち、各サーボモータ及びアンプ3間を接続
するアナログ配線5は、1関節あたり例えば約12本を必
要とするため、たった2個所の関節しか持たぬ場合であ
っても、合計約24本もの多数本を使用する必要がある。
同様に、アンプ3及びコントローラ4間を接続するアナ
ログ配線5も、1関節あたり例えば約20本を必要とする
ため、2個所の関節で合計約40本もの多数本を使用する
必要があった。
【0004】このような多数本のアナログ配線5の配線
接続は煩わしく、しかもそれらの長さが長くなると、そ
こからノイズが入り込んで適切な制御ができなくなる恐
れが生じることとなる。また、マニピュレータが複数台
になれば、その台数に対応して倍数化されていくので、
さらに膨大な本数が必要となることになる。さらには、
従来のアンプ3は、前記各サーボモータに対して大きく
スペースを必要とするため、AGV車体1側に搭載され
る構成となっているが、例えば、マニピュレータを搭載
していない他のAGV車体に対して、後付けでマニピュ
レータを取り付ける場合には、大きなアンプ3をAGV
車体内に収めることができずに搭載できない場合があ
る。また、例え搭載できたとしても、上述のような多数
本のアナログ配線5の配線作業を行うことは大変であ
り、改造コストが嵩むことになる。この種のマニピュレ
ータは、設置に要する手間/コストの削減も望まれるこ
とが多い。しかしながら、上述のような膨大な本数を有
する長い配線の接続作業を要する従来のマニピュレータ
では、このようなニーズに対応することが困難であっ
た。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、脱着に要する手間及びコストを削減することが
できるマニピュレータの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1に記載のマニピュレータは、マニピュレータ本体にお
ける関節部の折曲動作等を行うサーボモータと、該サー
ボモータを制御するサーボアンプとが、前記マニピュレ
ータ本体内に内蔵されていることを特徴とする。上記請
求項1に記載のマニピュレータによれば、サーボモータ
及びサーボアンプがマニピュレータ本体と一体になって
いるので、予め工場内でサーボモータとサーボアンプと
の間の配線接続を済ませておき、取り付けの際における
配線作業を省略することができるようになる。
【0007】請求項2に記載のマニピュレータは、請求
項1に記載のマニピュレータにおいて、前記サーボアン
プに、電源ユニットが含まれていることを特徴とする。
上記請求項2に記載のマニピュレータによれば、サーボ
アンプと電源ユニットとの間の距離が最短となるので、
両者間の配線長さを最短にすることができるようにな
る。
【0008】請求項3に記載のマニピュレータは、請求
項1または請求項2に記載のマニピュレータにおいて、
前記サーボアンプに制御指示を与えるコントローラと、
前記サーボアンプとの間が、高速シリアル通信網で接続
されていることを特徴とする。上記請求項3に記載のマ
ニピュレータによれば、従来のアナログ配線に比較し
て、その接続本数を大幅に減らすことができ、省線化す
ることができるようになる。
【0009】請求項4に記載のマニピュレータは、請求
項1または請求項2に記載のマニピュレータにおいて、
前記マニピュレータ本体に、前記関節部が複数備えら
れ、これら各関節部毎に、前記サーボモータ及び前記サ
ーボアンプが備えられ、これらサーボアンプ間と、これ
らサーボアンプのうちの少なくとも1台及び、これらサ
ーボアンプのそれぞれに制御指示を与えるコントローラ
の間とが、それぞれ、高速シリアル通信網で接続されて
いることを特徴とする。上記請求項4に記載のマニピュ
レータによれば、従来のアナログ配線に比較して、その
接続本数を大幅に減らすことができ、省線化することが
できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のマニピュレータの一実施
形態についての説明を、図1〜図6を参照しながら以下
に行うが、本発明がこれのみに限定解釈されるものでな
いことはもちろんである。なお、図1は、本実施形態の
マニピュレータを示す図であって、内部構造を説明する
ための説明図である。また、図2は、同マニピュレータ
で用いされるアンプ一体型サーボモータを示す斜視図で
ある。また、図3は、同アンプ一体型サーボモータを複
数備えて高速シリアル通信LANで配線接続した場合の
一例を示す説明図である。また、図4は、同アンプ一体
型サーボモータを複数備えて高速シリアル通信LANで
