JPH07324011A - 人工芝の汚染藻苔類生物防除剤とその使用方法 - Google Patents

人工芝の汚染藻苔類生物防除剤とその使用方法

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JPH07324011A
JPH07324011A JP11672694A JP11672694A JPH07324011A JP H07324011 A JPH07324011 A JP H07324011A JP 11672694 A JP11672694 A JP 11672694A JP 11672694 A JP11672694 A JP 11672694A JP H07324011 A JPH07324011 A JP H07324011A
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chlorine
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JP11672694A
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Mitsutoshi Narasaki
光敏 楢崎
Hisao Morita
久雄 守田
Noriyoshi Nishiyama
知徳 西山
Yuji Narutomi
祐二 成冨
Masaaki Yoshida
正昭 吉田
Masaaki Takeishi
正昭 武石
Nobuyuki Kawanami
信行 川波
Hiroaki Miki
裕昭 三木
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MIKASA KAGAKU KOGYO KK
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MIKASA KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 藻苔類により、汚染された人工芝、砂入り人
工芝の汚損生物を枯死せしめ、除去作用を有する低毒性
の藻苔類汚損生物防除剤とその使用法の提供。 【構成】 二酸化塩素系化合物主剤とし、有効塩素とし
て0.1〜5.0%と主剤の0.1〜10倍重量の効力
増強剤の混合、高濃度液をm2 当たり、0.5〜5リッ
トルと大量に散布することによって、その瞬時的接触の
みで殺藻苔効果をうることができる。さらに、これ等漂
白液の散布前後に効力増強剤として、別途過酸化物系漂
白剤の散布によって対象とする藻苔のうち藻の単細胞体
の集合即ち、連鎖体(Hormogonium)のアル
ギン質水溶粘性多糖体の結合をゆるめて、空間的間隔を
広げて、塩素系化合物の漂白剤水溶液の接触作用を助
け、殺藻効果が増大する。また明ばんや水道用ポリ塩化
アルミニウム水溶液の添加は、その収斂性、凝集性、薬
液粘増加による藻苔類の殺生力を強め、さらに水ガラス
の添加による増粘、塩基性付与で主剤の二酸化塩素系化
合物の節約、毒性の軽減殺藻殺苔効果の増強がはかられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂等の充填の如何に拘
わらず低濃度で人工芝に発生する藻類、苔類を防除する
防除剤とその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】砂等を充填した人工芝には、藍藻植物で
ある連鎖体を有し、生殖するネンジュモ科(Nosto
caceae)ネンジュモ,オシラトリア類緑藻植物の
クロレラ及び苔植物門(Bryophyte)たるツノ
ゴケが発生し、人工芝を汚染する。
【0003】これらの藻苔類の防除剤として、特願平4
−305558号公報には、晒粉又は塩素化イソシアヌ
ル酸塩化合物の水溶液を有効塩素濃度として0.1〜
5.0%(1000〜50000ppm)の液をm2
たり1〜2リットル散布することによって充分に機能す
るとしている。
【0004】しかしながら、人工芝に発生汚染する藻苔
類植物は、外気の気象状況、特に降雨のない乾期が続く
と、藻苔植物体が乾燥し、組織が強固にからみ、非水系
になって薬液水溶液をはじくことになり、漂白剤の水溶
液の散布による汚染藻苔生物への瞬時的接触のみでは、
防除が不可能のときがある。
