JP2003160419A - 無機系抗菌剤を用いた砂場、土壌の抗菌方法。 - Google Patents

無機系抗菌剤を用いた砂場、土壌の抗菌方法。

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JP2003160419A JP2001362000A JP2001362000A JP2003160419A JP 2003160419 A JP2003160419 A JP 2003160419A JP 2001362000 A JP2001362000 A JP 2001362000A JP 2001362000 A JP2001362000 A JP 2001362000A JP 2003160419 A JP2003160419 A JP 2003160419A
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直史 井上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 砂場、農地、植え込み等の土壌の殺菌を行
い、児童の病気、けがの防止、植物の病虫害の発生の防
止を、人体に安全で、環境汚染がなく、安価な方法で、
効果的に行う方法を提供することである。 【解決手段】 Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZ
nからなる金属イオンの内の少なくとも1種を含有した
無機系抗菌剤を土壌に0.01〜5重量%混合する砂
場、土壌の抗菌方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、公園等の砂場、農
地、植え込み等の土壌の抗菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 砂場の殺菌、抗菌に関しては種々の方
法が提案されている。その多くは熱処理で殺菌する方法
である。また、電解水等の塩素イオン含有の水、オゾ
ン、過酸化水素で消毒方法も提案されている。有機系の
抗菌剤、たとえばグアニジル基含有化合物を用いる方法
も提案されている。これらの方法は一時的な殺菌効果は
あるが、その作用が持続しないという共通の欠点を有し
ている。また、無機系の抗菌剤、たとえばSiO2、T
iO2が提案されている。これらの方法では殺菌効果は
必ずしも十分ではない。また上記の殺菌方法を用いて砂
の殺菌を行う機械が提案されている。これらは、高価で
あり、また必要な時にすぐ用いる簡便性に欠ける。また
農地、植え込み等の土壌の殺菌、抗菌も適切な方法がな
かった。これらの方法は殺菌効果は十分あるが、その作
用が持続しない欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 砂場、農地、植え込
み等の土壌の殺菌を行い、児童の病気、けがの防止、植
物の病虫害の発生の防止を、人体に安全で、環境汚染が
なく、安価な方法で、効果的に行う方法を提供すること
である。塩素含有の水による殺菌、あるいは高温の熱処
理による殺菌方法と併用できる抗菌方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明者はMn、F
e、Co、Ni、CuおよびZnからなる金属イオンの
内の少なくとも1種を含有した無機系抗菌剤を土壌に
0.01〜5重量%混合することで上記の課題が達成で
きることを見出した。抗菌剤が多孔質物質に担持もしく
は一体となっている場合もよりよく課題を達成できた。
上記の方法に次亜塩素酸を含有した水溶液からなる殺菌
液を散布および/あるいは高温の熱処理による殺菌方法
を併用することによりより完全に抗菌作用を発揮でき
た。本発明では抗菌、殺菌という言葉を、抗菌、抗か
び、消毒、殺菌、減菌、滅菌、消臭という概念を含む言
葉として使用する。
【0005】本発明で好ましい無機系抗菌剤について述
べる。Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからな
る金属イオンの内の少なくとも1種を含む無機系抗菌剤
が好ましく。前記の金属イオンがCuおよびZnがさら
に好ましく、Znが最も好ましい。また、これらの金属
イオンの酸化物、水酸化物が好ましい。これらの無機系
抗菌剤の該金属イオンの含有量が2〜82重量%である
ことが好ましい。20〜82重量%であることがさらに
好ましい。
【0006】これらの無機系抗菌剤として用いられる酸
化物、水酸化物は下記式(1)〜(6)およびZnOで
表されるものがより好ましく、下記式(1)〜(6)が
より好ましく、下記式(1)、(4)と(5)がさらに
好ましく、下記式(4)と(5)がより好ましく、下記
式(4)が最も好ましい。 Mx1-xO (1) (式中、NはMgおよび/あるいはCaを示し、MはM
n、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからなる群から
選ばれた金属イオンの少なくとも一種を示し、xは0.