配線接続した場合の他の例を示す説明図である。また、
図5は、同アンプ一体型サーボモータを複数備えて高速
シリアル通信LANで配線接続した場合の他の例を示す
説明図である。また、図6は、本実施形態のマニピュレ
ータをAGVに搭載した場合を示す側面図である。
【0011】図1に示すように、本実施形態のマニピュ
レータ10は、腕部をなすマニピュレータ本体11と、
該マニピュレータ本体11における各リンク11a間の
各関節部11bの折曲動作等を行う複数(本実施形態で
は3台)のサーボモータ32と、これらサーボモータ3
2を制御する複数(本実施形態では3台)サーボアンプ
33と、マニピュレータ本体11の先端に取り付けられ
て把持対象物を把持するハンド14と、該ハンド14内
に内蔵されたセンサ15及びアンプ16と、後述の高速
シリアル通信LAN100とを備えて構成されている。
【0012】マニピュレータ本体11は、各リンク11
a間を各関節11bで折曲可能に連結したものであり、
ハンド14が接続された側の端部と反対側の端部には、
このマニピュレータ10を接続する対象に対して取り付
けるための取付フランジ11cが設けられている。ハン
ド14は、把持対象物を把持するものであり、その内部
に、前記センサ15及び前記アンプ16が装備されてい
る。このセンサ15としては、例えば、リミットスイッ
チや歪ゲージや感圧センサなどが用いられ、把持対象物
を適切な把持力で把持するためのフィードバック制御に
用いられるものとなっている。また、このハンド14が
接続されているリンク11aには、マニピュレータ10
に装着可能な工具50を接続するために、電力供給用コ
ネクタ61及び制御用コネクタ62が取り付けられてい
る。工具50は、作業用途に応じて複数種類あり、その
内部に同様のサーボモータ32及びサーボアンプ33
と、工具用センサ51とを備えている。
【0013】サーボモータ32及びサーボアンプ33
は、図2に示すように、一体となってアンプ一体型サー
ボモータ20を構成している。このアンプ一体型サーボ
モータ20は、そのサーボモータ32が、筐体32a
と、該筐体32aを貫通して外側に延びる出力軸32b
とを備えている。この出力軸32bには、図示されない
減速機構が接続されており、その回転駆動力により、前
記各リンク11a間を各関節11bにおいて折曲させる
ことが可能となっている。
【0014】サーボアンプ33は、制御基板33aと、
パワー基板33bと、ケース33cと、電源ユニット3
3xとを備えている。制御基板33a及びパワー基板3
3bは、このサーボアンプ33のアンプ機能をなすもの
である。また、ケース33cは、アルミニウムなどの高
熱伝導率材料からなり、放熱板を兼ねたものとなってい
る。制御基板33aとパワー基板33bは、互いに分離
された状態に構成されている。そして、制御基板33a
の両面には、サーボモータ32の制御処理を行うCPU
などのIC(Integrated Circuit)33a1が複数実装
されている。
【0015】また、パワー基板33bは、スイッチング
IC(Integrated Circuit)33b1が実装される実装
基板33b2と、アルミニウム板33b3とから構成さ
れている。スイッチングIC33b1は、制御基板33
aの各IC33a1からの指令に基づいて、サーボモー
タ32へ送る供給電流を生成するようになっている。ま
た、実装基板33b2において、スイッチングIC33
b1は、制御基板33aに対向する面側に配置され、こ
れらスイッチングIC33b1が実装されない片面側に
は、アルミニウム板33bが実装されている。制御基板
33aとパワー基板33bとは、互いに重ね合わされた
状態で、ケース33cに対してアルミニウム板33bが
上蓋となるように取り付けられている。そして、アルミ
ニウム板33bの熱が、ケース33cに対して伝達さ
れ、このケース33cより放熱されるようになってい
る。
【0016】サーボアンプ33は、図示されない防振機
構を介して、サーボモータ32の筐体32aの側面に固
定されている。この防振機構は、サーボモータ32とケ
ース33cとの間のスペーサとして機能するものであ
り、熱伝導率が小さく、かつゴムのような振動緩衝性を
有する材質を採用するのが好ましい。
【0017】前記電源ユニット33xは、放熱ケーシン
グ33x1内に固定された状態で、図示されない防振機
構を介して、サーボモータ32の筐体32aの後面側に
固定されている。この防振機構は、サーボモータ32と
放熱ケーシング33x1との間のスペーサとして機能す
るものであり、熱伝導率が小さく、かつゴムのような振