【0005】一方、特開平3−56407号公報には、
土壌に生育する天然芝生に発生する藻苔類の防除剤とし
て、有機銅(オキシン銅)800ppm、硫酸銅(銅と
して37.5ppm)、ビスジメチルチオカルバモイル
ジスルフィッド500ppm等とジグアジノリウムアセ
テート200ppmの混合液を有効成分としている。こ
の防除剤の使用濃度は、前記特願平4−305558号
公報の薬液濃度5000〜50000ppmの1/10
0〜1/1000の低濃度で使用できるものである。こ
れは人工芝と異り天然芝は土壌に生育するので、棄剤の
散布液の吸水、吸着する機能がある土壌を介入し、根よ
り防除剤成分の移行があり、芝生汚染の藻苔類に長時間
接触作用し、枯死させるのである。これ等薬剤は、砂入
り人工芝に気中植生をもつ、藻苔類防除には、さして有
効でなく、しかも、その効果を発揮させるためには、時
間がかかり過ぎるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】人工芝は、例えばポリ
プロピレン系糸状のものをループ状にして、底部の合成
ゴムシートに植えたもので、充填物として、吸水能力の
ない硅砂、鉄球、ガラスビーズ、ゴムチップを充填して
使用されるもので天然土壌とは異なり、吸水力の殆どな
い排水性が非常によく設計されている。この人工芝上に
発生する藻苔類を防除するためには、すなわち、人工芝
の殺藻殺苔のための防除剤は、発生した藻苔との瞬時の
接触で効力を発揮し、あと直ちに水洗されても確実に機
能を持続させる必要がある。
【0007】本発明の目的はきわめて短時間も接触で有
効で且つ、速効性があり、直接水洗しても又散布後すぐ
降雨があっても強力な殺藻苔性を維持し、しかも、短時
間で分解無毒化され、残留汚染のない人畜に殆ど無害、
その上、魚毒性の少ない砂類を充填した人工芝に発生す
る藻苔類の防除剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の砂等を充填し
た、あるいは、この砂等を添加しない人工芝の汚染藻苔
生物防除剤は、一般に漂白剤として常用される二酸化塩
素系化合物、すなわち、過酸化塩素系化合物を主体と
し、これに効力増強剤を配合した人工芝生の汚染藻苔防
除剤である。
【0009】二酸化塩素系化合物としては、次亜塩素酸
のナトリウム、カリウム又はカルシウム塩、亜塩素酸の
ナトリウムカリウム塩、トリクロルイソシアヌル酸又は
モノクロルイシアヌル酸、ジクロルイソシアヌル酸のナ
トリウム、カリウム塩又は安定化二酸化塩素液である。
【0010】しかしながら、特願平4−305558号
公報に記載の水溶液状態で塩素を発生する固体状漂白剤
も含めて、この塩素化合物のみでは人工芝の藻苔類防除
は不充分で、効力増強剤を添加配合することにより、よ
り短時間の瞬時的薬液の接触で散布直後に降雨水洗があ
っても藻苔類の枯死防除効果は萬金となる。即ち効力増
強剤として明バン、硫酸アルミニウムアンモニウム、塩
基性ポリ塩化アルミニウムの添加により、その収斂性、
凝集性、薬液粘度の上昇による藻苔類への接触時間の延
長による主剤の殺藻苔効果を高めるのである。
【0011】また、効力増強剤は、過酸化水素水又は過
酸化カリウム懸濁液を主剤の二酸化塩素系化合物水溶液
の散布前か散布後又は昇散布口管より同時吐出散布する
と藻苔類の表面が乾燥してかたまり、細胞間にゼラチン
状のペクチン質で疎水的に強固にかたまった連鎖体(H
ormogonium)が酸化分解され結合が弱くなっ
て空間的間隔が出来、主剤の二酸化塩素化合物の水溶液
の接触作用が容易になり結果的に殺藻殺苔効果が万全と
なる。
【0012】以上、主剤と効力増強剤は何れも水溶液の
状態で溶解又は混合により、散布液が得られるのである
が、主剤、効力増強剤を乾燥状態で予め定量比に混合し
ていると、実際の散布時に便利である。併し、径時保管
中水分により、塩素ガス又は、塩化窒素等塩素系のガス
が発生、主剤の二酸化塩素系化合物の分解がさけがた
い。この径時中発生ガスの捕捉剤として無水の亜硫酸ナ
トリウムを混合しておけば、ある程度安定な殺藻殺苔防
除剤が得られるのも本発明の特徴である。この様に本発
明の主剤の二酸化塩素系化合物はその酸化作用、例えば
漂白に有効に働く塩素の酸化数は+1すなわち(OCl
- )次亜鉛塩素酸イオンでこれは漂白の際に酸化数、−