02<x<0.8である) M1-x(OH)2 (2) (式中、M、N、xは式(1)と同じである) (式中、M、は式(1)と同じで、Lはアルカリ金属イ
オンを表し、yは0.0001<y<0.1である) (MO)・(Al23・(SiO2 (4) (式中、M、は式(1)と同じ。aは0.00≦a<5
0で、bは0.00≦b<80である。ただし、a=0
の場合、bは0.001≦b<80であり、b=0の場
合、aは0.001≦a<50である。) (MO)・(XO (5) (式中、M、は式(1)と同じ。XはTiおよび/また
はZrを表す。cは0.001<c<0.2を表す。) (MO)・(NO)・(Al23 (6) (式中、M、Nは式(1)と同じ。dは0.05≦d<
5で、bは0.01≦b<5ある。) 上記式(1)〜(6)において、MはCuあるいはZn
がより好ましく、Znがさらに好ましい。また、上記式
(1)および(2)式のNはMgがより好ましい。上記
式(3)のLはNa、Kが好ましい。また、上記式
(4)のa,bはより好ましくは、aは0.00≦a<
2で、bは0.00≦b<50である。ただし、a=0
の場合、bは0.001≦b<50であり、b=0の場
合、aは0.001≦a<2である。さらに好ましくは
aは0.00≦a<0.2で、bは0.00≦b<1であ
る。ただし、a=0の場合、bは0.001≦b<1で
あり、b=0の場合、aは0.001≦a<0.2であ
る。)
【0007】本発明の好ましい無機系抗菌剤の例を以下
に挙げるが、これらに限定されるものではない。 (
)内の数字は順に、BET表面積(m/g)、粒度
D50%(μm)、ZnあるいはCuの含有量(重量%)
を表す。 (1)式 (A−1)Zn0.14Mg0.86O(15、0.5、19.9) (A−2)Zn0.05Ca0.95O(12、0.6、19.9) (A−3)Cu0.05Ca0.95O(18、0.2、5.7) (A−4)Cu0.14Mg0.86O(30、0.3、19.4) (2)式 (A−5)Zn0.14Mg0.86(OH)(19、0.4、19.6) (3)式 (A−6)ZnO・(K2O)0.005 (120、0.3、80) (A−7)ZnO・(Na2O)0.005 (90、0.3、80) (4)式 (A−8)ZnO・(Al230.04 (30、0.4、76.5) (A−9)A−8の表面をラウリン酸ナトリウムで修飾した抗菌剤(30、0. 4、76.5) (A−10)(CuO)・(Al232.5・(SiO2)40・12.5H2 O(15、0.2、2.3) (A−11)ZnO・(SiO0.05 (25、0.2、77.5) (5)式 (A−12)ZnO・(TiO0.05 (15、0.4、76.6) (6)式 (A−13)ZnO・(MgO)1.5・(Al231.25(60、0.3 、24.3) その他 (A−14)ZnO(30、0.3、80.3) (A−15)A−14の表面をラウリン酸ナトリウムで修飾した抗菌剤(30、 0.3、80.3)
【0008】 本発明の無機系抗菌剤は表面処理される
ことが好ましい。 表面処理剤として好ましく用いられ
るものを例示すれば次の通りである。ステアリン酸、エ
ルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ベヘニン酸等の炭
素数10以上の高級脂肪酸類;前記高級脂肪酸のアルカ
リ金属塩;ステアリルアルコール、オレイルコール等の
高級アルコールの硫酸エステル塩;ポリエチレングリコ
ールエーテルの硫酸エステル塩、アミド結合硫酸エステ
ル塩、エステル結合硫酸エステル塩、エステル結合スル
ホネート、アミド結合スルホン酸塩、エーテル結合スル
ホン酸塩、エーテル結合アルキルアリルスルホン酸塩、
