JP2015089577A - ロボット、制御装置及びロボットシステム - Google Patents

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武馬 山崎
Takema Yamazaki
武馬 山崎
泉 飯田
Izumi Iida
泉 飯田
澤田 宗徳
Munenori Sawada
宗徳 澤田
佐藤 大輔
Daisuke Sato
大輔 佐藤
勇 ▲瀬▼下
勇 ▲瀬▼下
Isamu Seshimo
重徳 笹井
Shigenori Sasai
重徳 笹井
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Abstract

【課題】配線数を低減しつつ、慣性センサーの追加が容易なロボットを提供する。
【解決手段】ロボットアーム2と、ロボットアーム2を駆動する駆動部と、駆動部の駆動を制御する第1の制御部12と、少なくとも1つが慣性センサー20である複数の検出部10,11と、複数の検出部10,11及び第1の制御部12を直列的に接続する配線部13と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット、制御装置及びロボットシステムに関する。
例えば、産業用ロボットとしては、水平多関節ロボット(スカラロボット)や垂直多関節ロボットなどのロボットアームを備えたものが従来から広く用いられている。このようなロボットの制御には、ロボットアームに内蔵されたセンサーによる情報が用いられる。
ところで、従来のロボットでは、センサーの数が少なく、角度センサーなどに限られたものであった。一方、近年の多機能化したロボットでは、例えばインピーダンス制御や角速度センサー(ジャイロセンサー)などの慣性センサーによる制振制御などが行われている。また、ロボットアームに内蔵されるセンサーの数は、センサーの小型化や高信頼性化、低価格化に伴い、増加する傾向にある。さらに、慣性センサーやエンドエフェクター(ハンド部)などとの通信を行うことにより、ロボットアームに内蔵される配線数も増加する傾向にある。
ロボットアームに内蔵されるセンサー等に接続される配線には、パラレル配線が用いられている(例えば、特許文献1を参照。)。しかしながら、パラレル配線を用いた場合、配線数が増加するという問題が生じる。また、配線数の増加は、ロボットの小型化を阻害する。特に、慣性センサーを用いてロボットアームを制振するロボットでは、配線数が大幅に増加するため、省配線化が望まれる(例えば、特許文献2を参照。)。
また、慣性センサーを用いてロボットアームを制振するロボットでは、慣性センサーの配置場所や個数により振動抑制効果が大きく変わってくる。したがって、ロボットアームの振動を抑制する上で、慣性センサーの配置場所や個数は重要である。しかしながら、センサー等がパラレル配線で接続された場合、慣性センサーと接続される相手側の基板(中継基板や演算部)に、慣性センサーを接続するための端子を追加する必要があり、慣性センサーの個数の追加が困難であった。
特開2002−79487号公報 特開2005−242794号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、配線数を低減しつつ、慣性センサーの追加が容易なロボット、制御装置及びロボットシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明の一態様に係るロボットは、ロボットアームと、ロボットアームを駆動する駆動部と、駆動部の駆動を制御する第1の制御部と、少なくとも1つが慣性センサーである複数の検出部と、複数の検出部及び第1の制御部を直列的に接続する配線部と、を備える。
この構成によれば、配線部によって複数の検出部及び第1の制御部が直列的に接続(いわゆるデイジーチェーン接続)されるため、各検出部と第1の制御部との間を並列的に接続(いわゆるスター型接続)する場合に比べて、配線数を大幅に低減することができる。また、複数の検出部と第1の制御部との間で信号を逐次的に伝送(いわゆるシリアル伝送)することができるため、配線数を増やすことなく、検出部の増加に対応することが可能である。また、検出部として慣性センサーを用い、この慣性センサーをデイジーチェーン接続することによって、配線数を低減しつつ、慣性センサーを用いてロボットアームを制振する際の振動の発生を抑制することができる。さらに、慣性センサーをデイジーチェーン接続した場合、この慣性センサーを接続するための端子を新た設ける必要がないので、慣性センサーの個数の追加が容易となる。
