JP2003135887A - 抗菌剤を用いた洗濯方法。 - Google Patents
抗菌剤を用いた洗濯方法。Info
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Abstract
濯方法を提供することである。 【手段】 洗濯の前、洗濯中、洗濯終了後の内少なくと
も1時点で、無機系抗菌剤を少なくとも1種、洗濯物に
付着させる、また次亜塩素酸含有水溶液の殺菌剤で殺菌
処理する洗濯方法。 【効果】 洗濯物が不快な臭いを発しない洗濯方法を、
安価で、人体に安全で、環境負荷も小さい手段で達成す
ることができた。
Description
方法に関する。
がある。特にマンションのような洗濯物を干す場所があ
まりない住居では深刻な問題である。洗濯時に抗菌剤、
殺菌剤を用いることは知られている。例えば、電解水を
用いて殺菌する洗濯機が販売されているが、これは次亜
塩素酸を用いているため、塩素臭がすることと、殺菌効
果が持続しないという問題を有している。 従来は有機
系の抗菌剤を用いることが多かったが、効果が持続しな
いこと、アトピー、シックハウス症候群を誘発すること
などで好ましくない。また、銀系抗菌剤が用いられるこ
ともあるが、銀系抗菌剤は抗菌効果が不十分、特に塩素
イオンを含有した水道水、あるいは電解水、硫黄化合物
を含有する汗、尿の存在で抗菌効果が著しく低下する欠
点を有していた。また、洗濯物が着色する欠点もある。
そのため、十分な殺菌効果を有し、かつその効果が持続
し、人体に害がないものが求められていた。
を発しないようにする洗濯方法を提供することである。
前、洗濯中、洗濯終了後の内少なくとも1時点で、無機
系抗菌剤を少なくとも1種、洗濯物に付着させることに
より、上記の課題を達成できることを見出した。以下に
本発明について詳細に説明する。前記抗菌剤はMn、F
e、Co、Ni、CuおよびZnからなる金属イオンの
内の少なくとも1種を含有した無機系抗菌剤であること
が好ましく、Znおよび/またはCuイオンであること
がより好ましい。また、前記の無機系抗菌剤が酸化物お
よび/あるいは水酸化物であることが好ましい。また、
抗菌剤は表面処理されていることが好ましい。本発明で
は抗菌という言葉を、消毒、殺菌、減菌、滅菌、消臭と
いう概念を含む言葉として使用する。
金属イオンの含有量が2〜82重量%であることが好ま
しい。20〜82重量%であることがさらに好ましい。
〜(5)で表されるものがより好ましい。さらに好まし
いものは下記式の(1)と(4)である。 MxN1-xO (1) (式中、NはMgおよび/あるいはCaを示し、MはM
n、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからなる群から
選ばれた金属イオンの少なくとも一種を示し、xは0.
02<x<0.8である) MyN1-x(OH)2 (2) (式中、M、N、xは式(1)と同じである) (式中、M、は式(1)と同じで、Lはアルカリ金属イ
オンを表し、yは0.0001<y<0.1である) (MO)・(Al2O3)a・(SiO2)b (4) (式中、M、は式(1)と同じ。aは0.00≦a<5
0で、bは0.00≦b<80である。ただし、a=0
の場合、bは0.001≦b<80であり、b=0の場
合、aは0.001≦a<50である。) (MO)・(XO2)c (5) (式中、M、は式(1)と同じ。XはTiおよび/また
はZrを表す。cは0.001<c<0.2を表す。) (上記式(1)〜(5)において、MはCuあるいはZ
nがより好ましく、Znがさらに好ましい。また、上記
式(1)および(2)式のNはMgがより好ましい。上
記式(3)のLはNa、Kが好ましい。また、上記式
(4)のa,bはより好ましくは、aは0.00≦a<
2で、bは0.00≦b<20である。ただし、a=0
の場合、bは0.001≦b<20であり、b=0の場
合、aは0.001≦a<2である。さらに好ましくは
aは0.00≦a<0.2で、bは0.00≦b<1であ
る。ただし、a=0の場合、bは0.001≦b<1で
あり、b=0の場合、aは0.001≦a<0.2であ
る。)
に挙げるが、これらに限定されるものではない。 (