エステル結合アルキルアリルスルホン酸塩、アミド結合
アルキルアリルスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤
類;オルトリン酸とオレイルアルコール、ステアリルア
ルコール等のモノまたはジエステルまたは両者の混合物
であって、それらの酸型またはアルカリ金属塩またはア
ミン塩等のリン酸エステル類;ビニルエトキシシラン、
ビニル−トリス(2−メトキシーエトキシ)シラン、ガ
ンマ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ガ
ンマ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ベーター
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、ガンマ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン等のシランカップリング剤類;イソプロピルトリイソ
ステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオク
チルパイロフォスフェート)チタネート、イソプロピル
トリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、
イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート
等のチタネート系カップリング剤類;アセトアルコキシ
アルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム系カ
ップリング剤類;グリセリンモノステアレート、グリセ
リンモノオレエート等の多価アルコールと脂肪酸のエス
テル類。この中でも、高級脂肪酸、アニオン系界面活性
剤、リン酸エステル、カップリング剤(シラン系、チタ
ネート系、アルミニウム系)および多価アルコールと脂
肪酸のエステル類からなる群から選ばれた表面処理剤の
内の少なくとも一種による表面処理が好ましく、さらに
ステアリン酸、エルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、
ベヘニン酸等の炭素数10以上の高級脂肪酸類および前
記高級脂肪酸のアルカリ金属塩が特に好ましい。表面処
理は特開2001−123071号の実施例1記載の方
法に準じた方法で行うことができる。
【0009】 本発明の無機系抗菌剤の粒度D50%が
0.05〜20μmが好ましく、0.05〜10μmが
より好ましく、0.05〜5μmがさらに好ましい。粒
子サイズは、5分間以上超音波で分散させられた後に、
レーザー散乱法で測定した値である。抗菌剤のBET表
面積は重要な指標である。一般に抗菌効果を迅速に働か
すためには、極めて大きいBET表面積が好ましい。し
かし、一方では抗菌効果を持続させるためにはある程度
以下の値にする必要がある。そのため、BET表面積は
1〜300m/gが好ましく、5〜150m/gが
より好ましく、10〜150m/gがさらに好まし
い。これらの無機系抗菌剤の製造方法としては、特開平
6−72816号、特開平6−65011号、特開平8
−291011号、特開平8−48606号、特開平1
1−123385号、特開平11−180808号、特
開平11−209258号、特開2000−63219
号記載の方法を用いることができる。
【0010】 本発明の無機系抗菌剤は単独で用いても
よく、また多孔質物質に担持されていてよく、多孔質物
質と焼結、接着等の手段で一体となっていてもよい。い
ずれの場合でも0.1〜50mmの顆粒状に成形(あるい
は造粒)されていることが好ましい。顆粒の粒径は0.