また、上記構成において、更に、ロボットアームに設けられたエンドエフェクターと、エンドエフェクターの駆動を制御する第2の制御部と、を備え、配線部が、複数の検出部、第1の制御部及び第2の制御部を直列的に接続している構成としてもよい。
この構成の場合、配線部によって複数の検出部、第1の制御部及び第2の制御部がデイジーチェーン接続されるため、配線数を大幅に低減することができる。
また、上記構成において、複数の検出部のうち、少なくとも1つが力検出器である構成であってもよい。
この構成の場合、配線部によって力検出器をデイジーチェーン接続することができる。
また、上記構成において、更に、第2の制御部に対する監視と指令を行う監視指令部と、第1の制御部と監視指令部との間で信号の振り分けを行う通信制御部と、を備え、配線部が、複数の検出部、第1の制御部、第2の制御部及び通信制御部を直列的に接続している構成であってもよい。
この構成の場合、複数の検出部と第1の制御部との間で信号をシリアル伝送すると共に、第2の制御部と監視司令部との間で信号をシリアル伝送することができる。
本発明の一態様に係るロボットは、ロボットアームと、ロボットアームを駆動する駆動部と、駆動部の駆動を制御する第1の制御部と、ロボットアームに設けられたエンドエフェクターと、エンドエフェクターの駆動を制御する第2の制御部と、ロボットアームに設けられた慣性センサーと、第1の制御部、第2の制御部及び慣性センサーを直列的に接続する配線部と、を備える。
この構成によれば、この構成によれば、配線部によって第1の制御部、第2の制御部及び慣性センサーが直列的に接続(いわゆるデイジーチェーン接続)されるため、これらの間を並列的に接続(いわゆるスター型接続)する場合に比べて、配線数を大幅に低減することができる。また、第2の制御部と第1の制御部との間で信号を逐次的に伝送(いわゆるシリアル伝送)すると共に、慣性センサーと第1の制御部との間で信号をシリアル伝送することができる。また、慣性センサーをデイジーチェーン接続することによって、配線数を低減しつつ、慣性センサーを用いてロボットアームを制振する際の振動の発生を抑制することができる。さらに、慣性センサーをデイジーチェーン接続した場合、この慣性センサーを接続するための端子を新た設ける必要がないので、慣性センサーの個数の追加が容易となる。
また、上記構成において、更に、ロボットアームに設けられた力検出器を備え、配線部が、第1の制御部、第2の制御部、慣性センサー及び力検出器を直列的に接続している構成であってもよい。
この構成の場合、配線部によって第1の制御部、第2の制御部、慣性センサー及び力検出器がデイジーチェーン接続されるため、配線数を大幅に低減することができる。
また、上記構成において、ロボットアームが複数設けられている構成としてもよい。
この構成の場合、ロボットアーム毎に、配線数を低減しつつ、慣性センサーの追加が容易となる。
本発明の一態様に係る制御装置は、本発明の一態様のロボットを制御することを特徴とするものである。
本発明の一態様に係るロボットシステムは、本発明の一態様に係るロボットを備えることを特徴とするものである。
本発明の第1の実施形態に係るロボットの概略構成を示す側面図である。 図1に示すロボットが備える検出部の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るロボットの概略構成を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るロボットの概略構成を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るロボットの概略構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。また、以下の説明で用いる図面では、各構成要素を見やすくするため、構成要素を模式的に示している場合があり、構成要素によっては寸法の縮尺を異ならせて示すこともある。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態として図1に示すロボット1Aについて説明する。
図1は、ロボット1Aの概略構成を示す側面図である。
また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。具体的には、図1中における紙面の左右方向をX軸方向とし、図1中における紙面と直交する方向をY軸方向とし、図1中における紙面の上下方向をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸の軸回り方向を、それぞれθX方向、θY方向、及びθZ方向とする。