)内の数字は順に、BET表面積(m2/g)、粒度
D50%(μm)、ZnあるいはCuの含有量(重量%)
を表す。 (A− 1)Zn0.14Mg0.86O(15、0.5、19.9) (A− 2)Zn0.05Ca0.95O(12、0.6、19.9) (A− 3)Zn0.40Mg0.60O・(Al2O3)0.50(60、0.3、24. 3) (A− 4)ZnO・(Al2O3)0.04 (30、0.4、76.5) (A− 5)Cu0.05Ca0.95O(18、0.2、5.7) (A− 6)Cu0.14Mg0.86O(30、0.3、19.4) (A− 7)(CuO)0.4・Al2O3・(SiO2)16・ 5H2O(15、0.2、2.3) (A− 8)ZnO・(K2O)0.005 (120、0.3、80) (A− 9)ZnO・(Na2O)0.005 (90、0.3、80) (A−10)ZnO・(SiO2)0.05 (25、0.2、77.5) (A−11)ZnO(30、0.3、80.3) (A−12)A−4の表面をラウリン酸ナトリウムで修飾した抗菌剤
ことが好ましい。 表面処理剤として好ましく用いられ
るものを例示すれば次の通りである。ステアリン酸、エ
ルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ベヘニン酸等の炭
素数10以上の高級脂肪酸類;前記高級脂肪酸のアルカ
リ金属塩;ステアリルアルコール、オレイルコール等の
高級アルコールの硫酸エステル塩;ポリエチレングリコ
ールエーテルの硫酸エステル塩、アミド結合硫酸エステ
ル塩、エステル結合硫酸エステル塩、エステル結合スル
ホネート、アミド結合スルホン酸塩、エーテル結合スル
ホン酸塩、エーテル結合アルキルアリルスルホン酸塩、
エステル結合アルキルアリルスルホン酸塩、アミド結合
アルキルアリルスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤
類;オルトリン酸とオレイルアルコール、ステアリルア
ルコール等のモノまたはジエステルまたは両者の混合物
であって、それらの酸型またはアルカリ金属塩またはア
ミン塩等のリン酸エステル類;ビニルエトキシシラン、
ビニル−トリス(2−メトキシーエトキシ)シラン、ガ
ンマ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ガ
ンマ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ベーター
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、ガンマ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン等のシランカップリング剤類;イソプロピルトリイソ
ステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオク
チルパイロフォスフェート)チタネート、イソプロピル
トリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、
イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート
等のチタネート系カップリング剤類;アセトアルコキシ
アルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム系カ
ップリング剤類;グリセリンモノステアレート、グリセ
リンモノオレエート等の多価アルコールと脂肪酸のエス
テル類。この中でも、高級脂肪酸、アニオン系界面活性
剤、リン酸エステル、カップリング剤(シラン系、チタ
ネート系、アルミニウム系)および多価アルコールと脂
肪酸のエステル類からなる群から選ばれた表面処理剤の
内の少なくとも一種による表面処理が好ましく、さらに
ステアリン酸、エルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、
ベヘニン酸等の炭素数10以上の高級脂肪酸類および前
記高級脂肪酸のアルカリ金属塩が特に好ましい。表面処
理は特開2001−123071号の実施例1記載の方
法に準じた方法で行うことができる。