5〜30mmがより好ましく、1〜15mmが最も好まし
い。ある程度粒径が大きい方が、風等で飛散し難く好ま
しい。ただし、粒径があまり大きすぎると、抗菌剤が菌
に触れる確率が減り、抗菌効果が減少する。すなわち、
粒径が大きいほど抗菌効果の強さは弱まるが、抗菌効果
の持続性が高まる。抗菌効果を最適に発揮させるため、
この粒径は目的に応じて選ばれるべきである。無機系抗
菌剤を微粒子として、あるいは造粒して、あるいは多孔
質物質に担持させた形で用いてもよい。また焼結等で適
切な形にしてもよい。
【0011】また、本発明の無機系抗菌剤と多孔質の物
質(吸着剤)を併用することは好ましい。これは多孔質
の物質が細菌、有害なガス等を吸着し、そのそばにある
抗菌剤がこれらの細菌、ガスを分解するためと思われ
る。
【0012】本発明で用いられる多孔質の物質として好
ましいものは、活性炭、木炭、カーボンナノチューブ等
の炭素系、シリカゲル、アエロジル、ホワイトカーボ
ン、高シリカ粘土、シリカゾル、多孔質ガラス、シリカ
繊維、けいそう土、ケイ酸カルソウム等のコロイダルシ
リカ系、天然ゼオライト、合成ゼオライト等のゼオライ
ト系、賦活アルミナ、アルミナ等のアルミナ系、骨炭、
天然アパタイト、合成アパタイト等のアパタイト系、フ
ラースアース、活性白土、活性ボーキサイト、活性酸化
マグネシウム、等がある。これらの多孔質物質は「吸着
の科学」(近藤精一著、丸善出版、2001年2月発
行)183〜217頁、「吸着剤・吸着操作の設計」
(柳井弘著、技報堂出版、1982年1月発行)48〜
53頁に記載されている。中でも、多孔質ガラス、天然
ゼオライト、合成ゼオライト等のゼオライト系、鉱滓、
賦活アルミナ、アルミナ等のアルミナ系が好ましい。こ
れらのなかではゼオライト、鉱滓が最も好ましい。ま
た、高温焼成時に変化しないものが好ましい。
【0013】 多孔質物質のBET表面積は10m2/
g以上が好ましく、100m2/g以上がより好まし
く、200m2/g以上がさらに好ましく、600m2
/g以上が最も好ましい。多孔質物質の平均サイズは
0.01〜100μmが好ましく、0.05〜30μm
がより好ましく、0.1〜10μmが最も好ましい。
【0014】 これらの多孔質物質は球状、板状等のい
ずれの形の粒子でもよく、またある大きさの形に焼結で
形成されたものが好ましい。 これらの多孔質物質、特
にゼオライトに抗菌剤を担持させる場合は、特開平11
−246322号の参考例1に準じた方法で行うことが
できる。また、特開平6−72816号、特開平6−6
5011号、特開平8−291011号、特開平8−4
8606号、特開平11−123385号、特開平11
−180808号、特開平11−209258号、特開
2000−63219号記載の抗菌剤の方法において合
成時に担持体を共存させる方法で担持させることも好ま
しい。
【0015】本発明の次亜塩素酸を含有した殺菌液の有
効塩素濃度は10〜1000ppmが好ましく。20〜
800ppmがより好ましく、30〜300ppmが最
も好ましい。またpHは2.0〜8.0が好ましく、
4.0〜7.2がより好ましく、4.5〜6.5が最も
好ましい。有効塩素濃度は殺菌効果を発揮するに最低必
要濃度が望ましい。濃度が高いと塩素臭等の好ましくな
い影響があり、濃度が低いと十分な殺菌効果が得られな
い。殺菌効果は温度でも異なる。室温付近の温度では、
高い温度の方が殺菌効果が大きい。pHは解離していな
い次亜塩素酸の濃度が決まる重要な要因である。pH8
以上では次亜塩素酸が解離し、殺菌効果が著しく減少す
る。また、pHが2以下では塩素が発生し人体に有害で
ある。
【0016】 次亜塩素酸は次亜塩素酸塩、あるいは次
亜塩素酸水溶液で供給されてもよく、また塩素イオン含
有水溶液の電気分解により生成されてもよい。次亜塩素
酸塩としては特に限定されないが次亜塩素酸ナトリウ
ム、次亜塩素酸カリウムが好ましい。
【0017】 本発明の殺菌液のpH調節は、塩酸、リ
ン酸、硫酸、硝酸等の無機酸、あるいは酢酸、ぎ酸、ク
エン酸、酒石酸等の有機酸を添加することで調節するこ