ロボット1Aは、図1に示すようなロボットアーム2を備える、いわゆる水平多関節ロボット(スカラロボット)である。ロボットアーム2は、基台3と、胴部4と、第1のアーム部5と、第2のアーム部6と、ハンド部7とを有している。
基台3は、設置面T上に設置されている。胴部4は、第1の関節部8を介して基台3の上に連結されている。第1の関節部8の内部には、基台3に対して胴部4をθZ方向に回動駆動する回動駆動機構(第1の駆動部)が設けられている(図1において図示せず。)。第1のアーム部5は、第2の関節部9Aを介して胴部4の側面に連結されている。第2の関節部9Aの内部には、胴部4に対して第1のアーム部5をθY方向に回動駆動する回動駆動機構(第2の駆動部)が設けられている(図1において図示せず。)。第2のアーム部6は、第3の関節部9Bを介して第1のアーム部5の先端に連結されている。第3の関節部9Bの内部には、第1のアーム部5に対して第2のアーム部6をθY方向に回動駆動する回動駆動機構(第3の駆動部)が設けられている(図1において図示せず。)。ハンド部7は、第2のアーム部6の先端に連結されている。
ハンド部7には、各種の作業に合わせたエンドエフェクター(効果器)が交換可能に取り付けられる。本実施形態では、エンドエフェクターとして、アクチュエータ51と、照明装置52と、撮像装置53とが設けられ、それぞれの配線L1〜L3を介してサブコントローラ(第2の制御部)54と接続された構成となっている。
アクチュエータ51は、ハンド部7を駆動するモーター等からなる。照明装置52は、ハンド部7の作動時に照明光を照射するLED等からなる。撮像装置53は、ハンド部7の作動時に撮像を行うカメラ等からなる。サブコントローラ54は、エンドエフェクターを構成する各エンドエフェクター51〜53の駆動を制御する。
ロボット1Aは、上述したロボットアーム2の他にも、第1の検出部10と、第2の検出部11と、駆動制御部(第1の制御部)12と、配線部13とを備えている。
第1の検出部10は、胴部4の内部に設けられて、基台3に対する胴部4の駆動状態(角度、位置等)を検出する。第2の検出部11は、第3の関節部9Bの内部に設けられて、胴部4に対する第1のアーム部5及び第2のアーム部6の駆動状態(角度、位置等)を検出する。
第1の検出部10及び第2の検出部11としては、例えば、角度センサーや、角速度センサー(ジャイロセンサー)、力覚センサーなどを用いることができる。このうち、角度センサーは、θX方向、θY方向、θZ方向のうち何れか1方向を検出方向とする。角速度センサーは、θX方向、θY方向、θZ方向の3方向を検出方向とする。力覚センサーは、X方向、Y方向、Z方向、θX方向、θY方向、θZ方向の6方向を検出方向とする。
本実施形態では、ロボットアーム2の制振制御を行うため、第1の検出部10及び第2の検出部11に角速度センサー20を用いている。なお、ロボットアーム2の制振制御には、角速度センサー20の他に、加速度センサーなどの慣性センサーを用いることができる。
第1の検出部10を構成する角速度センサー20は、図2に示すように、中継基板(基板)21上に配置されている。中継基板21上には、この角速度センサー20の他にも、アナログ/デジタル変換部(A/D変換部)22と、通信部23とが配置されている。A/D変換部22は、角速度センサー20から出力される検出信号をアナログ値(アナログ信号)からデジタル値(デジタル信号)にA/D変換する。通信部23は、このA/D変換された信号を、通信に適した信号(シリアル信号)に変換して駆動制御部12に送信する。
駆動制御部12は、図1に示すように、第1の検出部10及び第2の検出部11が検出した検出信号に基づいて、上述した第1の駆動部、第2の駆動部及び第3の駆動部の駆動を制御するための演算を行うサーボ演算部である。駆動制御部12は、ロボットアーム2の動作を制御するロボットコントローラ(下位の制御装置)30の一部を構成している。
ロボットコントローラ30は、この駆動制御部12の他にも、監視指令部31と、通信制御部32とを有している。監視指令部31は、サブコントローラ54に対する監視と指令を行う。通信制御部32は、駆動制御部12と監視指令部31との間で信号の振り分けを行う。
また、ロボットコントローラ30には、システムコントローラ(上位の制御装置)100が接続されている。システムコントローラ100は、ロボット1Aを統括的に制御するものであり、このシステムコントローラ100とロボット1Aとからロボットシステム1000が構成されている。ロボットシステム1000では、システムコントローラ100を介してオペレータ(操作者)によるロボット1Aの監視及び指令を行うことができる。