0.05〜20μmが好ましく、0.05〜10μmが
より好ましく、0.05〜5μmがさらに好ましい。粒
子サイズは、5分間以上超音波で分散させられた後に、
レーザー散乱法で測定した値である。抗菌剤のBET表
面積は重要な指標である。一般に抗菌効果を迅速に働か
すためには、極めて大きいBET表面積が好ましい。し
かし、一方では抗菌効果を持続させるためにはある程度
以下の値にする必要がある。そのため、BET表面積は
1〜300m2/gが好ましく、5〜150m2/gが
より好ましく、10〜150m2/gがさらに好まし
い。これらの無機系抗菌剤の製造方法としては、特開平
6−72816号、特開平6−65011号、特開平8
−291011号、特開平8−48606号、特開平1
1−123385号、特開平11−180808号、特
開平11−209258号、特開2000−63219
号記載の方法を用いることができる。
とが好ましい。好ましい吸着剤は、活性炭、木炭、カー
ボンナノチューブ等の炭素系、シリカゲル、アエロジ
ル、ホワイトカーボン、高シリカ粘土、シリカゾル、多
孔質ガラス、シリカ繊維、けいそう土、ケイ酸カルソウ
ム等のコロイダルシリカ系、天然ゼオライト、合成ゼオ
ライト等のゼオライト系、賦活アルミナ、アルミナ等の
アルミナ系、骨炭、天然アパタイト、合成アパタイト等
のアパタイト系、フラースアース、活性白土、活性ボー
キサイト、活性酸化マグネシウム、等がある。これらの
吸着剤は「吸着の科学」(近藤精一著、丸善出版、20
01年2月発行)183〜217頁、「吸着剤・吸着操
作の設計」(柳井弘著、技報堂出版、1982年1月発
行)48〜53頁に記載されている。中でも上記の、炭
素系、コロイダルシリカ系、ゼオライト系、アルミナ
系、アパタイト系が好ましい。
性炭が特に好ましい。コロイダルシリカ系では、シリカ
ゲル、アエロジル、多孔質ガラス、シリカ繊維が好まし
く、シリカゲル、アエロジルより好ましく、シリカゲル
が特に好ましい。天然ゼオライト、合成ゼオライト等の
ゼオライト系では合成ゼオライトが特に好ましい。吸着
剤のBET表面積は10m2/g以上が好ましく、10
0m2/g以上がより好ましく、200m2/g以上が
さらに好ましく、600m2/g以上が最も好ましい。
吸着剤の平均サイズは0.01〜100μmが好まし
く、0.05〜30μmがより好ましく、0.1〜10
μmが最も好ましい。吸着剤に担持させる場合は、特開
平11−246322号の参考例1に準じた方法で行う
ことができる。また、特開平6−72816号、特開平
6−65011号、特開平8−291011号、特開平
8−48606号、特開平11−123385号、特開
平11−180808号、特開平11−209258
号、特開2000−63219号記載の抗菌剤の方法に
おいて合成時に担持体を共存させる方法で担持させるこ
とも好ましい。
000ppmが好ましく。20〜800ppmがより好
ましく、30〜300ppmが最も好ましい。またpH
は2.0〜8.0が好ましく、4.0〜7.2がより好
ましく、4.5〜6.5が最も好ましい。有効塩素濃度
は殺菌効果を発揮するに最低必要濃度が望ましい。濃度
が高いと塩素臭等の好ましくない影響があり、濃度が低
いと十分な殺菌効果が得られない。殺菌効果は温度でも
異なる。室温付近の温度では、高い温度の方が殺菌効果
が大きい。pHは解離していない次亜塩素酸の濃度が決
まる重要な要因である。pH8以上では次亜塩素酸が解
離し、殺菌効果が著しく減少する。また、pHが2以下
では塩素が発生し人体に有害である。
塩素酸水溶液で供給されてもよく、また塩素イオン含有
水溶液の電気分解により生成されてもよい。次亜塩素酸
塩としては特に限定されないが次亜塩素酸ナトリウム、
次亜塩素酸カリウムが好ましい。
ン酸、硫酸、硝酸等の無機酸、あるいは酢酸、ぎ酸、ク
エン酸、酒石酸等の有機酸を添加することで調節するこ
とが好ましい。また水酸化ナトリウム等のアルカリを添
加することもできる。酸としては塩酸、リン酸、酢酸、
クエン酸、酒石酸がより好ましく、塩酸、酢酸がさらに
好ましく、塩酸が特に好ましい。これらのpHの調節の
際には、酸、アルカリ共に水で希釈して用いることが好
ましい。特に、pH5.0〜7.0の間に調節する際は