1の塩素、すなわち塩素イオン(Cl- )迄遷元され
る。この漂白力の量を表示するには、この次亜塩素酸イ
オンの酸化力と当量の塩素の量に換算して表わされ、こ
の量が有効塩素量である。即ち。酸によって発生する塩
素の量を測定して得られる。
【0013】次に主剤について説明する。
【0014】次亜塩素酸塩としては、ソーダ塩、カリウ
ム塩、又はカルシウム塩がある。ソーダ塩の水溶液は歯
科用アンチホルミンとして、有効塩素3.0%以上で日
本薬局方に規格化されている。また消毒剤として多量に
使用さらカルシウム塩は晒粉であり、その示性式は、C
a(ClO2 2 ・CaCl2 2 Oで高度晒粉はCa
(ClO)2 ・3H2 Oとして表され、漂白、消毒に世
界的に大量に使用されている。
【0015】その製法は、石灰孔に塩素ガスを吹き込み
(45℃以下)有効塩素30%以上にしたもので日本薬
局方に、また25〜40%は日本工業規格としてK−1
425に規格化されている。また60%以上を高度晒粉
として日本薬局方に規格化されている。また、安定化二
酸化塩素として粉末状、ゼリー状ClO2 〔67.4
6〕及び有効塩素として4%以上を含む次亜塩素酸ナト
リウム液NaClO〔74.45〕が食品添加物公定書
に規格化され、生鮮野菜、食器等の消毒清浄化剤として
大量に利用されるものである。
【0016】亜塩素酸ナトリウムはNaClO2 (9
0.44)として表され86%、76%の2種がある。
これは塩素酸ナトリウムの硫酸酸性溶液を二酸化硫黄で
還元し、二酸化塩素ガスを発生させ、水酸化ナトリウム
に吸収反応させてつくられる。結晶性粉末で180〜2
08℃に熱すると分解する。水に溶けやすく酸化力は晒
粉の4〜5倍で有効塩素としては、約120%を示す。
亜塩素酸ナトリウムとして70%以上のものは、食品添
加物として指定され本品0.33%クエン酸0.33%
加用して、サクランボやブドウ及びモモの漂白に用いら
れている。
【0017】有効塩素約0.4%液、また、モノ、ジ及
びトリクロルイソシアヌル酸及びそのアルカリ金属塩は
(ClNCO)m(MeNCO)n(但しMeはナトリ
ウム又はカリウム、mは1〜3、nは0〜2、m+n=
3)で表される。尿素を加熱して得られるイソシアヌル
酸(HNCO)3 をそのまま又は、水酸化ナトリウムを
加えて水に溶かし低温で塩素化して作られる。トリクロ
ルイソシアヌル酸、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム
及びジクロルイソシアヌル酸カリウムは夫々有効塩素量
としては(90%、60%、59%)で25℃における
水への溶解度は夫々(1%、30%、9%)で1%の水
溶液のPHは(2.7〜3.3、6.2〜6.8、5.
8〜5.9)でプール用水の消毒、工業用水の消毒及び
殺藻にも使用される。しかし、有効塩素量としては、約
1ppm(0.0001%)前後で比較的低濃度の薬液
を長時間にわたって浸漬接触させて防除する。この1P
Pmぐらいの低濃度の薬液の人工芝上の瞬時的接触のみ
で殺藻殺苔することは到底不可能である。次に二酸化塩
素はClO2 (67.46)で表され、沸点11℃、融
点−59℃の赤黄色のガスで強力な酸化力をもつ活性の
大きなものである。このガスは取扱いに便利なように水
に5〜15%即ち有効塩素として6.8〜20.5とし
て安定化させたものが常用される。また、効力増強剤と
して用いられる明ばん類は、カリ明ばんKAl(S
4 2 ・12H2 Oとアンモニア明ばんNH4 Al
(SO4 2 ・12H2 Oを指す。前者は含アルカリア
ルミノ硅酸塩に硫化鉱物の風化による硫酸が作用して生
成される。水に可溶であるが急速に加熱すると多孔質な
焼明ばんを生成し、これは主剤の二酸化塩素系化合物の
無水物との無水亜硫酸ナトリウムと共存させ、予め、定
量比秤量して混合保存することも出来る。また、後者の
アンモニア明ばんは、亜炭、渇炭層又は炭酸頁岩中に
且、出される絹色光沢を有し、比重1.645水に可
溶、やや甘味があり、またしぶ味がある。カリウム明ば
んは日本薬局方、食品添加物及び化粧品原料基準、焼明
ばんは日本薬局方にアンモニウム明ばんは、食品添加物
公定書に規格化されている。また、ポリ塩化アルミニウ
ムは別名水道用塩基性塩化アルミニウムとして日本工業
規格K−4175として、規格化されている。〔Al2