ロボットコントローラ30は、システムコントローラ100からの指令等に基づく所定の動作をロボットアーム2に自動で行わせるために、駆動制御部12が演算により求めた結果に基づいて、上述した第1の駆動部、第2の駆動部及び第3の駆動部の駆動量をサーボ制御する。
配線部13は、第1の信号線24と、第2の信号線25と、第3の信号線26とを有している。第1の信号線24は、第1の検出部10と通信制御部32との間を接続している。第2の信号線25は、第1の検出部10と第2の検出部11との間を接続している。第3の信号線26は、第2の検出部11とサブコントローラ54との間を接続している。これにより、第1の検出部10、第2の検出部11、サブコントローラ54及び通信制御部32は、第1の信号線24、第2の信号線25及び第3の信号線26を介して直列的に接続(デイジーチェーン接続)されている。
第1の検出部10及び第2の検出部11が検出した検出信号は、デイジーチェーン接続された配線部13を介して通信制御部32(ロボットコントローラ30)へと逐次的に伝送(シリアル伝送)される。そして、この検出信号は、通信制御部32で振り分けられて駆動制御部12に入力される。一方、サブコントローラ54と監視指令部31との間で通信される信号は、通信制御部32で振り分けられて、デイジーチェーン接続された配線部13を介してシリアル伝送される。
以上のような構成を有するロボット1Aでは、基台3に対して胴部4がθZ方向に回動駆動し、胴部4に対して第1のアーム部5がθY方向に回動駆動し、第1のアーム部5に対して第2のアーム部6がY方向に回動駆動することによって、ハンド部7を任意の位置へと移動操作しながら、各種の作業を行うことができる。
ところで、本実施形態のロボット1Aでは、胴部4の駆動時に、第1の検出部10によってθZ方向の角速度が検出され、この検出信号がデイジーチェーン接続された配線部13(第1の信号線24)を介して通信制御部32へとシリアル伝送される。また、本実施形態のロボット1Aでは、第1のアーム部5及び第2のアーム部6の駆動時に、第2の検出部11によってθX方向、θY方向及びθZ方向の角速度がそれぞれ検出され、それぞれの検出信号がデイジーチェーン接続された配線部13(第1の信号線24及び第2の信号線25)を介して通信制御部32へとシリアル伝送される。さらに、ハンド部7の作動時に、サブコントローラ54と監視指令部31との間で通信が行われ、この通信される信号がデイジーチェーン接続された配線部13(第1の信号線24、第2の信号線25及び第3の信号線26)を介してシリアル伝送される。
以上のように、本実施形態のロボット1Aでは、上述した第1の検出部10、第2の検出部11、サブコントローラ54及び通信制御部32(ロボットコントローラ30)が、第1の信号線24、第2の信号線25及び第3の信号線26を介してデイジーチェーン接続されている。このため、それぞれを並列的に接続(いわゆるスター型接続)する場合に比べて、信号線の数(配線数)を大幅に低減することができる。
また、本実施形態のロボット1Aでは、検出部(本実施形態では第1の検出部10及び第2の検出部11)として角速度センサー20を用い、この角速度センサー20をデイジーチェーン接続することによって、配線数を低減しつつ、角速度センサー20を用いてロボットアーム2を制振する際の振動の発生を抑制することができる。さらに、角速度センサー20をデイジーチェーン接続した場合、この角速度センサー20を接続するための端子を新た設ける必要がないので、角速度センサー20の個数の追加が容易となる。例えば、第2の関節部8Aの内部に角速度センサー(図示せず。)を追加して使用する場合、この角速度センサーを第2の信号線25に直列的に接続(デイジーチェーン接続)すればよい。
また、本実施形態のロボット1Aでは、第1の検出部10及び第2の検出部11が検出した検出信号を駆動制御部12へとシリアル伝送することで、配線数を増やすことなく、検出部の増加に対応することが可能である。
また、本実施形態のロボット1Aでは、上述した第1の検出部10を構成する角速度センサー20とA/D変換部22とが同一の中継基板21上に配置されている。この構成の場合、角速度センサー20及び中継基板21をモジュール化することで、角速度センサー20が中継基板21上に配置されていない場合と比べて、アナログ信号が伝送される配線を短くできる。これにより、アナログ信号が受けるノイズの影響を低減できると共に、ロボットアーム2の内部に配置される第1の検出部10の省スペース化及び低コスト化を図ることができる。さらに、通信部23を中継基板21上に配置する、すなわち角速度センサー20、通信部23及び中継基板21をモジュール化することで、ロボットアーム2の内部に配置される第1の検出部10の更なる省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