とが好ましい。また水酸化ナトリウム等のアルカリを添
加することもできる。酸としては塩酸、リン酸、酢酸、
クエン酸、酒石酸がより好ましく、塩酸、酢酸がさらに
好ましく、塩酸が特に好ましい。これらのpHの調節の
際には、酸、アルカリ共に水で希釈して用いることが好
ましい。特に、pH5.0〜7.0の間に調節する際は
十分希釈した酸を用いることが好ましい。
【0018】また、酸、アルカリの水溶液と、次亜塩素
酸水溶液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液が好ましい)お
よび水を混合し所定の濃度、pHの該次亜塩素酸水溶液
を調製する。この調製は予め使用のかなり前に行われて
も、使用直前に行われてもどちらでも構わない。ただ
し、該次亜塩素酸水溶液中の次亜塩素酸は熱、光、酸化
剤に対し不安定なので、密閉容器に入れ、遮光し、低温
で保存することが好ましい。使用する容器は十分洗浄さ
れたものを用いることが好ましい。また、各組成の濃度
を所定の値に正確に合わせるため、添加量を高精度で調
節できる、混合機器を用いることが好ましい。この機器
では使用直前に該次亜塩素酸水溶液を調製できる。その
場合は、酸あるいはアルカリの水溶液と、次亜塩素酸水
溶液(次亜塩素酸ナトリウム水溶液が好ましい)および
水の3種の溶液を混合することもできるし、酸あるいは
アルカリの水溶液および/または次亜塩素酸水溶液(次
亜塩素酸ナトリウム水溶液が好ましい)を予め水で所定
の濃度に希釈して用いることも好ましい。本発明の次亜
塩素酸含有殺菌液を調整する方法としては、特に限定さ
れるものではないが、多孔質のフィルターで区切られた
容器の片側に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を、反対側に
水で希釈した塩酸を添加し、フィルターを通し徐々に両
方の液が混合し所定のpHに調整される連続混合装置が
好ましい。また、これらの溶液は密閉された容器に保存
されるのが好ましく、着脱が容易なカートリッジ形式の
もはさらに好ましい。
【0019】 本発明の殺菌液は塩素イオンを含有した
水を電気分解することで次亜塩素酸水溶液を作成しても
良い。また塩化ナトリウムおよび/または塩化カリウム
を添加した水を電気分解することが好ましい。また、電
気分解は有隔膜電解槽でも、無隔膜電解槽でも行うこと
ができる。有隔膜電解槽の場合は特許種出願番号63−
300998号記載の技術が好ましく用いられる。ま
た、無隔膜電解槽の場合は特許登録2619756号記
載の技術が好ましく用いられる。これらの電気分解法に
ついては「電解水の基礎と利用技術」(松尾昌樹著 技
報堂出版株式会社 2000年1月25日発行)記載の
方法を好ましく用いることができる。
【0020】 本発明の殺菌液のpHをpH緩衝剤で調
節することもできる。また、前記次亜塩素酸水溶液のp
Hを調節するために、pH緩衝液を用いることも好まし
い。pH緩衝溶液とは、酸または塩基をその溶液に加え
た場合のpHの(水素イオン濃度)の変化が、純水に酸
または塩基を加えた場合のpHの変化に比べて小さい溶
液である。pH緩衝液は酸、塩基、またそれらの塩を混
合して得ることができる。pH緩衝剤の例としては、化
学便覧の基礎編改訂第4版(1993年9月、株式会社
丸善 出版)の第2分冊−336〜339ページに記載
されているものはいずれも好ましく用いることができ
る。
【0021】 pH緩衝溶液は、塩化カリウム、塩化ナ
トリウム等のハロゲン化アルカリ、グリシン、アラニ
ン、バリン、ロイシン、イソロイシン、シスチン等のア
ミノ酸、塩酸、ホウ酸、リン酸等の無機酸、乳酸、リン
ゴ酸、酒石酸、クエン酸、ギ酸、酪酸、酢酸、コハク
酸、ジエチルパルビツール酸、フタル酸水素カリウム、
フタル酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、
リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、クエン酸ナト