動緩衝性を有する材質を採用するのが好ましい。放熱ケ
ーシング33x1の一端には、延長支持部33x2が形
成され、この延長支持部33x2に、図示されない断熱
体を介して前記ケース33cが接続支持されている。し
たがって、サーボアンプ33は、概略L字形をなし、サ
ーボモータ32に対して一体に取り付けられている。
【0018】以上説明の構成を有する各アンプ一体型サ
ーボモータ20には、電源装置(図示せず)からの電線
と、コントローラ(図示せず)からの高速シリアル通信
LAN(高速シリアル通信網)100が配線接続されて
いる。
【0019】例えば図3に示すように、この高速シリア
ル通信LAN100は、互いに隣接する各サーボアンプ
33間と、これらサーボアンプ33のうちの、前記取付
フランジ11c側に最も近い位置に配置された1台及
び、これらサーボアンプ33のそれぞれに制御指示を与
えるコントローラ(図示せず)の間とを接続するもので
ある。この高速シリアル通信LAN100の配線構成と
しては、いくつかの例が考えられるので、これらの例に
ついて、図3〜図5を参照してそれぞれ説明する。
【0020】まず、図3の構成例は、その高速シリアル
通信LAN100が、前記コントローラから1台のアン
プ一体型サーボモータ20に向かって接続された1本の
メインバス101と、互いに隣り合うアンプ一体型サー
ボモータ20間を接続し、メインバス101からの制御
信号を次々に伝搬することが可能なローカルバス10
2,102とを備えて構成されている。
【0021】メインバス101は、このメインバス10
1が接続されるアンプ一体型サーボモータ20のサーボ
アンプ33に配線されている。そして、このアンプ一体
型サーボモータ20のサーボアンプ33と、その隣のア
ンプ一体型サーボモータ20のサーボアンプ33とが、
ローカルバス102によって接続されている。同様に、
他のアンプ一体型サーボモータ20も、自らのサーボア
ンプ33と、隣のサーボアンプ33との間が、ローカル
バス102で接続されている。また、電源と各アンプ一
体型サーボモータ20との間は、電源からの主電線15
1から複数分岐された各電線151a,・・・で接続され
ている。すなわち、各電線151a,・・・は、各アンプ
一体型サーボモータ20の前記電源ユニット33xに接
続されている。さらに、メインバス101から最も離れ
た位置のアンプ一体型サーボモータ20からは、前記工
具50用のローカルバス102がのびており、その末端
には、前記制御用コネクタ62が接続されている。同様
に、主電線151からは、前記工具50用の電線151
aがのびており、その末端には、前記電力供給用コネク
タ61が接続されている。そして、これら制御用コネク
タ62及び電力供給用コネクタ61を介して、工具50
のサーボモータ32及びサーボアンプ33をメインバス
101及び主電線151に接続することで、工具50を
駆動することが可能となっている。
【0022】以上説明の配線構成により、コントローラ
からの制御指示がまず、1台目のアンプ一体型サーボモ
ータ20に対してメインバス101より送信され、この
アンプ一体型サーボモータ20による関節11bの折曲
動作が制御される。同様に、その隣のアンプ一体型サー
ボモータ20は、ローカルバス102を介してメインバ
ス101からの制御指示を受信し、自らの折曲動作を行
う。このようにして、各アンプ一体型サーボモータ2
0,・・・に対するコントローラからの制御指示が順次、
伝搬されていく。
【0023】次に図4に示す構成例は、その高速シリア
ル通信LAN100が、前記コントローラからの1本の
メインバス103と、該メインバス103より分岐され
た複数のローカルバス104,・・・とを備えて構成され
ている。また、電源と各アンプ一体型サーボモータ20
との間は、図3の場合と同様に、電源からの主電線15
1より複数分岐された各電線151a,・・・で接続され
ている。以上説明の配線構成により、コントローラから
の制御指示が、メインバス103を介して各ローカルバ
ス104,・・・に分岐送信され、各アンプ一体型サーボ
モータ20の回転動作(各関節11bの折曲動作)が一
括制御される。さらに、メインバス103の末端には、
前記制御用コネクタ62が接続されている。同様に、主
電線151からは、前記工具50用の電線151aがの
びており、その末端には、前記電力供給用コネクタ61
が接続されている。そして、これら制御用コネクタ62
及び電力供給用コネクタ61を介して、工具50のサー
ボモータ32及びサーボアンプ33をメインバス101