(OH)nCl6-n 〕mただし、〔1<n<5、m<1
0〕で表され、酸化アルミニウム10〜11%の液体又
は、酸化アルミニウムとして、30%以上の白色粉末で
ある。これ等の製造法は水酸化アルミニウムを塩酸に加
圧下また溶解助剤を加えて溶解し、これに重合促進す
る。これに重合促進剤として硫酸ナトリウム液を加え
て、塩基性塩化アルミニウムを得る。塩基度55%Al
2 3 として約10%ものが得られ、真空乾燥して白色
粉末のものが得られる。
【0018】次にメタ硅酸ソーダは、その水溶液は、水
ガラスと云われNa2 O・nSiO2 ・で示され、n=
2〜4で表される。硅砂とソーダ灰を粉砕混合し、溶融
炉に入れ加熱溶融して、水ガラスを作り真空蒸発にてメ
タ硅酸ナトリウムを作る。セメント急結剤、土壌安定
剤、接着剤として多量に使用されている。また、主剤の
二酸化塩素系化合物を含んだ水溶液と混合せず、別個に
散布する効力増強剤、過酸化水素水は局所消毒剤として
3%前後の水溶液が用いられている。
【0019】これは、酸性硫酸アンモニウムを電解し
て、過硫酸アンモニウムを作り、これを加水分解して発
生ガスを水に吸収させて過酸化水素水を得る。過酸化カ
ルシウムは、生石灰と過酸化水素水より得られる。
【0020】また、塩素系ガス捕捉剤としては、所謂脱
塩素剤といれるもので亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、チオ硫酸ナトリウム、二酸化イオウ、ハイド
ロサルファイド等遷元性漂白剤が利用される。
【0021】これ等は本発明の二酸化塩素系化合物の有
効塩素を中和して無毒化し、散布後の排水処理に利用出
来る。しかし、本発明の塩素系ガス系捕捉剤の利用は予
め薬剤の乾燥物の混合時径時中の分解発生する塩素系ガ
スと反応吸収固定する型で利用し、亜硫酸ナトリウム無
水物が利用される。これは、Na2 SO3 (126.0
4)で表され日本薬局方日本工業規格、食品添加公定書
化粧品原料基準に公定化されている。写真の現像、食品
漂白剤等に利用されるが、これは精製亜硫酸ガスを水酸
化ナトリウム溶液に吹き込んで作られ、濃縮乾燥して製
造される。
【0022】
【作用】土壌では、散布薬剤液の吸着保留があり、芝生
の根部よりの薬剤の吸収及びこれに寄生する藻苔類とい
う関係で薬剤の微量で長期にわたり作用して、枯死させ
ることができるが、人工芝の汚染藻苔生物防除は、土壌
を介するか否かで本質的に異なる。本発明の二酸化塩素
系化合物と効力増強剤混合液を有効塩素として0.1〜
5.0%と高濃度液をm2 当たり、0.5〜5リットル
と大量に散布することによって、その瞬時的接触のみで
殺藻苔効果をうることができる。この際、明ばんや水道
用ポリ塩化アルミニウム水溶液の添加はその収斂性、凝
集性、薬液粘度増加による藻苔類への接触時間を長め、
さらに、水ガラスの添加による増粘、塩基性付与で主剤
の節約及び効果の増強がはかられる。また、主剤の二酸
化塩素系化合物水溶液の散布前また、散布直後に、又は
主剤と別個の吐出噴霧口より同時に散布し、人工芝上の
藻苔生物にかかった時初めて主剤及び過酸化物の薬液が
混合するようにすれば藻類の単細胞の連なった連鎖体
(Hormogonium)間のペクチン様水溶性粘性
多糖体の分解によりお互いの結合をゆるめて間隔を広げ
空間をつくり主剤の接触を助け結果的殺藻殺苔の効果が
あがる。
【0023】
【実施例】
実施例1(殺藻殺苔生物防除試験) 以下の本発明の防除剤を下記配合液から作り、1区50
×50cm=0.25m2 に1リットル(4リットル/
2 )を直径0.5mmの小孔を有する如露を用いて藍
藻、ネンジュモ、オシラトリア緑藻、コロレラ類及びツ
ノゴケ類の群生汚損した砂入り人工芝生に散布した。5
日後及び10日後藻苔類の生死を葉緑素の緑色の退色に
よって判明した。
【0024】〔主剤〕二酸化塩素系化合物の種類及び濃
度 1.次亜塩素酸ソーダ(有効塩素3%)。
【0025】2.亜塩素酸ソーダ(76%)の2.5%
液(有効塩素3%)。
【0026】3.晒粉(有効塩素30%)の10%溶液
(有効塩素3%)。
【0027】4.ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムの
5%液(有効塩素3%)。
【0028】5.安定化二酸塩素(有効塩素2.8%)