本実施形態のロボット1Aでは、直列的に接続(デイジーチェーン接続)された配線部13のノード数をロボットアーム2の関節部の数以下とし、且つ、角速度センサー20(慣性センサー)の数をノード数以下とすることが好ましい。
ここで、ノード数とは、直列的に接続された信号線の中継点及び終端点の数を言う。本実施形態において、第1の信号線24及び第2の信号線25のノード数は2つであり、ロボットアーム2の第1の関節部8及び第2の関節部9の数は2つであり、角速度センサー20の数は2つである。したがって、上記の条件を満たしている。
本実施形態ロボット1Aでは、第1の検出部10において、角速度センサー20が中継基板21上に配置されているため、必然的に上記の条件を満たすことになる。すなわち、ロボットアーム2の関節部に角速度センサー20を用いた検出部を配置する場合、中継基板21とモジュール化された角速度センサー20を配置する構成が、信号線の中継点となる中継基板(ノード)を最も少なくできる。したがって、この構成の場合、中継基板21(ノード数)を少なくして、上述したロボットアーム2の内部に配置される第1の検出部10の省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態として図3に示すロボット1Bについて説明する。
図3は、ロボット1Bの概略構成を示す側面図である。
なお、以下の説明では、上記ロボット1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
ロボット1Bは、図3に示すように、上記第1の信号線24及び第2の信号線25としてシリアル信号線40を用いた構成である。また、ハンド部7には、上記照明装置52及び撮像装置53の代わりに、エンドエフェクターとして、力覚センサー(力検出器)55及び触覚センサー(検出部)56が設けられ、それぞれの配線L1〜L3を介してサブコントローラ54と接続された構成となっている。それ以外の構成については、基本的に上記ロボット1Aと同様の構成である。
シリアル信号線40を用いた場合、この1つのシリアル信号線40を介して第1の検出部10及び第2の検出部11、力覚センサー55及び触覚センサー56が検出した検出信号を通信制御部32にシリアル伝送することができる。したがって、本実施形態のロボット1Bでは、センサー(検出部)の数が増加した場合でも、上記ロボット1Aと同様に、信号線の数(配線数)を大幅に低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態として図4に示すロボット1Cについて説明する。
図4は、ロボット1Cの概略構成を示す側面図である。
なお、以下の説明では、上記ロボット1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
ロボット1Cは、図4に示すように、上記図3に示すロボット1Bの構成に、更に別のサブコントローラ(第2の制御部)57を追加した構成である。サブコントローラ57は、配線L3を介して触覚センサー56と接続され、配線L4を介してサブコントローラ54と接続されている。それ以外の構成については、基本的に上記ロボット1A,1Bと同様の構成である。
本実施形態のロボット1Cでは、センサー(検出部)及びサブコントローラ(第2の制御部)の数が増加した場合でも、配線部13によりデイジーチェーン接続することで、上記ロボット1A,1Bと同様に、信号線の数(配線数)を大幅に低減することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態として図5に示すロボット1Dについて説明する。
図5は、ロボット1Dの概略構成を示す側面図である。
なお、以下の説明では、上記ロボット1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
ロボット1Dは、図5に示すように、複数(本実施形態では2つ)のロボットアーム2A,2Bを備えた構成である。これらのロボットアーム2A,2Bは、上記図1に示すロボットアーム2と同様の構成を有している。それぞれの第1の信号線24を介して通信制御部32(ロボットコントローラ30)と接続されている。