及び主電線151に接続することで、工具50を駆動す
ることが可能となっている。
【0024】次に図5に示す構成例は、その高速シリア
ル通信LAN100が、前記コントローラからの1本の
メインバス105がハブ106に接続され、このハブ1
06と各アンプ一体型サーボモータ20との間が、複数
のローカルバス107によって配線接続される構成とな
っている。また、電源と各アンプ一体型サーボモータ2
0との間は、図4の場合と同様に、電源からの主電線1
51より複数分岐された各電線151a,・・・で接続さ
れている。以上説明の配線構成により、コントローラか
らの制御指示が、メインバス105及びハブ106を介
して各ローカルバス107,・・・に分岐送信され、各ア
ンプ一体型サーボモータ20の回転動作(各関節11b
の折曲動作)が一括制御される。さらに、ハブ106か
らは、前記工具50用のローカルバス107がのびてお
り、その末端には、前記制御用コネクタ62が接続され
ている。同様に、主電線151からは、前記工具50用
の電線151aがのびており、その末端には、前記電力
供給用コネクタ61が接続されている。そして、これら
制御用コネクタ62及び電力供給用コネクタ61を介し
て、工具50のサーボモータ32及びサーボアンプ33
をメインバス101及び主電線151に接続すること
で、工具50を駆動することが可能となっている。
【0025】以上説明の本実施形態のマニピュレータ1
0の効果を、以下にまとめる。本実施形態のマニピュレ
ータ10は、サーボモータ32及びサーボアンプ33か
らなるアンプ一体型サーボモータ20が、マニピュレー
タ本体11内に内蔵されている構成を採用した。この構
成によれば、サーボモータ32及びサーボアンプ33
が、マニピュレータ本体11と一体になっているので、
予め工場内でサーボモータ32とサーボアンプ33との
間の配線接続を済ませておくことができる。これによ
り、例えば図6に示すAGV車体50に対して容易に搭
載することができるようになる。
【0026】すなわち、この場合のマニピュレータ10
の取り付けは、AGV車体50側に搭載されたコントロ
ーラ51からの配線51aと、電源装置からの配線と
を、2つのコネクタ51bを介して接続した後、取付フ
ランジ11cをAGV車体50側にボルト固定するだけ
で完了する。このように、AGV車体50側にアンプを
搭載したり、多数本の長い配線接続を行わずに済むの
で、マニピュレータ10の搭載は容易となっている。な
おかつ、サーボモータ32及びサーボアンプ33間の距
離を最短距離とすることができるので、両者間の配線長
さを最短とすることもでき、ここからノイズが入り込ん
で適切な制御ができなくなる恐れを防止することも可能
となっている。
【0027】また、本実施形態のマニピュレータ10
は、各サーボアンプ33に、電源ユニット33xが含ま
れている構成を採用した。この構成によれば、サーボア
ンプ33と電源ユニット33xとの間の距離を最短とす
ることができるので、両者間の配線長さを最短とするこ
とが可能となる。また、本実施形態のマニピュレータ
は、そのマニピュレータ本体11が、複数の関節部11
bを備え、これら各関節部11b毎に、サーボモータ3
2及びサーボアンプ33を備え、これらサーボアンプ3
3間と、これらサーボアンプ33のうちの1台及び前記
コントローラ間とを、それぞれ、高速シリアル通信LA
N100で接続する構成を採用した。この構成によれ
ば、従来のアナログ配線に比較して、その接続本数を大
幅に減らすことができ、省線化することが可能となる。
【0028】なお、上記実施形態では、関節数が3個所
の場合を例に説明したが、これに限らず、2個所以下、
もしくは4個所以上としても良いことは勿論である。ま
た、図6の例では、本実施形態のマニピュレータ10を
AGV車体50に対して搭載する場合を例に説明した
が、これに限らず、その他の装置に搭載してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のマニピュレー
タは、サーボモータ及びサーボアンプが、マニピュレー
タ本体内に内蔵されている構成を採用した。この構成に
よれば、サーボモータ及びサーボアンプは、マニピュレ
ータ本体と一体になっているので、予め工場内でサーボ
モータとサーボアンプとの間の配線接続を済ませてお
き、取り付けの際における配線作業を省略することがで
きるようになる。したがって、脱着に要する手間及びコ
ストを削減することが可能となる。なおかつ、サーボモ
ータ及びサーボアンプ間の距離を最短距離とすることが
できるので、両者間の配線長さを最短とすることもでき