水溶液。
【0029】〔効力増強剤〕化合物の種類及び濃度 1.焼明ばん(乾燥硫酸アルミニウムカリウム)の3%
水溶液。
【0030】2.粉末水道用ポリ塩化アルミニウム(A
2 3 30.8%)塩基度(51.2%)硫酸イオ
ン(SO4 2- 8.9%)の2.5%液(Al2 3 とし
て0.75%)。
【0031】3.乾燥メタケイ酸ナトリウム(SiO2
/Na2 O、 モル比3.33)の0.5%液。
【0032】4.過酸化水素水(H2 2 6%)の1
5%液(H2 2 0.9%)液。
【0033】5.過酸化カルシウム(CaO2 ・8H2
O)16%の微粒剤。
【0034】その散布区割り、効力増強剤加用比率を表
1に示す。
【0035】
【表1】 実施例2(主剤、効力増強剤、ガス吸収安定剤の混用試
験) 主剤何れも60%、効力増強剤35%、無水亜硫酸ナト
リウム5%の割で50g宛混合後、アルミラミネート袋
に入れ、ヒートシールして密封して30℃で7日間保存
した。別に無水亜硫酸ナトリウムを入れぬ混合物を対照
として袋のふくらみで発生ガスの有無をみた(表2)。
対照は何れも5日ぐらいでガス発生、ふくらんで不安定
であったのに対して、本発明のものは、ガス発生もなく
安定していることがわかった。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明の藻類汚損物防除剤は、以下の効
果を奏する。
【0038】(1)毒性と環境汚損を生ずることなく、
砂等の充填物入り人工芝に付着・繁茂する藻苔類などの
汚損の防除に有効に作用する。
【0039】(2)充填物を含まない人工芝の藻類、鮮
苔類、菌類などの汚損生物の防除にも十分効果がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 59/00 Z 59/06 Z 59/16 Z A63C 19/04 (72)発明者 吉田 正昭 福岡県宗像市田熊626番地 (72)発明者 武石 正昭 福岡県筑紫野市塔原397−2 (72)発明者 川波 信行 福岡県朝倉郡三輪町高田2268 (72)発明者 三木 裕昭 北九州市戸畑区浅生1丁目11−25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二酸化塩素系化合物を主体とし、これに
    効力増強剤を配合した人工芝の汚染藻苔類生物防除剤。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、二酸化塩素系
    化合物がナトリウム、カリウム、カルシウム塩からなる
    次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、トリクロルイソシアヌル
    酸、ジまたはモノクロルイソシアヌル酸塩または安定化
    二酸化塩素液である人工芝の汚染藻苔類生物防除剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、効力増強剤が明
    ばん、ポリ塩化アルミニウム、又はメタ硅酸ソーダであ
    り、且つ、、予め乾燥二酸化塩素系化合物と、これ等乾
    燥効力増強剤混合時の発生塩素系ガス捕捉剤として、亜
    硫酸ナトリウム又はカリウム塩粉末を混合した人工芝の
    汚染藻苔類生物防除剤。
  4. 【請求項4】 二酸化塩素系化合物を主体とし、これに
    効力増強剤および/または、塩素系ガス捕捉剤を配合し
    た人工芝の汚染藻苔類生物防除剤を、前記二酸化塩素系
    化合物を有効塩素量として0.1〜5.0重量%とし、
    この主体化合物の0.1〜10倍量の効力増強剤を加用
    した混合液を人工芝面積m2 当たり0.5〜5リットル
    散布する人工芝の汚染藻苔類生物防除剤の使用方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、効力増強剤と
    して、過酸化水素水または、過酸化カルシウム懸濁液を
    主剤の二酸化塩素系化合物等の水溶液の散布前または散
    布後、または、異なる散布口管から同時に吐出散布する
    人工芝の汚染藻苔類生物防除剤の使用方法。
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