十分希釈した酸を用いることが好ましい。
酸水溶液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液が好ましい)お
よび水を混合し所定の濃度、pHの該次亜塩素酸水溶液
を調製する。この調製は予め使用のかなり前に行われて
も、使用直前に行われてもどちらでも構わない。ただ
し、該次亜塩素酸水溶液中の次亜塩素酸は熱、光、酸化
剤に対し不安定なので、密閉容器に入れ、遮光し、低温
で保存することが好ましい。使用する容器は十分洗浄さ
れたものを用いることが好ましい。また、各組成の濃度
を所定の値に正確に合わせるため、添加量を高精度で調
節できる、混合機器を用いることが好ましい。この機器
では使用直前に該次亜塩素酸水溶液を調製できる。その
場合は、酸あるいはアルカリの水溶液と、次亜塩素酸水
溶液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液が好ましい)および
水の3種の溶液を混合することもできるし、酸あるいは
アルカリの水溶液および/または次亜塩素酸水溶液(次
亜塩素酸ナトリウム水溶液が好ましい)を予め水で所定
の濃度に希釈して用いることも好ましい。これらの溶液
は密閉された容器に保存されるのが好ましく、着脱が容
易なカートリッジ形式のもはさらに好ましい。
水を電気分解することで次亜塩素酸水溶液を作成しても
良い。また塩化ナトリウムおよび/または塩化カリウム
を添加した水を電気分解することが好ましい。また、電
気分解は有隔膜電解槽でも、無隔膜電解槽でも行うこと
ができる。有隔膜電解槽の場合は特許種出願番号63−
300998号記載の技術が好ましく用いられる。ま
た、無隔膜電解槽の場合は特許登録2619756号記
載の技術が好ましく用いられる。これらの電気分解法に
ついては「電解水の基礎と利用技術」(松尾昌樹著 技
報堂出版株式会社 2000年1月25日発行)記載の
方法を好ましく用いることができる。
することもできる。また、前記次亜塩素酸水溶液のpH
を調節するために、pH緩衝液を用いることも好まし
い。pH緩衝溶液とは、酸または塩基をその溶液に加え
た場合のpHの(水素イオン濃度)の変化が、純水に酸
または塩基を加えた場合のpHの変化に比べて小さい溶
液である。pH緩衝液は酸、塩基、またそれらの塩を混
合して得ることができる。pH緩衝剤の例としては、化
学便覧の基礎編改訂第4版(1993年9月、株式会社
丸善 出版)の第2分冊−336〜339ページに記載
されているものはいずれも好ましく用いることができ
る。
pHが得られる濃度ならどの濃度でも好ましい。開封後
短期間で使用する場合はpH緩衝溶液の各成分の濃度は
低い方が好ましく、開封後長期間に渡って使用する、手
の殺菌液等は各成分の濃度が高い方が好ましい。各成分
の混合の方法はいかなる順番でも用いることができる。
次亜塩素酸の混合はpH緩衝溶液の完成後でも、完成前
のどちらでも構わない。次亜塩素酸とpH緩衝液の混合
は使用の前ならいつでも良い。
も好ましい。本発明の次亜塩素酸水溶液には。展着剤と
してはアニオン系、カチオン系、ノニオン系、ベタイン
系のいずれの界面活性剤、水溶性高分子が好ましくもち
いられる。展着剤の濃度は20〜2000ppmが好ま
しい。直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキル
サクシスルあホネート、リグニンスルホン酸塩、ポリナ
フチルスルホン酸塩、脂肪酸のアルキルエステルのスル
ホン酸塩(特開平2−167202号等)アルキルスル
ホコハク酸塩系界面活性剤等のアニオン系界面活性剤。
ポリアクリル酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルアミンオ
キシド、脱アセチル化度が30%以上のキトサン、4級
アンモニウム塩とうのカチオン系界面活性剤等が好まし
く用いられる。中でも、モノアルキル硫酸塩、トリアル
キルアミン−N−オキシド、脂肪酸ナトリウム、アルキ
ルトリメチルアンモニウムが特に好ましい。展着剤の添
加は使用のかなり前でも良いが、使用直前の方が好まし
い。実際の使用の際はpH調節用の酸に混合するか、希
釈水に混合することが好ましい。次亜塩素酸の水溶液に