それ以外の構成については、基本的に上記ロボット1Aと同様の構成である。本実施形態のロボット1Dでは、ロボットアーム2A,2Bが複数設けられた場合でも、上記ロボット1Aと同様に、配線数を大幅に低減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記ロボットアーム2の構成については、特に限定されるものではなく、アーム部や関節部、ハンド部、駆動部の数や種類等に合わせて、検出部の数や種類等を変更することが可能である。その場合も、上記実施形態の場合と同様に、少なくとも1つが慣性センサーである複数の検出部と、駆動部の駆動を制御する駆動制御部(第1の制御部)との間を配線部を介してデイジーチェーン接続することで、上記実施形態の場合と同様の効果を得ることが可能である。
また、複数の検出部が配置された構成に限らず、ロボットアーム2に1つの慣性センサーのみが配置された構成であっても、この慣性センサーと、駆動部の駆動を制御する駆動制御部(第1の制御部)と、エンドエフェクターの駆動を制御するサブコントローラ(第2の制御部)とを配線部を介してデイジーチェーン接続することで、上記実施形態の場合と同様の効果を得ることが可能である。
1A〜1D…ロボット 2,2A,2B…ロボットアーム 10…第1の検出部 11…第2の検出部 12…駆動制御部(第1の制御部) 13…配線部 20…角速度センサー(慣性センサー) 21…中継基板 22…A/D変換部 24…第1の信号線 25…第2の信号線 26…第3の信号線 30…ロボットコントローラ(下位の制御装置) 31…監視指令部 32…通信制御部 40…シリアル信号線 51…アクチュエータ(エンドエフェクター) 52…照明装置(エンドエフェクター) 53…撮像装置(エンドエフェクター) 54,57…サブコントローラ(第2の制御部) 55…力覚センサー(力検出器) 56…触覚センサー(検出部) 100…システムコントローラ(上位の制御装置) 1000…ロボットシステム

Claims (9)

  1. ロボットアームと、
    前記ロボットアームを駆動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動を制御する第1の制御部と、
    少なくとも1つが慣性センサーである複数の検出部と、
    前記複数の検出部及び前記第1の制御部を直列的に接続する配線部と、を備えることを特徴とするロボット。
  2. 前記ロボットアームに設けられたエンドエフェクターと、
    前記エンドエフェクターの駆動を制御する第2の制御部と、を備え、
    前記配線部は、前記複数の検出部、前記第1の制御部及び前記第2の制御部を直列的に接続していることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  3. 前記複数の検出部のうち、少なくとも1つが力検出器であることを特徴とする請求項1又は2に記載のロボット。
  4. 前記第2の制御部に対する監視と指令を行う監視指令部と、
    前記第1の制御部と前記監視指令部との間で信号の振り分けを行う通信制御部と、を備え、
    前記配線部は、前記複数の検出部、前記第1の制御部、前記第2の制御部及び前記通信制御部を直列的に接続していることを特徴とする請求項2又は3に記載のロボット。
  5. ロボットアームと、
    前記ロボットアームを駆動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動を制御する第1の制御部と、
    前記ロボットアームに設けられたエンドエフェクターと、
    前記エンドエフェクターの駆動を制御する第2の制御部と、
    前記ロボットアームに設けられた慣性センサーと、
    前記第1の制御部、前記第2の制御部及び前記慣性センサーを直列的に接続する配線部と、を備えることを特徴とするロボット。
  6. 前記ロボットアームに設けられた力検出器を備え、
    前記配線部は、前記第1の制御部、前記第2の制御部、前記慣性センサー及び前記力検出器を直列的に接続していることを特徴とする請求項5に記載のロボット。
  7. 前記ロボットアームが複数設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のロボット装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のロボットを制御することを特徴とする制御装置。
  9. 請求項1〜7の何れか一項に記載のロボットを備えることを特徴とするロボットシステム。
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