リウム、クエン酸カリウム、クエン酸二水素ナトリウ
ム、クエン酸二水素カリウム、四ホウ酸ナトリウム、四
ホウ酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、
乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウム、ジメチルパルビツール酸ナトリウム、ジメチ
ルパルビツール酸カリウム、(2,4,6−トリメチル
ピリジン)、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン、(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール)、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、
(3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−プロパン
スルホン酸])の内の少なくとも2種類以上の化合物を
含有する水溶液であることが好ましい。ただし、これら
に限定されるものではない。
【0022】これらのpH緩衝液の各成分濃度は必要な
pHが得られる濃度ならどの濃度でも好ましい。開封後
短期間で使用する場合はpH緩衝溶液の各成分の濃度は
低い方が好ましく、開封後長期間に渡って使用する、手
の殺菌液等は各成分の濃度が高い方が好ましい。各成分
の混合の方法はいかなる順番でも用いることができる。
次亜塩素酸の混合はpH緩衝溶液の完成後でも、完成前
のどちらでも構わない。次亜塩素酸とpH緩衝液の混合
は使用の前ならいつでも良い。
【0023】次亜塩素酸水溶液が展着剤を含有すること
も好ましい。本発明の次亜塩素酸水溶液には。展着剤と
してはアニオン系、カチオン系、ノニオン系、ベタイン
系のいずれの界面活性剤、水溶性高分子が好ましくもち
いられる。展着剤の濃度は20〜2000ppmが好ま
しい。直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキル
サクシスルホネート、リグニンスルホン酸塩、ポリナフ
チルスルホン酸塩、脂肪酸のアルキルエステルのスルホ
ン酸塩(特開平2−167202号等)アルキルスルホ
コハク酸塩系界面活性剤等のアニオン系界面活性剤。ポ
リアクリル酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルアミンオキ
シド、脱アセチル化度が30%以上のキトサン、4級ア
ンモニウム塩とうのカチオン系界面活性剤等が好ましく
用いられる。中でも、モノアルキル硫酸塩、トリアルキ
ルアミン−N−オキシド、脂肪酸ナトリウム、アルキル
トリメチルアンモニウムが特に好ましい。展着剤の添加
は使用のかなり前でも良いが、使用直前の方が好まし
い。実際の使用の際はpH調節用の酸に混合するか、希
釈水に混合することが好ましい。次亜塩素酸の水溶液に
予め添加することは、次亜塩素酸の分解を促進すること
があるので好ましくない。
【0024】本発明の殺菌液の調製方法は特に限定され
るものではないが、混合後に保管する場合は、光特に紫
外線を遮断し、低温で保管し、かつ蛋白質、アルコール
等の有機物あるいは不純物として混入する金属イオンを
できるだけ少なくすることが好ましい。そのため、容
器、器具等は十分に洗浄したものを使用することが好ま
しい。次亜塩素酸含有水溶液自体も保管する場合は、光
特に紫外線を遮断し、低温で保管することが好ましい。
【0025】 次亜塩素酸水溶液を噴霧時の液滴のサイ
ズが1〜500μmで噴霧することが好ましい。液滴の
サイズは1〜100μmがより好ましく、1〜20μm
が特に好ましい。
【0026】本発明の砂場、土壌の抗菌方法は、学校、
公園等の砂場の砂、ペットの尿をする場所、農地、畑、
ハウス栽培農地、果樹園、植え込み、公園等の土壌、砂
等の抗菌に用いることができる。本発明では土壌、砂と
いう場合は、通常の土壌、砂以外に、セルロースの成形
品、木屑等の土壌、砂の代替物も含む。