予め添加することは、次亜塩素酸の分解を促進すること
があるので好ましくない。
るものではないが、混合後に保管する場合は、光特に紫
外線を遮断し、低温で保管し、かつ蛋白質、アルコール
等の有機物あるいは不純物として混入する金属イオンを
できるだけ少なくすることが好ましい。そのため、容
器、器具等は十分に洗浄したものを使用することが好ま
しい。次亜塩素酸含有水溶液自体も保管する場合は、光
特に紫外線を遮断し、低温で保管することが好ましい。
が1〜500μmで噴霧することもできる。液滴のサイ
ズは1〜100μmがより好ましく、1〜20μmが特
に好ましい。
のを使用し、汚れ物を洗濯した(サンプルH1−1)。
脱水後にそのまま1日放置し臭気を5人で官能評価をし
た。洗濯の順序は洗剤入りの水で洗い、水ですすぎ、脱
水する工程で行った。
1、3、6、11、12を用いた以外はH1−1を繰り
返し、サンプルH2−1〜6を作成した。
1−1と同様にしてサンプルを作成した(サンプルC1
−1)。
持したものを用いた以外は、H1−1と同様にしてサン
プルを作成した(サンプルC2−1)。
1、C2−1の臭気の官能評価をした。結果は、臭気が
少なく好ましかった順から、H2−6<H1−1、H2
−1、2、3<H2−5<H2−4<<C2−1<C1
−1であった。本発明の抗菌剤の中でも、酸化亜鉛自体
(H2−5)はやや効果が劣り、Cu系のもの(H2−
4)はZn系より効果が劣ったが、本発明のサンプルは
いずれも比較例のサンプルより格段臭気が少なく好まし
かった。また表面処理をした抗菌剤A−12を用いたサ
ンプルH2−6が最も臭気が少なく最も好ましかった。
比較例の銀系(C2−1)は抗菌剤無添加のC1−1よ
りは臭気がやや少なかったが、本発明のサンプルのいず
れよりも臭気が格段多く好ましくなかった。銀系抗菌剤
を用いた比較例C2−1はやや黄ばんだ感じになり好ま
しくなかった。その他のサンプルは黄ばみがなかった。
した塩酸を添加し、pHを5.7に調節し、有効塩素濃
度が100ppmの本発明の次亜塩素酸水溶液を調製し
た。この水溶液をすすぎの前に使用し、実施例1,2お
よび比較例1,2を繰り返した。洗濯物を脱水後、その
まま1日間放置し臭気を5人で官能評価した。臭気が少
なく好ましい順は、H2−6<H1−1、H2−1、
2、3<H2−5<H2−4<<C2−1、C1−1で
あり、結果は実施例3とほぼ同じであった。ただし、比
較例C2−1は抗菌剤を含有しない比較例C1−1と全
く同じで、好ましくなかった。ただし、いずれのサンプ
ルの臭気も、実施例3の対応するサンプルの臭気より少
なく好ましかった。
に分散した液を洗濯物に吹き付けた。そのまま1日放置
した(H5−1)。洗濯の工程は実施例1と同じであ
る。
1、3、6、11、4を用いた以外はH5−1を繰り返
し、サンプルH6−1〜6を作成した。
1、C2−1の臭気の官能評価をした。結果は、臭気が
少なく好ましかった順から、H5−1<H6−1、2、
3、6<H2−5<H2−4<<C2−1<C1−1で
あった。結果は実施例3と同じであった。
Claims (5)
- 【請求項1】洗濯の前、洗濯中、洗濯終了後の内少なく
とも1時点で、無機系抗菌剤を少なくとも1種、洗濯物
に付着させることを特徴とする洗濯方法。 - 【請求項2】前記抗菌剤がMn、Fe、Co、Ni、C
uおよびZnからなる金属イオンの内の少なくとも1種
を含有した無機系抗菌剤であることを特徴とする請求項
1に記載された洗濯方法。 - 【請求項3】前記の金属イオンがZnおよび/またはC
uイオンであることを特徴とする請求項2に記載された
洗濯方法。 - 【請求項4】前記の無機系抗菌剤が酸化物および/ある
いは水酸化物であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載された洗濯方法。 - 【請求項5】洗濯の前、洗濯中、洗濯終了後の内少なく
とも1時点で、次亜塩素酸を含有した水溶液からなる殺
菌液で殺菌することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載された洗濯方法。
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