るようになる。
【0030】また、請求項2に記載のマニピュレータ
は、請求項1に記載のマニピュレータにおいて、サーボ
アンプに、電源ユニットが含まれている構成を採用し
た。この構成によれば、サーボアンプと電源ユニットと
の間の距離を最短とすることができるので、両者間の配
線長さを最短とすることが可能となる。
【0031】また、請求項3に記載のマニピュレータ
は、請求項1または請求項2に記載のマニピュレータに
おいて、コントローラとサーボアンプとの間を、高速シ
リアル通信網で接続する構成を採用した。この構成によ
れば、従来のアナログ配線に比較して、その接続本数を
大幅に減らすことができ、省線化することが可能とな
る。
【0032】また、請求項4に記載のマニピュレータ
は、請求項1または請求項2に記載のマニピュレータに
おいて、マニピュレータ本体に、関節部が複数備えら
れ、これら各関節部毎に、サーボモータ及びサーボアン
プを備え、これらサーボアンプ間と、これらサーボアン
プのうちの少なくとも1台及びコントローラ間とを、そ
れぞれ、高速シリアル通信網で接続する構成を採用し
た。この構成によれば、従来のアナログ配線に比較し
て、その接続本数を大幅に減らすことができ、省線化す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマニピュレータの一実施形態を示す
図であって、内部構造を説明するための説明図である。
【図2】 同マニピュレータで用いされるアンプ一体型
サーボモータを示す斜視図である。
【図3】 同アンプ一体型サーボモータを複数備えて高
速シリアル通信LANで配線接続した場合の一例を示す
説明図である。
【図4】 同アンプ一体型サーボモータを複数備えて高
速シリアル通信LANで配線接続した場合の他の例を示
す説明図である。
【図5】 同アンプ一体型サーボモータを複数備えて高
速シリアル通信LANで配線接続した場合の他の例を示
す説明図である。
【図6】 本発明のマニピュレータをAGVに搭載した
場合を示す側面図である。
【図7】 従来のマニピュレータをAGVに搭載した場
合を示す側面図である。
【符号の説明】
10・・・マニピュレータ 11・・・マニピュレータ本体 11b・・・関節部 32・・・サーボモータ 33・・・サーボアンプ 33x・・・電源ユニット 51・・・コントローラ 100・・・高速シリアル通信LAN(高速シリアル通信
網)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 献 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3C007 AS11 AS13 CY02 JS06 JS07 MT00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレータ本体における関節部の折
    曲動作等を行うサーボモータと、該サーボモータを制御
    するサーボアンプとが、前記マニピュレータ本体内に内
    蔵されていることを特徴とするマニピュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマニピュレータにおい
    て、 前記サーボアンプには、電源ユニットが含まれているこ
    とを特徴とするマニピュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のマニピ
    ュレータにおいて、 前記サーボアンプに制御指示を与えるコントローラと、
    前記サーボアンプとの間が、高速シリアル通信網で接続
    されていることを特徴とするマニピュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のマニピ
    ュレータにおいて、 前記マニピュレータ本体には、前記関節部が複数備えら
    れ、これら各関節部毎に、前記サーボモータ及び前記サ
    ーボアンプが備えられ、 これらサーボアンプ間と、 これらサーボアンプのうちの少なくとも1台及び、これ
    らサーボアンプのそれぞれに制御指示を与えるコントロ
    ーラの間とが、それぞれ、高速シリアル通信網で接続さ
    れていることを特徴とするマニピュレータ。
JP2001333386A 2001-10-30 2001-10-30 マニピュレータ Pending JP2003136454A (ja)

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