【0027】次亜塩素酸を含有した水溶液からなる殺菌
液を散布する殺菌方法、熱処理による殺菌方法、オゾン
利用の殺菌方法、紫外線殺菌方法、煮沸殺菌方法および
蒸気殺菌のうちすくなくとも1種の殺菌方法を併用する
ことが好ましい。これらの殺菌方法のうちでは、次亜塩
素酸含有の水溶液による殺菌方法および高温熱処理によ
る殺菌方法がより好ましい。次亜塩素酸含有した水溶液
による殺菌方法はいかなる方法でも良いが、特開平7−
101814号、特開平10−192374号記載の方
法を用いることができる。また、高温熱処理による殺菌
方法としては特開平8−150192号、特開平8−1
55012号、特開平9−75428号、特開平9−3
13973号、特開平10−211261号、特開平1
1−226093号、特開2000−308835号等
に記載の方法を用いることができる。
【0028】従来の抗菌剤、たとえば有機系抗菌剤、無
機系の銀含有抗菌剤は上記の殺菌方方法、次亜塩素酸を
含有した水溶液からなる殺菌液を散布する殺菌方法、熱
処理による殺菌方法、オゾン利用の殺菌方法、紫外線殺
菌方法、煮沸殺菌方法および蒸気殺菌等により、容易に
抗菌効果を失った。そのため、上記の殺菌処理を行った
場合は、抗菌剤を再び添加する必要があった。これは、
労力、費用の多大な無駄であった。本発明の無機系抗菌
剤はこれらの殺菌処理で抗菌効果を失わないため、上記
の殺菌処理を行った場合も抗菌剤を再び添加する必要が
なく好ましい。これは、有機系抗菌剤は耐熱性が劣るた
め、熱分解、昇華、蒸発等で分解してしまうのに対し、
本発明の無機系の抗菌剤は熱、光、その他科学薬品に対
しても安定なため、抗菌効果をこれらの処理によっては
失わないためである。無機系の抗菌剤であっても、現在
多量に用いられている銀系の抗菌剤は熱、光、酸化剤に
より容易に反応するため、上記の殺菌処理時に有機系抗
菌剤同様に抗菌効果を失い好ましくない。
【0029】 以下に本発明の具体例を説明する。
【実施例1】 多孔質の鉱滓(粒子サイズ1mm、BE
T表面積300m2/g)と無機系抗菌剤A−8を混合
し(A−8は30重量%)800℃で焼成した。この抗
菌剤含有ゼオライト(本発明ではこれも担持と称する)
をあんずの木の下に、200g/m2散布した。散布し
なかったあんずの木にくらべ、毛虫の発生が少なかっ
た。本発明の抗菌剤を用いた方が毛虫の発生が少なく好
ましかった。
【実施例2】 椿の木に変えた以外は実施例1を繰り返
し同様の結果を得た。
【実施例3】 抗菌剤A−8の代わりに、A−1、4、
5、6、9、11,12、14を用いた以外は実施例1
を繰り返しほぼ同様の結果を得た。ただし、A−14の
抗菌効果は他の本発明の抗菌剤に比べ小さかった。
【実施例4】 合成ゼオライト(粒子サイズ0.8m
m、BET表面積700m2/g)と無機系抗菌剤A−
8を混合し(A−8は40重量%)700℃で焼成した
(本発明ではこれを多孔質物質と一体化した、もしくは
担持したと称する)。焼成物の粒径は4mmであった。
この焼成物を砂場の砂に0.5重量%混合した。この砂
に少量の大腸菌を付着させ、3日間放置後、大腸菌数を
検査した。同時に抗菌剤を含有しない砂もテストした。
本発明の抗菌剤を用いた砂では3日後の大腸菌数は付着
量の1/1000以下であったが、抗菌剤を混合しなか
った砂では付着量とほぼ同じであった。本発明の抗菌剤
を用いた方が、大腸菌の数が少なく好ましかった。
【0030】
【実施例5】 抗菌剤A−8の代わりに、A−1、4、
5、6、9、11,12、14を用いた以外は実施例1
を繰り返しほぼ同様の結果を得た。ただし、A−14の
抗菌効果は他の本発明の抗菌剤に比べ小さかったが、3
日後に付着量の1/300になり比較例よりはかなり少
なく好ましかった。
【比較例1】 抗菌剤としてゼオライトに銀微粒子を担
持させた抗菌剤を用いた以外は、実施例1を繰り返し
た。3日後の大腸菌の量は付着量の1/10であった。
抗菌効果はあるが十分ではなかった。
【実施例6】 多孔質フィルターで区画された方法で、
フィルターの片側に次亜塩素酸ナトリウム水溶液、反対
側に水で希釈した塩酸を添加し、フィルターを通して両
方の液が徐々に混合するように調整された装置を用いp
Hを5.7に調節し、有効塩素濃度が100ppmであ
る殺菌液を調整した。また、公園の砂場を18区画にプ
ラスチックの板で仕切った。それぞれの砂に下記の抗菌
剤を混合した(各3区画ずつ同一の条件にした)。上記
の殺菌液で砂場の各区画の砂を同一条件で洗浄した。洗
浄直後と7日後、30日後に大腸菌数を測定した。Aは
抗菌剤なし、Bは有機系の抗菌剤オルトフェニルフェノ
ール0.02%、Cはゼオライトに銀微粒子を担持させ
た抗菌剤を、Dは実施例4で用いた本発明の抗菌剤(ゼ
オライトとA−8の焼成物)を、Eは実施例5のA−1
(ゼオライトとA−1の焼成物)を、Fは実施例5のA
−9(ゼオライトとA−9の焼成物)をそれぞれ砂の
0.2重量%混合した。大腸菌数の測定結果を相対値で
示す。なお、0は検出限界以下を示す。 サンプル 洗浄直後 7日後 30日後 A 0 10 1000 比較例 B 0 5 800 比較例 C 0 10 1000 比較例 D 0 0 0 本発明 E 0 0 10 本 発明 F 0 0 0 本発明 本発明の抗菌剤を用いたサンプルD,E,Fは、比較例
のA,B,Cよりも大腸菌の繁殖が少なく好ましかっ
た。本発明の抗菌剤の中でも、D,Fは特に好ましかっ
た。
【実施例7】 次亜塩素酸含有の殺菌液の代わりに、2
00℃、30分間の熱処理を用いた以外は実施例6を繰
り返し同様の結果を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 59/20 A01N 59/20 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZ
    nからなる金属イオンの内の少なくとも1種を含有した
    無機系抗菌剤を土壌に0.01〜10重量%混合するこ
    とを特徴とする砂場、土壌の抗菌方法。
  2. 【請求項2】 前記の金属イオンがZnおよび/または
    Cuイオンであることを特徴とする請求項1に記載され
    た砂場、土壌の抗菌方法。
  3. 【請求項3】前記の無機系抗菌剤が酸化物および/ある
    いは水酸化物であることを特徴とする請求項1〜2のい
    ずれかに記載された砂場、土壌の抗菌方法。
  4. 【請求項4】 無機系抗菌剤が多孔質物質に担持もしく
    は一体となっていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載された砂場、土壌の抗菌方法。
  5. 【請求項5】 次亜塩素酸を含有した水溶液からなる殺
    菌液を散布する殺菌方法、100℃以上の熱処理による
    殺菌方法、オゾン利用の殺菌方法、紫外線殺菌方法、煮
    沸殺菌方法および蒸気殺菌方法のうち少なくとも1種の
    殺菌方法と、 請求校1〜4記載の砂場、土壌の抗菌方
    法を併用することを特徴とする砂場、土壌の抗菌方法。
  6. 【請求項6】 無機系抗菌剤が顆粒状に成形されてい
    て、その粒径が0.1〜50mmであることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載された砂場、土壌の抗菌
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101334149B1 (ko) * 2012-04-27 2013-11-28 (주) 더몰론코리아 항균기능을 갖는 식물 재배용 항균볼 및 이를 이용한 식물 재배방법

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KR101334149B1 (ko) * 2012-04-27 2013-11-28 (주) 더몰론코리아 항균기능을 갖는 식물 재배용 항균볼 및 이를 이용한 식물 재배방법

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